JP2018048896A - 測定装置、制御装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

測定装置、制御装置、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】距離測定を阻害することなく、電磁波の出射口を浄化できる測定装置および制御装置を提供することが一例として挙げられる。【解決手段】測定装置1は、照射器10、第1制御部20、除去器80、および第2制御部90を備える。照射器10は、電磁波を出射する。第1制御部20は、照射器10を制御する。除去器80は、電磁波の出射口への付着物を除去する。第2制御部90は、除去器80の動作を制御する。そして、第2制御部90は、電磁波が出射されないときに除去器80を動作させ、電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置、制御装置、およびコンピュータプログラムに関する。
近年、自動車の自動運転等に用いることができる非接触距離測定装置の開発が行われている。非接触距離測定装置では、出射した光が物体に反射されて戻るまでの時間を測定して、周囲の物体との距離を測定する。ここで、光の出射口に雨粒や汚れが付着すると、光の入出射を阻害し、測定感度が低下してしまう。
特許文献1には、光の受光パワーをモニタし、窓部から汚れなどを取り除くことが必要なときだけ窓洗浄装置を動作させることが記載されている。
特表2009−503486号公報
しかし、距離測定が必要な時にワイパー等が動作してしまうと、入出射光に影響を与え、正しく距離測定が行えなくなるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題としては、距離測定を阻害することなく、電磁波の出射口を浄化できる測定装置および制御装置を提供することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
電磁波を出射する照射器と、
前記照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
前記除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させない測定装置
である。
請求項4に記載の発明は、
電磁波を出射する照射器と、
前記電磁波で複数のフレームを生成するよう前記照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
前記除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させない測定装置
である。
請求項6に記載の発明は、
複数の方向へ電磁波を出射する照射器と、
前記照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
前記除去器を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させない測定装置
である。
請求項11に記載の発明は、
電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させない制御装置
である。
請求項12に記載の発明は、
電磁波で複数のフレームを生成するよう、前記電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させない制御装置
である。
請求項13に記載の発明は、
複数の方向へ電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させない制御装置
である。
請求項14に記載の発明は、
制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御手段として動作させ、
前記第2制御手段は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させないコンピュータプログラム
である。
請求項15に記載の発明は、
制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
電磁波で複数のフレームを生成するよう、前記電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御手段として動作させ、
前記第2制御手段は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させないコンピュータプログラム
である。
請求項16に記載の発明は、
制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
複数の方向へ電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器を制御する第2制御手段として動作させ、
前記第2制御手段は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させないコンピュータプログラム
である。
第1の実施形態に係る測定装置の構成を例示するブロック図である。 測定装置の使用環境を例示する図である。 (a)および(b)は、出射口に除去器が取り付けられた状態を例示する図である。 制御装置のハードウエア構成を例示する図である。 第2の実施形態に係る測定装置に含まれる光学素子の構成を例示する図である。 (a)および(b)は第2の実施形態におけるフレーム生成と除去器の動作タイミングを例示するタイミングチャートである。 一フレームの間での、電磁波の出射タイミングを示すタイミングチャートである。 第3の実施形態に係る測定装置の構成を例示する斜視図である。 第3の実施形態に係る測定装置の使用環境を例示する平面図である。 実施例4に係る測定装置の構成を例示するブロック図である。 実施例4の測定装置の動作の流れを例示するフローチャートである。 実施例4の測定装置における電磁波の出射、劣化信号の出力、除去器の動作のオン、オフの関係を例示するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る測定装置1の構成を例示するブロック図である。測定装置1は、照射器10、第1制御部20、除去器80、および第2制御部90を備える。照射器10は、電磁波を出射する。第1制御部20は、照射器10を制御する。除去器80は、電磁波の出射口への付着物を除去する。第2制御部90は、除去器80の動作を制御する。そして、第2制御部90は、電磁波が出射されないときに除去器80を動作させ、電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。以下に詳しく説明する。
本実施形態において、測定装置1は距離算出部40、および受信器50をさらに備える。
図2は測定装置1の使用環境を例示する図である。測定装置1は、たとえば電磁波の出射タイミングと反射波の受信タイミングとの差に基づいて、測定装置1から物体3までの距離を測定する装置である。電磁波はたとえば赤外光等の光である。ただし、電磁波は特に限定されず、ミリ波等であっても良い。測定装置1の照射器10から出力され、出射口12を通って出射されたパルス状の電磁波は物体3で反射されて少なくとも一部が測定装置1に向かって戻る。そして、反射光が測定装置1に入射する。ここで、出射口12はたとえば電磁波を透過する窓からなり、入射口を兼ねることができる。測定装置1に入射した反射波は受信器50で受信され、強度が検出される。ここで、測定装置1では照射器10から電磁波が出射されてから反射波が受信器50で検出されるまでの時間が測定される。そして、距離算出部40は、測定された時間と電磁波の伝搬速さを用いて測定装置1と物体3との距離を算出する。測定装置1はたとえばライダー(LIDAR:Laser Imaging Detection and Ranging, Laser Illuminated Detection and Ranging またはLiDAR:Light Detection and Ranging)装置やレーダ装置等である。
