JP6796102B2 - 柱端部の接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、木造軸組工法における柱と土台などとを接合する際に用いられる柱端部の接合構造に関する。
木造軸組工法の例えば3階建ての住宅では、図5に示すように、上部荷重Pが大きい場合、基礎501にねこ土台503を介して土台505を載置し、土台505に形成したほぞ穴507に、柱509のほぞ511を嵌入した柱端部の接合構造において、土台505に柱509が、めり込み変形箇所513でめり込むことが危惧される。そこで、特許文献1に開示の「ほぞとほぞ穴の接合方法」や、特許文献2に開示の「木造家屋における縦材と横材の結合装置」のように、ほぞとほぞ穴との接合補強を高める技術が提案されている。
特開平9−53616号公報 特開平9−279684号公報
しかしながら、ほぞとほぞ穴との接合補強を高めるのみでは、土台のめり込みを防ぐのに十分でない場合がある。その場合、めり込み判定でNGとなる。土台にめり込みが生じると、建具の建て付けが悪くなるなどの虞がある。
一方、めり込み判定でNGとならないように、土台を固い素材の樹種に変更したり、或いは、柱の断面積を大きくしたりする対策が採られる。しかしながら、土台の樹種を固い素材に変更すれば、材料費や加工費が増大してしまう。また、柱の断面積を大きくすると、柱間の寸法が変わることとなり、その柱間に立て込まれる建具と干渉するなどのしわ寄せが発生する。すなわち、通常のサイズの建具、例えばサッシなどが使えなくなったり、サイズダウンしたサッシしか建て付けできなくなったり、隙間を別部材で埋めたりする必要が生じる。また、柱間の寸法が変わることで耐力壁を構成するための筋交いが急勾配、すなわち角度が垂直に近くなるなどの不具合も発生する。さらに、土台のめり込みを防ぐために、金属板を柱下端と土台上面との間に設置することも提案されているが、柱の長さを金属板の厚み分短くするなど設計変更が必要となり、さらには構造計算が煩雑となる問題がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、柱の設計や土台の樹種を変更せずに、煩雑な構造計算を行うことなく土台への柱のめり込みを抑制できる柱端部の接合構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の柱端部の接合構造は、木造軸組工法における基礎11と、
基礎上面19に載置され上下に貫通するほぞ穴21を有する土台13と、
端面にほぞ27を突出形成した柱15と、
前記ほぞ27が内方に嵌入されて前記ほぞ穴21に外周が嵌入される有底筒部29を有し、前記有底筒部29のほぞ嵌入開口縁33には土台上面25に載置されるとともに、前記ほぞ27を突出させた柱端面37が当接する四角形の鍔部35を、有底筒部のほぞ嵌入開口縁の全周に渡って張り出して有し、前記有底筒部29が前記土台13のほぞ穴21を貫通して該有底筒部29の底を形成する底板下面39が前記基礎上面19に当接する柱仕口金物17と、
を具備し、
前記柱15より上部の上部荷重Pを、前記柱仕口金物17の有底筒部29の底板下面39と前記鍔部35とで支持し前記基礎上面に伝達することを特徴とする。
この柱端部の接合構造では、従来、上部荷重が、柱15,土台13,ねこ土台23,基礎11の順のみで伝達されていたのに対し、上部荷重が、柱15,柱仕口金物17,基礎11という主となる伝達とされるとともに、補助的に、柱15,柱仕口金物17,土台13,ねこ土台23,基礎11と伝達され、これら2通りの支持構造で伝達される。すなわち、この柱端部の接合構造では、上部荷重が、主に柱仕口金物17を介して直接基礎に伝達される。上部荷重の殆どが直接基礎に伝達されるので、土台13のめり込みがなくなる、或いはごくわずかとなる。これにより、柱15の断面積を大きくすることがなく、加えて土台13の樹種変更も不要となる。また、柱15の断面積が従来と同じでよいため、隣接するサッシなどの建具は通常寸法のものを使用でき、さらに耐力壁の筋かいが急勾配となる不具合も解消される。さらに、この柱端部の接合構造では、上部荷重が、柱15から基礎11に直接伝達できる仕口構造となるので、土台13のめり込みの変形が小さくなり、または耐力が大きくなり、検定が有利となる。
本発明の請求項記載の柱端部の接合構造は、上記の柱端部の接合構造であって、
