JP6802918B2 - クイッククランプ装置、及び、持運び可能な工作機械 - Google Patents

クイッククランプ装置、及び、持運び可能な工作機械 Download PDF

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Description

特許文献1より、インサート工具ユニットを従動シャフトに工具を使わずに固定するためにクランプ部材がクランプ位置にあるときインサート工具ユニットに対してクランプ力作用するために可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材を有する少なくとも1つのクランプユニットと、可動に支承された少なくとも1つの操作部材を有する、クランプ部材のリリース位置へクランプ部材を少なくとも動かすための少なくとも1つの操作ユニットとを有する、回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフトを有する持運び可能な工作機械のための、特にアンギュラ研削機のためのクイッククランプ装置がすでに公知である。
本発明は、インサート工具ユニットを従動シャフトに工具を使わずに固定するためにクランプ部材がクランプ位置にあるときインサート工具ユニットに対してクランプ力作用するために可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材を有する少なくとも1つのクランプユニットと、可動に支承された少なくとも1つの操作部材、特に可動に支承された操作レバーを有する、クランプ部材のリリース位置へクランプ部材を少なくとも動かすための少なくとも1つの操作ユニットとを有する、回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフトを有する持運び可能な工作機械のための、特にアンギュラ研削機のためのクイッククランプ装置を前提とする。
独国特許出願公開第10017458号明細書
操作部材はクランプ部材をリリース位置へ動かすために少なくとも1つの作動面を有しており、該作動面は、操作部材の少なくとも1つの力導入点が操作ユニットの可動に支承された作動部材の接触面と協同作用したときに操作部材の運動に依存して接触面の上で可動であるように配置されることが提案される。操作部材の作動面と作動部材の接触面とが協同作用したとき、操作部材の作動面と作動部材の接触面との間で線接触が行われるのが好ましい。操作部材の少なくとも1つの力導入点は、操作部材の作動面の接触線の上に配置されるのが好ましい。操作部材の作動面と作動部材の接触面との間の線接触は、操作部材の作動面の接触線に沿って行われるのが好ましい。しかしながら、操作部材の作動面と作動部材の接触面とが協同作用したときに点状の接触が行われることも考えられ、点状の接触は操作部材の少なくとも1つの力導入点で行われる。操作部材の少なくとも1つの力導入点は、操作部材の作動面と作動部材の接触面とが協同作用したときに作動部材の接触面に当接するために意図される、操作部材の作動面の接触点によって形成されるのが好ましい。「意図される」とは、特に特別にプログラミングされ、設計され、および/または装備されることを意味するものとする。ある部材および/またはユニットが特定の機能のために意図されるとは、特に、その部材および/またはユニットがその特定の機能を少なくとも1つの使用状態および/または動作状態のときに遂行および/または実行することを意味するものとする。「可動に支承される」とは、特に、ある部材および/またはユニットの支承を意味するものとし、その部材および/またはユニットは、特に部材および/またはユニットの弾性変形とは別個に、運動軸に沿って5mm超、好ましくは10mm超、特別に好ましくは50mm超の運動可能性、および/または運動軸を中心として1°超、好ましくは5°超、特別に好ましくは15°超の角度領域に沿った運動可能性を有する。
少なくとも1つの力導入点は、操作部材の運動に依存して、および作動面の上の接触点と作動面との協同作用に依存して、当業者にすでに知られている仕方で可動である。少なくとも1つの力導入点は、操作部材の作動面の固定点とは相違して構成されるのが好ましい。作動面の上での少なくとも1つの力導入点の位置は、当業者にすでに知られている仕方で、操作部材の運動位置に依存して、および接触面と作動面との協同作用に依存して変更可能であるのが好ましい。操作部材の作動面は、特に少なくとも1つの力導入点は、操作部材の作動面と作動部材の接触面とが協同作用したときに作動部材の接触面に沿って摺動するのが好ましい。操作部材の作動面は、操作部材の偏心区域に配置されるのが好ましい。操作部材の作動面は、操作部材の湾曲した外面として構成されるのが好ましい。操作部材は、特に操作部材の運動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で、偏心区域に円弧状の外側輪郭を有するのが好ましい。操作部材は、特に50mmよりも小さい、好ましくは40mmよりも小さい、特別に好ましくは30mmよりも小さい、最大の長手方向伸長を有するのが好ましい。操作部材の最大の長手方向伸長は、操作部材の運動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って延びるのが好ましい。
クイッククランプ装置は、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットをクランプユニットから連結解除するために意図される少なくとも1つの連結解除ユニットを含むのが好ましい。連結解除ユニットは、特に100回転/分よりも大きい、好ましくは500回転/分よりも大きい、特別に好ましくは1000回転/分よりも大きい、きわめて特別に好ましくは5000回転/分よりも大きい従動シャフトの回転数に依存して、操作ユニットをクランプユニットから連結解除するために意図されるのが好ましい。特に1000回転/分よりも小さい、好ましくは500回転/分よりも小さい、特別に好ましくは100回転/分よりも小さい従動シャフトの回転数のとき、連結解除ユニットは、操作ユニットをクランプユニットと連結するため、特に操作ユニットを通じての操作力の作用によるクランプ部材の運動を可能にするために意図される。連結解除ユニットは、操作ユニットからクランプユニットへの作動力の伝達を従動シャフトの回転数に依存して阻止し、遮断し、および/または連結解除部材の運動へと変換するために意図されるのが好ましい。特に連結解除ユニットは、操作ユニットとクランプユニットの間の力伝達結合を従動シャフトの回転数に依存して阻止および/または遮断するために意図される。連結解除ユニットは、機械式の連結解除ユニットとして構成されるのが好ましい。