JPH0422496Y2 - - Google Patents

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JPH0422496Y2
JPH0422496Y2 JP11459387U JP11459387U JPH0422496Y2 JP H0422496 Y2 JPH0422496 Y2 JP H0422496Y2 JP 11459387 U JP11459387 U JP 11459387U JP 11459387 U JP11459387 U JP 11459387U JP H0422496 Y2 JPH0422496 Y2 JP H0422496Y2
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insulating case
button switch
push button
flux
metal piece
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、接点と接続端子とが共通の金属片で
形成されている押釦スイツチに関する。
〔従来の技術〕
近年、電子機器の小型軽量化が進むにつれて、
プリント基板上の部品の実装密度はますます高ま
つており、このため押釦スイツチにおいては、予
め所定位置にクリーム半田を塗布しておいたプリ
ント基板に搭載した後、リフロー炉等で加熱して
該プリント基板の配線パターンに接続端子を半田
付けする面実装タイプのものが多用されている。
第3図および第4図はこの種の押釦スイツチの
従来例を示すもので、この押釦スイツチは、上部
に開口を有する耐熱性の絶縁ケース1に互いに離
間した2つの金属片が埋設されており、この絶縁
ケース1の内底面に、一方の金属片の一部を露出
させた固定接点2と、他方の金属片の一部を露出
させた固定接点3とが設けてあつて、各金属片の
端部は絶縁ケース1の外側面に露出して接続端子
4を形成している。また、固定接点2上には、可
動接点として機能する円椀状の板ばね5が載置さ
れており、この板ばね5は非操作時には中央の固
定接点3から若干離間している。絶縁ケース1の
上部開口に昇降自在に設けられたステム6は、絶
縁ケース1と同等の材料からなるもので、このス
テム6の下面に突設された半球状の突起6aは板
ばね5に当接し、ステム6の上面は、絶縁ケース
1の上部開口を蓋閉している防水防塵用の耐熱性
フイルム7によつて覆われている。中央部に透孔
8aを有し耐熱性フイルム7の上面に設けられた
押え板8は、例えば半田メツキを施したステンレ
ス鋼板からなるもので、この押え板8は絶縁ケー
ス1に固定されてステム6の上方移動を規制して
おり、透孔8a内には耐熱性フイルム7に覆われ
たステム6の操作部6bが臨出している。なお、
押え板8の一部はアース端子9として下方に延出
されている。
上記構成からなる押釦スイツチを実装する際に
は、予め配線パターン11の所定位置にクリーム
半田を塗布しておいたプリント基板10上に該押
釦スイツチを搭載した後、リフロー炉内で200℃
以上に加熱してクリーム半田を溶融させることに
より、第4図に示すように、半田20を介して接
続端子4やアース端子9が配線パターン11に接
続される。そして、こうしてプリント基板10上
に実装された押釦スイツチは、ステム6の操作部
6bを押圧操作することにより、板ばね5が下方
へ撓んで固定接点3に接触し、この板ばね5を介
して両固定接点2,3が導通されてスイツチオン
状態となる。また、操作部6bに対する押圧力を
除去すると、板ばね5は自らの弾性で固定接点3
から離間するので、スイツチオフ状態に戻る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した押釦スイツチにあつては、
インサート成形される接続端子4の埋設部分と絶
縁ケース1との間に微細な間隙4aが画成される
ことから、実装時にリフロー炉等で加熱されてク
リーム半田が溶融すると、クリーム半田中の高温
低粘土のフラツクスが毛細管現象により上記間隙
4aを介して絶縁ケース1の内部ヘ侵入し、該フ
ラツクスが固定接点2や固定接点3に付着してし
まう虞れがあつた。特に、絶縁ケース1の内部が
密閉された防水防塵構造の押釦スイツチの場合、
半田付け後の温度低下に伴い絶縁ケース1内の空
気が収縮し、上記間隙4aを介して外気の流入が
起こりやすいので、フラツクスの侵入も顕著とな
る。そして、フラツクスが固定接点2,3の表面
に付着すると、可動接点たる板ばね5と固定接点
2,3との導通に支障をきたし、信頼性が著しく
劣化する。
したがつて本考案の目的とするところは、上記
従来技術の問題点を解消し、溶融半田中のフラツ
クスが絶縁ケース内の接点に付着する虞れがない
押釦スイツチを提供することにある。
〔問題点を解消するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、耐熱性
を有する絶縁ケースに埋設された金属片の一部を
該絶縁ケースの内部に露出せしめて接点となすと
ともに、該金属片の他部を上記絶縁ケースの外部
に露出せしめて接続端子となし、該接続端子をプ
リント基板の配線パターンに半田付けすることに
より該プリント基板上に実装される押釦スイツチ
において、上記絶縁ケースの内底面の上記接点か
ら離間した位置に、上記金属片を露出せしめる凹
所を設ける構成とした。
〔作用〕
上記手段によれば、溶融半田中のフラツクスが
絶縁ケースの内部へ侵入してきても、該フラツク
スは絶縁ケースの内底面に設けた凹所内に停留
し、該凹所から離間した位置にある接点にフラツ
クスが付着する虞れがなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
第1図ないし第2図は本考案の一実施例を説明
するためのもので、第1図は押釦スイツチの内部
の要部平面図、第2図はこの押釦スイツチの斜視
図であり、第3図および第4図と対応する部分に
は同一符号が付してある。
第1図、第2図に示す押釦スイツチは、絶縁ケ
