JPH0785923A - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JPH0785923A
JPH0785923A JP22889693A JP22889693A JPH0785923A JP H0785923 A JPH0785923 A JP H0785923A JP 22889693 A JP22889693 A JP 22889693A JP 22889693 A JP22889693 A JP 22889693A JP H0785923 A JPH0785923 A JP H0785923A
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JP
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terminal
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space
hole
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Withdrawn
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JP22889693A
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English (en)
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Masaaki Isoda
雅章 磯田
Masaaki Ichikawa
正明 市川
Hayao Nishimura
速雄 西村
Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
Hideomi Furuya
英臣 古屋
Tomoyuki Ono
登茂之 小野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】良好な防水効果を得る。 【構成】ボディ1の内部に異極導電部材間を隔絶する隔
壁11及び絶縁壁12で囲まれた絶縁スペース14を形
成する。その絶縁スペース14に外部に連通する水抜き
穴19を穿設する。これにより、少なくとも絶縁スペー
ス14においては、内部の水を排出し、異極導電部材を
収納した端子収納部13の間の絶縁状態を良好に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の接続を行う端子
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配線器具で、高湿度の場所や屋外で使用
される場合には、外部から侵入する水により、導電部材
や絶縁部材の劣化や極間短絡の危険性がある。そこで、
図7に示すように、ハウジングを構成するボディ1’と
カバー2’との合わせ部や、電線L’の挿入部などにパ
ッキン5,6を嵌めて外部からの水の侵入を防止する防
水構造を設けていた。
【0003】また、外部から侵入する水や結露などによ
り内部に生じる水などを排出するために、実開平2−1
36974号公報の電線の接続を行う端子装置(一般的
には端子台と呼ばれるので、以下端子台と呼ぶ)では、
内部の水を外部に排出する水抜き穴を設けてある。さら
に、実開昭60−123878号公報のコンセントで
は、電線を挿入する電線挿入孔を導電部から遠ざけた箇
所に形成することにより、電線挿入孔を通して水が内部
に侵入しにくくしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すようにパッキンを用いる方法では、部品点数が多く
なり、コストが高くなり、且つ組立性も悪いという問題
があった。また、実開平2−136974号公報の端子
台は、アースされた金属製の被取付部材に取り付けられ
た場合に、水抜き穴のために、被取付部材と内部の導電
部材との絶縁距離が短くなり、内部に水が溜まったよう
な場合に絶縁不良や短絡の危険性がある。しかも、この
実開平2−136974号公報の場合には、導電部材で
ある端子の真下近傍に水抜き穴を形成してあるので、絶
縁不良や短絡の危険性が極めて高くなっている。
【0005】さらに、実開昭60−123878号公報
のコンセントのように、電線挿入孔を導電部から遠ざけ
た箇所に形成すると、ハウジングが大きくなるという欠
点がある。本発明は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、コストアップ、組立性の
低下、形状の大型化を招くことなく、良好な防水効果を
得ることができる端子装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、ハウジングの内部に異極導電部
材間を隔絶する絶縁壁で囲まれた絶縁スペースを形成
