JP6791810B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係るアンテナ装置について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るアンテナ装置1の上面斜視図である。図2は、アンテナ装置1が備えるフィルムアンテナ10の展開図であり、図3は、アンテナ装置1の分解下面側斜視図である。図4は、図1に示すアンテナ装置1のI−I´線に沿う断面図である。
アンテナ装置1が備えるフィルムアンテナ10は、図2に示すように、基板13と、基板13上に形成された第1及び第2のエレメント11,12とから構成されている。基板13は、可撓性を有する樹脂製のフィルムからなり、本実施形態では、ポリイミド製フィルムを採用している。第1及び第2のエレメント11,12は、導体パターンからなり、本実施形態では、所定の形状に形成された導体箔(銅箔)により構成されている。なお、第1のエレメント11が、本発明における第1のエレメントに相当し、第2のエレメント12が、本発明における第2のエレメントに相当する。また後述する各給電点Ph,Pcが、本発明における各給電点に相当する。
同軸ケーブル20は、内側導体21及び外側導体22と、これら導体を隔てる絶縁層と、外側導体22の外側を覆う被覆層と、によって構成されている。同軸ケーブル20は、上述したように、フィルムアンテナ10の各給電点Ph,Pcに接続される。具体的には、図4に示すように、内側導体21が、第1のエレメント11上の給電点Phに半田41によって接続され、外側導体22が、第2のエレメント12上の給電点Pcに半田42によって接続されている。
支持体30は、略直方体の外形を有する剛性の樹脂成型品からなり、フィルムアンテナ10を支持してフィルムアンテナ10の立体構造を維持する機能を有している。本実施形態の支持体30は、図3及び図4に示すように、下方(z軸負方向側)が開口する低背型の角型中空体の樹脂成型品である。すなわち、内部に同軸ケーブル20を通すための空間が形成された立体形状の支持体30である。
次に、アンテナ装置1の組立工程について説明する。本実施形態においては、フィルムアンテナ10が展開されている状態(図2参照)から、(1)直線A‐A´を折目としてフィルムアンテナ10を谷折りして第2のエレメント12に対して第1のエレメント11を直交させ、(2)直線B‐B´を折目としてフィルムアンテナ10を谷折りして点P1を点P3に接近させるように第1のエレメント11を折り曲げ(図2参照)、(3)直線C‐C´を折目としてフィルムアンテナ10を谷折りして点P2を点P4に接近させるように第1のエレメント11を折り曲げる(図2参照)。これにより、平面状のフィルムアンテナ10を立体的なアンテナ構造とすることができる。
アンテナ装置1を自動車に搭載する場合の搭載例について、図5を参照して説明する。図5の(a)は、アンテナ装置1を搭載する車体101の斜視図である。図5の(b)は、図5の(a)に示す車体101の拡大平面図である。
続いて、本発明の実施形態に係るアンテナ装置1が備えるフィルムアンテナの変形例について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、第1変形例に係るフィルムアンテナ60の展開図であり、図7は、第2変形例に係るフィルムアンテナ70の展開図である。いずれの変形例に係るフィルムアンテナ60,70も、上述した本実施形態のアンテナ装置1が備えるフィルムアンテナ10と同様に、第1のエレメント11は十分なエレメント長を確保しつつ、支持体30に巻き付けたとき、第2のエレメントと対向する位置に第1のエレメント11が配置されない立体的なアンテナ構造となっている。
第1変形例に係るフィルムアンテナ60は、上述したフィルムアンテナ10と同様、基板63と、基板63上に形成された第1及び第2のエレメント61,62を備える。本変形例では、上述したフィルムアンテナ10と異なる形状、向き及び配置位置の第1及び第2のエレメント61,62を有する。フィルムアンテナ60は、エレメント形状や折り曲げ方法が上述したフィルムアンテナ10と相違するものの、図6に示す直線D‐D´、直線E‐E´、直線F‐F´を折目として谷折りすることにより、上述したフィルムアンテナ10と同様に、コの字形状に折り曲げられた第1のエレメント61が、第2のエレメント62に対して直交するように配置される立体的なアンテナ構造となる。
次に、フィルムアンテナ60を備えたアンテナ装置の組立工程について説明する。フィルムアンテナ60は、折り曲げ方法が異なるものの、フィルムアンテナ10の場合と同様に、支持体30に巻き付けられる。本変形例においては、フィルムアンテナ10が展開されている状態(図6参照)から、(1)直線D‐D´を折目としてフィルムアンテナ60を谷折りして第2のエレメント62に対して第1のエレメント61を直交させ、(2)直線E‐E´を折目としてフィルムアンテナ60を谷折りして点P61を点P63に接近させるように第1のエレメント61を折り曲げ(図6参照)、(3)直線F‐F´を折目としてフィルムアンテナ60を谷折りして点P62を点P64に接近させるように第1のエレメント61を折り曲げる(図6参照)。これにより、平面状のフィルムアンテナ60を立体的なアンテナ構造とすることができる。
第2変形例に係るフィルムアンテナ70は、上述したフィルムアンテナ10と同様、基板73と、基板73上に形成された第1及び第2のエレメント71,72を備える。本変形例では、上述したフィルムアンテナ10と第2のエレメントの形状が相違するだけであり、第1及び第2のエレメント71,72の配列方向やフィルムアンテナの折り曲げ方法は上述したフィルムアンテナ10と同等である。すなわち、上述したフィルムアンテナ10における第1のエレメント11、凸部11a、凹部12a、給電点Ph,Pc、縁111a,111b、点P1〜4が、フィルムアンテナ70の第1のエレメント71、凸部71a、凹部72a、給電点Ph,Pc、縁711a,711b、点P71〜74にそれぞれ相当する。
