JP6802228B2 - 液体塗布シートの製造方法及び製造装置並びに塗布手段のクリーニング方法 - Google Patents

液体塗布シートの製造方法及び製造装置並びに塗布手段のクリーニング方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体塗布シートの製造方法に関し、詳細には、該製造方法で使用する液体の塗布手段のクリーニング方法に関する。
使い捨ておむつや生理用ナプキンなどの吸収性物品の製造においては従来、フィルム、不織布、紙などのシートに、接着剤、塗料などの液体を塗布する工程が含まれている。特許文献1には、斯かる塗布工程において、接触式塗布手段により低粘度の液体をシートに塗布すると、該シートにおける該塗布手段の周辺部に該液体の溜まりが発生するという課題があることが記載され、この課題を解決し得る塗布手段として、液体の塗布と同時に加圧空気をシートに噴射するように構成された塗工ガンが記載されている。
また、吸収性物品の製造ラインでは、液体が塗布されるシートに継ぎ目、異物、折れなどの欠陥が存在する、液体が所定のパターンどおりに塗布されないなどの理由により、不良品が発生する場合がある。特許文献2には、吸収性物品の製造ラインに、製造不良を検知する検知手段を設け、その検知結果に基づいて不良品を選択的に排出する方法及びシステムが記載されている。
また、吸収性物品の製造装置などの各種製品の製造装置は、構成物品をクリーニングして汚れを除去するなどのメンテナンスが必要不可欠である。例えば、シートなどの塗布対象物に接触した状態で液体を塗布する接触式塗布手段においては、その使用に伴い、塗布対象物との接触部分である該塗布手段の先端に、液体や塗布対象物に含まれる成分などが異物として付着する場合があり、この異物を放置しておくと、液体の塗布不良延いては不良品の発生に繋がるおそれがあることから、塗布手段の定期的なクリーニングが必要不可欠である。しかしながら、製造ラインを停止して部品をクリーニングすることは、製造効率の低下に繋がることから、製造ラインの稼働中に部品のクリーニングをすることが望まれる。
特許文献3には、間欠配置された複数の回転ロール群の上部に処理物を供給して篩分け、冷却、熱処理などを施すように構成されたロール力処理機において、処理物から発生した微粉が該回転ロールの表面に付着することによる不都合を解消するために、該回転ロールの表面に付着した微粉をかき取るかき取板を設け、該処理機の運転中に微粉のかき取りを実施可能にすることが記載されている。しかしながら、特許文献3に記載の処理機の運転中に、かき取板を作動させて回転ロールの表面のクリーニングを実施した場合には、かき取られた微粉が処理物に混入し、品質低下を招くおそれがある。
特開2004−229959号公報 特開2002−79187号公報 特開昭58−173398号公報
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る、液体塗布シートの製造方法及び製造装置並びに塗布手段のクリーニング方法を提供することにあり、詳細には、製造効率を低下させずに塗布手段のクリーニングを実施し得る、液体塗布シートの製造方法及び製造装置並びに塗布手段のクリーニング方法を提供することに関する。
本発明は、搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知工程と、前記欠陥検知工程を経て前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シートを得る塗布工程と、前記搬送路を搬送中の前記液体塗布シートを切断して複数の枚葉物を得る切断工程と、前記複数の枚葉物から一部を選択し、その選択された枚葉物を他の枚葉物とは別に、前記搬送路に設けられた選択品排出部から排出する選択品排出工程とを有する、液体塗布シートの製造方法であって、前記塗布工程に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該塗布工程に供給されたときに、前記塗布手段のクリーニングを実施する、液体塗布シートの製造方法である。
また本発明は、搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知部と、前記欠陥検知部よりも前記基材シートの搬送方向下流側に配され、前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布する液体塗布部と、前記液体塗布部よりも前記基材シートの搬送方向下流側に配され、前記基材シートを切断して複数の枚葉物とする切断部と、前記搬送路に設けられ、前記複数の枚葉物から選択された一部の枚葉物を他の枚葉物とは別に排出する選択品排出部とを備えた液体塗布シートの製造装置であって、前記塗布手段のクリーニング機構を有し、前記クリーニング機構は、前記液体塗布部に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該液体塗布部に供給されたときに作動する、液体塗布シートの製造装置である。
