JP2019124478A - 時間計測回路 - Google Patents

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【課題】低消費電力と、開始信号と停止信号の入力タイミングによらない正確な時間測定とを両立させる。【解決手段】時間計測回路は、開始信号STARTおよび停止信号STOPをSET入力とし、SET入力のタイミングで有意となり、RESET入力のタイミングで無意となる発振許可信号TDC_ENを出力するRSフリップフロップ回路11と、信号TDC_ENが有意の期間中に高速クロックROSC_CLKを生成するリングオシレータ12と、高速カウンタ13および低速カウンタ15の計数結果を基に信号STARTの入力からSTOPの入力までの時間を算出する時間算出回路17と、SET入力からRESET入力までの期間が低速クロックLS_CLKの1周期以上2周期以下となる発振停止信号ROSC_STOPを生成してRSフリップフロップ回路11のRESET入力として与えるリングオシレータ型TDC制御回路2を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、高分解能な時間測定を行うことが可能な時間計測回路に関するものである。
psecオーダーの高分解能な時間測定を行う場合、論理回路のゲート遅延を用いるTDC(Time-to-Digital Converter)と呼ばれる手法(非特許文献1参照)が広く知られている。ただし、非特許文献1に開示されている構成では時間計測範囲を広げれば広げるほど接続する遅延回路を増やすこととなるため、実際はNutt Method(非特許文献2参照)と呼ばれる低速カウンタと高速カウンタを併用して時間計測を行う手法がよく用いられる(以降、本願で述べるTDCは全てNutt Methodを適用した計測方式とする。)。
Nutt Methodは、高速クロックの動作期間を図17の開始信号Startの立ち上がりからクロックCLKrefの立ち上がりまでの期間、および停止信号Stopの立ち上がりからクロックCLKrefの立ち上がりまでの期間のみとし、これらの時間間隔ΔTstart,ΔTstopを高速クロックを用いて計測する手法である。
開始信号Startの立ち上がり直後のクロックCLKrefの立ち上がりから停止信号Stopの立ち上がり直後のクロックCLKrefの立ち上がりまでの期間NTrefを低速カウンタで測定すれば、開始信号Startの立ち上がりから停止信号Stopの立ち上がりまでの時間間隔ΔTinを次式のように求めることができる。
ΔTin=NTref+ΔTstart−ΔTstop ・・・(1)
Nutt Methodによれば、高速クロックによる2回の時間計測期間は、それぞれ低速クロックCLKrefの1周期よりも短くなる。Nutt Methodを用いる場合、低速カウンタと高速カウンタの位相を合わせるためにDLL(Delay Locked Loop)、またはPLL(Phase Locked Loop)をベースとしたTDCを用いるのが一般的である。しかしながら、DLLやPLLはクロックの発振の安定化に例えば5〜10μsec(低速カウンタの周波数を4MHz、高速カウンタの周波数を630MHzとした場合)の時間を要するので、時間計測開始前にTDCを動作させておく必要があり、低消費電力化の実現が難しいという問題点があった。
例えばガスメータ向け超音波流量計は、超音波の伝搬時間差を低消費電力かつ高分解能で測定する必要があるため、高速カウンタの動作期間(高速クロックの発振期間)をできる限り短くする必要がある。しかし、上記のとおりDLL方式のTDCとPLL方式のTDCは遅延回路の発振安定化に時間を要するため、高速クロックの発振期間が長くなり消費電力面で不利である。
TDCの動作時間(高速クロックの発振時間)を最小にする他の構成として、例えば特許文献1に開示されたリングオシレータ型の構成も考えられる。しかしながら、リングオシレータ型のTDCでは、TDCに入力される開始信号と停止信号のタイミングによってRSフリップフロップ回路や遅延回路(Dラッチ)の出力信号がメタステーブル状態となってしまうことがある。
このように、リングオシレータ型のTDCでは、内部で使用されているRSフリップフロップ回路へのRESET信号とSET信号が競合することにより、RSフリップフロップ回路の出力信号がメタステーブル状態となる可能性があるため、正確な時間測定を行うことができないという課題があった。
特許第4858220号明細書
Stephan Henzler,"Time-to-Digital Converters",Springer,2010 Pekka Keranen,"HIGH PRECISION TIME-TODIGITAL CONVERTERS FOR APPLICATIONS REQUIRING A WIDE MEASUREMENT RANGE",University of Oulu,2016
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、低消費電力と、開始信号と停止信号の入力タイミングによらない正確で高分解能な時間測定とを両立させることができる時間計測回路を提供することを目的とする。
本発明の時間計測回路は、外部から入力される第1のクロックを数えるように構成された第1のカウンタと、時間計測の開始信号または停止信号の入力のタイミングで有意となり、RESET入力のタイミングで無意となる発振許可信号を出力するように構成されたフリップフロップ回路と、前記発振許可信号が有意の期間中に前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを生成するように構成された発振回路と、前記第2のクロックを数えるように構成された第2のカウンタと、前記第1のカウンタの計数結果と前記第2のカウンタの計数結果とを基に前記開始信号の入力から前記停止信号の入力までの時間間隔を算出するように構成された時間算出回路と、前記開始信号および前記停止信号と前記第1のクロックとから生成した発振停止信号を、前記フリップフロップ回路に前記RESET入力として与えるように構成された制御回路とを備え、前記制御回路は、前記SET入力のタイミングから前記RESET入力のタイミングまでの期間が前記第1のクロックの1周期以上3周期以下の期間となる前記発振停止信号を生成することを特徴とするものである。
また、本発明の時間計測回路の1構成例において、前記制御回路は、前記開始信号および前記停止信号の入力の度に反転する検出信号を出力するように構成された検出信号生成回路と、前記検出信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第1の遅延信号を出力するように構成された第1のDフリップフロップ回路と、前記第1の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第2の遅延信号を出力するように構成された第2のDフリップフロップ回路と、前記第2の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第3の遅延信号を出力するように構成された第3のDフリップフロップ回路と、前記第3の遅延信号が入力されたタイミングで有意となり、次の第1のクロックが入力されたタイミングで無意となる前記発振停止信号を生成するように構成された発振停止信号生成回路と、前記発振停止信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた取り込み許可信号を出力するように構成された第4のDフリップフロップ回路とから構成され、前記時間算出回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記第2のカウンタの計数結果を取り込むことを特徴とするものである。