前記土台上面25の前記ほぞ穴21の周囲には、前記鍔部35の外形状と略一致した四角形状とされるとともに前記鍔部35の厚み分の深さで掘り下げられて前記鍔部35を嵌合する凹部41が形成され、前記土台上面25と前記鍔部35の上面とが同一平面となることを特徴とする。
この柱端部の接合構造では、ほぞ穴21の周囲に、鍔部35の厚み分の深さで掘り下げられた凹部41が形成される。柱仕口金物17は、鍔部35がこの凹部41に嵌合されると、鍔部35の上面が土台上面25と同一平面となる。これにより、柱仕口金物17を組み込むことによる僅かな寸法増加をもなくすことができ、すなわち柱15の寸法を全く変更することなく土台13への接合を行うことが可能となる。
本発明の柱端部の接合構造では、
前記基礎上面19の不陸により、前記底板下面39と前記基礎上面19との間に生じた隙間45に、薄い鉄板よりなる1枚から複数枚の隙間吸収板47挟入されることができる。
この柱端部の接合構造では、基礎上面19が、平滑や水平でなかった所謂不陸の場合に、有底筒部29の底板下面39と基礎上面19との間に隙間45が生じる場合がある。このとき、隙間吸収板47が適宜、隙間45に挟入される。隙間吸収板47は、例えば0.6mmや1.2mmの鉄板を、必要に応じて1枚〜複数枚、挟入する。柱仕口金物17は、この隙間45に隙間吸収板47が挟入されることにより、有底筒部29の底板下面39から隙間吸収板47を介して上部荷重が直接基礎に伝達可能となる。
本発明の請求項1記載の柱端部の接合構造は、上記の柱端部の接合構造であって、
前記土台13と前記基礎11との間には、所定厚さのねこ土台23が挟入され、前記ねこ土台23の厚み分、前記有底筒部29の底板下面39が土台下面43より突出して前記基礎上面19に当接することを特徴とする。
この柱端部の接合構造では、床下換気等の目的で基礎上面19から土台13が浮上、例えば1cm〜3cm程度浮上しねこ土台23が挟入される構成とする場合、有底筒部29の底板下面39が土台下面43より突出して前記基礎上面19に当接することにより、有底筒部29の底板下面39を介して上部荷重が直接基礎に伝達されるようになる。
本発明に係る請求項1記載の柱端部の接合構造によれば、柱の設計や土台の樹種を変更せずに、煩雑な構造計算を行うことなく土台への柱のめり込みを抑制できる。
本発明に係る請求項記載の柱端部の接合構造によれば、柱仕口金物を使用しない場合と同じ従来同様の長さの柱が使用可能となる。
本発明に係る接合構造によれば、鉄板よりなる隙間吸収板を挟入することにより、基礎上面の不陸を吸収することができる。
本発明に係る請求項記載の柱端部の接合構造によれば、床下換気等の目的で基礎上面から土台を浮上させた土台構造にも対応が可能となる。
本発明の実施形態に係る柱端部の接合構造の分解斜視図である。 図1に示した柱端部の接合構造を土台延在方向に直交方向から見た土台を切り欠いた側面図である。 有底筒部の底板下面と基礎上面との間に隙間が生じている場合の要部拡大図である。 図2のA−A断面図である。 従来の柱端部の接合構造を土台延在方向に直交方向から見た土台を切り欠いた側面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る柱端部の接合構造の分解斜視図である。
本実施形態に係る柱端部の接合構造は、基礎11と、土台13と、柱15と、柱仕口金物17と、を主要な構成要件として有する。
基礎11は、建物の最下部に設けられる。本実施形態において、基礎11は、柱15を支持する土台13を受ける。木造軸組工法の基礎11としては、例えば幅狭く、長い布基礎や、すきまなく一面に設けられ、建物の全体を1枚で受けるべた基礎11を挙げることができる。なお、基礎11は、これらに限定されず、土台13を受けるものであれば、単独基礎、スラブ、地中ばり、布石、玉石などであってもよい。
土台13は、建物最下部の横木である。土台13は、例えば縦横の断面寸法が105mm角とされ、基礎上面19に載置される。土台13には、上下に貫通するほぞ穴21が形成される。本実施形態において、ほぞ穴21は、凹部や凹溝としてではなく、貫通穴として形成される。これは、柱仕口金物17の後述する有底筒部29を貫通させるためである。土台13の材質としては、例えばべいまつの類、ひのきの類、べいつがの類を用いることができる。
本実施形態において、土台13は、ねこ土台23を介して基礎上面19に載置される。ねこ土台23は、基礎パッキンとも言われる土台13と基礎11との間に介設される部材であり、例えば1辺が100mm程度の正方形で、20mm程度の厚みで形成される。ねこ土台23は、土台13のほぞ穴21を避けて配置される。ねこ土台23は、基礎11より起立するアンカーボルトが貫通可能なように貫通穴を備える。ねこ土台23を貫通したアンカーボルトは、さらに土台13を貫通した後、上端にナットが螺合されて土台上面25に締結される。ねこ土台23の材質としては、例えば合成樹脂やゴムなどが挙げられる。
