JP6780175B2 - アクチュエータとアクチュエータの組立方法 - Google Patents

アクチュエータとアクチュエータの組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6780175B2
JP6780175B2 JP2017025677A JP2017025677A JP6780175B2 JP 6780175 B2 JP6780175 B2 JP 6780175B2 JP 2017025677 A JP2017025677 A JP 2017025677A JP 2017025677 A JP2017025677 A JP 2017025677A JP 6780175 B2 JP6780175 B2 JP 6780175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball screw
slider
actuator
screw shaft
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017025677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018132112A (ja
Inventor
勝年 天野
勝年 天野
幹人 鈴木
幹人 鈴木
岩本 剛
剛 岩本
柴田 裕司
裕司 柴田
阿部 健太郎
健太郎 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IAI Corp
Original Assignee
IAI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IAI Corp filed Critical IAI Corp
Priority to JP2017025677A priority Critical patent/JP6780175B2/ja
Publication of JP2018132112A publication Critical patent/JP2018132112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780175B2 publication Critical patent/JP6780175B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

本発明は、スライダ型のアクチュエータとアクチュエータの組立方法に係り、特に、組立の容易さを損なうことなくスライダの機械的強度を高めることができるように工夫したものに関する。
従来のアクチュエータを開示するものとして、例えば、特許文献1等がある。この特許文献1に記載されたアクチュエータは次のような構成になっている。まず、横断面形状がU字型をなし長尺に延長されたフレームがあり、このフレームにはスライダが長尺方向に沿って往復動可能に設置されている。上記フレームの両内側面には第1ボール転動溝がそれぞれ形成されていて、上記スライダの両外側面両には第2ボール転動溝がそれぞれ形成されている。
また、上記スライダには2つのボール転動孔が形成されている。また、上記スライダの進行方向両端側にはそれぞれカバーが設置されており、これらカバーにはボールリターン溝がそれぞれ形成されている。上記第1ボール転動溝と第2ボール転動溝の間、上記ボール転動孔、ボールリターン溝によって無限循環軌道が構成されていて、この無限循環軌道内を複数個のボールが転動する。
また、上記アクチュエータには送りねじ軸機構が設けられている。この送りねじ軸機構は次のような構成になっている。まず、ボールねじ軸があり、このボールねじ軸は、上記フレームの後端側に設置されたハウジングと前端側に設置されたエンドプレートにそれぞれ取り付けられた軸受機構に軸支されている。上記ボールねじ軸にはボールねじナットが螺合されており、このボールねじナットは上記スライダに固定されている。上記スライダは横断面形状がU字型で上側が開口されていて、上記ボールねじナットは上記開口を介して上側から上記スライダに取り付けられる。また、上記ボールねじナットの前端側にはフランジ部が設けられていて、このフランジ部には貫通孔が形成されている。上記ボールねじナットはボルトを上記貫通孔を通して上記スライダに螺合することにより固定されている。
なお、上記軸受機構はベアリング押え部材によって上記ハウジングに固定されている。
また、上記ハウジングの後端側には回転駆動源が設置されていて、この回転駆動源の駆動軸と上記ボールねじ軸は、上記ハウジング内において、カップリング部材を介して連結されている。
上記アクチュエータを組立てる際には、まず、スライダをフレームに設置する。次に、ボールねじ軸、ボールねじナット、ハウジング、回転駆動源等が一体的に組み付けられたユニットとしての上記送りねじ機構を設置する。このとき、上記ボールねじナットは上記開口を介して上側から上記スライダ内側に挿入される。そして、上記ボールねじナットを上記スライダに固定するとともに、上記ハウジングと上記エンドプレートを上記フレームに固定する。
特許第3488686号公報
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載されたアクチュエータの場合、ボールねじナットを開口を介して上側からスライダ内に挿入する関係で、その横断面形状が上側を開口としたU字型となっており、その機械的強度が低いという問題があった。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、組立の容易さを損なうことなくスライダの機械的強度を高めることができるアクチュエータとアクチュエータの組立方法を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるアクチュエータは、ベースと、上記ベースに移動可能に設置されるスライダと、上記ベースに回転可能に設置されるボールねじ軸と、上記ボールねじ軸に螺合され上記スライダに固着されるボールねじナットと、上記ボールねじ軸を軸支する軸受と、上記ベースの一端側に設置され上記軸受が設置される軸受設置部材と、を具備し、上記スライダには上記ボールねじ軸の軸方向に貫通孔が形成され、上記ボールねじ軸、上記ボールねじナット、上記軸受をユニット化してボールねじ機構ユニットとし、このボールねじ機構ユニットを上記スライダの貫通孔に上記ベースの他端側から挿通させて設置するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記スライダに形成された貫通孔の内径は上記軸受の外径よりも大きいことを特徴とするものである。
