JP3154602U - 散髪用具 - Google Patents

Abstract

【課題】クランプ、切断ユニット及び櫛ユニットの組合せを利用し、髪を透くことができ、散髪後の髪にレイヤー感と美観を与えられる散髪用具を提供する。【解決手段】本散髪用具は、上下の押し板とその間に設けられた弾性部品を具えたクランプ１、上下の押し板１１，１２の端縁にそれぞれ設けられて対応する切断部２１を具え、各切断部の端縁に複数の異なる深さのカッタ溝２１１が設けられた少なくとも二つの切断ユニット２、上下の押し板１１，１２にそれぞれ結合され且つ各切断ユニット２の外側に対応し、相互に対応し且つ切断部２１と平行な櫛歯部３２を具えて各櫛歯部の端縁に複数の深さの異なる櫛溝３２１が設けられた少なくとも二つの櫛ユニット３を具えている。クランプ１、切断ユニット２、櫛ユニット３の組み合わせにより、散髪する時、髪を透いて、髪にレイヤー感と美観を持たせる。【選択図】図１

Description

本考案は一種の散髪用具にかかり、クランプ、切断ユニット及び櫛ユニットの組合せを利用し、髪を透くことができ、散髪後の髪にレイヤー感と美観を与えるものに関する。

本考案に係る周知の散髪用具として、クランプ、及びクランプの端縁に設けられたカッタ部で構成され、該クランプが少なくとも二つの押し板を有し、且つ該カッタ部は押し板の端縁に垂直に設けられたものがある。この散髪用具は、クランプの間に髪を置き、髪をカッタ部の端縁に位置させた後に、クランプの押し板に外力を加えて、押し板を閉じ合わせることで、カッタ部で髪を散髪することができる。

しかし、上述の周知の散髪用具は、そのカッタ部で頭髪の切断を行う際、全体のカッタ部が髪に対して切断の動作を行うため、整髪効率が悪く、且つ髪の切断位置、長さ、及びレイヤー程度の制御を行えず、このため散髪後の髪にレイヤー感がなく、髪の末端が揃いすぎてあまり美しくない。ゆえに、周知の散髪用具は実際の使用の要求に符合するものではない。

本考案の主要な目的は、クランプ、切断ユニット及び櫛ユニットの組合せを利用し、髪を透くことができ、散髪後の髪にレイヤー感と美観を与えられる散髪用具を提供することにある。

本散髪用具は、一端が互いに枢接された上押し板と下押し板とその間に設けられた弾性部品を具えたクランプ、上押し板と下押し板の端縁にそれぞれ垂直に設けられ、互いに対応する切断部を具え、各切断部の端縁に複数の異なる深さのカッタ溝が設けられた少なくとも二つの切断ユニット、上押し板と下押し板にそれぞれ結合され且つ各切断ユニットの外側に対応し、相互に対応し且つ切断部と平行な櫛歯部を具えて各櫛歯部の端縁に複数の深さの異なる櫛溝が設けられた少なくとも二つの櫛ユニットを具えている。

本考案の散髪用具は、散髪時、髪が随時異なる深さの櫛溝とカッタ溝に落ち、髪が多元変化の切断点を有することになり、整髪効率を増し、髪を透くと共に髪に美しいレイヤー感を持たせることができる。

本考案の第１実施例の立体外観図である。 本考案の第１実施例の立体分解図である。 本考案の第１実施例の断面図である。 本考案の第１実施例の使用状態表示図である。 本考案の第１実施例の使用状態表示図である。 本考案の実施例の櫛ユニットの正面外観図である。 本考案の実施例の切断ユニットの正面外観図である。 本考案の第２実施例の立体外観図である。 本考案の第２実施例の全部切断表示図である。 本考案の第２実施例の部分切断表示図である。

図１、２、３はそれぞれ、本考案の第１実施例の立体外観図、立体分解図、及び断面図である。これらの図に示されるように、本考案は一種の散髪用具であり、それは少なくとも一つのクランプ１、少なくとも二つの切断ユニット２、及び少なくとも二つの櫛ユニット３で構成される。

上述のクランプ１は、一端が相互に枢接された上押し板１１と下押し板１２を具え、該上押し板１１と下押し板１２の間には弾性部品１３が設けられ、該弾性部品１３は上押し板１１と下押し板１２の内面に設けられて相互に当接する弾性片１３１、１３２とされる。

各切断ユニット２はそれぞれ上押し板１１と下押し板１２の端縁に取付けられ、且つ各切断ユニット２は相互に対応する切断部２１を有し、各切断部２１の端縁に数種類の異なる深さのカッタ溝２１１が設けられている。

各櫛ユニット３は上押し板１１と下押し板１２と結合され且つ各切断ユニット２の外側にに対応し、各櫛ユニット３に固定板３１が横向きに設置され、各固定板３１は上押し板１１と下押し板１２の外側面に固着され、並びに各固定板３１の端縁が下向きに折り曲げられ延伸されて相互に対応し且つ切断部２１と平行な櫛歯部３２が設けられ、各櫛歯部３２の端縁は数種類の異なる深さの櫛溝３２１が設けられている。以上の構造により実用的な散髪用具が構成される。

