JP6801395B2 - 多波長レーザ装置及び波長多重通信システム - Google Patents

多波長レーザ装置及び波長多重通信システム Download PDF

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本発明は、多波長レーザ装置及び波長多重通信システムに関する。
近年、外部共振器型量子ドットレーザの外部共振器内に周期波長フィルタを挿入して、多波長で同時発振しうる多波長レーザ装置を実現することが提案されており、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)通信システムへの応用が期待されている。
国際公開第2009/119284号 特開2003−51786号公報
Y. Zhanget al., "Quantum dot SOA/silicon external cavity multiwavelength laser," Opt. Express 23 (4), pp.4666-4671, 2015
ところで、上述のような多波長レーザ装置において、例えば波長毎に位相制御を行なう場合などに、周期波長フィルタに直列に波長分光フィルタを接続することが考えられる。
しかしながら、周期波長フィルタと波長分光フィルタは、それぞれ、WDM通信システムのグリッド波長に対して異なるオフセットを持っているため、所望の発振波長に制御することが非常に難しい。
本発明は、周期波長フィルタと波長分光フィルタを直列に接続する場合において、信号光の光学損失を抑制し、所望の発振波長が得られるようにすることを目的とする。
1つの態様では、多波長レーザ装置は、半導体利得チップと、半導体利得チップに光学的に接続され、周期的なピーク波長を持つ周期波長フィルタと、周期波長フィルタに直列に接続され、複数の信号光を波長毎に分ける波長分光フィルタと、波長分光フィルタに光学的に接続され、波長分光フィルタによって分けられた各信号光の一部をそれぞれ反射する複数の第1ミラーと、半導体利得チップの周期波長フィルタが設けられている側の反対側に設けられ、複数の第1ミラーとの間に外部共振器を構成する第2ミラーと、波長分光フィルタに接続され、複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長の短波側モニタ光を検出する短波側光検出器と、短波側モニタ光の一部を反射する短波側ミラーとを含む短波側モニタ部と、波長分光フィルタに接続され、複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長の長波側モニタ光を検出する長波側光検出器と、長波側モニタ光の一部を反射する長波側ミラーとを含む長波側モニタ部と、周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、半導体利得チップの利得ピークを短波側モニタ光の波長又は長波側モニタ光の波長に合わせて、短波側光検出器又は長波側光検出器の出力が最大になるように、波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なう制御部とを備える。
1つの態様では、波長多重通信システムは、多波長レーザ装置を備える送信器と、送信器に伝送路を介して接続された受信器とを備え、多波長レーザ装置は、上述の構成を備える。
1つの側面として、周期波長フィルタと波長分光フィルタを直列に接続する場合において、信号光の光学損失を抑制し、所望の発振波長が得られるという効果を有する。
本実施形態にかかる多波長レーザ装置の構成を示す図である。 本実施形態にかかる多波長レーザ装置の具体的な構成例を示す図である。 (A)〜(C)は、本実施形態にかかる多波長レーザ装置に備えられる周期波長フィルタの具体的な構成例を示す図である。 (A)〜(C)は、本実施形態にかかる多波長レーザ装置に備えられる波長分光フィルタの具体的な構成例を示す図である。 本実施形態にかかる多波長レーザ装置に備えられる波長分光フィルタの具体的な構成例を示す図である。 本実施形態にかかる多波長レーザ装置に備えられる周期波長フィルタ及び波長分光フィルタの波長位置の調整手順を示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、本実施形態にかかる多波長レーザ装置に備えられる周期波長フィルタの波長位置の調整を行なうためのフィルタについて説明するための図である。 (A)、(B)は、本実施形態にかかる多波長レーザ装置に備えられる波長分光フィルタの波長位置の調整について説明するための図である。 外部共振器型多波長レーザ装置において位相制御を行なう場合の構成例を示す図である。 波長多重通信システムの構成を示す図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる多波長レーザ装置及び波長多重通信システムについて、図1〜図10を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる多波長レーザ装置は、レーザの外部共振器内に周期波長フィルタを備え、多波長で同時発振しうる外部共振器型多波長レーザ装置である。なお、多波長レーザ装置を、光半導体発光装置、発光装置、又は、多波長同時発振レーザともいう。
本実施形態では、多波長レーザ装置は、図1に示すように、半導体利得チップ1と、周期波長フィルタ2と、波長分光フィルタ3と、複数の第1ミラー4と、第2ミラー5と、短波側モニタ部6と、長波側モニタ部7と、制御部8とを備える。
なお、図1では、N波長の信号光(λ〜λ)を同時に発振する多波長同時発振レーザ9を例に挙げて示している。また、ここでは、基板10上に周期波長フィルタ2等が集積された集積素子に、半導体利得チップ1を実装したものを例に挙げて説明する。
ここで、半導体利得チップ1は、半導体利得媒質を備えるチップである。つまり、半導体利得チップ1は、半導体光増幅器(SOA)を備えるチップである。
例えば、半導体利得チップ1は、量子ドット利得媒質を備える量子ドット利得チップ(QD利得チップ)である。この場合、多波長レーザ装置9を、多波長量子ドットレーザ装置、外部共振器型多波長量子ドットレーザ装置、又は、外部共振器型量子ドットレーザともいう。
