JP6804949B2 - 制御装置、測定装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

制御装置、測定装置、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、測定装置、およびコンピュータプログラムに関する。
近年、自動車の自動運転等に用いることができる非接触距離測定装置の開発が行われている。非接触距離測定装置では、出射した光が物体に反射されて戻るまでの時間を測定して、周囲の物体との距離を測定する。ここで、光の出射口に雨粒や汚れが付着すると、光の入出射を阻害し、測定感度が低下してしまう。
特許文献1には、光の受光パワーをモニタし、窓部から汚れなどを取り除くことが必要なときだけ窓洗浄装置を動作させることが記載されている。
特表2009−503486号公報
しかし、距離測定のための光がワイパーで反射された場合、測定装置のごく近傍に物体が存在すると判断されてしまう。
本発明が解決しようとする課題としては、払拭器で電磁波が反射された場合の、測定結果への影響を低減することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置であって、
前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得部と、
前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する制御部と、
前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正部とを備える制御装置である。
請求項5に記載の発明は、
出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置であって、
複数の方向に光を出射する出射部と、
前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得部と、
前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器と、
前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正部とを備える測定装置である。
請求項6に記載の発明は、
出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得手段、
前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する制御手段、および
前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正手段として動作させるコンピュータプログラムである。
実施形態に係る制御装置の機能構成を例示するブロック図である。 測定装置の使用環境を例示する図である。 実施例1に係る測定装置の機能構成を例示するブロック図である。 実施例1に係る測定装置に含まれる光学素子の構成を例示する図である。 出射口に払拭器が取り付けられた状態を例示する図である。 (a)〜(e)は、フレームの生成タイミングと、払拭器の動きの関係を例示する図である。 測定装置のハードウエア構成を例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る制御装置20の機能構成を例示するブロック図である。本実施形態に係る制御装置20は、出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置である。そして制御装置20は、取得部220、制御部280、および補正部240を備える。取得部220は、複数の方向の夫々についての物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する。制御部280は、光の出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する。補正部240は、距離情報の取得において払拭器で反射された光に基づき取得された距離を補正する。以下に詳しく説明する。
図2は測定装置10の使用環境を例示する図である。測定装置10は、たとえば電磁波の出射タイミングと反射波の受信タイミングとの差に基づいて、測定装置10から物体30までの距離を測定する装置である。電磁波はたとえば赤外光等の光である。ただし、電磁波は特に限定されず、ミリ波等であっても良い。測定装置10から出力され、出射口12を通って出射されたパルス状の電磁波は物体30で反射されて少なくとも一部が測定装置10に向かって戻る。そして、反射光が測定装置10に入射する。ここで、出射口12はたとえば電磁波を透過する窓からなり、入射口を兼ねることができる。そして、取得部220は、電磁波が出射されてから反射波が測定装置10で検出されるまでの時間と電磁波の伝搬速さを用いて測定装置10と物体30との距離を算出する。測定装置10はたとえばライダー(LIDAR:Laser Imaging Detection and Ranging, Laser Illuminated Detection and Ranging またはLiDAR:Light Detection and Ranging)装置やレーダ装置等である。
