JP6785089B2 - 支柱構造体及び津波バリア - Google Patents

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Description

本発明は、津波や高潮の発生時に漂流物等を捕捉するスクリーンが架け渡される支柱構造体、及び、当該支柱構造体を備えた津波バリアに関する。
岸壁、護岸等に設けられ、津波や高潮の発生時に押し波による船舶や漂流物の陸への流入、引き波による地上の荷物の海への流出を防止する津波バリアが知られている(例えば、特許文献1参照)。
津波バリアは、例えば、地面に立設された複数の支柱と、これらの支柱に支持される捕捉用スクリーンとを備えており、支柱及びスクリーンで漂流物等の流入、荷物の流出を阻止するとともに、衝撃を吸収することができる。
津波バリアは、陸に載置された荷物の周囲への流出を避けるため、荷物の載置スペースの周囲を囲むように設けられることが多い。
例えば、図7(a)に示すように、地面に立設された支柱200は、通常、その一端部が地中のコンクリート基礎部210に埋め込まれていたり、図7(b)に示すように、支柱200と同じ径を有し地中に埋め込まれた管状の杭基礎部220に溶接により連結されていたり、図7(c)に示すように、支柱200とは異なる径を有し地中に埋め込まれた管状の杭基礎部230に部分的に挿入されて固定されている。
特開2013−119698号公報
ところで、津波バリアにより囲まれた載置スペースに追加で荷物を搬入したり、載置スペースから荷物を搬出したりする場合、荷物を搬入又は搬出する車両の往来を妨げないようにするために支柱を除去して通路を確保したい場合がある。
しかしながら、図7(a)、(b)、(c)に示したいずれの構成においても、支柱200は、基礎部210,220,230と一体に形成されているので、支柱200は、基礎部210,220,230と共に除去しなければならず、作業の手間が非常に大きくなるおそれがある。
また、支柱200を除去した場所に再度、支柱200を設置したい場合、基礎部210,220,230を改めて形成する必要があり、支柱200を再設置する点において改善の余地があった。
また、車両の通行を想定して、津波バリアの一部に予め支柱及びスクリーンを設けない方法も考えられるが、この場合には、津波バリアの一部がなくなるため、津波バリアとしての機能が十分ではなくなってしまう。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単かつ迅速に構築及び解体可能な支柱構造体、及び、当該支柱構造体を備える津波バリアを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、波の力によって流されてきた物体を捕捉する津波バリアにおいて所定の間隔を置いて地面に立設される支柱構造体であって、一端部が地中に埋設される支柱基礎部と、前記支柱基礎部に直列に連結されて地上に向かって延在する支柱本体部と、を備え、前記支柱基礎部は、前記支柱本体部を臨む他端部の外面から外方に向かって突出する基礎側突出部を有し、前記支柱本体部は、前記支柱基礎部を臨む端部の外面から外方に向かって突出する本体側突出部を有し、前記支柱基礎部及び前記支柱本体部は、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部を介して互いに分離可能に連結されることを特徴とする。
また、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部は、環状に形成されており、互いを連結する連結具が挿通される複数の孔を全周にわたって有することが好ましい。
また、前記支柱基礎部を地中において支持する基礎構造物を備え、該基礎構造物と前記支柱基礎部は一体に構成されていることが好ましい。
また、前記支柱基礎部は、前記基礎構造物又は前記地面に形成された凹部内に設けられており、前記凹部は、前記支柱基礎部と前記支柱本体部とが分離された状態において閉鎖部材によって閉じられていることが好ましい。
また、前記支柱基礎部は、前記地面から前記他端部が突出するように設けられており、当該他端部は、前記地面に設けられた丘状部内に収容されていることが好ましい。