周期波長フィルタ2は、周期的なピーク波長を持つフィルタであって、半導体利得チップ1に光学的に接続されている。
例えば、周期波長フィルタ2は、導波路型周期波長フィルタである。また、例えば、周期波長フィルタ2は、リング共振器を用いたフィルタである(例えば図2参照)。
なお、これに限られるものではなく、周期波長フィルタ2は、例えば図3(A)に示すように、DBR(Distributed Bragg Reflector)2Aとループミラー2Bを用いたフィルタであっても良いし、例えば図3(B)に示すように、2つのDBR2C,2Dを用いたフィルタであっても良いし、例えば図3(C)に示すように、DBR2Eとへき開面2Fを用いたフィルタであっても良い。また、周期波長フィルタ2を、波長周期フィルタ又は周期フィルタともいう。
波長分光フィルタ3は、複数の信号光を波長毎に分けるフィルタであって、周期波長フィルタ2に直列に接続されている。なお、波長分光フィルタ3を波長分配分光フィルタともいう。
ここでは、後述するように波長毎に位相制御を行なうために、周期波長フィルタ2に直列に波長分光フィルタ3が接続されている。また、ここでは、波長分光フィルタ3の透過波長の周期は、周期波長フィルタ2の透過波長の周期と一致している。つまり、周期波長フィルタ2と波長分光フィルタ3の透過波長の周期が一致している。
例えば、波長分光フィルタ3は、アレイ状導波路回折格子(AWG)を用いたフィルタである(例えば図2、図4(A)〜図4(C)参照)。
また、例えば、波長分光フィルタ3は、光入出力部に多モード干渉(MMI:Multi-Mode Interferometer)部分3Aが設けられていることが好ましい(例えば図4(C)参照)。このように、波長分光フィルタ3の光入出力部にMMI部分3Aが集積された構造を採用することで、波長分光フィルタ3の挿入損失を低減することができる。
なお、これに限られるものではなく、波長分光フィルタ3は、例えば図5に示すように、垂直方向に形成された回折格子面3Bに入射した光が2次元に分散する構造を有するフィルタであっても良い。
複数の第1ミラー4は、波長分光フィルタ3によって分けられた各信号光の一部をそれぞれ反射するミラーであって、波長分光フィルタ3に光学的に接続されている。ここでは、第1ミラー4はN個設けられている。例えば、第1ミラー4は、ループミラーである(例えば図2参照)。なお、これに限られるものではなく、DBRミラーなどであっても良い。
第2ミラー5は、半導体利得チップ1の周期波長フィルタ2が設けられている側の反対側に設けられており、複数の第1ミラー4との間に外部共振器11を構成している。ここでは、第2ミラー5は、半導体利得チップ1の端面に設けられたミラー(端面ミラー)である。なお、これに限られるものではなく、DBRミラーなどであっても良い。
短波側モニタ部6は、複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長(ここではλ)の短波側モニタ光を検出する短波側光検出器6Aと、短波側モニタ光の一部を反射する短波側ミラー6Bとを含み、波長分光フィルタ3に接続されている。
ここでは、波長分光フィルタ3に、複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長の短波側モニタ光を入出力する短波側モニタ用ポートを設け、これに短波側モニタ用導波路6Cを接続し、短波側モニタ用導波路6Cを2つに分岐し、一方に短波側ミラー6Bを接続し、他方に短波側光検出器6Aを接続し、短波側光検出器6Aを制御部8に接続して、短波側光検出器6Aの出力が制御部8へ送られるようにしている。
長波側モニタ部7は、複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長(ここではλN+1)の長波側モニタ光を検出する長波側光検出器7Aと、長波側モニタ光の一部を反射する長波側ミラー7Bとを含み、波長分光フィルタ3に接続されている。
ここでは、波長分光フィルタ3に、複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長の長波側モニタ光を入出力する長波側モニタ用ポートを設け、これに長波側モニタ用導波路7Cを接続し、長波側モニタ用導波路7Cを2つに分岐し、一方に長波側ミラー7Bを接続し、他方に長波側光検出器7Aを接続し、長波側光検出器7Aを制御部8に接続して、長波側光検出器7Aの出力が制御部8へ送られるようにしている。
このように、波長分光フィルタ3の信号光出力ポートの両側に、短波側モニタ用ポート及び長波側モニタ用ポートを設け、信号光よりも1周期分短波の波長(ここではλ)及び1周期分長波の波長(ここではλN+1)をモニタできるようになっている。
制御部8は、周期波長フィルタ2のピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、半導体利得チップ1の利得ピークを短波側モニタ光の波長(ここではλ)又は長波側モニタ光の波長(ここではλN+1)に合わせて、短波側光検出器6A又は長波側光検出器7Aの出力が最大になるように、波長分光フィルタ3の波長位置を調整する制御を行なう。なお、制御部8をコントローラともいう。
特に、制御部8が、周期波長フィルタ2のピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、半導体利得チップ1の利得ピークを短波側モニタ光の波長に合わせて、短波側光検出器6Aの出力が最大になるように、波長分光フィルタ3の波長位置を調整する制御を行なうとともに、半導体利得チップ1の利得ピークを長波側モニタ光の波長に合わせて、長波側光検出器7Aの出力が最大になるように、波長分光フィルタ3の波長位置を調整する制御を行なうようにするのが好ましい。
また、周期波長フィルタ2に接続され、周期波長フィルタ2から分岐したモニタ光を検出する光検出器11を備えるものとし、制御部8が、光検出器11の出力に基づいて、周期波長フィルタ2のピーク波長をグリッド波長に合わせる制御を行なうようにするのも好ましい。
この場合、周期波長フィルタ2にモニタ用ポートを設け、これにモニタ用導波路12を介して光検出器11を接続し、光検出器11を制御部8に接続して、光検出器11の出力が制御部8へ送られるようにすれば良い。
