JP6782624B2 - 緩衝材 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝材に関する。
トラックおよびバン型自動車等の荷台の後端には、テールゲートが開閉可能に取り付けられている。構造上、テールゲートの下端縁と荷台デッキの後端との間には隙間が形成されることから、当該隙間から水および埃等が入り込んでしまう。また、テールゲート開時(テールゲートが水平になった状態)において、テールゲートの下端縁と荷台デッキの後端との間に形成された溝に荷物が引っ掛かってしまい、荷物の出し入れが困難であった。そこで、これらの問題を解決すべく様々な技術の研究・開発が進んでいる。
例えば、特許文献1には、荷台の端縁に回動自在に立設した煽(テールゲートに相当)の下端部に凹部が設けられ、当該凹部にシール部材が嵌合された荷台煽の水浸入防止装置が開示されている。また例えば、特許文献2には、テールゲートとデッキエンドプレートとの間に、デッキエンドプレート側に固定される固定部材と、当該固定部材とヒンジ部を介して連結された板状のカバー体と、からなるカバー部材が設けられた車両用テールゲートカバー構造が開示されている。
実開平2−99046号公報(1990年8月7日公開) 実開昭63−119413号公報(1988年8月2日公開)
しかしながら、特許文献1に開示された荷台煽の水浸入防止装置は、煽とシール部材とが一体となって回動することから、煽を開いた状態で荷物を出し入れする際、シール部材の破損はないものの、サイドレールの上部と取付部材とで形成された段差部分に荷物が当たって段差部分が損傷するという問題があった。また、特許文献2に開示された車両用テールゲートカバー構造では、テールゲートを開いた状態で荷物を出し入れする際、荷物がカバー部材を擦る。ここで、カバー部材は板状であることから、荷物が載った時にカバー部材が十分撓まず当該カバー部材の表面が摩耗してしまい、荷物の重量によってはカバー部材が損傷する虞があった。
本発明は上記の各問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、テールゲートを開いて荷物を出し入れする際、荷台端縁の下端部の損傷を防止するとともに、荷物と擦れても摩耗・損傷し難い緩衝材を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る緩衝材は、荷物が格納される荷物格納部から荷物を出し入れする荷物出入口の下端縁に取付けられる緩衝材であって、上記下端縁に沿って固定される固定部と、先端が上記下端縁に当接する当接部と、上記固定部の車外側面の第1最上部と上記当接部の車内側面の第2最上部とを連結する連結部と、を備えており、上記当接部および上記連結部のそれぞれは、弾性体で形成されており、上記緩衝材が上記下端縁に取付けられた状態において、上記連結部の下面が、車内側においては、上記下端縁の表面から上記第1最上部までの鉛直方向高さから、上記連結部の車内側端部の鉛直方向肉厚分を差し引いた高さほど、上記下端縁の表面から鉛直方向で上方に配置され、車外側においては、上記下端縁の表面から上記第2最上部までの鉛直方向高さから、上記連結部の車外側端部の鉛直方向肉厚分を差し引いた高さほど、上記下端縁の表面から鉛直方向で上方に配置されている。
例えば、連結部における、固定部の車外側面と連結している部位、および当接部の車内側面と連結している部位のそれぞれが最上部でない場合には、連結部の鉛直上側の面と固定部の鉛直上側の面とを接続する箇所から、連結部の鉛直上側の面と当接部の鉛直上側の面とを接続する箇所までの間において、鉛直下側に窪んだ凹部が形成される。そして、荷物が連結部に載った時に当該連結部の鉛直上側の面に当接している荷物の角部が凹部に引っ掛かり、連結部あるいは固定部が摩耗・損傷してしまう。
その点、上記構成によれば凹部が形成されないことから、荷物格納部の荷物出入口から荷物を引き摺りつつ出し入れしても荷物が連結部上で引っ掛かることなく、荷物が本発明の一態様に係る緩衝材上をスムーズに移動することができる。それゆえ、荷物格納部の荷物出入口から荷物を出し入れする際、当該荷物出入口の下端縁の損傷を防止するとともに、荷物と擦れても摩耗・損傷し難い緩衝材を実現することができる。
また、連結部の下面が下端縁に接触するように配置されている場合は、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時に当接部の全体がまったく変位しない。したがって、荷物の荷重を効果的に受け流す(クッション作用)ことができず、荷物の引き摺られに起因して上記緩衝材の損傷・摩耗が発生する。
