JP6789674B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置を含む電子機器の防滴構造に関する。
デジタルカメラ等の電子機器では、高温・高湿度の環境や屋外で使用される場合には、外部から侵入する水滴や電子機器内で結露した水滴により、内部の電子部品が絶縁不良になる可能性がある。
従来、異極導電部材間を隔絶する隔壁及び絶縁壁で囲まれた絶縁スペースを形成し、その絶縁スペースに外部に連通する水抜き穴を穿設した端子装置が提案されている(特許文献1)。この提案では、絶縁スペースにおいて内部の水を水抜き穴から排出し、異極導電部材を収納した端子収納部の間の絶縁状態を良好に保つことができるとしている。
また、モータアクチュエータにおいて、外部下向きに開口するコネクタ開口部に、微小隙間による水誘導通路を設けた技術が提案されている(特許文献2)。この提案では、重力で下向きに流れてきた水滴がコネクタ部位に溜まった際に、水誘導通路から毛細管現象によって外部に排出するとしている。
特開平7−85923号公報 特開2014−131382号公報
しかし、上記特許文献1では、異極導電部材間に絶縁スペースを確保する必要があるため、装置の大型化を招く。また、ハード基板やフレキシブルプリント基板に実装される小型の電子部品等の端子間に絶縁スペースを確保することは非常に困難であり、絶縁状態を良好に保つことができなくなる。一方、上記特許文献2では、水滴の流れを制御する構成ではないため、結露した水滴が直接コネクタ端子に流れた場合は、絶縁不良が発生するという問題がある。
そこで、本発明は、大型化を招くことなく、外部から侵入する水滴や内部で結露した水滴の流れを制御することで、電子部品の絶縁不良の発生を抑制する電子機器の防滴構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、基板と、前記基板に実装され、信号端子及びグランド端子を有する電子部品と、前記基板を覆い、前記基板の表面に対向して配置されるリブ形状部を有するハウジングとを備えた電子機器であって前記基板は、前記電子機器の本体に固定されており、前記基板には、前記本体に設けられた第1軸部が係合する切り欠き部が前記信号端子がある側に形成され、前記切り欠き部は、前記基板の外形から内側に向けて切り欠かれており、前記基板には、前記本体に設けられた第2軸部が係合する穴部が形成され、前記リブ形状部は、前記第1軸部から前記第2軸部に向かう方向に沿って配置されており、前記リブ形状部は、その両端部がそれぞれ前記切り欠き部の底部及び前記穴部よりも外側に突出して配置され、前記電子部品の前記信号端子がある側の前記基板の表面との隙間が前記グランド端子がある側の前記基板の表面との隙間より大きくなるように前記基板の表面に対向して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、大型化を招くことなく、外部から侵入する水滴や内部で結露した水滴の流れを制御することで、電子部品の絶縁不良の発生を抑制することができる電子機器の防滴構造を提供することができる。
(a)は本発明の電子機器の第1の実施形態であるデジタルカメラを正面側から見た斜視図、(b)は(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。 (a)は図1(b)に示すデジタルカメラのカバー部材を開いた状態を示す斜視図、(b)は(a)の部分拡大図である。 図1に示すデジタルカメラの制御系を説明するブロック図である。 (a)はカメラ本体からハウジングを取り外した状態をカメラ本体の背面側から見た斜視図、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)はカメラ本体からハウジングを取り外した状態をカメラ本体の正面側から見た斜視図、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は図2(a)に示すデジタルカメラの背面側から見た図、(b)は(a)のX−X線断面における開閉検知スイッチ周辺の斜視図、(c)は(a)のX−X線断面における開閉検知スイッチ周辺の詳細図である。 (a)は図6(a)の右側面図、(b)は(a)のZ−Z線断面における開閉検知スイッチ周辺の詳細図である。 本発明の電子機器の第2の実施形態であるデジタルカメラにおいて、(a)は開閉検知スイッチ周辺の斜視図、(b)は開閉検知スイッチ周辺の詳細図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明の電子機器の第1の実施形態であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図、図1(b)は図1(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。なお、本実施形態では、本発明の電子機器として、撮像装置の一例であるデジタルカメラを例示するが、これに限定されない。
本実施形態のデジタルカメラは、図1(a)に示すように、カメラ本体1の正面側にレンズ部2が設けられ、カメラ本体1の正面側から見て左側の側部には、グリップ部3が設けられ、グリップ部3の上部には、レリーズボタン4が設けられている。
