JP2004125493A - 検査システム - Google Patents

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JP2004125493A JP2002287241A JP2002287241A JP2004125493A JP 2004125493 A JP2004125493 A JP 2004125493A JP 2002287241 A JP2002287241 A JP 2002287241A JP 2002287241 A JP2002287241 A JP 2002287241A JP 2004125493 A JP2004125493 A JP 2004125493A
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Yasuhiko Naruoka
成岡 泰彦
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Abstract

【課題】一定速度で搬送される帯状物品につき、欠陥情報とロット情報とを関連付けて提供してオペレータの負担を軽減できる検査システムの提供。
【解決手段】一定方向に搬送される帯状物品の2種以上の欠陥を検出する浮く数の欠陥検出部と、前記欠陥検出部のそれぞれで検出した前記欠陥の種類、発生位置、および発生周期に関する欠陥情報を収集・管理する欠陥情報管理部と、前記帯状物品のロットに関するロット情報が格納されてなるロット情報管理部と、前記欠陥情報管理部からの欠陥情報と前記ロット情報とを互いに関連付けて特定のフォーマットを構成する中央処理管理部と、前記フォーマットを表示する表示部とを備える検査システム。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査システムに関し、特に、一定方向に搬送される平版印刷版などの帯状物の表面の欠陥につき、発生傾向を容易に把握できる検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
平版印刷版は、一般に、連続した帯状のアルミニウム薄板であるアルミニウムウェブに、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理などの表面処理を順次行い、次いで、感光液を塗布・乾燥して感光層を形成した後、所望のサイズに裁断するという工程を経て製造される。
【0003】
前記裁断工程に移行する前に、感光層の欠陥部(金属光沢傷、色筋、擦り傷、塗布ムラ、異物の付着など)の有無について、オンライン表面検査装置によって光学的に検査される。
【0004】
そして、前記オンライン表面検査装置が前記欠陥部を検出した時には、平版印刷版の側縁部に識別ラベルを貼付して、前記欠陥部の存在する区間の始点と終点とが判るようにしていた。
【0005】
そして、裁断時に前記識別ラベルで示された区間の始点と終点とを裁断して、前記欠陥部のある部分を不良品として排除していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記オンライン表面検査装置で検出した欠陥部の種類と、発生位置と、発生間隔との関係が整理できれば、オペレータが前記欠陥部の発生傾向を把握するのが容易になるから、対策も講じ易くなる。
【0007】
また、不良品として排除するほどではない軽微な欠陥についても、欠陥の種類と、発生場所および間隔との関係を整理できれば、オペレータは、前記欠陥の発生傾向を知り、前記欠陥が微小なうちに必要な対策を講じることができるから好ましい。
【0008】
更に、製造された平版印刷版につき、検査結果に基いてリアルタイムで生産計画を組みなおし、材料であるアルミニウムウェブのロールの割り当て数量である引当数量を新たに設定できれば、生産の遅延や資材の無駄を最小限に押さえることができる。
【0009】
加えて、前記オンライン表面検査装置では、種々の種類やロットの平版印刷版を検査することが一般的である。そして、平版印刷版の種類やロットが異なれば幅が異なることがあるので、前記オンライン表面検査装置において、平版印刷版の幅に応じて走査幅を自動的に変更できれば、オペレータの負担を大幅に軽減できる。
【0010】
本発明は、平版印刷版などの帯状物につき、オンライン表面検査装置で検出した欠陥の発生傾向を容易に把握できる欠陥情報を、前記帯状物のロット情報に関連付けてオペレータに提示することにより、オペレータの負担を軽減できる検査システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、一定方向に搬送される帯状物の2種以上の欠陥をそれぞれ検出する複数の欠陥検出部と、前記欠陥検出部が検出した欠陥の種類、発生位置、および発生周期に関する欠陥情報をそれぞれ収集し、管理する複数の欠陥情報管理部と、前記帯状物のロットに関するロット情報が格納されてなるロット情報管理部と、前記欠陥情報管理部のそれぞれから欠陥情報を読み出し、前記ロット情報と互いに関連付け、所定の管理用フォーマットを構成する中央処理管理部と、前記中央処理管理部で構成された管理用フォーマットを表示する表示部とを備えてなることを特徴とする検査システムに関する。
【0012】
前記検査システムにおいては、前記帯状物の2種類以上の欠陥が前記複数の欠陥検出部の少なくとも1つにより検出される。そして、前記欠陥のそれぞれについて欠陥情報が出力され、前記帯状物に関するロット情報と関連付けされて特定のフォーマットとして表示される。
【0013】
したがって、オペレータは、前記帯状物に発生する可能性のある複数種の欠陥について、ロット毎の欠陥の種類、発生位置、および発生頻度を容易に把握できる。
【0014】
また、前記帯状物のロット情報から前記帯状物の製造条件などを容易に割り出すことができるから、前記欠陥を解消するために必要な対策を、容易に、且つ迅速に立てることができる。
【0015】
更に、前記欠陥情報から、ロット毎の帯状物の得率を求めることができるから、前記得率に基いて、後述するロール引当数量を再設定できる。
【0016】
前記帯状物としては、たとえば平版印刷版が挙げられるが、他には、録音テープやビデオテープなどの磁気テープ、写真フィルムや映画フィルムなどの銀塩感光層を有する帯状銀塩感光材料、帯状鋼鈑や、帯状ステンレス板、帯状アルミニウム板などの帯状金属板、各種プラスチックフィルム、紙、および布帛などが挙げられる。
【0017】
前記欠陥検出部は、前記欠陥を光学的に検出する光学的検出装置には限定されず、超音波や電波を用いて欠陥を検出するものも使用できる。
【0018】
前記欠陥検出部で検出される欠陥としては、前記帯状物の基材が露出する大きな傷、前記帯状物の表面のむら、表面に形成された微細な傷、表面に付着した異物、表面に塗布層が設けられている平版印刷版や磁気テープなどの帯状物において前記塗布層を形成する塗布層形成液が塗布されていない未塗布部分などが挙げられる。
【0019】
前記表示部としては、コンピュータのディスプレー、およびプリンタなどが挙げられる。
【0020】
