JP2016046412A - マルチチャネルレーザ光源 - Google Patents

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百合子 川村
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裕史 山崎
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Abstract

【課題】サブチャネルあたりの出力が高く、発振周波数間隔が一定になるよう調整可能なマルチチャネルレーザ光源を提供すること。【解決手段】マルチチャネルレーザ光源50は、半導体光増幅器(SOA)10−K(K=1、2、3、4)と、Si光導波路基板20上の光導波路を主要構成要素とする1?4波長合分波器30と、周波数間隔調整用反射型フィルタ40とを含む。そして、SOA10−K、波長合分波器30、周波数間隔調整用反射型フィルタ40が光学的に結合している。ヒータ22−Kは、スペクトル上で、各外部共振器レーザの縦モード位置を調整する際に用いる。マルチチャネルレーザ光源50は、各サブチャネルが利得媒質を共振器内部に持ったレーザとして発振する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体光増幅器を用いたマルチチャネルレーザ光源に関する。
近年、コンテンツ配信等によるイーサネット(登録商標)の通信の大容量化が進行しているため、これらの信号を収容するバックボーンネットワークにおいても大容量化が求められている。例えば、1WDMチャネルの容量を400Gbps、1Tbpsに設定していくことが求められている。
このようなバックボーンネットワークの大容量化を実現するための手段として、スーパーチャネル技術が注目されている。スーパーチャネル技術とは、1WDMチャネルの信号をN個の周波数サブチャネルの信号で構成する技術である。そのため、スーパーチャネル技術に適したマルチチャネル光源が必要とされている。
Fred A. Kish, et al., "Current Status of Large-Scale InP Photonic Integrated Circuits," IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, vol. 17, no. 6, pp. 1470 - 1489, 2011. T. Kobayashi, et al., "Nonlinear Tolerant Spectrally-Efficient Transmission Using PDM 64-QAM Single Carrier FDM With Digital Pilot-Tone" Journal of Lightwave Technology, vol. 30, no. 24, pp. 3805-3815, 2012. S. Tanaka, et al., "High-output-power, single-wavelength silicon hybrid laser using precise flip-chip bonding technology," Optics Express, vol. 20, no. 27, pp. 28057-28069, 2012. T. Segawa, et al., "Semiconductor Double-Ring-Resonator-Coupled Tunable Laser for Wavelength Routing," IEEE Journal of Quantum Electronics, vol. 45, no. 7, pp. 892-899, 2009.
スーパーチャネル技術用マルチチャネル光源の先行例1として、発振周波数が異なる、N個の独立なレーザを並べる構成がある(非特許文献1)。ここで、Nはサブチャネル数である。この構成では、レーザの経年劣化等によりレーザ間の発振周波数間隔が設定したものからシフトする恐れがある。この発振周波数間隔のシフトはサブチャネル間のクロストークを引き起こすため、好ましくない。
一方、スーパーチャネル技術用マルチチャネル光源の先行例2として、種光レーザを高速位相変調することなどにより生成した光コムの各スペクトルのピークを、サブチャネル光源として用いる方法がある(非特許文献2)。この構成では、周波数間隔のシフトは起こらないが、1つの種光を複数のサブチャネルに分割するので1サブチャネルあたりの出力パワーが最高でも種光レーザの1/Nになってしまう。これは、高出力を必要とするバックボーンネットワークにおける長距離光通信を行う場合、好ましくない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サブチャネルあたりの出力が高く、発振周波数間隔が一定になるよう調整可能なマルチチャネルレーザ光源を実現することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、マルチチャネルレーザ光源であって、一定の周波数間隔で反射率が変化する周波数間隔調整用反射型フィルタと、N個の分波側ポートと1個の合波側ポートとを有するN×1波長合分波器(Nは2以上の整数)であって、前記合波側ポートが前記周波数間隔調整用反射型フィルタに接続された、前記N×1波長合分波器と、前記N×1波長