JP6303526B2 - 接着剤塗布装置及びそれを利用した吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は,ホットメルト接着剤などの接着剤を塗布するための接着剤塗布装置,及びこの接着剤塗布装置を利用した吸収性物品の製造方法に関する。
従来から,使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造ラインでは,吸収性物品を構成するシート部材にホットメルト接着剤などの接着剤を塗布することが行われている。具体的には,不織布やフィルム等の原反シートを所定の走行経路で連続して搬送し,搬送している間に,原反シートの片面に対して接着剤を塗布することが行われている。
このような接着剤の塗布処理は,接着剤塗布装置により行われる。従来の接着剤塗布装置の概略は,図3(a)に示されている。図3(a)に示されるように,接着剤塗布装置100は,供給部(図示省略)から流動性のある接着剤2をノズル10へと供給し,このノズル10を介して接着剤2を吐出する。ノズル10は,原反シート1に対向する位置に配置されている。そして,ノズル10を原反シート1に接触させた状態で,接着剤2をノズル10から吐出することで,原反シート1の表面に接着剤2が塗布される。例えば,接着剤としてホットメルト接着剤が用いられる場合,供給部(図示省略)は,ホットメルト接着剤を140℃〜160℃程度に加熱して溶融させてから,ノズル10に溶融したホットメルト接着剤を供給する。このような接着剤塗布装置は,例えば特許文献1〜3に開示されている。
特開2012−071249号公報 特開2012−066185号公報 特開2002−102765号公報
ところで,実際の吸収性物品の製造ラインにおいて,原反シート1は搬送ローラ(図示省略)等によって引っ張られることで走行しており,この走行する原反シート1の位置や幅には変動(ブレ)が発生することがある。このため,図3(a)に示されるように,原反シート1の側縁1Eに沿って接着剤2を塗布しようとする場合であっても,原反シート1の走行時における位置や幅の変動を考慮して,多少の寸法的なゆとり(クリアランス)を設定して,接着剤2を塗布する必要がある。すなわち,接着剤2が原反シート1の側縁1Eからはみ出すことを防止するためには,原反シート1の側縁1Eよりもある程度内側寄りの位置に,接着剤2を塗布する必要がある。このため,原反シート1の側縁1Eと接着剤の側縁2Eの間には,接着剤を塗布することができない領域が生じることとなっていた。
また,図3(b)に示されるように,吸収性物品の製造ラインにおいては,接着剤2によって,原反シート1と被覆シート3を接合する工程がよく行われる。しかし,図3(a)に示した従来の接着剤塗布装置のように,原反シート1の表面に接着剤2を塗布する際に大きなクリアランスを必要する場合,原反シート1の側縁1Eと接着剤の側縁2Eの間に,接着剤が塗布されていない無駄なシート部分が発生する。このように,吸収性部品の製造過程において,接着剤が塗布されていない無駄な部分が形成されると,最終的に製造される製品に,シート部材同士の間が開いてしまうヒラヒラした部分が生じることとなり,この製品の見栄えが悪くなるという不具合があった。
このため,現在では,走行する原反シートの位置や幅の変動に応じて,接着剤を塗布する位置を適宜調節することで,原反シートの側縁のギリギリの位置にも接着剤を塗布することのできる接着剤塗布装置が求められている。また,シート部材の側縁近傍に接着剤が塗布されていない無駄な部分が生じることなく,見栄えの良い吸収性物品を製造するための方法が求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,走行する原反シートの側縁の位置を適宜検出し,検出した情報に基づいて接着剤を吐出するノズルの位置を調節するという知見を得た。すなわち,原反シートの側縁の位置情報に基づいてノズルの位置を調節することで,原反シートの位置や幅が変動した場合であっても,この原反シートの側縁のギリギリの位置に接着剤を塗布することが可能になる。また,このような技術を利用すれば,シート部材に接着剤が塗布されていない無駄な部分が生じることを回避できるため,見栄えの良い吸収性物品を製造することが可能になる。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は,接着剤塗布装置に関する。