前記ロット情報としては、前記帯状物の品種、ロット番号、公称幅および厚みなどの寸法、および後述するロール引当数量などが挙げられるが、これらの事項には限定されない。
【0021】
請求項2に記載の発明は、前記ロット情報管理部に格納されるロット情報が、前記帯状物の品種、ロット番号、公称幅、厚み、および前記帯状物の生産に必要な基材ロールの数量であるロール引当数量に関する情報である検査システムに関する。
【0022】
前記検査システムにおいては、前記帯状物の品種名およびロット番号と欠陥情報とを互いに関連付けて表示することにより、前記帯状物の生産管理がより木目細かに行える。
【0023】
また、生産計画量と前記欠陥情報とを互いに関連付けて表示することにより、オペレータは、欠陥の発生の多いロットについて前記ロール引当数量を増加させ、新たな引当数量に基いて前記材料を発注するなどの生産計画の修正を容易に行うことができる。
【0024】
請求項3に記載の発明は、中央処理管理部が、前記欠陥情報および前記ロット情報に基いて前記帯状物の得率を割り出し、前記ロット情報管理部が前記中央処理管理部の割り出した得率に基いて前記基材のロール数量を調整する検査システムに関する。
【0025】
前記帯状物のある特定のロットにおける欠陥の発生率が集中的に発生し、大量の不良品が生じたときには、当初予定していた基材ロールの数量では不足が生じる可能性がある。
【0026】
しかし、前記検査システムにおいては、前記帯状物のロット毎における欠陥の発生具合から前記ロットにおける良品の割合である得率を計算し、前記得率に応じて前記基材のロール数量を調整しているから、前記の場合においても基材ロールに不足が生じることがない。
【0027】
請求項4に記載の発明は、前記ロット情報管理部が、前記中央処理管理部の割り出した得率に基いて前記ロール引当数量を更新する検査システムに関する。
【0028】
前記生産システムにおいては、ロール引当数量を更新することにより、基材ロールの数量を調整しているから、基材ロールの数量の調整に前記ロット情報管理部に格納されているロット情報が利用できる。したがって、前記基材ロールの数量を調整するための新たなシステムを付加する必要がなく、システム全体の構成が簡略化できる。
【0029】
請求項5に記載の発明は、前記中央処理管理部が、欠陥の種類に応じて警報装置に警報を発生させる検査システムに関する。
【0030】
前記検査システムによれば、不良品に繋がるような重大な欠陥を検出したときには、前記警報装置を通してオペレータに警報を与えることができるから、オペレータがこのような欠陥を見過ごすことが防止される。
【0031】
請求項6に記載の発明は、前記中央処理管理部が、前記欠陥情報管理部から入力される欠陥の傾向に基いて前記欠陥検出部における異常の有無を判定する検査システムに関する。
【0032】
前記検査システムによれば、前記帯状体における欠陥の発生状況だけでなく、前記欠陥検出部の運転状況をリアルタイムで確認できるから、前記欠陥の発生が異常に多いとの表示が前記表示部においてなされたときに、オペレータは、前記異常表示が、帯状物そのものの異常に起因するのか、それとも前記欠陥検出部の故障に起因するのかを容易に判定できる。
【0033】
請求項6に係る検査システムの具体例としては、前記中央処理管理部が、前記欠陥情報管理部を介して前記欠陥検出部から運転状況を示すデータを読み出して前記判定を行なう検査システムが挙げられる。
【0034】
前記検査システムにおいては、前記中央処理管理部が、前記欠陥検出部が前記帯状物上において欠陥を検出する幅である検出幅のデータを前記欠陥情報出力装置から読み出し、前記帯状物の公称幅であるロット幅を前記ロット情報管理部から読み出し、前記検査幅と前記ロット幅とを比較し、前記検査幅と前記ロット幅との差が一定範囲内のときは、前記検査幅は正常であると判定し、前記差が前記範囲を超えたときは、前記検査幅は異常であると判定し、前記判定結果を前記表示部に入力して表示させてもよい。
【0035】
前記検査システムによれば、オペレータは、前記検査幅が前記ロット幅と比較して過大か、適正か、それとも過小かを、前記ディスプレーの画面上でリアルタイムで確認できる。
【0036】
前記請求項1〜6に記載の検査システムは、前記帯状物が、帯状のアルミニウム薄板であるアルミニウムウェブの少なくとも一方の面に感光性または感熱性の製版層を形成してなる平版印刷版である検査システムを含む。
【0037】
前記検査システムによれば、オペレータは、生産中の平版印刷版について、ロット別および品種別の欠陥の種類、発生位置、および発生頻度を容易に把握できるので、前記欠陥に対する対策の立案および生産計画の修正が容易に行える。
【0038】
また、前記請求項1〜6に記載の検査システムにおいては、前記ロット情報管理部に、前記欠陥情報出力装置から欠陥情報を読み込んで前記ロット情報を修正する機能をもたせてもよい。
【0039】
帯状物に発生する欠陥の頻度が多い場合には、前記部分を不良品として排除する必要があるが、不良品として排除する部分が多い場合には、当初のロット情報では帯状物に不足が生じる場合がある。
【0040】
しかし、前記検査システムにおいては、前記の場合に、前記ロール引当数量を増加させる修正を行うことにより、帯状物の生産に支障が生じるのを防止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
1.実施形態1
本発明に係る検査システムの一例であり、一定の速度で搬送される平版印刷版の表面に存在する欠陥の有無、位置、および周期などを検査するオンライン表面検査システムの構成を、図1および図2を用いて説明する。
【0042】
図1および図2に示すように、実施形態1に係るオンライン表面検査システム100は、平版印刷版Pの感光層を形成した側の面であるA面の全幅に亘ってレーザ光を走査して前記A面上の光沢傷を検出するA面レーザ光走査型検出装置2と、平版印刷版PのA面とは反対側の面であるB面の全幅に亘ってレーザ光を走査して前記B面上の光沢傷を検出するB面レーザ光走査型検出装置4と、電荷結合素子(CCD)により、前記A面に形成された感光層表面の欠陥を検出する色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18とを備える。なお、平版印刷版Pの感光層は、本発明に係る検査システムで検査できる平版印刷版における製版層の一例である。
【0043】
A面レーザ光走査型検出装置2とB面レーザ光走査型検出装置4とは、欠陥信号処理装置50に接続され、色筋検出装置12と擦り傷検出装置14と光沢検出装置16と色検出装置18とは、欠陥信号処理装置52に接続されている。
【0044】
A面レーザ光走査型検出装置2と、B面レーザ光走査型検出装置4と、色筋検出装置12と、擦り傷検出装置14と、光沢検出装置16と、色検出装置18とは、何れも本発明の検査システムにおける欠陥検出部に相当し、中でも前記欠陥検出部のうちの光学的検出装置に相当する。
【0045】
また、A面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4は、本発明の検査システムにおけるレーザ光走査型検出装置に相当し、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18は、前記検査システムにおけるCCD型欠陥検出装置に相当する。