また、本発明の時間計測回路の1構成例において、前記第2のカウンタは、前記発振停止信号が有意から無意へと変わるタイミングで計数結果を0に初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の時間計測回路の1構成例において、前記制御回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記取り込み許可信号を微分した結果をリセット信号として出力するように構成された微分回路をさらに備え、前記第2のカウンタは、前記リセット信号が有意となるタイミングで計数結果を0に初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の時間計測回路の1構成例において、前記制御回路は、前記開始信号および前記停止信号の入力の度に反転する検出信号を出力するように構成された検出信号生成回路と、前記検出信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第1の遅延信号を出力するように構成された第1のDフリップフロップ回路と、前記第1の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第2の遅延信号を出力するように構成された第2のDフリップフロップ回路と、前記第2の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第3の遅延信号を出力するように構成された第3のDフリップフロップ回路と、前記第2の遅延信号と前記第3の遅延信号との排他的論理和の結果を、前記発振停止信号および取り込み許可信号として出力するように構成された排他的論理和回路と、前記取り込み許可信号が無意となるタイミングで前記取り込み許可信号を微分した結果をリセット信号として出力するように構成された微分回路とから構成され、前記時間算出回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記第2のカウンタの計数結果を取り込み、前記第2のカウンタは、前記リセット信号が有意となるタイミングで計数結果を0に初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の時間計測回路の1構成例において、前記制御回路は、前記開始信号および前記停止信号の入力の度に反転する検出信号を出力するように構成された検出信号生成回路と、前記検出信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第1の遅延信号を出力するように構成された第1のDフリップフロップ回路と、前記第1の遅延信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第2の遅延信号を出力するように構成された第2のDフリップフロップ回路と、前記第2の遅延信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第3の遅延信号を出力するように構成された第3のDフリップフロップ回路と、前記第3の遅延信号が入力されたタイミングで有意となり、次の第1のクロックが入力されたタイミングで無意となる前記発振停止信号を生成するように構成された発振停止信号生成回路と、前記発振停止信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた取り込み許可信号を出力するように構成された第4のDフリップフロップ回路とから構成され、前記時間算出回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記第2のカウンタの計数結果を取り込むことを特徴とするものである。
本発明によれば、第1のカウンタとフリップフロップ回路と発振回路と第2のカウンタと時間算出回路とを設け、さらにSET入力のタイミングからRESET入力のタイミングまでの期間が第1のクロックの1周期以上3周期以下の期間となる発振停止信号を生成してフリップフロップ回路のRESET入力として与える制御回路を設けることにより、低消費電力化と、開始信号と停止信号の入力タイミングによらない正確で高分解能な時間測定とを両立させることができる。
また、本発明では、取り込み許可信号が有意となるタイミングで取り込み許可信号を微分した結果を第2のカウンタのリセット信号として出力する微分回路を設けることにより、2つの停止信号間の受け付け可能間隔を短縮することができる。
また、本発明では、取り込み許可信号が無意となるタイミングで取り込み許可信号を微分した結果を第2のカウンタのリセット信号として出力する微分回路を設けることにより、2つの停止信号間の受け付け可能間隔をさらに短縮することができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図3は、本発明の第1の実施例に係る時間計測回路の発振停止信号生成回路の構成例を示す回路図である。 図4は、従来のリングオシレータ型TDCの構成を示す回路図である。 図5は、従来のリングオシレータ型TDCの動作を説明するタイミングチャートである。 図6は、本発明の第2の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図である。 図7は、本発明の第2の実施例に係る時間計測回路の微分回路の構成を示す回路図である。 図8は、本発明の第2の実施例に係る時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図9は、本発明の第3の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図である。 図10は、本発明の第3の実施例に係る時間計測回路の微分回路の構成を示す回路図である。 図11は、本発明の第3の実施例に係る時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図12は、本発明の第4の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図である。 図13は、本発明の第4の実施例に係る時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図14は、超音波流量計の計測原理を説明する断面図である。 図15は、超音波送信信号と超音波受信信号の波形例を示す図である。 図16は、本発明の第1〜第3の実施例に係る時間計測回路の時間算出回路を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図17は、Nutt Methodを説明する図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図である。時間計測回路は、リングオシレータ型TDC1と、リングオシレータ型TDC制御回路2とを備えている。