連結解除ユニットは、操作ユニットの少なくとも1つの部材と、クランプユニットおよび/または連結解除ユニットの少なくとも1つの部材との間の相対運動の結果として、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットをクランプユニットから連結解除するために意図されるのが好ましい。連結解除ユニットはクラッチ部材、遠心力部材、摩擦部材、または当業者に有意義と思われるその他の部材を有することができ、該部材により従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットをクランプユニットから連結解除可能である。しかしながら、連結解除ユニットが電気式および/または電子式の連結解除ユニットとして構成されることも考えられる。たとえば電気式および/または電子式の連結解除ユニットとしての連結解除ユニットの1つの実施形態では、たとえば連結解除ユニットの少なくとも1つのセンサ素子によって、または駆動ユニット特性量の電子式の評価によって、従動シャフトの回転数を電子式に検出可能であり、連結解除ユニットのアクチュエータにより、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットの操作を作動化または不作動化する連結解除ユニットのロック部を操作可能であり、および/または連結解除ユニットのアクチュエータにより、操作ユニットとクランプユニットの間の力伝達結合を開閉する連結解除ユニットのクラッチを従動シャフトの回転数に依存して操作可能であることが考えられる。当業者に有意義と思われるその他の連結解除ユニットの実施形態も、同じく考えられる。連結解除ユニットは、従動シャフトの表面および/または内部に少なくとも部分的に配置されるのが好ましい。連結解除ユニットにより、操作ユニットの操作部材の作動の結果としてのクランプ部材の運動を、従動シャフトの回転数に依存して阻止可能であるのが好ましい。
クイッククランプ装置は、少なくとも、操作ユニットとは別個にクランプ部材のリリース位置の方向に作用する力がクランプ部材に対して作用したとき、クランプ位置を起点とするクランプ部材のリリース位置へのクランプ部材の運動を、特にクランプ部材の公差および/またはクリアランスに起因する運動を除いて阻止するために意図される少なくとも1つの固定ユニット、特にセルフロックユニットおよび/または係止ユニットを含むのが好ましい。固定ユニットは、特にセルフロックユニットおよび/または係止ユニットは、少なくとも、操作ユニットとは別個にクランプ部材のリリース位置の方向に作用する力がクランプ部材に対して作用したとき、クランプ位置を起点としてクランプ部材をクランプ部材のリリース位置への運動に対してほぼ固定するために意図されるのが好ましい。「運動に対してほぼ固定する」という表現は、特に運動に対するある部材の固定、特にその部材の位置に関する固定を意味するものとし、公差および/またはクリアランスに起因する部材の運動は、この部材の固定された位置で行われ得る。クランプ部材が固定された位置にあるとき、特にクランプユニットからインサート工具ユニットが意図せずリリースされるのを回避するために、クランプ部材とインサート工具ユニットの間で形状接合式の結合が固定されるのが好ましい。クランプ部材がリリース位置にあるとき、インサート工具ユニットをクランプユニットおよび/または従動シャフトから取外し可能であるのが好ましい。クランプ部材は固定ユニットによりクランプ位置で、形状接合式および/または摩擦接合式の結合によってクランプ位置でクランプ部材のリリース位置への運動に対して固定可能であるのが好ましい。固定ユニットは、クランプ部材のクランプ位置を起点とするクランプ部材の旋回運動を少なくともほぼ、特に公差および/またはクリアランスに起因する旋回運動を除いて、リリース位置へのクランプ部材の旋回運動に対して阻止するために少なくとも意図されるのが好ましい。固定ユニットは磁気式の固定ユニット、機械式の固定ユニット、電子式の固定ユニットなどとして構成されていてよい。磁気式の固定ユニットとしての固定ユニットの実施形態では、磁力の作用によってクランプ部材をクランプ位置で固定する少なくとも1つの磁性部材を固定ユニットが含むことが考えられる。機械式の固定ユニットとしての固定ユニットの実施形態では、形状接合式および/または摩擦接合式の結合によってクランプ部材をクランプ位置で固定する少なくとも1つの機械式の固定部材を固定ユニットが含むことが考えられる。電子式の固定ユニットとしての固定ユニットの実施形態では、クランプ部材をクランプ位置で固定する、および/またはクランプ部材の位置を監視して、クランプ位置に達したときにアクチュエータを制御して、このアクチュエータがクランプ部材をクランプ位置で固定する、少なくとも1つの電子部材を固定ユニットが含むことが考えられる。当業者に有意義と思われるその他の固定ユニットの実施形態も、同じく考えられる。
クランプ部材は、操作ユニットの少なくとも1つの操作部材とクランプ部材との間の機械式の結合によって、操作ユニットによりクランプ位置および/またはリリース位置へと可動であるのが好ましい。操作部材は操作レバーとして、特に旋回可能に支承された操作レバーとして構成されるのが好ましい。しかしながら、操作ユニットの操作部材によって電気信号を生成可能であり、該信号によって、クランプ部材をクランプ位置および/またはリリース位置へ動かすために意図されるアクチュエータを制御可能であることも考えられる。操作ユニットは、操作者の操作命令および/または操作者の操作力の結果としてクランプ部材をクランプ位置および/またはリリース位置へ動かすために意図される、機械式、電気式、および/または電子式の操作ユニットとして構成されていてよい。クランプユニットは、可動に、特に旋回可能に支承された少なくとも2つのクランプ部材を含むのが好ましい。しかしながら、クランプユニットが2つとは相違する個数のクランプ部材を含むことも考えられる。少なくとも2つのクランプ部材は、少なくとも実質的に同様の構成を有するのが好ましい。クランプユニットの少なくとも2つのクランプ部材は互いに相対的に可動に、特に互いに相対的に旋回可能に支承されるのが好ましい。特に、少なくとも2つのクランプ部材は操作ユニットによってクランプ部材のクランプ位置へ、および/またはクランプ部材のリリース位置へ可動である。少なくとも2つのクランプ部材は操作ユニットによって一緒に可動であり、特に、クランプ位置および/またはリリース位置へと一緒に可動であるのが好ましい。しかしながら、少なくとも2つのクランプ部材が操作ユニットによって互いに独立してクランプ位置および/またはリリース位置へ可動であることも考えられる。