なお、周期波長フィルタ2から分岐するモニタ光は、ASE光であっても良いし、任意の波長の発振光であっても良い。
また、波長分光フィルタ3と複数の第1ミラー4との間にそれぞれ設けられた複数の位相調整機構(位相制御機構)13を備えるものとするのも好ましい。
ここでは、波長分光フィルタ3に複数の信号光のそれぞれを入出力するポートを設け、これに各信号光用導波路14を接続し、各信号光用導波路14を2つに分岐し、一方に第1ミラー4を接続し、他方を出力側に接続し、第1ミラー4が接続されている一方の分岐導波路に位相調整機構13を設けるようにしている。なお、ここでは、位相調整機構13はN個設けられている。また、ここでは、位相調整機構13は、光導波路に位相制御ヒータH〜Hを設けた位相調整器である(例えば図2参照)。
また、波長分光フィルタ3に光学的に接続され、波長分光フィルタ3によって分けられた各信号光をそれぞれ変調する複数の変調器(光変調器)15と、複数の変調器15に接続され、複数の変調器15のそれぞれによって変調された各信号光を合波する合波器16とを備えるものとしても良い。
つまり、上述のように、周期波長フィルタ2、波長分光フィルタ3等を集積した集積回路基板上に、さらに、複数の変調器15及び合波器16を集積(ここではモノリシック集積)し、波長分光フィルタ3で分光され、それぞれのポートから出力される各信号光を、複数の変調器15のそれぞれによって変調し、それぞれの変調光を合波器16で合波して出力するようにしても良い。
ここでは、波長分光フィルタ3に接続された各信号光用導波路14を分岐した他方の分岐導波路に変調器15を接続している。
上述のように構成されるため、半導体利得チップ1からの光は、周期波長フィルタ2と波長分光フィルタ3を透過し、各ポートを介して分岐された導波路の延長線上の第1ミラー4に達して反射する。反射した光は、波長分光フィルタ3、周期波長フィルタ2、半導体利得チップ1へ導かれ、半導体利得チップ1の反対側の端面に設けられた第2ミラー5で反射する。このようにして、第1ミラー4と第2ミラー5とで構成される外部共振器11内で共振し、各信号光の波長間隔になっている周期波長フィルタ2の波長間隔で同時発振する。
この際、発振波長の調整を、以下の手順で行なう。
まず、図6に示すように、周期波長フィルタ2のオフセットの調整を行なう(ステップS1)。
例えば、半導体利得チップ1のドライブ電流を、利得帯域がN波長をカバーする条件(N波長発振条件)に調整して、即ち、半導体利得チップ1の利得ピークがN波長の真ん中の波長(λN/2)となるように動作条件を調整して、周期波長フィルタ2のモニタ用ポートから導かれたモニタ光(透過光)をモニタし、WDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
次に、波長分光フィルタ3のオフセットの調整を行なう(ステップS2)。つまり、上述のようしてオフセットの調整を行なった周期波長フィルタ2の状態を維持したまま、波長分光フィルタ3のWDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
まず、同時発振信号光よりも1周期短い短波側モニタ光(波長λ)を用いて調整を行なう(ステップS21)。
例えば、半導体利得チップのドライブ電流を、利得ピークがλになるように調整し、モニタ光を短波側の波長λで発振させ、波長分光フィルタ3の一方の側に設けられた短波側モニタ用ポートから導かれた短波側モニタ光をモニタし、即ち、周期波長フィルタ2からの透過光との波長のずれを観察し、波長分光フィルタ3のWDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
次いで、同時発振信号光よりも1周期長い長波側モニタ光(波長λN+1)を用いて調整を行なう(ステップS22)。
例えば、半導体利得チップ1のドライブ電流を、利得ピークが波長λN+1になるように調整し、モニタ光を長波側の波長λN+1で発振させ、波長分光フィルタ3の他方の側に設けられた長波側モニタ用ポートから導かれた長波側モニタ光をモニタし、即ち、周期波長フィルタ2からの透過光との波長のずれを観察し、波長分光フィルタ3のWDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
この結果、先に行なった短波側モニタ光を用いた調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置が、長波側モニタ光を用いた調整によって変更されなかった場合、即ち、再調整が必要でなかった場合には、ステップS3でNOルートへ進み、調整を完了する。
一方、先に行なった短波側モニタ光を用いた調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置が、長波側モニタ光を用いた調整によって変更された場合には、ステップS3でYESルートへ進み、再度、短波側モニタ光(波長λ)を用いて調整(微調整)を行なう(ステップS21)。
以降、直前で行なった調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置が変更されなくなるまで、調整を繰り返す。
このようにして、周期波長フィルタ2及び波長分光フィルタ3からの透過光(信号光波長)を、WDMグリッド波長に一致させることができる。
なお、直前で行なった調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置に対して波長位置が大きく変更されている場合のみ再調整を行なうようにしても良い。
また、ここでは、短波側モニタ光を用いた調整を行なった後に長波側モニタ光を用いた調整を行なっているが、これに限られるものではなく、長波側モニタ光を用いた調整を行なった後に短波側モニタ光を用いた調整を行なっても良いし、いずれか一方の調整のみを行なうようにしても良い。
このように、実動作時とは異なる波長(λ0、λN+1)でのモニタ光を用いた調整を行い、実動作時にはモニタのための信号光(λ〜λ)の分岐を行っていないため、実動作時の光学損失を抑制することができる。