このように光の反射を利用する測定装置において、出射口12に付着物があるとその付着物での反射光を検出することで、測定装置10のごく近傍に物体30が存在すると測定されてしまう。そして、その測定結果を用いて行う自動運転等の処理に、不都合が生じる恐れがある。これに対し、本実施形態の測定装置10は、制御装置20を備えることにより、そのような不都合を防げる。
本実施例の制御装置20によれば、以下のような測定装置10が実現される。すなわち、本実施例に係る測定装置10は、出射口12から複数の方向に光を出射し、物体30で反射された反射光を受光する測定装置である。そして、測定装置10は、出射部、取得部220、払拭器、および補正部240を備える。出射部は複数の方向に光を出射する。取得部220は、複数の方向の夫々についての物体30までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する。払拭器は、出射口12に付着する付着物を払拭する。補正部240は、距離情報の取得において払拭器で反射された光に基づき取得された距離を補正する。
本実施形態によれば、制御装置20が、距離情報の取得において払拭器で反射された光に基づき取得された距離を補正する補正部240を備える。したがって、測定結果への影響を抑えることができる。
(実施例1)
図3は、実施例1に係る測定装置10の機能構成を例示するブロック図である。本実施例に係る測定装置10は実施形態に係る測定装置10と同様の構成を有する。また、本実施例に係る制御装置20は、実施形態に係る制御装置20と同様の構成を有する。
本実施例の制御装置20は、出射口12から複数の方向に光を出射し、物体30で反射された反射光を受光する測定装置10の制御装置である。制御装置20は、取得部220、制御部280および補正部240を備える。取得部220は、複数の方向の夫々についての物体30までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する。制御部280は、光の出射口12に付着する付着物を払拭する払拭器180の動作を制御する。補正部240は、距離情報の取得において、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を、欠損を示す値または符号に置き換える。以下に詳しく説明する。
本実施例に係る測定装置10は、制御装置20を備える。そして本実施例に係る制御装置20は、判断部230および処理部260をさらに備え、本実施例に係る測定装置10は、走査部120、駆動回路121、照射器140、駆動回路141、受信器160、検出回路161、払拭器180、および駆動回路181をさらに備える。なお、制御装置20は処理部260を備えず、補正部240の出力を制御装置20の出力としても良い。
照射器140はたとえばレーザダイオード等の照射素子である。そして駆動回路141は照射器140を駆動するための回路である。
走査部120は、出射口12からの電磁波の出射方向を変化させ、測定装置10の周囲を光で走査する。走査部120はたとえばMEMSミラー等の可動反射部または照射素子の向きを変化させる駆動手段である。そして駆動回路121は走査部120を駆動するための回路である。
受信器160は測定装置10に入射した電磁波を受信する。受信器160は受信素子であり、たとえばフォトダイオードである。そして、検出回路161は受信器160の検出信号を生成する回路であり、たとえば受信素子用のI−Vコンバータや増幅器を含んで構成される。たとえば受信器160がフォトダイオードである場合、受信器160に光が入射することにより生じる電流は、検出回路161により検出信号に変換される。
駆動回路141は、取得部220による制御に基づいて、光を出力させるための駆動信号を照射器140に入力する。照射器140からはたとえばパルス光が一定間隔で出力される。駆動回路121は、取得部220による制御に基づいて、走査部120駆動信号を入力する。走査部120は、駆動信号に基づいて、測定装置10からの光の出射方向を変化させる。
測定装置10において、たとえば照射器140は、パルス光を繰り返し出射する。そして、走査部120は、光の出射方向を一軸または二軸方向に変化させ、光で所定の範囲を走査するように制御される。そうすることにより、測定装置10の周囲に存在する物体30を検出できる。
取得部220は、駆動回路141および駆動回路121を制御し、検出回路161から受信器160の受信結果を取得することにより、パルス光毎に距離の測定を実現する。
払拭器180は、たとえばワイパーである。そして駆動回路181は払拭器180を駆動するための回路である。駆動回路181には制御部280からの制御信号が入力される。駆動回路181は、その制御信号に基づき払拭器180を駆動する。したがって、制御部280は駆動回路181を介して払拭器180を制御する。制御部280は、たとえばユーザの入力や雨量等を検出するセンサの検出結果等に基づいて、払拭器180の駆動、停止、および動作速度等を制御する。
図4は、本実施例に係る測定装置10に含まれる光学素子の構成を例示する図である。本実施例において、測定装置10からの電磁波の出射方向は可変である。そして取得部220は、フレームを生成するように照射器140を制御する。本図の例において、測定装置10は、照射器140、走査部120、有孔ミラー150、受信器160、および集光レンズ170を含む。本図では電磁波が光である例について説明する。なお、測定装置10からの電磁波の出射方向が可変であればよく、測定装置10に含まれる光学素子の構成は本図の例に限られない。
