JP6784556B2 - 車輪用軸受装置 - Google Patents

車輪用軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6784556B2
JP6784556B2 JP2016188862A JP2016188862A JP6784556B2 JP 6784556 B2 JP6784556 B2 JP 6784556B2 JP 2016188862 A JP2016188862 A JP 2016188862A JP 2016188862 A JP2016188862 A JP 2016188862A JP 6784556 B2 JP6784556 B2 JP 6784556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
hub
core metal
bearing device
outer member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016188862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018053973A (ja
Inventor
雄太 中辻
雄太 中辻
鳥居 晃
晃 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2016188862A priority Critical patent/JP6784556B2/ja
Priority to PCT/JP2017/032655 priority patent/WO2018047963A1/ja
Priority to CN201780055687.0A priority patent/CN109689396B/zh
Priority to DE112017004587.8T priority patent/DE112017004587T5/de
Priority to US16/332,103 priority patent/US10773549B2/en
Publication of JP2018053973A publication Critical patent/JP2018053973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6784556B2 publication Critical patent/JP6784556B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車輪用軸受装置に関する。
従来、自動車等の懸架装置において車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置が知られている。車輪用軸受装置は、懸架装置を構成するナックルに外方部材が固定される。また、車輪用軸受装置は、外方部材の内側に内方部材が配置され、外方部材と内方部材の間に転動体が介装されている。こうして、車輪用軸受装置は、転がり軸受構造を構成し、内方部材に取り付けられた車輪を回転自在としているのである。
ところで、このような車輪用軸受装置は、外方部材と内方部材の間に形成された環状空間に泥水や砂塵が侵入すると、転動体等が損傷して軸受寿命が短くなる。また、環状空間に封入されているグリースが漏出しても、転動体等が損傷して軸受寿命が短くなる。このため、車輪用軸受装置は、泥水や砂塵の侵入を防止するとともにグリースの漏出を防止すべく、環状空間の両側端部を密封する一対のシール部材を備えている。例えば特許文献1および特許文献2に記載の如くである。
特許文献1に記載の車輪用軸受装置は、外方部材と、内方部材と、外方部材と内方部材の間に介装される転動体と、外方部材と内方部材の間に形成される環状空間の両側端部を密封する一対のシール部材と、を備えている。しかし、かかる車輪用軸受装置は、泥水が外方部材を伝ってシール部材に到達すると、泥水に含まれる異物を噛み込んでシール部材が破損したり摩耗したりするという懸念があった。つまり、シール部材の密封性が低下するという懸念があった。
そこで、特許文献2に記載の車輪用軸受装置は、泥水が外方部材を伝ってシール部材に到達するのを防ぐべく、シール部材の構造を工夫することによって外方部材の外周に堰部を構成している。具体的に説明すると、シール部材の芯金を外方部材のアウター側端面に沿って径方向外側へ延ばし、この芯金の外縁部分を包み込むようにシールゴムを形成することによって外方部材の外周に堰部を構成している。しかし、このような車輪用軸受装置は、車輪取り付けフランジにハブボルトが圧入されており、ハブボルトの頭部が外方部材に近接した状態となっていることから、堰部の高さ寸法を大きくすればハブボルトの交換ができなくなってしまうという問題があった(図14参照)。
このような背景から、堰部の外周にハブボルトを通すための案内溝を形成した車輪用軸受装置が提案されている。このような車輪用軸受装置においては、案内溝を形成するために芯金の直径を大きくできず、少なくとも外方部材の外周からあまり突出していない設計となっている。しかし、芯金の剛性を高めて嵌合部の歪みを抑え、芯金と外方部材の嵌合力を向上させたいという要望があった。つまり、芯金の剛性を高めて嵌合部の歪みを抑えることにより、芯金と外方部材の嵌合力を向上させ、ひいてはシール部材が外れたりシール部材と外方部材の嵌合部分に水が侵入したりするのを防ぎたいという要望があったのである。