クランプ部材は従動シャフトに少なくとも部分的に配置されるのが好ましい。従動シャフトは、従動シャフトの回転軸の周りに延びる円周方向に沿って、クランプ部材を少なくとも部分的に、特に全面的に取り囲むのが好ましい。クランプ部材は従動シャフトと回転不能に結合されるのが好ましい。クランプ部材は、クランプ部材の旋回軸を中心として旋回可能なように支承されるのが好ましい。クランプ部材の旋回軸は、従動シャフトの回転軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。クランプ部材の旋回軸は、クランプユニットのクランプ軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。「クランプ軸」とは、ここでは特にクランプユニットの軸であって、これに沿ってインサート工具ユニットに対するクランプユニットの軸方向の固定力を従動シャフトへのインサート工具ユニットの固定のために及ぼすことが可能であるもの、および/またはこれに沿ってクランプユニットの伝達部材がクランプ部材の運動のために可動に支承されるものを意味するものとする。「少なくとも実質的に垂直に」とは、ここでは特に基準方向に対して相対的な方向のアライメントを定義するものとし、この方向と基準方向が特に1つの平面で見て90°の角度をなし、この角度は特に8°よりも小さい、好ましくは5°よりも小さい、特別に好ましくは2°よりも小さい最大の差異を有する。クランプ部材はクランプジョーとして構成されるのが好ましい。クランプ部材は、インサート工具ユニットを従動シャフトに軸方向で固定するために意図されるのが好ましい。クランプ部材は少なくともクランプ位置にあるとき、少なくとも部分的にインサート工具ユニットに、特にインサート工具ユニットの固定切欠きに係合するのが好ましい。クランプ部材は、少なくともインサート工具ユニットがクランプユニットにより固定された状態にあるとき、インサート工具ユニットのクランプ延長部に後方係合するのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。
さらに操作部材は、作動部材の運動軸に対して相対的にオフセットされて配置された、特にねじれの位置に配置された運動軸、特に旋回軸を有することが提案される。操作部材の運動軸は、操作部材の運動軸と作動部材の運動軸が投影される投影平面で見たとき、作動部材の運動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。作動部材の運動軸は、クランプユニットのクランプ軸に対して、および/または従動シャフトの回転軸に対して少なくとも実質的に平行に、特に同軸に延びるのが好ましい。作動部材は、作動部材の運動軸に沿って並進的に可動に支承されるのが好ましい。作動部材は作動ボルトとして構成されるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。操作部材の作動面と作動部材の接触面が協同作用するときに、作動部材の接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動を、設計的に簡単に具体化することができる。
さらに、操作部材は運動軸、特に旋回軸を有しており、操作部材の運動軸と力導入点とを通って延びる直線が操作部材の作動位置に依存して作動部材の接触面とともに、操作部材の運動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で35°〜85°の角度範囲に属する角度をなすことが提案される。運動軸と力導入点とを通って延びる直線は、操作部材が操作部材の休止位置を起点として操作部材の接触位置へと動いている操作部材の作動位置のとき、作動部材の接触面とともに50°よりも小さく35°よりも大きい角度、特に40°の値を有する角度をなすのが好ましい。操作部材が接触位置にあるとき、作動面が接触面に当接するのが好ましく、このとき作動部材は作動部材の運動軸に沿って動いていない。運動軸と力導入点とを通って延びる直線は、操作部材が操作部材の休止位置を起点として、または接触位置を起点として最終位置へと動いている操作部材の作動位置のとき、作動部材の接触面とともに90°よりも小さく70°よりも大きい角度、特に80°の値を有する角度をなすのが好ましい。操作部材が最終位置にあるとき、作動面が接触面に当接するのが好ましく、このとき作動部材は作動部材の運動軸に沿って操作部材により最大限動いている。操作部材は休止位置を起点として最終位置へ、90°の最大の運動角を有するのが好ましい。操作部材は、休止位置を起点として接触位置へと運動するときに、最大のアイドルストローク角を通過するのが好ましい。休止位置にあるとき操作部材はストッパ領域をもって、持運び可能な工作機械の伝動装置ハウジングに当接するのが好ましい。操作部材のストッパ領域は、偏心区域と反対を向くほうの操作部材の側に配置されるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。操作ユニットのコンパクトな構成を可能にできるという利点がある。
さらに、力導入点は操作部材の運動の結果として直線に沿って接触面の上で可動であることが提案される。力導入点は、操作部材の接触位置を起点とする操作部材の最終位置への操作部材の運動の結果として、直線に沿って接触面の上で可動であるのが好ましい。作動部材は、操作部材の接触位置を起点とする操作部材の最終位置への操作部材の運動の結果として、特にクランプ部材のクランプ位置を起点とするクランプ部材のリリース位置へのクランプ部材の運動のために、作動部材の運動軸に沿って並進的に動くのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。
さらに、力導入点は操作部材の運動の結果として、少なくとも実質的に接触面の最大伸長にわたり直線に沿って接触面の上で可動であることが提案される。力導入点は、操作部材の接触位置を起点とする操作部材の最終位置への操作部材の運動の結果として、少なくとも実質的に接触面の最大伸長にわたり直線に沿って接触面の上で可動であるのが好ましい。力導入点は、接触面の1つの縁部から、接触面の当該縁部と反対を向くほうの接触面の別の縁部への操作部材の運動の結果として可動であるのが好ましい。力導入点は作動部材の端面の範囲内で可動であるのが好ましい。操作部材のほうを向いている作動部材の端面が、作動部材の接触面を形成するのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。操作部材と作動部材の間で好ましい力伝達を具体化できるという利点がある。
さらに、操作部材は旋回可能に支承されており、5°よりも大きい最小のアイドルストローク角を有することが提案される。操作部材は20°よりも小さい、特に18°の最大のアイドルストローク角を有するのが好ましい。「アイドルストローク角」とは、特に、操作部材が休止位置を起点として接触位置へと運動するときに通過する角度を意味するものとする。操作部材は、休止位置を起点として接触位置へと運動するとき、作動部材に対して接触することなく可動であるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。低い操作力の作用によって実現可能である、休止位置を起点とする接触位置への操作部材の快適な運動性を可能にできるという利点がある。