図４及び図５を参照されたい。これは本考案の第１実施例の使用状態表示図である。図示されるように、本考案を使用時（図１、図３も共に参照されたい。）、クランプ１の切断ユニット２と櫛ユニット３の設けられた一端に髪４の切断予定部分を通し、髪４を切断ユニット２と櫛ユニット３の端縁に置き、その後、クランプ１の上押し板１１と下押し板１２に外力を加えて弾性部品１３を圧縮させる。このとき、各髪４は切断ユニット２の切断部２１と櫛ユニット３の櫛歯部３２の組合せによりトリミングされ、トリミング時には櫛歯部３２の異なる深さの櫛溝３２１が髪４に対して異なる長さ及び厚さでつかみとり、その後、さらに切断部２１の異なる深さのカッタ溝２１１により髪４の切断動作が行われる。こうして、クランプ１、切断ユニット２及び櫛ユニット３の組合せにより、散髪時に髪４を透くと共にレイヤーを入れることができ、散髪後の髪４に美しいレイヤーを持たせることができる。

図６、７は本考案の実施例の櫛ユニット３と切断ユニット２の正面外観図である。

図８、９及び図１０は本考案の第２実施例の立体外観図、本考案の第２実施例の全部切断表示図、及び本考案の第２実施例の部分切断表示図である。図示されるように、本考案は上述の第１実施例の構造形態以外に、該クランプ１にリミットユニット５を可動式に設置し、並びに下押し板１２の内面にリミットユニット５と干渉を形成する突出部１２１を設け、該リミットユニット５は上押し板１１と下押し板１２の間で動作可能な押し棒５１、及び押し棒５１前端に設けられて突出部１２１と接触するストッパ５２を設けることができる。

使用時には、該リミットユニット５の位置を調整して髪の部分切断或いは全部切断の動作を選択して完成できる。部分切断を行う時は、リミットユニット５の押し棒５１を前向きに移動させ、該ストッパ５２の前端を突出部１２１の端面に当接させ、上押し板１１と下押し板１２を所定の行程のみ圧縮可能とし、切断ユニット２の切断部２１と櫛ユニット３の櫛歯部３２の可動距離を制限し、散髪時には櫛歯部３２の異なる深さの櫛溝３２１で髪４に対して部分的なつかみ取りを行ない、さらに切断部２１の異なる深さのカッタ溝２１１で部分の髪に対して切断動作を行う。

もし、散髪時にリミットユニット５の押し棒５１を後に移動させれば、該ストッパ５２が突出部１２１の端面より離れ、この時、上押し板１１と下押し板１２は外力の圧迫を受けて完全に閉じ合わせ可能で、櫛歯部３２の異なる深さの櫛溝３２１で髪に対して随時異なる長さのつかみ取りを行ない、その後、切断部２１の異なる深さのカッタ溝２１１で髪に対して全部切断の動作を行える。こうして、本考案はさらに実際の使用の必要に符合する。

総合すると、本考案の散髪用具は周知の技術の欠点を改善し、クランプ、切断ユニット及び櫛ユニットの組合せを利用し、髪を透くことができ、散髪後の髪にレイヤー感と美観を与えられる。

１ クランプ １１ 上押し板 １２ 下押し板
１２１ 突出部 １３ 弾性部品 １３１、１３２ 弾性片
２ 切断ユニット ２１ 切断部 ２１１ カッタ溝
３ 櫛ユニット ３１ 固定板 ３２ 櫛歯部
３２１ 櫛溝 ４ 髪 ５ リミットユニット
５１ 押し棒 ５２ ストッパ

Claims (4)

1. 一端が互いに枢接された上押し板と下押し板とその間に設けられた弾性部品を具え、可動にリミットユニットが設けられたクランプと、
   該上押し板と下押し板の端縁にそれぞれ取付けられ、互いに対応する切断部を具え、各該切断部の端縁に複数の異なる深さのカッタ溝が設けられた少なくとも二つの切断ユニットと、
   該上押し板と下押し板にそれぞれ結合され且つ各該切断ユニットの外側に対応し、相互に対応し且つ該切断部と平行な櫛歯部を具え、各該櫛歯部の端縁に複数の深さの異なる櫛溝が設けられた少なくとも二つの櫛ユニットと、
   を包含したことを特徴とする、散髪用具。
2. 請求項１記載の散髪用具において、該クランプの該弾性部品が該上押し板と下押し板の内面にそれぞれ設けられて相互に接触する弾性片とされたことを特徴とする、散髪用具。
3. 請求項１記載の散髪用具において、該下押し板の内面にリミットユニットと干渉を形成する突出部が設けられ、該リミットユニットは上押し板と下押し板の間で動作可能な押し棒、及び押し棒前端に設けられて該突出部と接触できるストッパを包含することを特徴とする、散髪用具。
4. 請求項１記載の散髪用具において、各該櫛ユニットの櫛歯部に固定板が横向きに設置され、各該固定板が該上押し板と下押し板の外側面に固定されたことを特徴とする、散髪用具。

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