有孔ミラー150は、中央に孔を有する。孔の大きさは、照射器140から出力される光のスポット径程度である。走査部120は、たとえば二軸可動のMEMSミラーである。集光レンズ170は受信器160の受光面に対して集光するように配置されている。照射器140と有孔ミラー150の間にはさらにコリメートレンズが配置されていても良い。
照射器140から出力された光は有孔ミラー150の孔を通過し、走査部120で反射される。そして、光は出射口12を通過して測定装置10の外部に出射される。測定装置10の外部の物体で反射された反射光は再度出射口12を通って走査部120に入射し、有孔ミラー150に向かって反射される。反射光のスポット径は、出射光のスポット径よりも大きく、有孔ミラー150の孔の周りのミラーで反射されて集光レンズ170に導かれる。そして、集光レンズ170で集光された光は受信器160に入射する。ここで、照射器140に対する走査部120の反射面の角度が変化することで、測定装置10からの光の出射方向を変化させることができる。
取得部220は、走査部120を制御し、フレームを生成する。具体的にはたとえば、出射方向を第1の方向(本図中、x方向)に直線的に繰り返し変化させる。それとともに、一つの直線状の動きごとに、第1の方向に垂直な第2の方向(本図中、y方向)に所定の幅だけ出射方向をシフトさせる。そうすることにより、矩形状の領域300を光で走査することができる。領域300を一度走査して得たデータセットを一つのフレームと呼ぶ。このように走査して、測定装置10の周囲の物体の方向と距離を取得することで、周囲の三次元情報を得ることができる。取得部220は、領域300を走査し終えると、本図中点線で示す様に出射方向を初めの方向に戻し、次のフレームを生成するように再度領域300を走査する。なお、取得部220は、領域300を走査し終えたとき、出射方向を初めの方向に戻す代わりに、−y方向に折り返し走査をしても良い。すなわち、x方向の直線状の動きを繰り返しながら本図中−y方向に走査しても良い。また、測定装置10は、一軸上で走査を行っても良い。
図5は、出射口12に払拭器180が取り付けられた状態を例示する図である。本図の例において出射口12は窓で構成される。窓は測定装置10の表面に設けられており、片面が測定装置10の外部に露出している。出射口12は、窓のうち出射光が通りうる領域である。そして出射口12は、照射器140および受信器160と払拭器180との間に位置している。窓は、ガラスや光透過性の樹脂等からなる。本図は、測定装置10を窓に垂直な方向から見た状態に相当する。窓のうち測定装置10の外側に向く面には撥水加工が施されていても良い。そうすれば、汚れや水滴をはじき、付着しにくくすることができるとともに、払拭器180で取り除きやすくなる。
払拭器180はたとえばワイパーであり、窓のうち測定装置10の外側に向く面(以下、「第1面」と呼ぶ。)を拭くように構成されている。なお、測定装置10は、複数の払拭器180を備えていても良い。
本図では、出射口12に垂直な方向から見て受信器160が照射器140の外周に位置している例を示しているが、受信器160および照射器140の配置は本図の例に限定されない。たとえば出射口12と照射器140および受信器160との間には、図4に示す例のようにミラー等の光学素子が介在していても良い。照射器140からの電磁波は、出射口12を通ることで測定装置10の内部から外部に出る。
図6(a)〜(e)は、フレームの生成タイミングと、払拭器180の動きの関係を例示する図である。本図において、矩形はフレームの走査領域を示し、細矢印は走査領域内の光の動きを示し、太矢印は、払拭器180の位置を示している。ここで、一つのフレームを得るのに要する時間をTとする。Tはたとえば250msecである。また、払拭器180は出射口12を横切るように往復運動をする。本図の例において、払拭器180の往復の周期は2Tであり、フレームにおける走査開始と同時に払拭器180が動作範囲の一端から動き始めるとする。
図6(a)はフレームにおける走査開始時点(t=0)の状態を示し、図6(b)〜図6(e)はそれぞれ、t=T/4、T/2、3T/4、およびTの時点の状態を示し、図6(b)はt=T/4の時点の状態を示している。すなわち、払拭器180が動き始めてからt=T/4までで、一つのフレームのうち1/4の部分までの走査がされる。払拭器180が動き始めてからt=T/2までで、一つのフレームのうち1/2の部分までの走査がされる。払拭器180が動き始めてからt=3T/4までで、一つのフレームのうち3/4の部分までの走査がされる。そして、払拭器180が動き始めてからt=Tまでで、一つのフレームの走査が完了する。
図6(a)〜(e)より分かるように、一つのフレームを生成する間に払拭器180が動作することにより、同じフレーム内の複数の出射方向において、光が払拭器180で反射されうる。
図7は、測定装置10のハードウエア構成を例示する図である。本図において制御装置20は、集積回路40を用いて実装されている。集積回路40は、例えば SoC(System On Chip)である。