また、請求項3によるアクチュエータは、請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記軸受設置部材はクランプ機構を備え、上記クランプ機構は上記ボールねじ軸の軸方向に直交する方向からボルトを螺合することによって上記軸受をクランプすることを特徴とするものである。
また、請求項4によるアクチュエータは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじナットは上記ベースの他端側から上記スライダに螺合されるボルトによって上記スライダに固定されることを特徴とするものである。
また、請求項5によるアクチュエータは、請求項4記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじナットの上記ベースの他端側には取付用フランジが設けられており、上記螺合されるボルトの頭部と上記スライダにより上記取付用フランジを挟持するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6によるアクチュエータは、請求項1〜請求項5の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじ軸を回転駆動させるモータが設置されており、上記モータは上記軸受設置部材によって支持されることを特徴とするものである。
また、請求項7によるアクチュエータは、請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじ軸と上記モータの出力軸とを連結するカップリング機構が設けられていて、上記ボールねじ機構ユニットには、上記カップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素も含まれていることを特徴とするものである。
また、請求項8によるアクチュエータは、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記カップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素は上記ボールねじ軸のモータ側端に螺合・固着されることを特徴とするものである。
また、請求項9によるアクチュエータは、請求項1〜請求項8の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記ベースは、上記スライダの底面側と両側面側を閉塞するものであることを特徴とするものである。
また、請求項10によるアクチュエータは、請求項9記載のアクチュエータにおいて、上記ベースと上記スライダとの間のガイド機構は上記ベースと上記スライダとの間の上端部に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項11によるアクチュエータの組立方法は、ベースの一端側にボールねじ軸を軸支する軸受が設置される軸受設置部材を設置し、上記ボールねじ軸、上記ボールねじ軸に螺合されるボールねじナット、上記ボールねじ軸を軸支する軸受をユニット化してボールねじ機構ユニットとし、このボールねじ機構ユニットをスライダの貫通孔に上記ベースの他端側から挿通させて設置するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項12によるアクチュエータの組立方法は、請求項11記載のアクチュエータの組立方法において、上記ボールねじ機構ユニットは、上記ボールねじ軸とモータの出力軸を連結するカップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素を含んでいることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1によるアクチュエータによると、ベースと、上記ベースに移動可能に設置されるスライダと、上記ベースに回転可能に設置されるボールねじ軸と、上記ボールねじ軸に螺合され上記スライダに固着されるボールねじナットと、上記ボールねじ軸を軸支する軸受と、上記ベースの一端側に設置され上記軸受が設置される軸受設置部材と、を具備し、上記スライダには上記ボールねじ軸の軸方向に貫通孔が形成され、上記ボールねじ軸、上記ボールねじナット、上記軸受をユニット化してボールねじ機構ユニットとし、このボールねじ機構ユニットを上記スライダの貫通孔に上記ベースの他端側から挿通させて設置するようにしたので、上記ボールねじ機構ユニットを上記軸受設置部材がない上記ベースの他端側から挿入・設置することで容易に組立てでき、且つ、上記スライダは貫通孔が設けられた中空形状で、従来のU字型のような機械的強度が低い形状ではないので、組立の容易さを損なうことなく上記スライダの機械的強度を高めることができる。
また、請求項2によるアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記スライダに形成された貫通孔の内径は上記軸受の外径よりも大きいので、上記軸受を上記スライダに形成された貫通孔に挿通させて設置することができ、これにより更に組立を容易なものとすることができる。
また、請求項3によるアクチュエータによると、請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記軸受設置部材はクランプ機構を備え、上記クランプ機構は上記ボールねじ軸の軸方向に直交する方向からボルトを螺合することによって上記軸受をクランプするので、容易に固定作業を行うことができる。
また、請求項4によるアクチュエータによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじナットは上記ベースの他端側から上記スライダに螺合されるボルトによって上記スライダに固定されるので、容易に固定作業を行うことができる。
また、請求項5によるアクチュエータによると、請求項4記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじナットの上記ベースの他端側には取付用フランジが設けられており、上記螺合されるボルトの頭部と上記スライダにより上記取付用フランジを挟持するようにしたので、簡易な構成によって上記ボールねじナットを上記スライダに固定できる。
また、請求項6によるアクチュエータは、請求項1〜請求項5の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじ軸を回転駆動させるモータが設置されており、上記モータは上記軸受設置部材によって支持されるので、簡易な構成とすることができる。
また、請求項7によるアクチュエータによると、請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじ軸と上記モータの出力軸とを連結するカップリング機構が設けられていて、上記ボールねじ機構ユニットには、上記カップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素も含まれているので、更に組立てを容易なものとすることができる。
また、請求項8によるアクチュエータによると、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記カップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素は上記ボールねじ軸のモータ側端に螺合・固着されるので、更に、組立を容易なものとすることができる。
また、請求項9によるアクチュエータによると、請求項1〜請求項8の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記ベースは、上記スライダの底面側と両側面側を閉塞するものであるので、両側面側を閉塞するために、例えば、サイドカバを別の部材として用意する必要がなく、製造を容易なものとすることができる。
また、請求項10によるアクチュエータの組立方法によると、請求項9記載のアクチュエータにおいて、上記ベースと上記スライダとの間のガイド機構は上記ベースと上記スライダとの間の上端部に設けられているので、上記ガイド機構を設けるために加工工具等を入れやすく、製造を容易なものとすることができる。
また、請求項11によるアクチュエータの組立方法によると、ベースの一端側にボールねじ軸を軸支する軸受が設置される軸受設置部材を設置し、上記ボールねじ軸、上記ボールねじ軸に螺合されるボールねじナット、上記ボールねじ軸を軸支する軸受をユニット化してボールねじ機構ユニットとし、このボールねじ機構ユニットをスライダの貫通孔に上記ベースの他端側から挿通させて設置するようにしたので、上記ボールねじ機構ユニットを上記軸受設置部材がない上記ベースの他端側から挿入・設置することで容易に組立てができる。
また、請求項12によるアクチュエータの組立方法によると、請求項11記載のアクチュエータの組立方法において、上記ボールねじ機構ユニットは、上記ボールねじ軸とモータの出力軸を連結するカップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素を含んでいるので、更に組立てを容易なものとすることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のIII−III断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3のIV部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータのモータケースより前方部分の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3のVI部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図7(a)は図1のVIIa−VIIa断面図、図7(b)は図7(a)のVIIb部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータのステンレスシートとベースの一部を除去した斜視図である。
以下、図1乃至図8を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。この一実施の形態によるアクチュエータ1は次のような構成になっている。図1乃至図3に示すように、まず、ベース3がある。このベース3は、図2に示すように、底面部5と、この底面部5の幅方向(図2中左右方向)両端に立設された側壁部7、9と、から構成されていて、略U字型の横断面形状を成しており、図2中上側が開口部10となっている。また、上記側壁部7、9の内側面上端部には、ガイドレール設置用溝11、13がそれぞれ形成されている。また、図3、図4に示すように、上記底面部5の前後方向(図3中左右方向)両端側には、ストッパ用ネジ部材15、17が螺合されている。また、図5に示すように、上記底面部5の前端側には、フロントカバ取付用雌ネジ部18、18が形成されている。
また、図3に示すように、上記ベース3の前端側(図3中左側)には、フロントカバ19が設置されている。また、図5に示すように、上記フロントカバ19の図5中上側の面には、ステンレスシート設置用凹部21が形成されていて、このステンレスシート設置用凹部21の略中央には、ステンレスシート係合用凸部23が突出・形成されている。また、図6に示すように、上記ステンレスシート係合用凸部23の図6中上側の面は、後方から前方(図6中右側から左側)に向けて下り勾配になるように傾斜されている。また、図5に示すように、上記フロントカバ19には、前端側ステンレスシート押え部材用貫通孔25が形成されている。
また、図3に示すように、上記フロントカバ19には取付用凸部27が形成されている。上記フロントカバ19は、ボルト29、29(一方のボルト29は図示せず)を、この取付用凸部27に形成された図示しない貫通孔を通して、上記ベース3のフロントカバ取付用雌ネジ部18、18に螺合することによって、上記ベース3に固定されている。
また、図3、図4に示すように、上記ベース3の後端側(図3中右側)には、軸受設置部材31が設置されている。この軸受設置部材31には軸受設置部材本体32があり、図5に示すように、この軸受設置部材本体32の図5中上側には、ステンレスシート設置用凹部33が形成されている。このステンレスシート設置用凹部33にはステンレスシート固定用雌ネジ部35、35が形成されている。また、図3、図4に示すように、上記軸受設置部材本体32には、貫通孔37が形成されている。
また、図5に示すように、上記軸受設置部材本体32の前端側(図5中左下側)にはクランプ機構39が設けられている。このクランプ機構39にはクランプ部41があり、このクランプ部41は略C字型の横断面形状を成し、図4、図5に示すように、その一端側(図4中下側、図5中右下側)が上記軸受設置部材本体32に接続され他端側(図5中右上側)は自由になっている。また、上記クランプ部41の他端側(図5中右上側)には、貫通孔43、43が形成されており、上記クランプ部41の一端側(図5中右下側)には図示しない雌ネジ部が形成されている。
そして、クランプ用ボルト45、45を、上記貫通孔43、43を通して上記図示しない雌ネジ部に螺合することにより、上記クランプ部41の他端側(図5中右上側)が一端側(図5中右下側)に近接されクランプされる。