柱15は、上部荷重を受けるために直立して設けられる。木造軸組工法の柱15としては、土台13から軒げたまで継がずに通った1本ものの通柱や、管柱を挙げることができる。なお、柱15は、これらには限定されない。柱15は、例えば管柱の間に設けられた間柱などであってもよい。
柱15は、下部の端面に、ほぞ27が形成される。ほぞ27としては、幅に比べて厚さの薄い例えば平ほぞが挙げられる。本実施形態において、ほぞ27は、縦横が90mm×30mm、長さ50〜60mm程度の一般的な大きさの扁平な直方体形状で柱15の端面から突出して形成される。
柱仕口金物17は、ほぞ27が内方に嵌入されて、且つほぞ穴21に外周が嵌入する有底筒部29を有する。従って、有底筒部29の内穴31の深さは、ほぞ27の突出長よりも大きく形成されている。内穴31は、ほぞ27の断面形状と略一致して形成される。また、土台13に形成される上記のほぞ穴21は、この有底筒部29の断面外形状と略一致して形成されることになる。このため、柱端部の接合構造においては、ほぞ穴21は、ほぞ27が直接嵌入された従来のほぞ穴よりも大きく形成される。
柱仕口金物17は、有底筒部29のほぞ嵌入開口縁33に、全周に渡って張り出した四角形の鍔部35を有する。すなわち、鍔部35の中央には、有底筒部29の内穴31が開口する。鍔部35は、土台上面25に載置されるとともに、ほぞ27を突出させた柱端面37が当接する。つまり、鍔部35は、土台上面25と柱端面37とに挟まれ、挟入される状態となる。
柱仕口金物17の材質としては、例えばSS400(JIS G 3101)を挙げることができる。柱仕口金物17の厚みは、例えば3.2mm程度とすることができる。
このようにして、ほぞ27とほぞ穴21との間に組み込まれた柱仕口金物17は、有底筒部29の底を形成する底板下面39が、基礎上面19に当接する。
本実施形態において、柱端部の接合構造は、土台上面25のほぞ穴21の周囲に、鍔部35の厚み分の深さで掘り下げられて、鍔部35を嵌合する凹部41が形成される。凹部41は、鍔部35の外形状と略一致した形状で凹設される。凹部41に嵌合した鍔部35は、鍔部35の上面が、土台上面25と同一平面となる。
図2は図1に示した柱端部の接合構造を土台延在方向に直交方向から見た土台13を切り欠いた側面図である。
本実施形態において、柱仕口金物17は、ねこ土台23の厚み分、有底筒部29の底板下面39が土台下面43より突出する。これにより、柱仕口金物17は、ねこ土台23を備える土台13においても、底板下面39が基礎上面19に当接する。
図3は有底筒部29の底板下面39と基礎上面19との間に隙間45が生じている場合の要部拡大図である。
柱端部の接合構造は、底板下面39と基礎上面19との間に生じた隙間45に、隙間吸収板47が挟入されることとしてもよい。隙間吸収板47は、例えば0.6mmや1.2mmの厚さの薄い鉄板を、必要に応じて1枚〜複数枚、挟入する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
図4は図2のA−A断面図である。
本実施形態に係る柱端部の接合構造では、従来、上部荷重が、柱15,土台13,ねこ土台23,基礎11の順のみで伝達されていたのに対し(図5参照)、図4に示すように、上部荷重Pが、主となる柱15,柱仕口金物17(有底筒部29),基礎11とで支持され伝達されるとともに、補助的に柱15,柱仕口金物17(鍔部35),土台13,ねこ土台23,基礎11とで伝達され、これら2通りの支持構造で伝達される。すなわち、この柱端部の接合構造では、上部荷重が、主に柱仕口金物17を介して直接基礎に伝達される。このように、柱端部の接合構造では、上部荷重の殆どが直接基礎11に伝達されるので、土台13のめり込みがほぼ起こらず、或いはごくわずか、軽微なものとなる。
これにより、柱15の断面積を大きくすることがなく、加えて土台13の樹種変更も不要となる。
また、柱15の断面積が従来と同じでよいため、柱間の間隔距離の変更が無く、隣接するサッシなどの建具と干渉することがないとともに、耐力壁の筋かいが急勾配となってしまうような不具合も解消される。