合分波器のN個の分波側ポートの各々に一方の入出力端が接続されたN個の光増幅器と、前記N個の光増幅器の他方の入出力端の各々に接続されたN個のミラーと、前記N×1波長合分波器と前記N個の光増幅器とを接続する光導波路上の各々に設置され、前記周波数間隔調整用反射型フィルタと前記N個のミラーとの間で発生するレーザ発振光の発振周波数間隔が前記周波数間隔調整用反射型フィルタのFSRと一致するよう調整するN個のヒータと、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記N×1波長合分波器は、アレイ導波路回折格子(AWG)であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記N×1波長合分波器は、2個の分波側ポートと1個の合波側ポートとを用いる非対称マッハツェンダ干渉計を多段に接続したもので構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記N×1波長合分波器は、N個のリング共振器が1本の導波路を介して接続されている、リング共振型波長合分波器であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記周波数間隔調整用反射型フィルタは、リング共振型フィルタにミラーが接続されたものであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記周波数間隔調整用反射型フィルタは、ループミラー型リング共振器であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記波長合分波器の合波側のポートと前記周波数間隔調整用反射型フィルタとの間に非対称マッハツェンダ干渉計をさらに備え、前記対称マッハツェンダ干渉計は、前記N個の光増幅器のゲイン利得帯域内において反射率のピークが単一になるよう透過スペクトルが設計されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源において、前記光増幅器と前記波長合分波器の分波側のポートとの間に出力用光カプラが配置されていることを特徴とする。
本発明を用いれば、サブチャネルあたりの出力が高く、発振周波数間隔が一定になるよう調整可能なマルチチャネルレーザ光源を提供することができる。
本発明の実施例1〜3に係るマルチチャネルレーザ光源の概略構成を示す図である。 本発明に係るSi光導波路とヒータの構造図である。 本発明の実施例1に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す図である。 本発明の実施例4に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す図である。 本発明の実施例5に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例1係るマルチチャネルレーザ光源の発振原理を説明する図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施例2係る、a−MZIによる波長合分波器の設計を説明する図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例2に係るマルチチャネルレーザ光源の発振原理を説明する図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例3に係るマルチチャネルレーザ光源の発振原理を説明する図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例3に係る、ポート23−4での、波長合分波器側の反射スペクトルの計算結果を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例4に係る、ポート23−4での、波長合分波器側の反射スペクトルの計算結果を示す図である。
<主要な構成>
以下で述べる、本発明の実施例1から3について共通である部分について、実施例に先立って述べる。
図1に、本発明の実施例1〜3に係るマルチチャネルレーザ光源の概略構成を示す。マルチチャネルレーザ光源50は、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)10−K(K=1、2、3、4)と、Si光導波路基板20上の光導波路を主要構成要素とする1×4波長合分波器30と、周波数間隔調整用反射型フィルタ40とを含む。そして、SOA10−K、波長合分波器30、周波数間隔調整用反射型フィルタ40が光学的に結合している。
<半導体光増幅器10−K>
SOA10−Kは、劈開端面11−K、接続面12−K、スポットサイズ変換部(SSC:Spot−Size Converter)13−K、および光増幅部14−Kで構成される。ここで、K=1、2、3、4である。SOA10−Kとしては、例えばInP系の導波路型光増幅器を用いることができる。
劈開端面11−Kは、薄膜コーティング等を一切行わなければ反射率0.3程度のハーフミラーとして用いることがでる。また、薄膜コーティングを行うことで、AR・HR(Anti Reflection・High Reflection)面として、反射率を任意に設計することができる。この劈開端面11−Kの反射率は、以下で述べる実施例1〜5では、それぞれ適切な値に設定している。
接続面12−Kは、Si光導波路基板20との接続面であり、反射を防ぐためにARコーティングを施すことができる。また、同じく反射を防ぐために、例えば、端面に対する垂線から7°傾けた、斜め導波路を導入することもできる。
SSC13−Kは、Si光導波路基板20のモードフィールド径とSOA10−Kの出射端でのモードフィールド径を合わせるために導入する。例えば、SSC13−Kとして、先端幅が0.5mの細テーパ型SSCを用いることができる(非特許文献3参照)。
なお、SOA10−Kを同一基板上に作製した4チャネルのアレイ型SOA15を用いてもよい。また、SOA10−KとSi光導波路基板20は、それぞれの素子の導波光が光結合する位置で、それぞれのチップの位置の相対位置を固定する。固定方法としてはチップ実装方法等を用いることができる(非特許文献3参照)。
<Si光導波路基板20>
Si光導波路基板20はSSC21−Kを含み、SOA10−Kの接続面12−Kと波長合分波器30、波長合分波器30と周波数間隔調整用反射型フィルタ40を光学的に接続するのに用いる。
また、波長合分波器30と周波数間隔調整用反射型フィルタ40の具体的な構成は、以下で述べる実施例1〜5において示すが、これらも、Si光導波路基板20上の光導波路で構成することができる。
Si光導波路基板20上の光導波路としては、例えば、図2に示すような設計の、Si基板上のSiO2膜の上に形成されたSi細線導波路を用いることができる。
SSC21−Kは、SOA10−Kとの接続端面に設置し、SOA10−KとSi光導波路基板20の出射端でのモードフィールド径を合わせるために用いる。SSC21−Kとして、例えばリブ・細テーパ型のSSCを用いることができる。
また、光導波路上のヒータ22−Kは、図2に示すように、導波路上にTiNのヒータとTaNとAlから成る電極を配置することにより、実現することができる。このヒータ22−Kに電力を与えることで光導波路の温度を変化させ、光導波路の光位相を調整することができる。ヒータ22−Kは、スペクトル上で、各外部共振器レーザの縦モード位置を調整する際に用いる。また、以後光導波路上の光位相調整用ヒータという場合は、図2に示す本ヒータと同じ断面構造のものを指す。
<波長合分波器30>
波長合分波器30の詳細については、以下の実施例1〜3の中で詳細に述べる。以下で述べるすべての実施例1〜5について、波長合分波器30は4×1波長合分波器であり、分波側の4ポートがSi光導波路基板20上のポート23−Kに接続され、合波側のポートがSi光導波路基板20上のポート24に接続される。
<周波数間隔調整用反射型フィルタ40>
周波数間隔調整用反射型フィルタ40の詳細については、以下の実施例1〜3の中で詳細に述べる。以下で述べるすべての実施例1〜5について、周波数間隔調整用反射型フィルタ40は、Si光導波路基板20上のポート25に接続される。
<高出力となる理由>
ここで、コム光の各ピークをスーパーチャネルのサブチャネルに割り当てた場合の各出力パワーと、本発明の実施例2〜5に係るマルチチャネルレーザの各出力パワーとの比較を定性的に行う。
4つのピークを有するコム光の各ピークをサブチャネルに割り当てた場合、各サブチャネルでは、少なくとも種光レーザの1/4の出力しか得ることができない。一方、本発明の実施例1〜5に係るマルチチャネルレーザは、各サブチャネルが利得媒質を共振器内部に持ったレーザとして発振する。ここで、種光レーザと本レーザの各チャネルのレーザが同様の性能を持つと仮定するならば、本マルチチャネルレーザを用いる方がチャネルあたりの出力を大きくすることができる。さらにサブチャネル数N≠4の場合における両形態の比較においても、コム光を用いた場合のサブチャネルあたりの出力は種光レーザの出力の1/N以下となるが、本マルチチャネルレーザでは、出力はNによらない。よって、チャネル数Nが大きくなればなるほど各サブチャネルの高出力化に関し、本マルチチャネルレーザが優位となる。
尚、レーザ間の発振周波数間隔のシフトに対しては、ヒータ22−Kを用いてサブチャネル毎にレーザの縦モード位置を補正し、サブチャネル間のクロストークを防止することができる。
[実施例1]
図3に、本発明の実施例1に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す。なお、実施例1において、上述した実施例1〜3に共通の特徴の中で、同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、後述の実施例2以降の実施例においても、当該実施例よりも前の実施例と同一機能を果たす部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図3に示すように、実施例1のマルチチャネルレーザ光源150は、半導体光増幅器(SOA)10−K(K=1、2、3、4)と、Si光導波路基板20を主要部材として構成される、Si光導波路基板20上に構成された波長合分波器である4×1AWG(Arrayed−Waveguide Grating)130と、周波数間隔ロック用フィルタであるループミラー型リング共振器140−1を含む。そして、それらSOA10−K、4×1AWG130、ループミラー型リング共振器140−1が光学的に直列に結合している。
<SOA10−K>
SOA10−Kの劈開端面11−K(K=1、2、3、4)には、AR薄膜コートを施し、例えば反射率を10-4程度に設定しておく。なお、この劈開端面11−Kより、それぞれのチャネルのレーザ発振光を取り出す。
<AWG130>
4×1AWG130のポート132−K(K=1、2、3、4)はそれぞれ、Si光導波路のポート23−K(K=1、2、3、4)に接続されている。また、ポート131は、4×1AWG130とループミラー型リング共振器140−1とを結合するSi光導波路のポート24に接続されている。
<ループミラー型リング共振器140−1と反射型リング共振器140−2>
ループミラー型リング共振器140−1は、周回部141と光位相調整用ヒータ142と、光カプラ144−1、144−2と、3dB合分波器145で構成される。また、ポート143−1は、4×1AWG130とループミラー型リング共振器140−1とを結合するSi光導波路のポート25に接続されている。
ループミラー型リング共振器140−1の周回部141の導波路上部に光位相調整用ヒータ142が設置されており、ヒータ142に電力を与えることで、図8(a)に示すループミラー型リング共振器の周期的な反射ピーク位置を周波数軸上で平行移動させることができる。
ここで、ループミラー型リング共振器140−1は、これに替えて、リング共振型フィルタにループミラー146が接続された構成である、反射型リング共振器140−2を用いることもできる。この場合、反射型リング共振器140−2のポート143−2がSi光導波路のポート25に接続される。
ループミラー型リング共振器140−1を用いる場合、リング共振器を通過する回数は1回であり、反射型リング共振器140−2を用いる場合はリング共振器を通過する回数が2回となる。そのため、ループミラー型リング共振器140−1を用いる場合はリング共振器の共振ピークを鋭くすることができ、反射型リング共振器141−2を用いる場合はリング共振器での過剰損失を小さくすることができる。
<マルチチャネルレーザ光源150>
以下、マルチチャネルレーザ光源150の動作について説明する。本実施例におけるマルチチャネルレーザ光源150は4チャネルレーザ光源であり、全チャネルで共有されるループミラー型リング共振器140−1と各チャネルK(K=1、2、3、4)が個別に有する壁開端面11−Kにより4個のレーザ共振器が形成されている。
各チャネルの縦モード間隔はループミラー型リング共振器140−1と壁開端面端面11−Kとの間の光路長によって決まり、周波数軸上での縦モードの位置は光位相調整用ヒータ22−K(K=1、2、3、4)に電力を与えることで調整することができる。AWG130とループミラー型リング共振器140−1は各チャネルの縦モードの中から発振モードを選択する機能を果たす。
<周波数間隔調整機構の説明>
ここで、マルチチャネルレーザ光源150のチャネルK(K=1、2、3、4)の発振周波数をfKとしたとき、チャネル間の発振周波数間隔Δfl,l+1=fl+1−fl(l=1、2、3、...)を周波数間隔調整用反射型フィルタであるループミラー型リング共振器140−1のFSR(Free Spectral Range)に一致させるよう調整できることについて、説明を行う。
このループミラー型リング共振器140−1のFSRをFSRmとし、AWG130のFSRをFSRsとする。FSRmは所望の発振周波数間隔となるように設計する。AWG130のチャネル間隔はFSRmと一致するよう設計する。図8(a)は、ループミラー型リング共振器140−1の反射率を表す図である。また、図8(b)は、AWG130のポート131からポート132−1、2、3、4各ポートへの透過スペクトルを重ね書きした図である。
ここで、チャネル1の発振周波数選択フィルタの機能を果たすループミラー型リング共振器140−1とAWG130のポート132−1の透過スペクトルの積について考える。図8(a)〜(c)の中央に示したように、ループミラー型リング共振器140−1の反射率ピークと、AWG130の透過ピークが、図のfc[Hz]において一致しているとする。ループミラー型リング共振器140−1の反射率ピークの1つと、AWG130の透過ピークが一致する周期ΔfvはFSRmとFSRsで決まり、下記の式(1)で表される。
Figure 2016046412
従って、ポート132−1からAWG130に入射した光がループミラー型リング共振器140−1により反射され再度AWG130を経てポート132−1へ戻ってくる経路についての透過スペクトルを考えると、fc−Δfv<f<fc+Δfvの範囲においてはf=fcで透過率最大となる。同様の議論が、チャネル2、3、4についても成り立つ。
各チャネルにおいて単一モードでの発振を得るためには、ΔfvはSOAがレーザ発振について十分な利得をもつ領域よりも、広く設定する必要がある。よって、Δfvがこの条件を満たすように、FSRsの値を設計する。
ループミラー型リング共振器140−1の反射ピーク周波数とAWG130の透過ピーク周波数を一致させる調整は、光位相調整用ヒータ142に与える電力を調整することで行う。さらに、各チャネルの縦モードは、光位相調整用ヒータ22−Kに与える電力を調整することで、発振周波数間隔Δfl,l+1=fl+1−fl(l=1、2、3)を、周波数間隔調整用反射型フィルタであるループミラー型リング共振器140−1のFSRに一致させるよう調整できる。
