JP6792602B2 - 高分解能の時間−ディジタル変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、時間−ディジタル変換器に関し、特に環境妨害を緩和し得るフルディジタル
応用の時間−ディジタル変換器に関する。
集積回路の発達につれて、センサにより得られた検出情報をディジタル符号に変換する
ことによってより広範な使用が達成可能である。時間測定システムに関しては、時間−デ
ィジタル変換器は検出情報を表すために時間幅を採用し、時間幅を発振器で計数して検出
情報をディジタル出力に変換する。
既存の技術では、時間−ディジタル変換器は一般的に、前段に比較器を構成するだけで
時間検出信号の雑音部分を除去している。しかしながら、製造プロセス、電圧、温度等に
関連する環境変化が計数プロセスに妨害を生じるかもしれない。更に、高いエネルギー変
換効率及び高い精度に対する要求が次第に増している。それゆえ、上記の問題を有効に解
決することが時間−ディジタル変換器の重要技術になっている。
本発明は、環境妨害に起因する不正確な計数結果の問題を緩和し、高い分解能を実現す
るとともに低い電力消費の利点をもたらすように構成された、高分解能の時間−ディジタ
ル変換器を提供することを目的とする。
本発明は、カウンタと、基準値発生器と、比較器とを含む、高い分解能の時間−ディジ
タル変換器を提供する。前記カウンタは、入力信号のパルス幅を計算するために入力信号
をクロック信号に基づいてサンプリングする。前記基準値発生器は、基準値を発生するた
めにルーラー信号を前記クロック信号に基づいてサンプリングする。前記クロック信号の
周波数は前記ルーラー信号の周波数より大きく、前記ルーラー信号の周波数は前記入力信
号の周波数より大きい。前記比較器は、前記カウンタ及び前記基準値発生器に結合され、
計数結果を発生するために前記入力信号のパルス幅と前記基準値とを比較する。
本発明は更に、位相ロックループ装置と、ダブルエッジ検出回路と、カウンタとを含む
、高い分解能の時間−ディジタル変換器を提供する。前記位相ロックループ装置はクロッ
ク信号を供給する。前記ダブルエッジ検出回路は、前記位相ロックループ装置に結合され
、前記クロック信号の論理レベルを入力信号の立上りエッジ及び立下りエッジに基づいて
検出し、前記クロック信号の検出した論理レベルに応答して制御信号を発生する。前記カ
ウンタは、前記位相ロックループ装置と前記ダブルエッジ検出回路とに結合され、前記制
御信号に基づいて計数動作を実行するかどうかを決定する。前記カウンタが計数動作を実
行するとき、前記カウンタは前記入力信号を前記クロック信号に基づいてサンプリングし
て前記入力信号に対応する計数結果を出力する。
上記の説明によれば、本発明の実施形態では、クロックの信号の周波数変化を表すため
にルーラー信号に基づいて発生される基準値を使用し、入力信号に対応する計数結果を得
るために、入力信号のパルス幅と基準値とを比較してその相対的比率を計算する。このよ
うにすると、環境変化に起因する計数精度への影響を効果的に除去することができ、高い
分解能の要件を達成するとともに、良好なエネルギー使用率を達成することができる。
本発明の一実施形態による高分解能TDCのブロック略図である。 本発明の別の実施形態による高分解能TDCのブロック略図である。 本発明の一実施形態による高分解能TDCの信号波形図である。 本発明の別の実施形態による高分解能TDCのブロック略図である。 本発明の別の実施形態による高分解能TDCの信号波形図である。 本発明の別の実施形態による高分解能TDCのブロック略図である。
高分解能でフルディジタルの時間−ディジタル変換器(TDC)を実現するために、本
発明の一実施形態では、クロック信号の周波数変化を示すためにルーラー信号を供給して
基準値を発生させ、入力信号に対応する計数結果を得るために、入力信号のパルス幅と基