リングオシレータ型TDC1は、外部から入力される、時間計測の開始信号STARTと停止信号STOPの論理和の結果を発振開始信号ROSC_STARTとして出力するOR回路10と、発振開始信号ROSC_START(開始信号STARTと停止信号STOP)をSET入力とし、リングオシレータ型TDC制御回路2から出力された発振停止信号ROSC_STOPをRESET入力とし、発振許可信号TDC_ENを出力するRSフリップフロップ回路11と、発振許可信号TDC_ENが有意の期間中に高速クロックROSC_CLK(第2のクロック)を生成するリングオシレータ12(発振回路)と、高速クロックROSC_CLKをカウントする高速カウンタ13(第2のカウンタ)と、発振停止信号ROSC_STOPのタイミングを示すタイミング信号HS_PHASEを出力するデコーダ14と、外部から入力される低速クロックLS_CLK(第1のクロック)をカウントする低速カウンタ15(第1のカウンタ)と、低速カウンタ15のカウント開始/停止を制御する低速クロックイネーブル作成回路16と、高速カウンタ13の計数結果HS_CNTと低速カウンタ15の計数結果LS_CNTとを基に、開始信号STARTの立ち上がりから停止信号STOPの立ち上がりまでの時間間隔を算出する時間算出回路17とから構成される。
リングオシレータ12は、発振許可信号TDC_ENと高速クロックROSC_CLKとの論理積をとるAND回路120と、AND回路120の出力に縦続接続された複数のインバータ回路120−1〜120−n(nは2以上の整数)と、AND回路120と各インバータ回路120−1〜120−nの出力をそれぞれD入力とし、発振停止信号ROSC_STOPをクロック入力とする複数のDフリップフロップ回路121−1〜121−(n+1)とから構成される。
リングオシレータ型TDC制御回路2は、発振開始信号ROSC_STARTをクロック入力とし、発振開始信号ROSC_STARTの立ち上がりの度に反転する検出信号ST_DETを出力するDフリップフロップ回路20と、検出信号ST_DETの反転信号をDフリップフロップ回路20のD入力とするインバータ回路21と、検出信号ST_DETをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで検出信号ST_DETを取り込み、検出信号ST_DETを遅延させた信号ST_DET_SYNC_1D(第1の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路22と、Dフリップフロップ回路22から出力された信号ST_DET_SYNC_1DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで信号ST_DET_SYNC_1Dを取り込み、信号ST_DET_SYNC_1Dを遅延させた信号ST_DET_SYNC_2D(第2の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路23と、Dフリップフロップ回路23から出力された信号ST_DET_SYNC_2DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_2Dを取り込み、信号ST_DET_SYNC_2Dを遅延させた信号ST_DET_SYNC_3D(第3の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路24と、発振停止信号ROSC_STOPを生成する発振停止信号生成回路25と、発振停止信号ROSC_STOPをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、高速カウンタ13の計数結果HS_CNTの取り込み許可信号HS_CNT_ENを出力するDフリップフロップ回路26とから構成される。
Dフリップフロップ回路20とインバータ回路21とは、検出信号ST_DETを生成する検出信号生成回路33を構成している。
以下、本実施例の時間計測回路の動作を説明する。図2は時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。
OR回路10は、開始信号STARTと停止信号STOPの論理和の結果を、図2に示すような発振開始信号ROSC_STARTとして出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2のDフリップフロップ回路20とインバータ回路21とは、図2に示すように発振開始信号ROSC_STARTの立ち上がりの度に反転する検出信号ST_DETを出力する。すなわち、検出信号ST_DETは、開始信号STARTまたは停止信号STOPの入力の度に反転する。
RSフリップフロップ回路11は、発振開始信号ROSC_STARTをSET入力とし、後述のようにリングオシレータ型TDC制御回路2から出力された発振停止信号ROSC_STOPをRESET入力とし、図2に示すように発振開始信号ROSC_STARTの立ち上がりで有意(High)となり、発振停止信号ROSC_STOPの立ち上がりで無意(Low)となる発振許可信号TDC_ENを出力する。すなわち、RSフリップフロップ回路11は、開始信号STARTまたは停止信号STOPの立ち上がりで有意となる発振許可信号TDC_ENを出力する。
リングオシレータ12は、RSフリップフロップ回路11から出力された発振許可信号TDC_ENが有意の期間中に、図2に示すように、低速クロックLS_CLKよりも高速なクロックROSC_CLKを生成する。
高速カウンタ13は、リングオシレータ型TDC制御回路2から出力された発振停止信号ROSC_STOPが無意(Low)の期間中に、高速クロックROSC_CLKをカウントして計数結果HS_CNTを出力する。
デコーダ14は、Dフリップフロップ回路121−1〜121−(n+1)の出力ROSC_PHASEを基に、発振停止信号ROSC_STOPのタイミングを示すタイミング信号HS_PHASEを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2のDフリップフロップ回路22は、検出信号ST_DETをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで検出信号ST_DETを取り込み、図2に示すように検出信号ST_DETを、低速クロックLS_CLKの1クロック分遅延させた信号ST_DET_SYNC_1Dを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2のDフリップフロップ回路23は、Dフリップフロップ回路22から出力された信号ST_DET_SYNC_1DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで信号ST_DET_SYNC_1Dを取り込み、図2に示すように信号ST_DET_SYNC_1Dを、低速クロックLS_CLKの1/2クロック分遅延させた信号ST_DET_SYNC_2Dを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2のDフリップフロップ回路24は、Dフリップフロップ回路23から出力された信号ST_DET_SYNC_2DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_2Dを取り込み、図2に示すように信号ST_DET_SYNC_2Dを、低速クロックLS_CLKの1/2クロック分遅延させた信号ST_DET_SYNC_3Dを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2の発振停止信号生成回路25は、信号ST_DET_SYNC_2D,ST_DET_SYNC_3Dと低速クロックLS_CLKとを入力とし、信号ST_DET_SYNC_3Dの立ち上がりで有意(High)となり、次の低速クロックLS_CLKの立ち上がりで無意(Low)となる発振停止信号ROSC_STOPを生成する。
