JP6786158B2 - 石炭灰粒状材の製造方法 - Google Patents
石炭灰粒状材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6786158B2 JP6786158B2 JP2016190672A JP2016190672A JP6786158B2 JP 6786158 B2 JP6786158 B2 JP 6786158B2 JP 2016190672 A JP2016190672 A JP 2016190672A JP 2016190672 A JP2016190672 A JP 2016190672A JP 6786158 B2 JP6786158 B2 JP 6786158B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal ash
- mass
- parts
- granular material
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Description
特許文献2に記載の石炭灰砂の製造方法では、回転パン上の粉体が落下する領域に、落下粉体と衝突する回転羽根を設けると共に、回転羽根との衝突によって飛散する粉体が衝突する固定板を設けたパン型造粒機が用いられている。
特許文献3に記載の焼結用造粒原料の製造方法は、配合原料に水分を添加してドラムミキサーで混合する混合工程と、混合後の配合原料をパンペレタイザーにて造粒する造粒工程を経て、焼結用造粒原料を製造する方法であって、前記混合工程と造粒工程との間で、粗大粒子を含む混合後の配合原料を解砕して製造する方法である。
特許文献4に記載の焼結用造粒原料の製造方法は、パンペレタイザー内に渦流状に転動する配合原料の粒径の大きさに応じて、解砕羽根の種類や回転数、押力などを調整して粒子径に応じた解砕を行なうと共に、該パンペレタイザー内において引き続き再造粒処理して、焼結用造粒原料として望ましい形態の、粒径が比較的揃った擬似粒子を製造する方法である。
特許文献5に記載の焼結用造粒原料の製造方法は、パンペレタイザー内に滞留する配合原料の転動層にある粗大な擬似粒子を、該パンペレタイザー内の壁面スクレーパーおよび/または底面スクレーパーからなる解砕機能付きスクレーパーによって付着物の掻き落しと同時に解砕しつつ、適正粒子の大きさに再造粒して製造する方法である。
また、特許文献6に記載の焼結用造粒原料の製造方法は、パンペレタイザー内に滞留する配合原料の転動層にある粗大な擬似粒子を、複数の解砕歯を突設してなり、相互に逆方向に回転する解砕ロール対によって解砕しつつ適正粒子の大きさに再造粒して製造する方法である。
すなわち、本発明は下記の構成を有する石炭灰粒状材の製造方法である。
結合材:石炭灰100質量部に対し5〜30質量部のポルトランドセメント、混合セメント、エコセメント、速硬性セメント、ベントナイト、およびカオリン鉱物から選ばれる1種以上の固体結合材と、水からなる結合材
[2]前記水の混合量が、前記石炭灰と前記固体結合材の合計100質量部に対し12〜38質量部である、前記[1]に記載の石炭灰粒状材の製造方法。
[3]前記粉砕ボールの使用量が、前記混練物100質量部に対し25〜100質量部である、前記[1]または[2]に記載の石炭灰粒状材の製造方法。
[4]前記混練物を、パン型ペレタイザーに連続的または間欠的に投入する、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の石炭灰粒状材の製造方法。
[5]石炭灰粒状材の粒径を、粉砕ボールの粒径と粉砕ボールの使用量で調整する、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の石炭灰粒状材の製造方法。
また、本発明の石炭灰粒状材の製造方法は、石炭灰以外の粉体物の造粒にも適用できる。
前記の均質になるまでの混練時間は、例えば、10kgの混練物のホバートミキサー(ホバート・ジャパン社製A−200)を用いた低速混練(アジテーターの回転数は107rpm)では、好ましくは1分間以上、より好ましくは2分間以上である。
1.使用材料
(1)石炭灰(FA)
使用した石炭灰は、密度2.40g/cm3、ブレーン比表面積2920cm2/g、および45μmふるい残分18.8質量%である。なお、JIS R 5204「セメントの蛍光X線分析方法」に準拠した化学分析結果を表1に示す。
(2)結合材
使用した結合材は、普通ポルトランドセメント(OPC、太平洋セメント社製)と上水道水の混練物である。なお、使用した前記普通ポルトランドセメントの、JIS R 5204「セメントの蛍光X線分析方法」に準拠して測定した化学組成を表1に示し、JIS R 5201「セメントの物理試験方法」に準拠して測定した諸物性値を表2に示す。
前記石炭灰を5kg、普通ポルトランドセメントを500g、上水道水1Lを、ホバートミキサー(ホバート・ジャパン社製A−200)に投入して、低速(アジテーターの回転数は107rpm)で1分間混練した。
表3の粉砕ボール(鉄球)を載置したパン型ペレタイザー(パン:内径60cm×深さ15cm、角度48°、回転方向反時計回り、回転数22rpm)に、前記混練物を予め6.5kg投入して造粒を開始し、その後は15分間隔で6.5kgの混練物を投入するという間欠型の原料の補充で、石炭灰粒状材を連続製造した。
約1時間の連続製造で得られた、各水準が25kgの石炭灰粒状材を、JIS Z 8801「試験用ふるい−第 1 部:金属製網ふるい」に規定する篩を用いてふるい分けした結果を表4に示す。
また、実施例5の2.36mmふるい残分について、JIS Z 8841「造粒物−強度試験方法」に準じて行った、落下操作5回の落下強度試験の落下強度は92.1%と良好であった。
Claims (5)
- 石炭灰と、該石炭灰100質量部に対し20〜70質量部の下記結合材を混練した後、該混練物を、パン内にアルミナ、ジルコニア、鋼、または鉄からなる粉砕ボールを載置したパン型ペレタイザーに投入して造粒する、石炭灰粒状材の製造方法。
結合材:石炭灰100質量部に対し5〜30質量部のポルトランドセメント、混合セメント、エコセメント、速硬性セメント、ベントナイト、およびカオリン鉱物から選ばれる1種以上の固体結合材と、水からなる結合材 - 前記水の混合量が、前記石炭灰と前記固体結合材の合計100質量部に対し12〜38質量部である、請求項1に記載の石炭灰粒状材の製造方法。
- 前記粉砕ボールの使用量が、前記混練物100質量部に対し25〜100質量部である、請求項1または2に記載の石炭灰粒状材の製造方法。