準値を比較してその相対的比率を計算する。この相対的比率を計算することによって、環
境変化に起因する計数精度への影響を有効に除去することができる。その上、上記のアー
キテクチャは分数部分の計数機能も提供するため、分解能が有効に改善され、良好なエネ
ルギー使用率が達成される。他方、入力信号のエッジ検出に基づいて、入力信号の立上り
エッジの検出時に計数機能が活性化されるのに加えて、計数動作を実行するかどうかを、
入力信号の立下りエッジの検出時にクロック信号の論理レベルに基づいて決定することが
できるため、最終ビットの計数精度が改善される。従って、TDCの総合分解能を向上さ
せることができる。
図1を参照すると、図1は本発明による高分解能TDCのブロック略図である。TDC
100は、カウンタ110と、基準値発生器120と、比較器130とを備える。比較器
130はカウンタ110と基準値発生器120とに結合される。カウンタ110は入力信
号SINをクロック信号CLKに基づいてサンプリングして入力信号SINのパルス幅P
W1を計算する。基準値発生器120はルーラー信号SRUをクロック信号CLKに基づ
いてサンプリングして基準値Rを発生する。比較器130は入力信号SINのパルス幅S
W1と基準値Rを比較して計数結果CREを発生する。
本実施形態では、クロック信号CLKの周波数はルーラー信号SRUの周波数より大き
くし、ルーラー信号SRUの周波数は入力信号SINの周波数より大きくすることができ
る。従って、本実施形態では、ルーラー信号SRUと入力信号SINはそれぞれクロック
信号に基づいてサンプリングすることができ、基準値Rに対する入力信号SINのパルス
幅PW1の比率(この比率は以後相対的比率と言う)を計算して入力信号SINの計数結
果CREとして出力することができる。
基準値発生器120は、ルーラー信号SRUをクロック信号CLKに基づいてサンプリ
ングしてルーラー信号SRUのパルス幅を計算し、ルーラー信号SRUのパルス幅をルー
ラー信号SRUに従って周期的にラッチして基準値Rを発生することに留意されたい。即
ち、環境パラメータとともに変化されるクロック信号CLKの変化が基準値Rにリアルタ
イムに反映され得る。その後、比較器130が入力信号SINのパルス幅PW1を調整さ
れた基準値Rに基づいて計数するため、環境変化に起因する計数精度への妨害を有効に除
去することができる。
更に、ルーラー信号SRUのパルス幅は、例えば所定の容量変化に基づいて決定される
。所定の容量変化は所定値としてもよく、またユーザにより設定可能にしてもよい。この
ようなアーキテクチャの下では、ルーラー信号SRUは差分容量検出回路及び容量−時間
変換器によって発生させることができる。具体的に言うと、差分容量検出回路を用いて上
述した所定の容量変化を検出し、所定の容量変化に対応する検出信号をディジタルフォー
マットで出力することができる。その後、容量−時間変換器は上述した検出信号をルーラ
ー信号SRUのパルス幅に変換し、発生したルーラー信号SRUをTDC100に供給す
る。同様に、入力信号SINも、例えば差分容量検出回路によって検出される容量変化に
基づいて決定される。それゆえ、別の態様では、本実施形態のTDC100は容量読取回
路とみなすこともでき、ルーラー信号SRUの上記の実装はほんの一例にすぎず、本発明
はこれに限定されない。
ところで、実際の応用では、クロック信号CLKは全ディジタル位相ロックループ装置
又は他の周波数発生器によって供給することができるが、これは本発明によって限定され
ない。
図2を参照すると、図2は本発明の別の実施形態による高分解能TDCのブロック略図
である。TDC200は、カウンタ210と、基準値発生器と、比較器と、ANDゲート
240,250とを含む。ANDゲート240はカウンタ210に結合され、ANDゲー
ト250は基準値発生器に結合される。更に、基準値発生器は、カウンタ222と、ラッ