集積回路40は、バス402、プロセッサ404、メモリ406、ストレージデバイス408、入出力インタフェース410、及びネットワークインタフェース412を有する。バス402は、プロセッサ404、メモリ406、ストレージデバイス408、入出力インタフェース410、及びネットワークインタフェース412が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ404などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ404は、マイクロプロセッサなどを用いて実現される演算処理装置である。メモリ406は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現されるメモリである。ストレージデバイス408は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどを用いて実現されるストレージデバイスである。
入出力インタフェース410は、集積回路40を周辺デバイスと接続するためのインタフェースである。本図において、入出力インタフェース410には駆動回路121、駆動回路141、検出回路161、および駆動回路181が接続されている。
ネットワークインタフェース412は、集積回路40を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば CAN(Controller Area Network)通信網である。なお、ネットワークインタフェース412が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス408は、取得部220、判断部230、補正部240、処理部260、および制御部280の機能を実現するためのプログラムモジュールをそれぞれ記憶している。プロセッサ404は、このプログラムモジュールをメモリ406に読み出して実行することで、取得部220、判断部230、補正部240、処理部260、および制御部280の機能を実現する。
集積回路40のハードウエア構成は本図に示した構成に限定されない。例えば、プログラムモジュールはメモリ406に格納されてもよい。この場合、集積回路40は、ストレージデバイス408を備えていなくてもよい。
図3に戻り、測定装置10および制御装置20の動作について詳しく説明する。
取得部220は、受信器160の検出結果に基づいて測定装置10と物体30との距離を算出する。すなわち、取得部220は、照射器140から光が出射されてから反射光が受信器160で検出されるまでの時間と、光の伝搬速さとを用いて測定装置10と物体30との距離を算出する。具体的には、取得部220は、駆動回路141に出力タイミングを示すトリガ信号を入力することにより、照射器140から電磁波を出射させる。また、取得部220は、受信器160の検出回路161から電磁波の受信タイミングを示す信号を取得する。そして、取得部220は、出力タイミングから受信タイミングまでの時間を計測する。次いで、取得部220は計測した時間と光の伝搬速さとを用いて測定装置10と物体30との距離を算出する。なお、光の伝搬速さを示す情報は、たとえばストレージデバイス408から読み出して、取得部220が用いることができる。
取得部220は、算出した距離を、光の出射方向と関連づける。そして、取得部220は複数の出射方向について算出された複数の距離を含む距離情報(たとえばフレーム)を生成する。この様な処理を繰り返すことにより、取得部220は距離情報繰り返し取得できる。各距離情報において距離はそれぞれ一つの画素を構成する。
距離測定が行われている間に払拭器180が駆動される場合、払拭器180が出射口12を横切ることにより、出射口12から出射された光は払拭器180で反射されることがあり得る。具体的には判断部230は、受光された各光が、払拭器180で反射されたか否かを判断する。判断部230は取得部220から距離情報を取得する。そして判断部230はたとえば、距離情報に含まれる距離が、予め定められた基準距離以下である場合、その距離は払拭器180で反射された光に基づき取得されたと判断する。一方判断部230は、取得部220が算出した距離が、予め定められた基準距離より大きい場合、その距離は払拭器180で反射されなかった光に基づき取得されたと判断する。払拭器180で反射された光は出射口12の極近傍で反射されることになる。したがって、判断部230はこのような方法で光が払拭器180で反射されたか否かを判断できる。また、判断部230は、受信器160から各光の受光強度を取得し、受光強度が予め定められた基準強度以上である場合、その光は払拭器180で反射されたと判断してもよい。払拭器180で光が反射される場合、出射口12から出射された光がほとんど広がることなく反射され、多くが受光されることから、判断部230はこの様な方法で、光が払拭器180で反射されたか否かを判断できる。ここで、基準距離を示す情報および基準強度を示す情報は、事前の試験等により求められる。そして、基準距離を示す情報および基準強度を示す情報はストレージデバイス408に予め保持されており、判断部230がそれを読み出して用いることができる。
なお、判断部230は、取得された距離が基準距離以下であるという条件、および、光の受光強度が基準強度以上であるという条件の、少なくとも一方が満たされている場合に、その距離は払拭器180で反射された光に基づき取得されたと判断してもよい。また、判断部230は、取得された距離が基準距離以下であるという条件、および、光の受光強度が基準強度以上であるという条件の、両方が満たされている場合に、その距離は払拭器180で反射された光に基づき取得されたと判断してもよい。