その点、上記構成によれば、連結部の下面が下端縁の表面から鉛直方向で上方に配置されている為、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時に、当接部の全体が容易に変位する。それゆえ、荷物の荷重を効果的に受け流し(クッション作用)つつ、荷物の引き摺られに起因する損傷・摩耗がより低減された緩衝材を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る緩衝材において、上記当接部は、上記緩衝材が上記下端縁に取付けられた状態において、上記連結部との連結箇所から車外側に向けて湾曲しながら延伸するように形成されており、上記連結部において、上記車内側端部および上記車外側端部の両方が、下端縁取付用のボルトにおける頭部の最上面よりも鉛直方向で上方に配置されている。
例えば、当接部が、連結部の下面との連結箇所から車内側に向けて湾曲しながら延伸するように形成されている場合、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時に、当接部が下端縁水平部分の車内側に向けて倒れ込み易くなる。この倒れ込みによって、当接部が下端縁取付用のボルト頭部に衝突し、荷物の荷重によっては連結部が損傷する可能性がある。また当接部が撓んだ時に、下端縁における、当接部との当接箇所よりも車外側の部位が露出した状態となることから、当該部位と荷物との衝突によって荷物が損傷する可能性がある。さらには、当接部が下端縁取付用のボルト頭部に衝突するのを防止する為には、本発明の一態様に係る緩衝材を取付けるためのスペースを拡大する必要が生じることから、実用的でない。
また例えば、当接部が連結部の下面との連結箇所から鉛直方向で真下に向けて略直線的に延伸するように形成されている場合、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時に、当接部が倒れ込み難くなる為、荷物の荷重を効果的に受け流す事ができなくなり、上記緩衝材の連結部が摩耗し、損傷する可能性が高くなる。
その点、上記構成によれば、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時に、当接部の全体、特に当該当接部の先端付近の部位が車外側に容易に変位する。それゆえ、荷物の荷重をより効果的に受け流し(クッション作用)つつ、荷物の引き摺られに起因する損傷・摩耗がより低減された緩衝材を実現することができる。
また、連結部の下面における、車内側端部または車外側端部のいずれかが、下端縁取付用のボルト頭部の最上面に当接するように配置されている場合、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時に、車内側端部または車外側端部のいずれかが下端縁取付用のボルト頭部の最上面に強く当接してしまう。このため、当接部が倒れ込み難くなって荷物の荷重を効果的に受け流す事ができなくなり、その結果、連結部の下面が摩耗し、損傷する可能性が高くなる。
その点、上記構成によれば、本発明の一態様に係る緩衝材に荷物が載った時には、上記車内側端部または上記車外側端部のいずれかは下端縁取付用のボルト頭部の最上面に当接しない。それゆえ、当接部が倒れ込み易くなって荷物の荷重を効果的に受け流す事ができ、上記緩衝材における連結部の下面の摩耗・損傷を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る緩衝材において、上記荷物格納部には、上記荷物出入口を閉じるための開閉体が開閉可能に設けられており、上記当接部の車外側面の第3最上部には、上記下端縁と上記開閉体との間をシールするためのシール部が形成されている。
上記構成によれば、本発明の一態様に係る緩衝材は、荷物と荷物出入口の下端縁との衝突を回避して下端縁の損傷を防止しつつ、荷物出入口が開閉体によって閉じられた状態においては下端縁と開閉体との間をシールすることができる。
また、本発明の一態様に係る緩衝材において、上記当接部の厚さは、上記シール部の厚さよりも厚くとなっている。上記構成によれば、当接部がシール部よりも撓み易くなることから、本発明の一態様に係る緩衝材は荷物の荷重をより効果的に受け流すことができ、摩耗・損傷をより低減することができる。また、本発明の一態様に係る緩衝材のシール性も向上する。
また、本発明の一態様に係る緩衝材において、上記荷物格納部は、車両の荷台である。上記構成によれば、荷台に形成された荷物出入口から荷物を出し入れする際、当該荷物出入口の下端縁の損傷を防止するとともに、荷物と擦れても摩耗・損傷し難い緩衝材を実現することができる。