【0046】
オンライン表面検査システム100は、さらに、平版印刷版Pの搬送ラインに設けられ、平版印刷版Pの側縁部に、欠陥の発生した区間の始点と終点とを示すマークを附するマーキング装置80も備えている。
【0047】
A面レーザ光走査型検出装置2、B面レーザ光走査型検出装置4、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18は、図2に示すように、平版印刷版Pの搬送方向aに沿って上流側から下流側に向かってB面レーザ光走査型検出装置4、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、色検出装置18、A面レーザ光走査型検出装置2、色筋検出装置12の順で配置されている。
【0048】
そして、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14と光沢検出装置16、および色検出装置18のそれぞれの下方には検査ローラ40が配設され、各検査ロール40の間には、平版印刷版Pを巻き掛けてテンションをとるテンションローラ42が設けられている。
【0049】
A面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4の近傍にはそれぞれ検査ローラ44および46が配設されている。
【0050】
A面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4は、図2および図3に示すように、レーザ光源(図示せず。)からのレーザ光を検査ローラ44または46に巻き掛けられて搬送される平版印刷版Pの全幅に亘って、図3において矢印bで示す方向に走査するレーザ光照射部2A(4A)と、平版印刷版Pの幅方向に沿って受光素子を配列した受光素子アレイからなり、A面またはB面からの反射光を受光してその強度に応じた光電流を出力するレーザ光受光部2B(4B)とを備える。レーザ光照射部2A(4A)においては、一定速度で回転するポリゴンミラーによりレーザ光を一方向に走査することができる。また、レーザ光受光部2B(4B)は、平版印刷版Pの全幅に亘って延在する。
【0051】
レーザ光照射部2A(4A)およびレーザ光受光部2B(4B)は、何れも欠陥信号処理装置50に接続されている。レーザ光受光部2B(4B)は、前記レーザ光が平版印刷版Pに照射される位置である受光位置と前記受光位置における光電流の強さとを欠陥信号処理装置50に出力する。
【0052】
一方、レーザ光照射部2A(4A)およびレーザ光受光部2B(4B)から入力された反射光強度およびレーザ光照射位置についての情報に基き、欠陥信号処理装置50からの指令により、レーザ光照射部2A(4A)におけるレーザ光強度、走査速度、および走査幅が制御される。
【0053】
検査ローラ44(46)には、平版印刷版Pの搬送距離を検出するタコメータ2C(4C)が接続され、前記タコメータ2C(4C)も欠陥信号処理装置50に接続されている。
【0054】
色筋検出装置12は、図2に示すように、前記A面の全幅に亘って帯状の光を照射する1対の光源20とCCDカメラ22とを備える。CCDカメラ22は、平版印刷版Pの幅方向に配列されたCCDからなり、前記A面からの反射光を受光するCCDアレイ22Aと、光源20からの光がA面で反射された反射光をCCDアレイ22Aに集光させる集光レンズ22Bとを有する。なお、光源20は、A面上において、照射光が平版印刷版Pの全幅に亘る同一直線上に集中するように配設されている。色筋検出装置12は、平版印刷版Pの搬送方向aに沿って伸び、周囲とは色彩の異なる筋状の欠陥である色筋を検出する機能を有する。
【0055】
色筋検出装置12においては、図4に示すように、CCDカメラ22からの受光電圧を欠陥信号処理装置52に出力し、欠陥信号処理装置52は、前記受光電圧に基いて光源20に光量制御信号を出力し、光源20は、前記光量制御信号に基いて平版印刷版Pに照射する光量を調節する。これは、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18についても同様である。
【0056】
擦り傷検出装置14もまた、前記A面の全幅に亘って帯状の光を照射する光源24とCCDカメラ22と同様の構成を有するCCDカメラ26とを備える。しかし、色筋検出装置12にとは異なり、光源24の個数は1個である。そして、CCDカメラ26の正面に、光源24からの光がA面で反射された反射光中の縦波をカットし、横波だけを通過させる偏光フィルタ28が設けられ、A面上の擦り傷を検出する機能を有する。
【0057】
光沢検出装置16は、点状の明暗および傷と異物とをに検出する機能を有し、前記A面に光を照射する蛍光灯からなる光源32と、前記光源32からの光が前記A面で反射された反射光を検知するCCDカメラ34とを備える。CCDカメラ34は、CCDが正方形状に配列されたCCDアレイ34Aと、前記A面からの反射光をCCDアレイ34Aに集光させるおける集光レンズ34Bとを備える。
【0058】
色検出装置18は、点状の色むらや異物を検出する機能を有し、光沢検出装置16と同様に、前記A面に光を照射する蛍光灯からなる光源36と、CCDカメラ34と同様の構成を有し、前記光源36からの光が前記A面で反射された反射光を検知するCCDカメラ38とを備える。但し、光沢検出装置16とは異なり、光源36は1対設けられ、照射光が、平版印刷版Pの全幅に亘る同一直線上に集中するように配設されている。
色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18においては、CCDカメラ22(26、34、36)を、平版印刷版Pの搬送経路である搬送面の幅方向に亘って複数台設けることができる。図4は、色筋検出装置12について、CCDカメラ22および光源20と検査ローラ40および平版印刷版Pとの相対的な位置関係を示す。
【0059】
欠陥信号処理装置50は、A面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4からのデータを処理してA面およびB面における欠陥の位置、種類を判定する機能と、前述のように、入力された設定情報に基いてA面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4を制御する機能とを有する。
【0060】
欠陥信号処理装置50は、図1に示すように制御コンピュータ54に接続されている。
【0061】
欠陥信号処理装置50には、更に、欠陥信号処理装置50において判定された1または2以上の種類の欠陥について、周期を判定する欠陥周期判定コンピュータ64と、欠陥信号処理装置50および欠陥周期判定コンピュータ64の判定結果に基いてA面およびB面における欠陥の位置および種類を表示する欠陥表示モニター66とが接続されている。
【0062】
欠陥周期判定コンピュータ64は、制御コンピュータ54に接続されている。
【0063】