本実施例において、補正部240は、判断部230において払拭器180で反射された光に基づき取得されたと判断された距離を、欠損を示す値または符号に置き換える。
処理部260は、補正部240により置き換えがされた距離情報を取得して処理する。処理部260が行う処理の内容は特に限定されないが、たとえば処理部260は距離情報に基づき、所定の距離より近くに物体があると判断した場合、警告音を発したり、警告を表示したりする。また、測定装置10が移動体に搭載されている場合には、処理部260は所定の距離より近くに物体があると判断した場合、移動体の速度を下げたり、移動体を停止させたりする。処理部260は具体的には距離情報に所定の距離より小さい距離が含まれる場合、所定の距離より近くに物体があると判断する。ただし、処理部260は、欠損を示す値または符号に置き換えられた距離を無視する。したがって、処理部260は、払拭器180で光が反射された場合でも、所定の距離より近くに物体があると判断することがない。なお、所定の距離を示す情報は、ストレージデバイス408に予め保持されており、判断部230がそれを読み出して用いることができる。
また、処理部260は、距離情報に基づいて、物体の抽出、物体の動きの認識等、移動体の自動運転に必要な処理を行っても良い。この場合も処理部260は、距離情報のうち欠損を示す値または符号に置き換えられた距離を無視する。したがって、処理部260が払拭器180で反射された光に惑わされることがなく、正確な処理結果が得られる。
また、払拭器180の出射口12側の面には、光の反射率が低くなるように、低反射コーティングが施されていても良い。そうすれば、払拭器180で反射された光を受光した場合に、物体30で反射された光を受光した場合に比べて極端に受信器160での受光量が大きくなってしまい、受信器160の検出信号が飽和してしまうような状態を避けることができる。低反射コーティングが施されている場合、受信器160の受光量は、たとえば払拭器180で反射された光を受光したときと、物体30で反射された光を受光したときとで同程度とすることができる。
本実施例によれば、実施形態と同様、制御装置20が、距離情報の取得において払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を補正する補正部240を備える。したがって、測定結果への影響を抑えることができる。
くわえて、照射器140は、払拭器180で反射された光に基づき取得されたと判断された距離を、欠損を示す値または符号に置き換える。そして処理部260は、欠損を示す値または符号に置き換えられた距離を無視する。したがって、払拭器180で光が反射された場合でも、処理部260によって正確な処理結果が得られる。
(実施例2)
実施例2に係る制御装置20は、補正部240が行う処理を除いて実施例1に係る制御装置20と同じである。
本実施例に係る制御装置20は、出射口12から複数の方向に光を出射し、物体30で反射された反射光を受光する測定装置10の制御装置である。本実施例に係る制御装置20は、取得部220、制御部280、および補正部240を備える。取得部220は、複数の方向の夫々についての物体30までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する。制御部280は、出射口12に付着する付着物を払拭する払拭器180の動作を制御する。補正部240は、距離情報のn回目の取得において、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を、n回目以外に取得された距離情報を用いて補正する。なお、nは1以上の整数である。以下に詳しく説明する。
本実施例においても制御装置20は、距離情報の取得において受光された光が、払拭器180で反射されたか否かを判断する判断部230を備える。以下、払拭器180で反射された光に基づき得られた画素を欠陥画素と呼ぶ。
本実施例において、補正部240は判断部230から距離情報と共に、各光が払拭器180で反射されたか否かの判断結果を取得する。そして補正部240はたとえば、判断部230において払拭器180で反射された光に基づき取得されたと判断された距離を、一つ前の距離情報の同画素の距離で置き換える。ここで、同画素の距離とは、同じ方向に出射された光に基づいて取得された距離である。すなわち、補正部240は、距離情報のn+1回目の取得において、複数の方向のうち第1の方向で、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を、n回目に取得された距離情報のうち第1の方向についての距離に置き換える。なお、補正部240は、距離情報のn回目の取得において、複数の方向のうち第1の方向で、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を、n回目より前に取得された距離情報のうち第1の方向についての距離に置き換えてもよい。補正部240は、同様の処理を、n≧1の全てのnについて行ってもよいし、一部のnのみについて行っても良い。