本発明の一態様によれば、荷物格納部の荷物出入口から荷物を出し入れする際、当該荷物出入口の下端縁の損傷を防止するとともに、荷物と擦れても摩耗・損傷し難い緩衝材を実現することができる。
ピックアップトラックにおける、本発明の一実施形態に係る緩衝材が取付けられた荷台の外観図である。 上記緩衝材の概略構成を示す断面図である。 テールゲートを閉めた時の、本発明の一実施形態に係る緩衝材の撓み状態を示す断面図である。 テールゲートを開いた状態で荷物を出し入れする際の、上記緩衝材の状態を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る緩衝材の概略構成を示す断面図である。
<緩衝材の取付け例>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る緩衝材1の取付け例について説明する。図1は、ピックアップトラック100における、緩衝材1が取付けられた荷台101の外観図である。
緩衝材1の取付対象となっているピックアップトラック100(車両)には、図1に示すように、荷物200(図2および図3参照)が格納される荷台101(荷物格納部)が車体後部に設けられている。また、荷台101の後端の側壁には、荷物出入口101aが形成されている。さらに、荷台101の後端には開閉可能なテールゲート101b(開閉体)が設けられており、ピックアップトラック100の走行中および一時停車中は、テールゲート101bによって荷物出入口101aが閉じられている。
テールゲート101bは、荷台101への荷物200の積載等を容易にするために設けられ、荷台101の荷物出入口101aの下端に設けられたヒンジ(不図示)によって荷台101に対して開閉可能に固定されている。そして、ヒンジを支点にしてテールゲート101bを鉛直下側に倒れ込ませることにより、テールゲート101bが図1に示すように略水平となって開いた状態になる。
荷台101から荷物200を降ろす、および荷台101に荷物200を積載する等の場合には、テールゲート101bを開いた状態にして荷物出入口101aから荷物200を出し入れする。
緩衝材1は、荷台101の荷物出入口101aから荷物200を出し入れする際、荷物出入口101aの下端縁101a−1に荷物200が衝突するのを防止するための部材であり、図1に示すように、下端縁101a−1の略全域を覆うように取付けられる。緩衝材1の成形材料としては、合成ゴム、または熱可塑性エラストマー(TPE)などの弾性体が用いられる。合成ゴムではEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)、熱可塑性エラストマーではオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等が用いられる。また、成形材料として使用する弾性体は、緩衝材1の断面形状部位に応じて発泡材と非発泡材とを使い分けてもよい。
特に荷台101の荷物出入口101aから重い荷物200を出し入れする場合には、テールゲート101bを開いた状態にし、当該テールゲート101bの表面上で荷物200を引き摺りながら出し入れする。ここで、「テールゲート101bの表面」とは、テールゲート101bが閉じた状態において車内側を向いている、当該テールゲート101bの面を指す。
仮に、下端縁101a−1に緩衝材1が取付けられていなかった場合、下端縁101a−1は断面L字形状となっていることから(図2参照)、引き摺られた荷物200が下端縁101a−1上を通過する際に荷物200の端部が下端縁101a−1に衝突する。また下端縁101a−1は金属製であることから、この衝突によって、荷物200のみならず下端縁101a−1も損傷してしまう。それゆえ、緩衝材1を下端縁101a−1に取付け、荷物200の端部が下端縁101a−1に衝突するのを回避している。
なお、上述した緩衝材1の下端縁101a−1への取付けはあくまで一例であり、例えば荷台の側壁がすべて開閉可能なゲートになっているトラックにおける、荷物出入口の下端縁(不図示)に取付けてもよい。換言すれば、緩衝材1は、何らかの荷物が格納される設備・構造体等(荷物格納部)から当該荷物を出し入れする荷物出入口の下端縁に取付けられる部材であればよい。
<緩衝材の構造>
次に、図2および図3を参照して、緩衝材1の構造について説明する。図2は、緩衝材1の概略構成を示す断面図である。図3は、テールゲートを閉めた時の緩衝材1の撓み状態を示す断面図である。図2に示すように、緩衝材1は、固定部11、連結部12、当接部13および中空シール部14(シール部)を備えている。なお、説明の便宜上、鉛直上側を上方、鉛直下側を下方とする。