また本発明は、搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知工程と、前記欠陥検知工程を経て前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シートを得る塗布工程と、前記搬送路を搬送中の前記液体塗布シートを切断して複数の枚葉物を得る切断工程と、前記複数の枚葉物から一部を選択し、その選択された枚葉物を他の枚葉物とは別に、前記搬送路に設けられた選択品排出部から排出する選択品排出工程とを有する、液体塗布シートの製造方法の実施中に、前記塗布手段のクリーニングを実施する方法であって、前記塗布工程に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該塗布工程に供給されたときに、前記塗布手段のクリーニングを実施する、塗布手段のクリーニング方法である。
本発明によれば、製造効率を低下させずに塗布手段のクリーニングを実施することができる。
図1は、本発明の液体塗布シートの製造方法の実施に用いられる液体塗布シートの製造装置の一実施形態の概略構成図である。 図2は、図1に示す製造装置における塗布手段の、基材シートの搬送方向に沿う断面を模式的に示す断面図である。
以下、本発明についてその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の液体塗布シートの製造装置の一実施形態である製造装置1の概略構成が示されている。製造装置1は、図1に示すように、長尺状の基材シート10を搬送路に沿って一方向に搬送し、その搬送中に液体を塗布して長尺状の液体塗布シート11を得、該シート11を切断して枚葉物12とするように構成されており、これらの被搬送物10,11,12の搬送方向MDの上流側から下流側に向かって順に、欠陥検知部3、液体塗布部4、切断部5、選択品排出部6を備えている。搬送方向MDは、基材シート10ないし液体塗布シート11の長手方向に一致する。製造装置1において、被搬送物10,11,12の搬送路は、搬送ロール15、搬送コンベア16、後述するシート継ぎ部2を構成するガイドロールなどの各種ロールのような、公知の搬送手段によって構成されている。
欠陥検知部3は、搬送路を搬送中の基材シート10の欠陥を検知する検知手段31を含んで構成されている。検知手段31としては、この種のシートの欠陥検知に使用可能なものを特に制限無く用いることができ、例えば、CCD方式のエリアカメラ、ラインスキャンカメラ等の撮像手段;検知対象物(基材シート10)から発せられる光又は赤外線等を受け、大きさ、折り曲げ不良等の製造不良の有無を検知する光又は赤外線センサー;金属検出センサー;重量計測により製造不良の有無を検知する重量センサー;透過式の光電センサー等が挙げられ、基材シート10の種類、検出しようとしている欠陥の種類等に応じて適宜選択することができる。検知手段31が撮像手段の場合、欠陥検知部3は、該撮像手段で撮像した画像に2値化処理等の画像処理を施す画像処理装置を含んで構成されていてもよい。また本実施形態では、製造装置1が備える検知手段31は1個であるが、検知する欠陥の種類等に応じて、複数の検知手段31を備えていてもよく、その複数の検知手段31どうしは種類が異なっていてもよい。
液体塗布部4は、基材シート10の一面に液体を塗布する塗布手段41を含んで構成されている。塗布手段41は、走行するシートの一面に液体を塗工可能なものであればよく、基材シート10の種類やこれに塗布する液体の種類等に応じて適宜選択することができ、接触式でも非接触式でもよい。接触式塗布手段は、塗布対象物(基材シート10)に接触した状態で該塗布対象物に液体を塗布する塗布手段である。非接触式塗布手段は、接触せずに該塗布対象物に液体を塗布する塗布手段であり、典型的には、塗布対象物に向けて液体を噴射するように構成されている。本実施形態における塗布手段41は接触式塗布手段である。
本実施形態における塗布手段41は、液体の塗布と同時に塗布対象物(基材シート10)に気体を噴射するように構成されており、図2に示すように、その内部に液供給路42と気体供給路43とを有する。液供給路42は、基材シート10に塗布する液体の流路として機能するもので、図示しない液体の貯留槽から、塗布手段41の先端に位置する液吐出口42aにわたって配されている。気体供給路43は、加圧された空気などの気体の流路として機能するもので、液供給路42を挟んで搬送方向MDの両側それぞれに配され、気体供給路43における気体の流れる方向の下流側端は、液吐出口42aの近傍に位置する気体噴出口43aとなっている。塗布手段41は、気体供給路43を通じて気体を外部に噴射する気体噴射機構(図示せず)を備えている。前記気体噴射機構としては、この種の気体噴射式の塗布手段で用いられている公知の気体噴射機構を特に制限無く用いることができる。
このような、接触式且つ気体噴射式の塗布手段41による液体の塗布は、図2に示すように、塗布手段41の先端を基材シート10の一面に接触させた状態で、液体を液供給路42に供給しつつ、気体供給路43に加圧空気などの気体を供給することにより実施され、基材シート10に接触する塗布手段41の先端の液吐出口42aから液体が吐出されるとともに、気体供給路43に供給された気体が気体噴出口43aから噴出される。このように、塗布対象物である基材シート10に対して液体の塗布と同時に気体の噴射を実施することで、気体の噴射を実施せずに液体の塗布のみを実施する通常の接触式塗布手段を用いた場合に比して、液体をより安定的に基材シート10に塗布することが可能となる。
切断部5は、搬送路を搬送中の長尺状の液体塗布シート11、すなわち長尺状の基材シート10に液体が塗布されたものを、その搬送方向MDにおいて所定長さに切断して複数の枚葉物12とするもので、カッター51を含んで構成されている。切断部5としては、この種の長尺状のシートを切断して枚葉にするのに使用可能なものを特に制限無く用いることができる。