制御コンピュータ54は、欠陥信号処理装置50および欠陥周期判定コンピュータ64を制御したり、欠陥信号処理装置50および欠陥周期判定コンピュータ64とデータおよび制御指令を授受したりする機能を有し、他に、マーキング装置80を制御する機能も有している。
【0064】
制御コンピュータ54は、信号中継装置58に接続され、さらに、警報ランプや警報ブザーなどの各種外部警報装置(図示せず。)を作動させる外部接点出力部68にも接続されている。
【0065】
欠陥信号処理装置50、制御コンピュータ54、欠陥周期判定コンピュータ64、および外部接点出力部68は、本発明の検査システムにおける欠陥情報管理部に相当する。
【0066】
欠陥信号処理装置52は、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18から送出された各種欠陥データを処理してA面上における欠陥の種類および位置を判定する機能と、設定情報が入力され、この設定情報に基いて色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18を制御する機能を有する。
【0067】
欠陥信号処理装置52には、図1に示すように、欠陥信号処理装置52において判定された欠陥の位置および種類を表示する欠陥表示ディスプレー65と、制御コンピュータ56とが接続されている。
【0068】
制御コンピュータ56は、欠陥信号処理装置52とデータおよび制御指令を授受したりする機能を有し、他に、マーキング装置80を制御する機能も有している。制御コンピュータ56もまた、信号中継装置58に接続されている。
【0069】
欠陥信号処理装置52、制御コンピュータ56、および欠陥表示ディスプレー65もまた、本発明の検査システムにおける欠陥情報管理部に相当する。
【0070】
信号中継装置58には、更に、制御コンピュータ54および56から出力された各種欠陥情報を総合すると同時に、制御コンピュータ54および56に欠陥信号処理装置50および欠陥信号処理装置52を設定・制御する各種設定情報を送出する統括コンピュータ60、および統括コンピュータ60に平版印刷版のロットに関するロット情報および現在時刻などの情報を送出するとともに、統括コンピュータ60から各種欠陥情報を受けとり、ある特定のロットの平版印刷版の生産に必要なアルミニウムウェブのロール数量であるロール引当数量を再割り当てするなどの生産計画の変更を行う生産管理コンピュータ62が接続されている。生産管理コンピュータ62で取り扱うロット情報としては、平版印刷版Pの品種、ロット番号、幅、厚み、およびロール引当数量などがある。
【0071】
統括コンピュータ60には、マウスによって各種の指示が入力されるとともに前記欠陥情報および前記ロット情報を表示するディスプレー70、およびディスプレー70で表示した内容をプリントアウトするプリンタ72が接続されている。
【0072】
生産管理コンピュータ62は、本発明の検査システムにおけるロット情報管理部に相当し、統括コンピュータ60は、前記検査システムにおける中央処理管理部に相当する。そして、ディスプレー70およびプリンタ72は、前記検査システムにおける表示部に相当する。
【0073】
以下、オンライン表面検査システム100の作用について説明する。
【0074】
A面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4におけるレーザ光受光部2B(4B)から欠陥信号処理装置50に入力される受光信号は、図5に示すように、レーザ光受光部2B(4B)の受光素子アレイにおいて前記反射光を受光した受光素子の位置を示す位置データLと、前記受光素子において発生した光電流Iの大きさとについての情報を含む。ここで、レーザ光受光部2B(4B)は、平版印刷版Pの搬送面の近傍に配設されているから、位置データLは、前記レーザ光の平版印刷版Pの幅方向に沿った照射位置にほぼ一致する。
【0075】
欠陥信号処理装置50においては、図6に示すように、前記受光信号のうち、光電流IをA/D変換器50AにおいてA/D変換し、次いで微分回路50Bにおいて微分して微分信号I’を得る。
【0076】
光沢傷は、下地のアルミニウム層が露出するほどの深い傷であるから、創面は通常強い金属光沢を帯びている。故に、図5および図6に示すように、レーザ光照射部2A(4A)からのレーザ光が光沢傷sに当ると強く反射され、レーザ光受光部2B(4B)にも強度の高いレーザ光が入射して光電流Iが急激に増大する。
【0077】
したがって、微分回路50Bで発生した微分信号I’においても、光電流Iに対応する急峻な正のスパイク状ピークSp1とそれに引き続く急峻な負のスパイク状ピークSp2とが出現する。
【0078】
そこで、微分回路50Bで発生した微分信号I’を比較回路50Cに入力し、比較回路50Cにおいて、スパイク状ピークSp1およびSp2の有無、およびスパイク状ピークSp1の高さが予め設定された基準値iを超えたかどうかを判定し、スパイク状ピークSp1およびSp2が出現し、しかもスパイク状ピークSp1の高さが基準値iを超えたとき、前記スパイク状ピークSp1からSp2までの部分に光沢欠陥があると判定する。そして、光沢傷の大きさを示すデータとして、前記スパイク状ピークSp1からSp2までの光電流Iのピーク値である光電流Idfを出力する。
【0079】
ここで、平版印刷版Pは、図5に示すように、幅方向に沿ってレーン1(L1)、レーン2(L2)、レーン3(L3)…、レーン15(L15)の15の帯域に分割される。そして、欠陥信号処理装置50における受光位置信号処理部50Dには、入力された位置データLがL1〜L15の何れに対応するかという対応関係が記憶されている。
【0080】
受光位置信号処理部50Dは、スパイク状ピークSp1およびSp2に対応する位置データLが入力されると、光沢傷の位置を示す欠陥位置データLdfを出力する。
【0081】
比較回路50Cから出力された光電流Idfと受光位置信号処理部50Dから入力された欠陥位置データLdfとは、欠陥判定部50Eに入力される。また、タコメータ2C(4C)から出力されたスパイク状ピークSp1およびSp2に対応する平版印刷版Pの搬送距離dcvも、適宜A/D変換されて欠陥判定部50Eに入力される。
【0082】
欠陥判定部50Eにおいては、光電流Idfと搬送距離dcvと欠陥発生レーンLdfとから、光沢傷の幅、長さおよび搬送方向aに沿った位置を求め、予め設定された光沢傷の幅および長さと種類(欠陥A〜H(A面)および欠陥a〜h(B面))に基き、前記光沢傷が欠陥A〜Hおよび欠陥a〜hの何れに相当するかを判定する。そして、前記判定結果に基き、光沢傷について、位置および種類に関する欠陥情報を、制御コンピュータ54および欠陥表示モニター66および欠陥周期判定コンピュータ64に入力する。
【0083】
また、欠陥判定部50Eは、レーザ光照射部2A(4A)における1回の走査において、最初にレーザ光を受光した受光素子の位置データLfirstと最後にレーザ光を受光した受光素子の位置データLlastも制御コンピュータ54に入力する。
【0084】
欠陥周期判定コンピュータ64においては、前記データに基き、光沢傷が搬送方向aに沿ってどの位の間隔で発生しているかという光沢傷の発生周期を求め、前記発生周期を制御コンピュータ54に入力する。
