JP6794724B2 - 定着ロール、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、一実施形態に係る定着ロールを備えた画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。図1に示されるように、画像形成装置40は、画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。ここで、画像形成ユニット10は、像形成部の一例である。
次に、一実施形態に係る定着ロール52を備えた定着装置28について説明する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
〔シリコーンゴム組成物の調製〕
予め、ジメチルポリオルガノシロキサン(ビニル基含有量0.08mmol/g、粘度(25℃)30,000Pa・s)100質量部のうち40質量部を混練装置に配合し、そこにアルミナ微粉末(Naイオン含有量10ppm、体積平均粒子径3μm)100質量部を配合した。これらを150℃で2時間加熱混練した後、残りのジメチルポリオルガノシロキサン60質量部で希釈し、さらに分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジエンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量3mmol/g、粘度(25℃)5mPa・s)4.0質量部、触媒として塩化白金酸−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体を白金含有量として10ppm、硬化遅延剤として1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.1質量部、さらに酸化第二鉄(Fe3O4)2質量部をできるだけ均一になるように混合し、シリコーンゴム組成物を調整した。
前述したシリコーンゴム組成物を用いて弾性層体の成形を行った。成形方法は、予めプライマ(東レ・ダウコーニング株式会社製、DY39−051A/B)を塗布した円筒状の基材としての芯金(例えば、材質はアルミニウム)に対して、この芯金を横にして回転させた状態で、シリコーンゴム組成物をノズルにより上部から滴下し、かつ下部にてブレードで押し当てることにより、予め定めた膜厚(600μm)になるように形成した。その後、シリコーンゴム組成物が形成された芯金を200℃/1時間で焼成し、弾性層体を得た。
ジメチルポリオルガノシロキサン(ビニル基含有量0.08mmol/g、粘度(25℃)30,000Pa・s)100質量部のうち40質量部を混練装置に配合し、そこにアルミナ微粉末(Naイオン含有量10ppm、体積平均粒子径3μm)100質量部を配合した。これらを150℃で2時間加熱混練した後、残りのジメチルポリオルガノシロキサン60質量部で希釈し、さらに分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジエンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量3mmol/g、粘度(25℃)5mPa・s)2.0質量部、触媒として塩化白金酸−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体を白金含有量として10ppm、硬化遅延剤として1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.1質量部、さらに酸化第二鉄(Fe3O4)2質量部をできるだけ均一になるように混合した混合物を100質量部とし、この混合物に対してグリシドキシプロピルトリメトキシシラン5質量部を加えた。グリシドキシプロピルトリメトキシシランを加えた混合物をn-ヘプタンで40質量%に希釈して、接着剤組成物を得た。
前述した弾性層体に上記の接着剤組成物を20μmの厚さで塗布した後、円筒状の金型内壁にPFAチューブが減圧して沿うように設置した後、上記の接着剤組成物を塗布した弾性層体を金型内に挿入した。そして、弾性層体を金型内に挿入し終わった後に、減圧を解除することにより、弾性層体にPFAチューブを被覆させることで、定着ロールを得た。
上記の方法で得られた定着ロールを画像形成装置(富士ゼロックス社製、カラー複写機Docu Centre−3 C3300)に装着し、15万枚の通紙試験を行った後、マゼンタハーフトーン50%の画質サンプルを採取し、以下の観点で目視にて画質評価を行った。結果を図5に示した。画質評価基準は、以下の通りである。
「◎」は、剥がれによる画質色点が未発生したことを表している。
「○」は、画質色点が部分的に発生したことを表している(実使用上問題なし)。
「△」は、画質色点が軽微に発生したことを表している(実使用上問題になることがある)。
「×」は、画質色点が発生したことを表している(実使用上問題あり)。
作製された定着ロールのうねりを図5のようにした以外は、実施例1と同様にして定着ロールを作製し、評価についても実施例1と同様にして実施した。実施例2〜5では、シリコーンゴム組成物をノズルにより上部から滴下するときに、ノズル径のサイズを変更することによって、弾性層のうねりが異なる定着ロールを作製した。その際、例えば、ノズル径のサイズが小さくなると、弾性層のうねりは小さくなる。
作製された定着ロールの表面うねりを図5のようにした以外は、実施例1と同様にして定着ロールを作製し、評価についても実施例1と同様にして実施した。比較例1では、シリコーンゴム組成物をノズルにより上部から滴下するときに、ノズル径のサイズを変更することによって、弾性層の表面のうねりが異なる定着ロールを作製した。
20 中間転写ベルト(像形成部の一例)
24 支持ロール(像形成部の一例)
26 二次転写ロール(像形成部の一例)
28 定着装置
40 画像形成装置
52 定着ロール
54 対向部材
60 基材
62 弾性層
63 凹凸部(凹凸の一例)
63A 凹部
63B 凸部
64 接着層
66 表面層
P 記録紙(媒体の一例)
Claims (4)
- 円筒状の基材と、
前記基材の周囲に形成され、軸方向断面において表面に周期的な凹凸を備えた弾性層と、
前記弾性層の表面に接着層を介して設けられた表面層と、
を有し、
軸方向断面において前記弾性層の表面の周期的な凹凸であるうねりWc−tが、10μm以上30μm以下である定着ロール。 - 前記弾性層の表面の周期的な凹凸の幅は、1mm以上30mm以下である請求項1に記載の定着ロール。
- 請求項1又は請求項2に記載の定着ロールと、
前記定着ロールに圧接される対向部材と、
を有する定着装置。 - 媒体にトナー画像を形成する像形成部と、
前記媒体に形成されたトナー画像を定着する請求項3に記載の定着装置と、
を有する画像形成装置。
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