チ224と、遅延回路226とを含み、比較器は比較回路232とカウンタ234及び2
36とを含むことができる。
本実施形態では、ANDゲート240はクロック信号CLKと入力信号SINを受信し
、サンプリング結果SS1を出力し、カウンタ210のクロック入力端子CKに供給する
。従って、カウンタ210はサンプリング結果SS1に含まれる複数のパルスに基づいて
入力信号SINのパルス幅PW1を決定することができる。入力信号SINのパルス幅P
W1は、例えばサンプリング結果SS1に含まれるパルスの数により決定される。
他方、ANDゲート250はクロック信号CLKとルーラー信号SRUを受信し、サン
プリング結果SS2を出力し、基準値発生器のクロック入力端子(例えば、カウンタ22
2のクロック入力端子)に供給する。従って、基準値発生器はサンプリング結果SS2に
含まれる複数のパルスに基づいて基準値Rを計算し、発生する。同様に、基準値Rの値も
サンプリング結果SS2に含まれるパルスの数に基づいて決定される。
基準値発生器の詳細な回路に関して言えば、本実施形態では、カウンタ222がAND
ゲート250に結合され、ラッチ224がカウンタ222と比較回路232との間に結合
され、遅延回路226がカウンタ222とラッチ224に結合される。
具体的に言うと、カウンタ222はANDゲート250により出力されるサンプリング
結果SS2をクロック入力端子CKに受信し、ルーラー信号SRUをクロック信号CLK
に基づいてサンプリングしてルーラー信号SRUのパルス幅PW2を計算する。更に、カ
ウンタ222はルーラー信号SRUの反転信号に従ってリセット動作を実行する。
ラッチ224は、ルーラー信号SRUのパルス幅PW2を基準値Rとして機能するよう
に送信することを決定すること、即ちルーラー信号SRUのパルス幅PW2をラッチして
基準値Rをルーラー信号SRUの論理レベルに従って発生させることを決定することがで
きる。
遅延回路226はルーラー信号SRUを受信し、ルーラー信号SRUを連続的に遅延し
てラッチイネーブル信号LATEN及びカウンタリセット信号CTRESをそれぞれ発生
する。遅延回路226はラッチイネーブル信号LATENをラッチ224のイネーブル端
子ENに出力し、カウンタリセット信号CTRESをカウンタ222のリセット端子RN
に出力する。本実施形態では、遅延回路226は互いに直列に接続されたバッファBUF
1及びBUF2を含み得る。バッファBUF1の入力端子はルーラー信号SRUを受信し
、バッファBUF1の出力端子はラッチイネーブル信号LATENを発生する。更に、バ
ッファBUF2の入力端子はバッファBUF1の出力端子に結合され、バッファBUF2
出力端子はカウンタリセット信号CTRESを発生する。
実際の応用では、ラッチ224は、例えばD型フリップフロップである。更に、他の実
施形態では、ラッチ224はデータラッチ機能を有する他の回路装置で実装することもで
き、遅延回路226により発生されるラッチイネーブル信号LATEN及びカウンタリセ
ット信号CTRESはラッチ224の実装に適応して調整することができる。
比較器の詳細な回路に関しては、本実施形態では、比較回路232がカウンタ210と
基準値発生器とに結合され、カウンタ234が比較回路232に結合され、カウンタ23
6が比較回路232と基準値発生器とに結合される。
更に、比較回路232は基準値Rとパルス幅PW1を比較して比較結果COMPを出力
し、カウンタ234は比較結果COMPをそのクロック入力端子CKから受信し、比較結
果COMPを計数して、パルス幅PW1に対して基準値Rによって除算演算を実行するこ
とによって得られた商Qを発生する。商Qは計数結果CREの整数部である。更に、パル
ス幅PW1に対して基準値Rによって除算演算を実行することによって得られた余りが0
でないとき、カウンタ236がイネーブルされる。カウンタ236がイネーブルされると
