JP6369946B2 - 狭線幅波長可変半導体レーザ - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域なFM(Frequency modulation)応答特性を有する狭線幅波長可変半導体レーザに関するものである。
ブロードバンドの急速な普及に伴い、国内のインターネットを行きかうトラフィックは年率40%の割合で増加を続けている。これまでの光通信では波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術によってその大容量化が進められてきた。しかしながら、WDMに使用できる波長帯域は有限であるため、従来技術では大容量化に限界が見えつつある。そのため、近年の光通信では、多値変調されたデータ信号を高密度に波長多重して伝送する周波数利用効率の高いWDM多値デジタルコヒーレント伝送方式に高い関心が寄せられている。このような伝送システムにおいて周波数利用効率を向上させるためには、信号の多値度を増大させることが不可欠であるが、これを実現するためには伝送されてきた多値データ信号と局発レーザとの高精度な光位相同期技術が非常に重要な役割を果たす。
これまで光位相同期技術として大きく2つの方式の研究が進められてきている。そのうちの1つとしては、デジタル信号処理(DSP:Digital signal processing)回路によって光キャリヤの位相雑音を除去するキャリヤ位相推定法である。本方式は、データ信号に局発レーザを位相同期させるアナログ光PLL(Phase-locked loop)回路を必要としないという利点がある。これまで、本方式を用いた伝送容量1Pbit/sを越えるWDM−32QAMコヒーレント伝送が報告されている(例えば、非特許文献1参照)。しかしながら、本方式では、データ信号の変調速度や多値度が増大すると、キャリヤ位相推定等に伴うDSPでの計算量が増大する。さらには、位相推定の精度も十分ではなくなり、多値データ信号の復調性能を示す指針の一つである、復調誤差ベクトルの大きさを示すEVM(Error vector magnitude)も劣化してしまうという欠点がある。これに対応するためには、高速・大規模な電子回路が不可欠となり、その結果消費電力の増大といった問題を生じる。
もう一つの方式は、アナログ制御回路を用いた光PLL回路を用いた方式である。本方式では、変調信号の速度及び多値度の違いによって構成を変更する必要がなく、どのようなフォーマットにも柔軟に対応できるといった利点を有する。光PLL回路を用いることで、多値度の高いQAM信号を高精度に復調できることが実証されており、これまで単一チャネルの2048QAM−150kmコヒーレント伝送が実現されている(例えば、非特許文献2参照)。
光PLL回路によって同期されるデータ信号と局発信号とのビート信号の位相雑音の分散値は一般に、送信光源と局発光源の線幅の和に比例し、制御帯域に反比例する関係にある。したがって、位相雑音の小さい光位相同期を実現するためには、線幅の狭い光源と広帯域な制御回路が不可欠である。特に、FM応答帯域の広い(数10MHz〜100MHz)狭線幅局発光源は、非常に重要な役割を果たす。また、超多値QAM信号のWDM伝送を実現するためには、送信光源及び局発光源の両光源とも広帯域な波長可変特性を有することも重要である。
図1は、特許文献1における外部共振器型波長可変光源の構造を示す。図1には、半導体レーザ1と、レンズ2乃至4と、光アイソレータ5と、回折格子6と、波長可変制御手段7と、波長可変駆動回路8と、回折格子保持部9と、板バネ10と、固定部11と、出力ファイバ12と、光学ベース13と、半導体レーザ駆動部14とを含む外部共振器型波長可変光源が示されている。
図1に示される外部共振器型波長可変光源では、半導体レーザ1の両端から光が出射され、レンズ2を介して平行光となって回折格子6に入射する。回折格子6において、入射した光のうち、入射角によって決まる波長(ブラッグ波長)の光のみを反射することにより、反射光が半導体レーザ1に再入射して半導体レーザ1がレーザ発振する。波長可変制御手段7として圧電素子(ピエゾ素子)を用い、これに電圧信号を印加して回折格子6の角度を変えることで、レーザ発振周波数を可変している。
図2は、非特許文献3に記載された外部共振器型波長可変光源の構造を示す。図2には、半導体光増幅器15、平面光導波路16、導波路リング共振器17乃至19、ヒーター20乃至22、反射器23及びSi基板24を含む外部共振器型波長可変光源が示されている。各導波路リング共振器17乃至19のFSR(Free Spectral Range)は約100GHzであり、それぞれ少しずつ異なった値を有している。