さらに、この柱端部の接合構造では、上部荷重が、柱15から基礎11に直接伝達できる仕口構造となるので、土台13のめり込みの変形が小さくなり、または耐力が大きくなり、検定が有利となる。
また、この柱端部の接合構造では、ほぞ穴21の周囲に、鍔部35の厚み分の深さで掘り下げられた凹部41が形成される。柱仕口金物17は、鍔部35がこの凹部41に嵌合されると、鍔部35の上面が土台上面25と同一平面となる。これにより、柱仕口金物17を組み込むことによる僅かな寸法増加をもなくすことができる。その結果、柱仕口金物17を使用しない場合と同じ従来同様の長さの柱15が使用可能となる。
なお、鍔部35の厚みは、3.2mm程度である。凹部41が設けられない場合、柱端面37は、この鍔部35の厚み分、土台上面25から浮上することとなる。このため、柱15は、その分、全長を短くする必要がある。しかし、特に3階建ての通し柱15などの長尺柱材の場合では、この微小寸法差は、寸法公差の範囲としても差し支えないと考えられる。
また、この柱端部の接合構造では、基礎上面19が、平滑や水平でなかった所謂不陸の場合に、有底筒部29の底板下面39と基礎上面19との間に隙間45が生じる。このとき、隙間吸収板47が適宜、隙間45に挟入される。隙間吸収板47は、例えば0.6mmや1.2mmの鉄板を、必要に応じて1枚〜複数枚、組み合わせて挟入する。柱仕口金物17は、この隙間45に隙間吸収板47が挟入されることにより、有底筒部29の底板下面39から隙間吸収板47を介して上部荷重が直接基礎に伝達可能となる。その結果、隙間吸収板47を挟入することにより、基礎上面19の不陸を吸収することができる。
なお、このような隙間45は、基礎上面19の成形不良などが原因で、まれである。このような場合には、ねこ土台23においても同様のオプション部材が使用されることとなる。
さらに、この柱端部の接合構造では、床下換気等の目的でねこ土台23を介設して基礎上面19から土台13が1cm〜3cm程度浮上する場合、有底筒部29の底板下面39が土台下面43より突出して基礎上面19に当接することにより、有底筒部29の底板下面39を介して上部荷重が直接基礎に伝達されるようになる。その結果、床下換気等の目的で基礎上面19から土台13を浮上させた土台構造にも対応が可能となる。
従って、本実施形態に係る柱端部の接合構造によれば、柱15の設計や土台13の樹種を変更せずに、煩雑な構造計算を行うことなく土台13への柱15のめり込みを抑制できる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば上記の構成例では、基礎11と土台13との間にねこ土台23が挟入される構成を例示したが、柱端部の接合構造は、ねこ土台23が挟入されない土台支持構造にも適用できる。このような基礎11に土台13が直接載置される構造では、柱仕口金物17における有底筒部29の長さが土台13の縦幅となる。
11…基礎
13…土台
15…柱
17…柱仕口金物
19…基礎上面
21…ほぞ穴
23…ねこ土台
25…土台上面
27…ほぞ
29…有底筒部
31…内穴
33…ほぞ嵌入開口縁
35…鍔部
37…柱端面
39…底板下面
41…凹部
43…土台下面
45…隙間
47…隙間吸収板

Claims (1)

  1. 木造軸組工法における基礎と、
    基礎上面に載置され上下に貫通するほぞ穴を有する土台と、
    端面にほぞを突出形成した柱と、
    前記ほぞが内方に嵌入されて前記ほぞ穴に外周が嵌入される有底筒部を有し、前記有底筒部のほぞ嵌入開口縁には土台上面に載置されるとともに、前記ほぞを突出させた柱端面が当接する四角形の鍔部を、有底筒部のほぞ嵌入開口縁の全周に渡って張り出して有し、前記有底筒部が前記土台のほぞ穴を貫通して該有底筒部の底を形成する底板下面が前記基礎上面に当接する柱仕口金物と、
    を具備し、
    前記土台上面の前記ほぞ穴の周囲には、前記鍔部の外形状と略一致した四角形状とされるとともに前記鍔部の厚み分の深さで掘り下げられて前記鍔部を嵌合する凹部が形成され、前記土台上面と前記鍔部の上面とが同一平面となり、
    前記柱より上部の上部荷重を、前記柱仕口金物の有底筒部の底板下面と前記鍔部とで支持し前記基礎上面に伝達するとともに、
    前記土台と前記基礎との間には、所定厚さのねこ土台が挟入され、
    前記ねこ土台の厚み分、前記有底筒部の底板下面が土台下面より突出して前記基礎上面に当接することを特徴とする柱端部の接合構造。
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