、カウンタ236は余りと基準値Rを比較することによって計数結果CREの分数部分F
を決定する。本実施形態では、カウンタ236は、例えば、余りが基準値Rの半分より大
きいかどうかを比較して計数結果CREの分数部分Fを決定する。言い換えれば、カウン
タ236は計数結果の10分の1の単位(即ち小数点以下の数)を丸め方法で決定するこ
とができる。また、他の実施形態では、カウンタ236は余りと基準値Rとの比を計算し
て計数結果CREの分数部分Fの値を決定することもできる。分数部分の計算の実装例は
当業者に知られているので、その詳細な説明は省略する。
余りが0であるかどうかを決定するステップは比較回路232で実行できることに留意
されたい。また、他の実施形態では、余りが0であるかどうかを決定するステップはカウ
ンタ236で実行することもでき、これは本発明により限定されない。
また、TDC200は更にバッファBUF3を含むことができる。バッファBUF3の
入力端子は比較回路232の出力端子に結合し、バッファBUF3の出力端子はカウンタ
210のリセット入力端子RNに結合して、カウンタ210はリセット動作を比較回路2
32により出力される比較結果COMPに従って実行するようにし得る。本実施形態では
、リセット端子RNは、例えば比較結果COMPの反転信号を受信する。
TDC200の動作の詳細は図2及び図3を参照して以下に詳細に説明される。図3は
、本発明の一実施形態による高分解能TDCの信号波形図である。入力信号SINはパル
スP1を含むことができ、パルスP1の幅はパルス幅PW1である。ルーラー信号SRU
はパルスP2及びP3を含むことができ、パルスP2及びP3の幅はそれぞれパルス幅P
W21及びPW22である。パルス期間中は、入力信号SIN及びルーラー信号SRUの
論理レベルは、例えば高論理レベルであり、非パルス期間中は、入力信号SIN及びルー
ラー信号SRUの論理レベルは、例えば低論理レベルである。
更に、サンプリング結果SS1は、ANDゲート240により入力信号SINをクロッ
ク信号CLKに従ってサンプリングすることによって発生され、サンプリング結果SS2
は、ANDゲート250によりルーラー信号SRUをクロック信号CLKに基づいてサン
プリングすることによって発生される。環境パラメータの変化はクロック信号CLKの周
波数に反映されるため、サンプリング結果SS1及びSS2の周波数もそれに応じて変化
される。例えば、パルス幅PW1の区分T1内のサンプリング結果SS1の周波数はパル
ス幅PW1の区分T2内のサンプリング結果SS1の周波数と異なり、パルス幅PW21
内のサンプリング結果SS2の周波数はパルス幅PW22内のサンプリング結果SS2の
周波数と異なる。更に、区分T1内のサンプリング結果SS1の周波数はパルス幅PW2
1内のサンプリング結果SS2の周波数に同一であり、区分T2内のサンプリング結果S
S1の周波数はパルス幅PW22内のサンプリング結果SS2の周波数に同一であり得る
。従って、本実施形態では、クロック信号CLKの周波数変化をリアルタイムに反映する
ために、ルーラー信号SRUのパルス幅PW21及びPW22に従ってそれぞれ計算され
る基準値R1及びR2を採用することができ、入力信号SINのパルス幅PW1に対応す
る計数結果を得るために、区分T1及び区分T2の幅をそれぞれ基準値R1及びR2を用
いて相対的比率の形で計算する。
具体的に言うと、サンプリング結果SS1はパルス幅PW1を計算するためにカウンタ
210に送信され、サンプリング結果SS2はパルス幅PW21及びPW22を計算する
ためにカウンタ222に送信され、パルス幅PW21及びPW22は基準値R1及びR2
を発生するためにラッチ224に送信される。基準値R1及びR2はそれぞれパルス幅P
W21及びPW22内に含まれるサンプリング結果SS2のパルスの数に基づいて決定さ
れるため、本実施形態では、基準値R1は例えば3であり、基準値R2は例えば2である
更に、基準値R1及びR2はルーラー信号SRUのパルス幅を周期的にラッチすること
によって発生させることができる。図2の実施形態によれば、ルーラー信号SRUは遅延
回路226のバッファBUF1に送信することができ、バッファBUF1はルーラー信号
SRUを遅延してラッチ224のラッチイネーブル信号LATENを発生し、バッファB
UF2はラッチイネーブル信号LATENを遅延してカウンタ222のカウンタリセット
信号CTRESを発生する。従って、ルーラー信号SRUのパルスP2を例に取ると、ラ
ッチ224はカウンタ222により計算されたパルス幅PW21に対してラッチ動作を実
行して基準値R1を発生し、基準値R1を比較回路232に供給し続けるため、比較回路
232は基準値R1に基づいてパルス幅PW1の区分T1に対して比較動作を実行するこ
とができる。同様に、ルーラー信号SRUのパルスP3に関しては、ラッチ224はカウ
ンタ222により計算されたパルス幅PW22に対してラッチ動作を実行して基準値R2
を発生し、基準値R2を比較回路232に供給し続けるため、比較回路232は基準値R
2に基づいてパルス幅PW1の区分T2に対して比較動作を実行することができる。
カウンタ222はリセット信号CTRESの反転信号に基づいてリセット動作を実行す
ることができる。即ち、ルーラー信号SRUが高論理レベルから低論理レベルへ変化する
と、カウンタ222はルーラー信号SRUの計算されたパルス幅をクリアし、ルーラー信
号SRUが次のパルスを入力するとき、ルーラー信号SRUのパルス幅を再計算すること
ができる。
本実施形態では、基準値R1がパルス幅PW1の区分T1との比較に使用され、得られ
る区分T1と基準値R1の相対的比率は4である。また、基準値R2がパルス幅PW1の
区分T2との比較に使用され、得られる区分T2と基準値R2の相対的比率は3と4の間
である。上記の動作は除算演算に相当し、カウンタ234は比較回路232の比較結果C
OMPに従って上記の除算演算の商Q(例えば7)を計数結果CREの整数部として出力
する。計数結果CREの分数部分Fに関しては、基準値R2を上記の除算演算の余りに対
応する区分TSと比較することができる。本実施形態では、区分TSは基準値R2の半分
より大きいため、カウンタ236は計数結果CREの小数点以下の数に従って5を計数結
果CREの分数部分Fとして出力する。他方、区分TSが基準値R2の半分より小さい場
合には、カウンタ236は計数結果CREの分数部分Fとして0を出力する。言い換えれ
ば、上記の決定メカニズムは小数点以下の数の計数機能を実現するために丸めを採用する
ことができる。
図4を参照すると、図4は本発明の別の実施形態による高分解能TDCのブロック略図
である。TDC400は、位相ロックループ装置410と、ダブルエッジ検出回路420
と、カウンタ430とを含む。ダブルエッジ検出回路420は位相ロックループ装置41
0に結合され、カウンタ430は位相ロックループ装置420とダブルエッジ検出回路4
20とに結合される。
本実施形態では、位相ロックループ装置410はクロック信号CLKを供給し得る。ダ
ブルエッジ検出回路420は、クロック信号の論理レベルを入力信号SINの立上りエッ
ジ及び立下りエッジに従って検出し、クロック信号CLKの検出論理レベルに応答して制
御信号CTLを発生する。カウンタ430は制御信号CTLに基づいて計数動作を実行す
るかどうかを決定することができる。カウンタ430が計数動作を実行するとき、カウン
タ430は入力信号SINをクロック信号CLKに従ってサンプリングして入力信号SI
Nに対応する計数結果CREを出力する。
具体的に言うと、ダブルエッジ検出回路420は、例えばD型フリップフロップで実装
される。このようなアーキテクチャの下では、D型フリップフロップのクロック入力端子
が入力信号SINを受信し、D型フリップフロップの出力端子が制御信号CTLを出力す