ところで、上述のようにしているのは、以下の理由による。
近年、外部共振器型量子ドットレーザの外部共振器内に周期波長フィルタを挿入した構造で多波長同時発振レーザが実現し、安定な発振スペクトルが得られ(例えば非特許文献1参照)、WDMシステムへの応用が期待されている。
このようなレーザ構造では、周期波長フィルタを用いるため、所望の波長間隔を簡単に再現性良く実現できることになる。
しかしながら、実用化のためには、レーザの発振波長をWDMシステムで要求されるグリッド内で発振するように調整(オフセット波長調整)する必要があるため、周期波長フィルタの温度を変化させるなどして波長調整を行なうことになる。
一方、1波長切り出した信号光スペクトルの相対強度雑音(RIN)が−135dB/Hz以下であることも必要である。
ところが、すべての発振波長においてRINを−135dB/Hz以下に抑えることは難しい。
全ての波長で良好なRINを得るためには、全波長の位相が合っていることが好ましい。
しかしながら、例えば、多波長同時発振レーザを4波長同時発振させた場合、同じ共振器長で発振させるために4波長全てで所望の位相を得るように調整することは難しい。
そこで、この問題を回避するために、それぞれの発振波長で位相制御(位相調整)を行なうことが考えられる。
このため、全ての波長に対して別々の光導波路に取り出し、各々の波長に位相調整機構を設けることが考えられる(例えば図9参照)。
この場合、フィルタ透過波長の周期が一致する周期波長フィルタと波長分光フィルタを直列に組み合わせた構成を採用することになる。
ところが、周期波長フィルタと波長分光フィルタは、それぞれ、WDMグリッド波長に対して異なるオフセットを持っているため、直列に接続すると、出力部のみで発振波長を評価しても、2つのフィルタのオフセットを個別に見積もることはできないため、所望の発振波長に制御することが非常に難しくなる。
そこで、周期波長フィルタ2と波長分光フィルタ3を直列に接続する場合であっても、所望の発振波長を得ることができるように、上述のようにしている。
これにより、位相調整機構13を設けることで、信号光をそれぞれの波長で位相調整できるようにして、信号光の相対強度雑音(RIN)を低減できるとともに、信号光のグリッド波長に対する波長調整が可能となる。この結果、簡潔な構造で、各信号光の発振波長の調整及び位相制御ができ、高性能な多波長同時発振レーザを実現することが可能となる。
以下、図2を参照しながら、具体例を挙げて説明する。
この具体例では、周期波長フィルタ2にリング共振器を用い、波長分光フィルタ3にAWGを用い、第1ミラー4にリングミラーを用い、これらをSi基板10上にモノリシックに集積してSi細線光導波路17で接続し、さらに、変調器15及び合波器16もモノリシックに集積した集積素子とし、外部共振器11で発振した光を変調器15で変調し、各変調光を合波器16で合波(集光)して、集積素子の出力ポートから光ファイバへ伝送する構成としている。なお、複数の信号光の波長をλ〜λとしている。
そして、周期波長フィルタ2としてのリング共振器には、波長制御ヒータHが設けられており、これに周期波長フィルタ用電源19が接続されており、この周期波長フィルタ用電源19が、制御部8によって制御されるようになっている。
また、波長分光フィルタ3としてのAWGにも、波長制御ヒータHAWGが設けられており、これに波長分光フィルタ用電源20が接続されており、この波長分光フィルタ用電源20が、制御部8によって制御されるようになっている。
また、波長分光フィルタ3に接続された各信号光用導波路14を2つに分岐し、一方に第1ミラー4としてのリングミラーを接続し、他方に変調器15を接続し、第1ミラー4が接続されている一方の分岐導波路に位相調整機構13を構成する位相制御ヒータH〜Hを設けている。そして、位相調整機構13を構成する位相制御ヒータH〜Hには、位相調整機構用電源21が接続されており、この位相調整機構用電源21が、制御部8によって制御されるようになっている。
また、変調器15には、マッハツェンダ型変調器を用い、それに設けられた変調用電極23に変調信号源22が接続されており、この変調信号源22が、制御部8によって制御されるようになっている。
また、短波側モニタ部6として、波長分光フィルタ3に、短波側モニタ光(波長λ)を導く、短波側モニタ用導波路6Cを接続し、この短波側モニタ用導波路6Cを2つに分岐し、一方に短波側ミラー6Bとしてのループミラーを接続し、他方に短波側光検出器6Aとしてのフォトディテクタ(PD)を接続し、短波側光検出器6Aを制御部8に接続して、短波側光検出器6Aの出力が制御部8へ送られるようにしている。
また、長波側モニタ部7として、波長分光フィルタ3に、長波側モニタ光(波長λN+1)を導く長波側モニタ用導波路7Cを接続し、この長波側モニタ用導波路7Cを2つに分岐し、一方に長波側ミラー7Bとしてのループミラーを接続し、他方に長波側光検出器7Aとしてのフォトディテクタ(PD)を接続し、長波側光検出器7Aを制御部8に接続して、長波側光検出器7Aの出力が制御部8へ送られるようにしている。
また、周期波長フィルタ2にモニタ用導波路12を介して光検出器11としてのフォトディテクタ(PD)を接続し、光検出器11を制御部8に接続して、光検出器11の出力が制御部8へ送られるようにしている。ここでは、モニタ用導波路12にフィルタ24を設けている。つまり、モニタ光にASE光を用いる場合には、モニタ用導波路12にフィルタ24としてバンドパスフィルタを設け、モニタ光に発振光を用いる場合には、モニタ用導波路12にフィルタ24としてバンドストップフィルタを設ける。これらのフィルタ24としては、例えば、空間光学系に用いる多層膜フィルタを用い、Si基板10内に挿入して用いれば良い。
また、半導体利得チップ1に量子ドット利得チップを用い、第2ミラー5として、量子ドット利得チップ1の端面に設けられたHR膜を設け、周期波長フィルタ2としてのリング共振器に接続されるSi細線光導波路17に光学的に接続されるように、Si基板10上に量子ドット利得チップ1を実装している。そして、半導体利得チップ1には、半導体利得チップ用電源18が接続されており、この半導体利得チップ用電源18が、制御部8によって制御されるようになっている。