選択品排出部6は、製造装置1の搬送路の途中に設けられた選択品専用の排出部である。すなわち製造装置1は、複数の枚葉物12から一部を選択し、その選択された枚葉物12(以下、「選択枚葉物12Z」ともいう。)を、選択品排出部6を介して、他の枚葉物12の搬送方向とは異なる方向へ排出する。
本実施形態においては、図1に示すように、製造装置1は、選択枚葉物12Zを製造ラインから離脱させて選択品排出部6から排出する排出手段61を備える。排出手段61としては、例えば、ピストンシリンダー機構を備えたプッシャー、切り替えレバー装置、負圧吸引装置等を用いることができる。排出手段61は、後述する制御部7に接続され、制御部7の制御下で選択枚葉物12Zの排出動作を行う。
制御部7は、製造装置1の各部の動作を制御するもので、CPU、ROM、RAMなどを含んで構成されている。制御部7には、図示しないインターフェースを介して、欠陥検知部3(検知手段31)、液体塗布部4(塗布手段41)及び排出手段61が接続されている。制御部7は、欠陥検知部3(検知手段31)からの出力信号に基づいて、液体塗布部4(塗布手段41)及び排出手段61を制御する。
以上のような構成の製造装置1によって実施される液体塗布シートの製造方法は、搬送路を搬送中の長尺状の基材シート10の欠陥を検知する工程(欠陥検知工程)と、該欠陥検知工程を経て該搬送路を搬送中の基材シート10の一面に、塗布手段41から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シート11を得る工程(塗布工程)と、該搬送路を搬送中の液体塗布シート11を切断して複数の枚葉物12を得る工程(切断工程)と、複数の枚葉物12から一部を選択し、その選択された枚葉物12Zを他の枚葉物12とは別に、該搬送路に設けられた選択品排出部6から排出する工程(選択品排出工程)とを有し、各工程は、制御部7の制御下で実施される。前記欠陥検知工程は主として欠陥検知部3によって実施され、前記塗布工程は主として液体塗布部4によって実施され、前記切断工程は主として切断部5によって実施され、また、前記選択品排出工程では排出手段61が使用される。
前記選択品排出工程において選択品排出部6から排出される選択枚葉物12Zとしては、i)不良品の枚葉物12のみを含む形態(以下、「形態A」ともいう。)、ii)不良品の枚葉物12と良品の枚葉物12とを含む形態(以下、「形態B」ともいう。)、又はiii)良品の枚葉物12のみを含む形態(以下、「形態C」ともいう。)があり得る。
選択枚葉物12Zが前記形態A〜Cを採り得る前提として、本実施形態においては、前記選択品排出工程において、複数の枚葉物12それぞれについて良不良を判定する。この枚葉物12の良不良判定は、典型的には、制御部7の制御下で検知手段31による検知結果に基づいて行われる。例えば、前記欠陥検知工程において検知手段31によって基材シート10の欠陥として、新旧2種類の基材シート10,10どうしの接合部(シート継ぎ部))が検知された場合、基材シート10の搬送路での該接合部(欠陥)の位置を把握することで、該接合部(欠陥)を含む枚葉物12を特定することができる。
前記形態A及びBは何れも、選択枚葉物12Zに不良品と判定された枚葉物12が含まれる形態である。特に前記形態Bでは、選択枚葉物12Zに不良品及び良品(不良品と判定されなかった枚葉物)の双方が含まれる。ここでいう「不良品」とは、前記欠陥検知工程により検知された欠陥を含む枚葉物であり、「良品」とは、該欠陥を含まない枚葉物である。選択枚葉物12Zが前記形態Bである場合として、例えば、前記選択品排出工程において、複数の枚葉物12それぞれについて前記の良不良判定を行い、不良品と判定された枚葉物12と、該不良品に近接する他の枚葉物12とを、選択枚葉物12Zとして選択品排出部6から排出する場合を例示できる。前記の「不良品に近接する他の枚葉物」は、典型的には、不良品の枚葉物12に対し搬送方向MDの上流側及び/又は下流側に位置する他の良品の枚葉物12であり、具体的には例えば、「1個又は複数個の不良品の枚葉物12を中心として、該中心から搬送方向MDの上流側及び/又は下流側に所定数(例えば1〜5個)以内の枚葉物」である。このように、不良品の枚葉物12のみならず、該不良品の近くに位置する良品の枚葉物12も含めて選択枚葉物12Zとして選択品排出部6から排出することにより、最終製品に不良品が混入する不都合がより確実に防止される。
このような、前記欠陥検知工程で検知された基材シート10の欠陥の搬送路での位置は、選択品排出部6からの枚葉物12の個数換算による離間距離で特定することができる。すなわち、基材シート10の欠陥と選択品排出部6との離間距離を、該欠陥と選択品排出部6との間に搬送路に沿って枚葉物12を並べた場合の枚葉物12の総数で表すことができる。例えば、検知手段31で欠陥が検知された時点での該欠陥と選択品排出部6との離間距離は、枚葉物12の個数にして51個分に相当し、該欠陥が前記塗布工程(液体塗布部4)に供給された時点での該欠陥と選択品排出部6との離間距離は、枚葉物12の個数にして26個分に相当する、というように、基材シート10の欠陥の搬送路での位置を特定することができる。
基材シート10の材質は特に制限されず、例えば、樹脂製フィルム、不織布、織布、紙などがあり得る。また、基材シート10に塗布する液体は、製造目的物である液体塗布シートの枚葉物12の用途や形態に応じて適宜設定されるものであり、例えば、ホットメルト接着剤などの接着剤、印刷塗料、尿等の体液との接触により視認可能な色に変色する液体などが挙げられる。