さらに操作部材は、操作部材の最大の運動を、特に最大のストローク角を制限する、作動面に隣接して操作部材に配置された少なくとも1つのストッパ面を有することが提案される。ストッパ面は、持運び可能な工作機械の伝動装置ハウジングに配置された操作ユニットのストッパ部材との協同作用によって、操作部材の最大の運動を制限するために意図されるのが好ましい。操作部材の作動面は、操作部材のストッパ面を少なくとも部分的に形成するのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作部材の最大の運動を設計的に簡単に制限できるという利点がある。
さらに操作部材は、運動軸、特に旋回軸と、操作部材の運動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って操作部材の互いに反対を向く側に配置された少なくとも2つの操作面とを有することが提案される。少なくとも2つの操作面のうち少なくとも1つは、特に少なくとも2つの操作面のうちの少なくとも1つに対する操作者の押圧力の作用の結果として、休止位置を起点として接触位置への操作部材の運動を惹起するために意図されるのが好ましい。少なくとも2つの操作面のうちの少なくとも1つは、特に少なくとも2つの操作面のうちの少なくとも1つに対する操作者の引張力の作用の結果として、接触位置を起点として最終位置への操作部材の運動を惹起するために意図されるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材の快適な作動を具体化できるという利点がある。
さらに、本発明によるクイッククランプ装置を有する持運び可能な工作機械、特にアンギュラ研削機が提案される。「持運び可能な工作機械」とは、ここでは特に、操作者によって搬送機械なしに運ぶことができる、工作物を加工するための工作機械を意味するものとする。持運び可能な工作機械は特に40kgよりも少ない、特に10kgよりも少ない、特別に好ましくは5kgよりも少ない質量を有する。持運び可能な工作機械はアンギュラ研削機として構成されるのが特別に好ましい。しかしながら持運び可能な工作機械が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば丸鋸機、研削機などとしての構成を有することも考えられる。持運び可能な工作機械は、回転駆動可能な従動シャフトを含むのが好ましい。クイッククランプ装置は従動シャフトに配置されるのが好ましい。クイッククランプ装置は少なくとも部分的に従動シャフトに配置されるのが好ましい。従動シャフトは中空シャフトとして構成されるのが好ましい。特に、持運び可能な工作機械はクイッククランプ装置によって従動シャフトに固定可能であるインサート工具ユニットとともに、工作機械システムを形成する。本発明に基づく持運び可能な工作機械の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。接触面の上での少なくとも1つの力導入点の移動の結果として、操作部材の運動に依存して作動部材の運動のためのレバーアームの変更を実現できるという利点がある。操作レバーとして構成される操作部材を作動させるための低い作動力を具体化できるという利点がある。
さらに、持運び可能な工作機械は少なくとも1つの伝動装置ハウジングを含み、これに操作部材が可動に支承されるとともに、伝動装置ハウジングの少なくとも1つの換気開口部の近傍領域に配置されることが提案され、操作部材は少なくとも不作動の状態のとき、少なくとも実質的に換気開口部を覆うことなく伝動装置ハウジングに配置される。操作部材は、少なくとも操作部材が休止位置にあるとき、換気開口部を覆うことなく伝動装置ハウジングに配置されるのが好ましい。「近傍領域」とは、特に、ある部材および/またはあるユニットに対して、特に100mmよりも小さい、好ましくは50mmよりも小さい、特別に好ましくは20mmよりも小さい、相対的な最大の間隔を有する領域を意味するものとする。本発明に基づく持運び可能な工作機械の構成により、高い操作快適性を具体化できるという利点がある。持運び可能な工作機械への操作ユニットのコンパクトな配置を具体化できるという利点がある。
本発明によるクイッククランプ装置および/または本発明による持運び可能な工作機械は、上に説明した用途や実施形態だけに限定されるものではない。特に、本発明によるクイッククランプ装置および/または本発明による持運び可能な工作機械は、ここに記載されている機能形態を果たすために、ここに挙げているのとは異なる個数の個々の部材、コンポーネント、およびユニット、ならびに方法ステップを有することができる。さらに、この開示に値範囲が記載されているとき、挙げられている限度内にある値も開示されているとみなされ、任意に適用可能であるとみなされる。
その他の利点は以下の図面の説明から明らかとなる。図面には本発明の実施例が示されている。図面、発明の詳細な説明、および特許請求の範囲は、数多くの構成要件を組み合わせの形で含んでいる。当業者はこれらの構成要件を目的に即して単独でも着目し、有意義な別の組み合わせにまとめる。
本発明によるクイッククランプ装置を有する本発明による持運び可能な工作機械を示す模式図である。 本発明による持運び可能な工作機械と本発明によるクイッククランプ装置の断面を示す模式図である。 本発明によるクイッククランプ装置の操作ユニットの詳細図を示す模式図であり、操作部材が操作部材の接触位置に配置されている。 本発明によるクイッククランプ装置の操作ユニットの詳細図を示す模式図であり、操作部材が操作部材の最終位置に配置されている。 ばね部材のばね力によって初期応力をかけられて、本発明による持運び可能な工作機械の伝動装置ハウジングに配置された操作部材の詳細図を示す模式図である。 操作部材の分解図を示す模式図である。 操作部材の操作部材力の力線図を示す模式図である。