例えばレーザ出力をモニタし、出力パワーが最大となるよう光位相調整用ヒータ22−Kに与える電力を調整することで、上記の発振縦モード位置調整が可能である。図8(c)に調整後の各チャネルの発振モードを示す。以上により、マルチチャネルレーザ150の各チャネルの発振周波数の間隔をループミラー型リング共振器140―1のFSRに一致するよう調整される。
また、周波数間隔調整用反射型フィルタのループミラー型リング共振器140−1の反射ピークは、カプラ144−1、144−2の結合率を下げるほど鋭くすることができる。このとき周波数間隔調整用反射型フィルタのループミラー型リング共振器140−1での損失は増加してしまうが、反射最大となるピークを鋭くすることができ、周波数軸上での縦モード位置の調整の際の出力パワー変化を大きくすることができる。これにより縦モード位置の調整を容易にすることができる。
[実施例2]
図4に、本発明の実施例2に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す。実施例2のマルチチャネルレーザ光源250は、実施例1のマルチチャネルレーザ光源150におけるAWG130の代わりに、多段に接続されたa−MZI(Asymmetric Mach−Zehnder Interferometer)で構成される4×1波長合分波器230を用いて構成したものである。本構成では、実施例1とは異なり、発振周波数を可変とすることができる。なぜなら、実施例1では4×1波長合分波器130としてAWGを用いた代わりに、実施例2では、透過波長を変化させることのできるa−MZIで構成される4×1波長合分波器230を用いているからである。
<a−MZI>
3つのa−MZIで構成される4×1波長合分波器230は、a−MZI234−1の2つの入出力ポートのそれぞれにa−MZI234−2、234−3を接続して構成される。a−MZI234−1、2、3のそれぞれの遅延導波路上には、光位相調整用ヒータ233−1、2、3が配置される。a−MZI波長合分波器230のポート232−K(K=1、2、3、4)はそれぞれ、Si光導波路のポート23−Kに接続されている。また、a−MZI234−1のa−MZI234−2、234−3と接続されていない側の2つの入出力ポートの一方のポート231は、Si光導波路のポート24に接続されている。
<マルチチャネルレーザ光源250>
以下、マルチチャネルレーザ光源250の動作について説明する。本実施例におけるマルチチャネルレーザ光源250は4チャネルレーザ光源であり、全チャネルで共有されるループミラー型リング共振器140−1と各チャネルK(K=1、2、3、4)が個別に有する壁開端面11−Kにより4個のレーザ共振器が形成されている。各チャネルの縦モード間隔はループミラー型リング共振器140−1と壁開端面端面11−Kとの間の光路長によって決まり、周波数軸上での縦モードの位置は光位相調整用ヒータ22−Kに電力を与えることで調整することができる。4×1合分波器230とループミラー型リング共振器140−1は各チャネルの縦モードの中から発振モードを選択する機能を果たす。
<a−MZIのFSR設計について>
ここで、a−MZI波長合分波器230を構成するa−MZI234−1、234−2、234−3のFSRの設計について説明を行う。まず、a−MZI234−1のFSRは、ループミラー型リング共振器のFSRであるFSRmの2倍に設計する。次に、a−MZI234−2、234−3のFSRはFSRm×2より少々大きいFSRであるFSRs’を持つよう設計する。
a−MZI234−1の透過ピークとa−MZI234−2または234−3の透過ピークが一致する周期Δfv’はFSRmとFSRs’で決まり、下記の式(2)で表される。
Figure 2016046412
この周期Δfv’がSOAのレーザ発振に十分な利得をもつ周波数領域よりも十分大きくなるよう、FSRs’の値を設定する。図9にそれぞれのa−MZI234−1、234−2、234−3の透過スペクトルを各K=1、2、3、4に対応するチャネルについて表したものを示す。実線がa−MZI234−1、点線がa−MZI234−2および234−3にそれぞれ対応する。なお、光位相調整用ヒータ233−1を用いることで、ポート231からポート235−1、ポート231からポート235−2への透過ピークの位置を調整することができる。さらに、光位相調整用ヒータ233−2、233−3を用いることで、ポート235−1からポート232−1、232−2、ポート235−2からポート232−3、232−4への透過ピークの位置を調整することができる。上記の調整により、図9の黒色▽に示す位置で透過ピークを持つような4×1波長合分波器を構成することができる。
ここで、図9(a)の黒色▽で示される周波数をfcとする。このとき、ポート232−1からa−MZI230に入射した光がループミラー型リング共振器240−1により反射され再度a−MZI波長合分波器230を経てポート132−1へ戻ってくる経路についての透過スペクトルを考えると、fc−Δfv<f<fc+Δfvの範囲においてはf=fcで透過率最大となる。
ポート2、3、4の場合も同様に黒色▽で示される周波数の±Δfvの範囲内における最大値をとる。また、位相調整用ヒータ233−1、233−2、233−3に与える電力を変化させることにより、各a−MZI234−1、234−2、234−3の透過ピークをそれぞれのa−MZIのFSR程度変化させることができるので、fcとして任意の周波数を設定することが可能である。
