JPH02120780A - 熱定着ローラの製造方法 - Google Patents
熱定着ローラの製造方法Info
- Publication number
- JPH02120780A JPH02120780A JP27472588A JP27472588A JPH02120780A JP H02120780 A JPH02120780 A JP H02120780A JP 27472588 A JP27472588 A JP 27472588A JP 27472588 A JP27472588 A JP 27472588A JP H02120780 A JPH02120780 A JP H02120780A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber layer
- layer
- primer
- fillers
- fluororesin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 49
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 45
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims abstract description 45
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims abstract description 27
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims abstract description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000005498 polishing Methods 0.000 abstract description 4
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 abstract description 2
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 abstract description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 abstract description 2
- 229920002313 fluoropolymer Polymers 0.000 abstract 3
- 238000005219 brazing Methods 0.000 abstract 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 16
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 11
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 11
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 10
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 6
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N Acetone Chemical compound CC(C)=O CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 description 4
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 4
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 2
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 150000001451 organic peroxides Chemical class 0.000 description 2
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 description 2
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N alumane Chemical group [AlH3] AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- XUCNUKMRBVNAPB-UHFFFAOYSA-N fluoroethene Chemical group FC=C XUCNUKMRBVNAPB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、高品位な画像が得られ、しかも長寿命の、た
とえば電子複写機の熱定着部に使用される熱定着ローラ
の製造方法に関する。
とえば電子複写機の熱定着部に使用される熱定着ローラ
の製造方法に関する。
(従来の・技術)
従来から、電子複写機等の熱定着部に使用される熱定着
ローラとして、例えばアルミニ・ラム等の金属芯軸上に
シリコーンゴムやフッ素ゴム等のゴム層を設け、この上
にフッ素樹脂をコーティング肢覆したものが知られてい