また、図5に示すように、上記軸受設置部材本体32には、取付用貫通孔46、46、46、46(図5中左下の貫通孔は図示せず)が形成されている。上記軸受設置部材31は、図示しないボルトを、これら取付用貫通孔46、46、46、46を通して、上記ベース3の後端面(図5中右上側の面)に螺合することによりベース3に固定される。
また、図3に示すように、上記ベース3には、スライダ47が前後方向(図3中左右方向)に移動可能に設置されている。このスライダ47にはスライダ本体49がある。このスライダ本体49の下部は、図7(a)に示すように、上記ベース3の内側に内装されていて、上部は上記ベース3の外部に突出されている。また、上記スライダ本体49の上部の幅方向(図7(a)中左右方向)両端は、図7(a)中上側に突出・配置されていて、積載対象物取付部51、53となっている。また、図1に示すように、上記積載対象物取付部51には、複数個(この一実施の形態の場合は3個)の雌ネジ部55が形成されており、上記積載対象物取付部53にも、複数個(この一実施の形態の場合は3個)の雌ネジ部57が形成されている。図示しない積載対象物はこれら雌ネジ部55、57に図示しないボルトを螺合することによって固定される。
また、図7(b)に示すように、上記スライダ本体49の上記積載対象物取付部51の外側下端部(図7(b)中左下側)には、スライダカバ取付用係合凹部59が形成されており、上記スライダ本体49の上記積載対象物取付部53の外側下端部(図7(b)中右下側)にも、スライダカバ取付用係合凹部61が形成されている。
また、図5に示すように、上記スライダ本体49の前端面(図5中左下側の面)には、複数個(この一実施の形態の場合は4個)のボールねじナット固定用雌ネジ部62、62、62、62(図5中左下側の雌ネジ部62のみ示す)が形成されている。
また、図7(b)に示すように、上記スライダ本体49の図7(b)中上側であって、上記積載対象物取付部51と上記積載対象物取付部53の間には、シートスライダ63が設置されている。このシートスライダ63は、図4に示すように、前後方向(図4中左右方向)両側が傾斜部66、66になっており、これら傾斜部66、66の内側にステンレスシート押圧部64、64が突出・形成されている。また、上記ステンレスシート押圧部64、64の基端部は、それぞれ、ステンレスシート接触部64a、64aとなっている。
また、図1に示すように、上記スライダ本体49の図1中上側には、スライダカバ65が設置されている。上記スライダカバ65には貫通孔67、69が形成されていて、上記積載対象物取付部51は上記貫通孔67から外部に突出されており、上記積載対象物取付部53は上記貫通孔69から外部に突出されている。
また、図4に示すように、上記スライダカバ65の内側の前後方向(図4中左右方向)両端側には、前後方向(図4中左右方向)内側に向けて図4中上側に湾曲されており、その湾曲された部分の図4中下端側がそれぞれステンレスシート接触部70、70となっている。
また、例えば、図7(b)に示すように、上記スライダカバ65の前後方向(図7(b)中紙面垂直方向)中央であって幅方向(図7(b)中左右方向)両側には、弾性変形可能なスライダカバ係合部71、73が形成されている。上記スライダカバ係合部71の先端側(図7(b)中下側)には内側(図7(b)中右側)に突出された爪部75が形成されており、上記スライダカバ係合部73の先端側(図7(b)中下側)にも内側(図7(b)中左側)に突出された爪部77が形成されている。上記爪部75が上記スライダ本体49のスライダカバ取付用係合凹部59に係合され、上記爪部77が上記スライダ本体49のスライダカバ取付用係合凹部61に係合されることで、上記スライダカバ65が上記スライダ本体49に固定される。
また、図1に示すように、上記ベース3の開口部10は、ステンレスシート79によって閉塞されている。このステンレスシート79は、図4に示すように、上記スライダカバ65と上記シートスライダ63の間を通って、上記スライダ47を貫通している。また、上記スライダカバ65内において、上記ステンレスシート79は、ステンレスシート接触部64a、64a、70、70に接触すると共に、シートスライダ63のステンレスシート押圧部64、64によって、図4中上側に押し上げられている。また、図5に示すように、上記ステンレスシート79の前後方向(図5中左下から右上に向かう方向)両端側には、固定用貫通孔80、80が形成されている。
また、図1に示すように、上記ステンレスシート79の後端側(図1中右上側)には、後端側ステンレスシート押え部材81が設置されている。上記ステンレスシート79の後端側(図1中右上側)は、上記軸受設置部材31のステンレスシート設置用凹部33内に設置される。そして、シート固定用ネジ83、83を、上記後端側ステンレスシート押え部材81の貫通孔81a、81a、上記ステンレスシート79の固定用貫通孔80を通して、上記軸受設置部材31のステンレスシート固定用雌ネジ部35、35に螺合することにより、上記軸受設置部材31に固定されている。
また、図6に示すように、上記ステンレスシート79の前端側は、上記フロントカバ19のステンレスシート設置用凹部21内に設置され、上記固定用貫通孔80がステンレスシート係合用凸部23に係合されている。また、上記ステンレスシート79の前端側は、前端側ステンレスシート押え部材85によって、上記ステンレスシート設置用凹部21から脱落しないように押えられている。
上記前端側ステンレスシート押え部材85は、フロントカバ19の前端側ステンレスシート押え部材用貫通孔25に挿入される挿入部87と、上記ステンレスシート79の前端側(図6中左端側)を上記ステンレスシート設置用凹部21から脱落しないように押える押え部89と、から構成されている。上記押え部89の先端側(図6中右側)には、図6中下側に向けて爪部91が突出・形成されている。この爪部91が上記ステンレスシート係合用凸部23に係合される
上記前端側ステンレスシート押え部材85は、上記フロントカバ19の前方(図6中左側)から取り付けられる。その際、上記押え部89が上記ステンレスシート係合用凸部23によって弾性変形され、上記爪部91が上記ステンレスシート係合用凸部23の後端側(図6中右側)に係合されるようになっている。
また、既に説明したように、上記ステンレスシート係合用凸部23の図6中上側の面は、後方から前方に向けて(図6中右側から左側に向けて)下り勾配になるように傾斜されているので、上記前端側ステンレスシート押え部材85は、前端側(図6中左側)から上記フロントカバ19に取り付けやすく、取り付けた後は不用意に図6中左側に脱落しないようになっている。
また、上記スライダ本体49は、図4に示すように、前後方向(図4中左右方向)に貫通孔93が形成され、中空形状となっている。この貫通孔93の前端側は拡径されていてボールねじナット固定部95が形成されている。また、上記スライダ本体49内には、グリス供給路97が形成されている。
また、図7(b)に示すように、上記スライダ47と上記ベース3の間であって、開口部10側(図7(b)中上側)にはガイド機構99が設けられている。このガイド機構99の構成は次のようなものである。
まず、図7(b)に示すように、スライダ本体49の幅方向(図7(b)中左右方向)両側には無負荷循環路101、103が図7(b)中紙面垂直方向に形成されている。また、上記スライダ本体49の両側面にはガイドレール設置用溝105、107が形成されている。上記ガイドレール設置用溝105にはガイドレール109が設置されていて、上記ガイドレール設置用溝107にはガイドレール111が設置されている。上記ガイドレール109にはガイド用凹部113が形成されていて、上記ガイドレール111にはガイド用凹部115が形成されている。
また、上記ベース3の側壁部7のガイドレール設置用溝11にはガイドレール117が設置されていて、上記ベース3の側壁部9のガイドレール設置用溝13にはガイドレール119が設置されている。上記ガイドレール117にはガイド用凹部121が形成されていて、上記ガイドレール119にはガイド用凹部123が形成されている。
また、図4に示すように、上記スライダ本体49の前後方向(図4中左右方向)両端には、エンドキャップ125、127が設置されている。上記エンドキャップ125の幅方向(図4中紙面垂直方向)両端側には、図示しないリターン路が形成されている。上記エンドキャップ127は上記エンドキャップ125と同様の構成である。
上記無負荷循環路101と上記エンドキャップ125の一方の(図4中紙面垂直方向奥側の)図示しないリターン路、上記ガイド用凹部121とガイド用凹部113の間の空間、及び、上記エンドキャップ127の一方の(図4中紙面垂直方向奥側の)図示しないリターン路には、複数の鋼球129が転動・循環されている。また、上記無負荷循環路103と上記エンドキャップ125の他方の(図4中紙面垂直方向手前側の)図示しないリターン路、上記ガイド用凹部123とガイド用凹部115の間の空間、及び、上記エンドキャップ127の他方の(図4中紙面垂直方向手前側の)図示しないリターン路には、複数の鋼球131が転動・循環されている。
また、図4に示すように、上記エンドキャップ125には、グリス供給路133が形成されている。同様に、上記エンドキャップ127にもグリス供給と133が形成されている。上記スライダ本体49の前端(図4中左側)に設置された上記エンドキャップ125のグリス供給路133にはグリスニップル135が挿入されている。上記グリス供給路133は上記図示しないリターン路と連通されており、上記グリスニップル135を介して上記ガイド機構99にグリスを供給される。
また、図3に示すように、上記ベース3内には、ボールねじ軸137が回転可能に設置されている。上記ボールねじ軸137は、ボールねじ軸本体139と、このボールねじ軸本体139の後端側(図3中右側)に設けられた支持部141と、から構成されている。上記ボールねじ軸本体139の外周面には螺旋溝143が形成されている。
上記ボールねじ軸137の支持部141は軸受145、145によって軸支される構成になっている。これら軸受145、145は前述した軸受設置部材31のクランプ機構39に保持されている。上記軸受145、145は、それぞれ、外輪147と、この外輪147の内側に回転可能に設置された内輪149と、この内輪149と上記外輪147との間に設置されたリテイナ151と、このリテイナ151に保持され上記内輪149と上記外輪147との間で転動される複数の鋼球153と、から構成されている。上記内輪149、149に上記ボールねじ軸137の支持部141が圧入されている。また、上記スライダ本体49の貫通孔93の内径は上記軸受145、145の外径よりも大きく設定されている。
なお、上記ボールねじ軸137の先端側(図3中左側)は自由端になっている。
また、図4に示すように、上記ボールねじ軸137にボールねじナット155が螺合されている。上記ボールねじナット155には、略円筒形状のボールねじナット本体157があり、このボールねじナット本体157の内側には螺旋溝159が形成されている。また、上記ボールねじナット本体157には図示しない無負荷循環路が形成されている。上記ボールねじナット本体157の先端側(図4中左側)にはフランジ部161が形成されている。このフランジ部161は、上記貫通孔93のボールねじナット固定部95に係合される。また、上記フランジ部161は、上記スライダ本体49のボールねじナット固定用雌ネジ部62、62、62、62に螺合されるボールねじナット固定部材としてのボールねじナット固定用ボルト162、162、162、162の頭部と上記スライダ本体49の間に挟持されており、これにより上記ボールねじナット155が上記スライダ47に固定されている。
上記ボールねじナット本体157の前端側(図4中左側)にはエンドキャップ163が設置されていて、上記ボールねじナット本体157の後端側(図4中右側)にはエンドキャップ165が設置されている。上記エンドキャップ163には図示しないリターン路が形成されていて、上記エンドキャップ165にも図示しないリターン路が形成されている。
上記ボールねじナット155の螺旋溝159と上記ボールねじ軸137の螺旋溝143との間の空間と、上記エンドキャップ163の図示しないリターン路、上記図示しない無負荷循環路、及び、上記エンドキャップ165の図示しないリターン路に、複数の鋼球167が転動・循環する構成になっている。
上記グリス供給路133はスライダ本体49のグリス供給路97とボールねじナット本体157の図示しないグリス流路を介して、上記ボールねじナット本体157の内周面側に連通しており、上記グリスニップル135を介してボールねじナット155とボールねじ軸137との間を転動する複数の鋼球167へもグリスが供給される。
また、図3に示すように、上記軸受設置部材31の後端側(図3中右側)にはモータ169が設置されている。このモータ169にはモータハウジング171があり、このモータハウジング171の内側には、ステータ173が設置されている。このステータ173の内側にはロータ177が回転可能に設置されており、このロータ177には出力軸175が固着されている。
上記モータ169は、図示しないボルトを上記モータハウジング171を通して、上記軸受設置部材31の後端面(図3中右側の面)に螺合することによって固定されている。すなわち、上記モータ169は上記軸受設置部材31によって支持されることになる。
また、上記モータ169の後端側(図3中右側)にはエンコーダ179が設置されていて、このエンコーダ179により上記出力軸175の回転角度や回転数が検出される。
また、図3に示すように、上記軸受設置部材31の後端側(図3中右側)には、モータケース181が設置されている。このモータケース181は、モータケース181を貫通する図示しない複数のボルトを、上記軸受設置部材31の後端(図3中右端)に形成された図示しない雌ネジ部に螺合することにより、上記軸受設置部材31に固定されている。上記モータケース181内に上記モータ169やエンコーダ179が配置されている。また、上記モータケース181内部の後端側(図3中右側)の上側には、図示しない制御基板が設置されている。また、上記モータケース181内部の後端側(図3中右側)には空間183が設けられており、この空間183によって上記図示しない制御基板に対する上記モータ169から発生する熱の影響を緩和している。また、上記モータケース181の後端側(図3中右側)はエンドカバ184によって閉塞されている。
また、図3に示すように、上記軸受設置部材31の貫通孔37内には、カップリング機構185が設置されている。このカップリング機構185は、上記ボールねじ軸137の後端側に形成された雄ネジ部187に螺合されるボールねじ軸側連結要素189と、上記モータ169の出力軸175の先端側(図3中左側)に固着されるモータ側連結要素191と、上記ボールねじ軸側連結要素189と上記モータ側連結要素191の間に介挿されてその両方に係合される中間ディスク193と、から構成されている。上記カップリング機構185によって、上記モータ169の出力軸175と上記ボールねじ軸137が連結されている。
本実施の形態の場合には、上記ボールねじ軸137、ボールねじナット155、軸受145、145、及び、上記ボールねじ軸側連結要素189をユニット化してボールねじ機構ユニット195とし、組立時に、このボールねじ機構ユニット195を、スライダ47の貫通孔93に前方側(図5中左下側)から挿通させて組立てるようにしている。
次に、この一実施の形態による作用を説明する。
まず、アクチュエータ1の動作について説明する。
モータ169の出力軸175を正転又は逆転させると、この出力軸175の回転がカップリング機構185を介してボールねじ軸137に伝達される。上記ボールねじ軸137が回転されると、ボールねじナット155及び上記スライダ47が前進(図3中左側へ移動)又は後退(図3中右側へ移動)される。
次に、上記アクチュエータ1の組立について説明する。
まず、ベース3にスライダ本体49を設置するとともに、ガイド機構99を設置する。
次に、上記ベース3の後端側に軸受設置部材31を取り付ける。
次に、ボールねじ軸137にボールねじナット155を螺合させ、上記ボールねじ軸137の支持部141に軸受145、145を圧入し、上記支持部141の上記軸受145、145よりも後端側にボールねじ軸側連結要素189を螺合・固定させて、ボールねじ機構ユニット195を構成する。
次に、上記ボールねじ機構ユニット195を、上記ベース3の前方側から上記スライダ本体49の貫通孔93を貫通させ、上記軸受145、145をクランプ機構39のクランプ部41内に挿入し、ボールねじナット本体157のフランジ部161を上記貫通孔93のボールねじナット固定部95に係合させる。
次に、上側、すなわち、上記ボールねじ軸137の軸方向に直交する方向から、上記ベース3内に図示しない治具を挿入して、クランプ用ボルト45、45を回転操作して上記軸受145、145をクランプする。
次に、上記ベース3の前端側から挿入した図示しない治具によって、ボールねじナット固定用ボルト162、162、162、162を上記スライダ本体49のボールねじナット固定用雌ネジ部62、62、62、62に螺合する。それによって、ボールねじナット固定用ボルト162、162、162、162の頭部とスライダ本体49との間に上記ボールねじナット本体157のフランジ部161を挟持・固定する。
次に、上記ベース3の前端にフロントカバ19を固定する。
次に、中間ディスク193を上記ボールねじ軸側連結要素189に係合させる。
次に、上記軸受設置部材31の後端側に、出力軸175にモータ側連結要素191を固着させたモータ169を取り付ける。このとき、上記モータ側連結要素191を上記中間ディスク193に係合させる。
次に、モータケース181を上記軸受設置部材31に取り付ける。
次に、上記スライダ本体49にシートスライダ63を設置する。
次に、ステンレスシート79の後端側を後端側ステンレスシート押え部材81とシート固定用ネジ83、83によって軸受設置部材31に固定し、上記ステンレスシート79の前端側を上記フロントカバ19のステンレスシート係合用凸部23に係合させる。
次に、上記フロントカバ19に前端側ステンレスシート押え部材85を取付、上記ステンレスシート79の前端側を上記フロントカバ19に係合・固定する。
次に、スライダカバ65を上記スライダ本体49に係合・固定する。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、スライダ47の強度を確保しつつ組立の容易化を図ることができる。これは、ボールねじ軸137にボールねじナット155を螺合させ、上記ボールねじ軸137の支持部141に軸受145、145を圧入し、上記支持部141の上記軸受145、145よりも後端側にボールねじ軸側連結要素189を螺合・固定させてボールねじ機構ユニット195を構成し、このボールねじ機構ユニット195を、ベース3の前端側から上記スライダ本体49の貫通孔93を貫通させて設置するようにしたからであり、それによって、上記スライダ本体49を、従来のようなU字型ではなく、より高い機械的強度が得られる中空形状とすることができたからである。
また、上記ボールねじ機構ユニット195を、軸受設置部材31がない前方側(図5中左下側)からスライダ本体49の貫通孔93に挿通すればいいので、アクチュエータ1を容易に組立てることができる。
また、ボールねじナット固定用ボルト162、162、162、162の回転操作も上記軸受設置部材31が設置されていない前端側からの作業になるので、図示しない治具を傾けて挿入しなくてもよく、容易に作業を行うことができる。
また、上記ボールねじナット155は、そのフランジ部161が上記ボールねじナット固定用ボルト162、162、162、162の頭部と上記スライダ本体49との間に挟持されることにより、スライダ本体49に固定される構成になっているので、フランジ部161に貫通孔を穿孔する必要がない、等、簡易な構成によって所望の固定構造を得ることができる。
また、上記スライダ本体49の貫通孔93の内径は上記軸受145、145の外径よりも大きく設定されており、ボールねじ機構ユニット195を前方側(図5中左下側)からスライダ本体49の貫通孔93に挿通することにより、軸受145、145がクランプ機構39のクランプ部材41内に挿入される構成になっているので、軸受145、145の上記クランプ部材41内への内装作業も容易なものとなる。
また、上記クランプ機構39は、上側、すなわち、上記ボールねじ軸137の軸方向に直交する方向から上記ベース3内に図示しない治具を挿入して、図示しない雌ネジ部に螺合されるクランプ用ボルト45、45を回転操作して上記軸受145、145をクランプするので、クランプ作業も容易なものとなる。また、上記図示しない治具を傾けて挿入しなくてもよく、このことによって更にクランプ作業が容易なものとなっている。
また、ボールねじ軸137は、その先端側(図3中左側)は自由端になっていて、その後端側のみが上記軸受145、145によって回転可能に支持されているので、上記アクチュエータ1を簡易な構成とすることができる。
また、モータ169は上記軸受設置部材31によって支持されるので、このことによっても上記アクチュエータ1を簡易な構成とすることができる。
また、上記ベース3は、図2に示すように、底面部5の幅方向(図2中左右方向)両端側に側壁部7、9が立設されていて、略U字型の横断面形状を成して、図2中上側が開口部10となっているので、両側面側を閉塞するために、例えば、サイドカバを別の部材として用意する必要がなく、製造を容易なものとすることができる。
また、上記ガイド機構99は、上記ベース3の内部の開口部10側に設けられているので、上記ガイド機構99を設置するためのガイドレール設置用溝11、13の形成に用いる図示しない工具を入れやすく、製造を容易なものとすることができる。
また、上記ボールねじ軸137の後端側に形成された雄ネジ部187にボールねじ軸側連結要素189が螺合されて取り付けられるので、アクチュエータ1を簡易な構成とすることができ、また、製造を容易なものとすることができる。
また、ステンレスシート79の前端側をフロントカバ19のステンレスシート係合用凸部23に係合させ、上記フロントカバ19に前端側ステンレスシート押え部材85を取り付けて、上記ステンレスシート79の前端側を上記フロントカバ19に係合・固定するようにしているので、上記ステンレスシート79を容易に上記フロントカバ19に固定することができる。
また、スライダカバ65は、爪部75がスライダ本体49のスライダカバ取付用係合凹部59に係合され、爪部77が上記スライダ本体49のスライダカバ取付用係合凹部61に係合されることで上記スライダ本体49に固定されるので、上記スライダカバ65を容易に上記スライダ本体49へ取り付けることができる。
また、ステンレスシート押圧部64、64によって上記ステンレスシート79に適正な張力を与えることができ、これにより、開口部10を確実に閉塞できるとともに、スライダ47を円滑に移動させることができる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されない。
ボールねじナットがフランジ部を貫通するボルトでスライダに固定される構成でもよい。
また、ボールねじ軸の後端側だけでなく前端側も軸受で支持するようにしてもよい。
軸受を固定するクランプ機構のクランプ部材を2つの部品から構成し、これら2つの部品によって上記軸受を挟み込んで固定する場合も考えられる。
また、カップリング機構は、ボールねじ軸側連結要素とモータ側連結要素が直接係合されるものでもよい。
その他、図示した構成は一例であり、様々な場合が考えられる。
本発明は、スライダ型のアクチュエータとアクチュエータの組立方法に係り、組立の容易さを損なうことなくスライダの機械的強度を高めることができるように工夫したものに関し、例えば、産業用ロボットに用いられるアクチュエータに好適である。
1 アクチュエータ
3 ベース
31 軸受設置部材
39 クランプ機構
45 クランプ用ボルト(ボルト・ナット機構の一部)
47 スライダ
93 貫通孔
137 ボールねじ軸
145 軸受
155 ボールねじナット
161 フランジ部
162 ボールねじナット固定用ボルト(ボールねじナット固定部材)
169 モータ
185 カップリング機構
189 ボールねじ軸側連結要素(カップリング機構の上記ボールねじ軸側に取り付けられる構成要素)
195 ボールねじ機構ユニット

Claims (12)

  1. ベースと、
    上記ベースに移動可能に設置されるスライダと、
    上記ベースに回転可能に設置されるボールねじ軸と、
    上記ボールねじ軸に螺合され上記スライダに固着されるボールねじナットと、
    上記ボールねじ軸を軸支する軸受と、
    上記ベースの一端側に設置され上記軸受が設置される軸受設置部材と、
    を具備し、
    上記スライダには上記ボールねじ軸の軸方向に貫通孔が形成され、
    上記ボールねじ軸、上記ボールねじナット、上記軸受をユニット化してボールねじ機構ユニットとし、このボールねじ機構ユニットを上記スライダの貫通孔に上記ベースの他端側から挿通させて設置するようにしたことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 請求項1記載のアクチュエータにおいて、
    上記スライダに形成された貫通孔の内径は上記軸受の外径よりも大きいことを特徴とするアクチュエータ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおいて、
    上記軸受設置部材はクランプ機構を備え、
    上記クランプ機構は上記ボールねじ軸の軸方向に直交する方向からボルトを螺合することによって上記軸受をクランプすることを特徴とするアクチュエータ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
    上記ボールねじナットは上記ベースの他端側から上記スライダに螺合されるボルトによって上記スライダに固定されることを特徴とするアクチュエータ。
  5. 請求項4記載のアクチュエータにおいて、
    上記ボールねじナットの上記ベースの他端側には取付用フランジが設けられており、上記螺合されるボルトの頭部と上記スライダにより上記取付用フランジを挟持するようにしたことを特徴とするアクチュエータ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
    上記ボールねじ軸を回転駆動させるモータが設置されており、
    上記モータは上記軸受設置部材によって支持されることを特徴とするアクチュエータ。
  7. 請求項6記載のアクチュエータにおいて、
    上記ボールねじ軸と上記モータの出力軸とを連結するカップリング機構が設けられていて、
    上記ボールねじ機構ユニットには、上記カップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素も含まれていることを特徴とするアクチュエータ。
  8. 請求項7記載のアクチュエータにおいて、
    上記カップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素は上記ボールねじ軸のモータ側端に螺合・固着されることを特徴とするアクチュエータ。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
    上記ベースは、上記スライダの底面側と両側面側を閉塞するものであることを特徴とするアクチュエータ。
  10. 請求項9記載のアクチュエータにおいて、
    上記ベースと上記スライダとの間のガイド機構は上記ベースと上記スライダとの間の上端部に設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
  11. ベースの一端側にボールねじ軸を軸支する軸受が設置される軸受設置部材を設置し、
    上記ボールねじ軸、上記ボールねじ軸に螺合されるボールねじナット、上記軸受をユニット化してボールねじ機構ユニットとし、このボールねじ機構ユニットをスライダの貫通孔に上記ベースの他端側から挿通させて設置するようにしたことを特徴とするアクチュエータの組立方法。
  12. 請求項11記載のアクチュエータの組立方法において、
    上記ボールねじ機構ユニットは、上記ボールねじ軸とモータの出力軸を連結するカップリング機構の上記ボールねじ軸側の構成要素を含んでいることを特徴とするアクチュエータの組立方法。
JP2017025677A 2017-02-15 2017-02-15 アクチュエータとアクチュエータの組立方法 Active JP6780175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017025677A JP6780175B2 (ja) 2017-02-15 2017-02-15 アクチュエータとアクチュエータの組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017025677A JP6780175B2 (ja) 2017-02-15 2017-02-15 アクチュエータとアクチュエータの組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018132112A JP2018132112A (ja) 2018-08-23
JP6780175B2 true JP6780175B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63247459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017025677A Active JP6780175B2 (ja) 2017-02-15 2017-02-15 アクチュエータとアクチュエータの組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6780175B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114102195A (zh) * 2021-05-10 2022-03-01 兰州交通大学 一种机床夹具机构
CN117328200B (zh) * 2023-11-30 2024-03-01 江苏友诚数控科技有限公司 一种平绒喷气织机机构

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02150180U (ja) * 1989-05-23 1990-12-25
JP3165115B2 (ja) * 1991-08-01 2001-05-14 エスエムシー株式会社 アクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018132112A (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6091465B2 (ja) リニアアクチュエーター
JP6780175B2 (ja) アクチュエータとアクチュエータの組立方法
JP6172183B2 (ja) 軸受挿入装置
JP6264049B2 (ja) デフレクタ、ボールねじ装置、ボールねじ装置の製造方法、及びステアリング装置
JPWO2014115648A1 (ja) アクチュエータ
JP6570114B2 (ja) アクチュエータ
JP2008045632A (ja) ボールねじ装置およびその製造方法
JP5106145B2 (ja) シリンダ型アクチュエータ
KR101803901B1 (ko) 유격방지 기능을 구비한 자동차 시트 슬라이드용 기어박스
US11428300B2 (en) Electric actuator
JP6228503B2 (ja) ボールねじナット
JP2012508853A (ja) 特にロータ、スピンドル又は他の機械装置を支承するための軸受ユニット
KR101884186B1 (ko) 유격방지 기능을 구비한 자동차 시트 슬라이드용 기어박스
JP3124045U (ja) ボールねじ装置とその循環コマ
JP4743666B2 (ja) 電動工具
JP5451177B2 (ja) 回転部材の取付方法および工具
JP2020005447A (ja) ロックプレートとこのプレートを備えたロック装置、並びにこのロック装置を備えた電動アクチュエータ
JP6783466B2 (ja) アクチュエータ
JP2012172764A (ja) 球面軸受
JP7319142B2 (ja) 電動シートスライド装置
JP2021025642A (ja) 電動アクチュエータ
KR20130013040A (ko) 강구형 베어링 홀더를 갖는 베어링 스크류 이송장치
JP2009058069A (ja) 電動シリンダ及び電動シリンダのロッド傾き調整方法
KR101252328B1 (ko) 서보모터부착 직선 작동기
JP4683459B2 (ja) カムフォロアの取り付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6780175

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250