る。もちろん、ダブルエッジ検出回路420は他のタイプのフリップフロップ又は信号遷
移を検出し得る他の回路で実装してもよいが、本発明はこれに限定されない。
TDC400の動作の詳細は図4及び図5を参照して説明される。図5は本発明の別の
実施形態による高分解能TDCの信号波形図である。本実施形態では、入力信号SINは
パルスP1を含み、パルスP1は、例えば高論理レベルを有する。更に、クロック信号C
LK1及びCLK2はそれぞれ複数のパルスを含み得る。
ここでクロック信号CLK1について説明する。ダブルエッジ検出回路420が入力信
号SINの立上りエッジを時点TP1で検出した後で、入力信号SINが高論理レベルを
有する期間の間、ダブルエッジ検出回路420はそれに対応して制御信号CTLをクロッ
ク信号CLK1の論理レベルに従って発生し始める。カウンタ430はそのイネーブル入
力端子ENに制御信号CTLを受信し、制御信号CTLの論理レベルに従ってイネーブル
される。例えば、カウンタ430は、制御信号CTLが高論理レベルを有するときにイネ
ーブルされ、カウンタ430がイネーブルされるとき、カウンタ430はクロック信号C
LKの論理レベルに応じて計数動作を実行する。
他方、ダブルエッジ検出回路420が入力信号SINの立下りエッジを時点TP2で検
出するとき、ダブルエッジ検出回路420はそれに対応して制御信号CTLをクロック信
号CLK1の論理レベルに従って発生する。本実施形態では、クロック信号CLK1の一
周期TCKは2つの隣接するパルスの立上りエッジに基づいて決定し得る。上記の状態下
において、時点TP2において、クロック信号CLK1が高論理レベルを有する場合には
、時点TP1とTP2との間のクロック信号CLK1の最終区分TLAST1はクロック
信号CLK1の一周期TCKの半分より小さいことを意味するため、区分TLAST1を
計数する必要はない。このとき、ダブルエッジ検出回路420により出力される制御信号
CTLは、例えば低論理レベルを有する。
クロック信号CLK2を例として取ると、時点TP2において、クロック信号CLK2
は低レベルを有する。即ち、時点TP1とTP2との間のクロック信号CLK2の最終区
分TLAST2はクロック信号CLK1の一周期の半分以上であるため、区分TLAST
2に従って計数動作を実行することができる。
このように、入力信号SINの立上りエッジREが検出されるときに計数動作を実行す
るのに加えて、入力信号SINの立下りエッジFEに対応するクロック信号の論理レベル
を更に決定し、計数動作を実行するかどうかを決定することができる。このようにすると
、TDC400の計数精度を効果的に向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、上述のダブルエッジ検出回路は図1及び図2の実施
形態に適用することもできる。図6を参照すると、図6は本発明の別の実施形態による高
分解能TDCのブロック略図である。本実施形態のTDC600は図1の実施形態のアー
キテクチャに基づいており、その動作の詳細は上記の実施形態に類似するため、その詳細
は省略する。本実施形態のTDC600は更にダブルエッジ検出回路640及び650を
含む。ダブルエッジ検出回路640はカウンタ610に結合され、ダブルエッジ検出回路
650は基準値発生器620に結合される。ダブルエッジ検出回路640はクロック信号
CLKの論理レベルを入力信号SINの立上りエッジ及び立下りエッジで検出し、クロッ
ク信号CLKの検出論理レベルに応答して制御信号CTL1を発生するため、カウンタ6
10は制御信号CTL1に従って計数動作を実行するかどうかを決定する。例えば、ダブ
ルエッジ検出回路640は制御信号CTL1をカウンタ610のイネーブル端子に供給し
てカウンタ610の動作を制御し、パルス幅PW1を計算する精度を効果的に改善するこ
とができる。ダブルエッジ検出回路640は、例えばD型フリップフロップで実装される
他方、ダブルエッジ検出回路650はクロック信号CLKの論理レベルをルーラー信号
SRUの立上りエッジ及び立下りエッジで検出し、クロック信号CLKの検出論理レベル
に応答して制御信号CTL2を発生するため、基準値発生器620は制御信号CTL2に
従って計数動作を実行するかどうかを決定することができる。例えば、ダブルエッジ検出
回路650は制御信号CTL2を基準値発生器620内のカウンタのイネーブル端子に供
給してそのカウンタの動作を制御し、基準値Rを計算する精度を効果的に改善することが
できる。ダブルエッジ検出回路650は、例えばD型フリップフロップで実装される。
要するに、本発明の実施形態では、環境変化に起因する計数精度への影響を除去し、良
好なエネルギー使用率を達成するために、ルーラー信号に基づいて発生される基準値を用
いてクロック信号の周波数変化を表し、入力信号のパルス幅と基準値を比較してその相対
的比率を計算する。更に、本発明の実施形態では、入力信号の立下りエッジに対応するク
ロック信号の論理レベルを検出し、計数動作を入力信号に対して実行するかどうかを決定
することによって、計数精度が効果的に改善される。このように、本発明のTDCは高い
分解能の要件を達成することができる。
本発明は電子装置に使用される時間−ディジタル変換器を対象とする。
100,200,400,600 時間−ディジタル変換器(TDC)
110,210,222,234,236,430,610 カウンタ
120,620 基準値発生器
130,630 比較器
224 ラッチ
226 遅延回路
232 比較回路
240,250 ANDゲート
420,640,650 ダブルエッジ検出回路
BUF1,BUF2,BUF3 バッファ
CLK,CLK1,CLK2 クロック信号
CK クロック入力端子
COMP 比較結果
CRE 計数結果
CTL,CTL1,CTL2 制御信号
CTRES カウンタリセット信号
EN イネーブル端子
F 分数部分
FE 立下りエッジ
LATEN ラッチイネーブル信号
OW1,PW2,PW21,PW22 パルス幅
P1,P2,P3 パルス
Q 商
R,R1,R2 基準値
RE 立上りエッジ
RN リセット端子
SIN 入力信号
SRU ルーラー信号
T1,T2,TS,TLAST1,TLAST2 区分
TP1,TP2 時点
TCK 周期

Claims (1)

  1. クロック信号を供給する位相ロックループ装置と、
    前記位相ロックループ装置に結合され、前記クロック信号の論理レベルを入力信号の立上りエッジ及び立下りエッジに基づいて検出し、前記クロック信号の検出した論理レベルに応答して制御信号を発生するダブルエッジ検出回路と、
    前記位相ロックループ装置と前記ダブルエッジ検出回路とに結合され、前記制御信号に基づいて計数動作を実行するかどうかを決定するカウンタとを備え、
    前記カウンタが前記計数動作を実行するとき、前記カウンタは前記入力信号を前記クロック信号に基づいてサンプリングして前記入力信号に対応する計数結果を出力するように構成され、
    前記カウンタは、前記入力信号の立下りエッジの時点に、前記クロック信号の論理レベルに基づき、前記入力信号の立上りエッジと立下りエッジとの間の前記クロック信号の最終区分を計数するかどうかを決定
    前記クロック信号の前記論理レベルが高論理レベルであり、前記クロック信号の最終区分の時間の長さが前記クロック信号の周期の半分よりも小さい場合、前記最終区分を計数せず、前記クロック信号の前記論理レベルが低論理レベルであり、前記クロック信号の前記最終区分の時間の長さが前記クロック信号の周期の半分以上である場合、前記最終区分を計数するように構成されている、高分解能の時間−ディジタル変換器。
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