る。この熱定着ローラは、離型性、耐熱性、機械的強度
などの諸性質の優れたフッ素樹脂が最外層に鉄工されて
いるので、画像の定着効率が高く通紙性も良好であり、
高品位の画像が得られる上に、寿命が長いという特長を
有している。
ローラとして、例えばアルミニ・ラム等の金属芯軸上に
シリコーンゴムやフッ素ゴム等のゴム層を設け、この上
にフッ素樹脂をコーティング肢覆したものが知られてい
る。この熱定着ローラは、離型性、耐熱性、機械的強度
などの諸性質の優れたフッ素樹脂が最外層に鉄工されて
いるので、画像の定着効率が高く通紙性も良好であり、
高品位の画像が得られる上に、寿命が長いという特長を
有している。
このような金属芯軸上にゴム層とフッ素樹脂層を設けた
多層構造のローラを製造する方法としては、例えばアル
ミニウム等の金属芯軸をブラスト、脱脂、および洗浄処
理の後、シリコーンゴム等を加硫接着し、次いで所定の
外径にゴム層を研削し、その表面にプライマーを塗布し
てPTFE (ポリテトラフルオロエチレン樹脂)やP
FA(バーフルオロエチυンi脂)等のフッ素樹脂エマ
ルジョンを塗布しこの塗膜を焼付ける方法が知られてい
る。また、最近、熱定着ローラの熱応答性を改善するた
め、シリコーンゴム等に熱伝導率の良好な、石英粉末等
の充填剤を添加することが行われている。
多層構造のローラを製造する方法としては、例えばアル
ミニウム等の金属芯軸をブラスト、脱脂、および洗浄処
理の後、シリコーンゴム等を加硫接着し、次いで所定の
外径にゴム層を研削し、その表面にプライマーを塗布し
てPTFE (ポリテトラフルオロエチレン樹脂)やP
FA(バーフルオロエチυンi脂)等のフッ素樹脂エマ
ルジョンを塗布しこの塗膜を焼付ける方法が知られてい
る。また、最近、熱定着ローラの熱応答性を改善するた
め、シリコーンゴム等に熱伝導率の良好な、石英粉末等
の充填剤を添加することが行われている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、石英粉末等の充填剤が添加されたゴム層
表面を、所定の外径に成形するため通常の研削砥石で研
削すると、研削後のゴム層表面に充填剤粉末が突出し、
この充填剤粉末が脱落しやすいため、その上に平滑なフ
ッ素樹脂表面層を形成し難く、また平滑なフッ素樹脂表
面層が得られた場合でも、フッ素樹脂表面層とゴム層と
の密着力が充分でないためフッ素樹脂表面層にヒビ、浮
き等を生じやすく、製品の歩留まりが悪くなり、製品の
寿命も短いという問題があった。
表面を、所定の外径に成形するため通常の研削砥石で研
削すると、研削後のゴム層表面に充填剤粉末が突出し、
この充填剤粉末が脱落しやすいため、その上に平滑なフ
ッ素樹脂表面層を形成し難く、また平滑なフッ素樹脂表
面層が得られた場合でも、フッ素樹脂表面層とゴム層と
の密着力が充分でないためフッ素樹脂表面層にヒビ、浮
き等を生じやすく、製品の歩留まりが悪くなり、製品の
寿命も短いという問題があった。
本発明は、このような従来の欠点を解消し、高品位な画
像が得られしかも長寿命のフッ素樹脂被覆熱定着ゴムロ
ーラの製造方法を提供することを目的とする。
像が得られしかも長寿命のフッ素樹脂被覆熱定着ゴムロ
ーラの製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
すなわち本発明は、金属芯軸上に、充填剤が配合された
ゴム層を形成し、このゴム層を所定の外径に成形した後
、前記ゴム層表面に突出した充填剤を除去し、しかるの
ちプライマーを塗布して前記ゴム層上にフッ素樹脂表面
層を形成することを特徴とする。
ゴム層を形成し、このゴム層を所定の外径に成形した後
、前記ゴム層表面に突出した充填剤を除去し、しかるの
ちプライマーを塗布して前記ゴム層上にフッ素樹脂表面
層を形成することを特徴とする。
すなわち、本発明は、第1図に示すように、ゴム層1を
所定の外径に成形したとき表面に突出した充填剤2を、
第2図に示すように除去し、しかるのち第3図に示すよ
うにプライマーを塗布しく図で3はプライマー粒子を示
す。)、シかるのち第4図に示すように、その上にフッ
素樹脂表面層4を形成するものである。
所定の外径に成形したとき表面に突出した充填剤2を、
第2図に示すように除去し、しかるのち第3図に示すよ
うにプライマーを塗布しく図で3はプライマー粒子を示
す。)、シかるのち第4図に示すように、その上にフッ
素樹脂表面層4を形成するものである。
本発明は、ゴム層として加熱加硫型シリコーンゴムを用
いた場合に最も効果を発揮するが、他のゴムを用いた場
合にも有効である。
いた場合に最も効果を発揮するが、他のゴムを用いた場
合にも有効である。
また本発明は、充填剤として熱伝導性改善のために配合
される石英粉末のような比較的粒子の大きい充填剤の場
合に特に効果的であるが、他の充填剤の場合も有効であ
る。
される石英粉末のような比較的粒子の大きい充填剤の場
合に特に効果的であるが、他の充填剤の場合も有効であ
る。
本発明に適したゴム層の配合例を例示すると次の通りで
ある。
ある。
オルガノポリシロキサン 100重量部石英粉末
5〜300重量部(平均粒子径0.5〜5μI
) ワックス 0.1〜5重量部有機過酸化
物 0.1〜lO重量部また、ゴム層表面に
突出した充填剤を除去する方法としては、たとえば次の
ような方法をとることができる。
5〜300重量部(平均粒子径0.5〜5μI
) ワックス 0.1〜5重量部有機過酸化
物 0.1〜lO重量部また、ゴム層表面に