図2に示される光源では、3つの導波路リング共振器17乃至19のそれぞれにおける3つのモードと、半導体光増幅器15の光出力側端面及び反射器23で形成されるFP(Fabry-Perot)モードと、の4つの共振モードが存在しており、それぞれの共振ピークが一致する周波数で単一モード発振する。各導波路リング共振器17乃至19の上部に設置されたヒーター20乃至22を用いて共振器長を可変して発振周波数を掃引することにより、45nm以上の広帯域な波長可変特性を実現している。
図3は、非特許文献4に記載されたSSG(Super structure grating)を用いたDBR(Distributed Bragg reflector)型レーザの構造を模式的に示す。図3には、光導波路中に、2つのDBR領域25、位相調整領域26及び利得領域27が設けられた半導体28と、電極29乃至31を含むDBR型レーザが示されている。位相調整領域26及び利得領域27は、2つのDBR領域25で挟まれるように設けられている。
図3に示されるDER型レーザでは、DBR領域25に電極29を介して電流をそれぞれ注入してプラズマ効果によって屈折率を変化させることで、ブラッグ波長を可変して発振波長の掃引を行う。また、位相調整領域26に電極30を介して電流を注入することで、同様に屈折率を変化させ、発振周波数の微調整を行うことができる。本光源は、このような構成によって40nm以上の広帯域な波長可変特性を実現している。
特開平10−341057号公報
H. Takara 他, "1.01-Pb/s (12 SDM/222 WDM/456 Gb/s) crosstalk-managed transmission with 91.4-b/s/Hz aggregate spectral efficiency," ECOC2012, Postdeadline Papers Th.3.C.1. 2012. S. Beppu 他, "2048 QAM (66 Gbit/s) single-carrier coherent optical transmission over 150 km with a potential SE of 15.3 bit/s/Hz," OFC 2014, W1A.6. 2014. Y. Deki 他, "Wide-wavelength tunable lasers with 100 GHz FSR ring resonators," Electron. Let., vol. 43, no. 4, pp. 225-226, February 2007. H. Ishii 他, "Multiple-phase-shift super structure grating DBR Lasers," IEICE Trans. Electron, vol. E76-C, pp. 1683-1690, November 1993.
しかしながら、一般的なCW半導体レーザおよびモード同期半導体レーザは、線幅が100kHz〜1MHzと広い。また、図1に示される波長可変光源のようなピエゾ素子を用いた波長可変機構では、FM帯域を数kHz以上に拡大することが容易ではない。また、図2に示されるような導波路上に設置したヒーターによって共振器長を可変する外部共振器型波長可変光源においては、その応答帯域は100Hz未満である。
一方、図3に示されるSSG−DBRレーザでは、半導体の位相調整領域を用いて1GHz程度の広帯域なFM応答が可能である。しかしながら、本レーザでは、共振器内で利得領域27とDBR領域25による反射領域とが分割されているため、反射ピーク波長の変化と位相変化が一致しない。そのため、広帯域な波長可変特性を実現するためには、位相調整領域26とDBR領域25を同時に制御する必要があり、光源装置が複雑化するという欠点がある。
このように、光PLL回路を用いた超高密度WDM・超多値コヒーレント伝送を実現するためには、従来の波長可変光源の狭線幅化及びFM帯域の拡大が重要な課題である。