このように構成される具体例の多波長レーザ装置9では、以下のようにして、波長位置の調整が行なわれる。
まず、周期波長フィルタ2のオフセットの調整(波長位置の調整)を行なう(例えば図6のステップS1参照)。
ここでは、モニタ光に発振光を用いる場合を例に挙げて説明する。
まず、制御部8が、半導体利得チップ用電源18を制御して、量子ドット利得チップ1のドライブ電流を、利得帯域が信号光の波長λ〜λをカバーする条件、即ち、信号光の波長λ〜λで同時に発振する値(I)に調整する。これにより、量子ドット利得チップ1に設けられた端面ミラー5とループミラー4によって構成される外部共振器11で信号光の波長λ〜λで同時に発振させる。
次に、周期波長フィルタ2のモニタ用ポート(透過ポート)から導かれたモニタ光をモニタし、WDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
ここでは、制御部8が、周期波長フィルタ用電源19を制御して、発振光の波長を周期的にフィルタリングする周期波長フィルタ2に設けられた波長制御ヒータHの温度を変化させる。
そして、制御部8は、モニタ用導波路12を介して導かれ、フィルタ24としてのバンドストップフィルタを介して光検出器(PD)11で検出されたモニタ光(例えば波長λの発振光)の強度をモニタし、モニタ光の強度(光強度)が極小となるように、ヒータ温度を調整する。
ここでは、バンドストップフィルタ24は、例えば図7(D)に示すように、波長λの光を透過しないで遮断する特性、即ち、波長λ以外の波長の光が透過する特性を有し、図2に示すように、光検出器11の直前に設置されている。
このようにして、モニタ光の強度が極小となるようにヒータ温度を調整することで、周期波長フィルタ2のオフセットの調整、即ち、WDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なうことができ、グリッド上で発振させることができる。
なお、ここでは、モニタ光に発振光を用いて波長オフセット調整を行なう場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、モニタ光として量子ドット利得チップ1のASE光を用いて波長オフセット調整を行なうようにしても良い。この場合、フィルタ24として、上述のバンドストップフィルタに代えて、バンドパスフィルタを設け、モニタ光の強度が極小となるように、ヒータ温度を調整すれば良い。
ここで、周期波長フィルタ2としてのリング共振器フィルタの透過ポートからの光には、周期的に光強度が低下する波長が存在し[例えば図7(B)参照]、この波長が多波長発振波長と一致する。このため、例えば、信号光のうち最も短波側の波長λの光をモニタ光に用い、例えば図7(A)に示すように、バンドパスフィルタ24は、波長λの光を透過する特性を有するものとすれば良い。この場合、図7(C)に示すように、モニタ光の光スペクトル[例えば図7(B)参照]がバンドパスフィルタ24のフィルタ特性における透過帯域(ここでは波長λ)と一致すると、モニタ光の強度が極小になることになる。
また、フィルタ24として、狭線幅のバンドストップフィルタや狭線幅のバンドパスフィルタを用いることで、グリッド中央で信号光が発振する状態になるように、周期波長フィルタ2の調整を行なうことが可能となる。
また、ここでは、モニタ光を例えば波長λの光とする場合を例に挙げて説明しているが、周期波長フィルタ2の製造マージンを考慮すると、フィルタ24としてのバンドストップフィルタ又はバンドパスフィルタは、同時発振波長の中央付近の波長λN/2の光を遮断又は透過する特性を有する狭線幅のフィルタとするのが好ましい。
次に、波長分光フィルタ3のオフセットの調整(波長位置の調整)を行なう(例えば図6のステップS2参照)。つまり、上述のようしてオフセットの調整を行なった周期波長フィルタ2の状態を維持したまま、波長分光フィルタ3のWDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
まず、同時発振信号光よりも1周期短い短波側モニタ光(波長λ)を用いて調整を行なう(例えば図6のステップS21参照)。
まず、制御部8が、半導体利得チップ用電源18を制御して、量子ドット利得チップ1のドライブ電流を、利得ピーク(利得スペクトルの中心波長)が波長λになるように、利得スペクトル[図8(A)中、符号X参照]の位置を調整する。これにより、モニタ光を短波側の波長λで発振させ、これを短波側モニタ光として用いる。なお、図8(A)中、符号Zは、周期波長フィルタ2の透過スペクトルを示している。
次に、制御部8が、波長分光フィルタ3の一方の側に設けられた短波側モニタ用ポートから導かれた短波側モニタ光をモニタし、波長分光フィルタ3のWDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
ここでは、制御部8が、波長分光フィルタ用電源20を制御して、波長分光フィルタ3に設けられた波長制御ヒータHAWGの温度を変化させる。これにより、波長分光フィルタ3の透過スペクトル[例えば図8(A)中、符号Y参照]が移動することになる。
そして、制御部8が、短波側モニタ用導波路6Cを介して導かれ、短波側光検出器(PD)6Aで検出されたモニタ光(短波側の波長λの発振光)の強度をモニタし、モニタ光の強度(短波側モニタ部の出力)が最大となるように、ヒータ温度を調整する。
次に、同時発振信号光よりも1周期長い長波側モニタ光(波長λN+1)を用いて調整する(例えば図6のステップS22参照)。
まず、制御部8が、半導体利得チップ用電源18を制御して、量子ドット利得チップ1のドライブ電流を、利得ピーク(利得スペクトルの中心波長)が波長λN+1になるように、利得スペクトル[図8(B)中、符号X参照]の位置を調整する。これにより、モニタ光を長波側の波長λN+1で発振させ、これを長波側モニタ光として用いる。なお、図8(B)中、符号Zは、周期波長フィルタ2の透過スペクトルを示している。
次に、制御部8が、波長分光フィルタ3の他方の側に設けられた長波側モニタ用ポートから導かれた長波側モニタ光をモニタし、波長分光フィルタ3のWDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なう。
ここでは、制御部8が、波長分光フィルタ用電源20を制御して、波長分光フィルタ3に設けられた波長制御ヒータHAWGの温度を変化させる。これにより、波長分光フィルタ3の透過スペクトル[例えば図8(B)中、符号Y参照]が移動することになる。
そして、制御部8が、長波側モニタ用導波路7Cを介して導かれ、長波側光検出器(PD)7Aで検出されたモニタ光(長波側の波長λN+1の発振光)の強度をモニタし、モニタ光の強度(長波側モニタ部の出力)が最大となるように、ヒータ温度を調整する。
ここでは、長波側モニタ光(波長λN+1)を用いた調整を行なう際に、モニタ光の強度が最大(最大値)になっていない場合に、モニタ光の強度が最大になるように、波長分光フィルタ3に設けられた波長制御ヒータHAWGの温度を調整(再調整)し、モニタ光の強度が最大(最大値)になっている場合には、波長分光フィルタ3に設けられた波長制御ヒータHAWGの温度の調整(再調整)は行なわない。
この結果、先に行なった短波側モニタ光(波長λ)を用いた調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置が、長波側モニタ光(波長λN+1)を用いた調整によって変更されなかった場合、即ち、再調整が必要なかった場合には、調整を完了する(例えば図6のステップS3のNOルート参照)。
ここでは、波長分光フィルタ3のウィンドウは広いため、オフセットの調整の確度を高めるために、短波側モニタ光(波長λ)を用いた調整に加えて、このような長波側モニタ光(波長λN+1)を用いた調整を行なって、両方で確認を行なうようにしている。
一方、先に行なった短波側モニタ光(波長λ)を用いた調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置が、長波側モニタ光(波長λN+1)を用いた調整によって変更された場合には、再度、短波側モニタ光(波長λ)を用いて調整(微調整)を行なう(例えば図6のステップS3のYESルート参照)。
つまり、短波側モニタ光(波長λ)を用いて、モニタ光の強度が最大になっているかを確認し、モニタ光の強度が最大になっていない場合に、モニタ光の強度が最大になるように、波長分光フィルタ3に設けられた波長制御ヒータHAWGの温度を調整(微調整)する。
以降、直前で行なった調整によって決められた波長分光フィルタ3の波長位置が変更されなくなるまで、調整を繰り返す。
つまり、短波側モニタ光(波長λ)を用いた調整及び長波側モニタ光(波長λN+1)を用いた調整の両方で、周期波長フィルタ2及び波長分光フィルタ3を透過した光が最大値と一致したら、その時点で波長分光フィルタ3の調整を完了する。
このようにして、短波側モニタ光(波長λ)及び長波側モニタ光(波長λN+1)を用いて、モニタ光の強度が最大となるようにヒータ温度を調整することで、波長分光フィルタ3のオフセットの調整、即ち、WDMグリッド波長に対するオフセットの調整を行なうことができる。
ここでは、波長分光フィルタ3の透過スペクトルの半値全幅が比較的広いため、短波側モニタ光(波長λ)及び長波側モニタ光(波長λN+1)の2つの波長を用いて波長分光フィルタ3のオフセットの調整を行なうことで、1つの波長で調整を行なう場合よりも、高い精度で調整を行なうことができるようにしている。
なお、1つの波長で調整を行なうだけで良好な精度で調整を行なえるのであれば、例えば短波側モニタ光(波長λ)及び長波側モニタ光(波長λN+1)のいずれか一方など、1つの波長を用いて波長分光フィルタ3のオフセット調整を行なっても良い。
また、このような調整を行なった後、多波長同時発振レーザの使用時は、半導体利得チップ(量子ドット利得チップ)1のドライブ電流を、利得帯域が信号光の波長λ〜λをカバーするように調整する。
なお、上述の具体例では、周期波長フィルタ2や波長分光フィルタ3を、波長制御ヒータH、HAWGを備えるものとし、加熱による屈折率変化を利用して波長制御を行なうようにしているが、これに限られるものではなく、例えば、電流注入や電圧印加を利用して波長制御を行なうようにし、電流注入電極又は電圧印加電極を設けても良い。
ところで、上述のような多波長レーザ装置9は、例えば波長分割多重(WDM)光通信システム(波長多重通信システム)に用いられる(例えば図10参照)。この場合、波長多重通信システムは、多波長レーザ装置9を備える送信器と、送信器に伝送路を介して接続された受信器とを備えるものとして構成される。
つまり、例えば図10に示すように、多波長同時発振レーザ(コムレーザ)29、分波器(デマルチプレクサ)30、変調器(モジュレータアレイ)31及び合波器(マルチプレクサ)32を備える送信器26と、分波器(デマルチプレクサ)33及び光検出器(ディテクタアレイ)34を備える受信器27とを、例えば光ファイバ(例えばシングルモードファイバリンク)などの伝送路28で接続した波長多重通信システム25において、本多波長レーザ装置9を、送信器26に備えられる多波長同時発振レーザ29及び分波器30として用いることができる。
したがって、本実施形態にかかる多波長レーザ装置及び波長多重通信システムは、周期波長フィルタ2と波長分光フィルタ3を直列に接続する場合において、信号光の光学損失を抑制し、所望の発振波長が得られるという効果を有する。
特に、本実施形態では、多波長同時発振レーザ(量子ドット利得チップ1)はドライブ電流を調整することで利得ピーク波長をシフトさせることができるため、この特徴を積極的に利用して、利得ピーク波長をλ又はλN+1に変化させて、オフセット調整用光源として使用している。なお、多波長同時発振レーザ(量子ドット利得チップ1)では、電流を注入していくと(電流注入量を多くしていくと)長波側に利得ピーク(利得スペクトルの中心波長)が移動していくことになる。このため、オフセット調整用光源を別途設ける必要がなく、また、複雑な制御回路等の調整機構を付加する必要もなく、波長分光フィルタ3のモニタ機能付多波長同時発振レーザをシンプルな構造で実現することができる。
また、本実施形態では、短波側モニタ光(波長λ)及び長波側モニタ光(波長λN+1)をモニタする手法を用いており、信号光を分岐させてモニタする手法を用いていないため、多波長同時発振動作時に光学損失を比較的小さくすることも可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