固定部11は、下端縁101a−1における、鉛直方向に立ち上がった鉛直部分101a−2の車外側の面に沿って固定される、第1中空部11aが形成された断面略ロ字形状の部位である。具体的には、固定部11のうち、下端縁101a−1の鉛直部分101a−2と対向する略板形状の第1対向壁11bに、孔が形成されている。また、鉛直部分101a−2における、第1対向壁11bの孔の形成位置と対応する位置に、同じ径の孔が形成されている。この2つの孔に、合成樹脂製のクリップ50を第1中空部11a側から挿入して、固定部11が鉛直部分101a−2に固定される。
固定部11のうち、下端縁101a−1の水平部分101a−3と対向する略板形状の第2対向壁11cは、第1対向壁11bの下端で連結して連結部位11gを形成するとともに、後述する連結部12に向けて斜め上方に延伸するように形成されている。したがって、固定部11のうち、連結部位11gのみが水平部分101a−3に当接することとなる。ここで、水平部分101a−3は、下端縁101a−1のうち、荷台101の後端の表面に固定されている部分である。
これら第1対向壁11bおよび第2対向壁11cと、連結部12に連結している第1連結壁11dと、荷物200と直接接触する略板形状の第1上壁11eとで囲まれた領域が、第1中空部11aとなる。
また、第1対向壁11bと第1上壁11eとの連結箇所には、下端縁101a−1の鉛直部分101a−2に向けて突出した突出部11fが形成されている。この突出部11fの先端が鉛直部分101a−2に当接することにより、第1対向壁11bと鉛直部分101a−2の間に隙間が形成される。
上述のように、固定部11に第1中空部11aが形成されていることから、当該第1中空部11aが形成されていない場合と比較して固定部11全体が撓み易くなっている。また、連結部位11gのみが水平部分101a−3に当接し、第2対向壁11cと鉛直部分101a−2の間に隙間が形成されることから、緩衝材1に荷物200が載った場合に、固定部11の撓みに起因して第2対向壁11cが鉛直部分101a−2側に変位する(図2中の破線部分参照)。この変位により、緩衝材1は荷物200の荷重を効果的に受け流し(クッション作用)、緩衝材1の損傷・摩耗をより低減することができる。以上より、荷物200が緩衝材1上で引き摺られながら移動する場合において、緩衝材1・荷物200ともに摩耗・損傷し難くなっている。
なお、固定部11に突出部11fが形成されていなくてもよい。また、第2対向壁11cの全てが水平部分101a−3に当接するように、当該第2対向壁11cが形成されてもよい。さらに、固定部11は水平部分101a−3に固定されてもよい。換言すれば、固定部11は下端縁101a−1に沿って固定されていればよい。
連結部12は、固定部11と後述する当接部13とを連結する略板形状の部位であり、固定部11における、第1連結壁11dと第1上壁11eとの連結箇所から延伸している。このように、固定部11と当接部13との間に連結部12を設けることで、固定部11と当接部13とが直接連結している場合と比較して緩衝材1が撓み易くなる。
さらに詳しく言えば、固定部11の車外側面の最上部A(第1最上部)と、連結部12の車内側面の最上部とが、段差なく滑らかに接続している。また、後述する当接部13の車内側面の最上部B(第2最上部)と、連結部12の車外側面の最上部とが、段差なく滑らかに、かつ凹部が形成されることなく接続している。
上記の接続態様であれば、例えば、当接部13の車内側面の最上部Bと、連結部12の車外側面の最上部との接続領域に凹部が形成されている場合と比較して、荷物200が緩衝材1上をスムーズに通過することができる。これによって、荷物200が緩衝材1上で引き摺られながら移動する場合において、緩衝材1・荷物200ともに摩耗・損傷し難くなる。
また、連結部12の下面について、車内側においては、下端縁101a−1の水平部分101a−3の表面から固定部11の車外側面の最上部Aまでの鉛直方向高さH1から、連結部12の車内側端部の鉛直方向肉厚T1分を差し引いた高さH3ほど、上記水平部分101a−3の表面から鉛直方向で上方に配置されている。一方、車外側においては、上記水平部分101a−3の表面から当接部13の車内側面の最上部Bまでの鉛直方向高さH2から、上記連結部の車外側端部の鉛直方向肉厚T2分を差し引いた高さH4ほど、上記水平部分101a−3の表面から鉛直方向で上方に配置されている。
