JP3950656B2 - 押釦スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押圧されることにより可動接点が接点との接離を行う押釦スイッチに係り、特に携帯用電子機器などに使用される小型の押釦スイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の押釦スイッチの構造を図8及び図9に示す。図8は押釦スイッチの縦断面図、図9は押釦スイッチの実装状態を示す縦断面図である。
【0003】
従来の押釦スイッチは、収納部を有する方形状のハウジング21と、このハウジング21の収納部に配設された中央固定接点22a及び周辺固定接点22bと、この中央固定接点22a及び周辺固定接点22b上に対向して配設された可動接点24と、この可動接点24上に配設され、前記収納部を覆うシート部材25と、このシート部材25を介して前記可動接点24を押圧して反転させるステム26と、前記ハウジング21の上面に取り付けられたカバー27とから構成されている。
【0004】
前記ハウジング21は、合成樹脂などの絶縁材で方形状の箱形に形成されており、内部に略円形状の収納部21aを有している。この収納部21aの中央には、導電性の金属材からなる中央固定接点22aが、内底面に表出して配設されており、この中央固定接点22aを挟んで対向する位置には、同じく導電性の金属材からなる周辺固定接点22bが配設されている。また、前記可動接点24の周縁部と周辺固定接点22bとは導通された状態となっている。
【0005】
また、前記ハウジング21には、側壁から外方に突出する直線状の一対の固定端子23a、23bが設けられており、この固定端子23a、23bが前記ハウジング21内に埋設されて、図示はしないが、前記中央固定接点22a、及び周辺固定接点22bとそれぞれ導通された状態となっている。また、一対の前記固定端子23a、23bは、前記ハウジング21の側壁に沿って下方へ屈曲されて、I端子形状となる半田付け用端子を構成している。
【0006】
前記ステム26が押圧されると、前記シート部材25を介して前記可動接点24が押圧され反転して前記中央固定接点22aと接触し、前記中央固定接点22aと周辺固定接点22bが前記可動接点24を介して接続されて、一対の前記固定端子23aと23b間が導通されるものとなっている。
【0007】
従来の押釦スイッチを回路基板30に実装する場合には、図9に示すように、クリーム半田などからなる半田ペーストが塗布された導電パターン30a上に前記固定端子23a、23bを載置して、リフローすることにより、半田ペーストが溶けて前記固定端子23a、23bの外側の側面部に溶着されて半田フィレット31として固着されるものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の押釦スイッチの構造においては、前記回路基板30に実装して半田付けして固着する場合には、半田付け用端子となる一対の前記固定端子23a、23bは、前記ハウジング21の側壁に沿って下方へ屈曲されており、いずれも前記固定端子23a、23bの片側のみが前記導電パターン30aに半田付けされる構造になっている。
【0009】
このため、近年のスイッチ全体の小型化要求に伴い、半田付け用端子の幅も小さくなってきていることから、端子の半田付け範囲が小さくなり、前記導電パターン17aに対する半田付け強度を向上させることが難しくなるという問題があった。
【0010】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、スイッチ全体の小型化要求に対応すると共に、固定端子の導電パターンに対する半田付け強度の向上が図れる押釦スイッチの構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、複数の固定接点が配設されたハウジングと、このハウジングに収容され前記固定接点に接離可能な可動接点と、前記固定接点と導通され前記ハウジングの外方へ突出すると共に、前記ハウジングの側壁に沿って平行な直線状に形成された固定端子と、直線状の前記固定端子と対向する前記ハウジングの側壁に設けられた、前記固定端子の側面部との間を離間させる切り欠き部とを備え、前記固定端子は、前記ハウジングの側壁から外方へ突出され、その突出基部から前記ハウジングの側壁に沿って底面側に向かって直線状に屈曲されており、前記切り欠き部は、前記固定端子の自由端部に対向させて前記突出基部よりも下方の側壁部から前記ハウジングの底面にかけて連通して形成すると共に、前記ハウジングの底面には、前記切り欠き部に連続させて前記切り欠き部よりも小さな第2の切り欠き部を形成したことを特徴とする。