図1は、クイッククランプ装置10を有する、アンギュラ研削機として構成された持運び可能な工作機械14を示す。しかしながら持運び可能な工作機械14が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば丸鋸機、研削機などとしての構成を有することも考えられる。持運び可能な工作機械14は、持運び可能な工作機械14の伝動装置ユニット58を受容および/または支承するための伝動装置ハウジング54を含んでいる。伝動装置ハウジング54は金属材料から形成されるのが好ましい。しかしながら伝動装置ハウジング54が、当業者に有意義と思われるその他の素材、たとえばプラスチックなどから形成されることも考えられる。伝動装置ユニット58は、特にアンギュラトランスミッションとして構成される。伝動装置ユニット58は、特に回転駆動可能な従動シャフト12を含んでいて、これにインサート工具ユニット18を、特にクイッククランプ装置10によって固定可能である。従動シャフト12は中空スピンドルとして構成されるのが好ましく、その中にクイッククランプ装置10が少なくとも部分的に配置される(図2)。伝動装置ハウジング54には、当業者にすでに周知の仕方で、ここには詳しくは図示しない保護フードユニットを配置可能である。伝動装置ハウジング54には、当業者にすでに周知の仕方で、ここには詳しくは図示しない追加ハンドグリップを配置可能である。持運び可能な工作機械14は、持運び可能な工作機械14の駆動ユニット62を受容および/または支承するためのモータハウジング60を含んでいる。駆動ユニット62は、当業者にすでに周知の仕方で、伝動装置ユニット58との協同作用によって従動シャフト12を、従動シャフト12の回転軸64を中心として回転駆動するために意図されるのが好ましい。従動シャフト12の回転軸64は、駆動ユニット62の駆動軸66に対して少なくとも実質的に垂直に延びている。駆動ユニット62は電気モータユニットとして構成されるのが好ましい。しかしながら駆動ユニット62が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば内燃機関駆動ユニット、ハイブリッド駆動ユニット、空気圧駆動ユニットなどとしての構成を有することも考えられる。
図2は、持運び可能な工作機械14の断面図を、特に伝動装置ハウジング54とクイッククランプ装置10の領域で示している。少なくとも回転駆動可能な従動シャフト12を有する持運び可能な工作機械14のためのクイッククランプ装置10は、従動シャフト12へインサート工具ユニット18を工具を使わずに固定するために、可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材20,22を、クランプ部材20,22がクランプ位置にあるときのインサート工具ユニット18に対してクランプ力作用するために有する、少なくとも1つのクランプユニット16を含んでいる。さらにクイッククランプ装置10は、可動に支承された少なくとも1つの操作部材26、特に可動に支承された操作レバーを有する、クランプ部材20,22のリリース位置へクランプ部材20,22を少なくとも動かすための少なくとも1つの操作ユニット24を含んでいる。クランプユニット16は、可動に支承された少なくとも2つのクランプ部材20,22を含んでいる。しかしながら、クランプユニット16が2つとは相違する個数のクランプ部材20,22を含むことも考えられる。少なくとも2つのクランプ部材20,22は、少なくとも実質的に同様の構成を有しているので、クランプ部材20,22のうちの1つに関して開示される構成要件は、他のクランプ部材20,22についても同じく開示されているものとみなされる。少なくとも2つのクランプ部材20,22は旋回可能に支承されている。クランプ部材20,22の、特に少なくとも2つのクランプ部材20,22の旋回軸68は、従動シャフト12の回転軸64に対して少なくとも実質的に垂直に延びている。少なくとも2つのクランプ部材20,22は、インサート工具ユニット18を、クランプユニット16および/または従動シャフト12に配置された状態のときに、特に少なくとも2つのクランプ部材20,22がクランプ位置にあるとき、従動シャフト12に軸方向で固定するために意図される。少なくとも2つのクランプ部材20,22は、従動シャフト12と回転不能に結合されている。少なくとも2つのクランプ部材20,22は、従動シャフト12とともに回転軸64を中心として回転するように駆動可能である。
クランプユニット16は、インサート工具ユニット18へのトルク伝達のために、少なくとも1つの回転連行部材70を含んでいる。回転連行部材70は、インサート工具ユニット18がクランプユニット16および/または従動シャフト12に配置された状態のとき、インサート工具ユニット18の受容切欠き(ここには詳しくは図示せず)に係合するとともに、受容切欠きを区切るインサート工具ユニット18の少なくとも1つの縁部にトルク伝達のために当接する。従動シャフト12と、クランプユニット16および/または従動シャフト12に配置されたインサート工具ユニット18との間のトルク伝達は、当業者にすでに周知となっている仕方で、回転連行部材70とインサート工具ユニット18の間の形状接合式の結合によって行われるのが好ましい。回転連行部材70は従動シャフト12に回転不能に配置されている。回転連行部材70は従動シャフト12とともに、回転軸64を中心として回転するように駆動可能である。
操作ユニット24は、クランプ部材20,22を、特に少なくとも2つのクランプ部材20,22を、クランプユニット16および/または従動シャフト12からインサート工具ユニット18を取外し可能であるリリース位置へと少なくとも動かすために意図されるのが好ましい。その代替または追加として操作ユニット24は、クランプ部材20,22を、特に少なくとも2つのクランプ部材20,22を、クランプユニット16によって従動シャフト12にインサート工具ユニット18を固定可能であるクランプ位置へと少なくとも動かすために意図されることが考えられる。操作ユニット24は、操作者によって作動可能な操作部材26を少なくとも含んでいるのが好ましい。操作部材26は操作レバーとして構成されている。操作部材26は、従動シャフト12の回転軸64に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる運動軸36、特に旋回軸を含んでいる。操作部材26は操作部材26の運動軸36、特に旋回軸を中心として旋回可能に支承されるのが好ましい。操作部材26は従動シャフト12の回転運動からは切り離されている。操作部材26は伝動装置ハウジング54に可動に支承されるとともに、伝動装置ハウジング54の少なくとも1つの換気開口部56の近傍領域に配置されており、操作部材26は少なくとも作動していない状態のとき、特に操作部材26が休止位置あるとき、少なくとも実質的に換気開口部を覆うことなく伝動装置ハウジング54に配置される。操作部材26は、伝動装置ハウジング54の切欠き76の中へ部分的に入るように可動である。操作部材26によって作動可能および/または可動である操作ユニット24の作動部材34が、少なくとも部分的に切欠き76の中に入るように延びている。切欠き76を洗浄するために、操作部材26の運動軸36を中心とする操作部材26の運動の結果として、操作部材26の偏心区域72によって汚れを少なくとも部分的に切欠き76から外に送出可能であることが考えられる。操作部材26は、偏心区域72に配置された、操作部材26の運動の結果として切欠き76からの掃き出しをするために意図される少なくとも1つのブラシ部材を有することが考えられる。換気開口部56から外に出る空気流を切欠き76の洗浄のために利用可能であるように、少なくとも1つの換気開口部56が伝動装置ハウジング54に配置されることも考えられる。