さらに、上記課題を解決するために、本発明は、地面に立設された複数の支柱構造体と、該支柱構造体の間に架け渡されて波の力によって流されてきた物体を捕捉するスクリーンとを備える津波バリアであって、前記支柱構造体は、地中に埋設される支柱基礎部と、前記支柱基礎部に直列に連結されて地上に向かって延在する支柱本体部とを備え、前記支柱基礎部は、前記支柱本体部を臨む他端部の外面から外方に向かって突出する基礎側突出部を有し、前記支柱本体部は、前記支柱基礎部を臨む端部の外面から外方に向かって突出する本体側突出部を有し、前記支柱基礎部及び前記支柱本体部は、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部を介して互いに分離可能に連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、支柱構造体を簡単かつ迅速に構築及び解体することができる。
荷物を囲む津波バリアが設けられた岸壁の斜視図である。 一実施の形態に係る支柱構造体を部分的に示す部分断面図である。 支柱基礎部及び支柱本体部の連結に用いられる連結部材の平面図である。 支柱本体部が分離した状態にある支柱基礎部を示す断面図である。 支柱本体部が分離した状態にある他の支柱基礎部を示す断面図である。 他の実施の形態に係る支柱構造体を部分的に示す部分断面図である。 従来の支柱を示す図である。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとりうる。
<津波バリアの構成>
図1は、津波バリアの斜視図であり、(a)は閉鎖された状態にある津波バリアを示し、(b)は一部開放された状態にある津波バリアを示す。図2は、一実施の形態に係る支柱構造体を部分的に示す図である。図3は、支柱基礎部及び支柱本体部を互いに連結する連結部材の平面図である。図4は、支柱本体部が分離した状態にある支柱基礎部を示す図である。
図1に示すように、津波バリア1は、港湾の岸壁近くに設けられている。津波バリア1は、船舶に積み込む荷物C又は船舶から荷下ろしされた荷物Cを仮置きする荷置きスペースSを矩形状に囲むように設けられている。
図1(a)に示す津波バリア1は、荷置きスペースSを完全に囲んで閉鎖したものであり、荷置きスペースSに荷物Cを搬入・搬出はできないようになっている。これに対して、図1(b)に示す津波バリア1は、荷置きスペースSを完全に囲むものではなく、仮置きされた荷物Cを搬出したり、荷置きスペースSに荷物Cを搬入するために車両が通行するゲート11が設けられており、一部開放した状態になっている。
津波バリア1は、複数の支柱2と、支柱構造体3と、スクリーン4とを備えている。
(支柱)
支柱2は、基礎となる地面に複数立設されている。支柱2は、直線上に並ぶように地面に立設されており、その途中で並び方向が変えられている。すなわち、並び方向が変わる箇所が津波バリア1の角部となる。図1に示す津波バリア1は矩形状に形成されているため、4つの角部を有するように支柱2の並び方向が4箇所で変えられている。
これらの複数の支柱2には、スクリーン4の端部を支持する端部支柱21と、平面視において略C字形(図1(b)参照。)を形成するように端部支柱21間に配置され、スクリーン4を支持する中間支柱22とがある。
端部支柱21は、スクリーン4に作用する張力等に耐えられるよう、スクリーン4の途中を支持する中間支柱22よりも強固に構成されている。具体的には、端部支柱21は、中間支柱22よりも大径かつ肉厚であり、アンカー等をとって地面に深く埋設されている。
ここで、端部支柱21は、当該端部支柱21に衝突した漂流物等の衝突エネルギーを変形で吸収するように設計されている。中間支柱22は、当該中間支柱22に衝突した漂流物等の衝突エネルギーを変形で吸収するように設計されているが、スクリーン4の伸びによる衝突エネルギーの吸収によって軽減される。
端部支柱21及び中間支柱22は、地中に埋設された基礎構造物と一体に形成されている。
(支柱構造体)
図1に示すように、支柱構造体3は、ゲート11を構成する端部支柱21の間に所定の間隔をあけて複数配置されている。つまり、図示の実施の形態においては、ゲート11を構成する端部支柱21の間に中間支柱22を設置する代わりに支柱構造体3を構築する。
図2に示すように、支柱構造体3は、基礎構造物31と、支柱基礎部33と、支柱本体部37とを備える。
基礎構造物31は、コンクリートにより形成されており地中に埋設されている。基礎構造物31は、その上面に、地中に向かって窪んだ凹部31aを有する。
支柱基礎部33は、凹部31aにおいてその下端部が基礎構造物31に埋設され、上端部が地面より下側で凹部31aの内に収まるように設けられている。つまり、支柱基礎部33は、地表面より上側に突出しないように凹部31aに設置されている。
支柱基礎部33は、管状部材34と、連結部材35とを備えている。
管状部材34は、鋼製の円筒状部材により形成されていて、その下端部が基礎構造物31に埋設されて固定されている。連結部材35は、支柱基礎部33と支柱本体部37との連結の用に供されるものであり、凹部31aの内側に位置し、管状部材34よりも大きな直径を有する平面視円形状の鋼製の板材により形成されている。連結部材35は、管状部材34の上端部に、例えば溶接等により接合されている。
図3に示すように、連結部材35は、支柱本体部37を臨む上端部において管状部材34の外縁から全周にわたって外方に向かって突出したフランジ部35aを有する。フランジ部35aは、互いに例えば中心から見て90°、45°又は30°の間隔をおいて設けられた複数の挿通孔(図示せず)を有している。挿通孔には、支柱基礎部33と支柱本体部37とを連結するボルト等の連結具Bが挿通される。挿通孔は、図示の実施の形態においては互いに30°の間隔をおいて12個設けられているが、孔の数は特に限定されず自由に設定可能である。
図2に示すように、支柱本体部37は、凹部31aにおいて支柱基礎部33に直列に連結されて地上に向かって延在する部分である。
支柱本体部37は、管状部材38と、連結部材39とを備えている。
管状部材38は、鋼製の円筒状部材により形成されている。連結部材39は、連結部材35との連結時に凹部31aの内側に位置する。連結部材39は、支柱基礎部33と支柱本体部37との連結の用に供されるものであり、凹部31aの内側に位置し、管状部材38よりも大きな直径を有する平面視円形状の鋼製の板材により形成されている。連結部材39は、管状部材38の下端部に、例えば溶接等により接合されている。
図3に示すように、連結部材39は、支柱基礎部33を臨む下端部において管状部材38の外縁から全周にわたって外方に向かって突出したフランジ部39aを有する。フランジ部39aは、互いに例えば中心から見て90°、45°又は30°の間隔をおいて設けられた複数の挿通孔(図示せず)を有している。挿通孔には、支柱基礎部33と支柱本体部37とを連結するボルト等の連結具Bが挿通される。挿通孔は、図示の実施の形態においては互いに30°の間隔をおいて12個設けられているが、孔の数は特に限定されず自由に設定可能である。
(スクリーン)
スクリーン4は、津波や高潮の発生時に、海から陸に押し寄せる押し波による船舶や漂流物の陸への流入、引き波による荷置きスペースSの荷物Cの海への流出を防止するため、波によって流される物の捕捉体となるものである。
スクリーン4は、例えば、並べられた各支柱2及び支柱構造体3に通される複数のワイヤロープ41を備えている。各ワイヤロープ41は、各支柱2及び支柱構造体3の軸方向に直交する水平方向に沿うように各支柱2及び支柱構造体3に設けられた挿通孔(図示せず)に挿通されている。各ワイヤロープ41は、その延在方向が互いに平行となるように架設されており、津波バリア1の角部となる中間支柱22においてその架設方向が変えられる。図1に示すように、津波バリア1が矩形状に設けられる場合には、ワイヤロープ41が角部においてほぼ90°屈曲されることになる。
<支柱構造体の構築>
次に、支柱構造体3の構築について説明する。
まず、ゲート11の間で所定の間隔をあけて支柱構造体3の設置箇所を決定する。決定した設置箇所を掘削して基礎構造物31用の穴Hを形成する。穴Hにコンクリートを所定の高さまで打設する。コンクリートの打設の途中で、支柱基礎部33の下端部をコンクリートに埋没させて所定の方法で固定する。
連結部材35にコンクリートが達する前に、基礎構造物31の中央で支柱基礎部33の周りに凹部31aが形成されるように枠を組む。こうして、支柱基礎部33は凹部31aにおいて基礎構造物31と一体に形成される。
次いで、支柱基礎部33に支柱本体部37を取り付ける。具体的には、支柱基礎部33の連結部材35に支柱本体部37の連結部材39を重ね、両連結部材35,39のフランジ部35a,39aにおける孔を整合させる。互いに整合した孔に連結部Bを、例えば支柱本体部37側から挿通し、挿通側とは反対側、つまり支柱基礎部33側に突出した連結具Bの部分にナット等の締結具を締め付ける。これにより、支柱基礎部33と支柱本体部37とは連結される。
(a)〜(c)に示す従来の構造では、津波バリア1に荷物Cを搬入又は津波バリア1から荷物Cを搬出したい場合や、支柱を交換したい場合、基礎構造物を含めて支柱を撤去する必要があった。これに対して、上記の支柱構造体3によれば、支柱基礎部33に対して支柱本体部37を分離可能に連結することができるので、支柱本体部37を支柱基礎部33から取り外すだけで荷物Cの搬入又は搬出用のゲート11を形成することができる。また、損傷した支柱構造体3の交換が必要な場合には、支柱本体部37だけ交換することができる。
また、締結具Bが挿通される複数の孔が、連結部材35,39のフランジ部35a,39aの外周端部に設けられているので、隣り合う支柱構造体3同士、さらには支柱構造体3に隣接する支柱2におけるワイヤロープ41を通す挿通孔の向きを互いに合わせて、支柱本体部37を支柱基礎部33に連結することができる。
また、支柱基礎部33は、連結部材35が地表面より下側で凹部31aに位置するようになっている。これにより、図4に示すように、支柱本体部37が取り外されている状態において凹部31aを蓋等の閉鎖部材31bによって覆うことができる。これにより、例えば、人や車両が安全かつスムーズに津波バリア1に進入、又は、津波バリア1から進出することができる。
<その他>
なお、上記の実施の形態においては、ゲート11を構成する端部支柱21の間に中間支柱22を設置する代わりに支柱構造体3を構築したが、支柱構造体3によって端部支柱21を構築してもよい。
津波バリア1を構成する全ての支柱2を支柱構造体3によって構成することも可能である。
フランジ部35a,39aは、管状部材34,38の一方の端部に、例えばドーナツ型の環状部材を嵌めて溶接することにより形成してもよい。また、フランジ部35a,39aは、環状のものに限られず、管状部材34,38の周面において部分的に形成されていてもよい。
図2に示す実施の形態においては、支柱基礎部33と支柱本体部37とが連結された状態において凹部31aは閉鎖されていないが、所定の閉鎖部材によって閉鎖することもできる。
また、図5に示すように、支柱基礎部33は、連結部材35が地面から突出するように設けられていてもよい。この場合、支柱基礎部33における地面から突出した部分は、例えば土を地面に盛り上げることにより囲まれていてもよい。換言すれば、支柱基礎部33は、地面に土を盛り上げて形成された丘状部Mの中心部に形成された凹部Ma内に設けられている。
なお、支柱基礎部33と支柱本体部37とが分離している状態において、凹部Maは所定の閉鎖部材によって閉鎖することができる。
<他の実施の形態>
次に、図6により他の実施の形態に係る支柱構造体6について説明する。以下では、上記の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記の実施の形態と同じ構成については、同一符号を付して説明を省略する。図6は、他の実施の形態に係る支柱構造体6の構成を説明するための部分断面図である。
支柱構造体6における基礎構造物61は、いわゆる杭型の基礎構造物である。基礎構造物61は、例えば鋼製の管状部材62と、管状部材62の内部に充填されている、例えば中詰材63とを備えている。管状部材62は、地盤を掘削して形成した凹部31aにおいて所定の深さまで地中に埋め込まれている。管状部材62の内側は、中詰材63が所定の高さまで充填されている。
中詰材63のうちより深い地中側には掘削土63aが埋め戻されている。
掘削土63aの上端面から管状部材62の開口まではモルタル63bにより充填されており、支柱基礎部33の下端部がモルタル63bに埋設され、固定されている。これにより、支柱基礎部33は基礎構造物61と一体に形成されている。
支柱構造体6は、少なくとも上記の支柱構造体3と同じ効果を奏する。
1 津波バリア
11 ゲート
2 支柱
21 端部支柱
22 中間支柱
3 支柱構造体
31 基礎構造物
31a 凹部
33 支柱基礎部
34 管状部材
35 連結部材
35a フランジ部(基礎部側突出部)
37 支柱本体部
38 管状部材
39 連結部材
39a フランジ部(本体部側突出部)
4 スクリーン
41 ワイヤロープ
6 支柱構造体
61 基礎構造物
62 管状部材
63 中詰材
B 連結具

Claims (7)

  1. 波の力によって流されてきた物体を捕捉する津波バリアにおいて所定の間隔を置いて地面に立設される支柱構造体であって、
    一端部が地中に埋設される支柱基礎部と、
    前記支柱基礎部に直列に連結されて地上に向かって延在する支柱本体部と、
    前記支柱基礎部を地中において支持する、地中に埋設された基礎構造物と、
    を備え、
    前記支柱基礎部は、前記支柱本体部を臨む他端部の外面から外方に向かって突出する基礎側突出部を有し、
