JP6799380B2 - スポンジパフの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、化粧用塗布具として多用されているスポンジパフの製造方法に関するものである。
従来、化粧用のスポンジパフは、ゴムやウレタンなどの柔軟で弾性のある素材の多孔質体から成るスポンジ基材を、当該基材をパフ形状の型に打ち抜いて形成されている。
化粧用ファンデーションの塗布の際に使用されるスポンジパフとして、額や頬部等の比較的平坦な箇所に塗布する場合と小鼻の回り等の狭い箇所を塗布する場合で使い分けるために、スポンジパフを厚さ8mm程度、一辺50mm程度の平面視四角形状や直径50mm程度の平面視円形状に形成し、これらのスポンジパフの上下面の平坦な部分で上記額や頬等の平坦な箇所に用い、また、当該スポンジパフの端部の突出した箇所を上記小鼻の回り等の狭い箇所に用いている。
そんな中、額や頬部に加え、頬骨部周り、耳下部、エラ、顎などの丘状部に塗布する際にスポンジパフとしてより使用性が良く塗布することに適した凹状の立体的な部位を備えたものが求められている。スポンジパフを凹状とする方法としては、特許文献1に示す様に、スポンジパフの形状を立体的なドーム形状とする方法がある。
特開昭59−31126号公報
しかしながら、得られるスポンジは、ドーム下面の内側を抉った形状であり、顔面の丘状部にフィットさせ、滑らせて塗布することを考えて形成されたものでは無く、使用感に優れたものとはなっていない。また、スポンジパフを立体的に形成する場合や、上記特許文献1に記載のスポンジパフをドーム形状にして曲面を成形するためには、一般的に、ルーターを用いた切削加工によって行うが、それには費用と手間がかかるものであった。
この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、シンプルな作業工程で安価でかつ使用感に優れた立体的な部位を備えたスポンジパフを一度に多数製造出来る製造方法を提供して上記課題を解決するものである。
請求項1の発明は、プレス機の横に長い基台の上に、平面視縦長の略紡錘形状の枠体から成る抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部とし、上記屈曲部と隣接する抜き刃の屈曲部との距離をその同一線上における上記各屈曲部の内側の距離より長くし、上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体を扁平にした際の上下面において、当該上下面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を夫々形成させたスポンジパフを製造する、スポンジパフの製造方法とした。
請求項2の発明は、プレス機の横の長い基台の上に、平面視縦長の菱形形状の枠体から成る抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々尖端部とし、上記尖端部と隣接する抜き刃の尖端部との距離をその同一線上における上記尖端部の内側の距離より長くし、上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体を扁平にした際の上下面において、当該上下面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を夫々形成させたスポンジパフを製造する、スポンジパフの製造方法とした。
請求項3の発明は、プレス機の横に長い基台の上に、平面視縦長で一方が山形の曲線で他方が直線から成る枠体の抜き刃を形成し、当該抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部とし、上記屈曲部と隣接する抜き刃の屈曲部との距離をその同一線上における上記屈曲部の内側の距離より長くし、上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体は一面が凹凸を有し、他面が扁平となった上記凹凸を有する一面において、当該一面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を夫々形成させたスポンジパフを製造する、スポンジパフの製造方法とした。