1つのクランプ部材20,22は、特に複数のクランプ部材20,22は、可動なように、特に旋回可能なように、従動シャフト12で、特に従動シャフト12の中で支承される。1つのクランプ部材20,22の、特に複数のクランプ部材20,22の旋回軸68は、クランプユニット16のクランプ軸78に対して少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。1つのクランプ部材20,22は、特に複数のクランプ部材20,22は、クランプユニット16のゲート係合部材と協同作用するために意図される少なくとも1つの運動ゲート部材を有している。ゲート係合部材はクランプユニット16の伝達部材100に固定されている。ゲート係合部材は、特に伝達部材100の2つのフォーク端部の間で伝達部材100に固定されたボルトとして構成される。ゲート係合部材と運動ゲート部材との協同作用の結果として、1つのクランプ部材20,22は、特に複数のクランプ部材20,22は、クランプ位置を起点としてリリース位置へと可動であり、またはリリース位置からクランプ位置へと可動である。1つのクランプ部材20,22は、特に複数のクランプ部材20,22は、特に伝達部材100に対するクランプユニット16のクランプばね部材102のばね力の作用によって、リリース位置を起点としてクランプ位置へと可動である。1つのクランプ部材20,22は、特に複数のクランプ部材20,22は、特に操作ユニット24を介しての操作力の作用が消失した後に、クランプばね部材102のばね力の作用の結果としてクランプ位置へと自動的に可動である。
クイッククランプ装置10は、従動シャフト12の回転数に依存して操作ユニット24をクランプユニット16から連結解除するために意図される、少なくとも1つの連結解除ユニット86を含んでいる。連結解除ユニット86は、従動シャフト12の回転数に依存して、連結解除ユニット86の少なくとも1つの連結解除部材94と、操作ユニット24の少なくとも1つの作動部材34との間の相対運動が、クランプユニット16からの操作ユニット24の連結解除のために行われるように構成されている。連結解除ユニット86は、従動シャフト12の回転数に依存して、操作ユニット24がクランプユニット16から連結解除される連結解除位置へと移行可能である、可動に支承された連結解除部材94を少なくとも含んでいる。連結解除ユニット86は摩擦連結解除ユニットとして構成されるのが好ましい。連結解除ユニット86は、連結解除部材94と操作ユニット24の作動部材34との間の摩擦力の結果として従動シャフト12に対して相対的に可動である、可動に支承された連結解除部材94を少なくとも有する。連結解除ユニット86は、従動シャフト12の回転軸64に沿って、および/またはこれを中心として従動シャフト12に可動に支承された、可動に支承された連結解除部材94を少なくとも含む。連結解除ユニット86は、可動に支承された連結解除部材94を少なくとも含み、および、連結解除部材94をばね力によって操作ユニット24の方向に付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材96を含む。連結解除ユニット86は、可動に支承された連結解除部材94を少なくとも有し、および、従動シャフト12に対して相対的に連結解除部材94が相対運動するときに連結解除部材94を案内するための少なくとも1つのゲート部材98を有する。
連結解除部材94は、摩擦接合式の結合によって作動部材34と接触させることが可能であり、または連結解除部材94は、摩擦接合式の結合によって作動部材34と接触している。連結解除部材94は、特に従動シャフト12またはクランプユニット16の伝達部材100の中で、回転軸64に沿って並進的に可動に支承されるのが好ましい。連結解除部材94は、特に、作動部材34の切欠きに少なくとも部分的に係合するテーパ状の結合領域を含んでいる。作動部材34と連結解除部材94の間の摩擦作用は、特に、テーパ状の結合領域の構成と、連結解除ばね部材96のばね力とに依存して決まる。連結解除ばね部材96は、連結解除部材94をばね力によって作動部材34の方向へ付勢するために意図される。連結解除ばね部材96は、クランプユニット16の伝達部材100の中に配置されている。伝達部材100はクランプフォークとして構成されている。伝達部材100は従動シャフト12と回転不能に結合されている。伝達部材100は、クランプユニット16のクランプ軸78に沿って並進的に可動である。伝達部材100は従動シャフト12の中で可動に支承されている。伝達部材100は、少なくともクランプユニット16のクランプばね部材102によりクランプ軸78に沿って、特に操作ユニット24の方向へばね力によって付勢可能である。
連結解除ユニット86は、特に少なくとも小さい回転数を有する従動シャフト12の状態のときに、または従動シャフト12の停止状態のときに、連結解除部材94と伝達部材100を運動工学的に互いに結合するために意図される少なくとも1つの結合部材104を有している。結合部材104はボルトとして構成されている。結合部材104は連結解除部材94に配置され、特に固定される。結合部材104は連結解除部材94とともに可動である。結合部材104は、連結解除ユニット86のゲート部材98の中へと延びている(図2)。ゲート部材98はゲートガイド軌道として構成されている。ゲート部材98は伝達部材100に配置され、特に伝達部材100と一体的に構成される。従動シャフト12が回転運動するとき、連結解除部材94と結合部材104は作動部材34の作動による制動の結果として伝達部材100に対して相対的に回転可能であり、このとき結合部材104は、連結解除部材94が連結解除ばね部材96のばね力に抗して伝達部材100の案内切欠き106の中へと可動であるように、ゲートガイド軌道として構成されたゲート部材98の中で可動である。従動シャフト12の回転運動中の操作部材26の作動を、伝達部材100に対して相対的な作動部材34および連結解除部材94の運動へと転換可能である。従動シャフト12の回転運動中には、クランプ位置を起点としてリリース位置へ1つのクランプ部材20,22を、特に複数のクランプ部材20,22を移行させるための、操作ユニット24による操作力の作用の結果としての伝達部材100の運動を、ほぼ阻止可能である。従動シャフト12の回転数が小さいときには、または従動シャフト12の停止状態のときには、作動部材34から連結解除部材94に対して作用する軸方向力を、結合部材104と、ゲートガイド軌道として構成されたゲート部材98との協同作用によって、伝達部材100へと伝達可能である。伝達部材100は、操作ユニット24によってクランプばね部材102のばね力に抗して可動である。伝達部材100は、1つのクランプ部材20,22を、特に複数のクランプ部材20,22を、クランプ位置を起点としてリリース位置へと動かすために意図される。