また、本実施形態においては、長尺状の液体塗布シート11を連続的に製造していることから、製造ラインを停止させないようにするために、ロール状に巻回された基材シート10の原反ロールR1から繰り出される該基材シート10を、その繰り出しがすべて完了する前に、他の原反ロールR2から繰り出された他の基材シート10と接合する操作、即ちシート継ぎ操作が採用されている。シート継ぎ操作は、欠陥検知部3による基材シート10の欠陥検知工程に先立ち行われ、製造装置1は、図1に示すように、欠陥検知部3よりも搬送方向MDの上流側に、シート継ぎ操作を行うためのシート継ぎ部2を備える。
シート継ぎ部2としては、この種のシート継ぎ操作に利用可能な公知のものを特に制限無く用いることができる。本実施形態におけるシート継ぎ部2は、図1に示すように、原反ロールR1から繰り出された基材シート10に、他の原反ロールR2から繰り出された他の基材シート10の搬送方向MDの始端部100を継ぎ合わせる継ぎ部21を有している。継ぎ部21には、対向配置された定常ロール22及び押圧部23が配設されている。定常ロール22は、定常回転するロールで、原反ロールR1から継ぎ部21に導入された基材シート10(相対的に先に搬送される基材シート)に搬送力を付与できるようになっている。押圧部23は、原反ロールR2から継ぎ部21に導入された基材シート10(相対的に後に搬送される基材シート)の始端部100を、定常ロール22に当接するまで、定常ロール22に向けて移動できるようになっている。また、継ぎ部21よりも搬送方向MDの下流側には、フリーロール24が配設されている。フリーロール24は、継ぎ部21から導出された基材シートを次工程(欠陥検知工程)に向けて転回するロールである。
原反ロールR1から繰り出された基材シート10は、ガイドロール25A,26Aに案内されて継ぎ部21に導入される。図1に示す状態においては、原反ロールR1から繰り出された基材シート10は連続的に搬送されている。一方、原反ロールR2から繰り出された基材シート10は、ガイドロール25B,26Bに案内されて、その始端部100が継ぎ部21における定常ロール22と押圧部23との間に位置するように配置されている。この操作は、例えば人手操作によって行われる。図1に示す状態においては、原反ロールR2から繰り出された基材シート10は静止している。
原反ロールR2から繰り出された基材シート10の始端部100における、定常ロール22との対向面には粘着材料13が配置されている。粘着材料13は、原反ロールR1から繰り出された基材シート10と、原反ロールR2から繰り出された基材シート10の始端部100とを接合するために用いられる。始端部100に粘着材料13を配置する操作は、機械的に行ってもよく、あるいは人手操作により行ってもよい。粘着材料13としては、シート継ぎに通常用いられているものを特に制限なく用いることができ、例えば接着剤、両面テープが挙げられる。
継ぎ部21においては、原反ロールR1から繰り出された基材シート10における、他の基材シート10が継ぎ合わされる部分(シート継ぎ予定部)が継ぎ部21に近接すると、押圧部23が定常ロール22に向けて移動し、定常ロール22によって搬送されている該基材シート10のシート継ぎ予定部又はその近傍に、原反ロールR2から繰り出された基材シート10の始端部100が粘着材料13を介して継ぎ合わる。その結果、粘着材料13の配置位置が両シート10,10の接合部となり、該接合部においては、一方の基材シート10と他方の基材シート10とが重なっている。こうして、当初別々であった基材シート10どうしが前記接合部にて継ぎ合わされると、その後は、原反ロールR2から繰り出された基材シート10が次工程(欠陥検知工程)に搬送される。このような一連のシート継ぎ操作を繰り返すことで、製造ラインを停止させることなく、長尺状の液体塗布シート11を連続的に製造し、延いては複数の枚葉物12を連続的に製造することが可能となる。
なお、継ぎ合わされた基材シート10,10どうしの接合部(シート継ぎ部)の形態は、前述した形態に限定されず、例えば、粘着材料13を含まずに、基材シート10,10どうしの融着部から形成されていてもよい。また、基材シート10,10どうしの接合部(シート継ぎ部)は、一方の基材シート10と他方の基材シート10との重なり部を含んでいてもよく、該重なり部を含んでいなくてもよい。
製造装置1は、塗布手段41のクリーニング機構を有しており、該クリーニング機構が作動することで、例えば、塗布手段41の先端(液吐出口42a及びその近傍)に付着した異物を自動で除去する。この異物は、例えば、基材シート10に塗布する液体に含まれる成分の固化物、基材シート10から発生した紙粉などの微粉である。前記クリーニング機構による塗布手段41のクリーニングは、前述した制御部7と、後述するクリーニング手段との協働により、実施される。前記クリーニング手段としては、塗布手段41の先端に付着した異物を除去し得る手段が好ましく、塗布手段41の構成、塗布手段41によって塗布する液体の種類等に応じて適宜選択することができる。
例えば、本実施形態における塗布手段41は、前述したとおり、気体噴射機構(図示せず)を備え、液体の塗布と同時に基材シート10に気体を噴射するように構成されているので、該気体噴射機構を前記クリーニング手段として利用することができる。すなわち、前記クリーニング機構による塗布手段41のクリーニングは、塗布手段41における気体の噴射圧を通常時(非クリーニング時)よりも高めることで実施することができる。塗布手段41における気体の噴射圧を高めることで、その先端に付着した異物を吹き飛ばして除去することが可能となる。クリーニング時の気体の噴射圧と通常時の気体の噴射圧との比率は、特に限定されないが、前者/後者として、好ましくは1.5以上、より好ましくは2.5以上、そして、好ましくは12.5以下、より好ましくは10.0以下である。