以下、上述の実施形態に関し、更に、付記を開示する。
(付記1)
半導体利得チップと、
前記半導体利得チップに光学的に接続され、周期的なピーク波長を持つ周期波長フィルタと、
前記周期波長フィルタに直列に接続され、複数の信号光を波長毎に分ける波長分光フィルタと、
前記波長分光フィルタに光学的に接続され、前記波長分光フィルタによって分けられた各信号光の一部をそれぞれ反射する複数の第1ミラーと、
前記半導体利得チップの前記周期波長フィルタが設けられている側の反対側に設けられ、前記複数の第1ミラーとの間に外部共振器を構成する第2ミラーと、
前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長の短波側モニタ光を検出する短波側光検出器と、前記短波側モニタ光の一部を反射する短波側ミラーとを含む短波側モニタ部と、
前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長の長波側モニタ光を検出する長波側光検出器と、前記長波側モニタ光の一部を反射する長波側ミラーとを含む長波側モニタ部と、
前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、前記半導体利得チップの利得ピークを前記短波側モニタ光の波長又は前記長波側モニタ光の波長に合わせて、前記短波側光検出器又は前記長波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なう制御部とを備えることを特徴とする多波長レーザ装置。
(付記2)
前記制御部は、前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、前記半導体利得チップの利得ピークを前記短波側モニタ光の波長に合わせて、前記短波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なうとともに、前記半導体利得チップの利得ピークを前記長波側モニタ光の波長に合わせて、前記長波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なうことを特徴とする、付記1に記載の多波長レーザ装置。
(付記3)
前記周期波長フィルタに接続され、前記周期波長フィルタから分岐したモニタ光を検出する光検出器を備え、
前記制御部は、前記光検出器の出力に基づいて、前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせる制御を行なうことを特徴とする、付記1又は2に記載の多波長レーザ装置。
(付記4)
前記波長分光フィルタと前記複数の第1ミラーとの間にそれぞれ設けられた複数の位相調整機構を備えることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
(付記5)
前記半導体利得チップは、量子ドット利得媒質を備えることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
(付記6)
前記波長分光フィルタに光学的に接続され、前記波長分光フィルタによって分けられた各信号光をそれぞれ変調する複数の変調器と、
前記複数の変調器に接続され、前記複数の変調器のそれぞれによって変調された各信号光を合波する合波器とを備えることを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
(付記7)
前記波長分光フィルタは、アレイ状導波路回折格子を用いたフィルタであることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
(付記8)
前記波長分光フィルタは、光入出力部に多モード干渉カプラが設けられていることを特徴とする、付記7に記載の多波長レーザ装置。
(付記9)
前記周期波長フィルタは、リング共振器を用いたフィルタであることを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
(付記10)
多波長レーザ装置を備える送信器と、
前記送信器に伝送路を介して接続された受信器とを備え、
前記多波長レーザ装置は、
半導体利得チップと、
前記半導体利得チップに光学的に接続され、周期的なピーク波長を持つ周期波長フィルタと、
前記周期波長フィルタに直列に接続され、複数の信号光を波長毎に分ける波長分光フィルタと、
前記波長分光フィルタに光学的に接続され、前記波長分光フィルタによって分けられた各信号光の一部をそれぞれ反射する複数の第1ミラーと、
前記半導体利得チップの前記周期波長フィルタが設けられている側の反対側に設けられ、前記複数の第1ミラーとの間に外部共振器を構成する第2ミラーと、
前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長の短波側モニタ光を検出する短波側光検出器と、前記短波側モニタ光の一部を反射する短波側ミラーとを含む短波側モニタ部と、
前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長の長波側モニタ光を検出する長波側光検出器と、前記長波側モニタ光の一部を反射する長波側ミラーとを含む長波側モニタ部と、
前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、前記半導体利得チップの利得ピークを前記短波側モニタ光の波長又は前記長波側モニタ光の波長に合わせて、前記短波側光検出器又は前記長波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なう制御部とを備えることを特徴とする波長多重通信システム。
1 半導体利得チップ(量子ドット利得チップ)
2 周期波長フィルタ
2A DBR
2B ループミラー
2C DBR
2D DBR
2E DBR
2F へき開面
3 波長分光フィルタ
3A MMI部分
3B 回折格子面
4 第1ミラー
5 第2ミラー
6 短波側モニタ部
6A 短波側光検出器
6B 短波側ミラー