特開2014−219100号公報 特開2012−97817号公報
本発明は、芯金と外方部材の嵌合力を向上させ、ひいてはシール部材が外れたりシール部材と外方部材の嵌合部分に水が侵入したりするのを防ぐことができる車輪用軸受装置を提供するものである。
第一の発明は、
内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
複数のハブボルトが圧入される車輪取り付けフランジを有するとともに軸方向に延びた小径段部を有するハブ輪、およびこのハブ輪の前記小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
前記外方部材と前記内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に介装される複列の転動体と、
前記外方部材と前記内方部材の間に形成された環状空間の両側端部に装着される一対のシール部材と、を備え、
前記一対のシール部材のうち、アウター側に装着されるアウター側シール部材は芯金、およびこの芯金に加硫接着によりシールゴムを一体に接合して構成され、
前記アウター側シール部材は、前記外方部材の外周に嵌合する堰部を有しており、
前記堰部は、前記外方部材のアウター側端面に沿って前記外方部材よりも径方向外側まで延びる芯金を軸方向インナー側に折り曲げた折返部を有し、前記折返部に加硫接着によりシールゴムを一体に接合して構成され、
前記堰部を構成する前記シールゴムの外周には、前記ハブボルトを通すための案内溝が形成されている、車輪用軸受装置である。
第二の発明は、第一の発明に係る車輪用軸受装置において、
車体に取り付けた際に、前記内方部材の回転軸と交わり重力が作用する方向に対して平行となる上下方向線と、前記回転軸と交わり前記上下方向線に対して垂直となる前後方向線と、を定義した場合、
前記案内溝は、前記前後方向線に交わる位置若しくはその近傍にのみ形成されている、ものである。
第三の発明は、第一又は第二の発明に係る車輪用軸受装置において、
前記複数のハブボルトが前記内方部材の回転軸を中心とする同心円上に周方向等配置に設けられており、
前記案内溝は、前記ハブボルトと同数若しくは倍数で、かつ前記同心円上に周方向等配置に形成されている、ものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明に係る車輪用軸受装置において、アウター側シール部材は、外方部材の外周に嵌合する堰部を有しており、堰部は、外方部材のアウター側端面に沿って外方部材よりも径方向外側まで延びる芯金を軸方向インナー側に折り曲げた折返部を有し、折返部に加硫接着によりシールゴムを一体に接合して構成され、堰部を構成するシールゴムの外周には、ハブボルトを通すための案内溝が形成されている。かかる車輪用軸受装置によれば、芯金の剛性を高めて嵌合部の歪みを抑えことができる。従って、芯金と外方部材の嵌合力を向上させ、ひいてはシール部材が外れたりシール部材と外方部材の嵌合部分に水が侵入したりするのを防ぐことができる。
本発明に係る車輪用軸受装置において、車体に取り付けた際に、内方部材の回転軸と交わり重力が作用する方向に対して平行となる上下方向線と、回転軸と交わり上下方向線に対して垂直となる前後方向線と、を定義した場合、案内溝は、前後方向線に交わる位置若しくはその近傍にのみ形成されている。かかる車輪用軸受装置によれば、泥水が案内溝を通ってシール部材に到達するのを防ぐことができる。従って、シール部材の密封性が低下するという懸念を払拭でき、ひいては転動体等の損傷を防いで軸受寿命の向上を実現できる。
本発明に係る車輪用軸受装置において、複数のハブボルトが内方部材の回転軸を中心とする同心円上に周方向等配置に設けられている。そして、案内溝は、ハブボルトと同数若しくは倍数で、かつ同心円上に周方向等配置に形成されている。かかる車輪用軸受装置によれば、全ての案内溝に全てのハブボルトを重ねることができるので、容易にハブボルトの交換作業が可能となる。
車輪用軸受装置の全体構成を示す斜視図。 車輪用軸受装置の全体構成を示す断面図。 車輪用軸受装置の一部構造を示す拡大断面図。 車輪用軸受装置の一部構造を示す拡大断面図。 第一実施形態に係るシール部材を備えた車輪用軸受装置の径方向断面図。 第一実施形態に係るシール部材を示す軸方向断面図。 第一実施形態に係るシール部材を示す径方向断面図。 第二実施形態に係るシール部材を示す軸方向断面図。 第二実施形態に係るシール部材を示す径方向断面図。 第三実施形態に係るシール部材を備えた車輪用軸受装置の径方向断面図。 泥水が流れる方向を示す図。 第四実施形態に係るシール部材を備えた車輪用軸受装置の径方向断面図。 ハブボルトの交換作業を示す図。 従来の車輪用軸受装置の一部構造を示す拡大断面図。
以下に、図1から図4を用いて、本発明に係る車輪用軸受装置1について説明する。図1は、車輪等軸受装置1の斜視図である。図2は、図1におけるA−A断面図である。図3および図4は、図2における一部領域の拡大図である。