ース1の内底面の周縁部に、一対の固定接点2の
基材である金属片12を露出させる2個の凹所1
4と、中央の固定接点3の基材である金属片13
を露出させる1個の凹所15とが形成してあり、
これらの凹所14,15はそれぞれ、金属片1
2,13と絶縁ケース1との間の微細な間隙を介
して外部から侵入してくるフラツクスを停留させ
る働きをする。すなわち、金属片12,13はイ
ンサート成形によつて絶縁ケース1に埋設され、
該絶縁ケース1の内底面に固定接点2,3を露出
させるとともに該絶縁ケース1の外側面に接続端
子4を露出させるが、このインサート成形時に、
絶縁ケース1の内底面の固定接点2,3から離間
した位置に、金属片12,13の一部を露出させ
るフラツクス停留用の凹所14,15を形成して
おく。また、この押釦スイツチには、金属片12
の一部を利用して、接続端子4とは別に絶縁ケー
ス1の外側面に露出するダミー端子16が設けて
ある。このダミー端子16は、通常の端子のよう
に電気的接続を図るためのものではなく、絶縁ケ
ース1の内外の空気の流通を図るためのものであ
る。その他、特に説明しない部分の構成は従来例
と同等である。
さて、上記した押釦スイツチは、予め所定位置
にクリーム半田を塗布しておいた図示せぬプリン
ト基板に搭載した後、リフロー炉等で加熱してク
リーム半田を溶融させることにより、該プリント
基板の配線パターンに接続端子4やアース端子9
が半田付けされる。そして、この半田付け時に、
クリーム半田中の高温低粘度のフラツクスが、接
続端子4の埋設部分と絶縁ケース1との間に画成
されている微細な間隙4aを介して絶縁ケース1
の内部へ侵入してくる虞れがあるが、たとえ侵入
してきてもフラツクスは凹所14,15内に停留
し、温度低下に伴つて高粘度となり流動性が失わ
れるので、固定接点2,3にフラツクスが付着す
る虞れはなく、高い信頼性が確保されている。
また、上記した押釦スイツチには半田付けされ
ないダミー端子16が設けてあるので、上記間隙
4aがフラツクスで閉塞された場合にも、該ダミ
ー端子16の埋設部分と絶縁ケース1との間に画
成されている微細な間隙16aを介して、絶縁ケ
ース1の内外の空気の流通が確保されており、こ
のため、絶縁ケース1の内外の気圧差によつてス
トロークが変化してしまう虞れがなく、常に安定
した作動力特性が期待できる。
なお、上記実施例では絶縁ケースの内底面の3
個所にフラツクス停留用の凹所が設けてあるが、
該凹所の数や形状は適宜選択可能であり、例えば
接続端子から十分離間した位置にある固定接点に
対しては、フラツクスの付着を防止するための該
凹所を省略しても良い。
また、上記実施例は防水防塵構造で面実装タイ
プの押釦スイツチを挙げて説明してあるが、防水
防塵構造を採用していない押釦スイツチや面実装
タイプでない押釦スイツチに対しても、本考案は
適用可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、絶縁ケ
ースの内底面の接点から離間した位置にフラツク
ス停留用の凹所が設けてあるので、溶融半田中の
フラツクスが絶縁ケースの内部へ侵入してきても
該フラツクスが接点に付着する虞れがなく、高い
信頼性が確保されている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係
り、第1図は押釦スイツチの内部の要部平面図、
第2図はこの押釦スイツチの斜視図、第3図およ
び第4図は従来例に係り、第3図は押釦スイツチ
の斜視図、第4図はこの押釦スイツチをプリント
基板上に実装した状態を示す一部断面側面図であ
る。 1……絶縁ケース、2,3……固定接点、4…
…接続端子、4a……間隙、12,13……金属
片、14,15……凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐熱性を有する絶縁ケースに埋設された金属片
    の一部を該絶縁ケースの内部に露出せしめて接点
    となすとともに、該金属片の他部を上記絶縁ケー
    スの外部に露出せしめて接続端子となし、該接続
    端子をプリント基板の配線パターンに半田付けす
    ることにより該プリント基板上に実装される押釦
    スイツチにおいて、上記絶縁ケースの内底面の上
    記接点から離間した位置に、上記金属片を露出せ
    しめる凹所を設けたことを特徴とする押釦スイツ
    チ。
JP11459387U 1987-07-28 1987-07-28 Expired JPH0422496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11459387U JPH0422496Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11459387U JPH0422496Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JPS6420622U JPS6420622U (ja) 1989-02-01
JPH0422496Y2 true JPH0422496Y2 (ja) 1992-05-22

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JPH0922635A (ja) * 1995-07-05 1997-01-21 Hokuriku Electric Ind Co Ltd プッシュスイッチ
JP6789674B2 (ja) * 2016-06-01 2020-11-25 キヤノン株式会社 電子機器
JP2021015667A (ja) * 2017-11-13 2021-02-12 アルプスアルパイン株式会社 スイッチ装置

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JPS6420622U (ja) 1989-02-01

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