【0085】
制御コンピュータ54は、欠陥信号処理装置50の光沢傷に関する欠陥情報、および欠陥周期判定コンピュータ64からの前記発生周期に関する発生周期情報を、信号中継装置58を介して統括コンピュータ60に出力する。
【0086】
制御コンピュータ54は、また、前記位置データLfirstおよびLlastに基き、A面レーザ光走査型検出装置2およびB面レーザ光走査型検出装置4において平版印刷版Pを検査する幅である検査幅Wを求める。検査幅Wも、信号中継装置58を介して統括コンピュータ60に入力される。
【0087】
欠陥信号処理装置50は、更に、レーザ光受光部2B(4B)に印加される印加電圧vの価も、レーザ光受光部2B(4B)の運転状態を示すデータとして制御コンピュータ54に入力し、制御コンピュータ54は、前記印加電圧vの価を、信号中継装置58を介して統括コンピュータ60に入力する。
【0088】
色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18からのデータは、欠陥信号処理装置52において以下の手順に従って処理される。
【0089】
以下、前記手順について、色筋検出装置12を例にとって説明する。
【0090】
色筋検出装置12の備えるCCDカメラ22から欠陥信号処理装置52に、CCDアレイ22Aにおける受光電圧Vと、前記受光電圧Vを発生したCCDがCCDアレイ22AにおけるどのCCDに当るかを示す位置データLとが入力される。
【0091】
図7に示すように、欠陥信号処理装置52におけるA/D変換部52Aで受光電圧Vはアナログ量からデジタル量に変換される。そして、前記デジタル量に変換された受光電圧は、前記CCDの位置データLと関連付けて記憶装置52Bに一旦記憶される。そして、信号処理回路52Cでノイズ低減処理される。
【0092】
信号処理回路52Cでノイズ低減処理された受光電圧Vと位置データLとは、比較器52Dに入力される。
【0093】
ここで、前述のように、感光層は、アルミニウムウェブに砂目立てなどの処理を施して製造された基材を長手方向に連続的に搬送しつつ、感光液を塗布し、嵌装することにより形成されるから、平版印刷版Pの感光層における厚さが過大な部分および厚さが過小な部分は、平版印刷版Pの長手方向に沿った筋状に現れる。そして、前記感光層は、通常、濃緑色または藍色に着色しているから、前記感光層の厚さの過大な部分は、周囲よりも色の濃い濃色筋として現れ、前記感光層の厚さの過小な部分は、周囲よりも色の薄い淡色筋として現れる。前記濃色筋および淡色筋を色筋という。
【0094】
したがって、前記色筋の現れた平版印刷版をCCDカメラ22で撮影すると、色筋の部分においては、周囲よりも低い受光電圧(濃色筋の場合)または高い受光電圧(淡色筋の場合)が出力される。
【0095】
そこで、比較器52Dにおいては、入力された受光電圧Vを、比較器52Dに予め入力された上限電圧Vmaxおよび下限電圧Vminと比較し、受光電圧Vが上限電圧Vmaxを超えた場合および下限電圧Vminよりも低かった場合、色筋が存在すると判定する、そして、前記色筋の程度を示すデータとして、前記受光電圧Vの大きさが出力され、前記色筋の位置を示すデータとして、前記色筋からの反射光を受光したCCDの位置データLが出力される。
【0096】
そして、比較器52Dから制御コンピュータ56に、前記色筋についての欠陥情報として、色筋の有無、前記色筋における受光電圧V、および色筋を検出したCCDの位置データLが入力される。
【0097】
また、比較器52Dは、CCDアレイ22AにおけるA面からの反射光を受光したCCDのうち、両端のものの位置データLも制御コンピュータ56に入力する。制御コンピュータ56は、前記位置データLに基いて色筋検査装置12の検査幅Wを求める。
【0098】
制御コンピュータ56は、前記位置データLから、前記色筋が、平版印刷版の帯域L1〜L15の何れに存在するかを判定する。また、受光電圧Vから前記色筋が厚み過大部および厚み過小部の何れに相当するか、および前記色筋の程度を判定する。
【0099】
擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18からのデータも、欠陥信号処理装置52において、同様の手順に従って処理され、擦り傷、点状の明暗および傷、および点状の色むらと異物を検出したCCDにおける受光電圧および前記CCDの位置データが制御コンピュータ56に入力される。制御コンピュータ56は、受光電圧およびCCDの位置データに基いて擦り傷、点状の明暗および傷、および点状の色むらと異物の有無、大きさ、および平版印刷版PにおけるL1〜L15のどの帯域に存在するかという位置を判定する。
【0100】
制御コンピュータ56においては、さらに、前記位置データに基いて擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18のそれぞれ検査幅である検査幅W、W、およびWを求める。
【0101】
制御コンピュータ56は、これらの欠陥情報および検査幅についての情報を欠陥表示ディスプレー65において表示するとともに、信号中継装置58を介して統括コンピュータ60に入力する。
【0102】
統括コンピュータ60においては、図8に示すように、制御コンピュータ54から光沢傷についての欠陥情報が入力され、色筋、擦り傷、点状の明暗および傷、および点状の色むらと異物についての欠陥情報が制御コンピュータ56から入力され、生産管理コンピュータ62から平版印刷版Pについてロット番号、幅(アルミ幅)、厚み、アルミニウムウェブのメーカー、品種名、およびロール引当数量などのロット情報が入力される。統括コンピュータ60は、中央処理装置60Bと記憶装置60Aとを有し、中央処理装置60Bは、これらの情報を記憶装置60Aの所定の領域に格納する。
【0103】
中央処理装置60Bは、また、ディスプレー70から入力された各種指示に応じて、記憶装置60Aから前記欠陥常法およびロット情報を読み出し、所定のフォーマットを構成してディスプレー70に出力する。
【0104】
そして、ディスプレー70は、前記フォーマットに基いて、グラフおよび帳簿形式の各種傾向管理画面を表示する。
【0105】
ディスプレー70に表示される傾向管理画面は、たとえば、図9に示すように、画面の左上部に位置し、平版印刷版のA面の帯域L1〜L15における欠陥の発生状況をグラフで示すA面傾向管理画面、画面の右上部に位置し、平版印刷版のB面の帯域L1〜L15における欠陥の発生状況をグラフで表示するB面傾向管理画面、画面の左下部に位置し、前記A面において欠陥を検出した帯域である検出レーンと、前記検出レーンにおける欠陥の検出位置および発生周期とを示すA面周期判定結果と、画面の右下部に位置し、前記B面における検出レーンと、前記検出レーンにおける欠陥の検出位置および発生周期とを示すB面周期判定結果とから構成される。
【0106】
前記A面傾向管理画面における前記グラフの下方には、表示しようとする欠陥の種類を指定するキーであるJ、K、M、N、S、T、P、Q、R、V、Lと、前記欠陥を全て表示させる全選択キーと、前記欠陥の指定を解除する解除キーとが表示されている。ここで、J、K、M、N、S、T、P、Q、R、V、Lは、表1に示すように、A面における以下の欠陥に対応する。
【0107】
【表1】
Figure 2004125493
なお、前記欠陥のうち、S、T、P、Q、R、V、Lについては、前記図9および表1には示されていないが、S1とS2との2つの感度設定を行うことができる。感度をS1に設定すると、不良品として排除すべきNGレベルの欠陥のみが検出される。一方、感度をS2に設定すると、不良品として排除するほどではないOKレベルの欠陥も検出され、得られたデータから欠陥の発生傾向を管理する傾向管理を行うことができる。
【0108】
同様に、前記B面傾向管理画面における前記グラフの下方には、表示しようとする欠陥の種類を指定するキーであるj、k、m、nと、前記欠陥を全て表示させる全選択キーと、前記欠陥の指定を解除する解除キーとが表示されている。ここで、j、k、m、nは、表2に示すように、B面における以下の欠陥に対応する。
【0109】
【表2】
Figure 2004125493
前記画面における前記A面周期判定結果および前記B面周期判定結果の下方には、表示などの切替を行う12個のファンクションキーである「F1:傾向管理」、「F2:A面傾向」、「F3:B面傾向」、「F4:SL幅データ」、「F5:SL状態」、「F6:MIT−4状態」、「F7:A面周期」、「F8:B面周期」、「F9:印刷」、「F10:メンテナンス」、「F11:出側ジャンボ」、および「F12:終了」の12個のキーが表示されている。なお、図9に示す傾向管理画面は、「F1:傾向管理」キーをクリックすることにより表示される。
【0110】
傾向管理画面の左上端部には、生産管理コンピュータ62から入力されたロット情報のうちの、平版印刷版Pの品種名が表示される。
【0111】
ディスプレー70の表示画面において、図9における「F2:A面傾向」キーをクリックすると、図9に示す傾向管理画面の中のA面傾向管理画面を拡大して表示すべき旨の指示がディスプレー70から中央処理装置60Bに入力される。
【0112】
中央処理装置60Bは、前記指示を受け取ると、記憶装置60AからA面における欠陥情報を読み出し、ディスプレー70に入力する。
【0113】
ディスプレー70は、前記欠陥情報が入力されると、図10に示すようなA面傾向管理画面を表示する。
【0114】
A面傾向管理画面においては、図10に示すように、帯域L1〜L15のそれぞれについて平版印刷版Pの搬送距離と欠陥の発生個数との関係を示すグラフが表示される。前期グラフにおいては、縦軸が搬送距離であり、横軸が欠陥の発生個数である。また、欠陥が0個のときは黒丸が、欠陥が2個以上のときは赤丸が表示される。制御コンピュータ54または56から欠陥の発生周期のデータが入力されると、前記グラフのそれぞれの下方に、前記発生周期がミリメートル単位で表示される。
【0115】
なお、図10は、欠陥J、K、M、N、S、T、P、Q、R、V、Lの全てについて帯域L1〜L15毎の発生状況を表示している状態を示すが、たとえば「J」キーをクリックすることにより、欠陥Jの発生状況のみを表示させることができる。
【0116】
ディスプレー70において、図9または図10における「F3:B面傾向」キーをクリックすると、図9に示す傾向管理画面の中のB面傾向管理画面を拡大して表示すべき旨の指示がディスプレー70から中央処理装置60Bに入力される。
【0117】
中央処理装置60Bは、前記指示を受け取ると、記憶装置60AからB面における欠陥情報を読み出し、ディスプレー70に入力する。
【0118】
ディスプレー70は、前記欠陥情報が入力されると、図11に示すようなB面傾向管理画面を表示する。
【0119】
前記B面傾向管理画面においても、同様に、帯域L1〜L15のそれぞれについて平版印刷版Pの搬送距離と欠陥の発生個数との関係を示すグラフが表示される。その他の点についても、表示すべき欠陥を指定するキーとして、j、k、m、nの4個のキーが設けられている以外は、前記A面傾向管理画面と同様である。
【0120】
図9、図10、または図11に示す画面における「F7:A面周期」キーをクリックすると、前記A面傾向管理画面で指定した欠陥について周期を表示すべき旨の指示がディスプレー70から中央処理装置60Bに入力される。
【0121】
中央処理装置60Bは、前記指示が入力されると、欠陥情報の中の前記欠陥についての発生周期、発生位置、およびロット情報の中の品種名、ロット番号、およびアルミ幅を記憶装置60Aから呼び出し、ディスプレー70に伝達する。
【0122】
ディスプレー70は、前記情報が入力されると、図12に示す帳簿形式の画面であるA面周期判定結果を表示する。
【0123】
A面周期判定結果の画面には、図12における左側から、年月日、時刻、品種、ロット番号、アルミニウム幅、欠陥検出位置を示す検出幅、欠陥の発生周期を示す周期、欠陥を検出した帯域を示す検出レーン、前記欠陥の検出位置におけるロール径である該当ロール径、および該当ロール番号の10個の欄が設けられている。
【0124】
図9〜図12における「F8:B面周期」キーをクリックすると、前記A面周期判定結果のところで述べたのと同様にして、前記B面傾向管理画面で指定した欠陥の周期が、図13に示す帳簿形式の画面であるB面周期判定結果としてディスプレー70に表示される。
【0125】
図9〜図13における「F11:ジャンボ出側」キーをクリックすると、ディスプレー70は、不良品として排除すべき著しい欠陥であるジャンボ押傷についての設定画面であるジャンボ押傷設定画面を表示する。ジャンボ押傷設定画面の一例を図14に示す。
【0126】
図14に示すように、ジャンボ押し傷設定画面における上部には、A面レーザ光走査型検出装置2またはB面レーザ光走査型検出装置4で検出された光沢傷である欠陥A、B、C、D、E、F、G、およびHの何れを、ジャンボ押傷に指定するかを入力する「A」キー〜「G」キーが設けられ、その下方には、欠陥A〜Gを全てジャンボ押傷に指定する「全選択」キーと、「A」キー〜「G」キーまたは「全選択」キーで入力した内容を取り消す「全解除」キーとが設けられている。
【0127】
ここで、欠陥A、B、C、D、E、F、G、およびHは、以下の表3に示す種類の欠陥である。
【0128】
【表3】
Figure 2004125493
「全選択」キーおよび「全解除」キーの下方には、後述する出側停止印字設定画面に移行する「出側設定」キーと、前記出側停止印字設定画面からジャンボ押し傷設定画面に戻る「ジャンボ設定」キーとが設けられている。
【0129】
ジャンボ押傷設定画面においてジャンボ押傷を指定したときのデータの流れを図16に示す。
【0130】
ジャンボ押傷設定画面において、図14および図16に示すように、たとえば「A」キー、「B」キー、「E」キー、および「F」キーをクリックすると、ディスプレー70から中央処理装置60Bに、前記欠陥A〜Hのうち、欠陥A、B,E、およびFをジャンボ押傷に指定すべき旨の指示が入力される。
【0131】
中央処理装置60Bは、前記指示が入力されると、欠陥A、B,E、およびFをジャンボ押傷として指定する。
【0132】
次に、制御コンピュータ54から中央処理装置60Bに欠陥Xについての欠陥情報が入力されると、中央処理装置60Bは、前記欠陥Xが、ジャンボ押傷に指定された欠陥A、B,E、およびFの群に包含されるか否かを判定する。そして、前記判定がYesの場合には、警報出力を制御コンピュータ54に入力する。
【0133】
制御コンピュータ54は、前記警報出力が入力されると外部接点出力部68に外部警報装置を作動させるべき旨の指示を入力する。
【0134】
外部接点出力部68は、制御コンピュータ54から前記指示が入力されると警報ランプや警報ブザーなどを作動させる。
【0135】
図14に示す画面において「出側停止」キーをクリックしたとき、ディスプレー70には、図15に示すような出側停止印字設定画面が表示される。
【0136】
出側停止印字設定画面には、図15に示すように、A面レーザ光走査型検出装置2で検出される欠陥A、B、C、D、E、F、G、およびHの何れを、平版印刷版Pの搬送ラインを停止すべき欠陥である出側停止欠陥に指定するかを設定する「A」キー〜「H」キーと、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18で欠陥S、T、P、Q、R、V、およびLの何れを前記出側停止欠陥に指定するかを設定する「S」キー〜「L」キーと、B面レーザ光走査型検出装置4で検出される欠陥a、b、c、d、e、f、g、およびhの何れを前記出側停止欠陥に指定するかを設定する「a」キー〜「h」キーとが表示されている。
【0137】
ここで、欠陥a、b、c、d、e、f、g、およびhは、以下の表4に示す種類の欠陥である。
【0138】
【表4】
Figure 2004125493
なお、「A」キーの左側には、欠陥A〜Hの全てを前記出側停止欠陥に指定する「SLA面全選択」キーが表示され、「S」キーの左側には、欠陥S、T、P、Q、R、V、およびLの全てを前記出側停止欠陥に指定する「MIT全選択」キーが表示されている。そして、「a」キーの左側には、欠陥a〜hの全てを前記出側停止欠陥に指定する「SLB面全選択」キーが表示されている。
【0139】
「a」キー〜「h」キーの下方には、欠陥A〜H、欠陥S、T、P、Q、R、V、L、および欠陥a〜hの全てを前記出側停止欠陥に指定する「全選択」キーと、「全選択」キーに隣接して設けられ、前記指定を解除する「全解除」キーとが表示されている。
【0140】
「全選択」キーと「全解除」キーとの下方には、「出側停止」キーと「ジャンボ設定」キーとが表示されている。
【0141】
出側停止印字設定画面において、「A」キー〜「H」キーなどをクリックして前記出側停止欠陥を指定したときのデータの流れを図17に示す。
【0142】
図17に示すように、ディスプレー70において、たとえば「A」キー、「B」キー、「D」キー、「E」キー、「F」キーをクリックすると、ディスプレー70から中央処理装置60Bに、欠陥A,B、D、E、およびFを出側停止欠陥に指定すべき旨の指示が入力される。
【0143】
中央処理装置60Bは、前記指示が入力されると、前記指示に従って欠陥A,B、D、E、およびFを出側停止欠陥に指定する。
【0144】
制御コンピュータ54および制御コンピュータ56から欠陥Yについての欠陥情報が入力されると、中央処理装置60Bは、前記欠陥Yが出側停止欠陥に包含されるか否かを判定する。そして、前記判定がYesであったときは、制御コンピュータ54または制御コンピュータ56に、平版印刷版Pの搬送ラインを停止すべき旨の指示を入力する。制御コンピュータ54および制御コンピュータ56は、前記指示が入力されると、停止信号を前記搬送ラインに入力し、前記搬送ラインを停止させる。
【0145】
図9〜図15にに示す画面において、「F4:SL幅データ」キーをクリックすると、中央処理装置60Bは、制御コンピュータ54から入力された検出幅Wの価と、生産管理コンピュータ62から入力された日付、時刻、品種名、ロット番号、Al幅とをディスプレー70に入力して図18に示す「SL7000幅検出データ」画面に表示させるとともに、検出幅Wと前記Al幅とを比較してその判定結果もディスプレー70に表示させる。ここで、中央処理装置60Bは、検出幅Wと前記Al幅との差がたとえば±4mm以内であれば正常と判定し、前記差が4mmを越えると異常と判定する。
【0146】
オペレータは、前記画面を見ることにより、検出幅Wが正常範囲内にあるか否かを判断でき、検出幅Wが正常範囲内に無い場合には、制御コンピュータ54において、検出幅Wを再設定することができる。
【0147】
図9〜図15および図18に示す画面において、「F5:SL状態」キーをクリックすると、中央処理装置60Bは、レーザ光受光部2B(4B)への印加電圧vの価を制御コンピュータ54から読み出し、ディスプレー70に入力する。
【0148】
ディスプレー70においては、図19に示すように、日付、時刻、品種名、ロット番号、およびアルミニウム幅などのロット情報とともに印加電圧vの価をSL7000状態表示画面に表示する。なお、印加電圧vの価は、「PMTE印加電圧」の欄に表示される。
【0149】
オペレータは、前記SL7000状態表示画面を見ることにより、レーザ光受光部2B(4B)に適正な範囲の電圧が印加されているかいないか、および受光素子毎の印加電圧の差が余り大きくはないか否かを知ることができる。
【0150】
図9〜図15、図18、および図19に示す画面において、「F6:MIT−4状態」キーをクリックすると、中央処理装置60Bは、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14と光沢検出装置16、および色検出装置18におけるCCDカメラへの印加電圧即ちカメラ電圧の価および光源設定値を制御コンピュータ56から読み出し、ディスプレー70に入力する。
【0151】
ディスプレー70においては、図20に示すように、前記ロット情報とともに光源設定値およびカメラ電圧をMIT−4状態表示画面に表示する。
【0152】
オペレータは、前記MIT−4状態表示画面を見ることにより、CCDカメラ22、26、34、および38が正常に作動しているか否か、および光源20、24、32、および36の設定電圧が適正であるか否かを知ることができる。
【0153】
実施形態1に係るオンライン表面検査システムにおいては、A面レーザ光走査型検出装置2、B面レーザ光走査型検出装置2、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18で検出された欠陥の種類、発生位置、および発生周期などの欠陥情報を、平版印刷版Pのロット情報と関連させて表示するから、オペレータは、どのロットの平版印刷版にどのような種類の欠陥がどの程度の頻度で発生したか、および前記ロットにおける不良品の発生量はどの程度かを容易に把握できる。
【0154】
したがって、オペレータは、前記ロットの平版印刷版を生産するのに必要なアルミニウムウェブロールの再引当を行うなどの生産計画の修正をリアルタイムで行えるから、たとえ、不良品が大量に発生して製品として出荷できる平版印刷版の得率が減少しても、アルミニウムウェブに不足が生じる前に、不足分のアルミニウムウェブロールを発注できる。故に、前記場合においても、アルミニウムウェブに不足が生じて生産に支障が生じることが防止される。
