JP6788856B2 - チューナ装置、テレビジョン受像機、制御方法およびプログラム - Google Patents

チューナ装置、テレビジョン受像機、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、例えばテレビジョン受像機などに備えられるチューナ装置に関する。
従来、テレビジョン受像機(以下、テレビという)に備えられるチューナ装置として、チューナIC(Integrated Circuit)およびバスリピータを有するチューナ装置が提案されている(特許文献1参照)。このバスリピータを用いることによって、チューナICが受けるノイズを抑制することができる。また、このようなチューナ装置に用いられる他のチューナICとして、自動利得制御機能を有するチューナICが提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−107937号公報 米国特許出願公開第2010/0328536号明細書
しかしながら、上記特許文献1のチューナ装置に、上記特許文献2のチューナICを用いようとすると、妨害耐性および処理速度などの性能が低下してしまうという問題がある。
そこで、本開示は、妨害耐性および処理速度などの性能の低下を抑えたチューナ装置を提供する。
本開示の一態様に係るチューナ装置は、アンテナを介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力するチューナ回路と、前記チューナ回路から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する映像音声処理回路と、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路にバスを介して接続され、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御する制御回路とを備え、前記チューナ回路は、さらに、自動利得制御機能を有し、前記映像音声処理回路に出力される前記中間周波数信号の信号レベルを前記自動利得制御機能によって目標レベルに調整し、前記制御回路は、前記チューナ回路が、前記中間周波数信号の出力を停止している第1の状態であるときには、前記バスを介して前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御するためのクロック周波数を第1の周波数に切り替え、前記チューナ回路が、前記中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の周波数に切り替える。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示のチューナ装置は、妨害耐性および処理速度などの性能の低下を抑えることができる。
図1は、従来のチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、自動利得制御機能を有するチューナICの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、従来のチューナ装置から想定される課題を説明するための図である。 図4は、実施の形態1におけるチューナ装置を備えたテレビの構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1におけるチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実施の形態1における静電容量切替部の構成の一例を示す回路構成図である。 図7は、実施の形態1におけるチューナ装置のCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2におけるチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2におけるチューナ装置のCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、本開示のチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らは、従来のチューナ装置に関し、以下の問題が生じることを見出した。
図1は、従来のチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。
例えば上記特許文献1に示されるチューナ装置900は、アンテナ990を介して放送波を受信し、その放送波に含まれる一部の周波数帯の信号を選択し、その周波数帯の信号に対して周波数の変換、復調および復号などの処理を行う。これによって、チューナ装置900は、映像および音声を示す映像音声信号を生成して出力する。
このようなチューナ装置900は、チューナIC910と、復調IC920と、デコーダIC930と、CPU940とを備える。
チューナIC910は、アンテナ990を介して放送波を受信し、その放送波に含まれる一部の周波数帯の信号を選択し、その周波数帯の信号に対して周波数の変換などの処理を行う集積回路である。このようなチューナIC910は、増幅器911と、I/O部912とを備える。I/O部912は、復調IC920との間で信号の入力と出力とを行う。増幅器911は、中間周波数信号の信号レベルを増幅し、増幅された信号レベルの中間周波数信号を復調IC920に出力する。この中間周波数信号は、上述のように選択された信号の周波数帯を他の周波数帯に変換することによって生成される信号である。
復調IC920は、チューナIC910から出力された中間周波数信号を復調することによってトランスポートストリームを生成し、そのトランスポートストリームをデコーダIC930に出力する集積回路である。このような復調IC920は、AGC検波部921と、バスリピータ922と、I/O部923と、I/O部924とを備える。
AGC(Automatic Gain Control)検波部921は、チューナIC910から出力される中間周波数信号の信号レベルを検出し、その信号レベルを目標レベルに増幅するための利得を決定する。そして、AGC検波部921は、その利得に応じた信号をチューナIC910の増幅器911に出力することによって、チューナIC910から出力される中間周波数信号の信号レベルを目標レベルに調整する。つまり、AGC検波部921と増幅器911とによって自動利得制御機能が実現される。
I/O部923は、チューナIC910のI/O部912との間でバスを介して信号の入力と出力とを行う。I/O部924は、CPU940およびデコーダIC930のそれぞれとの間でバスを介して信号の入力と出力とを行う。
バスリピータ922は、CPU940とチューナIC910との間の通信に用いられるバスの接続と切断とを切り換える。つまり、バスリピータ922は、チューナIC側のバスとCPU940側のバスとを接続する。これによって、バスリピータ922は、復調IC920のI/O部924、バスリピータ922およびI/O部923を介して、CPU940をチューナICのI/O部912に接続する。また、バスリピータ922は、バスを切断することによって、CPU940のバスを介した通信から、チューナIC910を切り離す。
デコーダIC930は、復調IC920から出力されたトランスポートストリームを復号することによって映像音声信号を生成し、その生成された映像音声信号をスピーカおよびディスプレイに出力する集積回路である。この映像音声信号によって、ディスプレイには映像が表示され、スピーカから音声が出力される。また、デコーダIC930は、I/O部931を備える。このI/O部931は、CPU940および復調IC920のそれぞれとの間でバスを介して信号の入力と出力とを行う。
CPU(Central Processing Unit)940は、I/O部941を備える。このI/O部941は、復調IC920およびデコーダIC930のそれぞれとの間でバスを介して信号の入力と出力とを行う。つまり、CPU940は、このバスを介して復調IC920およびデコーダIC930のそれぞれにアクセスし、これらの集積回路を制御する。また、CPU940は、復調IC920のバスリピータ922によってバスが接続されているときには、その復調IC920を介してチューナIC910にアクセスし、そのチューナIC910を制御する。