カメラ本体1の背面側には、図1(b)に示すように、LCD等の表示部6が設けられ、カメラ本体1の背面側から見て左側の上部には、電源スイッチ5が設けられている。また、カメラ本体1の背面側から見て右側の側部には、メモリカード等が着脱可能に装着されるカードスロット部24(図2参照)を開閉可能に覆うカバー部材7が設けられている。カメラ本体1は、本発明の機器本体の一例に相当する。
図2(a)は図1(b)に示すデジタルカメラのカバー部材7を開いた状態を示す斜視図、図2(b)は図2(a)の部分拡大図である。
図2に示すように、カバー部材7は、カメラ本体1に対して開閉方向に回動可能に支持され、カバー部材7の裏面には、突起部7aが形成されている。グリップ部3の内部には、ハウジング8が設けられ、ハウジング8には、カードスロット部24を露出させる開口部8b、及び開閉検知スイッチ23を露出させる開口部8aが形成されている。カードスロット部24は、開口部8bからメモリカードが着脱可能に装着されることで、通信及び記録を行う。開閉検知スイッチ23は、本発明の電子部品の一例に相当する。
カバー部材7は、閉じることでハウジング8の開口部8a,8bを覆い、外部環境下における水滴や粉塵がカメラ本体1の内部に侵入することを防止している。そして、カバー部材7をカメラ本体1に対して閉じると、突起部7aが開口部8aに挿入されて開閉検知スイッチ23が押し込まれ、これにより、制御部20(図3参照)によってカバー部材7が閉じ状態であることが検出される。
また、カメラ本体1に対してカバー部材7を開くと、突起部7aによる開閉検知スイッチ23の押し込みが解除され、これにより、制御部20によってカバー部材7が開き状態であることが検出される。なお、本実施形態では、開閉検知スイッチ23として、レバータイプのスイッチを用いているが、カバー部材7の開閉を検知できるものであれば、特に限定されない。
図3は、図1に示すデジタルカメラの制御系を説明するブロック図である。図3において、制御部20は、マイクロコンピュータからなり、カメラの動作や記憶等のカメラ全体の制御を司る。制御部20には、レリーズボタン4、電源スイッチ5、表示部6、撮像部21、マウント接点部22、開閉検知スイッチ23、カードスロット部24が電気的に接続されている。制御部20は、電源スイッチ5のオン信号により起動し、マウント接点部22を介してレンズ部2との間で通信を行い、また、レンズ部2の合焦制御を行う。
撮像部21は、レンズ部2を通過した結像した被写体像を光電変換するCMOSセンサ、CCDセンサ、CIDセンサ等の撮像素子を有する。制御部20は、レリーズボタン4の操作に基づくオン信号を検出すると、撮像部21に撮像動作を行わせ、画像データとして表示部6に表示するとともにメモリカード等に記録する。
上記一連の撮影動作は、制御部20が開閉検知スイッチ23を介してカバー部材7の閉じ状態を検出している間のみ行われる。カバー部材7の開き状態が検出されている状態では、制御部20は、カメラ本体1の撮像動作及び画像の記録動作は行わない(スリープ状態)。これは、撮影動作及び画像の記録動作中にメモリカードをカードスロット部24から挿抜させないためである。
図4(a)はカメラ本体1からハウジング8を取り外した状態をカメラ本体1の背面側から見た斜視図、図4(b)は図4(a)の部分拡大図である。図5(a)はカメラ本体1からハウジング8を取り外した状態をカメラ本体1の正面側から見た斜視図、図5(b)は図5(a)の部分拡大図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、開閉検知スイッチ23には、カバー板金23a、信号端子23b、及びGND端子(グランド端子)23cが設けられている。開閉検知スイッチ23は、フレキシブルプリント基板40(以下、FPC40という)に実装されている。FPC40には、位置決め穴部40a、振れ止め用の切り欠き部40b、及び開閉検知スイッチ23の信号を制御部20まで伝送する腕部40cが設けられている。
カメラ本体1内の本体フレーム41には、FPC40の位置決め穴部40aが係合してFPC40を位置決めする位置決め軸部41a、及びFPC40の切り欠き部40bが係合してFPC40の振れ止めを行う振れ止め軸部41bが形成されている。振れ止め軸部41bは、本発明の第1軸部の一例に相当し、位置決め軸部41aは、本発明の第2軸部の一例に相当する。
図4(b)において、矢印Aは、カメラ本体1の内部結露もしくは外部からカメラ本体1内への水分の侵入により、水滴が流れる流路であり、矢印Bは、FPC40に切り欠き部40bを形成していない場合の水滴が流れる流路である。
カバー板金23aは、開閉検知スイッチ23のレバー摺動に対する補強の役割を有し、GND端子23cと電気的に接続されている。開閉検知スイッチ23のレバーが押し込まれていない場合、信号端子23bとGND端子23cとが電気的に接続され、これにより、制御部20は、開閉検知スイッチ23のオン信号を基にカバー部材7が開き状態であることを検出する。また、開閉検知スイッチ23のレバーが押し込まれている場合、信号端子23bとGND端子23cは電気的に切り離され、制御部20は、開閉検知スイッチ23のオフ信号を基に介してカバー部材7が閉じ状態であることを検出する。
FPC40は、位置決め穴部40a及び切り欠き部40bをそれぞれ本体フレーム41の位置決め軸部41a及び振れ止め軸部41bに挿入することで、本体フレーム41に対して位置決めされた状態で不図示の両面テープ等により本体フレーム41に固定される。開閉検知スイッチ23は、FPC40に実装されているため、FPC40とともに本体フレーム41に位置決めされる。