【0015】
また、第2の手段として、前記切り欠き部が、実装される回路基板の導電パターンに前記固定端子が半田付けされる際の半田逃げ部であり、前記第2の切り欠き部が、半田ペースト上へ仮固定する際の半田逃げ部であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の押釦スイッチの実施の形態を図1乃至図7に示す。図1乃至図4は本発明の押釦スイッチの一実施例を示し、図1は押釦スイッチの縦断面図、図2は押釦スイッチの底面図、図3は押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー前)を示す縦断面図、図4は押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー後)を示す要部縦断面図である。
【0017】
図1、図2において、ハウジング1は、合成樹脂などの絶縁材で内部に収納部1aを有する方形状で上面が開口された箱形に形成されている。このハウジング1の収納部1aの内底面中央には、導電性の金属製端子材からなる中央固定接点2aが、端子材から突出されて上面側が表出された状態で配設されており、この中央固定接点2aを挟んで対向する位置には、同じく導電性の金属製端子材からなる周辺固定接点2b、2bが端子材から突出されて上面側が表出された状態で配設されている。また、前記ハウジング1の対向する外側面には、外方に突出された固定端子3a、3bが形成されている。
【0018】
前記固定端子3a、3bは、前記ハウジング1内で前記端子材により前記中央固定接点2a及び周辺固定接点2bと導通した状態で連接されたものとなっており、この連接部は前記ハウジング1内で屈曲されて前記ハウジング1内底部に埋設されたものとなっている。
【0019】
また、前記固定端子3a、3bは、前記ハウジング1の側壁から外方へ突出され、その突出基部から前記ハウジング1の側壁に沿って底面側に向かって屈曲されて前記ハウジング1の側壁に沿って平行な直線状となるI端子形状に形成されており、前記固定端子3a、3bがI端子形状に形成されていることにより、押釦スイッチが実装される回路基板10の上面側に配設された導電パターン10aに半田付けして使用される、面実装タイプの端子構造となっている。
【0020】
また、直線状の前記固定端子3a、3bと対向する前記ハウジング1の側壁には、前記固定端子3a、3bの側面部との間を離間させるための切り欠き部1bが形成されている。この切り欠き部1bは、前記固定端子3a、3bの自由端部3c、3d側に対向させて前記突出基部よりも下方の側壁部から前記ハウジング1の底面にかけて連通して形成されたものとなっている。
【0021】
また、前記ハウジング1の底面側には、四隅部に凹部からなる係止部1cが形成されている。この係止部1cに、後述するカバー7の係止脚7bが係合されるものとなっている。
【0022】
可動接点4は、導電性の金属板で略円盤状に形成されており、中央にドーム状の膨出部4aが形成されて、この膨出部4aの頂部下面が中央接点部となっている。また、前記可動接点4の周縁部は、前記ハウジング1の内底面に配設された前記周辺固定接点2b、2b上に載置されて前記周辺固定接点2b、2bと接続されており、前記中央接点部が前記中央固定接点2aと対向して配設されている。
【0023】
前記可動接点4は、後述するステム6によって中央のドーム状の膨出部4aが押圧されることにより反転することで、前記中央接点部が前記中央固定接点2aと接続されるものとなっている。
【0024】
シート部材5は、ポリイミドなどの樹脂製シート材からなり、方形状に形成されている。このシート部材5は弾性を有し、前記ハウジング1の収納部1aの上面に前記可動接点4を覆うように被着されている。
【0025】
ステム6は、合成樹脂などの絶縁材で形成されている。このステム6には、押圧操作される操作部6aが設けられており、この操作部6aの下面側には、下方に突出され、前記可動接点4の膨出部4a上面に当接して可動接点4を下方に押圧する押圧突部6bが形成されている。また、前記操作部6aの外周縁部には、前記ステム6の押圧操作時に、後述するカバー7の内面に当接される鍔部6cが形成されている。
【0026】
前記ステム6が押圧操作されて、前記ステム6の復帰時には、前記鍔部6cが、前記ハウジング1の上面側に固着される後述するカバー6の内面に係止されることにより、前記ステム6の外方への飛び出しを防止している。
【0027】