このようなチューナ装置900では、バスリピータ922によるバスの接続と切断とによって、チューナICが受けるノイズを抑制することができるとともに、チューナ装置900の起動を高速にすることができる。つまり、CPU940がバスを介して各ICを制御するためのクロック周波数(バスクロックともいう)を高い周波数に設定しておくことによって、チューナ装置900を高速に起動することができる。このような、チューナ装置900の起動時には、バスリピータ922は、チューナIC910側のバスとCPU940側のバスとを接続している。そして、チューナ装置900の起動が完了し、チューナIC910が中間周波数信号の出力を開始すると、バスリピータ922は、バスを切断する。これによって、CPU940のバスを介した通信から、チューナIC910が切り離される。その結果、CPU940が、高い周波数に設定されたクロック周波数で、バスを介して復調IC920およびデコーダIC930を制御しても、そのバスからチューナIC910への干渉を抑えることができる。つまり、チューナIC910が受けるノイズを抑えることができる。
しかしながら、最近のチューナICは、上記特許文献2のように、自動利得制御機能を有する。
図2は、自動利得制御機能を有するチューナICの構成の一例を示すブロック図である。
チューナIC800は、アンテナ990を介して放送波を受信し、その放送波に含まれる一部の周波数帯の信号を選択する。つまり、チューナIC800は選局を行う。そして、チューナIC800は、その選択された信号の周波数帯を他の周波数帯に変換することによって中間周波数信号を生成して出力する。このようなチューナIC800は、増幅器801と、第1のフィルタ802と、ミキサ803と、発信器804と、第2のフィルタ805と、増幅器806と、ADC807と、DSP810と、DAC821と、I/O部822と、ROM823と、RAM824とを備える。
増幅器801は、アンテナ990を介して受信された放送波の信号レベルを増幅して第1のフィルタ902に出力する。
第1のフィルタ802は、例えば同調回路を有するバンドパスフィルタであって、例えば、指定されたチャンネルの周波数帯域の信号をその放送波から選択して出力する。これによって、選局が行われる。例えば、周波数帯域は、557.143±3MHzなどである。
発信器804は、指定された周波数の信号を出力する。例えば、その指定された周波数は、561.143MHzである。
ミキサ803は、第1のフィルタ802から出力された信号と、発信器804から出力された信号とを混合することによって、それらの信号の周波数の差分に応じた中間周波数信号を出力する。例えば、この中間周波数信号は、同層成分と直交成分とからなり、例えば、その中間周波数信号の周波数は4±3MHzと1118.286±3MHzである。
第2のフィルタ805は、例えばローパスフィルタであって、ミキサ803から出力された中間周波数信号に含まれる高周波成分を除去して、その高周波成分が除去された中間周波数信号を出力する。例えば、この第2のフィルタ805から出力される中間周波数信号の周波数は、4±3MHzである。
増幅器806は、第2のフィルタ805から出力される中間周波数信号の信号レベルを、DSP810からの制御に応じて増幅する。
ADC(Analog to Digital Converter)807は、中間周波数信号であるアナログ信号をデジタル信号に変換して、DSP810に出力する。
DSP(Digital Signal Processor)810は、ADC807から出力されたデジタル信号である中間周波数信号に対してデジタル信号処理を行い、その信号処理された中間周波数信号をDAC821に出力する。このようなDSP810は、AGC検出部811と、アナログ復調部812と、DC除去部813とを有する。
AGC検出部811は、図1に示すAGC検波部921に相当する。つまり、AGC検出部811は、ADC807から出力される中間周波数信号の信号レベルを検出し、その信号レベルを目標レベルに増幅するための利得を決定する。そして、AGC検出部811は、その利得に応じた信号を増幅器806に出力することによって、ADC807から出力される中間周波数信号の信号レベルを目標レベルに調整する。つまり、AGC検出部811と増幅器806とによって自動利得制御機能が実現される。
アナログ復調部812は、中間周波数信号にアナログ放送の信号が含まれていれば、そのアナログ放送の信号に対する復調を行う。DC(Direct Current)除去部813は、中間周波数信号に含まれるデジタル放送の信号からDC成分を除去する。
DAC(Digital to Analog Converter)821は、DSP810から出力されたデジタル信号の中間周波数信号をアナログ信号に変換して出力する。
RAM(Random Access Memory)824およびROM(Read Only Memory)823は、DSP810によって実行されるソフトウェアプログラムおよび制御情報などを記憶するための記録媒体である。
I/O部822は、DSP810とCPUなどの処理回路との間でバスを介して信号の入力と出力とを行う。
このように、最近のチューナICであるチューナIC800は、AGC検出部811を備える、すなわち、自動利得制御機能を有する。したがって、チューナIC800は、図1に示す復調IC920などの他の回路からの信号を受けることなく、中間周波数信号の信号レベルを目標レベルに調整する。
ここで、発明者らは、図1に示す従来のチューナ装置900において、チューナIC910の代わりに、図2に示すチューナIC800を用いると、チューナ装置の性能が低下することを見出した。
図3は、従来のチューナ装置から想定される課題を説明するための図である。
チューナ装置700は、図1に示すチューナ装置900と同様の構成を有するが、図1に示すチューナIC910の代わりに、図2に示すチューナIC800を備える。なお、図3では、説明を分かりやすくするために、チューナIC800の一部の構成要素のみが示されているが、チューナIC800は、図2に示すようにミキサ803などの構成要素も備えている。
このようなチューナ装置700では、チューナIC800にAGC検出部811が備えられているため、AGC検出部811と同様の機能を有するAGC検波部921を、復調ICに備える必要がない。したがって、チューナ装置700は、図1に示すAGC検波部921を有する復調IC920の代わりに、AGC検波部921を持たない復調IC850を備える。
しかしながら、このようなチューナ装置700では、性能が低下してしまうという課題がある。つまり、チューナ装置700では、高速に起動することができない、または、チューナIC800がバスからノイズを受け易くなる。チューナIC800がノイズを受けると、チューナ装置700を備えたテレビから出力される映像および音声の品質が低下する。
具体的には、チューナIC800がバスから受けるノイズを低減するためには、図1に示す例のように、チューナIC800が中間周波数信号を出力しているときには、バスリピータ922によってバスを切断しておけばよい。これにより、チューナIC800は、CPU940のバスを介した通信、つまり高い周波数クロックによる通信から切り離されるため、チューナIC800がバスから受けるノイズを低減することができる。
しかし、バスリピータ922によってバスを切断すれば、AGC検出部811がチューナIC800に備えられているため、CPU940は、AGC検出部811によって決定された利得を示す利得信号を取得することができない。
つまり、CPU940は、この利得信号に基づいて、アンテナ990を介して受信されている放送波の信号強度を特定し、その信号強度を示すインジケータ(すなわち、RSSI:Received Signal Strength Indicator)を、テレビのディスプレイに放送波の映像と共に表示させることができる。しかし、チューナIC800のノイズを低減するために、バスを切断してしまうと、このインジケータの表示ができなくなってしまう。言い換えれば、そのインジケータを表示するためには、チューナIC800のノイズを低減することができない。すなわち、チューナIC800の妨害耐性が低下してしまう。
または、チューナIC800がバスから受けるノイズを低減するためには、CPU940がバスを介して各ICを制御するためのクロック周波数を低く設定しておけばよい。これにより、そのノイズを低減することができる。
しかし、クロック周波数が低ければ、チューナ装置700を高速に起動させることができない。
つまり、チューナIC800のDSP810は、ソフトウェアプログラムを実行することによって、中間周波数信号に対してデジタル信号処理を行う。したがって、DSP810は、起動時には、CPU940とバスを介して通信し、そのソフトウェアプログラムを読み込み、RAM824に書き込む必要がある。さらに、チューナ装置700の初期化時には、DSP810は、CPU940とバスを介して通信し、デジタル信号処理の制御または特性を変更するためのデータを受信してRAM824に書き込む必要がある。しかし、クロック周波数が低ければ、その起動および初期化時のデータの受信に時間がかかってしまう。
このように、チューナ装置700では、チューナICの妨害耐性が低下するか、起動が遅くなってしまうという課題がある。
このような問題を解決するために、本開示の一態様に係るチューナ装置は、アンテナを介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力するチューナ回路と、前記チューナ回路から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する映像音声処理回路と、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路にバスを介して接続され、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御する制御回路とを備え、前記チューナ回路は、さらに、自動利得制御機能を有し、前記映像音声処理回路に出力される前記中間周波数信号の信号レベルを前記自動利得制御機能によって目標レベルに調整し、前記制御回路は、前記チューナ回路が、前記中間周波数信号の出力を停止している第1の状態であるときには、前記バスを介して前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御するためのクロック周波数を第1の周波数に切り替え、前記チューナ回路が、前記中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の周波数に切り替える。
これにより、チューナ回路からの中間周波数信号の出力が停止されているときには、バスのクロック周波数が高いため、チューナ装置の起動を高速に行うことができる。さらに、チューナ回路から中間周波数信号が出力されているときには、バスのクロック周波数が低いため、チューナ回路がバスから受けるノイズを低減することができる。すなわち、自動利得制御機能を有するチューナ回路であっても、そのチューナ回路の妨害耐性を高めることができる。その結果、映像音声信号に基づく映像および音声のそれぞれの品質低下を抑えることができる。さらに、制御回路は、中間周波数信号を出力しているチューナ回路にノイズを与えずにアクセスできる。したがって、制御回路は、映像音声信号に基づく映像がディスプレイに表示されているときにも、チューナ回路の自動利得制御機能によって決定される利得を示す信号を取得することができる。これにより、その利得によって特定される放送波の信号強度を示すインジケータを、放送波の映像とともにディスプレイに表示させることができる。
また、前記チューナ装置は、さらに、前記バスにおける前記チューナ回路と前記制御回路との間の部位と、グランドとの間の静電容量を第1の値と、前記第1の値よりも大きい値とに切り替える静電容量切替部を備え、前記制御回路は、さらに、前記チューナ回路が前記第1の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を第1の値に切り替えさせ、前記チューナ回路が前記第2の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値よりも大きい値に切り替えさせてもよい。
これにより、チューナ回路からの中間周波数信号の出力が停止されているときには、静電容量が小さい値に切り替えられる。したがって、制御回路がチューナ回路および映像音声処理回路を制御するためにバスを介して送受信される信号の立ち上がり時間を短くすることができる。その結果、バスのクロック周波数をより高くすることができ、チューナ装置の起動をより高速に行うことができる。また、チューナ回路から中間周波数信号が出力されているときには、静電容量が大きい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号から多くのノイズを除くことができる。その結果、映像音声信号に基づく映像および音声のそれぞれの品質低下をより抑えることができる。
また、前記チューナ回路は、第1のチューナ回路と第2のチューナ回路とを備え、前記制御回路は、前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第1の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数に切り替え、前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のうちの一方だけが前記第2の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の第2の周波数に切り替え、前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第2の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の第3の周波数に切り替えてもよい。例えば、前記第2の周波数と前記第3の周波数とは実質的に等しくてもよい。
これにより、第1のチューナ回路および第2のチューナ回路のいずれからも中間周波数信号が出力されていないときには、バスのクロック周波数が高いため、チューナ装置の起動を高速に行うことができる。さらに、第1のチューナ回路および第2のチューナ回路のうちの少なくとも一方から中間周波数信号が出力されているときには、バスのクロック周波数が低いため、その中間周波数信号を出力しているチューナ回路がバスから受けるノイズを低減することができる。例えば、第1のチューナ回路がチャンネル変更のために中間周波数信号の出力を停止していても、第2のチューナ回路が中間周波数信号を出力していれば、低いクロック周波数に切り替えられる。したがって、中間周波数信号を出力している第2のチューナ回路がバスから受けるノイズを低減することができる。
また、前記制御回路は、前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第1の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値に切り替えさせ、前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のうちの一方だけが前記第2の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値よりも大きい第2の値に切り替えさせ、前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第2の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値よりも大きい第3の値に切り替えさせてもよい。例えば、前記第2の値と前記第3の値とは実質的に等しくてもよい。
これにより、第1のチューナ回路および第2のチューナ回路のいずれからも中間周波数信号が出力されていないときには、静電容量が小さい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号の立ち上がり時間を短くすることができる。その結果、バスのクロック周波数をより高くすることができ、チューナ装置の起動をより高速に行うことができる。また、第1のチューナ回路および第2のチューナ回路のうちの少なくとも一方から中間周波数信号が出力されているときには、静電容量が大きい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号から多くのノイズを除くことができる。その結果、映像音声信号に基づく映像および音声のそれぞれの品質低下をより抑えることができる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態1)
[テレビの構成]
図4は、実施の形態1におけるチューナ装置を備えたテレビの構成を示すブロック図である。
本実施の形態におけるチューナ装置100は、妨害耐性および処理速度などの性能の低下を抑えた装置であって、テレビ10に備えられる。つまり、テレビ10は、チューナ装置100と、ディスプレイ20と、スピーカ30とを備える。
チューナ装置100は、アンテナ990を介して放送波を受信し、受信された放送波から中間周波数信号を生成する。そして、チューナ装置100は、その中間周波数信号に対して復調および復号などの処理を行うことによって映像音声信号を出力する。ディスプレイ20は、例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどからなり、映像音声信号によって示される映像を表示する。スピーカ30は、映像音声信号によって示される音声を出力する。