請求項4の発明は、プレス機の横に長い基台の上に、平面視縦長の略紡錘形状又は菱形形状の枠体から成る抜き刃の真中にも縦長の刃を立設して1つの抜き刃を形成し、当該抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部又は尖端部とし、上記抜き刃の屈曲部又は尖端部と隣接する抜き刃の屈曲部又は先端部との距離をその同一線上における上記屈曲部又は尖端部の内側の距離より長くし、上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体は一面が凹凸を有し、他面が扁平となった上記凹凸を有する一面において、当該一面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を形成させたスポンジパフを製造する、スポンジパフの製造方法とした。
請求項1及び2の各発明によれば、従来、平面であった化粧用スポンジパフの上下の面を容易かつ安価に立体形状とすることが出来、優れた化粧効果と使用感を発揮するスポンジパフをプレス機1回の裁断で多数得ることが出来る。また、裁断加工により形成する為、切削加工に見られるささくれや段差がなく、シャープな面を有するスポンジパフとなる。
請求項3及び4の各発明によれば、一面が立体形状で、他面が平面である、優れた化粧効果と使用感を発揮するスポンジパフをプレス機による1回の裁断で多数、容易かつ安価に形成することが出来る。また、裁断加工により形成する為、切削加工に見られるささくれや段差がなく、シャープな面を有するスポンジパフとなる。
この発明の実施の形態例のスポンジ材をプレス機で押圧してスポンジパフを裁断している状態の正面図である。 この発明の実施の形態例のスポンジ材を裁断する平面視紡錘形状の枠体から成る抜き刃の斜視図である。 この発明の実施の形態例のスポンジ材を裁断する平面視紡錘形状の枠体から成る抜き刃を複数基台上に並べた状態の斜視図である。 この発明の実施の形態例の平面視紡錘形状の枠体から成る抜き刃を基台上に複数並べ、その上にスポンジ材を載置した状態の斜視図である。 この発明の実施の形態例において、プレス機でスポンジ材を裁断する状態を示し、抜き刃の上にスポンジ材を載置した状態の屈曲部の端面図である。 図5の状態からプレス機でスポンジ材を押圧している状態の端面図である。 図6の状態からプレス機でスポンジ材を押圧し、刃部がスポンジ材の中に入っている状態の端面図である。 図7の状態からプレス機の押圧を終了し、プレス機を引き上げた状態の端面図である。 図8の裁断直後のスポンジ材からスポンジパフの原型を1つ取り出した状態の斜視図である。 図9の状態から取り出したスポンジ材の原型の斜視図である。 この発明の実施の形態例で形成した平面視円形状のスポンジパフの正面図である。 この発明の実施の形態例で形成した平面視円形状のスポンジパフの平面図である。 上記図12におけるア−ア線断面図である。 上記図12におけるイ−イ線断面図である。 上記図12におけるウ−ウ線断面図である。 この発明の実施の形態例で形成した平面視四角形状のスポンジパフの正面図である。 この発明の実施の形態例で形成した平面視四角形状のスポンジパフの平面図である。 この発明の実施の形態例で形成した平面視円形状であって上面の一面を立体的に、他面を平面に形成したスポンジパフの正面図である。 この発明の実施の他の形態例であって、平面視紡錘形状で繋がっていない相対向する枠体から成り、その中間に直線状の刃を立設して抜き刃を形成し、これらの抜き刃を複数並べた状態の斜視図である。 この発明の実施の他の形態例であって、相対向する枠体の一方を山形の曲線とし、他方を直線とした抜き刃の斜視図である。 この発明の実施の他の形態例であって、平面視縦長の略菱形形状の抜き刃の斜視図である。
(実施の形態例1)
以下、この発明の実施の形態例1のスポンジパフの製造方法を図に基づいて説明する。この実施の形態例のスポンジパフの製造方法の特徴は、スポンジ材を裁断する工程にある。
プレス機Cの横に長い基台1の上に、図2及び図3に示す様に、平面視紡錘形状に設けた枠体から成る抜き刃2の刃部2aを上にして基台1の長手方向に対して直角な方向に当該抜き刃2を一定の間隔で複数並べる。また、紡錘形状の抜き刃2の平面視中間の最も膨らんだ箇所膨張部2cとし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部2bとする。
上記屈曲部2bと隣接する抜き刃2の屈曲部2bとの距離(図3の矢印L1で示す。)を上記屈曲部2bの内側の距離(同L2で示す。)より長くし、また、上記膨張部2cの内側の距離(同L3で示す。)を隣接する抜き刃2の膨張部2cとの距離(同L4で示す。)より長くして夫々配置している。
さらに、複数並べる抜き刃2の組み合わせ数は(以下「面付け」と言う)、実際裁断に使用する数に、両端に配置する2個を加えた数で、3個以上とする。両端部の抜き刃2から得られる製品は、後述する裁断したスポンジパフの形状が揃わず使用することができない。図3の場合、7面付けであるが、製品は5個取りとなる。
これらの抜き刃2の刃高は、通常抜き打ちに使用されている厚さ8mm程度の板状のスポンジ材を打ち抜いてスポンジパフを形成する時よりも、高いもの、具体的には上記板状のスポンジ材を打ち抜く時の刃高は6mmを使用するが、ここでは11.5mmのものを使用している。この様に通常より高い刃高の抜き刃2を使用することにより、厚みが厚いスポンジ材であっても難無く裁断することが出来る。
また、刃の厚みも、上記板状のスポンジ材を打ち抜く時のものよりも厚い1mmのものを使用する。この様にすることで、厚いスポンジ材の裁断面の上部と下部の形状を同じように裁断することが出来る。
次に、図4に示す様に、これらの複数の抜き刃2の並列方向に沿って、当該抜き刃2の上に、既存の製造方法で形成された外径約60mmの円柱形状のスポンジ材Bを横にして載置する。ここで使用するスポンジ材Bは、50%圧縮応力(kPa)で表される硬度を5〜25とする。50%圧縮応力(kPa)の測定方法は、スポンジ材Bを厚さ10mm、直径32mmの円板状に切り出し、圧縮試験機にて、速度13mm/分で試料の厚さを50%(5mm)に圧縮するに要する力(N)を測定し、面積(0.0008038平方メートル)にて除して求める。
その後、図1、5、6及び7(図5、6及び7は、屈曲部2bの端面図である。)に示す様に、プレス機Cにて上記スポンジ材Bを上方から1回プレスする。この時、抜き刃2の刃部2aにスポンジ材Bが押圧され、図6に示す様に、抜き刃2と対向するスポンジ材Bの部分は点線で示す様に周囲に伸びる様に動き、さらに、押圧されると図7に示す様に、抜き刃2の刃部2aがスポンジ材Bの中に入り込み、当該スポンジ材Bは裁断される。その後、抜き刃2の刃部2aが抜かれると、図8に示す様に、当該スポンジ材Bの伸びた部分が元に戻り凹部が形成される(点線で示す部分は切除される箇所を示す。)。
この時、紡錘形状の抜き刃2の屈曲部2bにおいては、相対向する屈曲部2bの内側の距離より、隣接する抜き刃2の屈曲部2bとの距離を長くしているので、上記プレス機Cによって、スポンジ材Bを押圧した際、スポンジ材Bにおける抜き刃2の刃部2aとの接触部分が刃部2aの外側へ逃げ易く、そこを裁断するかたちとなり、裁断されて形成されたスポンジパフの原型A´の外縁両端は抉れた状態となる(図8参照)。また、この抜き刃2の中間の膨張部2cの内側の距離を隣接する抜き刃2の膨張部2cの距離より長くしているので、ここでは上記屈曲部2bとは逆に、緩やかな峰を形成するように膨らんだ形状に裁断される。
裁断された直後のスポンジ材Bは、図9に示す様に、複数形成される個々のスポンジパフの原型A´となる。この様にしてプレス機Cによる1回の裁断で複数のスポンジパフの原型A´が得られる。これらの個々のスポンジパフの原型A´を横にすると図10のようになる。これらの各スポンジパフの原型A´をパフ研磨機(図示省略)にかけて、周縁部を研磨して滑らかなアール形状にして、図11及び図12に示す様な、平面視円形状で立体的なスポンジパフAを得る
この様にして、得られたスポンジパフAの立体的な形状としては、図11乃至図15に示す様に、所定の厚さを有する円板形状であって、図12に示す、上面において、当該上面の左右端の略中央部を結ぶ峰11を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面12となり、左側面及び右側面はアール部13、14となっている。下面も同様であって、図11及び図13に示す様に、このスポンジパフAの前端面及び後端面は細い幅の突出部15、16となっている。
また、図11、13及び15に示す様に、平面視外径60〜80cmの円板形状のスポンジパフAとして形成した場合、上記峰11を境にして上記左右端に挟まれた傾斜面12上であって、外縁の突出部15、16から内側に5mm〜15mmの位置に0.5〜1.5mm(図15の矢印L5の距離)の凹部が形成される。この凹部により頬などの顔面の丘状部に用いる際にスポンジパフAの傾斜面12の凹部が顔面の丘状部にフィットしファンデーションを塗布し易くなり好ましい。このようにスポンジ材Bを切断するには、抜き刃2の屈曲部2bの隣接する抜き刃2との距離と上記屈曲部2bの内側の距離、抜き刃2の膨張部2cの隣接する抜き刃2の膨張部2cとの距離と膨張部2cの内側の距離、スポンジ材Bの硬度、スポンジ材Bの裁断する位置等の設定により調整される。
スポンジ材の硬度が高い場合、図11、13及び15に示す、正面視上記左右端に挟まれた傾斜面の凹みは小さくなり、硬度が低い場合は、当該凹みは大きくなる。また、スポンジ材の部位としては、当該スポンジ材の端部でない部分を裁断した場合、上記凹みは小さくなり、端部を裁断した場合、上記凹みは大きくなる。さらに、抜き刃2に関しては、面付する抜き刃2の屈曲部2bの隣接する抜き刃2の屈曲部2bとの距離(図3のL1)は、8mm〜20mmとすることができ(この場合、抜き刃の両屈曲部2bの内側の距離は8mm〜20mm未満と成る。)、この距離が長い場合、上記凹みは大きくなり、当該距離が狭い場合、上記凹みは小さくなる。
製造するスポンジパフAの図15に示す箇所の最大凹みL5を0.5〜1.5mmとするには、スポンジ材Bの硬度を5〜25とし、面付する抜き刃2同士の屈曲部2bの距離L1は8〜20mmとする。この間隔が上記より広いと、図6から図8で示すように、圧縮された時の変形が大きくなり、裁断の際の凹みが大きくなる。
また、図16及び図17は平面視略四角形状のスポンジパフDを示し、上記スポンジパフAより一回り小さく、平面視四隅が形成されており、左右側面のアール部17、18は狭くなっているが、コンパクトに入れて携帯できるものとなっている。立体的な形状として、上記スポンジパフAと同様に緩やかな峰19を境にして前後方向に下って左右方向に凹湾曲した傾斜面20を有し、顔面の丘状部にフィットしファンデーションを塗布出来るのは上記スポンジパフAと同様である。
このようなスポンジパフDは、断面の対角線長が70mm程度の四角柱状スポンジ材を使用して本発明の方法に従って製造することが出来る。
以上の様なスポンジパフA、Dを使用したところ、傾斜面12、20の凹みで頬部や頬骨部周り、耳下部、エラ、顎などの丘状部にフィットして使用することができる。スポンジパフAの左右の端部のアール部13、14、スポンジパフDの平面視四隅の角部21にて小鼻の回り等の狭い箇所に使用することができる。いずれもより使用感の良く、柔軟かつ弾性があり肌当たりの感覚が非常に好ましいスポンジパフA、Dであった。
上記実施の形態例では、上記膨張部2cの内側の距離を隣接する抜き刃2の膨張部2cとの距離より長くしているが、当該膨張部2cの内側の距離は隣接する抜き刃2の膨張部2cとの距離と少なくとも同じであれば良い。
また、スポンジパフA、Dの上面及び下面を同様に設けたが、図18に示す様に、立体的に設けるのは上面のみとし、下面を平面とするスポンジパフEを形成することも出来る。この場合、抜き刃の形状として平面視紡錘形状としたが、図19に示す様に、上記枠体から成る抜き歯の中間に直線状の刃を立設して抜き刃22を形成しても良く、この場合、直線状の刃は隣と共通となる。さらに、図20に示す様に、相対向する枠体の一方を山形の曲線とし、他方を直線とする刃から成る抜き刃23を形成し、これらを多数並べて使用することにより一方が曲面で他方を平面のスポンジパフEを製造することもできる。この場合、直線状の刃を背中合わせにして夫々配置し、裁断する。
また、上記抜き刃の形状として、平面視略紡錘形状に限らず、図21に示す様に、平面視縦長の菱形形状の枠体から成る抜き刃24としても良い。この場合、菱形の最も膨らんだ中央部を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を尖端部とする。また、これらの形状としては、必ずしも完全に繋がった枠体形状でなくても良く、例えば、図19に示す様に、繋がっていない略枠体形状の抜き刃22でも良い。この場合、裁断されるスポンジ材の横にした柱体の外径より、抜き刃の平面視長手方向の長さが長く、プレス機Cで押圧した際も抜き刃の両端部上まではスポンジ材は届かない状態となっている。
さらに、上記実施の形態例では、プレス機Cの基台1の上に抜き刃2等を並べ、その上にスポンジ材Bを載置し、上方からプレス機Cを降ろし裁断して説明しているが、これらは上下を逆にしても良い(図示書略)。
A スポンジパフ B スポンジ材 C プレス機
D スポンジパフ E スポンジパフ
1 基台 2 抜き刃 2a 刃部
2b 屈曲部 2c 膨張部
11 峰 12 傾斜面 13 アール部
14 アール部 15 突出部 16 突出部
17 アール部 18 アール部 19 峰
20 傾斜面 21 角部 22 抜き刃
23 抜き刃 24 抜き刃

Claims (4)

  1. プレス機の横に長い基台の上に、平面視縦長の略紡錘形状の枠体から成る抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、
    当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部とし、