車輪用軸受装置1は、自動車等の懸架装置において車輪を回転自在に支持するものである。車輪用軸受装置1は、外方部材2と、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)と、転動体6と、シール部材7(以降「インナー側シール部材7」とする)と、シール部材10(以降「アウター側シール部材10」とする)と、を具備する。ここで、インナー側とは、車体に取り付けた際の車輪用軸受装置1の車体側を表し、アウター側とは、車体に取り付けた際の車輪用軸受装置1の車輪側を表す。
外方部材2は、転がり軸受構造の外輪部分を構成するものである。外方部材2は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で構成されている。外方部材2のインナー側端部には、拡径部2aが形成されている。また、外方部材2のアウター側端部には、拡径部2bが形成されている。更に、拡径部2aと拡径部2bの間には、環状に外側転走面2cと外側転走面2dが互いに平行となるように形成されている。なお、外側転走面2cと外側転走面2dには、高周波焼入れが施され、表面硬さが58〜64HRCの範囲となるように硬化処理されている。外方部材2の外周には、ナックル取り付けフランジ2eが一体的に形成されている。ナックル取り付けフランジ2eには、ボルト穴2fが設けられている。
内方部材3は、転がり軸受構造の内輪部分を構成するものである。内方部材3は、ハブ輪4と内輪5で構成されている。
ハブ輪4は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で構成されている。ハブ輪4のインナー側端部には、小径段部4aが形成されている。小径段部4aには、その端部を径方向外側へ折り曲げることで内輪5を固定するカシメ部分4bが形成されている。また、ハブ輪4のアウター側端部には、開口部4cが形成されている。更に、ハブ輪4の外周には、環状に内側転走面4dが形成されている。内側転走面4dは、外方部材2の外側転走面2dに対向する。なお、ハブ輪4は、小径段部4aから内側転走面4dを経てシールランド部(後述する軸面部4eと曲面部4fと側面部4gで構成される)まで高周波焼入れが施され、表面硬さが58〜64HRCの範囲となるように硬化処理されている。ハブ輪4の外周には、車輪取り付けフランジ4hが一体的に形成されている。車輪取り付けフランジ4hには、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lを中心とする同心円上に周方向等配置にボルト穴4iが設けられ、それぞれのボルト穴4iにハブボルト40が圧入されている。
内輪5は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼で構成されている。内輪5の外周には、環状に内側転走面5aが形成されている。つまり、内輪5は、ハブ輪4の小径段部4aに嵌装され、小径段部4aの外周に内側転走面5aを構成している。内側転走面5aは、外方部材2の外側転走面2cに対向する。なお、内輪5は、いわゆるズブ焼入れが施され、芯部まで58〜64HRCの範囲となるように硬化処理されている。本車輪用軸受装置1は、一つの内輪5を嵌装した第3世代構造であるが、一対の内輪5を嵌装した第2世代構造であっても良い。
転動体6は、転がり軸受構造の転動部分を構成するものである。転動体6は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼で構成されている。インナー側のボール列6aは、複数の転動体6が保持器によって環状に配置されたものである。ボール列6aは、内輪5に形成されている内側転走面5aと、それに対向する外方部材2の外側転走面2cと、の間に転動自在に収容されている。一方で、アウター側のボール列6bも、複数の転動体6が保持器によって環状に配置されたものである。ボール列6bは、ハブ輪4に形成されている内側転走面4dと、それに対向する外方部材2の外側転走面2dと、の間に転動自在に収容されている。なお、ボール列6aとボール列6bを構成しているそれぞれの転動体6には、いわゆるズブ焼入れが施され、芯部まで58〜64HRCの範囲となるように硬化処理されている。
インナー側シール部材7は、外方部材2と内方部材3の間に形成された環状空間Sのインナー側端部を密封するものである。図3に示すように、インナー側シール部材7は、円環状のスリンガ8と円環状のシールリング9で構成されている。
スリンガ8は、内輪5の外周に嵌合(外嵌)される。
スリンガ8は、フェライト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)やオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)で構成されている。スリンガ8は、円環状に切り出された鋼板がプレス加工によって屈曲され、軸方向断面が直角に折り曲げられた形状に形成されている。これにより、スリンガ8は、円筒状の嵌合部8aと、その端部から外方部材2に向かって延びる円板状の側板部8bと、が形成されている。嵌合部8aと側板部8bは、互いに垂直となっており、嵌合部8aは、内輪5の外周面に沿って圧入嵌合している。また、側板部8bは、外方部材2に向かって延び、後述する芯金91の側板部91bに対向している。
シールリング9は、外方部材2の拡径部2aに嵌合(内嵌)される。シールリング9は、芯金91とシールゴム92で構成されている。