また、判断部230が距離情報のn回目の取得において、複数の方向のうち一の方向で、払拭器180で反射された光に基づき距離が取得されたと判断したとき、制御部280は、n+1回目の距離情報が取得されるときに、その一の方向で払拭器180が光を反射しないように、払拭器180の動作を制御してもよい。たとえば、一つの距離情報を得るのに必要な時間が、払拭器180の動く周期の整数倍であるとき、次の距離情報でも同じ画素において光が払拭器180で反射される可能性がある。したがって、制御部280は、払拭器180の周期を予め定められた単位時間だけ長くする、または短くする。そうすることで、同じ画素で繰り返し光が払拭器180に反射されることがない。なお、単位時間を示す情報は予めストレージデバイス408に保持されており、制御部280がそれを読み出して用いることができる。
ここで、払拭器180の周期はたとえば以下のようにして算出できる。図4で説明した例において、フレームのy方向に隣り合う二つのラインにおける欠陥画素が抽出される。また、それらの欠陥画素の、x方向の距離が算出される。そして算出されたx方向の距離と、出射口12からの光をx方向に動かす速さとを用いて、払拭器180の速さが算出される。さらに、算出された速さと、予めストレージデバイス408に保持された払拭器180の駆動幅とを用いて払拭器180の周期が求められる。
本実施例の制御装置20によれば、以下のような測定装置10が実現される。すなわち、本実施例に係る測定装置10は、出射口12から複数の方向に光を出射し、物体30で反射された反射光を受光する測定装置である。そして、測定装置10は、出射部、取得部220、払拭器180、および補正部240を備える。出射部は複数の方向に光を出射する。取得部220は、複数の方向の夫々についての物体30までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する。払拭器180は、出射口12に付着する付着物を払拭する。補正部240は、距離情報のn回目の取得において、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を、n回目以外に取得された距離情報を用いて補正する。
出射部はたとえば照射器140および走査部120を含んで構成される。
本実施例によれば、実施形態と同様、制御装置20が、距離情報の取得において払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を補正する補正部240を備える。したがって、測定結果への影響を抑えることができる。
くわえて、本実施例の補正部240は、距離情報のn回目の取得において、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を、n回目以外に取得された距離情報を用いて補正する。したがって、払拭器180で光が反射された場合でも、その画素に比較的実際に近い仮の値を埋めることができ、処理部260によって正確な処理結果が得られる。
(実施例3)
実施例3に係る制御装置20は、補正部240が行う処理を除いて実施例2に係る制御装置20と同じである。
本実施例に係る制御装置20において、補正部240は、n回目に取得した距離情報から、または、n回目までに取得した距離情報から、物体30の種類を判定する。また、補正部240は、n+1回目に取得した距離情報と物体30の種類とを用いて、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を補正する。以下に詳しく説明する。
本実施例において、距離情報は画像を構成し、各距離は画像中の画素を構成する。そして、本実施例の制御装置20では、予めストレージデバイス408に物体のテンプレートを示す情報が複数保持されている。各テンプレートは物体の三次元モデルおよび特徴量を含む。各テンプレートにおいて物体はたとえば人、車、自転車、標識、壁等である。なお、たとえば人について大人と子供、車について大型車と小型車など、複数のパターンのテンプレートがあってもよい。補正部240はストレージデバイス408からテンプレートを示す情報を複数読み出し、取得部220がn回目に取得した距離情報で得られる画像に対し、各テンプレートの特徴量を用いてパターンマッチングを行う。そうすることで画像中の物体30の抽出および物体30の種類の判定を行う。すなわち、補正部240はその物体30がいずれのテンプレートに最も近いかを判定する。なお、画像には、複数の物体30が含まれていても良い。その場合、補正部240は各物体30に対して種類を判定できる。
次いで補正部240は、取得部220がn+1回目に取得した距離情報で得られる画像のうち、欠陥画素に隣接する複数の画素の少なくともいずれかが示す距離が、予め定められた距離以下である場合、欠陥画素の方向に物体30が存在すると判定する。一方、補正部240は、欠陥画素に隣接する複数の画素が示す距離のいずれもが、予め定められた標準距離より大きい場合、欠陥画素の方向に物体30が存在しないと判定する。
欠陥画素の方向に物体30が存在しないと判定された場合、補正部240はたとえば欠陥画素の距離を、予め定められた遠方を示す距離に置き換える。遠方を示す距離は、上記の標準距離よりも十分大きい。なお、標準距離を示す情報および遠方を示す情報は、予めストレージデバイス408に保持されており、補正部240はそれを読み出して用いることができる。
一方、欠陥画素の方向に物体30が存在すると判定された場合、補正部240は、n回目の距離情報で抽出された物体30のテンプレートの三次元モデルを用いて欠陥画素を補正する。具体的には補正部240は、欠陥画素の周囲の画素に現れた物体30の一部に基づいて三次元モデルの位置、大きさ、および向きを決定する。そして、決定した位置、大きさ、および向きで三次元モデルが存在すると仮定して、欠陥画素の距離を、三次元モデルが示す距離に置き換える。なお、n回目の距離情報で複数の物体30が抽出された場合、n+1回目の距離情報の欠陥画素に最も近い物体30を選択し、そのテンプレートの三次元モデルを用いればよい。