し、その絶縁スペースにハウジング外部に連通する水抜
き穴を穿設してある。請求項2の発明では、上記目的を
達成するために、一端部に板状の腕部が形成された端子
板を構成部材として夫々備える異極の導電部材を、夫々
の端子板の腕部をハウジングの対向する内壁面に沿わせ
る形でハウジング内に収め、夫々の腕部の先端を他方の
腕部の方向に折曲し、その折曲部に折り返す形で電線の
芯線部を弾性挟持する鎖錠ばね片部を形成して速結端子
部を形成し、端子板の少なくとも腕部の間に形成される
空間に、絶縁壁で囲まれた絶縁スペースを形成し、その
絶縁スペースにハウジング外部に連通する水抜き穴を穿
設してある。
【0007】さらに内部に侵入した水を良好に排出でき
るようにするために、請求項3に示すように、端子装置
が取り付けられる被取付部材に穿孔された位置決め孔に
挿入される第1の位置決めリブをハウジングの底面から
突設し、この位置決めリブの径よりも位置決め孔の内径
を大きく形成し、少なくとも上記水抜き穴から位置決め
リブに至る被取付部材の取付面との間に空間部を設ける
ように上記ハウジングの下面を凹設することが望まし
い。
【0008】導電部材を収納した部分に水が溜まること
も防止し、良好な防水効果を得るために、請求項4に示
すように、端子装置が取り付けられる被取付部材に穿孔
された位置決め孔に挿入される第2の位置決めリブを、
導電部材の収納部に対応するハウジングの底面から突設
し、その位置決めリブに導電部材の収納部に連通する水
抜き孔を穿孔してもよい。
【0009】
【作用】請求項1の発明は、上述のように構成すること
により、少なくとも絶縁スペースにおいて内部の水を排
出し、異極導電部材を収納した収納部の間の絶縁状態を
良好な状態に保ち、絶縁不良や短絡などが生じないよう
にする。請求項2の発明は、導電部材の間で絶縁スペー
スを形成する空間ができるようにし、形状を大きくする
ことなく、防水構造を採用することを可能とする。
【0010】請求項3の発明は、水抜き穴から排出され
る水が、位置決めリブを伝わって排出される構造とし
て、排水機能を向上させる。請求項4の発明は、導電部
材の収納部の水も排出し、さらに防水機能を高める。
【0011】
【実施例】
(実施例1)図1及び図2に本発明の一実施例を示す。
本実施例の端子装置(以下、一般名称である端子台と呼
び)Aは、被取付部材Bに対して固定して取り付け、2
芯の電線を互いに接続するために用いられるものであ
る。なお、上記被取付部材Bとは、アースされる可能性
のある金属製の部材であり、例えばこの種の端子台Aが
装備される装置の金属製のケースなども含むものであ
る。
【0012】本実施例の端子台Aは、上面が開口する箱
状のボディ1と、ボディ1の開口する上面に被着される
カバー2とでハウジングが構成されている。なお、上記
ボディ1及びカバー2は合成樹脂で形成してある。ボデ
ィ1は、一方の電線Lの芯線部60(図5参照)を夫々
挿入する2個の電線挿入孔10を一端壁1aに形成して
ある。なお、端壁1aの下部は図2に示すように内側に
膨出し、その膨出部分にボディ1の長手方向に沿って電
線挿入孔10を穿孔してある。上記ボディ1の一端壁1
aの電線挿入孔10の上方、及び他端壁1bの中央上部
には、夫々カバー2の嵌合孔15を形成してある。
【0013】このボディ1の内部には、上記端壁1a側
の内部空間を2分する隔壁11を形成してある。この隔
壁11は一端が上記端壁1aの電線挿入孔10の間に一
体に連結され、ボディ1の長手方向の中央部まで至る形
状に形成してある。上記隔壁11の両側からは高さの低
い絶縁壁12が一体に形成され、この絶縁壁12及び隔
壁11により、ボディ1の内部空間を3分割してある。
絶縁壁12は、図2に示すように、隔壁11から両側方
向に延出され、中央部が夫々側壁1c,1dに沿い、他
端壁1b側に内側に略U字状に湾曲させた形状に形成し
てある。なお、ボディ1の絶縁壁12が対向する端壁1
bの下部は、絶縁壁12に連結するように膨出し、その
連結部にはボディ1の長手方向に沿って他方の電線の芯
線を挿入する電線挿入孔(図示せず)を形成してある。
【0014】なお、以下の説明では、隔壁11と絶縁壁
12とで仕切られボディ1の両側に形成される空間を、
端子板3と端子ねじ4とからなる導電部材が収める端子
収納部13としてある。そして、上記端子収納部13の
間に形成された空間を、何等の部材も収納しない絶縁ス
ペース14としてある。ボディ1の下面は両端部からは
円柱状の位置決めリブ16を夫々突設し(図3(a)参
照)、これら位置決めリブ16を被取付部材Bに形成さ
れた位置決め孔50に挿入することにより、端子台Aの
被取付部材Bへの取付位置の位置決めを行うようにして
ある。
【0015】隔壁11の一端の下部は円柱状に形成し、
この円柱部11aに底面側からねじ孔を穿孔してあり、
被取付部材Bには端子台Aの取付時にねじ52を通す挿
通孔51を形成してある。つまり、この端子台Aは、位