芯金91は、フェライト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)やオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)で構成されている。芯金91は、円環状に切り出された鋼板がプレス加工によって屈曲され、軸方向断面が直角に折り曲げられた形状に形成されている。これにより、芯金91は、円筒状の嵌合部91aと、その端部から内方部材3(内輪5)に向かって延びる円板状の側板部91bと、が形成されている。嵌合部91aと側板部91bは、互いに略垂直となっており、嵌合部91aは、拡径部2aの内周面に沿って圧入嵌合している。また、側板部91bは、内方部材3(内輪5)に向かって延び、前述したスリンガ8の側板部8bに対向している。なお、嵌合部91aと側板部91bには、弾性部材であるシールゴム92が加硫接着されている。
シールゴム92は、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等の合成ゴムで構成されている。シールゴム92には、シールリップであるラジアルリップ92a、内側アキシアルリップ92bおよび外側アキシアルリップ92cが形成されている。また、シールゴム92には、芯金91の嵌合部91aを回り込むように端縁シール部92dが形成されている。
このように、インナー側シール部材7は、スリンガ8とシールリング9が対向するように配置される。このとき、ラジアルリップ92aは、油膜を介してスリンガ8の嵌合部8aに接触する。また、内側アキシアルリップ92bは、油膜を介してスリンガ8の側板部8bに接触する。そして、外側アキシアルリップ92cも、油膜を介してスリンガ8の側板部8bに接触する。このようにして、インナー側シール部材7は、泥水等の侵入を防止するとともにグリースの漏出を防止しているのである。なお、端縁シール部92dを形成したのは、外方部材2と芯金91の嵌合部分(外方部材2と芯金91が接している部分を指す)に水が侵入して腐食しないように考慮したものである。
アウター側シール部材10は、外方部材2と内方部材3の間に形成された環状空間Sのアウター側端部を密封するものである。図4に示すように、アウター側シール部材10は、円環状のシールリング11で構成されている。
シールリング11は、外方部材2の拡径部2bに嵌合(内嵌)される。シールリング11は、芯金111とシールゴム112で構成されている。
芯金111は、フェライト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)やオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)で構成されている。芯金111は、円環状に切り出された鋼板がプレス加工によって屈曲され、軸方向断面が複雑に折り曲げられた形状に形成されている。これにより、芯金111は、円筒状の嵌合部111aと、その一端から内方部材3(ハブ輪4)に向かって延びる円板状の側板部111bと、その他端から外方部材2のアウター側端面に沿って径方向外側に延びる円板状の止板部111cと、が形成されている。そして、止板部111cの外縁部分が折り曲げられて軸方向に延びる折返部111dが形成されている。嵌合部111aと側板部111bは、互いに湾曲しており、嵌合部111aは、拡径部2bの内周面に沿って圧入嵌合している。また、側板部111bは、内方部材3(ハブ輪4)に向かって延び、ハブ輪4の曲面部4fおよび側面部4gに対向する。更に、止板部111cは、外方部材2のアウター側端面に沿って径方向外側に延び、ハブ輪4の側面部4gに対向する。そして、折返部111dは、外方部材2の外周から所定の間隔をあけて外周に沿ってインナー側に延びている。なお、嵌合部111aと側板部111bと止板部111cと折返部111dには、弾性部材であるシールゴム112が加硫接着されている。
シールゴム112は、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等の合成ゴムで構成されている。シールゴム112には、シールリップであるラジアルリップ112a、内側アキシアルリップ112bおよび外側アキシアルリップ112cが形成されている。また、シールゴム112には、外方部材2の外周に接するように外周シール部112dが形成されている。
このように、アウター側シール部材10は、シールリング11とハブ輪4が対向するように配置される。このとき、ラジアルリップ112aは、油膜を介してハブ輪4の軸面部4eに接触する。また、アキシアルリップ112bは、油膜を介してハブ輪4の曲面部4fに接触する。そして、外側アキシアルリップ112cも、油膜を介してハブ輪4の側面部4gに接触する。このようにして、アウター側シール部材10は、泥水等の侵入を防止するとともにグリースの漏出を防止しているのである。なお、外周シール部112dを形成したのは、外方部材2と芯金111の嵌合部分(外方部材2と芯金111が接している部分を指す)に水が侵入して腐食しないように考慮したものである。
次に、図5から図7を用いて、第一実施形態に係るアウター側シール部材10について詳細に説明する。図5は、図2におけるB−B断面を示す図である。図6は、図5におけるC−C断面を示す図である。そして、図7は、図6におけるD−D断面を示す図である。