カバー7は、金属板などの板材で略方形状の箱型に形成されている。このカバー7には、中央に前記ステム6の操作部6aが突出される挿通孔7aが設けられており、また、下方の四隅部には、前記ハウジング1の下面側に形成された前記係止部1cに係合される係止脚7bが形成されたものとなっている。この係止脚7bが前記ハウジング1の係止部1cに係合されてプレスなどの方法でかしめられることにより前記カバー7が前記ハウジング1の上面側に固着されるものとなっている。
【0028】
次に、上記構成の押釦スイッチの動作を説明する。
図1に示すように、前記ステム6が非押圧操作状態では、前記可動接点4の周縁部は、前記周辺固定接点2b、2bの上面と接触しているが、ドーム状の前記膨出部4aが前記中央固定接点4aとは離間した状態となっており、スイッチはオフ状態となっている。
【0029】
この状態から、前記ステム6が指などで押圧操作されると、前記ステム6の操作部6a下方に設けられた前記押圧突部6bが、前記シート部材5を介して前記可動接点4の膨出部4a頂部上面を押圧してこの膨出部4aを下方へ押し下げるものとなる。
【0030】
この時、前記可動接点4の膨出部4aが下方へ押圧されることで、前記可動接点4は、前記膨出部4aが下方へ反転することとなる。このため、前記膨出部4aの頂部下面が前記中央固定接点2aと接触し、前記周辺固定接点2b、2bと中央固定接点2aとが導通されてスイッチはオン状態となる。
【0031】
この状態から、前記ステム6への押圧力を解除すると、前記可動接点4の前記膨出部4aが自身の弾性で反転して初期の状態に復帰すると共に、この際の付勢力によって前記ステム6が上方へ押圧されて初期位置へと復帰するものとなる。この時、前記膨出部4aが反転するのに伴って、前記膨出部4aの頂部下面が前記中央固定接点2aから離間するものとなりスイッチはオフ状態となる。
【0032】
次に、上記構成の押釦スイッチの回路基板への実装状態について説明する。
図3は、リフロー前の状態を示しており、前記回路基板10の導電パターン10aには、クリーム半田などからなる半田ペースト11が塗布されている。そして、この半田ペースト11上に前記ハウジング1に形成されたI端子形状の前記固定端子3a、3bの自由端部3c、3dが載置された状態となっている。この場合、前記半田ペースト11は、前記ハウジング1の切り欠き部1b内にも位置するように前記導電パターン10a上に塗布されたものとなっている。
【0033】
この状態から、前記押釦スイッチを、半田リフロー炉を通すことにより半田付けを行うと、図4に示すように、前記半田ペースト11がリフロー炉の熱によって溶融して固着(溶着)することにより半田フィレット12が形成される。この場合、この半田フィレット12は、前記切り欠き部1b内にも形成されるものとなり、前記固定端子3a、3bの両側面部にわたって形成されるものとなる。
【0034】
上記構成によれば、前記切り欠き部1bを前記ハウジング1の側壁に形成することにより、この側壁と対向する前記固定端子3a、3bの自由端部3c、3d側の側面部が、前記ハウジング1の側壁から離間されるものとなり、前記ハウジング1に半田付けする際の半田逃げ部が形成されることから、前記ハウジング1を前記回路基板10上に実装する場合に、直線状のI端子形状の前記固定端子3a、3bの両側面部に半田付けすることが可能となり、半田付け強度を向上させることができるものとなっている。
【0035】
また、前記固定端子3a、3bは、前記ハウジング1の側壁から外方へ突出され、その突出基部から前記ハウジング1の側壁に沿って底面側に向かって直線状に屈曲されており、前記切り欠き部1bは、前記固定端子3a、3bの自由端部3c、3d側に対向させて前記突出基部よりも下方の側壁部から前記ハウジング1の底面にかけて連通して形成されていることから、前記固定端子3a、3bを前記ハウジング1の側壁を利用して折り曲げることができると共に、固定端子3a、3bを含んだ前記ハウジング1全体の幅を大きくすることなく、直線状のI端子形状の前記固定端子3a、3bの両側面部に半田付けすることが可能となり、半田付け時の半田付け強度を向上させることができるものとなっている。
【0036】
図5乃至図7は本発明の他の実施例を示し、図5は押釦スイッチの縦断面図、図6は押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー前)を示す縦断面図、図7は押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー後)を示す要部縦断面図である。尚、図1乃至図4で説明した同一部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】
本実施例の構成と、前記第1の実施例との相違点は、前記切り欠き部1bの構成が一部相違する点である。すなわち、本実施例では、前記ハウジング1の底面に、前記切り欠き部1bに連続させて、前記切り欠き部1bよりも小さな第2の切り欠き部1dを形成した構成となっている。この第2の切り欠き部1dを設けることにより、回路基板10への実装時の前記半田ペースト11へのスイッチの仮固定を可能としている。
【0038】
この場合、前記第2の切り欠き部1dは、前記ハウジング1の底面側に前記切り欠き部1bに連続させて形成されており、また、前記第2の切り欠き部1dは、実装される前記回路基板10に形成された導電パターン10a上に対向するように形成され、かつ、前記第2の切り欠き部1dの高さHは、前記導電パターン10aに塗布される前記半田ペースト11の塗布厚Mよりも低くなるように形成されている。(H<M)
【0039】
尚、本実施例では前記第2の切り欠き部1dの高さHを0.02〜0.08mmに、また、前記半田ペースト11の塗布厚Mを0.1〜0.15mmの範囲でそれぞれ設定している。本数値によれば、押釦スイッチを前記回路基板10へ実装する際に、リフロー前の押釦スイッチの仮固定を最適に行うことができるものとなっている。
【0040】
次に、上記構成の押釦スイッチの回路基板への実装状態について説明する。
図6は、リフロー前の状態を示しており、前記回路基板10の導電パターン10aには、クリーム半田などからなる半田ペースト11が塗布されている。そして、この半田ペースト11上に前記ハウジング1に形成されたI端子形状の前記固定端子3a、3bの自由端部3c、3dが載置された状態となっている。この場合、前記半田ペースト11は、前記ハウジング1の切り欠き部1b、及び第2の切り欠き部1d内にも位置するように前記導電パターン10a上に塗布されたものとなっている。
【0041】
前記ハウジング1が前記回路基板10上に載置されると、、前記半田ペースト11の塗布厚Mに対して、前記第2の切り欠き部1dの高さHが低く(M>H)形成されているため、クリーム状の前記半田ペースト11は、前記第2の切り欠き部1dの天面に押されて変形されるものとなる。この時、前記半田ペースト11は、前記第2の切り欠き部1d内に充填された状態となっており、この充填された前記半田ペースト11の粘着力によって位置決めされ、前記ハウジング1は前記半田ペースト11が塗布されている導電パターン10a上に仮固定されるものとなっている。
【0042】
この状態から、前記押釦スイッチを、半田リフロー炉を通すことにより半田付けを行うと、図7に示すように、前記半田ペースト11がリフロー炉の熱によって溶融して固着(溶着)することにより半田フィレット12が形成される。この場合、この半田フィレット12は、前記切り欠き部1b内にも形成されるものとなり、前記固定端子3a、3bの両側面部にわたって形成されるものとなる。
【0043】
上記構成によれば、前記回路基板10の導電パターン10aに前記固定端子3a、3bが半田付けされる際の半田逃げ部である前記切り欠き部1bに連続して、前記ハウジング1を前記半田ペースト11上へ仮固定する際の半田逃げ部である前記第2の切り欠き部1dを形成することにより、押釦スイッチを前記回路基板10へ実装する場合には、前記第2の切り欠き部1dに前記半田ペースト11が充填された状態となり位置決めされることから、半田ペースト11上への押釦スイッチの仮固定が簡単に行え、リフロー時に装置内への搬送時の浮きが防止され、確実に前記固定端子3a、3bの両側面部に半田付けすることができるものとなっている。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の押釦スイッチは、複数の固定接点が配設されたハウジングと、このハウジングに収容され固定接点に接離可能な可動接点と、固定接点と導通されハウジングの外方へ突出する固定端子とを備え、固定端子は、ハウジングの側壁に沿って平行な直線状に形成されており、直線状の固定端子と対向するハウジングの側壁には、固定端子の側面部との間を離間させる切り欠き部を形成したことから、側壁と対向する固定端子の側面部が、ハウジングの側壁から離間されるものとなり、ハウジングに半田付けする際の半田逃げ部が形成されるため、ハウジングを回路基板上に実装する場合に、直線状のI端子形状の固定端子の両側面部に半田付けすることが可能となり、半田付け強度を向上させることができる。
【0045】