切り欠き部40bは、FPC40の外形から内側に向けて切り欠かれており、切り欠き部40bの平行な二辺によって本体フレーム41の振れ止め軸部41bに対して回転方向の振れ止めがなされている。また、切り欠き部40bは、腕部40cと信号端子23bとの間を遮るように配置されている。
上記構成において、切り欠き部40bがFPC40のフレキ外形まで切り欠かれていない通常の長穴だった場合、腕部40cの流路Aを流れてきた水滴は、流路Bまで流れてくる可能性がある。このとき、カバー板金23aと信号端子23bとの間に水滴が進入すると、水滴が媒体となり、信号端子23bとGND端子23cとがカバー板金23aを介して電気的に接続されることになる。
つまり、制御部20は、カバー部材7が閉じ状態であるにもかかわらず、開閉検知スイッチ23からオン信号が出力されて「カバー部材7が開き状態である」と誤検出する可能性がある。よって、切り欠き部40bがFPC40の外形まで切り欠かれていることで、流路Bの経路を遮断し、水滴から開閉検知スイッチ23を防ぐ効果がある。
図5(a)及び図5(b)において、ハウジング8のFPC40と対向する内側の面には、FPC40に近接するリブ形状部8cが形成されている。リブ形状部8cと開閉検知スイッチ23周辺との位置関係については、図6乃至図8を用いて詳細に説明する。
図6(a)は図2(a)に示すデジタルカメラの背面側から見た図、図6(b)は図6(a)のX−X線断面における開閉検知スイッチ23周辺の斜視図、図6(c)は図6(a)のX−X線断面における開閉検知スイッチ23周辺の詳細図である。図7(a)は図6(a)の右側面図、図7(b)は図7(a)のZ−Z線断面における開閉検知スイッチ23周辺の詳細図である。
図6(a)乃至図6(c)に示すように、ハウジング8がカメラ本体1に組み付けられた状態では、リブ形状部8cのFPC40の対向面は、FPC40に近接配置される。このとき、図6(c)に示すように、リブ形状部8cの上端部8d側は、切り欠き部40bに挿入された振れ止め軸部41bに沿って近接配置され、上端部8dは、FPC40の外形の一部である切り欠き部40bの底部より外側に突出して配置されている。また、リブ形状部8cの下端部8e側は、位置決め穴部40aに挿入された位置決め軸部41aに沿って近接配置され、下端部8eは、FPC40の下側の外形から外側に突出して配置されている。即ち、リブ形状部8cは、その両端部がそれぞれFPC40の外形から外側に突出して配置されている。
図7(a)及び図7(b)に示すように、リブ形状部8cのFPC40の表面に対向する面は、FPC40の表面に対して角度bを持って近接配置されている。具体的には、リブ形状部8cは、開閉検知スイッチ23の信号端子23bに近い側の上端部8dとFPC40の表面との隙間がGND端子23cに近い側の下端部8eとFPC40の表面との隙間より大きくなようにFPC40に対して近接配置されている。
上記構成により、図6(b)に示すように、リブ形状部8cは、矢印Cの方向に流れてくる水滴が矢印D(破線で示す)の方向に流れて信号端子23bに流れ込むことを抑制することができる。これは、リブ形状部8cは、FPC40の表面に対して角度を持って近接配置されているため、毛細管現象により矢印Eの方向へ水滴を誘導し、信号端子23bから遠ざける効果があるためである。これにより、信号端子23bとGND端子23cがカバー板金23aを介して電気的に接続されることをより効果的に抑制し、開閉検知スイッチ23を防滴する効果を高めている。
以上説明したように、本実施形態では、大型化を招くことなく、外部から侵入する水滴や内部で結露した水滴の流れを制御することで、開閉検知スイッチ23の絶縁不良の発生を抑制して短絡を防ぐことができるデジタルカメラの防滴構造を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の電子機器の第2の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。本実施形態では、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、図に同一符号を付して相違点についてのみ説明する。
図8(a)は開閉検知スイッチ23周辺の斜視図、図8(b)は開閉検知スイッチ23周辺の詳細図である。図8(a)及び図8(b)は、それぞれ図6(b)及び図6(c)に対応している。
上記第1の実施形態では、リブ形状部8cの上端部8d及び下端部8eの幅寸法を略同一としているが、本実施形態では、図8(a)及び図8(b)に示すように、リブ形状部8cの上端部8dの幅Sより下端部8eの幅Wを広くしている。これにより、リブ形状8cの上端部8dと振れ止め軸部41bとの間から流入してリブ形状部8cの下端部8eに向かう水滴を誘導する毛細管現象をより効果的に発生させることが可能となる。この結果、上記第1の実施形態に比べて水滴を素早く信号端子23bから遠ざける効果がある。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態では、リブ形状部8cを略I形状としたが、これに限定されず、同様の効果を有するリブ形状部であれば、例えばL字、十字、ロ字、コ字形状等であってもよい。また、上記各実施形態では、基板として、FPC40を例示したが、電子部品が実装されるハード基板であってもよい。
1 カメラ本体
2 レンズ部
8 ハウジング