置決めリブ16を被取付部材Bに形成された位置決め孔
50に挿入して位置決めし、被取付部材Bの下面側から
挿通孔51を通して取付ねじ52をねじ孔17aに螺合
して、被取付部材Bに端子台Aを固定する構造としてあ
る。このねじ止めの際には、位置決め孔50に挿入され
た位置決めリブ16により、端子台Aが回転することが
ない。
【0016】ボディ1の底板1eの絶縁スペース14に
対応する部分には、図2に示すように内部に連通する水
抜き穴19を形成してあり、この水抜き穴19は隔壁1
1から位置決めリブ16に至る長孔状に形成してある。
カバー2は、一端縁の両側下部から係止爪21を突設し
てある。なお、図示しないが、他端縁の中央下部からも
上記係止片を突設してある。これら係止片21をボディ
1の嵌合孔15に嵌め込み、ボディ1の上面にカバー2
を固定する。
【0017】このカバー2の上面の一端側には一対の円
形の挿入穴22を形成し、この挿入穴22を通して端子
ねじ4の締め付け用のドライバなどの工具を挿入できる
ようにしてある。カバー2の他端部側は板厚を厚く形成
してあり、上面の外周部を残して中央部を凹設してあ
る。そして、その凹部23の中央に貫通孔24を形成し
てある。この貫通孔24は、カバー2をボディ1に被着
した状態で、絶縁スペース14に連通する位置に形成し
てある。
【0018】端子板3は、導電性を有する板材を用いて
形成れ、一端に略コ字状のねじ受け部30を形成してあ
る。ここで、ねじ受け部30は、折り返すことにより、
その強度を強くしてある。そして、その折り返し部に円
筒状の位置決め凸部30aを形成してあり、ボディ1の
端壁1aの膨出部上面から凹設された凹部25に上記位
置決め凸部30aを嵌め、位置決め状態で端子板3を端
子収納部13内に収納するようにしてある。
【0019】ねじ受け部30からは直角(ボディ1の底
面1eに対して直交する方向)に折り曲げ形成された腕
部31が延出形成され、その先端をL字状に折り曲げ、
さらにその折曲げ部32の先端を円筒状に形成して折り
返し、その折り返し部を鎖錠ばね片部33としてある。
この鎖錠ばね片部33の先端部が対向する折曲げ部32
の面には図示しない電線挿通孔を形成してある。鎖錠ば
ね片部33には、折曲げ部32の先端に円筒状に折り返
した部分により腕部31の長手方向に撓むようにしてあ
る。以下、この鎖錠ばね片部33が形成された部分を速
結端子部と呼ぶ。
【0020】端子ねじ4は、ねじ本体40と、このねじ
本体40に外れない状態で一体に取り付けられた引締め
座金41とで構成してあり、引締め座金41をねじ受け
部30の下方に位置させると共に、ねじ本体40のねじ
部をねじ受け部30の開口部に通す形で取り付けられ
る。この部分を以下の説明ではねじ締め端子部と呼ぶ。
本実施例の端子台Aは、ねじ締め端子部への電線の接続
は、電線挿入孔10内に被覆を剥がした電線の芯線を夫
々挿入する。そして、カバー10の挿入穴22を通して
ドライバなどの工具で端子ねじ4を螺合し、引締め座金
41を上方に移動させ、引締め座金41と端子板3のね
じ受け部30との間に電線の芯線を挟持し、電線の接続
を行う。
【0021】速結端子部では、被覆を剥がした電線の芯
線を、ボディ1の電線挿入孔及び端子板3の折曲部32
に形成された電線挿通孔を通して内部に押し込むと、端
子板3の腕部31と鎖錠ばね片33との間に電線の芯線
が挟持され、電線の接続が行われる。ここで、電線挿入
孔から挿入される電線の芯線は端子板31の側面に沿っ
て内部に導入され、鎖錠べね片部33との間に挿入され
るようにしてある。ここで、鎖錠ばね片部33の電線の
芯線部に当たる部分には、電線の芯線が抜けない構造と
してあるが、その点についての説明は省略する。
【0022】本実施例によれば、ボディ1の内部に異極
導電部材間を隔絶する隔壁11及び絶縁壁12で囲まれ
た絶縁スペース14を形成し、その絶縁スペース14に
ボディ1内の水を排出する水抜き穴19を穿設してある
ので、少なくとも絶縁スペース14においては、結露に
より内部に生じた水や外部から侵入した水を水抜き穴1
9から排出することができ、端子収納部13の間の絶縁
状態を良好な状態に保つことができる。従って、端子収
納部13間に設けられた絶縁スペース14により、端子
板3及び端子ねじ4からなる異極の導電部材間の絶縁距
離を大きく、且つ絶縁不良を起こしにくい状態で確保で
き、このため絶縁材で形成されたボディ1やカバー2か
らなるハウジングの劣化を防止でき、極間短絡などを起
こしにくい。このような構造であれば、パッキンなどを
用いて防水を施す必要がないので、部品点数を削減で
き、コストを安くでき、さらに組立性もよくなる。
【0023】しかも、本実施例では、異極の導電部材が
略中央部に板状の腕部31を備える一対の端子板3を備
え、夫々の端子板3を腕部31をボディ1の対向する両
側壁1c,1dに沿わせる形で対向させて収納し、夫々
の腕部31の先端を他方の腕部31の方向に折曲し、そ
の折曲部32に折り返す形で電線の芯線部を弾性挟持す
る鎖錠ばね片部33を一体形成してある。このため、端
子板3の少なくとも腕部31の間に空間が生じ、この空
間に隔壁11及び絶縁壁12で囲まれた絶縁スペース1
4を形成することができ、端子台Aの形状を大きくする
ことなく、絶縁スペース14を設けることができる。
【0024】また、カバー2の上面を凹部23を形成し
て、上面に付着した水を凹部23に導き、且つ凹部23
に形成された貫通孔24からボディ1内部の絶縁スペー
ス14を介して水抜き穴19からボディ1の外部に排出
することにより、カバー2に付着した水も比較的に速や
かに排出することが可能となり、良好な防水効果を期待
できる。
【0025】(実施例2)図3に本発明の他の実施例を
示す。本実施例では、基本構造的には実施例1と同じも
のであり、本実施例では上記実施例1における水抜き穴
19からの水の排出効果をさらに高めるようにした点に
特徴がある。本実施例では、図3に示すように、外周部
を残してボディ1の下面を凹設し、外周部の両端部から
円柱状の位置決めリブ16を突設してある。この位置決
めリブ16が挿入される被取付部材Bに形成された位置
決め孔50は、その内径d2を位置決めリブ16の外形
1 よりも大きくしてある。つまり、位置決めリブ16
が位置決め孔50に遊嵌状態で嵌まるようにしてある。
【0026】このようにボディ1の下面を凹設すると、
図3(b)に示すように、この凹部と被取付部材Bの上
面との間に形成される空間イに水が溜まり、さらにこの
空間イを介して水を位置決めリブ16に導くことができ
る。つまりは、空間イによりボディ1の下面と被取付部
材Bの上面との間に表面張力で水が付着する力を弱く
し、且つ位置決めリブ16と位置決め孔50との隙間の
毛細管現象により、被取付部材Bの下面側に水を導くこ
とにより、ボディ1の下面と被取付部材Bの上面との間
から水を良好に排出できる。これは結果的には端子台A
内部の水の排出効果を高めることになる。このようにす
れば、被取付部材Bがアースをとった金属製である場合
にも、端子台A内部の導電部材と被取付部材Bとの間の
絶縁状態を良好にすることができる。
【0027】しかも、上述のように位置決め孔50を被
取付部材Bの水抜き穴として兼用することにより、被取
付部材Bに個別に水抜き穴を形成する場合よりも加工が
容易となる利点もある。ところで、本実施例の場合に
は、上述のようにボディ1の底面を凹設したため、ボデ
ィ1の下面の中央からは端面が外周部と面一の円柱状の
ボス17を突設し、このボス17に下方から穿設された
ねじ孔17aに取付ねじ52を螺合するようにしてあ
る。なお、このボス17はボディ1内部の隔壁11の円
柱部11aに一体になっている。
【0028】また、ボス17と一端側の位置決めリブ1
6との間の部分には、ボディ1の底板1eの強度を保つ
補強リブ20を突設してある。なお、この補強リブ20
の上端部は底板1eの外周部と面一になっている。 (実施例3)図5及び図6に本発明のさらに他の実施例
を示す。本実施例においても、その基本構造は実施例1
と同じであり、本実施例の特徴とするところは、端子収
納部13にも水抜き構造を設けた点にある。
【0029】具体的には、上述した実施例における位置
決めリブ16を端子収納部13に対応する底板1e部か
ら突設し、この位置決めリブ16に端子収納部13の内
部に連通する貫通孔16aを形成してある。このように
すれば、貫通孔16aを水抜き孔として結露などにより
内部に生じる水を端子収納部13においても外部に排出
することができ、さらに絶縁性を高めた防止構造とする
ことができる。なお、本実施例の場合にも、実施例2と
同様に、ボディ1の下面を凹設し、位置決めリブ16の
外径よりも位置決め孔50の内径を大きく形成し、水抜
き穴19からの絶縁スペース14内の水の排出機能が良
好となるようにしてある。
【0030】なお、本実施例の場合には、上記水抜き穴
19も絶縁スペース14に対応する底板1eに形成して
あるが、端子収納部13の水の排出効果だけでも良好な
絶縁効果を得ることが可能である。従って、端子収納部
13の水抜き構造だけであってもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、ハウジ
ングの内部に異極導電部材間を隔絶する絶縁壁で囲まれ
た絶縁スペースを形成し、その絶縁スペースにハウジン
グ外部に連通する水抜き穴を穿設してあるので、少なく
とも絶縁スペースにおいて内部の水を排出することがで
き、このため異極導電部材を収納した収納部の間の絶縁
状態を良好な状態に保つことができ、絶縁不良や短絡な
どが生じにくくできる。
【0032】請求項2の発明では、一端部に板状の腕部
が形成された端子板を構成部材として夫々備える異極の
導電部材を、夫々の端子板の腕部をハウジングの対向す
る内壁面に沿わせる形でハウジング内に収め、夫々の腕
部の先端を他方の腕部の方向に折曲し、その折曲部に折