支持体30にアンテナが巻き付けられたアンテナ装置における同軸ケーブル20の配線経路の変化に伴うアンテナ特性への影響について評価した。
実施例のアンテナ装置は、本実施形態のアンテナ装置1のフィルムアンテナ10に代えて、図7に示すフィルムアンテナ70を使用したものである。フィルムアンテナ70のサイズは以下の通り定められている。なお、第1及び第2のエレメントの幅は、図7に示す展開図においてx軸方向に沿って測定したエレメント長であり、第1及び第2のエレメントの長さは、図7に示す展開図においてy軸方向に沿って測定したエレメント長である。
第1のエレメント71:幅109mm、長さ23mm
第2のエレメント72:幅40mm、長さ119.5mm
比較例のアンテナ装置は、本実施形態のアンテナ装置1のフィルムアンテナ10に代えて、図8に示すフィルムアンテナ80を使用したものである。フィルムアンテナ80は、基板83と、基板上に形成された第1及び第2のエレメント81,82とを備える。そして、フィルムアンテナ80では、第2のエレメント82の形状が、実施例のフィルムアンテナ70の第2のエレメント72と同一であるが、第1のエレメント81の形状が、実施例のフィルムアンテナ70の第1のエレメント71と相違する。具体的には、フィルムアンテナ80を直線G−G´、直線H−H´を折目として折り曲げて立体的なアンテナ構造としたときに、従来のアンテナ装置と同様に、第1のエレメント81には、第2のエレメント81と交わるように配置される区間81bと第2のエレメント82と対向するように配置される区間81cとが形成される。なお、フィルムアンテナ80の第2のエレメント82における凹部821,822は、実施例のフィルムアンテナ70の凹部721,722に相当する。また、フィルムアンテナ80の第1のエレメント81における縁811a,811bは、実施例のフィルムアンテナ70の縁711a,711bに相当する。
図9及び図10は、アンテナ装置の実施例と比較例のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)の周波数依存性、すなわちVSWR特性を示すグラフであり、同軸ケーブル20が図4に示す経路Aのように引き回されている場合のVSWRと、経路Bのように引き回されている場合のVSWRとがプロットされている。評価したアンテナ装置(実施例及び比較例)は、LTE(Long Term Evolution)用のアンテナ装置である。LTE用のアンテナ装置は、VSWRが3未満であれば十分に実用に足りると考えられるため、VSWRが3未満である周波数帯域をアンテナ装置の動作帯域とする。
10,60,70 フィルムアンテナ
11 第1のエレメント
11a 凸部
12 第2のエレメント
12a 凹部
13 基板
20 同軸ケーブル(給電ケーブル)
21 内側導体
22 外側導体
30 支持体
31 上壁部(第1の面)
31a 開口部
32 周壁部(側周面)
321 第1側壁部(第1の側面)
322 第2側壁部(第2の側面)
323 第3側壁部(第3の側面)
324 第4側壁部(第4の側面)
324a ケーブル挿通孔
Ph,Pc 給電点
41,42 半田
Claims (5)
- 第1及び第2のエレメントを有するフィルムアンテナと、
前記第1及び第2のエレメントの各給電点に接続される給電ケーブルと、
第1の面及び該第1の面の周縁と交わる側周面を有するとともに内部に前記給電ケーブルを通すための空間が形成された立体形状の支持体と、
を備え、
前記第1のエレメントは、前記第1及び第2のエレメントの配列方向と交わる方向におけるエレメント長が前記第2のエレメントにおける同エレメント長よりも大きく形成され、
前記フィルムアンテナは前記支持体に巻き付けられ、前記第1の面と前記側周面の境界近傍に前記各給電点が配置されるとともに、前記第1の面に前記第2のエレメントが沿い、前記側周面に前記第1のエレメントが沿うように配置されている
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 第1及び第2のエレメントを有するフィルムアンテナと、
前記第1及び第2のエレメントの各給電点に接続される給電ケーブルと、
第1の面及び該第1の面の周縁と交わる側周面を有するとともに内部に前記給電ケーブルを通すための空間が形成された立体形状の支持体と、
を備え、
前記側周面は、前記第1の面と交わる第1の側面と、前記第1の面及び前記第1の側面にそれぞれ交わる第2及び第3の側面とを少なくとも有し、
前記フィルムアンテナは前記支持体に巻き付けられ、前記第1の面と前記側周面の境界近傍に前記各給電点が配置されるとともに、前記第1の面に前記第2のエレメントが沿い、前記第1から第3の側面に前記第1のエレメントが沿うように配置されている
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 前記支持体は、前記第1の面と対向する側が開口していることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
- 前記第1のエレメントと第2のエレメントとの間隔が、前記各給電点から離れるほど大きくなっていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のアンテナ装置。
- 前記支持体は、前記側周面として、前記第1の側面と対向する第4の側面を更に有し、前記各給電点は前記第1の面と前記第1の側面との境界近傍に配置され、前記各給電点に接続された前記給電ケーブルは前記第2及び第3の側面の間を通って前記第4の側面に設けられたケーブル挿通孔から支持体外部に延出していることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
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2017
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