8c リブ形状部
23 開閉検知スイッチ
23b 信号端子
23c GND端子
40 FPC

Claims (11)

  1. 基板と、前記基板に実装され、信号端子及びグランド端子を有する電子部品と、前記基板を覆い、前記基板の表面に対向して配置されるリブ形状部を有するハウジングとを備えた電子機器であって
    前記基板は、前記電子機器の本体に固定されており、
    前記基板には、前記本体に設けられた第1軸部が係合する切り欠き部が前記信号端子がある側に形成され、前記切り欠き部は、前記基板の外形から内側に向けて切り欠かれており、
    前記基板には、前記本体に設けられた第2軸部が係合する穴部が形成され、
    前記リブ形状部は、前記第1軸部から前記第2軸部に向かう方向に沿って配置されており、
    前記リブ形状部は、その両端部がそれぞれ前記切り欠き部の底部及び前記穴部よりも外側に突出して配置され、前記電子部品の前記信号端子がある側の前記基板の表面との隙間が前記グランド端子がある側の前記基板の表面との隙間より大きくなるように前記基板の表面に対向して配置されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記基板には、前記電子部品の信号を前記本体に設けられた制御部に伝送する腕部が設けられ、
    前記切り欠き部は、前記信号端子と前記腕部との間に配置されていることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 前記リブ形状部は、前記電子部品の前記信号端子がある側の幅より前記グランド端子がある側の幅が広くなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記基板は、フレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記電子部品は、閉じ状態において前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材の開閉状態を検知する開閉検知スイッチであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 基板と、前記基板に実装され、第1の端子及び第2の端子を有する電子部品と、前記基板を覆い、前記基板の表面に対向して配置されるリブ形状部を有するハウジングと、を備えた電子機器であって、
    前記基板は、前記電子機器の本体に固定されており、
    前記基板には、前記本体に設けられた第1軸部が係合する切り欠き部が前記第1の端子がある側に形成され、前記切り欠き部は、前記基板の外形から内側に向けて切り欠かれており、
    前記基板には、前記本体に設けられた第2軸部が係合する穴部が形成され、
    前記リブ形状部は、前記第1軸部から前記第2軸部に向かう方向に沿って配置されており、
    前記リブ形状部は、その両端部がそれぞれ前記切り欠き部の底部及び前記穴部よりも外側に突出して配置され、前記電子部品の前記第1の端子がある側の前記基板の表面との隙間が前記第2の端子がある側の前記基板の表面との隙間より大きくなるように前記基板の表面に対向して配置されていることを特徴とする電子機器。
  7. 基板と、前記基板に実装され、第1の端子及び第2の端子を有する電子部品と、前記基板を覆い、前記基板の表面に対向して配置されるリブ形状部を有するハウジングと、を備えた電子機器であって、
    前記基板は、前記電子機器の本体に固定されており、
    前記基板には、前記本体に設けられた第1軸部が係合する切り欠き部が前記第1の端子がある側に形成され、前記切り欠き部は、前記基板の外形から内側に向けて切り欠かれており、
    前記基板には、前記本体に設けられた第2軸部が係合する穴部が形成され、
    前記リブ形状部は、前記第1軸部から前記第2軸部に向かう方向に沿って配置されており、
    前記リブ形状部は、その両端部がそれぞれ前記第1軸部及び前記第2軸部よりも外側に突出して配置され、前記電子部品の前記第1の端子がある側の前記基板の表面との隙間が前記第2の端子がある側の前記基板の表面との隙間より大きくなるように前記基板の表面に対向して配置されていることを特徴とする電子機器。
  8. 前記基板には、前記電子部品の信号を前記本体に設けられた制御部に伝送する腕部が設けられ、
    前記切り欠き部は、前記第1の端子と前記腕部との間に配置されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電子機器。
  9. 前記リブ形状部は、前記電子部品の前記第1の端子がある側の幅より前記第2の端子がある側の幅が広くなるように形成されていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記基板は、フレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記電子部品は、閉じ状態において前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材の開閉状態を検知する開閉検知スイッチであることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の電子機器。
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