本発明に係る接着剤塗布装置は,所定方向に搬送される原反シート1の表面に,接着剤2を塗布するための装置である。
本発明に係る接着剤塗布装置は,ノズル10と,検出部20と,位置調節部30と,制御部40と,を備える。
ノズル10は,供給部(図示省略)から供給された接着剤2を吐出する。検出部20は,少なくとも原反シートの側縁1Eの位置を検出する。位置調整部30は,ノズル10が接着剤2を吐出する位置を調節する。制御部40は,少なくとも検出部20によって検出された原反シートの側縁1Eの位置の情報に基づいて,位置調節部30を制御する。
上記構成のように,走行する原反シート1の側縁1Eの位置を適宜検出し,検出した情報に基づいてノズル10の位置を調節することで,原反シート1の位置や幅が変動した場合であっても,この側縁1Eのギリギリの位置に接着剤2を塗布することが可能になる。また,このような接着剤塗布装置を用いて吸収性物品を製造することで,接着剤が塗布されずにシート部材同士の間がヒラヒラと開いてしまう部分を無くすことができるため,製品の見栄えを良化することができる。
本発明の接着剤塗布装置において,検出部20は,ノズル10よりも,原反シート1の搬送方向の下流に位置することとしてもよい。この場合に,検出部20は,原反シートの側縁1Eの位置を検出すると共に,ノズル10から吐出された接着剤の側縁2Eの位置を検出することが好ましい。また,制御部40は,検出部20によって検出された,原反シートの側縁1Eの位置の情報と接着剤の側縁2Eの位置の情報とに基づいて,位置調節部30を制御することが好ましい。
上記構成のように,ノズル10が検出部20の下流側に位置することで,検出部20は,原反シートの側縁1Eの位置と接着剤の側縁2Eの位置とを検出することができる。そして,原反シートの側縁1Eと接着剤の側縁2Eの位置情報とに基づいて,ノズル10による接着剤2の吐出位置を調整することで,例えば原反シートの側縁1Eから僅かな隙間を空けて接着剤2を塗布するといったような精密な制御を行うことが可能になる。また,例えば,原反シートの側縁1Eと接着剤の側縁2Eの間の距離を限りなくゼロに近づけることで,原反シートの側縁1Eのギリギリの位置に接着剤2をより確実に塗布することができる。
本発明の接着剤塗布装置において,制御部40は,原反シートの側縁1Eと接着剤の側縁2Eとの間の距離が一定値以下となるように,位置調節部30を制御することが好ましい。
上記構成のように,制御部40が位置調整部30を制御することで,原反シートの側縁1Eと接着剤の側縁2Eとの間の距離を所望の値に設定することができる。
本発明の第2の側面は,吸収性物品の製造方法に関する。第2の側面に係る製造方法は,基本的に,上述した第1の側面に係る接着剤塗布装置を利用して,使い捨ておむつなどの吸収性物品を製造する。
すなわち,本発明の第2の側面は,接着剤が塗布されたシート部材を含む吸収性物品の製造方法である。
本発明の製造方法は,搬送工程と,塗布工程と,検出工程と,位置調整工程と,を含む。
搬送工程は,シート部材の原反シート1を,所定方向に搬送する工程である。
塗布工程は,原反シート1の表面に,接着剤2を,ノズル10によって塗布する塗布工程である。
検出工程は,少なくとも記原反シートの側縁1Eの位置を,検出部20によって検出する検出工程である。
位置調整工程は,検出部20によって検出された原反シートの側縁1Eの位置の情報に基づいて,位置調節部30により,ノズル10が接着剤2を吐出する位置を調節する工程とである。
上記工程に従って,使い捨ておむつなどの吸収性物品を製造することで,シート部材に接着剤が塗布されていない無駄な部分が生じることを回避できる。従って,本発明の製造方法によれば,見栄えの良い吸収性物品を製造することが可能になる。
本発明は,走行する原反シートの位置や幅の変動に応じて,接着剤を塗布する位置を適宜調節し,原反シートの側縁のギリギリの位置にも接着剤を塗布することのできる接着剤塗布装置を提供することができる。また,本発明は,シート部材の側縁近傍に接着剤が塗布されていない無駄な部分が生じることなく,見栄えの良い吸収性物品を製造するための方法を提供することができる。