6C 短波側モニタ用導波路
7 長波側モニタ部
7A 長波側光検出器
7B 長波側ミラー
7C 長波側モニタ用導波路
8 制御部
9 多波長レーザ装置(多波長同時発振レーザ)
10 基板
11 光検出器
12 モニタ用導波路
13 位相調整機構(位相制御機構)
14 信号光用導波路
15 変調器
16 合波器
17 Si細線光導波路
18 半導体利得チップ用電源
19 周期波長フィルタ用電源
20 波長分光フィルタ用電源
21 位相調整機構用電源
22 変調信号源
23 変調用電極
24 フィルタ(バンドパスフィルタ;バンドストップフィルタ)
25 波長多重通信システム
26 送信器
27 受信器
28 伝送路
29 多波長同時発振レーザ(コムレーザ)
30 分波器(デマルチプレクサ)
31 変調器(モジュレータアレイ)
32 合波器(マルチプレクサ)
33 分波器(デマルチプレクサ)
34 光検出器(ディテクタアレイ)

Claims (7)

  1. 半導体利得チップと、
    前記半導体利得チップに光学的に接続され、周期的なピーク波長を持つ周期波長フィルタと、
    前記周期波長フィルタに直列に接続され、複数の信号光を波長毎に分ける波長分光フィルタと、
    前記波長分光フィルタに光学的に接続され、前記波長分光フィルタによって分けられた各信号光の一部をそれぞれ反射する複数の第1ミラーと、
    前記半導体利得チップの前記周期波長フィルタが設けられている側の反対側に設けられ、前記複数の第1ミラーとの間に外部共振器を構成する第2ミラーと、
    前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長の短波側モニタ光を検出する短波側光検出器と、前記短波側モニタ光の一部を反射する短波側ミラーとを含む短波側モニタ部と、
    前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長の長波側モニタ光を検出する長波側光検出器と、前記長波側モニタ光の一部を反射する長波側ミラーとを含む長波側モニタ部と、
    前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、前記半導体利得チップの利得ピークを前記短波側モニタ光の波長又は前記長波側モニタ光の波長に合わせて、前記短波側光検出器又は前記長波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なう制御部とを備えることを特徴とする多波長レーザ装置。
  2. 前記制御部は、前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、前記半導体利得チップの利得ピークを前記短波側モニタ光の波長に合わせて、前記短波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なうとともに、前記半導体利得チップの利得ピークを前記長波側モニタ光の波長に合わせて、前記長波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の多波長レーザ装置。
  3. 前記周期波長フィルタに接続され、前記周期波長フィルタから分岐したモニタ光を検出する光検出器を備え、
    前記制御部は、前記光検出器の出力に基づいて、前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせる制御を行なうことを特徴とする、請求項1又は2に記載の多波長レーザ装置。
  4. 前記波長分光フィルタと前記複数の第1ミラーとの間にそれぞれ設けられた複数の位相調整機構を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
  5. 前記半導体利得チップは、量子ドット利得媒質を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
  6. 前記波長分光フィルタに光学的に接続され、前記波長分光フィルタによって分けられた各信号光をそれぞれ変調する複数の変調器と、
    前記複数の変調器に接続され、前記複数の変調器のそれぞれによって変調された各信号光を合波する合波器とを備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の多波長レーザ装置。
  7. 多波長レーザ装置を備える送信器と、
    前記送信器に伝送路を介して接続された受信器とを備え、
    前記多波長レーザ装置は、
    半導体利得チップと、
    前記半導体利得チップに光学的に接続され、周期的なピーク波長を持つ周期波長フィルタと、
    前記周期波長フィルタに直列に接続され、複数の信号光を波長毎に分ける波長分光フィルタと、
    前記波長分光フィルタに光学的に接続され、前記波長分光フィルタによって分けられた各信号光の一部をそれぞれ反射する複数の第1ミラーと、
    前記半導体利得チップの前記周期波長フィルタが設けられている側の反対側に設けられ、前記複数の第1ミラーとの間に外部共振器を構成する第2ミラーと、
    前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も短い波長よりも信号光波長の1周期分短い波長の短波側モニタ光を検出する短波側光検出器と、前記短波側モニタ光の一部を反射する短波側ミラーとを含む短波側モニタ部と、
    前記波長分光フィルタに接続され、前記複数の信号光のうち最も長い波長よりも信号光波長の1周期分長い波長の長波側モニタ光を検出する長波側光検出器と、前記長波側モニタ光の一部を反射する長波側ミラーとを含む長波側モニタ部と、
    前記周期波長フィルタのピーク波長をグリッド波長に合わせた状態で、前記半導体利得チップの利得ピークを前記短波側モニタ光の波長又は前記長波側モニタ光の波長に合わせて、前記短波側光検出器又は前記長波側光検出器の出力が最大になるように、前記波長分光フィルタの波長位置を調整する制御を行なう制御部とを備えることを特徴とする波長多重通信システム。
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