    前記支柱本体部は、前記支柱基礎部を臨む端部の外面から外方に向かって突出する本体側突出部を有し、
    前記支柱基礎部及び前記支柱本体部は、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部を介して互いに分離可能に連結され
    前記基礎構造物は、地中に向かって窪んだ凹部を有し、
    前記支柱基礎部は、地表面より下側で前記凹部内に収容されている
    ことを特徴とする支柱構造体。
  2. 記凹部は、前記支柱基礎部と前記支柱本体部とが分離された状態において閉鎖部材によって閉じられていることを特徴とする請求項に記載の支柱構造体。
  3. 波の力によって流されてきた物体を捕捉する津波バリアにおいて所定の間隔を置いて地面に立設される支柱構造体であって、
    一端部が地中に埋設される支柱基礎部と、
    前記支柱基礎部に直列に連結されて地上に向かって延在する支柱本体部と、
    前記支柱基礎部を地中において支持する、地中に埋設された基礎構造物と、
    を備え、
    前記支柱基礎部は、前記支柱本体部を臨む他端部の外面から外方に向かって突出する基礎側突出部を有し、
    前記支柱本体部は、前記支柱基礎部を臨む端部の外面から外方に向かって突出する本体側突出部を有し、
    前記支柱基礎部及び前記支柱本体部は、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部を介して互いに分離可能に連結され、
    前記支柱基礎部は、前記地面から前記他端部が突出するように設けられており、
    当該他端部は、前記地面に設けられ、前記地面から前記支柱基礎部に向かって延びる斜面を有する丘状部に形成された凹部内に収容されている
    ことを特徴とする支柱構造体。
  4. 前記基礎側突出部及び前記本体側突出部は、環状に形成されており、互いを連結する連結具が挿通される複数の孔を全周にわたって有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の支柱構造体。
  5. 前記基礎構造物は、コンクリートにより形成されており、前記基礎構造物と前記支柱基礎部は一体に構成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の支柱構造体。
  6. 地面に立設された複数の支柱構造体と、該支柱構造体の間に架け渡されて波の力によって流されてきた物体を捕捉するスクリーンとを備える津波バリアであって、
    前記支柱構造体は、地中に埋設される支柱基礎部と、前記支柱基礎部に直列に連結されて地上に向かって延在する支柱本体部と、前記支柱基礎部を地中において支持する、地中に埋設された基礎構造物と、を備え、
    前記支柱基礎部は、前記支柱本体部を臨む他端部の外面から外方に向かって突出する基礎側突出部を有し、前記支柱本体部は、前記支柱基礎部を臨む端部の外面から外方に向かって突出する本体側突出部を有し、前記支柱基礎部及び前記支柱本体部は、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部を介して互いに分離可能に連結されており、前記基礎構造物は、地中に向かって窪んだ凹部を有し、前記支柱基礎部は、地表面より下側で前記凹部内に収容されている
    ことを特徴とする津波バリア。
  7. 地面に立設された複数の支柱構造体と、該支柱構造体の間に架け渡されて波の力によって流されてきた物体を捕捉するスクリーンとを備える津波バリアであって、
    前記支柱構造体は、地中に埋設される支柱基礎部と、前記支柱基礎部に直列に連結されて地上に向かって延在する支柱本体部と、前記支柱基礎部を地中において支持する、地中に埋設された基礎構造物と、を備え、
    前記支柱基礎部は、前記支柱本体部を臨む他端部の外面から外方に向かって突出する基礎側突出部を有し、前記支柱本体部は、前記支柱基礎部を臨む端部の外面から外方に向かって突出する本体側突出部を有し、前記支柱基礎部及び前記支柱本体部は、前記基礎側突出部及び前記本体側突出部を介して互いに分離可能に連結されており、前記支柱基礎部は、前記地面から前記他端部が突出するように設けられており、当該他端部は、前記地面に設けられ、前記地面から前記支柱基礎部に向かって延びる斜面を有する丘状部内に収容されている
    ことを特徴とする津波バリア。
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