なお、n回目に取得した距離情報は欠陥画素を含んでいても良い。その場合、フレームのうち欠陥画素以外の画素で形成される領域を対象に物体30の種類の判定を行う。
補正部240は、同様の処理を、n≧1の全てのnについて行ってもよいし、一部のnのみについて行っても良い。
本実施例によれば、実施形態と同様、制御装置20が、距離情報の取得において払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を補正する補正部240を備える。したがって、測定結果への影響を抑えることができる。
くわえて、本実施例の補正部240は、n回目に取得した距離情報から、物体30の種類を判定する。また、補正部240は、n+1回目に取得した距離情報と物体30の種類とを用いて、払拭器180で反射された光に基づき取得された距離を補正する。したがって、払拭器180で光が反射された場合でも、その画素に比較的実際に近い仮の値を埋めることができ、処理部260によって正確な処理結果が得られる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1−1. 出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置であって、
前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得部と、
前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する制御部と、
前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正部とを備える制御装置。
1−2. 1−1.に記載の制御装置において、
前記距離情報の取得において受光された前記光が、前記払拭器で反射されたか否かを判断する判断部をさらに備え、
前記判断部が前記距離情報のn回目の取得において、前記複数の方向のうち一の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき前記距離が取得されたと判断したとき、前記制御部は、n+1回目の前記距離情報が取得されるときに、前記一の方向で前記払拭器が前記光を反射しないように、前記払拭器の動作を制御する制御装置。
1−3. 1−1.または1−2.に記載の制御装置において、
前記補正部は、前記距離情報のn+1回目の取得において、前記複数の方向のうち第1の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目に取得された前記距離情報のうち前記第1の方向についての前記距離に置き換える制御装置。
1−4. 1−1.または1−2.に記載の制御装置において、
前記補正部は、n回目に取得した前記距離情報から、または、n回目までに取得した距離情報から、前記物体の種類を判定し、n+1回目に取得した前記距離情報と前記物体の種類とを用いて、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を補正する制御装置。
2−1. 出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置であって、
複数の方向に光を出射する出射部と、
前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得部と、
前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器と、
前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正部とを備える測定装置。
2−2. 2−1.に記載の測定装置において、
前記払拭器の動作を制御する制御部と、
前記距離情報の取得において受光された前記光が、前記払拭器で反射されたか否かを判断する判断部とをさらに備え、
前記判断部が前記距離情報のn回目の取得において、前記複数の方向のうち一の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき前記距離が取得されたと判断したとき、前記制御部は、n+1回目の前記距離情報が取得されるときに、前記一の方向で前記払拭器が前記光を反射しないように、前記払拭器の動作を制御する測定装置。
2−3. 2−1.または2−2.に記載の測定装置において、
前記補正部は、前記距離情報のn+1回目の取得において、前記複数の方向のうち第1の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目に取得された前記距離情報のうち前記第1の方向についての前記距離に置き換える測定装置。
2−4. 2−1.または2−2.に記載の測定装置において、
前記補正部は、n回目に取得した前記距離情報から、または、n回目までに取得した距離情報から、前記物体の種類を判定し、n+1回目に取得した前記距離情報と前記物体の種類とを用いて、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を補正する測定装置。
3−1.