本発明は、上記の問題を解決するためのものであり、装置構成を複雑化することなく、高広帯域なFM応答特性を有する狭線幅波長可変半導体レーザを新たに提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の狭線幅波長可変半導体レーザは、各々異なる波長で単一周波数発振可能な複数のDFB半導体レーザと、前記複数のDFB半導体レーザに各々結合された複数の接続光導波路と、前記複数の接続光導波路が結合され、前記DFB半導体レーザから発振されて前記接続光導波路を介して伝搬したレーザ光を合波する光合波回路と、前記光合波回路の出力端に結合され、前記光合波回路で合波したレーザ光を出力する出力光導波路と、前記出力導波路の出力端に結合され、前記出力光導波路を伝搬してきたレーザ光を増幅する半導体光増幅器であって、発振波長に対して光学利得を有さない位相調整領域と光学利得を有する利得領域の2つの領域を光導波路内に併せ持ち、各々の領域に電流を注入できる電極を有する半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器より出力されたレーザ光の一部を前記複数のDFB半導体レーザに帰還するリング型光帰還回路であって、光サーキュレータと光分岐カプラからなるリング型光帰還回路とを備え、前記リング型光帰還回路による光帰還によって前記DFB半導体レーザから出力されるレーザ光の発振線幅を狭窄化し、且つ前記DFB半導体レーザから出力されるレーザ光の周波数及び位相を前記半導体光増幅器の位相調整領域へ注入する電流値を可変することによって制御することを特徴とする。
請求項に記載の狭線幅波長可変半導体レーザは、請求項1に記載の狭線幅波長可変半導体レーザであって、前記半導体光増幅器から出射されたレーザ光を平行光線にする第1レンズと、平行光線とした前記レーザ光を集光する第2レンズとをさらに備え、前記第2レンズにおいて集光された前記レーザ光は、光ファイバに結合されて出力されることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、装置構成を複雑化することなく、従来よりもFM応答帯域の広い狭線幅波長可変半導体レーザを提供することができる。
外部共振器型波長可変半導体レーザの構造を示す図である。 3つの導波路リング型共振器を用いた外部共振器型波長可変光源の構造を示す図である。 SSG−DBR型波長可変光源の構造を示す図である。 本発明の実施例1に係る波長可変半導体レーザの構造を示す図である。 本発明の実施例1に係る波長可変半導体レーザの発振波長可変特性を示す図である。 本発明の実施例1に係る波長可変半導体レーザの自己遅延ヘテロダインスペクトルを示す図である。 本発明の実施例2に係る波長可変半導体レーザの構造を示す図である。
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
図4は、本発明の実施例1に係る狭線幅波長可変半導体レーザを示す。図4には、単一周波数発振可能な12台のDFB半導体レーザ32a〜32lと、DFB半導体レーザ32a〜32lにそれぞれ接続されたS字型接続導波路33a〜33lと、S字型接続導波路33a〜33lに接続された光合波回路34と、光合波回路34の出力端に接続された出力導波路35と、出力導波路35に接続された半導体光増幅器36と、半導体光増幅器36で増幅された光と光学的に結合する第1レンズ37及び第2レンズ38と、第1レンズ37、第2レンズ38及び光ファイバを介して伝搬した光が入力される光帰還回路39と、を備えた狭線幅波長可変半導体レーザが示されている。第1レンズ37は、半導体光増幅器36から出射されたレーザ光を平行光線にし、第2レンズ38は、第1レンズにおいて平行光線としたレーザ光を集光する。第2レンズ38で集光された集光されたレーザ光は光ファイバに結合されて出力される。
ここで、図3に示された従来のSSG−DBR型波長可変光源では、DBR領域25に電流を注入することで発振周波数(波長)の粗調整を行い、位相調整領域26に電流を注入することで発振周波数(波長)の微調整を高速に行うことができる。しかしながら、本光源では、安定な発振状態で連続かつ広帯域な波長可変動作を実現するためにDBRのブラッグ波長とレーザ共振器のFP(Fabry-Perot)モード共振周波数を一致させるフィードバック制御が不可欠となる。その結果、光源装置の構成および制御システムが複雑になってしまうという欠点がある。また、フィードバック制御によって発振波長の安定性、線幅特性の劣化を引き起こすといった問題も生じる。
それに対し、本発明に係る狭線幅波長可変半導体レーザでは、DFB半導体レーザ32a〜32lの素子温度を変化させることで発振周波数(波長)の粗調整を行い、光半導体増幅器36の位相調整領域へ電流を注入することで位相の微調整を行っている。そのため、非常に簡便な光源構成およびその制御システムにより、DFB半導体レーザ32a〜32lの発振周波数及び位相をそれぞれ独立に制御することができる。以下、本発明について詳細に説明する。
12個のDFB半導体レーザ32a〜32lは個別に電極を有しており、それぞれ独立に動作する。各DFB半導体レーザ32a〜32lはそれぞれ活性層上に回折格子を有し、この回折格子の周期をDFB半導体レーザごとに少しずつ変化させて形成しており、400GHzずつ異なる光周波数(波長)で発振するように設計されている。また、各DFB半導体レーザ32a〜32lの発振波長は素子温度の変化1℃あたり約0.1nm変化するため、素子温度を30℃変化させることにより1つのDFB半導体レーザの発振波長は約3nm変化する。本発明に係る狭線幅波長可変半導体レーザは、12個のDFB半導体レーザ32a〜32lから一つを任意に選択して動作させ、素子温度を制御することで広帯域な周波数(波長)可変特性を実現している。
図4に示すように、例えば、動作させるDFB半導体レーザを選択するスイッチ機能を有した電流源/温調回路を用いて1台のDFB半導体レーザを選択して動作させ、当該選択された1台のDFB半導体レーザの素子温度を変えることで発振周波数(波長)の掃引を行い、発振波長を可変する。これによりレーザ出力光発振周波数の粗調整が可能となる。
図5は、個々のDFB半導体レーザの素子温度を変化させた際の発振波長の可変特性を一例として示す。個々のDFB半導体レーザの発振波長可変範囲は4〜5nm程度であるが、発振波長の異なる12個のDFB半導体レーザを選択動作させることで約45nmの広い波長可変特性が得られている。
DFB半導体レーザ32a〜32lのいずれかからのレーザ出力光は、S字型接続導波路33a〜33lを介して光合波回路34に入射される。光合波回路34で合波したレーザ出力光は、出力導波路35から出力される。光合波回路34では、入力ポート数が12に対し、出力ポート数が1つであるため、出力導波路35には光合波回路34への入力光強度の1/12の強度の光が出力されている。出力導波路35を伝搬したレーザ出力光は、位相調整領域及び利得領域の2つの領域を有する半導体光増幅器36へ入射され、所望の光強度に増幅される。増幅されたレーザ出力光は、第1レンズ37、第2レンズ38及び光ファイバを介して光帰還回路39へ結合され、その一部はレーザ出力として抽出され、残りは光帰還回路39を介してDFB半導体レーザ32a〜32lへ帰還される。このように光帰還を行うことにより、DFB半導体レーザ32a〜32lの発振線幅の一括狭窄化を行う。ここで、例えば光帰還回路39としては、部分反射ミラーを用いてもよい。
一例として、光帰還回路39として反射率10%の部分反射ミラーを用いて行った線幅狭窄化実験の結果を示す。図6は、反射率10%の部分反射ミラー挿入前後の本レーザの自己遅延ヘテロダインスペクトルを示す。図6(a)は対数表示であり、図6(b)である。図6に示す実験結果では、12個のDFB半導体レーザ32a〜32lのうち1個のDFB半導体レーザを選択動作させ、半導体光増幅器36によって増幅したレーザ出力光の10%を部分反射ミラー(光帰還回路39)によってDFB半導体レーザに帰還した。このとき、DFB半導体レーザの素子温度は38℃に温調され、250mAの電流で駆動されている。半導体光増幅器36の利得領域へは110mAの電流を注入しており、その際のレーザ出力光強度は約20mWであった。図6に示されるように、反射率10%の部分反射ミラーを挿入することで、発振線幅を1MHzから11kHzに狭窄化することができている。
半導体光増幅器36では、位相調整領域および利得領域にともに適切な電流をあらかじめ流し、位相調整領域へ流れる電流値のみを可変することで半導体内の屈折率を変化させ、半導体光増幅器36を伝搬するレーザ出力光の位相を高速に制御する。図4に示すように、例えば1個のDFB半導体レーザが動作している状態で、半導体光増幅器36の利得領域には所望の利得が得られるように電流源aよりオフセット電流を注入する。また、位相調整領域には電流源bより電流を注入し、この電流値を可変することによってレーザ出力光の発振周波数・位相を高精度かつ高速に制御することができる。これによりレーザ出力光発振周波数・位相の微調整が可能となる。
(実施例2)
図7は、本発明の実施例2に係る狭線幅波長可変半導体レーザを示す。本実施例2では、光帰還回路として光ファイバ型帰還回路51を用いている。図7に示すように、光ファイバ型帰還回路51は、光ファイバ型サーキュレータ48と、光ファイバ型分岐カプラ49と、光ファイバ型可変アッテネータ50と、を含む。光ファイバ型サーキュレータ48のポート3は、光ファイバ47を介して光ファイバ型分岐カプラ49の入力端に接続されており、光ファイバ型サーキュレータ48のポート1は、光ファイバ47を介して光ファイバ型可変アッテネータ50の出力端に接続されており、光ファイバ型サーキュレータ48のポート2は、第1レンズ45、第2レンズ46及び光ファイバ47を介して半導体光増幅器44に光学的に結合している。光ファイバ型可変アッテネータ50の入力端には、光ファイバ47を介して光ファイバ型分岐カプラ49の出力端が接続されている。