り返す形で電線の芯線部を弾性挟持する鎖錠ばね片部を
形成して速結端子部を形成し、端子板の少なくとも腕部
の間に形成される空間に、絶縁壁で囲まれた絶縁スペー
スを形成し、その絶縁スペースにハウジング外部に連通
する水抜き穴を穿設してあるので、導電部材の間で絶縁
スペースを形成する空間ができ、形状を大きくすること
なく、防水構造を採用することができる。
【0033】請求項3の発明では、端子装置が取り付け
られる被取付部材に穿孔された位置決め孔に挿入される
第1の位置決めリブをハウジングの底面から突設し、こ
の位置決めリブの径よりも位置決め孔の内径を大きく形
成し、少なくとも上記水抜き穴から位置決めリブに至る
被取付部材の取付面との間に空間部を設けるように上記
ハウジングの下面を凹設してあるので、水抜き穴から排
出される水が位置決めリブを伝わって排出され、良好に
内部の水を外部に排出することができる。
【0034】請求項4の発明では、端子装置が取り付け
られる被取付部材に穿孔された位置決め孔に挿入される
第2の位置決めリブを、導電部材の収納部に対応するハ
ウジングの底面から突設し、その位置決めリブに導電部
材の収納部に連通する水抜き孔を穿孔してあるので、導
電部材の収納部の水も排出でき、防水機能を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同上の組立後のカバーを取り外した状態での平
面図である。
【図3】(a),(b)は、他の実施例のボディの底面
図、及び被取付部材に取り付けた状態における断面図で
ある。
【図4】さらに他の実施例の分解斜視図である。
【図5】(a),(b)は同上の底面図、及び(a)中
のA−A線断面図である。
【図6】従来例の防水構造を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ボディ 1c,1d 側壁 1e 底板 2 カバー 3 端子板 4 端子ねじ 11 隔壁 12 絶縁壁 13 端子収納部 14 絶縁スペース 16 位置決めリブ 16a 貫通孔 19 水抜き穴 31 腕部 32 折曲部 33 鎖錠ばね片部 50 位置決め孔 60 芯線 A 端子台 B 被取付部材 L 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西浜 伸通 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 古屋 英臣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小野 登茂之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部に異極導電部材間を隔
    絶する絶縁壁で囲まれた絶縁スペースを形成し、その絶
    縁スペースにハウジング外部に連通する水抜き穴を穿設
    して成ることを特徴とする端子装置。
  2. 【請求項2】 一端部に板状の腕部が形成された端子板
    を構成部材として夫々備える異極の導電部材を、夫々の
    端子板の腕部をハウジングの対向する内壁面に沿わせる
    形でハウジング内に収め、夫々の腕部の先端を他方の腕
    部の方向に折曲し、その折曲部に折り返す形で電線の芯
    線部を弾性挟持する鎖錠ばね片部を形成して速結端子部
    を形成し、端子板の少なくとも腕部の間に形成される空
    間に、絶縁壁で囲まれた絶縁スペースを形成し、その絶
    縁スペースにハウジング外部に連通する水抜き穴を穿設
    して成ることを特徴とする端子装置。
  3. 【請求項3】 端子装置が取り付けられる被取付部材に
    穿孔された位置決め孔に挿入される第1の位置決めリブ
    をハウジングの底面から突設し、この位置決めリブの径
    よりも位置決め孔の内径を大きく形成し、少なくとも上
    記水抜き穴から位置決めリブに至る被取付部材の取付面
    との間に空間部を設けるように上記ハウジングの下面を
    凹設して成ることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の端子装置。
  4. 【請求項4】 端子装置が取り付けられる被取付部材に
    穿孔された位置決め孔に挿入される第2の位置決めリブ
    を、導電部材の収納部に対応するハウジングの底面から
    突設し、その位置決めリブに導電部材の収納部に連通す
    る水抜き孔を穿孔して成ることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3記載のいずれかに記載の端子装置。
JP22889693A 1993-09-14 1993-09-14 端子装置 Withdrawn JPH0785923A (ja)

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