【0155】
また、不良品として排除する必要のない微小な欠陥についても、発生した帯域、発生頻度、発生位置をグラフ化して表示するから、オペレータは、前記欠陥の発生傾向を容易に把握できる。したがって、前記欠陥が出側停止欠陥のような重大な欠陥に到る前に対策を講じることができるから、平版印刷版Pの損失を大幅に減らすことができる。
【0156】
更に、A面レーザ光走査型検出装置2、B面レーザ光走査型検出装置2、色筋検出装置12、擦り傷検出装置14、光沢検出装置16、および色検出装置18の運転状況もディスプレー70に表示されるから、オペレータは、欠陥の検出が異常に多い場合、平版印刷版P側の異常によるものなのか、A面レーザ光走査型検出装置2などの欠陥検出部の側の異常によるものなのかを容易に判断できる。
【0157】
更に、前記欠陥情報およびロット情報は、互いに関連付けられた状態で統括コンピュータ60における記憶装置60Aに格納されるから、製造条件と欠陥の発生傾向との関係を整理・検討することが容易に行える。
【0158】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一定速度で搬送される帯状物につき、欠陥情報とロット情報とを関連付けてオペレータに提供することにより、オペレータの負担を軽減できる検査システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る検査システムの一例であり、一定の速度で搬送される平版印刷版を検査するオンライン表面検査システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示すオンライン表面検査システムが備えるA面レーザ光走査型検出装置、B面レーザ光走査型検出装置、色筋検出装置、擦り傷検出装置、光沢検出装置、および色検出装置の配置を示す概略図である。
【図3】図3は、A面レーザ光走査型検出装置およびB面レーザ光走査型検出装置におけるレーザ光照射部およびレーザ光受光部の相対的な位置関係を示す斜視図である。
【図4】図4は、色筋検出装置について、CCDカメラおよび光源と検査ローラおよび平版印刷版との相対的な位置関係を示す斜視図である。
【図5】図5は、図3に示すA面レーザ光走査型検出装置およびB面レーザ光走査型検出装置において、平版印刷版に照射されたレーザ光をレーザ光受光部において受光した状態を示す概略平面図である。
【図6】図6は、A面レーザ光走査型検出装置およびB面レーザ光走査型検出装置からのデータを処理する欠陥信号処理装置の構成およびデータの流れを示すブロック図である。
【図7】図7は、色筋検査装置、擦り傷検出装置、光沢検出装置、および色検出装置からのデータを処理する欠陥信号処理装置の構成およびデータの流れを示すブロック図である。
【図8】図8は、統括コンピュータ60の構成および情報の流れを示すブロック図である。
【図9】図9は、図1に示すオンライン表面検査システムの備えるディスプレーに傾向管理画面が表示されたところを示す平面図である。
【図10】図10は、前記ディスプレーにA面傾向管理画面が表示されたところを示す平面図である。
【図11】図11は、前記ディスプレーにB面傾向管理画面が表示されたところを示す平面図である。
【図12】図12は、前記ディスプレーに帳簿形式の画面であるA面周期判定結果が表示されたところを示す平面図である。
【図13】図13は、前記ディスプレーにB面周期判定結果が表示されたところを示す平面図である。
【図14】図14は、不良品として排除すべき著しい欠陥であるジャンボ押傷についての設定画面であるジャンボ押傷設定画面が前記ディスプレーに表示されたところを示す平面図である。
【図15】図15は、平版印刷版の搬送を停止する必要がある程の著しい欠陥である出側停止欠陥について設定を行う出側停止印字設定画面が前記ディスプレーに表示されたところを示す平面図である。
【図16】図16は、ジャンボ押傷設定画面においてジャンボ押傷を指定したときのディスプレーと統括コンピュータおよび制御コンピュータとの間のデータの流れを示すブロック図である。
【図17】図17は、出側停止印字設定画面において出側停止欠陥を指定したときのディスプレーと統括コンピュータおよび制御コンピュータとの間のデータの流れを示すブロック図である。
【図18】図18は、A面レーザ光走査型検出装置およびB面レーザ光走査型検出装置における検査幅と平版印刷版Pの実際の幅であるアルミ幅との関係を表示するSL7000検出幅データ画面を示す平面図である。
【図19】図19は、A面レーザ光走査型検出装置およびB面レーザ光走査型検出装置の運転状況を表示するSL7000状態表示画面を示す平面図である。
【図20】図20は、図2に示す色筋検出装置、擦り傷検出装置、光沢検出装置、および色検出装置の運転状態を表示するMIT−4状態表示画面を示す平面図である。
【符号の説明】
2    A面レーザ光走査型検出装置
4    B面レーザ光走査型検出装置
12    色筋検出装置
14    擦り傷検出装置
16    光沢検出装置
18    色検出装置
50    欠陥信号処理装置
52    欠陥信号処理装置
54    制御コンピュータ
56    制御コンピュータ
60    統括コンピュータ
70    ディスプレー

Claims (6)

  1. 一定方向に搬送される帯状物の2種以上の欠陥をそれぞれ検出する複数の欠陥検出部と、
    前記欠陥検出部が検出した欠陥の種類、発生位置、および発生周期に関する欠陥情報をそれぞれ収集し、管理する複数の欠陥情報管理部と、
    前記帯状物のロットに関するロット情報が格納されてなるロット情報管理部と、
    前記欠陥情報管理部のそれぞれから欠陥情報を読み出し、前記ロット情報と互いに関連付け、所定の管理用フォーマットを構成する中央処理管理部と、
    前記中央処理管理部で構成された管理用フォーマットを表示する表示部とを
    備えてなることを特徴とする検査システム。
  2. 前記ロット情報管理部に格納されるロット情報は、前記帯状物の品種、ロット番号、幅、厚み、および前記帯状物の基材のロール数量であるロール引当数量に関する情報である請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記中央処理管理部は、前記欠陥情報および前記ロット情報に基いて前記帯状物の得率を割り出し、前記ロット情報管理部は、前記中央処理管理部の割り出した得率に基いて前記基材のロール数量を調整する請求項1または2に記載の検査システム。
  4. 前記ロット情報管理部は、前記中央処理管理部の割り出した得率に基いて前記ロール引当数量を更新することにより、前記基材のロール数量を調整する請求項3に記載の検査システム。
  5. 前記中央処理管理部は、欠陥の種類に応じて警報装置に警報を発生させる請求項1〜4の何れか1項に記載の検査システム。
  6. 前記中央処理管理部は、前記欠陥情報管理部から入力される欠陥の傾向に基いて前記欠陥検出部における異常の有無を判定する請求項1〜5の何れか1項に記載の検査システム。
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