JP3152247U - 化粧用スポンジパフ - Google Patents
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Abstract
【課題】 眼周辺や鼻、口唇周辺など、肌上の細かい凹凸を有する部分に塗布することが容易ではなく、均一に塗布できず、塗布ムラができやすいという問題点を解消した化粧用スポンジパフを提供すること。【解決手段】 表面、裏面および周回状の側壁により構成される平板状の化粧用スポンジパフであって、その平面視形状が少なくとも曲率の異なる先端部と後方部の2つの部分で形成され、先端部側の曲率は、後方部より小さく、かつ先端部側壁が、その先端角が20゜ないし70゜となるくさび形の連続した突出部として形成されたことを特徴とする化粧用スポンジパフ。【選択図】 図1
Description
本考案は、化粧用スポンジパフに関し、更に詳細には、肌の広い部分のみならず、眼周辺や鼻、口唇周辺など、細かい凹凸を有する部分に対しても、メイクアップ化粧料を簡便かつきれいに塗布することのできる化粧用スポンジパフに関する。
ファンデーション等のメイクアップ化粧料を肌に塗布し、均一に延ばすための塗布具として、化粧用の刷毛が良く知られている(特許文献1、特許文献2等)。しかしながら、刷毛はその製造に手間が掛かり、コストが高いという問題がある。
一方、近年では、刷毛に代えて合成樹脂によりつくられる化粧用スポンジパフが利用されることが多い。このスポンジパフは、大量生産が可能で、コスト的にもメリットがある上、一定の厚さがあれば適度な弾力性があるため、肌上の平坦な部分に対して塗布がしやすいという特徴がある。
しかし他方、厚みのあるスポンジパフは、肌上の細かい部分への塗布がしにくいという問題があった。そして、この欠点を解消しようとして、スポンジパフの厚みを薄くすると、柔らかくなりすぎ、腰がなくなる結果、使用しにくいという新たな問題が生じていた。
従来より、このようなスポンジパフを薄くしたときの欠点を克服するため、スポンジパフの形状の工夫や加工方法の検討がなされているが(特許文献3、特許文献4等)、これらの技術は未だ十分なものとは言えなかった。
上記のように、現在提供されている合成樹脂製の化粧用スポンジパフには、依然として眼周辺や鼻、口唇周辺など、肌上の細かい凹凸を有する部分に塗布することが容易ではなく、均一に塗布できず、塗布ムラができやすいという傾向があった。このような点を解消した化粧用スポンジパフを提供することが本考案の課題である。
本考案者らは、一定の厚さを有し、適度な弾力性により肌上の平坦部分への塗布がしやすい合成樹脂製の化粧用スポンジパフに、肌上の細かい凹凸を有する部分に対しても均一に、ムラなく化粧料を塗布できる機能を付与すべく鋭意検討を行った。そしてその結果、スポンジパフの平面視の形状を、少なくとも先端側と後方側において、互いに曲率の異なるものとし、そのうち先端部の曲率を後方部より小さいものとし、更にその側壁を先端角が20゜ないし70゜となるように突出させることにより、この部分を使用して細かい部分にも化粧料が塗布できること、更に、スポンジパフの中央部に、上記突出させた部分を含んで凹みを形成すれば、より使用性が向上することを見出し、本考案を完成した。
すなわち本考案は、表面、裏面および周回状の側壁により構成される平板状の化粧用スポンジパフであって、その平面視形状が少なくとも曲率の異なる先端部と後方部の2つの部分で形成され、先端部側の曲率は、後方部より小さく、かつ先端部側壁が、その先端角が20゜ないし70゜となるくさび形の連続した突出部として形成されたことを特徴とする化粧用スポンジパフである。
また本考案は、前記化粧用スポンジパフの表面および裏面の一方または双方の大略中央に、前記先端部も含むように凹みを形成したことを特徴とする化粧用スポンジパフである。
本考案の化粧用スポンジパフは、その大部分を占める平坦部分で肌の平坦部分に化粧料を塗布可能とするとともに、その先端部部分のくさび形に突出した側壁の部分を使用することにより、肌の平坦部分のみならず、眼周辺や鼻、口唇周辺など、肌上の細かい凹凸を有する部分に対しても、化粧料を均一に延ばすことができ、ムラなく塗布できるため、きれいな仕上がりを得ることができる。
次に、本考案の実施態様のいくつかを、図面を挙げ更に詳しく説明する。
図1は、本考案の化粧用スポンジパフの一態様を示す平面図であり、図2は、そのA−A'断面図である。図中、1は、化粧用スポンジパフ、2は表面、3は裏面、4は後方部、5は先端部、6は突出部、7は変曲点、9は側壁をそれぞれ示す。
本考案の化粧用スポンジパフ(以下、「化粧パフ」という)1は、基本的に表面2、裏面3および周回状の側壁9により構成される平板状のものである。そして、図1に示すように、この化粧パフ1は、変曲点7aと7bにより、上部側の先端部5と、下部側の後方部4に分けられる。
図1では、後方部4は、先端部5と対向する、より高曲率の高曲率部と、これから連続的に曲率が変化し、略直線状となる部分から構成される。そして、連続的に曲率が変化する部分は、変曲点7aおよび7bにおいて先端部5と接続する。また、本考案の化粧パフ1は、この形状に限られず、後方部4が高曲率部から直接直線状となり、変曲点7aおよび7bで先端部5と結ばれていても良い。
本考案の化粧パフ1のより好ましい形状としては、後方部4側よりも先端部5側の方が相対的に幅広い、全体として、卵型ないしは丸みを帯びた扇型の平面形状が挙げられる。この場合、後方部4は当然塗布に用いてもよいのであるが、その形状から、先端部5を塗布に使用する際の把持部位として用いると使いやすい。
本考案の特徴の一つは、図2に示すように、先端部5がくさび形に連続して突出した形状を形成する点である。すなわち、後方部4の側壁9は、垂直平面あるいは極めて緩やかな曲面となっているのに対し、先端部5は、側壁9に対応する部分がくさび形を形成した突出部6となり、これが連続して設けられている。
このくさび形をした突出部6の先端角は、20°ないし70°であり、好ましくは30°ないし60°である。この先端角が、20°より小さいと、この部分での化粧パフのコシがなくなるため化粧料の塗布がしにくくなり、また、70°より大きいと、細かいところへの化粧料の塗布がしにくくなるため、何れも好ましくない。なお、くさび形の突出部6の先端には、小さなRが形成されている方がくさび形の先端が壊れにくく、望ましい。
また、くさび形は、図2に示すように断面が両刃型であっても、図3に示すような断面が片刃型であっても良い。
この先端部5にくさび形の突出部6を設ける理由は、次の通りである。即ち、化粧パフは、広く平坦な面に塗布するには大きいほうが均一に塗布しやすく、厚さも厚い(概ね10mm以上、特に12〜20mm)方が液状または粉状の化粧料の含みが良いため好ましい。しかし、厚い化粧パフを用いた場合、眼周辺や鼻、口唇周辺など、肌上の細かい凹凸を有する部分に塗布することは難しく、均一に塗布できない結果、塗布ムラができやすい傾向がある。これに対し、化粧パフの先端部5に断面くさび形の突出部6を設けると、この部分を刷毛のように使用することにより、上記の細かい凹凸を有する部分に対しても均一にムラなく塗布できるのである。
なお、上記化粧パフ1の材質としては、従来から化粧パフに利用されるものであれば、特に制約なく利用し得るが、好ましいものとしては、NBRゴム(アクリロニトリルブタジエンゴム)やウレタンゴム等が挙げられる。また、この化粧パフ1の素材は、発泡させて形成させたものが好ましく、その気泡寸法が平均で30μないし300μ程度、特に90μないし170μ程度であることが好ましい。さらに、この化粧パフ1は、肌への塗布しやすさの観点から、その弾性力(硬度)がF型ゴム硬度計(デュロメーター)で20ないし100程度、特に40ないし60程度であることが好ましい。
本考案の化粧パフ1の使用方法は、例えば、頬や額、あご等の平坦部分に化粧料を塗布する際には、表面2や裏面3の広い面を主に使用し、特に眼周辺や鼻、口唇周辺など、肌上の細かい凹凸を有する部分に塗布するときは、先端部5のくさび形に連続した突出部6を利用し、その形状に合わせて化粧料を塗布すれば良い。
一方、図4は、本考案の別の態様の化粧パフを示す平面図であり、図5は、そのB−B'断面図である。図中、1から7および9は前記したとおりであり、8は凹みを示す。
図4に示す態様の化粧パフは、その表面2の中央に、先端部5にまで達する大きさの凹み8を有する。
この凹み8は、図5に示すように表面2側にのみ設けても良いが、更に裏面3側に設けることもできる。この凹み8は、その底が平らな鍋底型であっても、また丸底型であっても良い。
この凹み8を設ける理由は、これにより化粧パフ1が先端部5の中央に当たる突出部6で折り曲げやすくなり、より細かな部分まで、化粧料を塗布することが可能となるからである。そして、このような凹み8を有することで、細い化粧筆を利用するのと同様な化粧が可能となる。
本考案の化粧パフは、頬や額、あご等の平坦部分に化粧料を塗布しやすい表面2および裏面3と、前記平坦部分のみならず、眼周辺や鼻、口唇周辺など、肌上の細かい凹凸を有する部分にも、化粧料を塗布しやすい先端部5の突出部6を利用し、塗布できるため、これのみで十分な化粧を行うことが可能である。
従って、本考案の化粧パフを用いることにより、液状や固形パウダー状のファンデーション等のメイクアップ化粧料を、肌の細かい部分に対しても刷毛を用いた場合のように均一にムラなく塗布でき、簡単にきれいな化粧仕上がりを得ることができる。
1 … … 化粧パフ
2 … … 表面
3 … … 裏面
4 … … 後方部
5 … … 先端部
6 … … 突出部
7 … … 変曲点
8 … … 凹み
9 … … 側壁
2 … … 表面
3 … … 裏面
4 … … 後方部
5 … … 先端部
6 … … 突出部
7 … … 変曲点
8 … … 凹み
9 … … 側壁
Claims (8)
- 表面、裏面および周回状の側壁により構成される平板状の化粧用スポンジパフであって、その平面視形状が少なくとも曲率の異なる先端部と後方部の2つの部分で形成され、先端部側の曲率は、後方部より小さく、かつ先端部側壁が、その先端角が20゜ないし70゜となるくさび形の連続した突出部として形成されたことを特徴とする化粧用スポンジパフ。
- 前記化粧用スポンジパフの表面および裏面の一方または双方の大略中央に、前記先端部も含むように凹みを形成した請求項1記載の化粧用スポンジパフ。
- くさび形が、両刃型のものである請求項1または2記載の化粧用スポンジパフ。
- くさび形が、片刃型のものである請求項1または2記載の化粧用スポンジパフ。
- 形状が、後方部側よりも先端部側の方が相対的に幅広い、全体として、卵型ないしは丸みを帯びた扇型の形状である請求項1ないし4の何れかの項記載の化粧用スポンジパフ。
- 発泡させたアクリロニトリルブタジエンゴムまたはウレタンゴムで形成されたものである請求項1ないし5の何れかの項記載の化粧用スポンジパフ。
- 平均気泡寸法が30μないし300μである請求項6記載の化粧用スポンジパフ。
- F型ゴム硬度計により測定した硬度が、20ないし100である請求項6または7記載の化粧用スポンジパフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003080U JP3152247U (ja) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | 化粧用スポンジパフ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009003080U JP3152247U (ja) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | 化粧用スポンジパフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3152247U true JP3152247U (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=54856575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009003080U Expired - Lifetime JP3152247U (ja) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | 化粧用スポンジパフ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3152247U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101222089B1 (ko) | 2012-07-16 | 2013-02-27 | 쓰리애플즈코스메틱스 주식회사 | 화장용 진동 퍼프 |
JP2016506830A (ja) * | 2013-02-07 | 2016-03-07 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 塗布器 |
JP2017176282A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 雪ヶ谷化学工業株式会社 | スポンジパフの製造方法 |
-
2009
- 2009-05-13 JP JP2009003080U patent/JP3152247U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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KR101222089B1 (ko) | 2012-07-16 | 2013-02-27 | 쓰리애플즈코스메틱스 주식회사 | 화장용 진동 퍼프 |
JP2016506830A (ja) * | 2013-02-07 | 2016-03-07 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 塗布器 |
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