- 前記混練物を、パン型ペレタイザーに連続的または間欠的に投入する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の石炭灰粒状材の製造方法。
- 石炭灰粒状材の粒径を、粉砕ボールの粒径と粉砕ボールの使用量で調整する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の石炭灰粒状材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016190672A JP6786158B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 石炭灰粒状材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016190672A JP6786158B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 石炭灰粒状材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018051475A JP2018051475A (ja) | 2018-04-05 |
JP6786158B2 true JP6786158B2 (ja) | 2020-11-18 |
Family
ID=61834821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016190672A Active JP6786158B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 石炭灰粒状材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6786158B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09156998A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-17 | Erudetsuku:Kk | 石炭灰セラミックス、その製造方法及びその用途 |
JP3814860B2 (ja) * | 1996-03-07 | 2006-08-30 | 三菱マテリアル株式会社 | 非焼成骨材の製造方法 |
JP3731238B2 (ja) * | 1996-03-07 | 2006-01-05 | 三菱マテリアル株式会社 | 非焼成骨材の製造方法 |
JP2002136858A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-14 | Chubu Electric Power Co Inc | 無機粉体造粒物の緻密化方法 |
JP4405225B2 (ja) * | 2003-10-02 | 2010-01-27 | 太平洋セメント株式会社 | 人工骨材の製造方法 |
CN109821476B (zh) * | 2019-03-18 | 2024-02-02 | 杭州国电机械设计研究院有限公司 | 一种大掺量粉煤灰成球造粒系统及成球造粒方法 |
-
2016
- 2016-09-29 JP JP2016190672A patent/JP6786158B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018051475A (ja) | 2018-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5597467B2 (ja) | 再生コンクリートの製造方法 | |
JP5031131B2 (ja) | セメント混合材、セメント添加材、並びに混合セメントの製造方法 | |
JP4665259B2 (ja) | 建設汚泥の有効利用方法 | |
JP2007015880A (ja) | 重量骨材及び重量コンクリート並びにそれらの製造方法 | |
JP6084431B2 (ja) | 水硬化性硬化体 | |
JP2831009B2 (ja) | 都市ごみ焼却灰を利用した人口骨材及びその製造方法 | |
JP6786158B2 (ja) | 石炭灰粒状材の製造方法 | |
JP2005169379A (ja) | 造粒装置及びそれを用いた地盤材料の製造方法並びにそれにより得られた地盤材料及びその再利用方法 | |
JP2020111817A (ja) | 塊成物の造粒方法 | |
JP4735438B2 (ja) | 無水石膏粉末およびその製造方法 | |
JP3823304B2 (ja) | 石炭灰を含む造粒物の製造法 | |
JP2008094640A (ja) | セラミックス製品の製造方法 | |
JP3628661B2 (ja) | 無機系廃棄物を原料とする多孔質粒状体の製造方法 | |
JP7454149B2 (ja) | 建設資材および建設資材の製造方法 | |
JP7165408B2 (ja) | シラス細骨材を用いたコンクリートの製造方法およびコンクリート用細骨材の製造方法 | |
JP2002167624A (ja) | 回転床炉処理用塊成物の製造方法 | |
JP2004083336A (ja) | フレッシュコンクリートおよびその製造方法、並びにそれにより形成されるコンクリート成形物 | |
JP7047810B2 (ja) | 非焼成成型物の製造方法および非焼成成型物 | |
JP7120950B2 (ja) | フライアッシュ混合材料の製造方法 | |
JP6955338B2 (ja) | セメント添加材の製造方法、およびプレミックスセメント組成物の製造方法 | |
JPH07265837A (ja) | 産業廃棄物を主原料にした粒状材料の製造方法 | |
JP3635288B2 (ja) | 人工軽量骨材の製造方法 | |
JP4487464B2 (ja) | 環境負荷低減型セメント | |
JP2010207784A (ja) | 粒状改良土の製造方法及び粒状改良土 | |
JP2017082504A (ja) | 人工地盤材料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200915 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6786158 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |