JP2018159220A - 地下構造物の構築方法、褄型枠および地下構造物 - Google Patents

地下構造物の構築方法、褄型枠および地下構造物 Download PDF

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Abstract

【課題】目地を確保しながら、コンクリート打設の回数を減らす。【解決手段】函体10を現場打設してトンネルを構築する地下構造物の施工方法において、目地20を介して隣り合う函体10,10の鉄筋を配筋する配筋工程と、目地20を設ける位置に複数の褄鋼板22,22を順次積み上げる褄型枠設置工程と、を備えており、褄鋼板22に、目地板23を設けるとともに、褄鋼板22と直交する方向に、隣り合う函体10,10に跨るように連結棒鋼26を配置した後、目地20を介して隣り合う函体10,10のコンクリートを同時に打設することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、地下構造物の構築方法、褄型枠および地下構造物に関する。
底版、側壁および頂版を備えた鉄筋コンクリート製の地下構造物を複数の函体に分けて構築する方法が知られている。函体は、底版、側壁、頂版の順でコンクリートを現場打設して構築されている。各函体の褄部に配置する型枠は、木製のものが用いられている。コンクリート打設と養生が完了した後は、木製型枠を除去して目地板を設置し、次の函体を形成する工程を行っていた。函体の接続部分には、外周を覆うようにシール継手が設けられており、函体内に地下水が浸入するのを防いでいた(例えば特許文献1,2参照)。
特開平9−144148号公報 特開2002−167789号公報
土木工事においては、工期短縮を要求される場合が多い。工期を短縮するためには、函体を長くしてコンクリート打設する回数を少なくすることが考えられるが、函体が長くなると、地震や不同沈下等による地盤変位を吸収する目地の箇所数が減るため地盤変位に対する追従性が低下してしまう問題があった。
このような観点から、本発明は、目地を確保しながら、コンクリート打設の回数を減らすことができる地下構造物の構築方法、褄型枠および地下構造物を提供することを課題とする。
このような課題を解決するための本発明は、函体を現場打設してトンネルを構築する地下構造物の施工方法において、目地を介して隣り合う前記函体の鉄筋を配筋する配筋工程と、前記目地を設ける位置に複数の褄鋼板を順次積み上げる褄型枠設置工程と、を備えている。そして、前記褄鋼板に、目地板を設けるとともに、前記褄鋼板と直交する方向に、隣り合う前記函体に跨るように連結棒鋼を配置した後、前記目地を介して隣り合う前記函体のコンクリートを同時に打設することを特徴とする。
このような地下構造物の構築方法によれば、隣り合う二つの函体に対して同時にコンクリート打設を行うので、コンクリート打設の回数を減らすことができ、ひいては、工期短縮および工費削減を達成することができる。また、二つの函体に対して同時にコンクリート打設を行っても、隣り合う函体間に目地を確保することができるので、地盤変位を吸収することができる。
また、第二の本発明は、隣り合う函体同士の目地位置に設置される褄型枠であって、前記目地位置に積み上げられる複数の褄鋼板と、前記各褄鋼板の表面に設けられた目地板とを備えている。そして、前記褄鋼板の上縁部および下縁部の少なくとも一方には、連結棒鋼を配するための切欠き部が形成されていることを特徴とする。
このような褄型枠によれば、褄鋼板に目地板が設けられているので、褄型枠が函体間に埋め殺しにされても、目地を確保することができる。また、この褄型枠によれば、隣り合う函体同士を連結棒鋼で連結することができる。さらに、隣り合う二つの函体に対して同時にコンクリート打設できるので、コンクリート打設の回数を減らすことができ、ひいては、工期短縮および工費削減を達成することができる。
本発明では、前記褄鋼板に、溶融亜鉛メッキが施されているものが好ましい。このような構成によれば、コンクリート内に埋設される褄型枠の腐食を防ぐことができる。
さらに、第三の発明は、函体を現場打設して構築される地下構造物において、互いに隣り合う第一函体および第二函体と、前記第一函体と前記第二函体との間に設けられた目地とを備えている。そして、前記目地は、目地板が設けられた複数の褄鋼板を備え、前記目地には、これに交差する複数の連結棒鋼が配置されていることを特徴とする。
このような地下構造物によれば、第一函体と第二函体に対して同時にコンクリート打設する構築方法を採用できるので、工期短縮および工費削減を達成することができる。
本発明は、前記連結棒鋼は、上下に隣り合う前記褄鋼板の間に挿通されているものが好ましい。このような構成によれば、連結棒鋼の設置を容易に行うことができる。
本発明の地下構造物の構築方法、褄型枠および地下構造物によれば、隣り合う函体間に目地を確保することができるとともに、コンクリート打設の回数を減らすことができる。
本発明の実施形態に係る地下構造物を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る地下構造物を示した断面図である。 函体の接続部分を示した平面図である。 本発明の実施形態に係る褄鋼板を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る褄鋼板を積み上げた状態を示した正面図である。 目地の外周部分を示した断面図である。 目地の内周部分を示した断面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る地下構造物の構築方法の外側型枠設置工程と架台形成工程の削孔状態を示した斜視図、(b)は外側型枠設置工程と架台形成工程の金具固定状態を示した斜視図である。 (a)は本発明の実施形態に係る地下構造物の構築方法の褄型枠設置工程の型枠設置状態を示した斜視図、(b)は褄型枠設置工程の連結棒鋼設置状態を示した斜視図である。 (a)〜(c)は本発明の実施形態に係る地下構造物の構築方法の褄型枠設置工程の褄鋼板上に連結棒鋼と褄鋼板を順次積み上げる状態を示した斜視図である。 架台と褄型枠と連結棒鋼を示した側面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る褄型枠を側部の型枠で支持した状態を示した平断面図、(b)は本発明の実施形態に係る褄型枠をトンネル内側の型枠で支持した状態を示した平断面図、(c)は本発明の実施形態に係る褄型枠をトンネル外側の型枠で支持した状態を示した平断面図である。
まず、本発明の実施形態に係る地下構造物および褄型枠の構成を説明する。図1に示すように、地下構造物1は、トンネルであり、複数の函体10,10を連結してなる。函体10は、コンクリートを現場打設して構築される。本実施形態に係る地下構造物1は、互いに隣り合う第一函体10aおよび第二函体10bと、目地20とを備えている。第一函体10aおよび第二函体10bは、コンクリートを現場打設して形成される鉄筋コンクリート製の筒体である。第一函体10aおよび第二函体10bは、いずれも底版11と側壁12と頂版13とを備えている。第一函体10aと第二函体10bを構築する際には、同時にコンクリートの打設が行われる。具体的には、第一函体10aの底版11と第二函体10bの底版11を構築する際には、同時にコンクリートの打設が行われる。第一函体10aの側壁12と第二函体10bの側壁12を構築する際には、底版11の形成後に同時にコンクリートの打設が行われる。さらに、第一函体10aの頂版13と第二函体10bの頂版13を構築する際には、側壁12の形成後に同時にコンクリートの打設が行われる。なお、同時に打設するとは、型枠の脱型前に一工程で連続して順次打設することを言う。たとえば、第一函体10aのコンクリートと第二函体10bのコンクリートを同時に打設する場合の他に、第一函体10aのコンクリートと第二函体10bのコンクリートを交互に打設する場合や、第一函体10aのコンクリートの打設後に第二函体10bのコンクリートを打設する場合等も含む。
目地20は、第一函体10aと第二函体10bの間に介設されるものであり、地震や不同沈下等による地盤変位を吸収する役目を果たす。目地20は、第一函体10aと第二函体10bの間の目地位置に設置された褄型枠21を、第一函体10aと第二函体10bのコンクリート間に埋設することで形成されている。図2に示すように、褄型枠21は、目地位置に積み上げられる複数の褄鋼板22,22・・と、各褄鋼板22の表面に設けられた目地板23とを備えている。複数の褄鋼板22,22・・を積み上げると、第一函体10aおよび第二函体10bの端面の形状となる。褄鋼板22は、一枚が約30kg程度になるように形成されており、作業者が人力で運搬可能になっている。
褄鋼板22には、溶融亜鉛メッキ等の防錆処理が施されている。図4に示すように、褄鋼板22には、補強部材24が取り付けられている。補強部材24は、たとえば断面L字形状のアングルからなり、褄鋼板22の表面に溶接されている。補強部材24にも、溶融亜鉛メッキ等の防錆処理が施されている。補強部材24は、水平方向に延在した状態で褄鋼板22の表面に取り付けられている。防錆処理および補強部材24の取付けは工場にて行われている。
褄鋼板22の上縁部には、接合部材25が取り付けられている。接合部材25は、たとえば断面L字形状のアングルからなり、上下方向に延在している。接合部材25の下半部は、褄鋼板22の表面に溶接されている。接合部材25の上半部は、上方に延出しており、上側に設置される褄鋼板22の表面に溶接される。接合部材25にも、溶融亜鉛メッキ等の防錆処理が施されている。
図3および図9に示すように、目地板23は、伸縮目地材であって、たとえば瀝青繊維質目地板などからなる。目地板23は、褄鋼板22の裏面(表面の逆側)に貼り付けられている。目地板23は、両面テープにて褄鋼板22の裏面に貼り付けられている。目地板23は、褄鋼板22が施工現場へ運搬された後に貼り付けられる。
図4および図5に示すように、褄鋼板22の上縁部および下縁部の少なくとも一方には、連結棒鋼26(図9および図10参照)を配するための切欠き部27が形成されている。本実施形態の連結棒鋼26は、隣り合う第一函体10aと第二函体10bを連結する鉄筋である。連結棒鋼26は、褄鋼板22と直交する方向に延在しており、第一函体10aと第二函体10bに跨って埋設されている。切欠き部27は、半円形状を呈しており、上下方向に隣り合う他の褄鋼板22に形成された切欠き部27と組み合わさって、円形形状の貫通孔を形成する(図5参照)。切欠き部27は、連結棒鋼26の設置位置に応じて形成されている。褄鋼板22は、上縁部および下縁部の両方に切欠き部27が形成されたもの(図4参照)、上縁部のみに切欠き部27が形成されたもの、下縁部のみに切欠き部27が形成されたもの、および切欠き部27が形成されていないものがある。
図6に示すように、褄型枠21の地山側の端部には、シール部材30が装着されている。シール部材30は、目地20の外周部を覆う。シール部材30は、保持部31と、一対の定着部32,32と、一対のフランジ部33,33とを備えている。保持部31は、褄型枠21の端部を挟持する。保持部31は、褄型枠21の端部を覆う凹溝31aを備えている。定着部32は、函体10のコンクリートに定着させる。定着部32先端部には、拡幅部32aが形成されている。フランジ部33は、函体10の目地位置の端部に形成された面取り部の表面に当接する。フランジ部33は、第一函体10aおよび第二函体10bにそれぞれ固定されている。
図7に示すように、褄型枠21のトンネル内空側の端部は、第一函体10aおよび第二函体10bの目地位置の端部に形成された面取り部から僅かに突出している。褄型枠21の端部は、コンクリート完成後に切断されて、函体10の内周面よりも面取り部の内側10mm程度に位置している。面取り部にはシーリング材35が充填されている。シーリング材35は、函体10の内周面と面一になっている。
次に、本発明の実施形態に係る地下構造物の構築方法を説明する。本実施形態では、底版11上に側壁12を構築する場合を例に挙げて説明する。地下構造物の構築方法は、外側型枠設置工程と、配筋工程と、架台形成工程と、褄型枠設置工程と、内側型枠設置工程と、コンクリート打設工程と、型枠脱型工程と、を備えている。
図8の(a)に示すように、外側型枠設置工程は、トンネルの地山側に位置する外側型枠40を設置する工程である。外側型枠40は木製型枠からなる。外側型枠40は、第一函体10aと第二函体10bの軸方向全長に渡って形成する。外側型枠40の目地位置には、シール部材30の取付下地41を設ける。図12にも示すように、取付下地41は、先端に凹溝41aを有する断面山型形状を呈している。凹溝41aには、シール部材30の保持部31が挿入される。取付下地41は、上下方向に延在させて、目地位置の外側型枠40の内側に取り付ける。取付下地41の取付けが完了した後、図8の(b)に示すように、取付下地41にシール部材30を装着する。シール部材30は、保持部31を凹溝41aに嵌合することで、取付下地41に装着する。
配筋工程は、隣り合う函体10,10用の主筋や帯筋などの鉄筋を配筋する工程である。配筋工程では、目地位置を間に挟んで、第一函体10aと第二函体10bの両方の鉄筋を配筋する。
架台形成工程は、連結棒鋼26を支持するとともに褄型枠21を固定するための架台50(図11参照)を形成する工程である。架台50は、一方の函体10(第一函体10a)に形成される。架台50を形成するには、まず、図8の(a)に示すように、底版11の天端上の所定位置に、架台50の固定用のアンカーを設置するための孔51を削孔する。そして、図8の(b)に示すように、架台50のベース52を設置して、アンカーボルト53で固定する。その後、支柱54と梁55(図11参照)を順次組み立てて架台50を形成する。架台形成工程は、以下に説明する型枠設置工程と並行して行ってもよい。
褄型枠設置工程は、第一函体10aと第二函体10bの連結位置に複数の褄鋼板22,22・・を順次積み上げる工程である。図9の(a)に示すように、褄型枠設置工程では、褄鋼板22を、第一函体10aと第二函体10bの連結位置(目地位置)に立てる。褄鋼板22は、ブラケット56を介して架台50に溶接する(図11参照)。図12の(a)にも示すように、褄鋼板22の外側端部は、シール部材30の保持部31の凹溝31aに挿入する。
次に、図9の(b)および図11に示すように、連結棒鋼26の一端側を架台50上に設置する(図11参照)とともに、連結棒鋼26の中間部を褄鋼板22の上縁部の切欠き部27上に載置する。このとき、目地板23には切欠き部は形成されていないが、目地板23が変形することで、連結棒鋼26が切欠き部27に装着される。その後、連結棒鋼26を架台50および褄鋼板22に溶接する。ここで、連結棒鋼26の他端側は、第二函体10b側に張り出した状態となる。その後、図10の(a)〜(c)に示すように、褄型枠21および連結棒鋼26を順次積み上げる。
図12の(a)および(c)に示すように、内側型枠設置工程は、トンネル内空側に位置する内側型枠45を設置する工程である。内側型枠45は木製型枠からなる。目地位置では、褄型枠21の内側端部が内側型枠45の設置位置よりもトンネル内空側に突出しているため、内側型枠45は、褄型枠21を挟むように設置する。内側型枠45と褄型枠21の入隅角部には、断面三角形の柱状の面木46を取り付ける。面木46は、函体10の角部を面取り形状に形成するためのものである。
コンクリート打設工程は、第一函体10aと第二函体10bにコンクリートを打設する工程である。コンクリート打設工程では、第一函体10aと第二函体10bのコンクリートを同時に打設する。
型枠脱型工程は、コンクリートの養生完了後に、褄型枠21以外の型枠を除去する工程である。本実施形態の型枠脱型工程では、外側型枠40と内側型枠45を除去する。図6に示すように、外側型枠40を除去する際には、取付下地41も一緒に除去する。これによって、目地20の外周面にシール部材30が露出される。図7に示すように、内側型枠45を除去する際には、面木46も一緒に除去する。これによって、函体10の端部に面取り部が形成される。目地位置から突出する褄型枠21の端部を切断する。切断は、褄型枠21の端面が、函体10の内周面よりも10mm以上内側に位置するように行う。切断後、褄型枠21の切断面に、錆止め材を塗布する。面取りされた部分にシーリング材35を充填して、函体10の内周面と面一にする(図7参照)。