ここで、図5に示すように、車輪用軸受装置1が車体に取り付けられた状態で、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lと交わり重力が作用する方向に対して平行となる直線を上下方向線Vと定義する。また、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lと交わり上下方向線Vに対して垂直となる直線を前後方向線Hと定義する。なお、径方向外側とは、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lから遠ざかる方向を表す。径方向内側とは、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lに近づく方向を表す。
図6に示すように、第一実施形態に係るアウター側シール部材10において、芯金111は、外方部材2のアウター側端面に沿って径方向外側に延びる止板部111cを有している。また、止板部111cの外縁部分には、軸方向に延びる折返部111dが形成されている。詳細に説明すると、止板部111cの外縁部分には、外方部材2の外周から所定の間隔をあけて折り曲げられることにより、インナー側に延びる円筒状の折返部111dが形成されている。折返部111dは、嵌合部111aにつながる止板部111cに対して略垂直となっているため、嵌合部111aの剛性を高めるという効果を奏する。
更に、アウター側シール部材10のシールゴム112は、芯金111の外縁部分(止板部111cの一部と折返部111dの全部を含む部分)を包み込むように形成されている。つまり、芯金111の外縁部分(止板部111cの一部と折返部111dの全部を含む部分)のアウター側から回り込み、インナー側に至るまで表面を覆うように形成されている。こうして、アウター側シール部材10は、外方部材2の外周に堰部20を構成しているのである。従って、堰部20とは、芯金111と、この芯金111を覆うシールゴム112が外方部材2の外周から径方向外側へ突出している部分を指す。なお、堰部20は、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lを中心とする円環状となっている(図5参照)。但し、堰部20が完全な円環状であるものに限定する必要はなく、周方向の一部を欠いていても良い。
シールゴム112の外周には、軸方向に沿って貫通溝部112eが設けられている。つまり、シールゴム112の外周には、折返部111dに沿ってインナー側端面からアウター側端面まで突き抜ける貫通溝部112eが設けられている。図7に示すように、貫通溝部112eは、軸方向から見て円弧形状となっており、その半径Fがハブボルト40の頭部における半径Gよりも僅かに大きな値となっている。こうして、堰部20の外周には、ハブボルト40を通すための案内溝20Tが形成されているのである。従って、案内溝20Tとは、シールゴム112に貫通溝部112eを設けることによって形成された、堰部20の外周が径方向内側へ窪んでいる部分を指す。なお、芯金111の折返部111dの直径をWとし、シールゴム112の直径をXとし、シールゴム112の貫通溝部112eに接する仮想円の直径をYとし、ハブボルト40の頭部に接する仮想円の直径をZとした場合、これらの関係は、W<Y<Z<Xを満たす。
以上のように、アウター側シール部材10は、外方部材2の外周に嵌合する堰部20を有しており、堰部20は、外方部材2のアウター側端面に沿って外方部材2よりも径方向外側まで延びる芯金111を軸方向インナー側に折り曲げた折返部111dを有し、折返部111dに加硫接着によりシールゴム112を一体に接合して構成され、堰部20を構成するシールゴム112の外周には、ハブボルト40を通すための案内溝が形成されている。かかる車輪用軸受装置1によれば、芯金111の剛性を高めて嵌合部111aの歪みを抑えことができる。従って、芯金111と外方部材2の嵌合力を向上させ、ひいてはシール部材(アウター側シール部材10)が外れたりシール部材(アウター側シール部材10)と外方部材2の嵌合部分に水が侵入したりするのを防ぐことができる。加えて、芯金111に折返部111dを形成することにより、シールゴム112の接着面積が増加するため、シールゴム112の剥離や割れなどが生じにくくなる。
次に、図8および図9を用いて、第二実施形態に係るアウター側シール部材10について詳細に説明する。図8は、図5におけるC−C断面に相当する図である。図9は、図8におけるE−E断面を示す図である。なお、以下において、第一実施形態に係るアウター側シール部材10と同様の構成部分については、同じ符号を付すものとし簡単のために当該部分の説明を省略する。
図8に示すように、第二実施形態に係るアウター側シール部材10において、芯金111は、外方部材2の内周に嵌合される嵌合部111aが形成されておらず、内方部材3(ハブ輪4)に向かって延びる円板状の側板部111bと、外方部材2のアウター側端面に沿って径方向外側に延びる円板状の止板部111cと、が連続して形成されている。また、止板部111cの外縁部分には、軸方向に延びる折返部111dが形成されている。詳細に説明すると、止板部111cの外縁部分には、外方部材2の外周に接するように折り曲げられることにより、インナー側に延びる円筒状の折返部111dが形成されている。第二実施形態に係るアウター側シール部材10において、折返部111dは、嵌合部としての機能を有する。更に、折返部111dの先端部分には、径方向外側に延びる鍔部111eが形成されている。詳細に説明すると、折返部111dの先端部分には、外方部材2の外周に対して垂直に折り曲げられることにより、径方向外側に延びる円板状の鍔部111eが形成されている。鍔部111eは、折返部111dに対して略垂直となっているため、嵌合部としての機能を有する折返部111dの剛性を高めるという効果を奏する。