ここで、例えば、連結部12の下面が下端縁101a−1の水平部分101a−3に接触するように配置されている場合、緩衝材1に荷物が載った時に当接部13の全体がまったく変位しない。それゆえ、荷物200の荷重を効果的に受け流す(クッション作用)事ができず、荷物200の引き摺られに起因して緩衝材1の損傷・摩耗が発生する。
その点、上記のような連結部12の構造であれば、連結部12の下面が下端縁101a−1の水平部分101a−3から鉛直方向で上方に配置されている為、緩衝材1に荷物が載った時に当接部13の全体が容易に変位する。それゆえ、荷物200の荷重を効果的に受け流し(クッション作用)つつ、荷物200の引き摺られに起因する損傷・摩耗がより低減された緩衝材1を実現することができる。
また、さらに、連結部12の上面は、鉛直上側に凸となるように若干湾曲形状としている。このように、連結部12の上面が鉛直上側に凸となるように若干湾曲していることから、例えば当該上面が鉛直下側に凸となるように湾曲している場合と比較して、荷物200が緩衝材1上をさらにスムーズに通過することができる。これらのことによっても、荷物200が緩衝材1上で引き摺られながら移動する場合において、緩衝材1・荷物200ともに摩耗・損傷し難くなっている。
当接部13は、連結部12における固定部11側と反対側の端部から、下端縁101a−1の水平部分101a−3に向けて湾曲しながら延伸している板状の部位であり、当該当接部13の先端13aが水平部分101a−3(下端縁)の表面に当接する。
具体的には、当接部13は、緩衝材1が下端縁101a−1に取付けられた状態において、連結部12の車外側端部、すなわち当接部13と連結部12との連結箇所から車外側に向けて延伸するように形成されている。また、当接部13は、固定部11側に向けて凸となるように若干湾曲している。さらに、当接部13の先端13aと固定部11の連結部位11gとが連結しておらず、当該先端13aおよび連結部位11gが水平方向に変位し易くなっている。
当接部13が上述のような形状になっていることにより、緩衝材1に荷物200が載った場合に当接部13の付根部を回転中心として、当接部13の先端13a付近の部位が回動しながら車外側に容易に変位する(図2中の破線部分参照)。それゆえ、緩衝材1は荷物200の荷重を効果的に受け流すことができ(クッション作用)、緩衝材1の損傷・摩耗をより低減することができる。
この点例えば、当接部13が、連結部12の下面との連結箇所から車内側に向けて湾曲しながら延伸するように形成されている場合、緩衝材1に荷物200が載った時に、当接部13が下端縁101a−1の水平部分101a−3の車内側に向けて倒れ込み易くなる。この倒れ込みによって当接部13が下端縁取付用のボルトBLLの頭部に衝突し、荷物200の荷重によっては連結部12が損傷する可能性がある。
また当接部13が撓んだ時に、下端縁101a−1における、当接部13との当接箇所よりも車外側の部位が露出した状態となることから、当該部位と荷物200との衝突によって荷物200が損傷する可能性がある。さらには、当接部13がボルトBLの頭部に衝突する事を防止する為には緩衝材1を取付けるためのスペースを拡大する必要が生じることから、実用的でない。
また例えば、当接部13が連結部12の下面との連結箇所から鉛直方向で真下に向けて略直線的に延伸するように形成されている場合、緩衝材1に荷物200が載った時に当接部13が倒れ込み難くなる。それゆえ、荷物200の荷重を効果的に受け流す事ができなくなり、その結果、緩衝材1の連結部12が摩耗・損傷する可能性が高くなる。
その点、上記のような当接部13の構造であれば、緩衝材1に荷物200が載った時に、当接部13の全体、特に当接部13の先端付近の部位が車外側に容易に変位する。それゆえ、荷物200の荷重をより効果的に受け流し(クッション作用)つつ、荷物200の引き摺られに起因する緩衝材1の損傷・摩耗をより低減することができる。
さらに例えば、連結部12の下面における、車内側端部または車外側端部のいずれかが、ボルトBLの頭部の最上面に当接するように配置されている場合、緩衝材1に荷物200が載った時に、上記車内側端部または上記車外側端部のいずれかがボルトBLの頭部の最上面に強く当接してしまう。それゆえ、当接部13が倒れ込み難くなって荷物200の荷重を効果的に受け流す事ができなくなり、その結果、連結部12の下面が摩耗し、損傷する可能性が高くなる。
その点、上記のような当接部13の構造であれば、緩衝材1に荷物が載った時には、連結部12の下面における、車内側端部または車外側端部のいずれかはボルトBLの頭部の最上面に当接しない。それゆえ、当接部13が倒れ込み易くなって荷物200の荷重を効果的に受け流す事ができ、緩衝材1における連結部12の下面の摩耗・損傷を低減することができる。