本実施形態の地下構造物の構築方法、褄型枠21および地下構造物によれば、隣り合う第一函体10aと第二函体10bに対して同時にコンクリート打設を行える。つまり、二つの函体10,10の全長の距離に渡ってコンクリート打設を行える。そのため、コンクリート打設回数を減らすことができ、従来は一つの函体10ごとに必要としていたコンクリート養生期間を省略できる。さらには、褄型枠21は函体10,10間に埋設されるので、その脱型作業を省略できる。したがって、工期を短縮できるとともに、工費を削減することができる。
また、予め目地板23を褄鋼板22に貼り付けた状態で褄型枠21を設置しているので、褄型枠21が函体10,10間に埋め殺しにされても、函体10,10間に目地20を確保することができる。したがって、地震や不同沈下等による地盤変位を吸収することができる。また、目地板を別途設置する作業を省略できる。
さらに、褄鋼板22の上縁部および下縁部の少なくとも一方に切欠き部27を形成したので、連結棒鋼26を、褄型枠21に直交させることができる。これによって、隣り合う函体10,10同士を構造的に接続することができる。また、連結棒鋼26は、褄型枠21と交互に設置することができるので、函体10用の配筋が施された狭い空間内でも、褄型枠21および連結棒鋼26の取り回しを容易に行うことができる。
加えて、褄型枠21は、溶融亜鉛メッキが施されているので、褄型枠21の腐食を防ぐことができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。前記実施形態では、隣り合う二つの函体10,10間に褄型枠21を積み上げたが、三つ以上連接された函体の連結位置に褄型枠を設けて、三つ以上の函体のコンクリートを同時に打設するようにしてもよい。このようにすれば、さらなる工期短縮および工費削減を達成することができる。
1 地下構造物
10 函体
10a 第一函体
10b 第二函体
20 目地
21 褄型枠
22 褄鋼板
23 目地板

Claims (5)

  1. 函体を現場打設してトンネルを構築する地下構造物の施工方法において、
    目地を介して隣り合う前記函体の鉄筋を配筋する配筋工程と、
    前記目地を設ける位置に複数の褄鋼板を順次積み上げる褄型枠設置工程と、を備えており、
    前記褄鋼板に、目地板を設けるとともに、
    前記褄鋼板と直交する方向に、隣り合う前記函体に跨るように連結棒鋼を配置した後、
    前記目地を介して隣り合う前記函体のコンクリートを同時に打設する
    ことを特徴とする地下構造物の構築方法。
  2. 隣り合う函体同士の目地位置に設置される褄型枠であって、
    前記目地位置に積み上げられる複数の褄鋼板と、前記各褄鋼板の表面に設けられた目地板とを備え、
    前記褄鋼板の上縁部および下縁部の少なくとも一方には、連結棒鋼を配するための切欠き部が形成されている
    ことを特徴とする褄型枠。
  3. 前記褄鋼板に、溶融亜鉛メッキが施されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の褄型枠。
  4. 函体を現場打設して構築される地下構造物において、
    互いに隣り合う第一函体および第二函体と、前記第一函体と前記第二函体との間に設けられた目地とを備えており、
    前記目地は、目地板が設けられた複数の褄鋼板を備え、
    前記目地には、これに交差する複数の連結棒鋼が配置されている
    ことを特徴とする地下構造物。
  5. 前記連結棒鋼は、上下に隣り合う前記褄鋼板の間に挿通されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の地下構造物。
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