図1は,本発明の接着剤塗布装置の概要を示した模式図である。 図2は,本発明の接着剤塗布装置の制御の例を示した模式図である。 図3は,従来の接着剤塗布装置の概要を示した模式図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは,A以上B以下であることを意味する。
図1は,本発明の一実施形態に係る接着剤塗布装置100の概要を示した模式図である。本発明の接着剤塗布装置100は,例えば,使い捨ておむつや,吸収パッド,生理用ナプキンなどの吸収性物品を製造するための製造ラインにおいて,好適に利用することができる。吸収性物品は,着用者の股下部分に装着されて,尿などの排泄物を吸収し保持するための衣料品である。吸収性物品を製造する工程の一部には,吸収性物品を構成するシート部材に,ホットメルト接着剤などの接着剤を塗布する工程が含まれる。本発明の接着剤塗布装置100は,この接着剤を塗布するための工程において用いられる。その他の吸収性物品の製造工程や,吸収性物品の具体的な構成は,公知の工程や構成を適宜参照することができる。
図1に示されるように,本発明に係る接着剤塗布装置100は,装置の上流側から下流側に向かって一定方向に搬送される長尺の原反シート1に対し,接着剤2を塗布する。図1に示された例において,接着剤塗布装置100は,帯状の原反シート1の左右両側の側縁1Eに,接着剤2を塗布するための構成を有している。ただし,接着剤塗布装置100は,原反シート1の片側の側縁1Eに接着剤2を塗布するものであってもよい。
図1に示されるように,装置の上流側には,ノズル10が設けられる。ノズル10は,接着剤2を吐出ための器具である。ノズル10には,図示しない供給部によって流動性のある接着剤が供給される。例えば,原反シート1に対してホットメルト接着剤を塗布する場合において,供給部(図示省略)は,ホットメルト接着剤の固体原料を加熱(約140℃〜160℃)して溶融させ,流動性のある状態としてから,ノズル10に供給する。ノズル10は,図1に示されるように,流動性のあるホットメルト接着剤2を落下させて,ノズル10の下方に位置する原反シート1に塗布していく。ノズル10の吐出口は,原反シート1に接触していることが好ましい。ノズル10を介して接着剤2を吐出することにより,原反シート1には,その搬送方向に沿って延びる帯状に接着剤2のラインが形成される。なお,ノズル10から吐出される接着剤は,ホットメルト接着剤に限られず,その他公知の流動性のある接着剤を用いることができる。
図1に示されるように,ノズル10の下流側には,検出部20が設けられている。検出部20は,少なくとも原反シート1の側縁1Eの位置を検出するためのセンサを有する。ここにいう,原反シート1の側縁1Eとは,原反シート1の幅方向の縁(エッジ)である。なお,ここにいう「幅方向」とは,原反シート1の搬送方向(図1の矢印で示された方向)と平面的に直交する方向を意味している。検出部20は,少なくとも,原反シート1の左右両側の側縁のうち,接着剤2が塗布される側の側縁のみの位置を検出するものであればよい。図1に示された実施形態では,原反シート1の左右両側の側縁1Eに接着剤2が塗布されているため,検出部20は,原反シート1の左右両側の側縁1Eの位置を検出する構成となっている。検出部20が原反シート1の側縁1Eの位置を検出する方法は,公知の方法を用いればよい。例えば,検出部20は,非接触的又は接触的に,原反シート1の側縁1Eの位置を検出できる。例えば,非接触的に側縁1Eの位置を検出するためには,赤外線センサ,超音波センサ,又は画像センサ等の公知のセンサを利用することができる。また,接触的に側縁1Eの位置を検出するためには,公知の感圧式や変位式の接触センサを利用することができる。検出部20により取得された情報は,制御部40へと送出される。
図1に示されるように,ノズル10には,位置調整部30が取り付けられている。位置調整部30は,ノズル10が接着剤2を吐出する位置を調節するための機構である。図1に示された実施形態において,位置調整部30は,ノズル10の位置をスライドさせるレールを備えた構成となっている。例えば,位置調整部30は,原反シート1の幅方向に沿ってノズル10をスライドさせて,接着剤2を吐出する位置を調節することができる。このように,本発明において,位置調節部30は,ノズル10自体の位置を,原反シート1の幅方向に沿って移動させて調節するものであることが好ましい。ただし,位置調整部30の構成は,図1に示されたレールの構成に限定されない。例えば,図示は省略するが,位置調整部30は,ノズル10の位置自体は変動させずに,ノズル10の吐出口の向きを変動させることで,ノズル10が接着剤2を吐出する位置を調節する構成であってもよい。位置調整部30によるノズル10の位置の調整は,制御部40による制御に従って行われる。
図1に示されるように,接着剤塗布装置100は,さらに,制御部40を備える。制御部40は,検出部20からの情報に基づいて,位置調整部30を制御するための命令を生成し,この命令を位置調整部30へと送出する。位置調整部30は,制御部40からの命令に従って,ノズル10の位置を調整する。制御部40は,パーソナルコンピュータ(PC)などの公知の演算装置によって構成すればよい。
具体的に説明すると,制御部40は,位置調整部30に接続されていることから,位置調整部30によって調整されたノズル10の位置を予め把握している。ここで,制御部40は,検出部20から原反シート1の側縁1Eの位置に関する情報を受け取ると,この原反シート1の側縁1Eの位置情報とノズル10の位置情報とに基づいて,ノズル10による接着剤2の吐出位置を決定する。そして,制御部40は,その決定した吐出位置の情報を位置調整部30に伝達する。例えば,制御部40は,ノズル10による接着剤2の吐出位置が,原反シート1の側縁1Eから所定範囲内に入るように,吐出位置を決定すればよい。例えば,制御部40は,接着剤2の吐出位置が原反シート1の側縁1Eと重なるようにしてもよいし,接着剤2の吐出位置が原反シートの側縁1Eの位置から0mm〜10mm以内又は0.5mm〜5mm以内となるように調整してもよい。本発明では,このようにして原反シート1の側縁1Eの位置を検出し,そのフィードバックを受けて,ノズル10による接着剤2の吐出位置を決定する。本発明のように,原反シート1の側縁1Eの位置情報に基づいて,ノズル10の位置を調節することで,走行する原反シート1の位置や幅が変動した場合であっても,この原反シート1の側縁のギリギリの位置に接着剤2を塗布することが可能になる。
図2は,本発明の接着剤塗布装置100の好ましい実施形態を示している。図2は,接着剤塗布装置100を平面的に見た図である。
図2に示された実施形態において,検出部20は,原反シート1の側縁1Eの位置と共に,ノズル10を介して塗布された接着剤2の側縁2Eの位置を検出することとしている。ここにいう,接着剤2の側縁2Eとは,少なくとも,帯状に形成された接着剤2の左右両側の側縁のうち,原反シート1の側縁1Eと近い方の側縁を意味している。
例えば,検出部20は,原反シート1の側縁1Eの位置を検出するための第1センサ21と,接着剤2の側縁2Eの位置を検出するための第2センサ22と,を有するものであってもよい。第1センサ21は,上述したように,赤外線センサ,超音波センサ,又は画像センサ等の非接触式のセンサ,若しくは感圧式や変位式等の接触センサにより,原反シート1の側縁1Eの位置を検出すればよい。他方,第2センサ22は,例えば,原反シート1と接着剤2の色差を検出する画像センサ等により,接着剤2の側縁2Eの位置を検出するものであってもよい。例えば,原反シート1と接着剤2の色差を明確にするために,接着剤2は半透明又は不透明なものであることが好ましく,着色を施されたものであることがより好ましい。その他,第2センサ22は,原反シート1と接着剤2の温度差を検出することにより,接着剤2の側縁2Eの位置を検出することとしてもよい。また,第2センサ22は,例えば,原反シート1と接着剤2とで吸収する光の波長が異なることを考慮して,これらに光を照射し反射された反射光の波長を測定するような光学式のセンサであってもよい。このようにして,検出部20は,原反シート1の側縁1Eの位置と共に,ノズル10を介して塗布された接着剤2の側縁2Eの位置を検出することができる。検出部20によって検出されたこれらの情報は,制御部40へと創出される。なお,検出部20は,一つのセンサによって,原反シート1の側縁1Eの位置と接着剤2の側縁2Eの位置を同時に検出するものであってもよい。