また例えば、本実施形態における塗布手段41は、前述したとおり接触式塗布手段であるので、この「接触式」であることを塗布手段41のクリーニングに利用することができる。すなわち、前記クリーニング機構による塗布手段41のクリーニングは、塗布手段41と基材シート10との接触圧を通常時(非クリーニング時)よりも高めることで実施することができる。前記接触圧を高めることで、塗布手段41の先端に付着していた異物をかき取って基材シート10に転移させることが可能となる。この場合、異物が転移した基材シート10を含む枚葉物12は、選択枚葉物12Zとして選択品排出部6から排出される。
前記の「接触圧を通常時よりも高めること」は、例えば、下記(1)若しくは(2)、又は下記(1)及び(2)の組み合わせによって実施することができる。下記(1)の場合は、基材シート10の搬送時の張力を調整する張力調整機構(図示せず)を前記クリーニング手段として利用することができ、制御部7の制御下で該張力調整機構の動作を調整すればよい。また、下記(2)の場合は、塗布手段41の移動機構(図示せず)を前記クリーニング手段として利用することができ、制御部7の制御下で該移動機構の動作を調整すればよい。前記張力調整機構及び前記移動機構としては、それぞれ、この種のシート塗布装置において用いられている同様の機能を持った公知の機構を特に制限無く用いることができる。
(1)基材シート10の搬送時の張力を通常時(非クリーニング時)よりも高める
(2)塗布手段41を通常時(非クリーニング時)よりも基材シート10側に移動させる
製造装置1の主たる特徴の1つとして、前記クリーニング機構による塗布手段41のクリーニングの実施タイミングが挙げられる。すなわち製造装置1において、前記クリーニング機構は、液体塗布部4に供給される前の基材シート10における、選択品排出部6から排出される選択枚葉物12Zに対応する部分(以下、「排出予定部」ともいう。)が、液体塗布部4に供給されたときに作動する。つまり製造装置1によって実施される液体塗布シートの製造方法では、前記塗布工程に供給される前の基材シート10の排出予定部が、該塗布工程に供給されたときに、塗布手段41のクリーニングを実施する。
塗布手段41のクリーニングをこのようなタイミングで実施することで、仮に、塗布手段41のクリーニングの実施により、塗布手段41の先端に付着していた異物が塗布対象物である基材シート10に転移したとしても、その異物が付着した部分は、その後の前記選択品排出工程で選択品排出部6から排出される予定のものであるから、塗布手段41のクリーニングの実施に起因して不良品が発生する不都合が防止される。したがって、製造装置1によれば、製造ラインを停止することなく、塗布手段41のクリーニングを実施可能であり、枚葉物12の製造効率を高いレベルで維持しつつ、塗布手段41のクリーニングを適確に実施することが可能である。
本実施形態においては前述したとおり、選択品排出部6から排出される選択枚葉物12Zが、不良品と判定された枚葉物12を含む場合(前記形態A又はB)があるところ、斯かる場合において、塗布手段41のクリーニングの実施タイミングを決定する際の基準となる「基材シート10の排出予定部」は、典型的には、基材シート10における、欠陥検知部3による前記欠陥検知工程で検知された「欠陥」を含む部分である。前記欠陥は、製造結果物たる枚葉物12が該欠陥を含む場合に不良品と判定され得るものの全てを含み、具体的には例えば、前述したシート継ぎ部2で継ぎ合わされた新旧2種類の基材シート10,10どうしの接合部(シート継ぎ部)が挙げられる。前記欠陥の他の例としては、例えば、基材シート10に混入している異物、意図せずに基材シート10に形成された折れ、皴、開孔(ピンホール)などが挙げられる。
また、塗布手段41のクリーニングの実施タイミングを決定するためには、「基材シート10の排出予定部」の搬送路での位置の特定が欠かせないが、これについては、該排出予定部に含まれる「前記欠陥検知工程で検知された欠陥」の搬送路での位置を特定することで代用可能であり、また、斯かる欠陥の搬送路での位置は、前述したように、選択品排出部6からの枚葉物12の個数換算による離間距離で特定することができる。つまり、前記欠陥検知工程(検知手段31)で検知された基材シート10の欠陥の搬送路での位置を、選択品排出部6からの枚葉物12の個数換算による離間距離で特定することで、該欠陥を含む「基材シート10の排出予定部」の搬送路での位置が特定されるので、そうして特定された該排出予定部の位置(選択品排出部6からの枚葉物12の個数換算による離間距離)に基づいて、塗布手段41のクリーニングの実施のタイミングを制御することが可能となる。