照射器10はたとえばレーザダイオード等の照射素子である。照射器10はさらに照射素子の駆動回路を含んでも良い。また、照射器10は電磁波の出射方向を変化させるMEMSミラー等の可動反射部または照射素子の向きを変化させる駆動手段、およびそれらの駆動回路を含んでも良い。
受信器50は測定装置1に入射した電磁波を受信する。受信器50は受信素子であり、たとえばフォトダイオードである。受信器50はさらに受信素子用のI−Vコンバータや増幅器を含んでも良い。
図3は、出射口12に除去器80が取り付けられた状態を例示する図である。除去器80はたとえば払拭器、ブロア、および超音波発生器のいずれかである。図3(a)は除去器80が払拭器である例を示しており、図3(b)は除去器80がブロアまたは超音波発生器である例を示している。
本図の例において出射口12は窓で構成される。窓は測定装置1の表面に設けられており、片面が測定装置1の外部に露出している。出射口12は、窓のうち出射光が通りうる領域である。そして出射口12は、照射器10および受信器50と除去器80との間に位置している。ただし、除去器80が超音波発生器である場合、照射器10および受信器50と除去器80とは、窓の同じ側に位置していても良い。窓は、ガラスや光透過性の樹脂等からなる。本図は、測定装置1を窓に垂直な方向から見た状態に相当する。窓のうち測定装置1の外側に向く面には撥水加工が施されていても良い。そうすれば、汚れや水滴をはじき、付着しにくくすることができるとともに、除去器80で取り除きやすくなる。
払拭器はたとえばワイパーであり、窓のうち測定装置1の外側に向く面(以下、「第1面」と呼ぶ。)を拭くように構成されている。除去器80がブロアである場合、ブロアはエアー等の噴射口が窓に向けられ、第1面の付着物を吹き飛ばすように構成されている。そして、除去器80が超音波発生器である場合、超音波発生器は窓を振動させ付着物を振り落とすことができる。なお、除去器80は出射口12からの電磁波の出射、および反射波の入射を阻害しない位置に取り付けられることが好ましい。また測定装置1は、複数の除去器80を備えていても良い。
本図では、出射口12に垂直な方向から見て受信器50が照射器10の外周に位置している例を示しているが、受信器50および照射器10の配置は本図の例に限定されない。たとえば出射口12と照射素子および受信素子との間には、ミラー等の光学素子が介在していても良い。照射器10からの電磁波は、出射口12を通ることで測定装置1の内部から外部に出る。
本実施形態に係る測定装置1は、以下に説明するような制御装置2を用いて実現される。制御装置2は、第1制御部20および第2制御部90を備える。第1制御部20は、電磁波を出射する照射器10を制御する。第2制御部90は、電磁波の出射口への付着物を除去する除去器80の動作を制御する。第2制御部90は、電磁波が出射されないときに除去器80を動作させ、電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。以下に詳しく説明する。
図1に示す例において、測定装置1は制御装置2を含み、制御装置2は距離算出部40をさらに含む。
図4は、制御装置2のハードウエア構成を例示する図である。本図において制御装置2は、集積回路100を用いて実装されている。集積回路100は、例えば SoC(System On Chip)である。
集積回路100は、バス102、プロセッサ104、メモリ106、ストレージデバイス108、入出力インタフェース110、及びネットワークインタフェース112を有する。バス102は、プロセッサ104、メモリ106、ストレージデバイス108、入出力インタフェース110、及びネットワークインタフェース112が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ104などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ104は、マイクロプロセッサなどを用いて実現される演算処理装置である。メモリ106は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現されるメモリである。ストレージデバイス108は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどを用いて実現されるストレージデバイスである。
入出力インタフェース110は、集積回路100を周辺デバイスと接続するためのインタフェースである。本図の例において、入出力インタフェース110には照射器10、受信器50、および除去器80が接続されている。
ネットワークインタフェース112は、集積回路100を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば CAN(Controller Area Network)通信網である。なお、ネットワークインタフェース112が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス108は、第1制御部20、第2制御部90および距離算出部40の機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ104は、このプログラムモジュールをメモリ106に読み出して実行することで、第1制御部20、第2制御部90および距離算出部40の機能を実現する。
集積回路100のハードウエア構成は本図に示した構成に限定されない。例えば、プログラムモジュールはメモリ106に格納されてもよい。この場合、集積回路100は、ストレージデバイス108を備えていなくてもよい。
図1に戻り、各構成要素の動作について以下に説明する。第1制御部20は、照射器10を制御する。具体的には第1制御部20は照射器10の電磁波の出力タイミングを制御する。たとえば第1制御部20は、測定装置1に対し、距離測定を指示する信号が入力されたり、操作が行われたりしたときに、照射器10に電磁波を出力させる。また、第1制御部20は、照射器10が上記したような駆動素子や可動反射部を備える場合、これらを制御し、電磁波の出射方向をさらに制御する。
第2制御部90は、除去器80を制御する。本実施形態において、第2制御部90は上記したように、電磁波が出射されないときに除去器80を動作させ、電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。ただし、第2制御部90は、電磁波が出射されない時に必ず除去器80を動作させるというわけではなく、電磁波が出射されない時に除去器80を動作させない場合があっても良い。
具体的には、たとえば除去器80を動作させる必要がある場合に第2制御部90は、第1制御部20から照射器10の出射タイミングを示す信号を受信する。そして、電磁波が出射されない時に、除去器80を駆動する。なお、除去器80を動作させる必要がある場合とは、たとえば測定装置1に対して除去器80の駆動を指示する信号入力または操作が行われた場合である。また第2制御部90は、前回除去器80を動作させてから予め定められた基準時間が経過した場合に、除去器80を動作させる必要があると判断しても良い。第2制御部90は、たとえばメモリ等に保持された基準時間を示す情報を読み出して、または、外部から入力された基準時間を示す情報を取得して判断に用いることができる。