突出した充填剤を除去する方法としては、たとえば次の
ような方法をとることができる。
■ 微細研磨粒子からなる研磨材によりゴム層表面を研
磨して充填剤を脱落させる方法。
磨して充填剤を脱落させる方法。
■ 軟質で適度の弾力性を有する吸液性部材に液体を含
浸させこの吸液性部材によりゴム層表面を摩擦して充填
剤を脱落させる方法。
浸させこの吸液性部材によりゴム層表面を摩擦して充填
剤を脱落させる方法。
■の方法に用いる研磨材としては、例えば、ポリエステ
ルフィルム上に研磨粒子として酸化アルミニウム、シリ
コーンカーバイド、およびダイヤモンドの超微細粒子を
コーティングした精密研磨材(商品名ラッピングフィル
ム、住友スリーエム(株)社製)等があげられる。また
、研磨粒子の粒度としては3〜50μmのものが適して
いるが、特に8〜20μmのものを使用した場合により
好ましい結果が得られる。
ルフィルム上に研磨粒子として酸化アルミニウム、シリ
コーンカーバイド、およびダイヤモンドの超微細粒子を
コーティングした精密研磨材(商品名ラッピングフィル
ム、住友スリーエム(株)社製)等があげられる。また
、研磨粒子の粒度としては3〜50μmのものが適して
いるが、特に8〜20μmのものを使用した場合により
好ましい結果が得られる。
なお、■の方法を用いる場合には、最初比較的粗い研磨
粒子からなる研磨材によりゴム層表面を研磨し、徐々に
これより微細な研磨粒子からなる研磨材を用いるとより
好ましい結果が得られる。
粒子からなる研磨材によりゴム層表面を研磨し、徐々に
これより微細な研磨粒子からなる研磨材を用いるとより
好ましい結果が得られる。
また■の方法に用いられる軟質で適度の弾力性ををする
吸液性部材としては、フェルト材、不織布があり、含浸
させる液体としては、アセトン、アルコール、水等があ
げられる。
吸液性部材としては、フェルト材、不織布があり、含浸
させる液体としては、アセトン、アルコール、水等があ
げられる。
なお、含浸させる液体としてゴム層を膨潤させる性質を
有するものを用いると研磨粒子が離脱し易くなるのでよ
り効果的である。
有するものを用いると研磨粒子が離脱し易くなるのでよ
り効果的である。
さらに、充填剤を除去した後、プライマーを表面に塗布
する場合には、プライマーを吸液性部材に含浸させてこ
すりつけるようにすると、充填剤の脱落した穴部内にま
でプライマーが塗布されるので、より接着強度の高いフ
ッ素樹脂表面層を形成させることができる。
する場合には、プライマーを吸液性部材に含浸させてこ
すりつけるようにすると、充填剤の脱落した穴部内にま
でプライマーが塗布されるので、より接着強度の高いフ
ッ素樹脂表面層を形成させることができる。
(作用)
上記した本発明の方法によれば、ゴム層研削後、その表
面に突出した充填剤粉末を予め除去してからプライマー
を塗布するので、充填剤が表面から脱落せず、またプラ
イマーがゴム層表面に均一に塗布されるので、フッ素樹
脂表面層とゴム層とが確実にかつ強固に接着される。
面に突出した充填剤粉末を予め除去してからプライマー
を塗布するので、充填剤が表面から脱落せず、またプラ
イマーがゴム層表面に均一に塗布されるので、フッ素樹
脂表面層とゴム層とが確実にかつ強固に接着される。
(実施例)
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1
外径60mmのアルミニウム製芯軸を、常法にしたがっ
てブラスト、脱脂、および洗浄処理した後、プライマー
を塗布して次の組成のシリコーンゴム層を形成し、これ
を加硫接着し、た。
てブラスト、脱脂、および洗浄処理した後、プライマー
を塗布して次の組成のシリコーンゴム層を形成し、これ
を加硫接着し、た。
オルガノポリシロキサン100重量部
石英粉末 100〃
(平均粒子径0.5〜5μm)
ワックス 3 //有機過酸化物
5 1/ 次いでこれを円筒研削盤によって所定のローラ外径に研
削したのち、ポリエステルフィルム上に研削粒子として
酸化アルミニウム、シリコーンカーバイド、およびダイ
ヤモンドの超微細粒子をコーティングした精密研磨材(
商品名ラッピングフィルム、住友スリーエム(株)社製
)を用いて、ゴム層表面を研磨処理して表面に突出して
いた石英粉末を脱落させた。
5 1/ 次いでこれを円筒研削盤によって所定のローラ外径に研
削したのち、ポリエステルフィルム上に研削粒子として
酸化アルミニウム、シリコーンカーバイド、およびダイ
ヤモンドの超微細粒子をコーティングした精密研磨材(
商品名ラッピングフィルム、住友スリーエム(株)社製
)を用いて、ゴム層表面を研磨処理して表面に突出して
いた石英粉末を脱落させた。
この研磨処理は、研磨材として粒度9μl1(2000
メツシユ)のものを使用し、ローラを500 rpn+
で回転させなからローラ表面に研磨材を慴接させること
により行なった。
メツシユ)のものを使用し、ローラを500 rpn+
で回転させなからローラ表面に研磨材を慴接させること
により行なった。
しかるのち、表面の充填剤を脱落させたシリコーンゴム
層上に、フッ素樹脂用プライマーを塗布してPTFEデ
ィスバージョン(商品名AD−1、旭硝子(株)社製)
を、常法にしたがって塗装し焼成したところ、平滑なフ
ッ素樹脂表面層を有する多層構造シリコーンゴムローラ
が得られた。
層上に、フッ素樹脂用プライマーを塗布してPTFEデ
ィスバージョン(商品名AD−1、旭硝子(株)社製)
を、常法にしたがって塗装し焼成したところ、平滑なフ
ッ素樹脂表面層を有する多層構造シリコーンゴムローラ
が得られた。
得られたローラにおける、ゴム層とフッ素樹脂表面層と
の接着力を、研削後のゴム層表面に突出した充填剤を除
去せずにフッ素樹脂表面層を形成した従来のローラと比
較して測定した。
の接着力を、研削後のゴム層表面に突出した充填剤を除
去せずにフッ素樹脂表面層を形成した従来のローラと比
較して測定した。
その結果を次表に示す。
を、常法にしたがって塗装し焼成して平滑なフッ素樹脂
表面層を有する多層構造シリコーンゴムローラ□を製造
した。このローラのピーリング特性と(単位方杖) 上表からも明らかなように、ゴム層表面に突出した充填
剤を除去することにより、熱定着ローラの耐久性が一段
と向上している。
表面層を有する多層構造シリコーンゴムローラ□を製造
した。このローラのピーリング特性と(単位方杖) 上表からも明らかなように、ゴム層表面に突出した充填
剤を除去することにより、熱定着ローラの耐久性が一段
と向上している。
実施例2
実施例1と同様のシリコーンゴム層を設け、これを研削
したのち、このゴム層表面にアセトンを含浸させたフェ
ルト材を1kgf’/c−の圧力で接触させ、ローラを
400rpsで回転させて摩擦処理を行なった。しかる
のち、このように摩擦処理されたシリコーンゴム層表面
に、実施例1と同じ方法でフッ素樹脂用プライマーを塗
布しPTFEディスバージョン(商品名AD−1、旭硝
子(株)社製)(単位方杖) 上表からも明らかなように、ゴム層表面に突出した充填
剤を除去することにより、熱定着ローラの耐久性が一段
と向上している。
したのち、このゴム層表面にアセトンを含浸させたフェ
ルト材を1kgf’/c−の圧力で接触させ、ローラを
400rpsで回転させて摩擦処理を行なった。しかる
のち、このように摩擦処理されたシリコーンゴム層表面
に、実施例1と同じ方法でフッ素樹脂用プライマーを塗
布しPTFEディスバージョン(商品名AD−1、旭硝
子(株)社製)(単位方杖) 上表からも明らかなように、ゴム層表面に突出した充填
剤を除去することにより、熱定着ローラの耐久性が一段
と向上している。
実施例3
フェルトに含浸させたフッ素樹脂用プライマーを0.5
kgf /c!の圧力でゴム層表面に押し付けて塗布を
行なった以外は、実施例2と同じ方法でシリコーンゴム
ローラを製造した。
kgf /c!の圧力でゴム層表面に押し付けて塗布を
行なった以外は、実施例2と同じ方法でシリコーンゴム
ローラを製造した。
この実施例により製造されたゴムローラのピーリング(
25℃)は170〜200g/ C1lであり、接着力
の大幅な向上が認められた。
25℃)は170〜200g/ C1lであり、接着力
の大幅な向上が認められた。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、研削後のゴム層
表面の充填剤粉末が除去されるので、プライマーが均一
に塗布され、したがって、その上に形成されるフッ素樹
脂表面層が平滑となり、かつフッ素樹脂表面層とゴム層
との密着力が太き(なってフッ素樹脂表面層のヒビ、浮
き等が防止され、製品の歩留まりか向上し、製品の寿命
も長くくなる。
表面の充填剤粉末が除去されるので、プライマーが均一
に塗布され、したがって、その上に形成されるフッ素樹
脂表面層が平滑となり、かつフッ素樹脂表面層とゴム層
との密着力が太き(なってフッ素樹脂表面層のヒビ、浮
き等が防止され、製品の歩留まりか向上し、製品の寿命
も長くくなる。
第1図ないし第4図は、本発明の方法を概略的に示す拡
大断面図である。 1・・・・・・・・・ゴム層 2・・・・・・・・・充填剤 3・・・・・・・・プライマー粒子
大断面図である。 1・・・・・・・・・ゴム層 2・・・・・・・・・充填剤 3・・・・・・・・プライマー粒子
Claims (1)
- 金属芯軸上に、充填剤の配合されたゴム層を形成し、こ
のゴム層を所定の外径に成形した後、前記ゴム層表面に
突出した充填剤を除去し、しかるのちプライマーを塗布
して前記ゴム層上にフッ素樹脂表面層を形成することを
特徴とする熱定着ローラの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27472588A JPH02120780A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 熱定着ローラの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27472588A JPH02120780A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 熱定着ローラの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120780A true JPH02120780A (ja) | 1990-05-08 |
Family
ID=17545703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27472588A Pending JPH02120780A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 熱定着ローラの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02120780A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5451172A (en) * | 1993-05-28 | 1995-09-19 | The Whitaker Corporation | Connector for flat cables |