図3は発振停止信号生成回路25の構成例を示す回路図である。発振停止信号生成回路25は、信号ST_DET_SYNC_2DとST_DET_SYNC_3Dとの排他的論理和をとるXOR回路250と、“0 ”(Low)を第1の入力とし、XOR回路250の出力を第2の入力とし、発振停止信号ROSC_STOPを制御入力とし、制御入力が“1 ”(High)のときに第1の入力側を選択して出力し、制御入力が“0 ”のときに第2の入力側を選択して出力するセレクタ251と、セレクタ251の出力をD入力とし、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、発振停止信号ROSC_STOPを出力するDフリップフロップ回路252とから構成される。
発振停止信号ROSC_STOPが有意(High)になると、上記のとおり発振許可信号TDC_ENが無意(Low)となるので、リングオシレータ12による高速クロックROSC_CLKの生成が停止する。
リングオシレータ型TDC制御回路2のDフリップフロップ回路26は、発振停止信号ROSC_STOPをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで発振停止信号ROSC_STOPを取り込み、図2に示すように発振停止信号ROSC_STOPを、低速クロックLS_CLKの1/2クロック分遅延させた取り込み許可信号HS_CNT_ENを出力する。
一方、低速カウンタ15は、低速クロックLS_CLKをカウントして計数結果LS_CNTを出力する。
低速クロックイネーブル作成回路16は、開始信号STARTの立ち上がりで低速カウンタ15に低速クロックLS_CLKのカウントを開始させ、停止信号STOPの立ち上がりで低速クロックLS_CLKのカウントを停止させて計数結果LS_CNTを0に初期化させる。なお、超音波流量計のように1回の開始信号STARTに対して複数回の停止信号STOPが入力される場合には、低速クロックイネーブル作成回路16は、1回のSTOP毎ではなく、最後の停止信号STOPの受け付け後に(後述する図15の例では4回受け付け後)に計数結果LS_CNTを0に初期化させる。
時間算出回路17は、取り込み許可信号HS_CNT_ENが有意(High)になった時点で高速カウンタ13の計数結果HS_CNTを取り込む。
また、本実施例では、発振停止信号ROSC_STOPが高速カウンタ13のCLR(クリア)入力となっているので、高速カウンタ13は、発振停止信号ROSC_STOPの立ち下がりのタイミング(有意から無意へと変わるタイミング)でリセットされ、計数結果HS_CNTを0に初期化する。
時間算出回路17は、開始信号STARTを契機とする発振開始信号ROSC_STARTの出力により開始される高速カウンタ13の計数の結果HS_CNTに基づいて、図17のΔTstartに相当する時間間隔を算出することができる。また、時間算出回路17は、停止信号STOPを契機とする発振開始信号ROSC_STARTの出力により開始される高速カウンタ13の計数の結果HS_CNTに基づいて、図17のΔTstopに相当する時間間隔を算出することができる。
また、時間算出回路17は、開始信号STARTに応じた発振開始信号ROSC_STARTの直後に出力される発振停止信号ROSC_STOPのタイミングを示すタイミング信号HS_PHASEと、停止信号STOPに応じた発振開始信号ROSC_STARTの直後に出力される発振停止信号ROSC_STOPのタイミングを示すタイミング信号HS_PHASEと、これら2つのタイミング間の低速カウンタ15の計数結果LS_CNTと基づいて、図17のNTrefに相当する時間間隔を算出することができる。したがって、時間算出回路17は、式(1)と同様に開始信号STARTの立ち上がりから停止信号STOPの立ち上がりまでの時間間隔ΔTinを算出することができる。
本実施例では、RSフリップフロップ回路11の出力をメタステーブル状態にさせないタイミング(SET入力(ROSC_START)とRESET入力(ROSC_STOP)とが競合しないタイミング)で発振停止信号ROSC_STOPを有意にするリングオシレータ型TDC制御回路2を追加することにより、開始信号STARTと停止信号STOPの入力タイミングによらず正確な時間計測結果を得ることができるようにしている。
本実施例では、リングオシレータ型TDC制御回路2を加えることにより、高速クロックROSC_CLKの発振期間が、低速クロックLS_CLKの1周期以上2周期以下の期間となるようにしている。本実施例では、Dフリップフロップ回路22,24を低速クロックLS_CLKの立ち上がりに同期させ、Dフリップフロップ回路23を低速クロックLS_CLKの立ち下がりに同期させることで、上記のような高速クロックROSC_CLKの発振期間の設定を実現している。
従来のNutt Methodの思想と比較すると、本実施例では、高速クロックROSC_CLKの発振期間が長くなるが、発振開始信号ROSC_STARTと発振停止信号ROSC_STOPとの間が少なくとも低速クロックLS_CLKの1周期分確保されるため、RSフリップフロップ回路11のSET入力とRESET入力の競合が生じることはない。
図2に示したように発振開始信号ROSC_STARTが低速クロックLS_CLKの立ち上がり付近で入力された場合に計測実行時間は最大となる(低速クロックを4MHzとすると、3×(1/4MHz)=750ns)。したがって、連続して停止信号STOPを入力する場合、停止信号STOPと次の停止信号STOP間は最低750ns空ける必要がある。
こうして、本実施例では、リングオシレータ型TDC1の採用による低消費電力化と、開始信号STARTと停止信号STOPの入力タイミングによらない正確で高分解能な時間測定とを両立させることができる。
本実施例との比較のため、従来のリングオシレータ型TDCの構成を図4に示す。この構成は、Nutt Methodを従来のリングオシレータ型TDCに適用したものである。図4の構成のうち、本実施例に相当する構成要素には、図1と同一の符号を付してある。
図5は図4のリングオシレータ型TDCの動作を説明するタイミングチャートである。低速クロックLS_CLKの周波数を4MHzとすると、低速カウンタ15は250nsの分解能で時間を計測することができる。開始信号STARTの立ち上がりから次の低速クロックLS_CLKの立ち上がりまでのTDC計測期間#1(ΔTstart)および停止信号STOPの立ち上がりから次の低速クロックLS_CLKの立ち上がりまでのTDC計測期間#2(ΔTstop)のような250nsに満たない期間は高速カウンタ13で計測される。この計測期間は、開始信号STARTもしくは停止信号STOPが入力されたタイミングにより、0〜250nsの範囲で変化する。
図5の例では、低速クロックLS_CLKの立ち上がりの直後に開始信号STARTが立ち上がっているため、TDC計測期間#1は低速クロックLS_CLKの周期(250ns)に近くなる。
一方、低速クロックLS_CLKの立ち上がりの直前に停止信号STOPが立ち上がっているため、TDC計測期間#2は0nsに近くなる。
本実施例でも説明したとおり、リングオシレータ12の発振許可信号TDC_ENは、RSフリップフロップ回路11の出力である。通常、このRSフリップフロップ回路11の入力であるRESET入力(図4の例では低速クロックLS_CLK)とSET入力(図4の例では発振開始信号ROSC_START、すなわち開始信号STARTもしくは停止信号STOP)との間には、使用時にユーザーが保障しなければならない時間の制約が存在する。
上記のとおり低速クロックLS_CLKの周波数を4MHzとすると、高速クロックROSC_CLKの発振期間は0〜250nsの範囲である。この発振期間は、発振開始信号ROSC_STARTの立ち上がりから発振停止信号ROSC_STOP(図4の例では低速クロックLS_CLK)の立ち上がりまでの期間となる。
この発振開始信号ROSC_STARTと発振停止信号ROSC_STOPの2つの立ち上がりの時間差が短くなった場合(例えば1ns)、RSフリップフロップ回路11の出力(発振許可信号TDC_EN)がメタステーブル状態となり、高速クロックROSC_CLKを入力とする高速カウンタ13が誤動作する可能性がある。すなわち、RSフリップフロップ回路11のSET入力の立ち上がりからRESET入力の立ち上がりまでの時間を1ns以上空ける必要がある、という制約が存在する。
時間計測開始を示す開始信号STARTおよび時間計測停止を示す停止信号STOPは当然、低速クロックLS_CLKとは非同期で入力される。したがって、図4に示したような構成では、開始信号STARTもしくは停止信号STOPの入力タイミング次第で、上記の制約を満たすことができなくなり、正確な時間測定が不可能となる。
そこで、本実施例では、リングオシレータ型TDC制御回路2を追加し、RSフリップフロップ回路11のSET入力(発振開始信号ROSC_START)の立ち上がりからRESET入力(発振停止信号ROSC_STOP)の立ち上がりまでの期間が低速クロックLS_CLKの1周期以上2周期以下の期間となるようにすることにより、開始信号STARTおよび停止信号STOPがどのようなタイミングで入力されても、RSフリップフロップ回路11のSET入力とRESET入力の間の時間制約を満たすことができ、従来の問題点を解決することができる。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図6は本発明の第2の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の時間計測回路は、リングオシレータ型TDC1と、リングオシレータ型TDC制御回路2aとを備えている。
リングオシレータ型TDC制御回路2aは、Dフリップフロップ回路20と、インバータ回路21と、Dフリップフロップ回路22〜24と、発振停止信号生成回路25と、Dフリップフロップ回路26と、Dフリップフロップ回路26から出力された取り込み許可信号HS_CNT_ENを微分した結果を、高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRとして出力する微分回路27とから構成される。
図7は微分回路27の構成を示す回路図である。微分回路27は、取り込み許可信号HS_CNT_ENを入力とするバッファ回路270と、バッファ回路270の出力を入力とするバッファ回路271と、バッファ回路270の出力とバッファ回路271の出力の反転信号との論理積をとるAND回路272と、AND回路272の出力を反転させるインバータ回路273とから構成される。
図8は本実施例の時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。リングオシレータ型TDC制御回路2aの微分回路27は、Dフリップフロップ回路26から出力された取り込み許可信号HS_CNT_ENの立ち上がりを微分して反転させた結果を、図8に示すように高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRとして出力する。バッファ回路270は、高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRのパルスを生成するために、取り込み許可信号HS_CNT_ENを一定時間だけ遅らせるために使用される。
高速カウンタ13は、高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRが有意(Low)となるタイミングで計数結果HS_CNTを0に初期化する。
本発明の時間計測回路は、連続時間測定(1回の開始信号STARTに対して複数回の停止信号STOPを受け付ける動作)が可能であることを求められる場合がある。しかし、1回の時間計測に要する時間が例えば750nsだとすると、1回目の停止信号STOPと2回目の停止信号STOPの間隔は最低でも750ns空ける必要がある。この停止信号STOPの間隔は低速クロックLS_CLKの周波数に依存し、停止信号STOPの間隔を短くするためには低速クロックLS_CLKの周波数を上げる必要がある。しかし、低速クロックLS_CLKの周波数を上げると消費電力が増大してしまう。
そこで、本実施例では、第1の実施例の回路に対して高速カウンタ13をリセットするための微分回路27を加えることにより、1回の時間計測に要する時間をさらに短くし、1回目の停止信号STOPと2回目の停止信号STOPの最低間隔を短くする。
第1の実施例では、発振停止信号ROSC_STOPにより高速カウンタ13をリセットしていた。これに対し、本実施例では、新たに微分回路27で高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRを生成することにより、図8に示すように高速カウンタ13をリセットするタイミングを第1の実施例よりも早めることができる。
低速クロックLS_CLKの周波数を4MHzとし、微分回路27を用いた高速カウンタ13のリセットに要する時間を10nsとすると、1回の時間計測に要する最長時間は2.5×(1/4MHz)+10ns=635nsとなる。したがって、2つの停止信号STOP間の最小間隔も635nsとなる。
[第3の実施例]
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図9は本発明の第3の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図であり、図1、図6と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の時間計測回路は、リングオシレータ型TDC1と、リングオシレータ型TDC制御回路2bとを備えている。
リングオシレータ型TDC制御回路2bは、Dフリップフロップ回路20と、インバータ回路21と、Dフリップフロップ回路20から出力された検出信号ST_DETをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで検出信号ST_DETを取り込み、検出信号ST_DETを遅延させた信号ST_DET_SYNC_1D(第1の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路28と、Dフリップフロップ回路28から出力された信号ST_DET_SYNC_1DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_1Dを取り込み、信号ST_DET_SYNC_1Dを遅延させた信号ST_DET_SYNC_2D(第2の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路29と、Dフリップフロップ回路29から出力された信号ST_DET_SYNC_2DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで信号ST_DET_SYNC_2Dを取り込み、信号ST_DET_SYNC_2Dを遅延させた信号ST_DET_SYNC_3D(第3の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路30と、信号ST_DET_SYNC_2DとST_DET_SYNC_3Dとの排他的論理和の結果を発振停止信号ROSC_STOPおよび取り込み許可信号HS_CNT_ENとして出力するXOR(排他的論理和)回路31と、取り込み許可信号HS_CNT_ENを微分した結果を、高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRとして出力する微分回路32とから構成される。
図10は微分回路32の構成を示す回路図である。微分回路32は、取り込み許可信号HS_CNT_ENを入力とするバッファ回路320と、バッファ回路320の出力を入力とするバッファ回路321と、バッファ回路320の出力の反転信号とバッファ回路321の出力との論理積をとるAND回路322と、AND回路322の出力を反転させるインバータ回路323とから構成される。
図11は本実施例の時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。リングオシレータ型TDC制御回路2bのDフリップフロップ回路28は、検出信号ST_DETをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで検出信号ST_DETを取り込み、図11に示すように検出信号ST_DETを、低速クロックLS_CLKの1/2クロック分遅延させた信号ST_DET_SYNC_1Dを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2bのDフリップフロップ回路29は、Dフリップフロップ回路28から出力された信号ST_DET_SYNC_1DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_1Dを取り込み、図11に示すように信号ST_DET_SYNC_1Dを、低速クロックLS_CLKの1/2クロック分遅延させた信号ST_DET_SYNC_2Dを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2bのDフリップフロップ回路30は、Dフリップフロップ回路29から出力された信号ST_DET_SYNC_2DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち下がりで信号ST_DET_SYNC_2Dを取り込み、図11に示すように信号ST_DET_SYNC_2Dを、低速クロックLS_CLKの1/2クロック分遅延させた信号ST_DET_SYNC_3Dを出力する。
リングオシレータ型TDC制御回路2bのXOR回路31は、Dフリップフロップ回路29から出力された信号ST_DET_SYNC_2DとDフリップフロップ回路30から出力された信号ST_DET_SYNC_3Dとの排他的論理和の結果を、図11に示すように取り込み許可信号HS_CNT_ENおよび発振停止信号ROSC_STOPとして出力する。
なお、第1、第2の実施例の発振停止信号生成回路25の場合、発振停止信号ROSC_STOPがDフリップフロップ回路252から出力されるので、検出信号ST_DETの立ち上がり検出、立ち下がり検出のどちらの場合でも出力遅延時間は同じとなる。したがって、汎用性のある時間計測が可能である。ただし、検出信号ST_DETの立ち上がり検出または立ち下がり検出から発振停止信号ROSC_STOPが立ち上がるまでの時間は本実施例のXOR回路31よりも長くなる。すなわち、1回の時間計測に要する時間が長くなるため、連続した停止信号STOPの受け付け時に不利となる。
一方、本実施例のXOR回路31では、検出信号ST_DETの立ち上がり検出または立ち下がり検出から発振停止信号ROSC_STOPが立ち上がるまでの時間は第1、第2の実施例よりも短くなる。したがって、連続した停止信号STOPの受け付け時に有利となる。ただし、XOR回路31を用いる場合、検出信号ST_DETの立ち上がり検出時と立ち下がり検出時で発振停止信号ROSC_STOPの遅延値が数10ps異なる。しかしながら、超音波流量計向けの時間計測の場合には、高分解能で取得する必要があるのは後述のように時間差なので、検出信号ST_DETの立ち上がり検出時と立ち下がり検出時の遅延値の違いは問題にならない。
リングオシレータ型TDC制御回路2bの微分回路32は、XOR回路31から出力された取り込み許可信号HS_CNT_EN(発振停止信号ROSC_STOP)の立ち下がりを微分した結果を、図11に示すように高速カウンタリセット信号HS_CNT_CLRとして出力する。
本実施例では、低速クロックLS_CLKの周波数を上げずに2つの停止信号STOP間の受け付け可能間隔をさらに短くするため、Dフリップフロップ回路28〜30による検出信号ST_DETの遅延時間を減らし、信号ST_DET_SYNC_2DとST_DET_SYNC_3Dとの排他的論理和の結果を、発振停止信号ROSC_STOPとしている。
ただし通常、回路の遅延時間は信号の立ち上がりと立ち下がりで異なるため、Dフリップフロップ回路28〜30とXOR回路31で発振停止信号ROSC_STOPを生成すると、信号ST_DETを遅延させたST_DET_SYNC_3Dの立ち上がり検出時と立ち下がり検出時で計測時間が異なってしまう。
例えば、信号ST_DET_SYNC_3Dの立ち下がりを検出したときの遅延が信号ST_DET_SYNC_3Dの立ち上がりを検出したときの遅延よりも10ps遅い回路の場合、図11の偶数番目の計測時間に、10psのオフセットがのってしまう。すなわち、Dフリップフロップ回路28〜30の出力ST_DET_SYNC_1D〜ST_DET_SYNC_3Dが“1”→“0”に遷移する場合の遅延時間が“0”→“1”に遷移する場合の遅延時間と比較して10ps遅いと、信号ST_DET_SYNC_3Dの立ち下がりの検出時に取り込み許可信号HS_CNT_EN(ROSC_STOP)が立ち上がる時間が信号ST_DET_SYNC_3Dの立ち上がり検出時の場合と比較して10ps遅くなる。しかし、例えば超音波流量計のような順方向計測時間と逆方向計測時間の差分を取るようなアプリケーションであれば、このオフセットは順方向計測時間と逆方向計測時間の減算時に取り除かれるため問題とならない。
低速クロックLS_CLKの周波数を4MHzとし、微分回路32を用いた高速カウンタ13のリセットに要する時間を10nsとすると、1回の時間計測に要する最長時間は2×(1/4MHz)+10ns=510nsとなる。したがって、停止信号STOP間の最小間隔も510nsとなる。
[第4の実施例]
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図12は本発明の第4の実施例に係る時間計測回路の構成を示す回路図であり、図1、図6、図9と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の時間計測回路は、リングオシレータ型TDC1と、リングオシレータ型TDC制御回路2cとを備えている。
リングオシレータ型TDC制御回路2cは、Dフリップフロップ回路20と、インバータ回路21と、検出信号ST_DETをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで検出信号ST_DETを取り込み、検出信号ST_DETを遅延させた信号ST_DET_SYNC_1D(第1の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路22と、Dフリップフロップ回路22から出力された信号ST_DET_SYNC_1DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_1Dを取り込み、信号ST_DET_SYNC_1Dを遅延させた信号ST_DET_SYNC_2D(第2の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路23cと、Dフリップフロップ回路23から出力された信号ST_DET_SYNC_2DをD入力、低速クロックLS_CLKをクロック入力として、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_2Dを取り込み、信号ST_DET_SYNC_2Dを遅延させた信号ST_DET_SYNC_3D(第3の遅延信号)を出力するDフリップフロップ回路24と、発振停止信号生成回路25と、Dフリップフロップ回路26とから構成される。
図13は本実施例の時間計測回路の動作を説明するタイミングチャートである。本実施例と第1の実施例との相違点は、リングオシレータ型TDC制御回路2cのDフリップフロップ回路23cが、低速クロックLS_CLKの立ち上がりで信号ST_DET_SYNC_1Dを取り込むようにしたことである。
これにより、本実施例では、RSフリップフロップ回路11のSET入力(発振開始信号ROSC_START)の立ち上がりからRESET入力(発振停止信号ROSC_STOP)の立ち上がりまでの期間(高速クロックROSC_CLKの発振期間)が、低速クロックLS_CLKの2周期以上3周期以下の期間となるようにしている。すなわち、本発明において、高速クロックROSC_CLKの発振期間は、低速クロックLS_CLKの1周期以上3周期以下の期間であればよい。
その他の構成は第1の実施例と同じである。ただし、本実施例では、1回の時間計測に要する処理時間が長くなるため、超音波流量計のような1回の開始信号STARTに対して複数回の停止信号STOPを受け付ける必要があるアプリケーションに対して採用する際は不利となる。
最後に、本発明と従来例との比較結果、および本発明のアプリケーションの1例について説明する。表1に、従来のDLL型TDC、PLL型TDC、リングオシレータ型TDCと、第1〜第4の実施例の比較結果を示す。
上記のとおり、DLL型TDCおよびPLL型TDCでは、クロックの発振周期の安定化に5〜10μsec(低速クロックの周波数を4MHzとした場合)の時間を要するのに対し、従来のリングオシレータ型TDCおよび第1〜第4の実施例では、TDC動作時間(高速カウンタ13の動作時間)を短縮することができ、低消費電力化を実現することができる。なお、第2の実施例はTDC動作時間は第1の実施例と同じであるが、微分回路を追加することで処理時間を短縮することができる。
時間計測の精度については、DLL型TDCおよびPLL型TDCでは、アナログ回路による制御が行われるため、温度変化/電圧変化に対してリングオシレータ型TDCよりも安定した精度を実現できる。
従来のリングオシレータ型TDCでは、上記のとおり開始信号STARTもしくは停止信号STOPの入力タイミングによって正確な時間計測が不可能な場合が起こり得る。
一方、第1〜第4の実施例では、開始信号STARTと停止信号STOPの入力タイミングによらず正確な時間計測を行うことができる。
次に、本発明のアプリケーションの1例である、超音波流量計における時間測定について説明する。図14は超音波流量計の計測原理を説明する断面図である。超音波流量計は、超音波センサ102と超音波センサ103のそれぞれから超音波信号を送出して、超音波センサ102から超音波センサ103までの順方向(流体101が流れる方向)の超音波の伝搬時間FW1と、超音波センサ103から超音波センサ102までの逆方向の超音波の伝搬時間RV1とをそれぞれ求め、伝搬時間FW1とRV1の差分から、配管100を流れる流体101の流量を算出するものである。
図15は超音波センサ102から送信する超音波送信信号SS_FWと超音波センサ103で受信した超音波受信信号RS_FW、および超音波センサ103から送信する超音波送信信号SS_RVと超音波センサ103で受信した超音波受信信号RS_RVの波形例を示す図である。
超音波流量計向けの時間計測では、1回の開始信号START(時間計測開始)に対して複数回の停止信号STOPの受け付けが可能であることが求められる。しかし、1回の時間計測に必要な処理時間が存在するため、連続で停止信号STOPを受け付け可能だとしても、2つの停止信号STOP間の最低間隔の制約が時間計測回路には必ず存在する。この制約を短くするためには、低速クロックLS_CLKの周波数を上げるという対応が最も容易であるが、このような対処は消費電力面で不利となる。
そこで、本発明の第2、第3の実施例では、低速クロックLS_CLKの周波数を上げずに2つの停止信号STOP間の受け付け可能間隔を短くしている。上記のとおり、低速クロックLS_CLKの周波数が4MHzの場合、第2の実施例では、2つの停止信号STOP間の受け付け可能間隔は635ns、第3の実施例では、2つの停止信号STOP間の受け付け可能間隔は510nsである。
なお、第1〜第4の実施例では、RSフリップフロップ回路11を用いているが、これに限るものではなく、RSフリップフロップ回路11の代わりにDフリップフロップ回路を用いてもよい。Dフリップフロップ回路を用いる場合にも、クロックの変化とRESETの変化とが競合することは避けなければならない。RSフリップフロップ回路11の代わりにDフリップフロップ回路を用いる場合には、D入力を“1”に固定し、発振開始信号ROSC_STARTをクロック入力とし、発振停止信号ROSC_STOPをRESET入力とすればよい。
第1〜第4の実施例で説明した時間計測回路の時間算出回路17は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図16に示す。コンピュータは、CPU170と、記憶装置171と、インターフェース装置(以下、I/Fと略する)172とを備えている。I/F172には、高速カウンタ13とデコーダ14と低速カウンタ15とリングオシレータ型TDC制御回路2,2a,2bの出力(HS_CNT_EN)とが接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明を実現させるためのプログラムは記憶装置171に格納される。CPU170は、記憶装置171に格納されたプログラムに従って第1〜第4の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、psecオーダーの時間を計測する技術に適用することができる。