本実施形態の測定装置1では、除去器80は電磁波が出射されない時に動作するため、たとえばワイパーが電磁波を遮蔽したり、窓の振動や付着物の移動によって電磁波が干渉や屈折を生じたりして電磁波の出入射に影響を与えることがない。したがって、安定して測定が行われる。
距離算出部40は、第1制御部20から電磁波の出射タイミングを示す信号を受信し、受信器50から電磁波の受信タイミングを示す信号を受信する。そして、出射タイミングと受信タイミングの差に、電磁波の伝搬速さを乗じて得た距離を、測定装置1と、電磁波の出射先にある物体3との往復距離として算出する。距離算出部40はさらに、出射タイミングと受信タイミングの差に対し、出射および受信に必要な処理時間等を加味した補正等を行っても良い。
以上、本実施形態によれば、第2制御部90は、電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。したがって、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る測定装置1は、図1と同様の構成で示すことができる。本実施形態に係る測定装置1は、照射器10、第1制御部20、除去器80、および第2制御部90を備える。照射器10は電磁波を出射する。第1制御部20は、電磁波で複数のフレームを生成するよう照射器10を制御する。除去器80は、電磁波の出射口への付着物を除去する。第2制御部90は、除去器80の動作を制御する。そして、第2制御部90は、複数のフレームの間で除去器80を動作させ、一つのフレームの途中で除去器80を動作させない。以下に詳しく説明する。
本実施形態に係る測定装置1および制御装置2は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態に係る測定装置1および制御装置2とそれぞれ同じである。
図5は、第2の実施形態に係る測定装置1に含まれる光学素子の構成を例示する図である。本実施形態において、測定装置1からの電磁波の出射方向は可変である。そして第1制御部20は、フレームを生成するように照射器10を制御する。本図の例において、照射器10は、照射素子14、孔付きミラー15、および可動反射部16を含む。また、受信器50は、集光レンズ52および受信素子54を含む。本図では電磁波が光である例について説明する。なお、測定装置1からの電磁波の出射方向が可変であればよく、測定装置1に含まれる光学素子の構成は本図の例に限られない。
孔付きミラー15は、中央に孔を有する。孔の大きさは、照射素子14から出力される光のスポット径程度である。可動反射部16は、たとえば二軸可動のMEMSミラーである。集光レンズ52は受信素子54の受光面に対して集光するように配置されている。
照射素子14から出力された光は孔付きミラー15の孔を通過し、可動反射部16で反射される。そして、光は出射口12を通過して測定装置1の外部に出射される。測定装置1の外部の物体で反射された反射光は再度出射口12を通って可動反射部16に入射し、孔付きミラー15に向かって反射される。反射光のスポット径は、出射光のスポット径よりも大きく、孔付きミラー15の孔の周りのミラーで反射されて集光レンズ52に導かれる。そして、集光レンズ52で集光された光は受信素子54に入射する。ここで、照射素子14に対する可動反射部16の反射面の角度が変化することで、測定装置1からの光の出射方向を変化させることができる。
第1制御部20は、可動反射部16を制御し、フレームを生成する。具体的にはたとえば、出射方向を第1の方向(本図中、x方向)に直線的に繰り返し変化させる。それとともに、一つの直線状の動きごとに、第1の方向に垂直な第2の方向(本図中、y方向)に所定の幅だけ出射方向をシフトさせる。そうすることにより、矩形状の領域160を光で走査することができる。領域160を一度走査して得たデータセットを一つのフレームと呼ぶ。このように走査して、測定装置1の周囲の物体の方向と距離を取得することで、周囲の三次元情報を得ることができる。第1制御部20は、領域160を走査し終えると、本図中点線で示す様に出射方向を初めの方向に戻し、次のフレームを生成するように再度領域160を走査する。ここで、フレームとフレームの間、すなわち出射方向をフレームの最後の状態から初めの状態に戻す間において、光の出射は停止されても良いし、継続されても良い。
本実施形態に係る測定装置1は、以下に説明するような制御装置2を用いて実現される。制御装置2は、第1制御部20および第2制御部90を備える。第1制御部20は、電磁波で複数のフレームを生成するよう、電磁波を出射する照射器10を制御する。第2制御部90は、電磁波の出射口への付着物を除去する除去器80の動作を制御する。そして、第2制御部90は、複数のフレームの間で除去器80を動作させ、一つのフレームの途中で除去器80を動作させない。以下に詳しく説明する。
本実施形態において、第2制御部90は上記したように、複数のフレームの間で除去器80を動作させ、一つのフレームの途中で除去器80を動作させない。ただし、第2制御部90は、複数のフレームの間で必ず除去器80を動作させるというわけではなく、複数のフレームの間で除去器80を動作させない場合があっても良い。フレームとフレームの間において、距離の測定は行われる必要が無いため、除去器80を動作させても影響が無い。
具体的には、たとえば除去器80を動作させる必要がある場合に第2制御部90は、第1制御部20からフレームを生成するタイミングを示す信号を受信する。フレームを生成するタイミングを示す信号としては、可動反射部16の制御信号や、フレーム生成の開始または終了のタイミングを示す信号等が挙げられる。なお、フレームを生成するタイミングを示す信号がフレーム生成の開始のタイミングを示す信号である場合には、第2制御部90は、開始のタイミングから予め記憶された一フレームを生成するのに必要な時間が経過したタイミングでフレーム生成が終了したと判断する。そして第2制御部90は、フレームとフレームの間で除去器80を動作させる。
図6(a)および図6(b)は、本実施形態におけるフレーム生成と除去器80の動作タイミングを例示するタイミングチャートである。また、図7は、一フレームの間での、電磁波の出射タイミングを示すタイミングチャートである。本図に示すように、一フレームの間に複数のパルス波が方向を変えて出射される。図6(a)の例において、第2制御部90は、フレームの生成が終了した直後に除去器80を動作させる。それと同時に第2制御部90は、除去器80の動作を開始したことを示す信号を第1制御部20に送信する。そして、除去器80の動作を開始したことを示す信号を受信した第1制御部20は、除去器80の動作が終了するまで次のフレームの生成を開始しない。第1制御部20は、除去器80の動作が終了したことを示す信号を第2制御部90から受信したとき、または、除去器80の動作を開始したことを示す信号を受信してから予め定められた除去器80の予定動作時間が経過したときに除去器80の動作が終了したと判断し、次のフレームの生成を開始する。この場合、第1制御部20は、たとえばメモリ等に保持された予定動作時間を示す情報を読み出して判断に用いることができる。
第2制御部90が除去器80を動作させない限り、第1制御部20は連続してフレーム生成を続ける。こうすることで、周囲の状況のモニタを継続的に行うことができる。