また、固定端子は、ハウジングの側壁から外方へ突出され、その突出基部からハウジングの側壁に沿って底面側に向かって直線状に屈曲されており、切り欠き部は、固定端子の自由端部に対向させて突出基部よりも下方の側壁部からハウジングの底面にかけて連通して形成したことから、固定端子をハウジングの側壁を利用して折り曲げることができると共に、固定端子を含んだハウジング全体の幅を大きくすることなく、直線状のI端子形状の固定端子の両側面部に半田付けすることが可能となり、半田付け時の半田付け強度を向上させることができる。
【0046】
また、ハウジングの底面には、切り欠き部に連続させて切り欠き部よりも小さな第2の切り欠き部を形成したことから、押釦スイッチを回路基板へ実装する場合には、第2の切り欠き部に半田ペーストが充填された状態となり位置決めされるため、半田ペースト上への押釦スイッチの仮固定が簡単に行え、リフロー時に装置内への搬送時の浮きが防止され、確実に固定端子の両側面部に半田付けすることができる。
【0047】
また、第2の切り欠き部は、実装される回路基板に形成された導電パターン上に対向して形成し、第2の切り欠き部の高さが、導電パターンに塗布される半田ペーストの塗布厚よりも低くなるように形成したことから、押釦スイッチを回路基板へ実装する際に、リフロー前の押釦スイッチの仮固定を最適に行うことができる。
【0048】
また、切り欠き部が、実装される回路基板の導電パターンに固定端子が半田付けされる際の半田逃げ部であり、第2の切り欠き部が、半田ペースト上へ仮固定する際の半田逃げ部であることから、簡単な構成で、リフロー前の押釦スイッチの仮固定と、リフロー後の固定接点への半田付けを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である押釦スイッチを示す縦断面図である。
【図2】本発明の同じく押釦スイッチを示す底面図である。
【図3】本発明の同じく押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー前)を示す縦断面図である。
【図4】本発明の同じく押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー後)を示す要部縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施例である押釦スイッチを示す縦断面図である。
【図6】本発明の同じく押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー前)を示す縦断面図である。
【図7】本発明の同じく押釦スイッチの回路基板への実装状態(リフロー後)を示す要部縦断面図である。
【図8】従来の押釦スイッチを示す縦断面図である。
【図9】従来の押釦スイッチの回路基板への実装状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a 収納部
1b 切り欠き部
1c 係止部
1d 第2の切り欠き部
2a 中央固定接点
2b 周辺固定接点
3a,3b 固定端子
3c,3d 自由端部
4 可動接点
4a 膨出部
5 シート部材
6 ステム
6a 操作部
6b 押圧突部
6c 鍔部
7 カバー
7a 挿通孔
7b 係止脚
10 回路基板
10a 導電パターン
11 半田ペースト
12 半田フィレット
H 第2の切り欠き部高さ
M 半田ペースト塗布厚
Claims (2)
- 複数の固定接点が配設されたハウジングと、このハウジングに収容され前記固定接点に接離可能な可動接点と、前記固定接点と導通され前記ハウジングの外方へ突出すると共に、前記ハウジングの側壁に沿って平行な直線状に形成された固定端子と、直線状の前記固定端子と対向する前記ハウジングの側壁に設けられた、前記固定端子の側面部との間を離間させる切り欠き部とを備え、前記固定端子は、前記ハウジングの側壁から外方へ突出され、その突出基部から前記ハウジングの側壁に沿って底面側に向かって直線状に屈曲されており、前記切り欠き部は、前記固定端子の自由端部に対向させて前記突出基部よりも下方の側壁部から前記ハウジングの底面にかけて連通して形成すると共に、前記ハウジングの底面には、前記切り欠き部に連続させて前記切り欠き部よりも小さな第2の切り欠き部を形成したことを特徴とする押釦スイッチ。
- 前記切り欠き部が、実装される回路基板の導電パターンに前記固定端子が半田付けされる際の半田逃げ部であり、前記第2の切り欠き部が、半田ペースト上へ仮固定する際の半田逃げ部であることを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
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