本実施形態においては、シート継ぎ部2で継ぎ合わされた新旧2種類の基材シート10,10どうしの接合部(シート継ぎ部)が、前記欠陥検知工程(検知手段31)で欠陥として検知され得るので、該接合部が、塗布手段41のクリーニングの実施タイミングを決定する「基材シート10の排出予定部」となる場合があり、その場合は、前述したとおり、該接合部が前記塗布工程(液体塗布部4)に供給されたとき、より具体的には、該接合部が塗布手段41の先端(液吐出口42a)と対向する位置に供給されたときに、塗布手段41のクリーニングが実施される。また、本実施形態における塗布手段41は、前述したとおり、液体の塗布と同時に基材シート10に気体を噴射するように構成されているので、該塗布手段41のクリーニングは、該気体の噴射圧を通常時(非クリーニング時)よりも高めることで実施することができる。このように、基材シート10の接合部(シート継ぎ部)が前記塗布工程(液体塗布部4)に供給されたときに、塗布手段41における気体の噴射圧を通常時よりも高めることによって塗布手段41のクリーニングを実施する場合、そのクリーニング効果を高めて先端に付着した異物をより確実に除去する観点から、該接合部において一方の基材シート10と他方の基材シート10とが重なっている、すなわち、該接合部が基材シート10どうしの重なり部を有していることが好ましい。前記接合部がこのような重なり部を有していると、これを有していない場合に比して、該接合部の通気性が低下するため、該接合部が塗布手段41と対向している状態で、塗布手段41から該接合部に向けて気体を噴射した場合には、噴射された気体が該接合部を厚み方向に通過し難いため、塗布手段41の先端及びその近傍の気圧が高まり、それによって該先端に付着した異物が除去されやすくなる。
また、本実施形態においては前述したとおり、選択品排出部6から排出される選択枚葉物12Zが、良品の枚葉物12のみを含む場合(前記形態C)があるところ、斯かる場合において、塗布手段41のクリーニングの実施タイミングを決定する際の基準となる「基材シート10の排出予定部」は、欠陥検知部3による前記欠陥検知工程で検知された「欠陥」を含んでいない。本実施形態においてはこのように、欠陥の無い良品の基材シート10が前記塗布工程に供給されたときに、塗布手段41のクリーニングを実施する場合があり、つまり、前記欠陥検知工程での検知結果の如何を問わず、経験上決めた任意のタイミングで塗布手段41のクリーニングを実施する場合がある。そして、経験上決めた任意のタイミングで塗布手段41のクリーニングを実施した結果、塗布手段41の先端に付着していた異物が基材シート10に転移したとしても、その異物が付着した部分は、その後の前記選択品排出工程で選択品排出部6から排出されるので、塗布手段41のクリーニングの実施に起因して不良品が発生する不都合が防止される。
本発明は、吸収性物品の製造に有用であり、その場合、本発明で用いる基材シートは、吸収性物品の表面材、裏面材、外装材などの構成部材であり、材質は特に制限されず、例えば、樹脂製フィルム、不織布、織布、紙などが用いられる。本発明で用いる基材シートは、これらの2種以上を含む複合シート、例えば樹脂製フィルムと不織布との積層物であり得る。ここでいう「吸収性物品」には、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品が広く包含され、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ、失禁パッド等が包含される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に何ら制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知工程と、
前記欠陥検知工程を経て前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シートを得る塗布工程と、
前記搬送路を搬送中の前記液体塗布シートを切断して複数の枚葉物を得る切断工程と、
前記複数の枚葉物から一部を選択し、その選択された枚葉物を他の枚葉物とは別に、前記搬送路に設けられた選択品排出部から排出する選択品排出工程とを有する、
液体塗布シートの製造方法であって、
前記塗布工程に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該塗布工程に供給されたときに、前記塗布手段のクリーニングを実施する、液体塗布シートの製造方法
<2>
前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に、前記欠陥検知工程により検知された欠陥を含む不良品が含まれる前記<1>に記載の液体塗布シートの製造方法。
<3>
前記塗布手段が、液体の塗布と同時に前記基材シートに気体を噴射するように構成されており、該塗布手段のクリーニングが、該気体の噴射圧を通常時よりも高めることで実施される前記<1>又は<2>に記載の液体塗布シートの製造方法。
<4>
前記基材シートに塗布する液体が、接着剤、印刷塗料又は体液との接触により視認可能な色に変色する液体である前記<1>〜<3>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<5>
前記基材シートが、樹脂製フィルム、不織布、織布若しくは紙又はこれらの2種以上を含む複合シートである前記<1>〜<4>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<6>
前記塗布手段のクリーニング時の気体の噴射圧と通常時の気体の噴射圧との比率が、前者/後者として、好ましくは1.5以上、より好ましくは2.5以上、そして、好ましくは12.5以下、より好ましくは10.0以下である前記<1>〜<5>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<7>
前記基材シートが、吸収性物品の表面材、裏面材又は外装材を構成する部材である前記<1>〜<6>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<8>