<発振原理>
図10(b)に上述の設計・調整を行った場合のa−MZI波長合分波器230の透過スペクトルをK=1、2、3、4について重ねて示している。図10(b)に示す、a−MZI波長合分波器230の各チャネルに対応する各Kの透過ピークと、図10(a)に示されるループミラー型リング共振器140−1の反射スペクトルのピークとが一致するよう、a−MZI234−1、234−2、234−3を調整するものとする。
次に、各チャネルのKの周波数軸上での縦モード位置を、各チャネルとも出力が最大となるようヒータ22−Kに与える電力を調整する。ここで、共振器損失が最小となる周波数で最大の光出力を得ることができることから、ループミラー型リング共振器140−1の透過ピークと各a−MZI波長合分波器230の透過スペクトルの透過ピークが一致する点に縦モード位置を調整することができる。
以上により選択された発振モードを図10(c)に示した。このように、マルチチャネルレーザ250の各チャネルの発振周波数の間隔はループミラー型リング共振器240―1のFSRに一致するよう、調整される。
[実施例3]
図5に、本発明の実施例3に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す。実施例3のマルチチャネルレーザ光源350は、実施例1のマルチチャネル光源150におけるAWG130の代わりに、4個のリング共振器が1本の導波路を介して接続されたリング共振型波長合分波器330を用いて構成したものである。本構成では、発振周波数を可変とすることができるだけでなく、4×1合分波回路にa−MZIを用いた実施例2の場合に比べ、発振周波数間隔をループミラー型リング共振器140−1のFSRであるFSRmの任意の整数倍に調整することが可能となり、ポート数を任意の整数に設定することができる。なぜなら、a−MZIを用いる場合はa−MZI234−2、234−3それぞれのスルーポートとクロスポートの透過ピークは互いに従属であるため、スルーポートとクロスポートの透過ピークを独立に設定することができないためである。
<リング共振型波長合分波器>
4個のリング共振器で構成されるリング共振型4×1波長合分波器330は、バス導波路331と4つのリングの周回部336−K(K=1、2、3、4)がそれぞれ、カプラ334−Kを介して接続され、分波側のポート332−Kと4つのリングの周回部336−K(K=1、2、3、4)がそれぞれ、カプラ335−Kを介して接続されることにより、構成される。
それぞれの周回部336−Kの上部には、光位相調整用ヒータ333−Kが配置される。リング共振型1×4波長合分波器330の合波側のポート331はSi光導波路のポート24に接続されており、分波側のポート332−KはSi光導波路のポート23−Kに接続されている。なお、本実施例では、ループミラー型リング共振器140−1に近い方から、カプラ334−1、カプラ334−2、カプラ334−3、カプラ334−4の順に配置されているものとする。
<マルチチャネルレーザ光源350>
以下、マルチチャネルレーザ光源350の動作について説明する。本実施例におけるマルチチャネルレーザ光源350は4チャネルレーザ光源であり、全チャネルで共有されるループミラー型リング共振器140−1と各チャネルK(K=1、2、3、4)が個別に有する壁開端面11−Kにより4個のレーザ共振器が形成されている。各チャネルの縦モード間隔はループミラー型リング共振器140−1と壁開端面端面11−Kとの間の光路長によって決まり、周波数軸上での縦モードの位置は光位相調整用ヒータ22−Kに電力を与えることで調整することができる。4×1合分波器330とループミラー型リング共振器140−1は各チャネルの縦モードの中から発振モードを選択する機能を果たす。
<リング共振型波長合分波器FSR設計>
ここで、リング共振器338−K(K=1、2、3、4)のFSRを全てFSRs’’とする場合の設計について説明する。FSRs’’は、ループミラー型リング共振器140−1のFSRであるFSRmの4倍より少し大きい値に設定する。
リング共振器338−1の透過ピークとループミラー型リング共振器140−1の反射ピークが一致する周期Δfv’’はFSRmとFSRs’’で決まり、下記の式(3)で表される。
Figure 2016046412
この周期Δfv’’がSOAのレーザ発振に十分な利得をもつ周波数領域よりも十分大きくなるよう、FSRs’’の値を設定する。
ここで、図11(a)、(b)に示すように、チャネル1について、リング共振器338−1の透過ピークとループミラー型リング共振器140−1の反射ピークが周波数fcにおいて一致しているとする。チャネル1についてポート331−1からリング共振器338−1に入射した光がループミラー型リング共振器140−1により反射され再度リング共振器338−1を経てポートポート331−1へ戻ってくる経路についての透過スペクトルを考えると、fc−Δfv’’<fc<fc+Δfv’’の範囲においてはf=fcで透過率最大となる。チャネル2、3、4、についても、図11(a)、(b)中の点線で示すようなピークが一致する位置において、fc−Δfv’’<fc<fc+Δfv’’の範囲においては、透過率最大となる。
<発振原理>
ここでは、発振周波数の決定方法について説明する。まず、ヒータ142、333−Kに与える電力を調整することにより、図11(a)に示す、ループミラー型リング共振器140−1の透過ピークと図11(b)に示す各リング共振器型波長合分波器330の透過スペクトルの透過ピークを、発振させたい周波数で一致するよう調整する。またこのとき、各チャネル338−Kの透過ピークは、ループミラー型リング共振器140−1の隣接した透過ピークに一致しているものとする。
次に、各チャネルのKの周波数軸上での縦モード位置を、各チャネルとも出力が最大となるようヒータ22−Kに与える電力を調整する。ここで、共振器損失が最小となる周波数で最大の光出力を得ることができることから、ループミラー型リング共振器140−1の透過ピークと各リング共振器型波長合分波器330の透過スペクトルの透過ピークが一致する点に縦モード位置を調整することができる。
以上により、発振周波数間隔を、周波数間隔調整用反射型フィルタであるループミラー型リング共振器140−1のFSRであるFSRmに一致させるよう調整できる。上述のように調整した場合の発振モードを図11(c)に示す。
上記のとおり発振周波数を決定する際、非特許文献4と同様の原理で、2×Δfvの範囲内で各チャネルKの発振周波数を選択することができる。また本構成は、非特許文献4にある構成を単に並べただけでなく、共振器を構成する2つのリングのうち片方を発振周波数間隔基準として各チャネルで共有している点が非特許文献4で述べられている構成と大きく異なる。このことにより、各チャネルKの発振周波数間隔を、周波数間隔調整用反射型フィルタであるループミラー型リング共振器140−1のFSRであるFSRmに一致するよう調整できる。
さらに、非特許文献4にある構成を用いてN(Nは2以上の整数)個並べてマルチチャネルレーザを実現する場合、リング共振器の総数は2×N個となるが、本実施例で述べた構成を用いてマルチチャネルレーザを実現する場合は、リング共振器の総数がN+1個とすることができる。このようにより少ない構成要素でマルチチャネルレーザを実現できる点においても、本構成が優れているといえる。
[実施例4]
図6に、本発明の実施例4に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す。実施例4のマルチチャネルレーザ光源450は、実施例3のマルチチャネル光源350において、a−MZI460をSi光導波路のポート24とポート25の間に接続したものである。本構成では、外部共振器での波長選択性を向上させることができる。
<a−MZI460>
a−MZI460は、2つのカプラ461−1、461−2によって結合された2つのSi光導波路463−1、463−2と、片方のSi光導波路463−2上に配置されたヒータ462とで構成され、遅延干渉計を構成する。a−MZI460のポート464は、Si光導波路のポート25に接続されており、ポート465はSi光導波路のポート24に接続されている。
<実施例4の反射スペクトルの計算結果>
ここで、a−MZI460をSi光導波路のポート24と25の間に配置する利点を説明する。一般に、共振器内にフィルタ構造を含む単一モードレーザにおいては、フィルタの反射スペクトルはゲイン媒体(本明細書実施例におけるSOA)の利得帯域内において単一反射特性を示すことが望ましい。反射率最大ピークに対し競合するピークがゲイン利得帯域内に存在することは、安定に単一モード発振を得る上で好ましくない。
実施例3の場合のポート23−4の波長合分波器側の反射スペクトル(ポート23−4→波長合分波器330−4→ループミラー140−1→波長合分波器330→ポート23−4の経路の透過スペクトル)の計算結果を図12に示す。周波数スパンは10THzであり、グラフの中央(193.6125THz)に反射率最大を与えるピークがくるよう表示している。図12(a)はリング共振器338−4の透過ピークとループミラー型リング共振器140−1の反射ピークが一致する周期Δfvが5THzになるよう設計したもの、図12(b)はΔfvが1THzになるように設計したものである。図12(c)は、図12(a)の2点鎖線で囲った部分を拡大したものである。
いずれの場合においても約180GHz間隔で反射ピークが現れる。Δfvを5THzとした場合には隣接するピーク同士が競合する。Δfvを1THz(とすると隣接ピーク間競合は解消されるものの10THzスパン内に競合する別の反射ピークが現れてしまう。
本実施例4の構成は、この問題についての解決策を与える。図13(a)にΔfvが1THzになるように設計した場合の、ポート23−4の波長合分波器側の反射スペクトルとa−MZI460のポート464からポート465への透過スペクトルの計算結果を重ねて示している。a−MZI460のFSRはSOA10−Kの利得範囲を考慮し、反射ピークを抑制したい範囲と同じになるよう設計する。ここでは、a−MZI460のFSRは6THz程度となるよう設計した。
図13(b)は、上記の設計での実施例4における、ポート23−4の波長合分波器側の反射スペクトルである。Si光導波路のポート24、25の間にa−MZI460を配置した効果により、競合ピークを抑制することができている。
[実施例5]
図7に、本発明の実施例5に係るマルチチャネルレーザ光源の構成を示す。実施例5のマルチキャリアレーザ光源550は、実施例4のマルチチャネル光源450において、Si側光取り出し用導波路560−KをSi光導波路のポート21−Kとポート23−Kの間に接続し、さらに、バス導波路337とSi光導波路563−K(K=1、2、3、4)との交差導波路を配置した構成となっている。本構成では、Si光導波路基板20側に出力光を取り出すことができるので、Si光導波路を用いた他の機能回路、例えば光変調器等を集積しやすいという利点がある。
<光取り出し用ポート>
Si側光取り出し用ポート560−Kは、Si光導波路563−Kがそれぞれ、各チャネルのポート21−Kと23−Kの間で、ヒータ22−Kよりもポート21−Kよりに設置されたカプラ562−Kを介して接続されている。また、Si光導波路563−Kはそれぞれ、バス導波路337と交差導波路561−Kにおいて交わる。なお本実施例においてはSOA10−Kの端面から出力光を取り出すことは無いのでSOA端面11−KにはHRコートを施すことが望ましい。
10−1〜10−4 半導体光増幅器
11−1〜11−4 劈開端面
12−1〜12−4 AR端面
13−1〜13−4 スポットサイズ変換機
14−1〜14−4 光増幅部
15 4チャネルのアレイ型半導体光増幅器
20 Si光導波路基板
21−1〜21−4 スポットサイズ変換器
22−1〜22−4 光位相調整用ヒータ
23−1〜23−4、24、25 ポート
30 波長合分波器
40 周波数間隔調整用反射型フィルタ
50 マルチチャネルレーザ光源
130 AWG
131、132−K ポート
140−1 ループミラー型リング共振器
140−2 反射型リング共振器
141 周回部
142 光位相調整用ヒータ
143−1、143−2 ポート
144−1〜144−4 カプラ
145 3dB合分波器
146 ループミラー
150、250、350、450、550 マルチチャネルレーザ光源
230 1×4波長合分波器
231、232、235−1、235−2 ポート
233−1〜233−3 光位相調整用ヒータ
234−1〜234−3 非対称マッハツェンダ干渉計
330 リング共振型波長合分波器
331、332−K ポート
333−1〜333−4 光位相調整用ヒータ
334−1〜334−4、335−1〜334−4 カプラ
336−1〜336−4 周回部
337 バス導波路
338−1〜338−4 リング共振器
461−1、461−2 カプラ
462 光位相調整用ヒータ
463−1、463−2 Si光導波路
464、465 ポート
560−1〜560−4 Si側光取り出し用ポート
561−1〜561−4 交差導波路
562−1〜562−4 カプラ
563−1〜563−4 Si光導波路
564−1〜564−4 光取り出しポート

Claims (8)

  1. 一定の周波数間隔で反射率が変化する周波数間隔調整用反射型フィルタと、
    N個の分波側ポートと1個の合波側ポートとを有するN×1波長合分波器(Nは2以上の整数)であって、前記合波側ポートが前記周波数間隔調整用反射型フィルタに接続された、前記N×1波長合分波器と、
    前記N×1波長合分波器のN個の分波側ポートの各々に一方の入出力端が接続されたN個の光増幅器と、
    前記N個の光増幅器の他方の入出力端の各々に接続されたN個のミラーと、
    前記N×1波長合分波器と前記N個の光増幅器とを接続する光導波路上の各々に設置され、前記周波数間隔調整用反射型フィルタと前記N個のミラーとの間で発生するレーザ発振光の発振周波数間隔が前記周波数間隔調整用反射型フィルタのFSRと一致するよう調整するN個のヒータと、
    を備えたことを特徴とするマルチチャネルレーザ光源。
  2. 前記N×1波長合分波器は、アレイ導波路回折格子(AWG)であることを特徴とする請求項1記載のマルチチャネルレーザ光源。
  3. 前記N×1波長合分波器は、2個の分波側ポートと1個の合波側ポートとを用いる非対称マッハツェンダ干渉計を多段に接続したもので構成されることを特徴とする請求項1記載のマルチチャネルレーザ光源。
  4. 前記N×1波長合分波器は、N個のリング共振器が1本の導波路を介して接続されている、リング共振型波長合分波器であることを特徴とする請求項1記載のマルチチャネルレーザ光源。
  5. 前記周波数間隔調整用反射型フィルタは、リング共振型フィルタにミラーが接続されたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源。
  6. 前記周波数間隔調整用反射型フィルタは、ループミラー型リング共振器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源。
  7. 前記波長合分波器の合波側のポートと前記周波数間隔調整用反射型フィルタとの間に非対称マッハツェンダ干渉計をさらに備え、
    前記対称マッハツェンダ干渉計は、前記N個の光増幅器のゲイン利得帯域内において反射率のピークが単一になるよう透過スペクトルが設計されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源。
  8. 前記光増幅器と前記波長合分波器の分波側のポートとの間に出力用光カプラが配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のマルチチャネルレーザ光源。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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