    上記屈曲部と隣接する抜き刃の屈曲部との距離をその同一線上における上記各屈曲部の内側の距離より長くし、
    上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、
    当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、
    これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体を扁平にした際の上下面において、当該上下面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を夫々形成させたスポンジパフを製造することを特徴とする、スポンジパフの製造方法。
  2. プレス機の横の長い基台の上に、平面視縦長の菱形形状の枠体から成る抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、
    当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々尖端部とし、
    上記尖端部と隣接する抜き刃の尖端部との距離をその同一線上における上記尖端部の内側の距離より長くし、
    上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、
    当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、
    これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体を扁平にした際の上下面において、当該上下面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を夫々形成させたスポンジパフを製造することを特徴とする、スポンジパフの製造方法。
  3. プレス機の横に長い基台の上に、平面視縦長で一方が山形の曲線で他方が直線から成る枠体の抜き刃を形成し、当該抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け、
    当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部とし、
    上記屈曲部と隣接する抜き刃の屈曲部との距離をその同一線上における上記屈曲部の内側の距離より長くし、
    上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、
    当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、
    これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体は一面が凹凸を有し、他面が扁平となった上記凹凸を有する一面において、当該一面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を夫々形成させたスポンジパフを製造することを特徴とする、スポンジパフの製造方法。
  4. プレス機の横に長い基台の上に、平面視縦長の略紡錘形状又は菱形形状の枠体から成る抜き刃の真中にも縦長の刃を立設して1つの抜き刃を形成し、当該抜き刃の刃部を上にして当該抜き刃を基台の長手方向に対して直角な方向に立設し、この抜き刃を基台の長手方向に沿って複数並列して設け
    当該各抜き刃は平面視中間箇所を膨張部とし、当該膨張部から伸びて先細の両端部へと続く箇所を夫々屈曲部又は尖端部とし、
    上記抜き刃の屈曲部又は尖端部と隣接する抜き刃の屈曲部又は先端部との距離をその同一線上における上記屈曲部又は尖端部の内側の距離より長くし、
    上記膨張部の内側の距離を隣接する抜き刃の膨張部との距離と等しいか又はそれ以上の長さとして夫々配置し、
    当該抜き刃の並列方向に沿って当該刃部上に、弾性体から成るスポンジ材を載置し、当該スポンジ材を上方から上記プレス機によって1回押圧し、
    これにより、所定の厚さを有する輪切り状のスポンジ体を複数形成し、当該各スポンジ体は一面が凹凸を有し、他面が扁平となった上記凹凸を有する一面において、当該一面の左右端の略中央部を結ぶ峰を境にして前後方向へ下り、さらに、左右方向に凹湾曲した傾斜面を形成させたスポンジパフを製造することを特徴とする、スポンジパフの製造方法。
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