前記塗布手段が接触式塗布手段であり、該塗布手段のクリーニングが、該塗布手段と前記基材シートとの接触圧を通常時よりも高めることで実施される前記<1>〜<7>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<9>
前記接触圧を通常時よりも高めることが、下記(1)若しくは(2)又はそれらの組み合わせによって実施される前記<8>に記載の液体塗布シートの製造方法。
(1)前記基材シートの搬送時の張力を通常時よりも高める
(2)前記塗布手段を通常時よりも前記基材シート側に移動させる
<10>
前記基材シートの欠陥が、前記搬送路を先行して搬送される基材シートと該基材シートに続いて搬送される別の基材シートとの接合部である前記<1>〜<9>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<11>
前記接合部において、一方の基材シートと他方の基材シートとが重なっている前記<10>に記載の液体塗布シートの製造方法。
<12>
前記欠陥検知工程で検知された前記基材シートの欠陥の前記搬送路での位置を、前記選択品排出部からの前記枚葉物の個数換算による離間距離で特定し、該離間距離に基づいて前記塗布手段のクリーニングの実施のタイミングを制御する前記<1>〜<11>の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
<13>
搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知部と、
前記欠陥検知部よりも前記基材シートの搬送方向下流側に配され、前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布する液体塗布部と、
前記液体塗布部よりも前記基材シートの搬送方向下流側に配され、前記基材シートを切断して複数の枚葉物とする切断部と、
前記搬送路に設けられ、前記複数の枚葉物から選択された一部の枚葉物を他の枚葉物とは別に排出する選択品排出部とを備えた
液体塗布シートの製造装置であって、
前記塗布手段のクリーニング機構を有し、
前記クリーニング機構は、前記液体塗布部に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該液体塗布部に供給されたときに作動する、液体塗布シートの製造装置。
<14>
前記塗布手段が、液体の塗布と同時に前記基材シートに気体を噴射するように構成されており、前記クリーニング機構による該塗布手段のクリーニングが、該気体の噴射圧を通常時よりも高めることで実施される前記<13>に記載の液体塗布シートの製造装置。
<15>
前記塗布手段が接触式塗布手段であり、前記クリーニング機構による該塗布手段のクリーニングが、該塗布手段と前記基材シートとの接触圧を通常時よりも高めることで実施される前記<13>又は<14>に記載の液体塗布シートの製造装置。
<16>
前記接触圧を通常時よりも高めることが、下記(1)若しくは(2)又はそれらの組み合わせによって実施される前記<15>に記載の液体塗布シートの製造装置。
(1)前記基材シートの搬送時の張力を通常時よりも高める
(2)前記塗布手段を通常時よりも前記基材シート側に移動させる
<17>
搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知工程と、
前記欠陥検知工程を経て前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シートを得る塗布工程と、
前記搬送路を搬送中の前記液体塗布シートを切断して複数の枚葉物を得る切断工程と、
前記複数の枚葉物から一部を選択し、その選択された枚葉物を他の枚葉物とは別に、前記搬送路に設けられた選択品排出部から排出する選択品排出工程とを有する、液体塗布シートの製造方法の実施中に、前記塗布手段のクリーニングを実施する方法であって、
前記塗布工程に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該塗布工程に供給されたときに、前記塗布手段のクリーニングを実施する、塗布手段のクリーニング方法。
<18>
前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に、前記欠陥検知工程により検知された欠陥を含む不良品が含まれる前記<17>に記載の塗布手段のクリーニング方法。
<19>
前記塗布手段のクリーニングが、前記塗布手段の先端に付着した異物の除去を含む前記<17>又は<18>に記載の塗布手段のクリーニング方法。
1 液体塗布シートの製造装置
2 シート継ぎ部
3 欠陥検知部
31 検知手段
4 液体塗布部
41 塗布手段
42 液供給路
43 気体供給路
5 切断部
51 カッター
6 選択品排出部
61 排出手段
7 制御部
10,10A 基材シート
11 液体塗布シート
12 枚葉物
12Z 選択枚葉物

Claims (15)

  1. 搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知工程と、
    前記欠陥検知工程を経て前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シートを得る塗布工程と、
    前記搬送路を搬送中の前記液体塗布シートを切断して複数の枚葉物を得る切断工程と、