更に、アウター側シール部材10のシールゴム112は、芯金111の外縁部分(折返部111dの外周と鍔部111eの全部を含む部分)を包み込むように形成されている。つまり、芯金111の外縁部分(折返部111dの外周と鍔部111eの全部を含む部分)のアウター側から回り込み、インナー側に至るまで表面を覆うように形成されている。こうして、アウター側シール部材10は、外方部材2の外周に堰部20を構成しているのである。従って、堰部20とは、芯金111と、この芯金111を覆うシールゴム112が外方部材2の外周から径方向外側へ突出している部分を指す。なお、堰部20は、内方部材3(ハブ輪4と内輪5)の回転軸Lを中心とする円環状となっている。但し、堰部20が完全な円環状であるものに限定する必要はなく、周方向の一部を欠いていても良い。
シールゴム112の外周には、軸方向に沿って貫通溝部112eが設けられている。つまり、シールゴム112の外周には、折返部111dに沿ってインナー側端面からアウター側端面まで突き抜ける貫通溝部112eが設けられている。図9に示すように、貫通溝部112eは、軸方向から見て円弧形状となっており、その半径Fがハブボルト40の頭部における半径Gよりも僅かに大きな値となっている。こうして、堰部20の外周には、ハブボルト40を通すための案内溝20Tが形成されているのである。従って、案内溝20Tとは、シールゴム112に貫通溝部112eを設けることによって形成された、堰部20の外周が径方向内側へ窪んでいる部分を指す。なお、芯金111の折返部111dの直径をVとし、芯金111の鍔部111eの直径をWとし、シールゴム112の直径をXとし、シールゴム112の貫通溝部112eに接する仮想円の直径をYとし、ハブボルト40の頭部に接する仮想円の直径をZとした場合、これらの関係は、V<W<Y<Z<Xを満たす。
以上のように、アウター側シール部材10は、外方部材2の外周に嵌合する堰部20を有しており、堰部20は、外方部材2のアウター側端面に沿って外方部材2よりも径方向外側まで延びる芯金111を軸方向インナー側に折り曲げた折返部111dと、この折返部111dの先端部分が折り曲げられて径方向外側に延びる鍔部111eと、を有し、折返部111dおよび鍔部111eに加硫接着によりシールゴム112を一体に接合して構成され、堰部20を構成するシールゴム112の外周には、ハブボルト40を通すための案内溝が形成されている。かかる車輪用軸受装置1によれば、芯金111の剛性を高めて嵌合部としての機能を有する折返部111dの歪みを抑えことができる。従って、芯金111と外方部材2の嵌合力を向上させ、ひいてはシール部材(アウター側シール部材10)が外れたりシール部材(アウター側シール部材10)と外方部材2の嵌合部分に水が侵入したりするのを防ぐことができる。加えて、芯金111に外方部材2の内周に嵌合される嵌合部111aが形成されないので、芯金材料を削減してコストを抑えることができる。また、芯金111に折返部111dと鍔部111eを形成することにより、シールゴム112の接着面積が増加するため、シールゴム112の剥離や割れなどが生じにくくなる。
次に、図10および図11を用いて、第三実施形態に係るアウター側シール部材10について詳細に説明する。なお、以下において、第一実施形態に係るアウター側シール部材10と同様の構成部分については、同じ符号を付すものとし簡単のために当該部分の説明を省略する。
ここでは、上下方向線Vと前後方向線Hに加えて、回転軸Lを中心とする位相角が上下方向線Vから45°となる直線と前後方向線Hから45°となる直線を傾斜方向線Sと定義する。
図10に示すように、第三実施形態に係るアウター側シール部材10においては、周方向に二つの案内溝20Tが形成されており、回転軸Lを中心とする位相角が180°となっている。そして、かかるアウター側シール部材10は、それぞれの案内溝20Tが前後方向線Hに交わるように取り付けられる。但し、それぞれの案内溝20Tが前後方向線Hの近傍となるように取り付けられるとしても良い。「近傍」とは、前後方向線Hを挟む二つの傾斜方向線Sに収まる範囲(図中の範囲R参照)とする。
図11に示すように、泥水は、堰部20によって堰止められ、その後は堰部20に沿って外方部材2の外周を流れ落ちる(図中の矢印F参照)。従って、案内溝20Tが前後方向線Hに交わる位置若しくはその近傍にのみ形成されていれば、泥水が案内溝20Tを通らなくなるのである。つまり、泥水は、重力方向に沿って流れ落ちるので、重力方向に対して垂直となる案内溝20Tを通らなくなるのである。
以上のように、案内溝20Tは、前後方向線Hに交わる位置若しくはその近傍にのみ形成されている。かかる車輪用軸受装置1によれば、泥水が案内溝20Tを通ってシール部材(アウター側シール部材10)に到達するのを防ぐことができる。従って、シール部材(アウター側シール部材10)の密封性が低下するという懸念を払拭でき、ひいては転動体6等の損傷を防いで軸受寿命の向上を実現できる。
次に、図12および図13を用いて、第四実施形態に係るアウター側シール部材10について詳細に説明する。なお、以下において、第一実施形態に係るアウター側シール部材10と同様の構成部分については、同じ符号を付すものとし簡単のために当該部分の説明を省略する。