1…リングオシレータ型TDC、2,2a,2b,2c…リングオシレータ型TDC制御回路、10…OR回路、11…RSフリップフロップ回路、12…リングオシレータ、13…高速カウンタ、14…デコーダ、15…低速カウンタ、16…低速クロックイネーブル作成回路、17…時間算出回路、20,22,23,23c,24,26,28〜30,121−1〜121−(n+1)…Dフリップフロップ回路、21,120−1〜120−n,272,322…インバータ回路、25…発振停止信号生成回路、27,32…微分回路、31…XOR回路、33…検出信号生成回路、120,271,321…AND回路、270,320…バッファ回路。

Claims (6)

  1. 外部から入力される第1のクロックを数えるように構成された第1のカウンタと、
    時間計測の開始信号または停止信号の入力のタイミングで有意となり、RESET入力のタイミングで無意となる発振許可信号を出力するように構成されたフリップフロップ回路と、
    前記発振許可信号が有意の期間中に前記第1のクロックよりも高速な第2のクロックを生成するように構成された発振回路と、
    前記第2のクロックを数えるように構成された第2のカウンタと、
    前記第1のカウンタの計数結果と前記第2のカウンタの計数結果とを基に前記開始信号の入力から前記停止信号の入力までの時間間隔を算出するように構成された時間算出回路と、
    前記開始信号および前記停止信号と前記第1のクロックとから生成した発振停止信号を、前記フリップフロップ回路に前記RESET入力として与えるように構成された制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記SET入力のタイミングから前記RESET入力のタイミングまでの期間が前記第1のクロックの1周期以上3周期以下の期間となる前記発振停止信号を生成することを特徴とする時間計測回路。
  2. 請求項1記載の時間計測回路において、
    前記制御回路は、
    前記開始信号および前記停止信号の入力の度に反転する検出信号を出力するように構成された検出信号生成回路と、
    前記検出信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第1の遅延信号を出力するように構成された第1のDフリップフロップ回路と、
    前記第1の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第2の遅延信号を出力するように構成された第2のDフリップフロップ回路と、
    前記第2の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第3の遅延信号を出力するように構成された第3のDフリップフロップ回路と、
    前記第3の遅延信号が入力されたタイミングで有意となり、次の第1のクロックが入力されたタイミングで無意となる前記発振停止信号を生成するように構成された発振停止信号生成回路と、
    前記発振停止信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた取り込み許可信号を出力するように構成された第4のDフリップフロップ回路とから構成され、
    前記時間算出回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記第2のカウンタの計数結果を取り込むことを特徴とする時間計測回路。
  3. 請求項1または2記載の時間計測回路において、
    前記第2のカウンタは、前記発振停止信号が有意から無意へと変わるタイミングで計数結果を0に初期化することを特徴とする時間計測回路。
  4. 請求項2記載の時間計測回路において、
    前記制御回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記取り込み許可信号を微分した結果をリセット信号として出力するように構成された微分回路をさらに備え、
    前記第2のカウンタは、前記リセット信号が有意となるタイミングで計数結果を0に初期化することを特徴とする時間計測回路。
  5. 請求項1記載の時間計測回路において、
    前記制御回路は、
    前記開始信号および前記停止信号の入力の度に反転する検出信号を出力するように構成された検出信号生成回路と、
    前記検出信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第1の遅延信号を出力するように構成された第1のDフリップフロップ回路と、
    前記第1の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第2の遅延信号を出力するように構成された第2のDフリップフロップ回路と、
    前記第2の遅延信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた第3の遅延信号を出力するように構成された第3のDフリップフロップ回路と、
    前記第2の遅延信号と前記第3の遅延信号との排他的論理和の結果を、前記発振停止信号および取り込み許可信号として出力するように構成された排他的論理和回路と、
    前記取り込み許可信号が無意となるタイミングで前記取り込み許可信号を微分した結果をリセット信号として出力するように構成された微分回路とから構成され、
    前記時間算出回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記第2のカウンタの計数結果を取り込み、
    前記第2のカウンタは、前記リセット信号が有意となるタイミングで計数結果を0に初期化することを特徴とする時間計測回路。
  6. 請求項1記載の時間計測回路において、
    前記制御回路は、
    前記開始信号および前記停止信号の入力の度に反転する検出信号を出力するように構成された検出信号生成回路と、
    前記検出信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第1の遅延信号を出力するように構成された第1のDフリップフロップ回路と、
    前記第1の遅延信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第2の遅延信号を出力するように構成された第2のDフリップフロップ回路と、
    前記第2の遅延信号を、前記第1のクロックの1クロック分遅延させた第3の遅延信号を出力するように構成された第3のDフリップフロップ回路と、
    前記第3の遅延信号が入力されたタイミングで有意となり、次の第1のクロックが入力されたタイミングで無意となる前記発振停止信号を生成するように構成された発振停止信号生成回路と、
    前記発振停止信号を、前記第1のクロックの1/2クロック分遅延させた取り込み許可信号を出力するように構成された第4のDフリップフロップ回路とから構成され、
    前記時間算出回路は、前記取り込み許可信号が有意となるタイミングで前記第2のカウンタの計数結果を取り込むことを特徴とする時間計測回路。
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