    前記複数の枚葉物から一部を選択し、その選択された枚葉物を他の枚葉物とは別に、前記搬送路に設けられた選択品排出部から排出する選択品排出工程とを有する、
    液体塗布シートの製造方法であって、
    前記塗布工程に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該塗布工程に供給されたときに、前記塗布手段のクリーニングを実施する、液体塗布シートの製造方法。
  2. 前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に、前記欠陥検知工程により検知された欠陥を含む不良品が含まれる請求項1に記載の液体塗布シートの製造方法。
  3. 前記塗布手段が、液体の塗布と同時に前記基材シートに気体を噴射するように構成されており、該塗布手段のクリーニングが、該気体の噴射圧を通常時よりも高めることで実施される請求項1又は2に記載の液体塗布シートの製造方法。
  4. 前記塗布手段が接触式塗布手段であり、該塗布手段のクリーニングが、該塗布手段と前記基材シートとの接触圧を通常時よりも高めることで実施される請求項1又は2に記載の液体塗布シートの製造方法。
  5. 前記接触圧を通常時よりも高めることが、下記(1)若しくは(2)又はそれらの組み合わせによって実施される請求項4に記載の液体塗布シートの製造方法。
    (1)前記基材シートの搬送時の張力を通常時よりも高める
    (2)前記塗布手段を通常時よりも前記基材シート側に移動させる
  6. 前記基材シートの欠陥が、前記搬送路を先行して搬送される基材シートと該基材シートに続いて搬送される別の基材シートとの接合部である請求項1〜5の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
  7. 前記接合部において、一方の基材シートと他方の基材シートとが重なっている請求項6に記載の液体塗布シートの製造方法。
  8. 前記欠陥検知工程で検知された前記基材シートの欠陥の前記搬送路での位置を、前記選択品排出部からの前記枚葉物の個数換算による離間距離で特定し、該離間距離に基づいて前記塗布手段のクリーニングの実施のタイミングを制御する請求項1〜7の何れか1項に記載の液体塗布シートの製造方法。
  9. 搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知部と、
    前記欠陥検知部よりも前記基材シートの搬送方向下流側に配され、前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布する液体塗布部と、
    前記液体塗布部よりも前記基材シートの搬送方向下流側に配され、前記基材シートを切断して複数の枚葉物とする切断部と、
    前記搬送路に設けられ、前記複数の枚葉物から選択された一部の枚葉物を他の枚葉物とは別に排出する選択品排出部とを備えた
    液体塗布シートの製造装置であって、
    前記塗布手段のクリーニング機構を有し、
    前記クリーニング機構は、前記液体塗布部に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該液体塗布部に供給されたときに作動する、液体塗布シートの製造装置。
  10. 前記塗布手段が、液体の塗布と同時に前記基材シートに気体を噴射するように構成されており、前記クリーニング機構による該塗布手段のクリーニングが、該気体の噴射圧を通常時よりも高めることで実施される請求項9に記載の液体塗布シートの製造装置。
  11. 前記塗布手段が接触式塗布手段であり、前記クリーニング機構による該塗布手段のクリーニングが、該塗布手段と前記基材シートとの接触圧を通常時よりも高めることで実施される請求項9に記載の液体塗布シートの製造装置。
  12. 前記接触圧を通常時よりも高めることが、下記(1)若しくは(2)又はそれらの組み合わせによって実施される請求項11に記載の液体塗布シートの製造装置。
    (1)前記基材シートの搬送時の張力を通常時よりも高める
    (2)前記塗布手段を通常時よりも前記基材シート側に移動させる
  13. 搬送路を搬送中の長尺状の基材シートの欠陥を検知する欠陥検知工程と、
    前記欠陥検知工程を経て前記搬送路を搬送中の前記基材シートの一面に、塗布手段から吐出した液体を塗布して長尺状の液体塗布シートを得る塗布工程と、
    前記搬送路を搬送中の前記液体塗布シートを切断して複数の枚葉物を得る切断工程と、
    前記複数の枚葉物から一部を選択し、その選択された枚葉物を他の枚葉物とは別に、前記搬送路に設けられた選択品排出部から排出する選択品排出工程とを有する、液体塗布シートの製造方法の実施中に、前記塗布手段のクリーニングを実施する方法であって、
    前記塗布工程に供給される前の前記基材シートにおける、前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に対応する部分が、該塗布工程に供給されたときに、前記塗布手段のクリーニングを実施する、塗布手段のクリーニング方法。
  14. 前記選択品排出部から排出される前記枚葉物に、前記欠陥検知工程により検知された欠陥を含む不良品が含まれる請求項13に記載の塗布手段のクリーニング方法。
  15. 前記塗布手段のクリーニングが、前記塗布手段の先端に付着した異物の除去を含む請求項13又は14に記載の塗布手段のクリーニング方法。
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