車輪用軸受装置1は、五つのハブボルト40を有しており、それぞれ回転軸Lを中心とする位相角が72°ごととなる位置に設けられている。そのため、堰部20の外周には、周方向に五つの案内溝20Tが形成されており、回転軸Lを中心とする位相角が72°ごととなっている。但し、倍数である10ヶ所に案内溝20Tが設けられていても良い。このとき、案内溝20Tは、それぞれ回転軸Lを中心とする位相角が36°ごととなる位置に形成される。また、車輪用軸受装置1は、五つのハブボルト40を有しているが、例えば四つのハブボルト40を有するものとし、それぞれ回転軸Lを中心とする位相角が90°ごととなる位置に設けられるとしても良い。この場合、四ヶ所の案内溝20Tが、それぞれ回転軸Lを中心とする位相角が90°ごととなる位置に形成される。但し、倍数である8ヶ所若しくは12ヶ所に案内溝20Tが設けられるとしても良い。
図13に示すように、ハブボルト40は、堰部20の案内溝20Tを通して取り外される。また、ハブボルト40は、堰部20の案内溝20Tを通して取り付けられる。案内溝20Tがハブボルト40と同数若しくは倍数で、かつ同心円上に周方向等配置に形成されていれば、全ての案内溝20Tに全てのハブボルト40の位相を同時に合わせることができるのである。
以上のように、案内溝20Tは、ハブボルト40と同数若しくは倍数で、かつ同心円上に周方向等配置に形成されている。かかる車輪用軸受装置1によれば、全ての案内溝20Tに全てのハブボルト40を重ねることができるので、容易にハブボルト40の交換作業が可能となる。
1 車輪用軸受装置
2 外方部材
2c 外側転走面
2d 外側転走面
3 内方部材
4 ハブ輪
4a 小径段部
4d 内側転走面
4h 車輪取り付けフランジ
5 内輪
5a 内側転走面
6 転動体
6a ボール列
6b ボール列
7 シール部材(インナー側シール部材)
10 シール部材(アウター側シール部材)
20 堰部
20T 案内溝
111 芯金
111a 嵌合部
111b 側板部
111c 止板部
111d 折返部
112 シールゴム
112a ラジアルリップ
112b 内側アキシアルリップ
112c 外側アキシアルリップ
112d 外周シール部
112e 貫通溝部
40 ハブボルト
S 環状空間
L 回転軸
V 上下方向線
H 前後方向線

Claims (2)

  1. 内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    複数のハブボルトが圧入される車輪取り付けフランジを有するとともに軸方向に延びた小径段部を有するハブ輪、およびこのハブ輪の前記小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    前記外方部材と前記内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に介装される複列の転動体と、
    前記外方部材と前記内方部材の間に形成された環状空間の両側端部に装着される一対のシール部材と、を備え、
    前記一対のシール部材のうち、アウター側に装着されるアウター側シール部材は芯金、およびこの芯金に加硫接着によりシールゴムを一体に接合して構成され、
    前記アウター側シール部材は、前記外方部材の外周に嵌合する堰部を有しており、
    前記堰部は、前記外方部材のアウター側端面に沿って前記外方部材よりも径方向外側まで延びる芯金を軸方向インナー側に折り曲げた折返部を有し、前記折返部に加硫接着によりシールゴムを一体に接合して構成され、
    前記堰部を構成する前記シールゴムの外周には、前記ハブボルトを通すための案内溝が形成されており、
    車体に取り付けられた際に、前記内方部材の回転軸と交わり重力が作用する方向に対して平行となる上下方向線と、前記回転軸と交わり前記上下方向線に対して垂直となる前後方向線と、を定義した場合、
    前記案内溝は、前記前後方向線に交わる位置若しくはその近傍にのみ形成されている
    ことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記複数のハブボルトが前記内方部材の回転軸を中心とする同心円上に周方向等配置に設けられており、
    前記案内溝は、前記ハブボルトと同数若しくは倍数で、かつ前記同心円上に周方向等配置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輪用軸受装置。
JP2016188862A 2016-09-12 2016-09-27 車輪用軸受装置 Active JP6784556B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188862A JP6784556B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 車輪用軸受装置
PCT/JP2017/032655 WO2018047963A1 (ja) 2016-09-12 2017-09-11 車輪用軸受装置
CN201780055687.0A CN109689396B (zh) 2016-09-12 2017-09-11 车轮用轴承装置
DE112017004587.8T DE112017004587T5 (de) 2016-09-12 2017-09-11 Lagervorrichtung für ein fahrzeugrad
US16/332,103 US10773549B2 (en) 2016-09-12 2017-09-11 Bearing device for vehicle wheel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188862A JP6784556B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 車輪用軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018053973A JP2018053973A (ja) 2018-04-05
JP6784556B2 true JP6784556B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=61835550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016188862A Active JP6784556B2 (ja) 2016-09-12 2016-09-27 車輪用軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6784556B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116171A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP5836584B2 (ja) * 2010-11-02 2015-12-24 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
JP2013052770A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Jtekt Corp 車輪用転がり軸受装置
JP2013194908A (ja) * 2012-03-23 2013-09-30 Jtekt Corp 車輪用転がり軸受装置
KR101681270B1 (ko) * 2015-01-30 2016-12-12 주식회사 일진글로벌 차량용 휠 베어링의 실링 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018053973A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5836584B2 (ja) 車輪用軸受装置
WO2013168703A1 (ja) 密封構造
US10900524B2 (en) Sealing member, and bearing device for vehicle wheel comprising same
JP2010180896A (ja) 車輪用軸受シールおよびこれを備えた車輪用軸受装置
JP2010210085A (ja) シールリング付車輪支持用転がり軸受ユニット
JP2013072553A (ja) シール付車輪支持用転がり軸受ユニット
CN109689396B (zh) 车轮用轴承装置
JP6767810B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6788453B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6784556B2 (ja) 車輪用軸受装置
US10830280B2 (en) Bearing device for vehicle wheel
US11125270B2 (en) Bearing device for wheel
JP2021191966A (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット
CN114514383A (zh) 密封装置
JP2017067103A (ja) 車輪用軸受装置
JP6782131B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2018053963A (ja) 車輪用軸受装置
JP6920083B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6871704B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6985881B2 (ja) 車輪用軸受装置
WO2022186035A1 (ja) 車輪用軸受装置
JP7431495B2 (ja) 車輪用軸受装置のシール部材およびそれを備える車輪用軸受装置
JP6912860B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2017032008A (ja) 車輪用軸受装置
JP2012241827A (ja) 密封装置および転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6784556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250