操作部材26は、操作ユニット24の作動部材34を作動させるための偏心区域72を含んでいる。作動部材34は回転軸64に沿って並進的に可動なように、特に従動シャフト12および/または伝動装置ハウジング54に支承されている。作動部材34は、特に、軸方向の運動を可能にするとともに回転運動を阻止する、作動部材34の少なくとも1つの側方の平坦部の結果として、伝動装置ハウジング54に対して相対的に回転しないように伝動装置ハウジング54に固定される。作動部材34は、作動部材34の互いに反対を向く2つの側に、それぞれ少なくとも1つの平坦部を有するのが好ましい。しかしながら作動部材34が、作動部材34を伝動装置ハウジング54に対して相対的に回転しないように固定するために意図される、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば多角形の断面、噛合部などを有することも考えられる。作動部材34の領域には、特に伝動装置ハウジング54および/またはクランプユニット16の中への汚れの侵入を少なくともほぼ回避するために、たとえばゴムシールなどのシール部材74が配置されるのが好ましい。シール部材74は作動部材34に当接するのが好ましい。作動部材34は、特にシール部材74に対して相対的に可動に支承される。作動部材34は、シール部材74に対して相対的に動くとき、シール部材74の少なくとも1つの封止面に沿って摺動する。
操作部材26は、1つのクランプ部材20,22を、特に複数のクランプ部材20,22をリリース位置へと動かすために少なくとも1つの作動面28を有しており、この作動面は、操作部材26の少なくとも1つの力導入点30が、可動に支承された操作ユニット24の作動部材34の接触面32との協同作用のときに、操作部材26の運動に依存して接触面32の上で可動であるように配置されている(図3および図4を参照)。操作部材26の作動面28は、操作部材26の偏心区域72に配置されるのが好ましい。操作部材26の作動面28と作動部材34の接触面32とが協同作用するとき、操作部材26の作動面28と作動部材34の接触面32との間で線接触が行われるのが好ましい。操作部材26の少なくとも1つの力導入点30は、操作部材26の作動面28の接触線の上に配置されるのが好ましい。操作部材26の作動面28と作動部材34の接触面32とが協同作用するとき、操作部材26の作動面28と作動部材34の接触面32との間で線接触が操作部材26の作動面28の接触線に沿って行われるのが好ましい。しかしながら、操作部材26の作動面28と作動部材34の接触面32とが協同作用するときに点接触が行われることも考えられ、この場合、点状の接触は、操作部材26の少なくとも1つの力導入点30で行われる。操作部材26の少なくとも1つの力導入点30は、操作部材26の作動面28と作動部材34の接触面32とが協同作用するときに作動部材34の接触面32に当接するために意図される、操作部材26の作動面28の接触点によって形成されるのが好ましい(図3および図4)。
操作部材26は、作動部材34の運動軸38に対して相対的にオフセットされて配置された、特にねじれの位置に配置された運動軸36、特に旋回軸を有している。作動部材34の運動軸38は、クランプユニット16のクランプ軸78に対して、および/または従動シャフト12の回転軸64に対して少なくとも実質的に平行に、特に同軸に延びるのが好ましい。クランプ軸78は、従動シャフト12の回転軸64に対して少なくとも実質的に平行に、特に同軸に延びるのが好ましい。操作部材26は運動軸36を有しており、操作部材26の運動軸36と力導入点30とを通って延びる直線40は、操作部材26の作動位置および/または運動位置に依存して、操作部材26の運動軸36に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で、作動部材34の接触面32とともに35°〜85°の角度範囲に属する角度42をなす(図3および図4を参照)。操作部材26の運動軸36と力導入点30とを通って延びる直線40は、操作部材26が操作部材26の休止位置(図2)を起点として操作部材26の接触位置(図3)へと動いている操作部材26の作動位置および/または運動位置のとき、操作部材34の接触面32とともに50°よりも小さく35°よりも大きい角度42、特に40°の値を有する角度42をなすのが好ましい(図3)。操作部材26が接触位置にあるとき、作動面28が接触面32に当接するのが好ましく、このとき作動部材34は作動部材34の運動軸38に沿って操作部材26によって動いていない。操作部材26の運動軸36と力導入点30とを通って延びる直線40は、操作部材26が操作部材26の休止位置(図2および図5)を起点として、または接触位置(図3)を起点として最終位置(図4)へと動いている操作部材26の作動位置および/または運動位置のとき、操作部材34の接触面32とともに90°よりも小さく70°よりも大きい角度42、特に80°の値を有する角度42をなすのが好ましい。操作部材26が最終位置にあるとき、作動面28が接触面32に当接するのが好ましく、このとき作動部材34は作動部材34の運動軸38に沿って操作部材26により最大限動いている。
力導入点30は、特に操作部材26の接触位置を起点として操作部材26の最終位置へと操作部材26が動くときに、操作部材26の運動の結果として直線に沿って接触面32の上で可動である。力導入点30は、特に操作部材26の接触位置を起点として操作部材26の最終位置へと操作部材26が動くときに、操作部材26の運動の結果として、少なくとも実質的に接触面32の最大伸長44にわたって接触面32の上で直線に沿って可動である。操作部材26は旋回可能に支承されており、5°よりも大きい最小のアイドルストローク角46を有している。操作部材26は、20°よりも小さい、特に18°の最大のアイドルストローク角46を有するのが好ましい。最大のアイドルストローク角46は、休止位置(図2および図5)を起点として接触位置(図3)へと操作部材26が旋回運動するときに操作部材26が可動である角度である。操作部材26は、操作部材26の最大の運動、特に最大のストローク角を制限する、作動面28に隣接して操作部材26に配置された少なくとも1つのストッパ面48を有している。ストッパ面48は、操作部材26が最終位置にあるときに伝動装置ハウジング54に当接し、それにより操作部材26の最大の運動、特に最大のストローク角を制限するために意図されるのが好ましい。操作部材26は、運動軸36、特に旋回軸と、操作部材26の運動軸36に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って互いに反対を向く操作部材26の側に配置された少なくとも2つの操作面50,52とを有している。少なくとも2つの操作面50,52のうちの1つは、特に少なくとも2つの操作面50,52のうちの1つに対する操作者の押圧力の作用の結果として、休止位置(図2および図5)から接触位置(図3)への操作部材26の運動のための操作力を作用させるために意図される。少なくとも2つの操作面50,52のうちの1つは、特に少なくとも2つの操作面50,52のうちの1つに対する操作者の引張力の作用の結果として、接触位置(図3)を起点とする最終位置(図4)への操作部材26の運動のための操作力を作用させるために意図される。