一方、図6(b)の例において、第1制御部20は連続してフレーム生成を続ける。フレームとフレームの間には、電磁波の出射方向をフレームの走査の終了時の状態から、フレームの走査の初めの状態に戻すためのインターバルが生じる。本図の例において、このインターバルは、除去器80が動作する時間よりも長い。なお、除去器80が動作する時間は、除去器80がブロアまたは超音波発生器である場合には任意に設定可能である。一方、除去器80が払拭器である場合には、除去器80が動作する時間はたとえばワイパーが一度出射口12を横切るのに必要な時間、または、ワイパーが一往復するのに必要な時間である。本図の例では、およそ一定のインターバルを挟んで第1制御部20は繰り返しフレームを生成する。そして、第2制御部90は、フレームとフレームの間のインターバルの間に除去器80を動作させる。したがって第1制御部20は、除去器80の動作に影響されず連続してフレーム生成を続けることができ、周囲の状況のモニタを継続的に行うことができる。
以上、本実施形態によれば、第2制御部90は、一つのフレームの途中で除去器80を動作させない。したがって、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る測定装置1は、図1と同様の構成で示すことができる。本実施形態に係る測定装置1は、照射器10、第1制御部20、除去器80、および第2制御部90を備える。照射器10は、複数の方向へ電磁波を出射する。第1制御部20は、照射器10を制御する。除去器80は、電磁波の出射口への付着物を除去する。第2制御部90は、除去器80を制御する。第2制御部90は、電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに除去器80を動作させ、所定範囲外の方向であるときに除去器80を動作させない。以下に詳しく説明する。
本実施形態に係る測定装置1および制御装置2は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態に係る測定装置1および制御装置2とそれぞれ同じである。また、本実施形態の測定装置1に含まれる光学素子の構成例は、図5と同様に表すことができる。ただし、本実施形態の測定装置1は、矩形状のフレームを生成しなくても良い。
図8は、第3の実施形態に係る測定装置1の構成を例示する斜視図である。本実施形態の測定装置1はたとえば360°出射型である。本図の例において、測定装置1は少なくとも一部が円柱形をしており、その円柱の側面部の少なくとも一部が出射口12である。電磁波は、円柱の底面に垂直な方向から見て、中心軸から放射状に出射される。また、測定装置1の周囲の走査にあたり、電磁波の出射点はたとえば側面を周回するように移動し、複数の方向へ順に電磁波を出力することができる。具体的には、測定装置1が円柱形の部分を含み、出射口12がその側面の少なくとも一部である場合、可動反射部16の反射面は円柱形の底面に垂直な軸に対して軸回転する。
また、本図では、測定装置1が除去器80として払拭器を備える例を示している。ただし、測定装置1は除去器80としてブロアまたは超音波発生器を備えても良い。本図の例において除去器80は払拭部が円柱の側面を周回するように構成されている。
図9は、第3の実施形態に係る測定装置1の使用環境を例示する平面図である。本図の例において、測定装置1は移動体4の角に固定されている。移動体4はたとえば自動車、列車等の車両である。本図では、移動体4の四隅に測定装置1が取り付けられている例を示しているが、これに限定されず、移動体4には、少なくとも一つの測定装置1が取り付けられていれば良い。測定装置1はたとえば、移動体4の側面または角部に取り付けられている。
この様な場合、測定装置1は周りを360°走査可能であっても、電磁波の出射先に移動体4が位置する方向については測定の必要がない。したがって、そのような方向に電磁波が出射されるときに除去器80を動作させることで、必要な測定に悪影響を及ぼすことを避けられる。
本実施形態に係る測定装置1は、以下に説明するような制御装置2を用いて実現される。本実施形態に係る制御装置2は、第1制御部20および第2制御部90を備える。第1制御部20は、複数の方向へ電磁波を出射する照射器10を制御する。第2制御部90は、電磁波の出射口への付着物を除去する除去器80を制御する。第2制御部90は、電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに除去器80を動作させ、所定範囲外の方向であるときに除去器80を動作させない。以下に詳しく説明する。
本実施形態において、照射器10は、複数の方向へ順に電磁波を出射する。除去器80を動作させる必要がある場合に、第2制御部90は上記したように、電磁波の出射方向が予め定められた所定範囲内の方向であるときに除去器80を動作させ、所定範囲外の方向であるときに除去器80を動作させない。ただし、第2制御部90は、電磁波の出射方向が所定範囲内の方向であるときに必ず除去器80を動作させるというわけではなく、電磁波の出射方向が所定範囲内の方向であるときに除去器80を動作させない場合があっても良い。
たとえば電磁波の出射先に移動体4が位置しない方向、具体的にはたとえば、図9において実線の曲線矢印で示した範囲に出射される方向を所定範囲外の方向とし、電磁波の出射先に移動体4が位置する方向、たとえば図9において破線の曲線矢印で示した範囲に出射される方向を所定範囲内の方向とすることができる。また、図9のように一つの移動体4に複数の測定装置1が装備されている場合には、他の測定装置1の走査範囲と重なる範囲に出射される方向を、さらに所定範囲内の方向としてもよい。所定範囲を示す情報は予めメモリ等に記憶されており、第2制御部90がそれを読み出して用いることができる。
具体的には、たとえば除去器80を動作させる必要がある場合に第2制御部90は、第1制御部20から電磁波の出射方向を示す信号を取得する。電磁波の出射方向を示す信号としては、可動反射部16の制御信号が挙げられる。そして第2制御部90は、電磁波の出射方向が所定範囲内であるときに除去器80を動作させる。また、第2制御部90は、除去器80の動作を電磁波の出射方向が所定の範囲外となるまでに終了させる。
また、除去器80が払拭器である場合、第2制御部90は、除去器80を動作させないときに、払拭器を所定範囲内に停止させることが好ましい。そうすれば、動作していない除去器80が、必要な測定に悪影響を及ぼすことを避けられる。
以上、本実施形態によれば、第2制御部90は、電磁波の出射方向が所定範囲外の方向であるときに除去器80を動作させない。したがって、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
(実施例1)
実施例1に係る測定装置1および制御装置2は、それぞれ、第1の実施形態に係る測定装置1および制御装置2と同様の構成を有している。
本実施例において、第1制御部20は、複数のフレームを生成するよう電磁波の出射方向を制御する。そして、第2制御部90は、複数のフレームの間で電磁波が出射されないときに除去器80を動作させる。以下に詳しく説明する。
本実施例の測定装置1に含まれる光学素子の構成例は、図5と同様に表すことができ、第2の実施形態で説明した例と同様である。本実施例では、フレームとフレームの間において、電磁波の出射方向をフレームの走査の終了時の状態から、フレームの走査の初めの状態に戻すよう可動反射部16が動く間、第1制御部20の制御により照射素子14は電磁波の出力を停止する。
そして、第2制御部90は、フレームとフレームの間で電磁波が出射されないときに除去器80を動作させる。