また、当接部13の厚さB1は、固定部11の厚さおよび後述する中空シール部14の厚さ(第2上壁14bの厚さB2および第2連結壁14cの厚さB3)よりも厚くなっているとともに、連結部12の厚さと略同一の厚さとなっている。このような当接部13の厚さとしたのは、仮に、当接部13の厚さが中空シール部14の厚さよりも薄くなっていれば、中空シール部14に荷物200が載った時に中空シール部14が撓む前に当接部13の略中央部分が屈曲し、水平部分101a−3に密着してしまう。それゆえ、緩衝材1が、荷物200の荷重を効果的に受け流すことができなくなる。
さらに、テールゲート101bを閉じた状態においても、中空シール部14が撓む前に当接部13の略中央部分が屈曲し、水平部分101a−3に密着してしまう。それゆえ、緩衝材1のシール性が低下してしまう。
そこで、連結部12および当接部13の各厚さを上述のようにすることで連結部12および当接部13を中空シール部14より撓み難くなり、緩衝材1が、荷物200の荷重を効果的に受け流すことができるとともに、緩衝材1のシール性も向上する。
中空シール部14は、荷物出入口101aの下端縁101a−1とテールゲート101bとの間をシールするための、第2中空部14a(中空部)が形成された部位である。具体的には図3に示すように、テールゲート101bを閉じると(図中の矢印(進入軌跡)参照)、テールゲート101bのカバー101b−1(詳細は後述)が中空シール部14の第2上壁14bに当接する。さらには、テールゲート101bの下端部の角(詳細は後述)によって第2上壁14bが押圧され、中空シール部14の全体が撓む。この撓みによって上記下端部の角の押圧に対する反力が中空シール部14に生じ、第2上壁14bとカバー101b−1とが密着することとなる。
なお、緩衝材1のシール性向上の観点からは、テールゲート101bを閉じる時に中空シール部14に生じる反力が過大になり、テールゲート101bが閉まり難くならない程度に、当該反力が大きくなるような中空シール部14の構造になっていることが好ましい。言い換えれば、上記反力がテールゲート101bが閉まり難くならない程度に大きくなるような、第2上壁14bおよび第2連結壁14cの厚さ、あるいは第2中空部14aの大きさになっていることが好ましい。
中空シール部14のうち、荷物200と直接接触する第2上壁14bは、当接部13における車外側面の最上部C(第3最上部)から、車外側に向けて鉛直下側に若干傾くように延伸している略板形状の部位である。また、第2上壁14bは、鉛直上側に凸となるように若干湾曲している。
この第2上壁14bと、固定部11の第1上壁11eおよび連結部12とで緩衝材1の上壁が形成されている。緩衝材1の上壁は、全体として鉛直上側に凸となるように若干湾曲しており、段差のない滑らかな表面となっている。
第2上壁14bにおいて、当該第2上壁14bの先端よりも若干当接部13側の部位からは、当該当接部13に向けて斜め下方に延伸している略板形状の第2連結壁14cが形成されている。第2連結壁14cは、当接部13における、当該当接部13の先端13aよりも若干鉛直上側の部位と連結する。また、第2連結壁14cの略中央部分は、第2中空部14aに向けて凸となるように若干湾曲している。
これら第2上壁14bおよび第2連結壁14cと、当接部13における、第2上壁14bとの連結箇所から第2連結壁14cとの連結箇所までの領域とで囲まれた領域が、第2中空部14aとなる。
中空シール部14における、第2上壁14bの端部および第2連結壁14cの鉛直上側の部位は、緩衝材1を荷物出入口101aの下端縁101a−1に取付けた状態において、水平部分101a−3の先端よりも車外側に突出している。このような中空シール部14の形状・大きさとすることにより、例えば荷物200が第2上壁14bに載って中空シール部14が大きく撓んだ場合、上記突出した部位が水平部分101a−3の先端を覆って当該先端付近の部位を保護することができる。
第2連結壁14cと当接部13とが上述のような連結態様となっていることにより、第2連結壁14cが当接部13の先端13aに連結している場合と比較して、当該先端13aが車外側に変位し易くなる。それゆえ、緩衝材1は荷物200の荷重を効果的に受け流し、緩衝材1の損傷・摩耗をより低減することができる。