操作ユニット24は、操作部材26の休止位置(図2および図5)の方向へ操作部材26をばね力で付勢する、少なくとも1つのばね部材80を有している(図5および図6)。ばね部材80はトーションばねとして、特にねじりばねとして構成されるのが好ましい。ばね部材80は1つの端部をもって操作部材26に支持されており、ばね部材80は他の端部をもって伝動装置ハウジング54に支持される(図6)。ばね部材80は、操作部材26の運動軸36を中心とするばね力で操作部材26を付勢するために意図される。ばね部材80は、操作部材26の軸受切欠き82の領域に配置されるのが好ましい。ばね部材80は、操作部材26を組み立てるときに、操作部材26の偏心区域72を操作部材26の本体84に予備固定するために意図される。操作部材26とばね部材80が伝動装置ハウジング54に配置された状態のとき、ばね部材は、操作部材26を休止位置へと復帰させるため、および/または操作部材26を休止位置で保持するために意図される。本体84は、プラスチックまたはエラストマーから構成されるのが好ましい。偏心区域72は金属材料から構成されるのが好ましい。操作面50,52は本体84に配置される。さらに本体84は、休止位置(図2および図5)にあるときに伝動装置ハウジング54に当接する。持運び可能な工作機械14の稼働中に、操作部材26の振動に対する緩衝を可能にできるという利点がある。
図7は、操作部材26の運動軸36を中心とする操作部材26の運動中における、クランプばね部材102のばね力と比較した操作部材26の操作部材力の力線図を示す。この力線図は、距離に対して力がプロットされた力・距離(角度)グラフとして構成されている。力線図の上側のグラフ88は、休止位置(図2および図5)から最終位置(図4)へと動くときの操作部材26の操作部材力の推移を示す。中央のグラフ90は、最終位置(図4)から休止位置(図2および図5)へと動くときの操作部材26の操作部材力の推移を示す。下側のグラフ92は、操作部材26の運動に依存するクランプばね部材102のばね力推移を示す。
12 従動シャフト
16 クランプユニット
18 インサート工具ユニット
20,22 クランプ部材
24 操作ユニット
26 操作部材
28 作動面
30 力導入点
32 接触面
34 作動部材
36 運動軸
38 運動軸
40 直線
42 角度
44 最大伸長
46 アイドルストローク角
48 ストッパ面
50,52 操作面
54 伝動装置ハウジング
56 換気開口部

Claims (11)

  1. 回転駆動可能な従動シャフト(12)にインサート工具ユニット(18)を工具を使わずに固定するために、該インサート工具ユニット(18)を取り外し可能であるリリース位置から該インサート工具ユニット(18)にクランプ力作用させるクランプ位置へ可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材(20,22)を有する少なくとも1つのクランプユニット(16)と、
    旋回軸(36)を中心として旋回可能に支承された少なくとも1つの操作部材(26)を有する、前記クランプ位置にある前記クランプ部材(20,22)を前記リリース位置へ動かすための少なくとも1つの操作ユニット(24)と
    を有する、持運び可能な工作機械のためのクイッククランプ装置において、
    前記操作部材(26)は、前記旋回軸(36)を中心とする運動によって、可動に支承された作動部材(34)の接触面(32)に押圧力を付与することで、前記クランプ位置にある前記クランプ部材(20,22)を前記リリース位置へ動かし、
    前記運動の過程で、前記操作部材(26)の前記接触面(32)と接触する点である力導入点(30)は、該接触面(32)に対して相対的に移動し、
    前記操作部材(26)は、該操作部材(26)の前記旋回軸(36)の両側に延在し、該操作部材(26)の該旋回軸(36)を基準とする前記力導入点(30)が有る側の領域に、操作者に押圧力を付与させるために意図される操作面(50)が設けられている
    ことを特徴とするクイッククランプ装置。
  2. 前記操作部材(26)の前記旋回軸(36)は、前記作動部材(34)の運動軸(38)に対して相対的にオフセットしてい
    ことを特徴とする、請求項1に記載のクイッククランプ装置。
  3. 記操作部材(26)の前記旋回軸(36)と前記力導入点(30)とを通って延びる直線(40)と、前記作動部材(34)の前記接触面(32)と、は該旋回軸(36)に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で35°〜85°の範囲に属する角度(42)をなす
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載のクイッククランプ装置。
  4. 前記力導入点(30)の、記運動の結果として前記接触面(32)に対する相対的な移動の軌跡は、直線である
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  5. 記運動の結果として前記軌跡は、該接触面(32)の最大伸長(44)にわたる
    ことを特徴とする、請求項4に記載のクイッククランプ装置。
  6. 前記操作部材(26)は5°よりも大きいアイドルストローク角(46)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  7. 前記操作部材(26)は、操作部材(26)の前記運動を制限する少なくとも1つのストッパ面(48)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  8. 前記操作部材(26)は、可動に支承されたレバーである
    ことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  9. 前記持運び可能な工作機械は、アンギュラ研削機である
    ことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置を有している持運び可能な工作機械。
  11. 前記操作部材(26)を可動に支承する少なくとも1つの伝動装置ハウジング(54)を有しており
    前記操作部材(26)は、少なくとも前記クランプ部材(20,22)が前記クランプ位置にあるときに、前記伝動装置ハウジング(54)の少なくとも1つの換気開口部(56)少なくとも実質的に覆わない
    ことを特徴とする、請求項10に記載の持運び可能な工作機械。
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