WO1996023331A1 (en) | 1995-01-23 | 1996-08-01 | The Whitaker Corporation | Electrical connector assembly |
JP2015052721A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社セーコウ | 導電性ローラ及びその製造方法 |
JP2018036595A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着ロール、定着装置及び画像形成装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01147579A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-09 | Canon Inc | 弾性回転体及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP27472588A patent/JPH02120780A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01147579A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-09 | Canon Inc | 弾性回転体及びその製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5451172A (en) * | 1993-05-28 | 1995-09-19 | The Whitaker Corporation | Connector for flat cables |
WO1996023331A1 (en) | 1995-01-23 | 1996-08-01 | The Whitaker Corporation | Electrical connector assembly |
JP2015052721A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社セーコウ | 導電性ローラ及びその製造方法 |
JP2018036595A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着ロール、定着装置及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6398905B1 (en) | Apparatus and method for reducing removal forces for CMP pads | |
JP3679422B2 (ja) | 定着装置 | |
EP2079559B1 (en) | Backingless abrasive article | |
JP5451514B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
WO2011135808A1 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JPH09155730A (ja) | 研磨のための被加工物の保持具及びその製法 | |
CN1215455A (zh) | 图案表面的摩擦材料、离合片部件及其制造和使用方法 | |
JPH065431B2 (ja) | 弾性ロール及びその製造法 | |
JPH02120780A (ja) | 熱定着ローラの製造方法 | |
US2065942A (en) | Grinding wheel | |
EP0414459B1 (en) | Fixing roll used for electrophotography and manufacturing method thereof | |
JP2004101798A (ja) | 定着用回転体、それを用いた定着装置および加熱定着方法 | |
JP3927785B2 (ja) | ローラ、これを用いた加熱定着装置及び電子写真用ローラの製造方法 | |
US6406784B1 (en) | Composite member | |
JP6376922B2 (ja) | 歯科用研磨器具 | |
JPH0381135A (ja) | 弾性ローラの製造方法 | |
JP2003268352A (ja) | 摩擦材 | |
JPH02150875A (ja) | 弾性回転体の製造方法 | |
JPH02140782A (ja) | 熱定着ローラの製造方法 | |
JP2004115564A (ja) | 表面離型性材料および表面離型性部材 | |
JPH04175760A (ja) | 表面保護層を有する有機系感光体の製造方法 | |
JPH0697369B2 (ja) | 加熱定着ロ−ラ | |
JP6370453B1 (ja) | 電子写真用部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JPS5821264B2 (ja) | 電子複写機の定着用加熱ロ−ル | |
JP2683096B2 (ja) | クリーニングブレード |