出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得手段、
前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する制御手段、および
前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正手段として動作させるコンピュータプログラム。
3−2. 3−1.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、前記距離情報の取得において受光された前記光が、前記払拭器で反射されたか否かを判断する判断手段としてさらに動作させ、
前記判断手段が前記距離情報のn回目の取得において、前記複数の方向のうち一の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき前記距離が取得されたと判断したとき、前記制御手段は、n+1回目の前記距離情報が取得されるときに、前記一の方向で前記払拭器が前記光を反射しないように、前記払拭器の動作を制御するコンピュータプログラム。
3−3. 3−1.または3−2.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記補正手段は、前記距離情報のn+1回目の取得において、前記複数の方向のうち第1の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目に取得された前記距離情報のうち前記第1の方向についての前記距離に置き換えるコンピュータプログラム。
3−4. 3−1.または3−2.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記補正手段は、n回目に取得した前記距離情報から、または、n回目までに取得した距離情報から、前記物体の種類を判定し、n+1回目に取得した前記距離情報と前記物体の種類とを用いて、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を補正するコンピュータプログラム。
10 測定装置
12 出射口
20 制御装置
30 物体
40 集積回路
120 走査部
140 照射器
150 有孔ミラー
160 受信器
170 集光レンズ
180 払拭器
220 取得部
230 判断部
240 補正部
260 処理部
280 制御部

Claims (6)

  1. 出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置であって、
    前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得部と、
    前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する制御部と、
    前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正部とを備える制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記距離情報の取得において受光された前記光が、前記払拭器で反射されたか否かを判断する判断部をさらに備え、
    前記判断部が前記距離情報のn回目の取得において、前記複数の方向のうち一の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき前記距離が取得されたと判断したとき、前記制御部は、n+1回目の前記距離情報が取得されるときに、前記一の方向で前記払拭器が前記光を反射しないように、前記払拭器の動作を制御する制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制御装置において、
    前記補正部は、前記距離情報のn+1回目の取得において、前記複数の方向のうち第1の方向で、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目に取得された前記距離情報のうち前記第1の方向についての前記距離に置き換える制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の制御装置において、
    前記補正部は、n回目に取得した前記距離情報から、または、n回目までに取得した距離情報から、前記物体の種類を判定し、n+1回目に取得した前記距離情報と前記物体の種類とを用いて、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を補正する制御装置。
  5. 出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置であって、
    複数の方向に光を出射する出射部と、
    前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得部と、
    前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器と、
    前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正部とを備える測定装置。
  6. 出射口から複数の方向に光を出射し、物体で反射された反射光を受光する測定装置の制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記複数の方向の夫々についての前記物体までの距離を含む距離情報を繰り返し取得する取得手段、
    前記出射口に付着する付着物を払拭する払拭器の動作を制御する制御手段、および
    前記距離情報のn回目の取得において、前記払拭器で反射された前記光に基づき取得された前記距離を、n回目以外に取得された前記距離情報を用いて補正する補正手段として動作させるコンピュータプログラム。
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