第1レンズ45、第2レンズ46及び光ファイバ47を介して半導体光増幅器44から伝搬してきたレーザ出力光は、光ファイバ型サーキュレータ48を介して光ファイバ型分岐カプラ49へ入射される。光ファイバ型分岐カプラ49に入射されたレーザ出力光の一部は、光ファイバ型分岐カプラ49の一方の出力端から出力されて光ファイバ型可変アッテネータ50に入射され、光ファイバ型可変アッテネータ50により帰還光の強度が適切に調整されて光ファイバ型サーキュレータ48を介してDFB半導体レーザ40a〜40lへ帰還する。その際、光ファイバ型分岐カプラ49の他方の出力端から出力されるレーザ出力光を出力信号として用いる。
本実施例2に係る光ファイバ型帰還回路を用いた場合も同様に、1個のDFB半導体レーザが動作している状態で、半導体光増幅器44の利得領域へ所望の利得が得られるようにオフセット電流を注入し、位相調整領域へ注入する電流値を可変することによってレーザ出力光の発振周波数・位相を高精度かつ高速に制御することができる。
上記実施例では、12個のDFB半導体レーザ40a〜40l及びこれらにそれぞれ接続されたS字型接続導波路41a〜41lを用いた例を示したが、12個に限定されるものではなく、2個以上であればよい。
<産業上の利用可能性>
本発明は、光PLL回路を用いた高密度WDM・超多値コヒーレント光伝送用局発レーザとして好適なものである。
1 半導体レーザ
2、3、4、37、38、45、46 レンズ
5 光アイソレータ
6 回折格子
7 波長可変制御手段
8 波長可変駆動回路
9 回折格子保持部
10 板バネ
11 固定部
12 出力ファイバ
13 光学ベース
14 半導体レーザ駆動部
15、36、44 半導体光増幅器
16 平面光導波路
17、18、19 導波路リング共振器
20、21、22 ヒーター
23 反射器
24 Si基板
25 DBR領域
26 位相調整領域
27 利得領域
28 半導体
29、30、31 電極
32、40 DFB半導体レーザ
33、41 S字型接続導波路
34、42 光合波回路
35、43 出力導波路
39 光帰還回路
47 光ファイバ
48 光ファイバ型サーキュレータ
49 光ファイバ型分岐カプラ
50 光ファイバ型可変アッテネータ
51 光ファイバ型光帰還回路

Claims (2)

  1. 各々異なる波長で単一周波数発振可能な複数のDFB半導体レーザと、
    前記複数のDFB半導体レーザに各々結合された複数の接続光導波路と、
    前記複数の接続光導波路が結合され、前記DFB半導体レーザから発振されて前記接続光導波路を介して伝搬したレーザ光を合波する光合波回路と、
    前記光合波回路の出力端に結合され、前記光合波回路で合波したレーザ光を出力する出力光導波路と、
    前記出力導波路の出力端に結合され、前記出力光導波路を伝搬してきたレーザ光を増幅する半導体光増幅器であって、発振波長に対して光学利得を有さない位相調整領域と光学利得を有する利得領域の2つの領域を光導波路内に併せ持ち、各々の領域に電流を注入できる電極を有する半導体光増幅器と、
    前記半導体光増幅器より出力されたレーザ光の一部を前記複数のDFB半導体レーザに帰還するリング型光帰還回路であって、光サーキュレータと光分岐カプラからなるリング型光帰還回路
    を備え、前記リング型光帰還回路による光帰還によって前記DFB半導体レーザから出力されるレーザ光の発振線幅を狭窄化し、且つ前記DFB半導体レーザから出力されるレーザ光の周波数及び位相を前記半導体光増幅器の位相調整領域へ注入する電流値を可変することによって制御することを特徴とする狭線幅波長可変半導体レーザ。
  2. 請求項1に記載の狭線幅波長可変半導体レーザであって、
    前記半導体光増幅器から出射されたレーザ光を平行光線にする第1レンズと、
    平行光線とした前記レーザ光を集光する第2レンズとをさらに備え、
    前記第2レンズにおいて集光された前記レーザ光は、光ファイバに結合されて出力されることを特徴とする狭線幅波長可変半導体レーザ。
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