以上、本実施例においても、第1の実施形態と同様、第2制御部90は電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。したがって、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
(実施例2)
実施例2に係る測定装置1および制御装置2は、それぞれ、第1の実施形態に係る測定装置1および制御装置2と同様の構成を有している。
本実施例において照射器10は、電磁波の出射方向を変化させる可動反射部16を有する。そして、第1制御部20は、可動反射部16が電磁波を出射させようとする方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに電磁波を出射させず、所定範囲外の方向であるときに電磁波を出射させる。以下に詳しく説明する。
本実施例の測定装置1に含まれる光学素子の構成例は、図5と同様に表すことができる。また、本実施例の測定装置1の構成および本実施例の測定装置1の使用環境は、それぞれ図8および図9と同様に例示することができ、第3の実施形態で説明した例と同様である。本実施例の測定装置1はたとえば360°出射型である。測定装置1の周囲の走査にあたり、可動反射部16が電磁波を出射させようとする方向は、電磁波の出射点がたとえば測定装置1の側面を周回するよう変化する。具体的には、測定装置1が円柱形の部分を含み、出射口12がその側面の少なくとも一部である場合、可動反射部16の反射面は円柱形の底面に垂直な軸に対して軸回転する。
本実施例では、可動反射部16が回転駆動を続ける一方、可動反射部16が電磁波を出射させようとする方向が予め定められた所定範囲内の方向であるときに、照射器10は電磁波を出力しない。そして、第2制御部90は、照射器10が電磁波を出力していないときに除去器80を動作させる。なお、所定範囲の例は第3の実施形態で説明した例と同様である。
以上、本実施例においても、第1の実施形態と同様、第2制御部90は電磁波が出射されるときに除去器80を動作させない。したがって、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
(実施例3)
実施例3に係る測定装置1および制御装置2は、それぞれ、第1の実施形態、実施例1、および実施例2の少なくともいずれかに係る測定装置1および制御装置2と同様の構成を有している。
本実施例において、除去器80は払拭器であり、第2制御部90は、除去器80を動作させないときに、払拭器を出射口12に重ならない位置に停止させる。そうすれば、動作していない除去器80が必要な測定に悪影響を及ぼすことを避けられる。また、第2制御部90は、除去器80を動作させないときに、払拭器を反射波が入射する入射口とも重ならない位置に停止させることがより好ましい。上記したように、出射口12は測定装置1の窓のうち出射光が通りうる領域である。入射口はたとえば、測定装置1の窓のうち反射波が通りうる領域であり、すなわち、その領域を通った光が受信器50に入射できるような領域である。出射口12は入射口を兼ねてもよい。
以上、本実施例においても、測定装置1は第1の実施形態と同様の構成を有し、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
(実施例4)
図10は、実施例4に係る測定装置1の構成を例示するブロック図である。本実施例に係る測定装置1および制御装置2は、以下に説明する点を除いて、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、および実施例1〜実施例3の少なくともいずれかに係る測定装置1および制御装置2とそれぞれ同じである。
本実施例の測定装置1は、物体で反射した電磁波を受信する受信器50を備える。また、測定装置1は、予測部60および劣化判定部70をさらに備える。予測部60は、測定装置1の周囲の地図情報に基づいて受信器50の受信強度を予測する。劣化判定部70は、受信器50で受信された受信強度と、予測部60で予測された受信強度との関係が、予め定められた条件を満たすとき、劣化信号を出力する。そして、第2制御部90は、劣化信号が出力されているときに除去器80を動作させる。以下に詳しく説明する。
本実施例の制御装置2は、予測部60および劣化判定部70をさらに備える。予測部60および劣化判定部70は、上記したような集積回路100を用いて実現される。ストレージデバイス108は、予測部60および劣化判定部70の機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ104は、このプログラムモジュールをメモリ106に読み出して実行することで、予測部60および劣化判定部70の機能を実現する。
測定装置1または、測定装置1が取り付けられた移動体4には、GPS(Global Positioning System)装置など、測定装置1の位置(緯度、経度)が認識できる位置認識手段が設けられている。位置認識手段は測定装置1の位置を示す情報を生成する。そして予測部60は、位置認識手段から測定装置1の位置を示す情報を取得する。さらに予測部60は、たとえばストレージデバイス108に予め記憶された地図情報を読み出し、測定装置1の位置を示す情報を用いて測定装置1の周囲の地図情報を取得する。また予測部60は、外部の地図情報提供サービスのサーバに測定装置1の位置を示す情報を送信し、通信ネットワークを介して測定装置1の周囲の地図情報を取得してもよい。
そして予測部60は、取得した測定装置1の周囲の地図情報に基づいて受信器50の受信強度を予測する。具体的には、地図情報に含まれる建造物やランドマーク等の方向に対して電磁波を出射した場合の受信強度を、対象物体の表面の反射率や測定装置1からの距離を用いて予測する。ここでランドマークはたとえば道路脇に並んでいるキロポスト、100mポスト、デリニエータ、交通インフラ設備(たとえば標識、方面看板、信号)、電柱、街灯などの地物である。特にランドマークは色や形が個体によらずおよそ均一であることから、反射強度が精度良く予測できる。
劣化判定部70は、予測部60が予測した受信強度の予測値を取得する。また、劣化判定部70は、予測値に対応する方向、すなわち予測に用いた建物やランドマーク等の方向に電磁波が出射されて得られた受信強度の測定値を受信器50から取得する。予測値に対応する方向の測定値は、通常の走査において得られたデータの中から抽出して取得できる。そして、受信器50で受信された受信強度と、予測部60で予測された受信強度との関係が、予め定められた条件を満たすか否かを判定する。具体的には予測値と測定値を比較し、たとえば予測値に対する測定値の比率が予め定められた基準値以下である場合に劣化信号を出力する。一方、予測値に対する測定値の比率が予め定められた基準値を超える場合には劣化信号を出力しない。劣化判定部70は、たとえばメモリ等に保持された基準値を読み出して判定に用いることができる。
なお、測定装置1が車両に取り付けられている場合、道を走る前方の車両のナンバープレートに向けて電磁波を出力した場合の受光強度を予測部60が予測するとともに、実際に測定し、劣化判定部70が予測値と測定値に基づいて劣化判定を行っても良い。その場合、予測部60は、測定装置1の周囲の地図情報を取得する必要は無い。
本実施例の第2制御部90は、劣化信号が出力されているときに、除去器80を動作させる必要がある場合であるとして除去器80を動作させる。一方、第2制御部90は、劣化信号が出力されていないときには除去器80を動作させない。
図11は、実施例4の測定装置1の動作の流れを例示するフローチャートである。また、図12は、実施例4の測定装置1における電磁波の出射、劣化信号の出力、除去器80の動作のオン、オフの関係を例示するタイミングチャートである。
本実施例の測定装置1および制御装置2が行う処理内容について以下に説明する。予測部60は、予め定められた時間ごとに、上記したように受光強度の予測値を生成する。そして劣化判定部70は、受信強度の予測値と受信強度の測定値との関係が、予め定められた条件を満たすとき、劣化信号を出力する。
測定装置1の第1制御部20がフレームを生成するように照射器10を制御する場合、第1制御部20は一方で繰り返しフレームを生成するように照射器10を制御する。そして、ステップS10で一つのフレームが生成されるごとに、ステップS20において第2制御部90は劣化判定部70から劣化信号が出力されているか否かを確認する。ただし、第2制御部90は、2以上の予め定められた数のフレームが生成されるごとに劣化判定部70から劣化信号が出力されているか否かを確認してもよい。劣化信号が出力されていない場合(ステップS20のN)、第2制御部90は除去器80を動作させず、第1制御部20は再度フレームを生成するように照射器10を制御する(ステップS10)。一方、劣化信号が出力されている場合(ステップS20のY)、第2制御部90は除去器80を動作させる(ステップS30)。ただし、第2制御部90は第1の実施形態から第3の実施形態で説明したように、第2制御部90は、測定装置1の必要な測定を阻害しないタイミングで除去器80を動作させる。
除去器80により出射口12の付着物が除去され、受信強度の予測値と受信強度の測定値との関係が、予め定められた条件を満たさなくなったとき、劣化判定部70は劣化信号の出力を停止する。そして、劣化信号の出力が停止されると、第2制御部90は除去器80を停止させる。除去器80が払拭器である場合、実施例3で説明したように、第2制御部90は除去器80を測定への影響が少ない位置に停止させることができる。除去器80が停止すると、再度フレームが生成される(ステップS10)。
また第2制御部90は、劣化信号の出力の停止を待たずに、予め定められた所定の時間が経過したときに除去器80を停止させても良い。この場合、除去器80が停止した時点で受信強度の予測値と受信強度の測定値との関係が、劣化信号を出力する条件を満たした状態であっても良い。そうであっても、再度一つのフレームが生成し終わった時に劣化信号が出力されており、再び除去器80が動作することとなる。
なお、測定装置1が図8で示したような360°出射型である場合には、ステップS10は出射方向が一周するというステップにおき替えることができる。すなわち、出射方向が一周するごとに劣化信号が出力されているか否かの判定が行われればよい。そして、劣化信号が出力されている場合、次の一周において第2制御部90は、電磁波の出射方向が所定範囲内の方向であるときに除去器80を動作させる。
また、本実施形態では、劣化判定部70が受信器50で受信された受信強度と予測部60で予測された受信強度を用いて劣化判定を行う例について説明したが、劣化判定部70が行う処理は本例に限定されず、たとえば以下の第1例から第3例のいずれかのような処理を行ってもよい。
第1例では、劣化判定部70は、受信器50で受信された受信強度の平均値が、予め定められた基準値以下である場合に劣化信号を出力し、基準値を超える場合に劣化信号を出力しない。ここで、第1制御部20がフレームを生成するように照射器10を制御する場合、受信強度の平均値とはたとえば、一フレームあたりの平均値である。また、測定装置1が360°出射型である場合、受信強度の平均値とはたとえば、一周当たりの平均値である。
第2例では、たとえば測定装置1は出射口の付着物の量を測定するセンサを有し、劣化判定部70はこのセンサの出力に基づいて劣化判定を行う。センサは、たとえば光学センサであり、付着物の量を示す信号を出力する。劣化判定部70は、センサで測定された不着物の量が、予め定められた基準値以下である場合に劣化信号を出力し、基準値を超える場合に劣化信号を出力しない。
第3例では、劣化判定部70は出射口の付着物による反射波の強度が予め定められた基準値以上である場合に劣化信号を出力し、基準値未満である場合に劣化信号を出力しない。ここで、出射から受信までの時間が予め定められた基準時間よりも短かった反射波の受信強度を、付着物による反射波の強度とみなすことができる。出射口の付着物による反射波は、測定装置1の外部の物体による反射波よりも短い時間で受光器50に入射すると考えられるからである。
また、図12では、受信器50で受信された受信強度と、予測部60で予測された受信強度との関係が予め定められた条件を満たし、劣化状態である間、劣化判定部70が劣化信号を出力し続ける例を説明したが、劣化判定部70の動作はこの例に限定されない。劣化判定部70は、たとえば、予測部60で予測された受信強度との関係が予め定められた条件を満たすと判定されたときに信号の劣化を示す劣化信号をたとえばパルス信号として一時的に出力してもよい。この場合、劣化判定部70は、予測部60で予測された受信強度との関係が予め定められた条件を満たさないと判定されたときに、信号が良化したことを示す良化信号をたとえばパルス信号として一時的に出力する。第1制御部20は一方で繰り返しフレームを生成するように照射器10を制御する間、劣化信号が出力された場合、第1制御部20は次のフレームの生成を一時中止する。そして第2制御部90はフレームの生成が中止されている間に除去器80を動作させる。そして良化信号の出力が停止されると、第2制御部90は除去器80を停止させる。除去器80が停止すると、再度フレームが生成される。
以上、本実施例においても、第1の実施形態から第3の実施形態の少なくともいずれかと同様の構成を有し、測定装置1の必要な測定が除去器80によって阻害されることがない。また、出射口12をきれいな状態に保つことができ、測定精度を保つことができる。
くわえて、本実施例によれば第2制御部90は、劣化信号が出力されているときに除去器80を動作させる。したがって出射口12に付着物が生じたと推測される場合に除去器80が動作することとなり、出射口12をきれいな状態に保つことができるとともに、必要な頻度を超えて除去器80が動作するのを防ぐことができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1−1. 電磁波を出射する照射器と、
前記照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
前記除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させない測定装置。
1−2. 1−1.に記載の測定装置において、
前記第1制御部は、複数のフレームを生成するよう前記電磁波の出射方向を制御し、
前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させる測定装置。
1−3. 1−1.に記載の測定装置において、
前記照射器は、前記電磁波の出射方向を変化させる可動反射部を有し、
前記第1制御部は、前記可動反射部が前記電磁波を出射させようとする方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記電磁波を出射させず、前記所定範囲外の方向であるときに前記電磁波を出射させる測定装置。
1−4. 電磁波を出射する照射器と、
前記電磁波で複数のフレームを生成するよう前記照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
前記除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させない測定装置。
1−5. 1−1.から1−4.のいずれか一つに記載の測定装置において、
前記除去器は払拭器であり、
前記第2制御部は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記出射口に重ならない位置に停止させる測定装置。
1−6. 複数の方向へ電磁波を出射する照射器と、
前記照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
前記除去器を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させない測定装置。
1−7. 1−6.に記載の測定装置において、
前記除去器は払拭器であり、
前記第2制御部は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記所定範囲内に停止させる測定装置。
1−8. 1−1.から1−6.のいずれか一つに記載の測定装置において、
前記除去器はブロアである測定装置。
1−9. 1−1.から1−6.のいずれか一つに記載の測定装置において、
前記除去器は超音波発生器である測定装置。
1−10. 1−1.から1−9.のいずれか一つに記載の測定装置において、
物体で反射した前記電磁波を受信する受信器と、
当該測定装置の周囲の地図情報に基づいて前記受信器の受信強度を予測する予測部と、
前記受信器で受信された受信強度と、前記予測部で予測された受信強度との関係が、予め定められた条件を満たすとき、劣化信号を出力する劣化判定部と、をさらに備え、
前記第2制御部は、前記劣化信号が出力されているときに前記除去器を動作させる測定装置。
2−1. 電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させない制御装置。
2−2. 2−1.に記載の制御装置において、
前記第1制御部は、複数のフレームを生成するよう前記電磁波の出射方向を制御し、
前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させる制御装置。
2−3. 2−1.に記載の制御装置において、
前記照射器は、前記電磁波の出射方向を変化させる可動反射部を有し、
前記第1制御部は、前記可動反射部が前記電磁波を出射させようとする方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記電磁波を出射させず、前記所定範囲外の方向であるときに前記電磁波を出射させる制御装置。
2−4. 電磁波で複数のフレームを生成するよう、前記電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させない制御装置。
2−5. 2−1.から2−4.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記除去器は払拭器であり、
前記第2制御部は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記出射口に重ならない位置に停止させる制御装置。
2−6. 複数の方向へ電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器を制御する第2制御部と、を備え、
前記第2制御部は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させない制御装置。
2−7. 2−6.に記載の制御装置において、
前記除去器は払拭器であり、
前記第2制御部は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記所定範囲内に停止させる制御装置。
2−8. 2−1.から2−6.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記除去器はブロアである制御装置。
2−9. 2−1.から2−6.のいずれか一つに記載の制御装置において、
前記除去器は超音波発生器である制御装置。
2−10. 2−1.から2−9.のいずれか一つに記載の制御装置において、
当該制御装置は、物体で反射した前記電磁波を受信する受信器を備える測定装置の制御装置であり、
前記測定装置の周囲の地図情報に基づいて前記受信器の受信強度を予測する予測部と、
前記受信器で受信された受信強度と、前記予測部で予測された受信強度との関係が、予め定められた条件を満たすとき、劣化信号を出力する劣化判定部と、をさらに備え、
前記第2制御部は、前記劣化信号が出力されているときに前記除去器を動作させる制御装置。
3−1. 制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御手段として動作させ、
前記第2制御手段は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させないコンピュータプログラム。
3−2. 3−1.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記第1制御手段は、複数のフレームを生成するよう前記電磁波の出射方向を制御し、
前記第2制御手段は、前記複数のフレームの間で前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させるコンピュータプログラム。
3−3. 3−1.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記照射器は、前記電磁波の出射方向を変化させる可動反射部を有し、
前記第1制御手段は、前記可動反射部が前記電磁波を出射させようとする方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記電磁波を出射させず、前記所定範囲外の方向であるときに前記電磁波を出射させるコンピュータプログラム。
3−4. 制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
電磁波で複数のフレームを生成するよう、前記電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御手段として動作させ、
前記第2制御手段は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させないコンピュータプログラム。
3−5. 3−1.から3−4.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記除去器は払拭器であり、
前記第2制御手段は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記出射口に重ならない位置に停止させるコンピュータプログラム。
3−6. 制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
複数の方向へ電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器を制御する第2制御手段として動作させ、
前記第2制御手段は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させないコンピュータプログラム。
3−7. 3−6.に記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記除去器は払拭器であり、
前記第2制御手段は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記所定範囲内に停止させるコンピュータプログラム。
3−8. 3−1.から3−6.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記除去器はブロアであるコンピュータプログラム。
3−9. 3−1.から3−6.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記除去器は超音波発生器であるコンピュータプログラム。
3−10. 3−1.から3−9.のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムにおいて、
前記制御装置は、物体で反射した前記電磁波を受信する受信器を備える測定装置の制御装置であり、
コンピュータを、
前記測定装置の周囲の地図情報に基づいて前記受信器の受信強度を予測する予測手段、および
前記受信器で受信された受信強度と、前記予測手段で予測された受信強度との関係が、予め定められた条件を満たすとき、劣化信号を出力する劣化判定手段としてさらに動作させ、
前記第2制御手段は、前記劣化信号が出力されているときに前記除去器を動作させるコンピュータプログラム。
1 測定装置
2 制御装置
3 物体
4 移動体
10 照射器
12 出射口
14 照射素子
15 孔付きミラー
16 可動反射部
20 第1制御部
40 距離算出部
50 受信器
52 集光レンズ
54 受信素子
60 予測部
70 劣化判定部
80 除去器
90 第2制御部
100 集積回路
102 バス
104 プロセッサ
106 メモリ
108 ストレージデバイス
110 入出力インタフェース
112 ネットワークインタフェース

Claims (16)

  1. 電磁波を出射する照射器と、
    前記照射器を制御する第1制御部と、
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
    前記除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させない測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置において、
    前記第1制御部は、複数のフレームを生成するよう前記電磁波の出射方向を制御し、
    前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させる測定装置。
  3. 請求項1に記載の測定装置において、
    前記照射器は、前記電磁波の出射方向を変化させる可動反射部を有し、
    前記第1制御部は、前記可動反射部が前記電磁波を出射させようとする方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記電磁波を出射させず、前記所定範囲外の方向であるときに前記電磁波を出射させる測定装置。
  4. 電磁波を出射する照射器と、
    前記電磁波で複数のフレームを生成するよう前記照射器を制御する第1制御部と、
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
    前記除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させない測定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の測定装置において、
    前記除去器は払拭器であり、
    前記第2制御部は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記出射口に重ならない位置に停止させる測定装置。
  6. 複数の方向へ電磁波を出射する照射器と、
    前記照射器を制御する第1制御部と、
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器と、
    前記除去器を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させない測定装置。
  7. 請求項6に記載の測定装置において、
    前記除去器は払拭器であり、
    前記第2制御部は、前記除去器を動作させないときに、前記払拭器を前記所定範囲内に停止させる測定装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の測定装置において、
    前記除去器はブロアである測定装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の測定装置において、
    前記除去器は超音波発生器である測定装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の測定装置において、
    物体で反射した前記電磁波を受信する受信器と、
    当該測定装置の周囲の地図情報に基づいて前記受信器の受信強度を予測する予測部と、
    前記受信器で受信された受信強度と、前記予測部で予測された受信強度との関係が、予め定められた条件を満たすとき、劣化信号を出力する劣化判定部と、をさらに備え、
    前記第2制御部は、前記劣化信号が出力されているときに前記除去器を動作させる測定装置。
  11. 電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させない制御装置。
  12. 電磁波で複数のフレームを生成するよう、前記電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させない制御装置。
  13. 複数の方向へ電磁波を出射する照射器を制御する第1制御部と、
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器を制御する第2制御部と、を備え、
    前記第2制御部は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させない制御装置。
  14. 制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御手段として動作させ、
    前記第2制御手段は、前記電磁波が出射されないときに前記除去器を動作させ、前記電磁波が出射されるときに前記除去器を動作させないコンピュータプログラム。
  15. 制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    電磁波で複数のフレームを生成するよう、前記電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器の動作を制御する第2制御手段として動作させ、
    前記第2制御手段は、前記複数のフレームの間で前記除去器を動作させ、一つの前記フレームの途中で前記除去器を動作させないコンピュータプログラム。
  16. 制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    複数の方向へ電磁波を出射する照射器を制御する第1制御手段、および
    前記電磁波の出射口への付着物を除去する除去器を制御する第2制御手段として動作させ、
    前記第2制御手段は、前記電磁波の出射方向が、予め定められた所定範囲内の方向であるときに前記除去器を動作させ、前記所定範囲外の方向であるときに前記除去器を動作させないコンピュータプログラム。
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