また、第2連結壁14cが上述のように湾曲していることにより、荷物200が第2上壁14bに載った場合、またはテールゲート101bを閉じた場合、第2連結壁が直線的に延伸している場合と比較して第2中空部14a側に凸となって撓み易くなる。さらには、第2上壁14bが容易に、下端縁101a−1の水平部分101a−3と略平行になるように撓む。それゆえ、緩衝材1は荷物200の荷重を効果的に受け流すことができる。また、テールゲート101bを閉じた状態において緩衝材1に生じる圧縮荷重(反力)を低減することができる。
このように緩衝材1は、中空シール部14を備えていることから、荷物200と荷物出入口101aの下端縁101a−1との衝突を回避することを主たる機能としつつ、当該下端縁101a−1とテールゲート101bとの間をシールする機能をも有している。
なお、第2中空部14aの大きさは特に限定されないものの、緩衝材1に加わる荷物200の荷重の効果的な吸収、およびテールゲート101b閉時に緩衝材1が生じる圧縮荷重の低減の観点からは、第2中空部14aはなるべく大きい方が好ましい。それゆえ、第2連結壁14cの連結態様は、上述のようになっていることが好ましい。
<荷物の移動と緩衝材の撓みとの関係>
次に、図4を参照して、荷物200の移動と緩衝材1の撓みとの関係について説明する。図4は、テールゲート101bを開いた状態で荷台101から荷物200を出し入れする際の、緩衝材1の状態を示す図である。なお、図4は、荷物200が重く、テールゲート101bを開いた状態にして、当該テールゲート101bの表面上および荷台101の底面上で荷物200を引き摺りながら出し入れする例を示すものである。
図4に示すように、テールゲート101bを開いた状態では、当該テールゲート101bと荷台101の後端との間に溝102が形成される。ここで、荷物200を引き摺って車外側に移動させると、当該荷物200の一部が溝102に落ち込んでしまう。
しかしながら、荷台101の後端側には、緩衝材1が荷物出入口101aの下端縁101a−1に沿って取り付けられていることから、上記荷物200の一部は緩衝材1の中空シール部14に衝突する。そして、この衝突により中空シール部14および当接部13が撓み、下端縁101a−1の水平部分101a−3が緩衝材1によって保護されることとなる。
一方、テールゲート101b側には、テールゲート101bの下端部の角(テールゲート101bを開いた状態において下端縁101a−1と対向する部位)に、当該角の形状に対応した形状のカバー101b−1が取付けられている。ここで、カバー101b−1は、荷物200とテールゲート101bの下端部の角とが衝突しないようにするための部材である。このカバー101b−1により、荷物200の一部が溝102に落ち込んでもテールゲート101bの下端部の損傷を回避することができる。
また、荷物200を引き摺って移動させることで、当該荷物200の角が下端縁101a−1の水平部分101a−3の上方に位置した場合、荷物200の角と水平部分101a−3との間に緩衝材1が存在していることから両者の衝突が回避される。具体的には、緩衝材1の連結部12および当接部13が撓むことにより、水平部分101a−3および鉛直部分101a−2の鉛直上側の端部が緩衝材1によって保護される。
上述のような荷物200の一部が溝102に落ち込んだ場合、および荷物200の角が水平部分101a−3の上方に位置した場合の緩衝材1による保護は、荷物200の移動方向が車内側から車外側の場合と車外側から車内側の場合とでは、荷物200の角が当たる各部材について、それらが荷物200に当たる順番が異なる(図中の矢印参照)以外ほとんど変わりない。以上より、荷物の移動方向に拘らず、荷物出入口101aの下端縁101a−1およびテールゲート101bの下端部の損傷を回避することができる。
<緩衝材の変形例>
本発明の一態様に係る緩衝材の構成としては、上述の緩衝材1のみならず複数の変形例が想定されるものであり、この点について図5を用いて説明する。図5は、緩衝材1の変形例の概略構成を示す断面図である。
本発明の一態様に係る緩衝材を荷物出入口101aの下端縁101a−1に取付ける主たる目的は、荷物200と下端縁101a−1との衝突を回避することにある。そして、本発明の一態様に係る緩衝材が荷物200と下端縁101a−1との衝突を回避できる必要最小限度の構成を備えていれば、主たる目的を達成することができる。
上記主たる目的を達成するための必要最小限度の構成として、本発明の一態様に係る緩衝材は、固定部11、連結部12および当接部13を備えていればよい。言い換えれば、中空シール部14は、本発明の一態様に係る緩衝材に必須の構成要素ではない。
