JP2683096B2 - クリーニングブレード - Google Patents

クリーニングブレード

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JP2683096B2 JP1109516A JP10951689A JP2683096B2 JP 2683096 B2 JP2683096 B2 JP 2683096B2 JP 1109516 A JP1109516 A JP 1109516A JP 10951689 A JP10951689 A JP 10951689A JP 2683096 B2 JP2683096 B2 JP 2683096B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クリーニングブレードに関し、特に電子写
真用クリーニングブレードに関する。
〔従来の技術〕
クリーニングブレードは主にポリウレタンゴム弾性体
からなる板状の成形品であり、電子写真感光体に適用す
る場合には、電子写真感光体表面に接触させその表面に
付着したトナーを物理的に清掃除去するために使用され
ている。しかしこの場合ブレードは、トナー粒子の感光
体表面への静電的吸引力に打ち勝ってトナー粒子を感光
体表面から除去しなければならないので、大きな圧力で
感光体表面に押し付けなければならない。そのため感光
体とクリーニングブレードとの間に大きな摩擦力が生
じ、クリーニングブレードがめくれて反転してしまい感
光体が駆動しなかったりまたクリーニングを行わなくな
ったり、感光体表面が柔らかいものの場合大きく表面を
削り画像に不良が出たり感光体の寿命を短くしたりす
る。特に初期の場合にはドラム表面が平滑であるためブ
レードとの間に凝着を起こし、ブレードがめくれ易くな
っている。
このような問題を解決するために従来はブレード先端
にPTFE,PVDF等のフツ素樹脂粉末を塗布し、初期のめく
れを防止する手段が講じられている。しかしながらブレ
ード先端にフツ素樹脂を塗布する方法は、感光ドラム上
に電気的なメモリーを残し、初期の画像に不良が生じる
問題があった。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
本発明の目的は、クリーニングブレードと感光体との
摩擦力を著しく低下させ、これによりブレードの初期め
くれを防止し、かつ感光体表面にメモリーを残すことな
く良好な画像を得ることのできるクリーニングブレード
を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明はゴム弾性体ブレードから成るクリ
ーニングブレードにおいて、ゴム弾性体ブレードの少な
くとも先端にフツ化黒鉛粉末が塗布されていることを特
徴とするクリーニングブレードである。
以下、本発明をさらに説明する。
本発明に用いることのできるフツ化黒鉛としては、例
えば、(C2F)型であるセフボンDM(セントラル硝子
社製)、(CF)型であるセフボンCMA、セフボンCMF
(セントラル硝子社製)、フツ化炭素#2065、#1030、
#1000(旭硝子社製)、CF−100(日本カーボン)、ま
た(CF)型でフツ素化率を変えたフツ化炭素#2028、
#2010(旭硝子社製)、さらには上記フツ化黒鉛をアミ
ン等の塩基で処理し表面のフツ素を除去したもの等が挙
げられるが、これに限定されるものではない。またフツ
化黒鉛の平均粒子径はトナーのクリーニングを損なわな
いために20μm以下、特には1μm〜8μmの範囲が好
ましい。
ゴム弾性体としては、例えばポリウレタンゴム、シリ
コンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴムなどのゴム
弾性を持つものが挙げられるが、耐摩耗性および永久変
形性の点からポリウレタンゴムが好ましい。さらにポリ
ウレタンゴムの場合、永久歪が小さいことから2液性熱
硬化型ポリウレタンゴム材料が特に好ましい。硬化剤と
しては、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ハイドロキノンジエチロールエーテル、ビスフエノ
ールA、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタ
ン等の一般的なウレタン硬化剤を用いることができる。
本発明のクリーニングブレードを製造する場合、予め
成形した板状あるいはチツプ状のクリーニングブレード
の表面に、フツ化黒鉛粉末を直接塗布するかあるいは適
当な溶剤に分散させてデイツプし、溶剤を蒸発すること
により製造することができる。この場合の溶剤として
は、フツ化黒鉛が均一に分散されればどのようなもので
も良く、例えばフロン系溶剤などが挙げられる。
また、フツ化黒鉛は、少なくとも感光体と当接するゴ
ム弾性体ブレードの先端には塗布する必要がある。
なお、ゴム弾性体ブレードは、一種のゴム弾性体から
形成してもよく、また、あらかじめ成型したゴム弾性体
に別途成型したゴム弾性体先端部を装着して形成しても
よい。
本発明のクリーニングブレードは、表面が樹脂層であ
る有機感光体に対してはブレードめくれ及びメモリーの
防止の点で特に好ましい。
実施例1 ・ゴム弾性体成形材料 エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 100重量部 (日本ポリウレタン工業社製 Mn1500 NCO 含量6.2wt%) ・硬化剤 1,4−ブタンジオール 3.9重量部 トリメチロールプロパン 2.1重量部 ・フツ化黒鉛 セフボン−CMA (セントラル硝子社製 平均粒子径3μm) 加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化剤である1,
4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンを混合
し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬化させ切断
し、幅100mm,全長310mm,先端部厚み1.2mmのポリウレタ
ン製クリーニングブレードを製造した。そのクリーニン
グブレード先端部にフツ化黒鉛をこすりつけ、本発明の
クリーニングブレードを製造した。このクリーニングブ
レードの断面図を第1図に示す。ただし、図中1は板金
である。
実施例2 ・ゴム弾性体成形材料 エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 100重量部 (日本ポリウレタン工業社製 Mn1500 NCO 含量6.2wt%) ・硬化剤 1,4−ブタンジオール 3.9重量部 トリメチロールプロパン 2.1重量部 ・フツ化黒鉛 セフボン−DM (セントラル硝子社製 平均粒子径3μm) 加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化剤である1,
4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンを混合
し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬化させ、実
施例1と同様な寸法に切断してポリウレタン製クリーニ
ングブレードを製造した。そのクリーニングブレード先
端部にフロン系溶剤(ダイキン社製ダイフロンS3)に分
散させたフツ化黒鉛をデイツピングにより塗布し、本発
明のクリーニングブレードを製造した。
比較例1 ・ゴム弾性体成形材料 エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 100重量部 (日本ポリウレタン工業社製 Mn1500 NCO 含量6.2wt%) ・硬化剤 1,4−ブタンジオール 3.9重量部 トリメチロールプロパン 2.1重量部 加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化剤である1,
4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンを混合
し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬化させ、実
施例1と同様な寸法に切断してポリウレタン製クリーニ
ングブレードを製造した。
比較例2 ・ゴム弾性体成形材料 エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 100重量部 (日本ポリウレタン工業社製 Mn1500 NCO 含量6.2wt%) ・硬化剤 1,4−ブタンジオール 3.9重量部 トリメチロールプロパン 2.1重量部 ・フツ素樹脂粉末 ルブロン L−2 (ダイキン工業社製 平均粒子径5μm) 加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化剤である1,
4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンを混合
し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬化させ、実
施例1と同様の寸法に切断してポリウレタン製クリーニ
ングブレードを製造した。そのクリーニングブレード先
端部にフツ素樹脂粉末をこすりつけ、クリーニングブレ
ードを製造した。
比較例3 ・ゴム弾性体成形材料 エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 100重量部 (日本ポリウレタン工業社製 Mn1500 NCO 含量6.2wt%) ・硬化剤 1,4−ブタンジオール 3.9重量部 トリメチロールプロパン 2.1重量部 ・フツ素樹脂粉末 カイナー #461 (ペンウオルト社製 平均粒子径5μm) 加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化剤である1,
4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンを混合
し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬化させ、実
施例1と同様の寸法に切断してのポリウレタン製クリー
ニングブレードを製造した。そのクリーニングブレード
先端部にフツ素樹脂粉末をこすりつけ、クリーニングブ
レードを製造した。
以上により製造したクリーニングブレードについて有
機感光体を用いた電子写真複写機(キヤノン製カラーレ
ーザーコピア〔コピアは登録商標〕)にて初期のめくれ
性、クリーニング性及び画像を評価した。その評価を第
1表に示す。また各クリーニングブレードの摩擦係数の
測定を行った結果も第1表に示す。
クリーニングブレードの感光体に対する線圧は10g/cm
とし、第2図に示したように感光体2の回転方向に対し
てカウンター方向に当接させた。なお、クリーニングブ
レードのめくれは、第2図におけるブレードの先端3aが
3bに反転してしまうことである。摩擦係数は、表面性試
験機(ヘイドン社製)により測定した。
以上の結果から明らかなように、本発明のクリーニン
グブレードは、初期のブレードめくれが発生しなく、且
つ感光ドラムにメモリーを残すことがないため、初期よ
り良好な画像が得られる。
一方、比較例1のクリーニングブレードは摩擦係数が
高く、ブレードめくれが発生してしまう。比較例2、比
較例3の場合、ブレードめくれは発生しないが、感光ド
ラム上に電気的なメモリーを残してしまうため、初期の
画像に点状の不良が発生してしまう。
〔発明の効果〕
本発明のブレードによれば、摩擦係数が著しく低減す
ることができ、初期のブレードめくれがなくなり、また
ドラム上にメモリーを残さず初期より良好な画像が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクリーニングブレードの模式的断面
図を示し、第2図は、クリーニングブレードの感光体に
対する当接関係を表わす模式図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−269182(JP,A) 特開 昭56−74283(JP,A) 特開 昭62−47088(JP,A) 特開 平2−219082(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも先端にフッ化黒鉛粉末が塗布さ
    れていることを特徴とするゴム弾性体クリーニングブレ
    ード。
  2. 【請求項2】少なくとも先端にフッ化黒鉛粉末が塗布さ
    れているゴム弾性体クリーニングブレードおよび該クリ
    ーニングブレードが当接される有機感光体を有すること
    を特徴とする電子写真装置。
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DE69015661T DE69015661T2 (de) 1989-02-20 1990-02-19 Reinigungsklinge und elektrophotographisches Gerät hiermit.
US07/829,593 US5145724A (en) 1989-02-20 1992-02-03 Method of making a cleaning blade coated with graphite fluoride
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