このように、本実施の形態におけるテレビ10は、妨害耐性および処理速度などの性能の低下を抑えたチューナ装置100を備えている。したがって、このテレビ10では、妨害耐性の低下が抑えられるため、放送波の映像および音声の品質低下を抑制することができる。さらに、処理速度の低下が抑えられるため、テレビ10の電源投入時から映像および音声の出力までの起動時間を短くすることができ、さらに、チャンネル変更のための処理速度も向上することができる。
[チューナ装置の構成]
図5は、実施の形態1におけるチューナ装置100の構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施の形態におけるチューナ装置100が備える複数の構成要素のうち、図1〜図3に示す構成要素と同一のものには、同一の符号を付し、その構成要素の詳細な説明を省略する。
本実施の形態におけるチューナ装置100は、上述のように、妨害耐性および処理速度などの性能の低下を抑えた装置である。このようなチューナ装置100は、例えば図2に示すチューナIC800と、復調IC850と、デコーダIC930と、CPU120と、静電容量切替部110とを備える。つまり、本実施の形態におけるチューナ装置100は、図3に示すチューナ装置700と比べて、静電容量切替部110をさらに備え、CPU940の代わりにCPU120を備えている。なお、本実施の形態では、復調IC850およびデコーダIC930によって、映像音声処理回路130が構成されている。
また、本実施の形態では、CPU120、復調IC850およびデコーダIC930は、バスを介して相互に接続され、さらに、チューナIC800は、復調IC850とバスを介して接続されている。このバスは、各IC間のコミュニケーション用の2線式シリアルバス(具体的には、IICバス:Inter Integrated Circuit BUS)である。また、このバスは、シリアルデータ(SDAともいう)用の制御線と、シリアルクロック(SCLともいう)用の制御線とを含む。
チューナIC800は、増幅器806と、DSP810と、I/O部822とを備える。なお、図5では、説明を分かりやすくするために、チューナIC800の一部の構成要素のみが示されているが、チューナIC800は、図2に示すようにミキサ803などの構成要素も備えている。このようなチューナIC800は、アンテナを介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力する。また、チューナIC800は、DSP810に含まれるAGC検出部811を備えている。つまり、チューナIC800は、自動利得制御機能を有する。したがって、チューナIC800は、中間周波数信号の信号レベルをその自動利得制御機能によって目標レベルに調整し、信号レベルが調整された中間周波数信号を映像音声処理回路130に出力する。
映像音声処理回路130は、チューナIC800から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する。具体的には、映像音声処理回路130の復調IC850は、チューナIC800から出力された中間周波数信号を復調することによってトランスポートストリームを生成し、そのトランスポートストリームをデコーダIC930に出力する。このトランスポートストリームは、デジタル放送の映像、音声、静止画、および文字などを示す信号が多重化された構成を有する。デコーダIC930は、復調IC850から出力されたトランスポートストリームを復号することによって映像音声信号を生成し、その生成された映像音声信号のうちの映像信号をディスプレイ20に出力し、音声信号をスピーカ30に出力する。
また、本実施の形態では、映像音声処理回路130の復調IC850に含まれるバスリピータ922は、図1および図3に示す例のように、バスの接続と切断とを切り替えることなく、バスの接続を維持する。つまり、チューナIC800は、中間周波数信号を出力しているときにも、中間周波数信号を出力していないときにも、復調IC850のバスリピータ922を介してCPU120に接続されている。言い換えれば、チューナIC800は、起動時にも、テレビ10が放送波の映像および音声を出力しているときにも、バスを介してCPU120に接続されている。但し、バスリピータ922を利用してチューナIC800とCPU120との間で制御するときのみバスを接続し、そうでないときはバスを切断しても良い。
CPU120は、I/O部121と、クロック切替部122とを備える。
I/O部121は、復調IC850およびデコーダIC930のそれぞれとの間でバスを介した信号の入力と出力とを行う。
クロック切替部122は、バスを介してチューナIC800および映像音声処理回路130を制御するためのクロック周波数を切り替える。具体的には、クロック切替部122は、チューナIC800が中間周波数信号を出力していない第1の状態であるときには、そのクロック周波数を第1の周波数に切り替える。一方、クロック切替部122は、チューナIC800が中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、そのクロック周波数を第1の周波数未満の周波数に切り替える。例えば、第1の周波数は、400kHzであり、第1の周波数未満の周波数は、100kHzである。なお、チューナIC800が中間周波数信号を出力していない第1の状態を、以下、非出力状態ともいい、中間周波数信号を出力している第2の状態を、以下、出力状態ともいう。
また、CPU120は、チューナIC800の状態に関わらず、バスを介してチューナIC800に接続されている。したがって、CPU120は、チューナIC800が出力状態のときに、そのチューナIC800にバスを介してアクセスし、そのチューナIC800のAGC検出部811から、決定された利得を示す利得信号を取得することができる。そして、CPU120は、この利得信号に基づいて、アンテナ990を介して受信されている放送波の信号強度を特定し、その信号強度を示すインジケータを、テレビ10のディスプレイ20に放送波の映像と共に表示させることができる。
静電容量切替部110は、バスにおけるチューナIC800とCPU120との間の部位と、グランドとの間の静電容量を第1の値と、その第1の値よりも大きい値とに切り替える。つまり、CPU120は、チューナIC800が非出力状態であるときには、静電容量切替部110に、静電容量を第1の値に切り替えさせる。CPU120は、チューナIC800が出力状態であるときには、静電容量切替部110に、静電容量を第1の値よりも大きい値に切り替えさせる。
[静電容量切替部の構成]
図6は、実施の形態1における静電容量切替部110の構成の一例を示す回路構成図である。
静電容量切替部110は、コンデンサC1およびコンデンサC2と、スイッチ111とを備える。
スイッチ111は、CPU120から出力される制御信号に応じて、コンデンサC1およびコンデンサC2のそれぞれの一端と、グランドとの間の状態を接続と切断とに切り替える。例えば、本実施の形態では、スイッチ111は、トランジスタおよび2つの抵抗器を備える。しかし、スイッチ111の構成は、図6に示す構成に限定されるものではなく、どのような構成であってもよい。
コンデンサC1は、スイッチ111とバスのSCL用の制御線との間に接続され、コンデンサC2は、スイッチ111とバスのSDA用の制御線との間に接続されている。
このような静電容量切替部110は、CPU120から出力される制御信号の信号レベルがHighのときには、スイッチ111がオンになり、コンデンサC1およびコンデンサC2のそれぞれの一端をグランドに電気的に接続する。これにより、チューナIC800側のバスは、コンデンサC1またはコンデンサC2を介してグランドに接続される。つまり、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量が第1の値よりも大きい値(例えば、100pF)に設定される。このようなコンデンサC1およびC2は、ローパスフィルタとして機能する。
また、静電容量切替部110は、CPU120から出力される制御信号の信号レベルがLowのときには、スイッチ111がオフになり、コンデンサC1およびコンデンサC2のそれぞれの一端をグランドから電気的に切断する。これにより、チューナIC800側のバスは、グランドから電気的に切断される。つまり、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量が第1の値(例えば、実質的に0F)に設定される。
このように、本実施の形態では、チューナIC800が非出力状態である場合には、クロック周波数は高い第1の周波数に切り替えられる。したがって、テレビ10、すなわちチューナ装置100が起動するときには、CPU120は、チューナIC800、復調IC850およびデコーダIC930のそれぞれと高速に通信し、チューナ装置100を高速に起動させるこができる。つまり、チューナIC800のDSP810は、CPU120とバスを介して通信し、ソフトウェアプログラムの読み込みを迅速に行うことができる。また、DSP810は、CPU120とバスを介して通信し、デジタル信号処理の制御または特性を変更するためのデータを迅速に受信することができる。さらに、チューナIC800が非出力状態である場合には、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量が、小さい第1の値に切り替えられる。したがって、バスを介して送受信される信号の立ち上がり時間を短くすることができる。例えば、その立ち上がり時間を300ns以下にすることができる。これにより、クロック周波数が高すぎることによって、通信が不可能になることを防ぐことができる。言い換えれば、クロック周波数をより高くすることができ、処理速度をさらに速くすることができる。
また、本実施の形態では、チューナIC800が出力状態である場合には、クロック周波数は第1の周波数よりも低い周波数に切り替えられる。したがって、チューナIC800がバスから受けるノイズを低減することができる。その結果、テレビ10のディスプレイ20およびスピーカ30から出力される放送波の映像および音声の品質が低下することを抑えることができる。さらに、チューナIC800が出力状態である場合には、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量が、第1の値よりも大きい値に切り替えられる。したがって、ローパスフィルタのカットオフ周波数を下げることができ、そのバスを介して送受信される信号から多くのノイズを除くことができる。すなわち、チューナIC800がバスから受けるノイズをさらに低減することができる。
[チューナ装置の処理動作]
図7は、実施の形態1におけるチューナ装置100のCPU120の処理動作の一例を示すフローチャートである。
チューナ装置100が起動するときには、CPU120は、まず、デコーダIC930からの映像音声信号の出力を停止させる(ステップS101)。つまり、CPU120は、チューナIC800の状態を非出力状態(すなわち第1の状態)にすることによって、デコーダIC930からの映像音声信号の出力を停止させる。
次に、CPU120のクロック切替部122は、バスを介してチューナIC800および映像音声処理回路130を制御するためのクロック周波数を、第1の周波数である400kHzに切り替える(ステップS102a)。そして、CPU120は、静電容量切替部110を制御することにより、つまり、Lowの制御信号を静電容量切替部110に出力してスイッチ111をオフすることにより、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量を下げる(ステップS102b)。これにより、チューナ装置100は、高速モードに設定される。
次に、CPU120は、復調IC850を初期化する(ステップS103a)。例えば、CPU120は、復調IC850の復調方式を設定する。また、このときに、CPU120は、ADC807のパラメータ(例えばサンプリング周波数など)を設定してもよい。
次に、CPU120は、チューナIC800を初期化する(ステップS103b)。つまり、CPU120は、DSP810とバスを介して通信し、ソフトウェアプログラムおよびその他のデータなどのRAM824への書き込みをDSP810に実行させる。さらに、CPU120は、テレビ10が設置されている地域(例えば、国または地方など)に応じた放送波のフィルタリングの設定をDSP810に実行させる。
次に、CPU120は、チューナIC800の選局を設定する(ステップS104)。つまり、CPU120は、チューナIC800の第1のフィルタ802を、指定されるチャンネルの周波数に同調させ、そのチャンネルの信号を第1のフィルタ802から出力させる。そして、CPU120は、同期を確認する(ステップS105)。つまり、CPU120は、復調IC850によって中間周波数信号のトランスポートストリームへの復調が適切に行われることを確認する。この確認によって、チューナ装置100の起動が完了する。
このように、本実施の形態では、起動時に行われるステップS103a〜S105の処理が高速モードによって実行されるため、チューナ装置100の起動を高速に行うことができる。また、この起動時には、高いクロック周波数によって、チューナIC800がバスから受けるノイズが大きくても、映像音声信号の出力が停止されているため、低品質の映像および音声が視聴者に視聴されることを防ぐことができる。
その後、CPU120は、ステップS102bで下げられた静電容量を上げる(ステップS106a)。つまり、CPU120は、Highの制御信号を静電容量切替部110に出力してスイッチ111をオンにすることにより、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量を上げる。そして、CPU120のクロック切替部122は、上述のバスのクロック周波数を、第1の周波数よりも低い100kHzに切り替える(ステップS106b)。これにより、チューナ装置100は、低速モードに設定される。
次に、CPU120は、デコーダIC930からの映像音声信号の出力を開始させる(ステップS107)。つまり、CPU120は、チューナIC800の状態を出力状態(すなわち第2の状態)にすることによって、デコーダIC930からの映像音声信号の出力を開始させる。
そして、CPU120は、チューナIC800のAGC検出部811によって決定されるAGC値を、そのAGC検出部811からバスを介して読み込む(ステップS108)。このAGC値は、自動利得制御機能によって中間周波数信号の信号レベルを目標レベルに調整するための利得を示す。つまり、AGC値は、上述の利得信号によって示される値である。また、このとき、CPU120は、このAGC値に基づいて、アンテナ990を介して受信されている放送波の信号強度を特定し、その信号強度を示すインジケータを、テレビ10のディスプレイ20に放送波の映像と共に表示させる。
このように、本実施の形態では、チューナIC800が出力状態である場合、すなわちチューナ装置100からディスプレイ20およびスピーカ30に映像音声信号が出力されている場合には、チューナ装置100は低速モードに設定されている。したがって、CPU120がバスを介してチューナIC800のAGC検出部811にアクセスできる環境であっても、チューナIC800がバスから受けるノイズを低減することができる。その結果、映像音声信号によってディスプレイ20に表示される映像、およびスピーカ30から出力される音声の品質の低下を抑えることができる。
次に、CPU120は、テレビ10に対するユーザの操作があったか否かを判定する(ステップS109)。ここで、CPU120は、その操作がなかったと判定すると(ステップS109のNo)、ステップS108からの処理を繰り返し実行する。つまり、CPU120は、ポーリングによって、ステップS108のAGC値を読み込む処理を繰り返し実行する。一方、CPU120は、その操作があったと判定すると(ステップS109のYes)、その操作が、チャンネルの変更を促す操作であるか、映像および音声の出力の終了を促す操作であるかを判別する(ステップS110)。
ここで、CPU120は、その操作が、映像および音声の出力の終了を促す操作であると判別すると(ステップS110の終了)、全ての処理を終了する。一方、CPU120は、その操作が、チャンネルの変更を促す操作であると判別すると(ステップS110のチャンネル変更)、ステップS101と同様に、デコーダIC930からの映像音声信号の出力を停止させる(ステップS111)。
その後、CPU120は、ステップS106aで上げられた静電容量を下げる(ステップS112a)。つまり、CPU120は、Lowの制御信号を静電容量切替部110に出力してスイッチ111をオフにすることにより、チューナIC800側のバスとグランドとの間の静電容量を下げる。次に、CPU120のクロック切替部122は、上述のバスのクロック周波数を、第1の周波数である400kHzに切り替える(ステップS112b)。これにより、チューナ装置100は、高速モードに設定される。
そして、CPU120は、ステップS104からの処理を繰り返し実行する。これによって、チャンネルの変更時に行われるステップS104およびS105の処理が高速モードによって実行されるため、そのチャンネルの変更を高速に行うことができる。
[効果など]
このように、本実施の形態におけるチューナ装置100は、アンテナ990を介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力するチューナIC800と、チューナIC800から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する映像音声処理回路130と、チューナIC800および映像音声処理回路130にバスを介して接続され、そのチューナIC800および映像音声処理回路130を制御するCPU120とを備える。チューナIC800は、さらに、自動利得制御機能を有し、映像音声処理回路130に出力される中間周波数信号の信号レベルを自動利得制御機能によって目標レベルに調整する。CPU120は、チューナIC800が、中間周波数信号の出力を停止している第1の状態であるときには、バスを介してチューナIC800および映像音声処理回路130を制御するためのクロック周波数を第1の周波数に切り替え、チューナIC800が、中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、そのクロック周波数を第1の周波数未満の周波数に切り替える。
これにより、チューナIC800からの中間周波数信号の出力が停止されているときには、クロック周波数が高いため、チューナ装置100の起動とチャンネルの変更とを高速に行うことができる。さらに、チューナIC800から中間周波数信号が出力されているときには、クロック周波数が低いため、チューナIC800がバスから受けるノイズを低減することができる。すなわち、チューナIC800の妨害耐性を高めることができる。その結果、映像音声信号によってディスプレイ20に表示される映像と、スピーカ30から出力される音声とのそれぞれの品質低下を抑えることができる。さらに、CPU120は、中間周波数信号を出力しているチューナIC800にノイズを与えずにアクセスできるため、ディスプレイ20に映像が表示されているときにも、チューナIC800の自動利得制御機能によって決定される利得を示すAGC値を取得することができる。したがって、そのAGC値によって特定される放送波の信号強度を示すインジケータを、放送波の映像とともにディスプレイ20に表示させることができる。
また、本実施の形態におけるチューナ装置100は、さらに、バスにおけるチューナIC800とCPU120との間の部位と、グランドとの間の静電容量を第1の値と、前記第1の値よりも大きい値とに切り替える静電容量切替部110を備える。CPU120は、チューナIC800が第1の状態であるときには、静電容量切替部110に、その静電容量を第1の値に切り替えさせ、チューナIC800が第2の状態であるときには、静電容量切替部110に、その静電容量を第1の値よりも大きい値に切り替えさせる。
これにより、中間周波数信号の出力が停止されているときには、静電容量が小さい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号の立ち上がり時間を短くすることができる。その結果、バスのクロック周波数をより高くすることができ、チューナ装置100の起動とチャンネルの変更とをより高速に行うことができる。また、中間周波数信号が出力されているときには、静電容量が大きい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号から多くのノイズを除くことができる。その結果、映像音声信号によってディスプレイ20に表示される映像と、スピーカ30から出力される音声とのそれぞれの品質低下をより抑えることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1におけるチューナ装置100は、チューナICを1つだけ備えているが、本実施の形態におけるチューナ装置は、チューナICを2つ備えている。
図8は、実施の形態2におけるチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態におけるチューナ装置200は、第1のチューナIC800aと、第2のチューナIC800bとを備える。つまり、本実施の形態におけるチューナ装置200は、放送波に含まれる2つのチャンネルの信号を並列に処理することができるチューナICを備え、そのチューナICは、第1のチューナIC800aと第2のチューナIC800bとを備えている。例えば、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれは、実施の形態1のチューナIC800と同一の構成を有する。言い換えれば、本実施の形態におけるチューナ装置200は、実施の形態1のチューナ装置100が備える全ての構成要素を備えるとともに、さらに、チューナIC800をもう1つ、第1のチューナIC800aまたは第2のチューナIC800bとして備えている。なお、本実施の形態におけるチューナ装置200が備える複数の構成要素のうち、実施の形態1に示す構成要素と同一のものには、同一の符号を付し、その構成要素の詳細な説明を省略する。
映像音声処理回路130は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれから出力される中間周波数信号に対する復調および復号を行う。つまり、映像音声処理回路130は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれから出力される2つの中間周波数信号を並列に処理してもよく、何れか一方の中間周波数信号を選択して処理してもよい。
また、本実施の形態では、CPU120のクロック切替部122は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれが第1の状態、すなわち非出力状態であるときには、クロック周波数を第1の周波数に切り替える。また、CPU120のクロック切替部122は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのうちの一方だけが第2の状態、すなわち出力状態であるときには、クロック周波数を第1の周波数未満の第2の周波数に切り替える。さらに、CPU120のクロック切替部122は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれが第2の状態、すなわち出力状態であるときには、クロック周波数を第1の周波数未満の第3の周波数に切り替える。また、第2の周波数と第3の周波数とは実質的に等しくてもよい。なお、実質的に等しいとは、例えば、第2の周波数と第3の周波数との差が10%以下であることを意味する。例えば、第2の周波数と第3の周波数とは100kHzである。
さらに、本実施の形態では、静電容量切替部110は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800b側のバスとグランドとの間の静電容量を、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれの状態に応じて切り替えてもよい。つまり、CPU120は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれが第1の状態、すなわち非出力状態であるときには、静電容量切替部110に、静電容量を第1の値に切り替えさせる。また、CPU120は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのうちの一方だけが第2の状態、すなわち出力状態であるときには、静電容量切替部110に、静電容量を第1の値よりも大きい第2の値に切り替えさせる。さらに、CPU120は、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのそれぞれが第2の状態、すなわち出力状態であるときには、静電容量切替部110に、静電容量を第1の値よりも大きい第3の値に切り替えさせる。また、第2の値と第3の値とは実質的に等しくてもよい。なお、実質的に等しいとは、例えば、第2の値と第3の値との差が10%以下であることを意味する。例えば、第2の値と第3の値とは100pFである。
図9は、本実施の形態2におけるチューナ装置のCPU120の処理動作の一例を示すフローチャートである。なお、図9は、CPU120が第1のチューナIC800aを制御するための処理動作を示す。
チューナ装置200が起動するときには、CPU120は、まず、第1のチューナIC800aの中間周波数信号に基づく映像音声信号のデコーダIC930からの出力を停止させる(ステップS101)。つまり、CPU120は、第1のチューナIC800aの状態を非出力状態(すなわち第1の状態)にすることによって、デコーダIC930からの映像音声信号の出力を停止させる。
次に、CPU120は、図7に示すステップS102aおよびS102bの処理を実行することによって、チューナ装置200を高速モードに設定する(ステップS102)。そして、CPU120は、図7に示すステップS103aおよびS103bの処理を実行することによって、復調IC850、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bの初期化設定処理を行う(ステップS103)。
次に、CPU120は、第1のチューナIC800aの選局を設定する(ステップS104)。そして、CPU120は、第1のチューナIC800aの選局に対する同期を確認する(ステップS105)。
その後、CPU120は、チューナ装置200が高速モードに設定されているか否かを判定する(ステップS121)。ここで、高速モードに設定されていると判定すると(ステップS121のYes)、CPU120は、図7に示すステップS106aおよびS106bの処理を実行することによって、チューナ装置200を低速モードに設定する(ステップS106)。
次に、CPU120は、第1のチューナIC800aの中間周波数信号に基づく映像音声信号のデコーダIC930からの出力を開始させる(ステップS107)。そして、CPU120は、第1のチューナIC800aのAGC検出部811によって決定されるAGC値を、そのAGC検出部811からバスを介して読み込む(ステップS108)。
次に、CPU120は、テレビ10に対するユーザの操作があったか否かを判定する(ステップS109)。ここで、CPU120は、その操作がなかったと判定すると(ステップS109のNo)、ステップS108からの処理を繰り返し実行する。一方、CPU120は、その操作があったと判定すると(ステップS109のYes)、その操作が、第1のチューナIC800aに対するチャンネルの変更を促す操作であるか、映像および音声の出力の終了を促す操作であるかを判別する(ステップS110)。
CPU120は、その操作が、映像および音声の出力の終了を促す操作であると判別すると(ステップS110の終了)、全ての処理を終了する。一方、CPU120は、その操作が、第1のチューナIC800aに対するチャンネルの変更を促す操作であると判別すると(ステップS110のチャンネル変更)、ステップS101と同様に、映像音声信号の出力を停止させる(ステップS111)。つまり、CPU120は、第1のチューナIC800aの中間周波数信号に基づく映像音声信号のデコーダIC930からの出力を停止させる。
ここで、本実施の形態では、CPU120は、第2のチューナIC800bが受信中であるか否かを判定する(ステップS121)。すなわち、CPU120は、第2のチューナIC800bが、中間周波数信号を出力している第2の状態であるか否かを判定する。第2のチューナIC800bが受信中である、すなわち第2の状態であると判定すると(ステップS121のYes)、CPU120は、ステップS104からの処理を実行する。
つまり、本実施の形態では、第1のチューナIC800aが非出力状態であっても、第2のチューナIC800bが出力状態である場合には、CPU120は、チューナ装置200を高速モードに設定することなく、第1のチューナIC800aの選局を低速モードで設定する。これにより、第2のチューナIC800bがバスから受けるノイズを低減することができる。つまり、第2のチューナIC800bの中間周波数信号に基づく映像音声信号によってディスプレイ20に表示される映像と、スピーカ30から出力される音声とのそれぞれの品質が低下することを抑えることができる。
一方、第2のチューナIC800bが受信中ではない、すなわち第1の状態であると判定すると(ステップS121のNo)、CPU120は、図7に示すステップS112aおよびS112bの処理を実行することによって、チューナ装置200を高速モードに設定する。そして、CPU120は、ステップS104からの処理を繰り返し実行する。
このように、CPU120は、図9に示すフローチャートに基づいて、第1のチューナIC800aを制御するが、第2のチューナIC800bも同様に制御する。つまり、CPU120は、第2のチューナIC800bを制御するときには、ステップS121では、第1のチューナIC800aが受信中であるか否かを判定し、他の各ステップでは、第2のチューナIC800bに対応する処理を実行する。
[効果など]
以上のように、本実施の形態では、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのいずれからも中間周波数信号が出力されていないときには、バスのクロック周波数が高いため、チューナ装置200の起動を高速に行うことができる。さらに、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのうちの少なくとも一方から中間周波数信号が出力されているときには、バスのクロック周波数が低いため、その中間周波数信号を出力しているチューナICがバスから受けるノイズを低減することができる。例えば、第1のチューナIC800aがチャンネル変更のために中間周波数信号の出力を停止していても、第2のチューナIC800bが中間周波数信号を出力していれば、低いクロック周波数に切り替えられる。したがって、中間周波数信号を出力している第2のチューナIC800bがバスから受けるノイズを低減することができる。
また、本実施の形態では、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのいずれからも中間周波数信号が出力されていないときには、静電容量が小さい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号の立ち上がり時間を短くすることができる。その結果、バスのクロック周波数をより高くすることができ、チューナ装置200の起動をより高速に行うことができる。また、第1のチューナIC800aおよび第2のチューナIC800bのうちの少なくとも一方から中間周波数信号が出力されているときには、静電容量が大きい値に切り替えられるため、バスを介して送受信される信号から多くのノイズを除くことができる。その結果、映像音声信号に基づく映像および音声のそれぞれの品質低下をより抑えることができる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示のチューナ装置について、各実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記各実施の形態におけるチューナ装置は、バスリピータ922を備えているが、このバスリピータ922を備えていなくてもよい。つまり、上記各実施の形態におけるチューナ装置では、チューナICは、復調IC850を介してCPU120に接続されているが、復調IC850を介さずに、CPU120に接続されていてもよい。
図10は、本開示のチューナ装置の構成の一例を示すブロック図である。
例えば、本開示の一態様に係るチューナ装置300は、静電容量切替部110と、CPU120と、チューナIC800と、映像音声処理回路130とを備える。ここで、チューナIC800は、バスを介してCPU120にダイレクトに接続されている。このようなチューナ装置300であっても、上記各実施の形態と同様の処理を行い、同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、チューナ装置は静電容量切替部110を備えているが、この静電容量切替部110を備えていなくてもよい。静電容量を切り替えず、バスのクロック周波数を切り替えるだけでも、本開示の効果を奏することができるが、静電容量を切り替えることによって、その効果をより高めることができる。
また、上記各実施の形態では、バスの一例としてIICバスをあげたが、これに限らずどのようなバスであってもよい。
また、上記各実施の形態では、第1の周波数が400kHzであり、第2の周波数および第3の周波数が100kHzであるが、これらの周波数は一例であって、第1〜第3の周波数のそれぞれはこれに限定されない。
また、実施の形態2では、チューナ装置200は、2つのチューナICを備えたが、3つ以上のチューナICを備えてもよい。このような場合でも、CPU120は、少なくとも1つのチューナICから中間周波数信号が出力されていれば、チューナ装置を低速モードに設定し、何れのチューナICからも中間周波数信号が出力されていなければ、チューナ装置を高速モードに設定する。
本開示のチューナ装置は、例えばテレビなどに備えられるチューナ装置として利用可能である。
10 テレビ受像機
20 ディスプレイ
30 スピーカ
100、200、300 チューナ装置
110 静電容量切替部
111 スイッチ
120 CPU
121、822、923、924、931 I/O部
122 クロック切替部
130 映像音声処理回路
800 チューナIC
801、806 増幅器
802 第1のフィルタ
803 ミキサ
804 発信器
805 第2のフィルタ
807 ADC
810 DSP
811 AGC検出部
812 アナログ復調部
813 DC除去部
821 DAC
823 ROM
824 RAM
850 復調IC
922 バスリピータ
923 I/O部
924 I/O部
930 デコーダIC
990 アンテナ
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ

Claims (9)

  1. アンテナを介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力するチューナ回路と、
    前記チューナ回路から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する映像音声処理回路と、
    前記チューナ回路および前記映像音声処理回路にバスを介して接続され、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御する制御回路とを備え、
    前記チューナ回路は、さらに、
    自動利得制御機能を有し、前記映像音声処理回路に出力される前記中間周波数信号の信号レベルを前記自動利得制御機能によって目標レベルに調整し、
    前記制御回路は、
    前記チューナ回路が、前記中間周波数信号の出力を停止している第1の状態であるときには、前記バスを介して前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御するためのクロック周波数を第1の周波数に切り替え、
    前記チューナ回路が、前記中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の周波数に切り替える、
    チューナ装置。
  2. 前記チューナ装置は、さらに、
    前記バスにおける前記チューナ回路と前記制御回路との間の部位と、グランドとの間の静電容量を第1の値と、前記第1の値よりも大きい値とに切り替える静電容量切替部を備え、
    前記制御回路は、さらに、
    前記チューナ回路が前記第1の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を第1の値に切り替えさせ、
    前記チューナ回路が前記第2の状態であるときには、前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値よりも大きい値に切り替えさせる、
    請求項1に記載のチューナ装置。
  3. 前記チューナ回路は、第1のチューナ回路と第2のチューナ回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第1の状態であるときには、
    前記クロック周波数を前記第1の周波数に切り替え、
    前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のうちの一方だけが前記第2の状態であるときには、
    前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の第2の周波数に切り替え、
    前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第2の状態であるときには、
    前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の第3の周波数に切り替える、
    請求項2に記載のチューナ装置。
  4. 前記第2の周波数と前記第3の周波数とは実質的に等しい
    請求項3に記載のチューナ装置。
  5. 前記制御回路は、
    前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第1の状態であるときには、
    前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値に切り替えさせ、
    前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のうちの一方だけが前記第2の状態であるときには、
    前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値よりも大きい第2の値に切り替えさせ、
    前記第1のチューナ回路および前記第2のチューナ回路のそれぞれが前記第2の状態であるときには、
    前記静電容量切替部に、前記静電容量を前記第1の値よりも大きい第3の値に切り替えさせる、
    請求項3または4に記載のチューナ装置。
  6. 前記第2の値と前記第3の値とは実質的に等しい
    請求項5に記載のチューナ装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のチューナ装置と、
    前記チューナ装置から出力される前記映像音声信号に基づく映像を表示するディスプレイと、
    前記映像音声信号に基づく音声を出力するスピーカと
    を備えるテレビジョン受像機。
  8. チューナ装置を制御する制御方法であって、
    前記チューナ装置は、
    アンテナを介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力するチューナ回路と、
    前記チューナ回路から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する映像音声処理回路と、
    前記チューナ回路および前記映像音声処理回路にバスを介して接続され、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御する制御回路とを備え、
    前記チューナ回路は、さらに、
    自動利得制御機能を有し、前記映像音声処理回路に出力される前記中間周波数信号の信号レベルを前記自動利得制御機能によって目標レベルに調整し、
    前記制御方法では、
    前記チューナ回路が、前記中間周波数信号の出力を停止している第1の状態であるときには、前記バスを介して前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御するためのクロック周波数を、前記制御回路によって第1の周波数に切り替え、
    前記チューナ回路が、前記中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、前記制御回路によって、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の周波数に切り替える、
    制御方法。
  9. チューナ装置を制御するためのプログラムであって、
    前記チューナ装置は、
    アンテナを介して放送波を受信し、受信された放送波の周波数を他の周波数に変換することによって中間周波数信号を生成して出力するチューナ回路と、
    前記チューナ回路から出力される中間周波数信号に対して復調および復号を行うことにより、映像音声信号を出力する映像音声処理回路と、
    前記チューナ回路および前記映像音声処理回路にバスを介して接続され、前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御する制御回路とを備え、
    前記チューナ回路は、さらに、
    自動利得制御機能を有し、前記映像音声処理回路に出力される前記中間周波数信号の信号レベルを前記自動利得制御機能によって目標レベルに調整し、
    前記プログラムは、
    前記チューナ回路が、前記中間周波数信号の出力を停止している第1の状態であるときには、前記バスを介して前記チューナ回路および前記映像音声処理回路を制御するためのクロック周波数を第1の周波数に切り替え、
    前記チューナ回路が、前記中間周波数信号を出力している第2の状態であるときには、前記クロック周波数を前記第1の周波数未満の周波数に切り替える、
    ことを前記制御回路に実行させるプログラム。
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