それゆえ、本発明の一態様に係る緩衝材は、例えば図5に示すように、中空シール部14に代えて、当該中空シール部14の第2上壁14bと略同一形状の、リップ形状のシール部24を備えた構成であってもよい。すなわち、本発明の一態様に係る緩衝材は、中空部が形成されていないシール部を備えた構成であってもよい。この場合、シール部24の厚さは、荷物200の荷重を効果的に受け流す等の観点から第2上壁14bの厚さよりも厚く成形されていることが好ましい。
また例えば、図示しないものの、本発明の一態様に係る緩衝材は、図2に示すような中空シール部14および図5に示すシール部24を備えない、すなわちシール部を備えていない構成であってもよい。この場合、荷物200と下端縁101a−1との衝突を回避する観点からは、荷物200が、シール部を備えていない緩衝材に載ったことに起因して当該緩衝材が撓んだ場合に、当接部13の先端13aが下端縁101a−1の水平部分101a−3の先端まで到達していることが好ましい。言い換えれば当接部13の鉛直方向の長さは、シール部を備えていない緩衝材が撓んだ場合に、当接部13の先端13aが水平部分101a−3の先端に到達する程度の長さに成形されていることが好ましい。
1、2:緩衝材 11:固定部 12:連結部 13:当接部 13a:先端
14:中空シール部(シール部) 14a:第2中空部(中空部)
24:シール部 100:ピックアップトラック(車両)
101:荷台(荷物格納部) 101a:荷物出入口 101a−1:下端縁
101b:テールゲート(開閉体) 200:荷物 A:最上部(第1最上部)
B:最上部(第2最上部) C:最上部:(第3最上部)
B1:厚さ(当接部の厚さ) B2、B3:厚さ(シール部の厚さ)
BL:ボルト(下端縁取付用のボルト)
H1:鉛直方向高さ(下端縁の表面から第1最上部までの鉛直方向高さ)
H2:鉛直方向高さ(下端縁の表面から第2最上部までの鉛直方向高さ)
H3:高さ(下端縁の表面から第1最上部までの鉛直方向高さから、連結部の車内側端部の鉛直方向肉厚分を差し引いた高さ)
H4:高さ(下端縁の表面から第2最上部までの鉛直方向高さから、連結部の車外側端部の鉛直方向肉厚分を差し引いた高さ)
T1:鉛直方向肉厚(連結部の車内側端部の鉛直方向肉厚)
T2:鉛直方向肉厚(連結部の車外側端部の鉛直方向肉厚)

Claims (5)

  1. 荷物が格納される荷物格納部から荷物を出し入れする荷物出入口の下端縁に取付けられる緩衝材であって、
    上記下端縁に沿って固定される固定部と、
    先端が上記下端縁に当接する当接部と、
    上記固定部の車外側面の第1最上部と上記当接部の車内側面の第2最上部とを連結する連結部と、を備えており、
    上記当接部および上記連結部のそれぞれは、弾性体で形成されており、
    上記緩衝材が上記下端縁に取付けられた状態において、上記連結部の下面が、
    車内側においては、上記下端縁の表面から上記第1最上部までの鉛直方向高さから、上記連結部の車内側端部の鉛直方向肉厚分を差し引いた高さほど、上記下端縁の表面から鉛直方向で上方に配置され、
    車外側においては、上記下端縁の表面から上記第2最上部までの鉛直方向高さから、上記連結部の車外側端部の鉛直方向肉厚分を差し引いた高さほど、上記下端縁の表面から鉛直方向で上方に配置されていることを特徴とする緩衝材。
  2. 上記当接部は、上記緩衝材が上記下端縁に取付けられた状態において、上記連結部との連結箇所から車外側に向けて延伸するように形成されており、かつ、上記固定部側に向けて凸となるように湾曲しており、かつ、上記先端が車外側を向いており、
    上記連結部において、上記車内側端部および上記車外側端部の両方が、下端縁取付用のボルトにおける頭部の最上面よりも鉛直方向で上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝材。
  3. 上記荷物格納部には、上記荷物出入口を閉じるための開閉体が開閉可能に設けられており、
    上記当接部の車外側面の第3最上部には、上記下端縁と上記開閉体との間をシールするためのシール部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝材。
  4. 上記当接部の厚さは、上記シール部の厚さよりも厚くなっていることを特徴とする請求項3に記載の緩衝材。
  5. 上記荷物格納部は、車両の荷台であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の緩衝材。
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