制御部40は,検出部20から原反シート1の側縁1Eと接着剤2の側縁2Eの位置情報を取得すると,原反シート1の側縁1Eと接着剤2の側縁2Eの間の距離Dを求める。そして,制御部40は,原反シート1の側縁1Eと接着剤2の側縁2Eの間の距離Dの値に基づいて,位置調整部30を制御するための命令を生成する。具体的には,制御部40は,距離Dが一定値以下となるように,位置調整部30を制御する。例えば,制御部40は,距離Dが0mm〜10mm以内又は0.5mm〜5mm以内となるように,位置調整部30を制御して,ノズル10による接着剤2の吐出位置を調節することが好ましい。特に,制御部40は,距離Dが0〜1mmとなるように,接着剤2の吐出位置を調節することが好ましい。このように,原反シート1の側縁1Eと接着剤2の側縁2Eの間の距離Dを限りなくゼロに近づけることで,例えば吸収性物品を製造する際に,接着剤2が塗布されずにシート部材同士の間がヒラヒラと開いてしまう部分を無くすことができる。これにより,本発明の接着剤塗布装置100を利用すれば,吸収性物品の見栄えを良化することができる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
例えば,上述した実施形態においては,原反シートの側縁の位置を検出する検出部が,ノズルの下流側に位置する形態について説明した。ただし,この検出部は,ノズルの上流側に配置されて,原反シートの側縁の位置を検出するものであってもよい。
本発明は,接着剤塗布装置及びそれを利用した吸収性物品の製造方法に関する。従って,本発明は,使い捨ておむつなどの吸収性物品の製造業において好適に利用し得る。
1…原反シート 1E…原反シートの側縁 2…接着剤
2E…接着剤の側縁 3…被覆シート 10…ノズル
20…検出部 21…第1センサ 22…第2センサ
30…位置調整部 40…制御部 100…接着剤塗布装置

Claims (2)

  1. 所定方向に搬送される原反シート(1)の表面に,接着剤(2)を塗布するための接着剤塗布装置であって,
    前記接着剤(2)を吐出するノズル(10)と,
    前記ノズル(10)よりも前記原反シート(1)の搬送方向の下流に位置し,前記原反シートの側縁(1E)の位置を検出すると共に,前記ノズル(10)から吐出された前記接着剤の側縁(2E)の位置を検出する検出部(20)と,
    前記ノズル(10)が前記接着剤(2)を吐出する位置を調節する位置調節部(30)と,
    前記検出部(20)によって検出された前記原反シートの側縁(1E)の位置の情報と前記接着剤の側縁(2E)の位置の情報とに基づいて,前記原反シートの側縁(1E)と前記接着剤の側縁(2E)との間の距離が0〜1mmとなるように前記位置調節部(30)を制御する制御部(40)と,を備える
    接着剤塗布装置。
  2. 接着剤が塗布されたシート部材を含む吸収性物品の製造方法であって,
    前記シート部材の原反シート(1)を,所定方向に搬送する搬送工程と,
    前記原反シート(1)の表面に,接着剤(2)を,ノズル(10)によって塗布する塗布工程と,
    前記原反シートの側縁(1E)の位置と前記ノズル(10)から吐出された前記接着剤の側縁(2E)の位置を,前記ノズル(10)よりも前記原反シート(1)の搬送方向の下流に位置する検出部(20)によって検出する検出工程と,
    前記検出部(20)によって検出された前記原反シートの側縁(1E)の位置の情報と前記接着剤の側縁(2E)の位置の情報とに基づいて,位置調節部(30)により,前記原反シートの側縁(1E)と前記接着剤の側縁(2E)との間の距離が0〜1mmとなるように前記ノズル(10)が前記接着剤(2)を吐出する位置を調節する位置調節工程と,を含む
    吸収性物品の製造方法。
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