JP3165115B2 - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP3165115B2
JP3165115B2 JP21949498A JP21949498A JP3165115B2 JP 3165115 B2 JP3165115 B2 JP 3165115B2 JP 21949498 A JP21949498 A JP 21949498A JP 21949498 A JP21949498 A JP 21949498A JP 3165115 B2 JP3165115 B2 JP 3165115B2
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actuator
ball screw
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opening
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茂和 永井
昭男 斉藤
亨 杉山
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エスエムシー株式会社
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  • Actuator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、流体圧シ
リンダ、リニアモータ、流体圧モータ等を用いて流体エ
ネルギを機械的エネルギに変換するためのアクチュエー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ワークを吸着またはメカ
ニカルハンドやチャックを用いて把持、搬送するための
装置であるアクチュエータにおいては、鋳造押し出し、
引き抜き等により一体成形された本体に、テーブル等の
移動体をガイドを介して取り付け、ボールねじ等の駆動
機構を介し、サーボモータ、ステッピングモータ等の駆
動源により前記移動体を移動させている。この移動に伴
って、前記移動体に連結された吸着把持手段も移動し、
吸着把持手段に吸着されたワークは、このような移動体
の移動のもとに所望の位置に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術では、直接、本体にテーブル等の移動体が取
り付けられてワークが所望の位置に搬送される構成を採
用している。従って、一旦、上記のように、ワークを搬
送するために所望の位置決めをして設定した後に、移動
位置の調整または変更、保守・点検等の作業を行う場
合、前記設定された構成を分解して再構成しなければな
らず、非常に煩雑である。また、本体、移動体、駆動機
構、駆動源等が、アクチュエータとして一体的に形成さ
れているため、設置場所が限定され、現場での作業が行
いにくい等の不都合もある。
【0004】本発明に係るアクチュエータは、開口部を
介して、構造部材として機能するフレーム上に移動部材
を簡便に組み付けることが可能なアクチュエータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動源と、凹部が形成されたフレーム
と、前記フレームの長手方向に沿って変位自在に設けら
れた移動体と、前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達
するボールねじと、前記ボールねじに螺合し、前記移動
体に連結されて該移動体と一体的に変位する軸受ブロッ
クと、前記ボールねじの両端部を支持する一組の支持ブ
ロックと、を備え、前記軸受ブロックは、移動体の長手
方向に沿って形成された断面略U字状の開口部に着脱自
在に連結され、前記ボールねじは、一組の支持ブロック
にそれぞれ形成された断面略U字状の開口部によって着
脱自在に連結されることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、移動体の長手方向に沿っ
て形成された断面略U字状の開口部に軸受ブロックが着
脱自在に連結され、さらに、ボールねじは、一組の支持
ブロックにそれぞれ形成された断面略U字状の開口部に
よって着脱自在に連結される。従って、フレームの凹部
内に移動体が簡単に組み付けられる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るアクチュエー
タについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0008】本発明の第1の実施形態に係るアクチュエ
ータの分解斜視図を図1に示す。
【0009】このアクチュエータ100は、構造部材と
して機能するフレーム部(フレーム)102と、前記フ
レーム部102の一端側に設けられる係止部(支持ブロ
ック)104と、移動体106と、ガイド部108と、
駆動機構であるボール保持部(軸受ブロック)110が
連結されたボールねじ112と、駆動源である電動モー
タ114と、電動モータ114とボールねじ112の回
転運動を媒介し伝達する接続部(軸受ブロック)11
6、環状体118、保持金具120から構成されてい
る。
【0010】前記移動体106には、上面の両端側に突
部44を呈するテーブルが設けられている。また、前記
テーブルの両端側の突部44の略中央には、位置決め用
溝45が設けられている。
【0011】本実施形態に係るアクチュエータ100の
組立方法を説明すると、まず、長さ方向に数本の直線状
の溝部122を有するフレーム部102の一端側から、
係止部104の突部124を前記溝部122に沿って横
軸方向にスライドさせる。次に、同様にフレーム部10
2の他端側から前記溝部122に沿って、接続部116
の突部126を横軸方向からスライドさせて固定する。
続いて、ガイド部108を前記フレーム部102の凹部
128に嵌め込み、次いで、ボールねじ112および電
動モータ114を環状体118および保持金具120を
介して、夫々係止部104の穴部(開口部)130、接
続部116の穴部132に嵌挿する。前記取り付けが終
了した後、ボールねじ112に連結されたボール保持部
110の円筒部134に移動体106の底面部に形成さ
れた開口部を横軸方向からスライドさせて挿入する。そ
して、移動体106の下面に設けられた凹部136にガ
イド部108に連設されたブロック138が嵌挿される
ように移動体106を取り付ける。
【0012】以上のようにして、開口部を介して、フレ
ーム部102を含むアクチュエータ100を現場におい
て簡便に組み立てることができるとともに、同様にして
分解して保守・点検を容易に行うことができる。また、
前記保守・点検後、部品交換が必要な場合にも、簡単に
交換することができる。さらに、フレーム部102は任
意の長さに切断することで長さの調節をすることができ
る。
【0013】図示しない電源に接続された電動モータ1
14を駆動させると、電動モータ114の回転駆動力が
環状体118を介して、ボールねじ112に伝達され
る。前記ボールねじ112の回転運動は、該ボールねじ
112に螺合する円筒部134およびボール保持部11
0を介して移動体106に伝達され、前記移動体106
は、ガイド部108の案内作用下にフレーム部102に
沿って直線状に往復変位する。
【0014】なお、移動体106の上面に設けられたテ
ーブルの突部44には、本実施形態と同様なアクチュエ
ータ100を搭載して、その底部を突部44に固着して
もよいし、あるいは、吸着用パッド等のワーク吸着把持
手段が連結された他の部材を前記突部44に固着するこ
とも可能である。
【0015】次に、第2の実施形態に係るアクチュエー
タを図2に示す。
【0016】図2に示す第2の実施形態に係るアクチュ
エータ140が図1に示す第1の実施形態に係るアクチ
ュエータ100と異なる点は、フレーム部142側面の
溝部144が鋭角に形成されていることである。従っ
て、係止部146および接続部148の取り付けに際し
ては、フレーム部142の端部から横軸方向にスライド
させて固定させる必要がなく、所望の任意の位置から縦
軸方向に、フレーム部142の溝部144に係止部14
6および接続部148の爪部150を挿入して側面から
挟むようにして固定させることができる。その他の構成
および動作は、前記第1の実施形態と同一であるので、
その詳細な説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るアクチュエータによれば、
以下の効果が得られる。
【0018】すなわち、開口部を介して構造部材として
機能するフレームに対し、移動部材を簡便に組み付ける
ことができる。従って、作業者は現場においてアクチュ
エータを簡単に組み立てることができる。また、同様に
分解して保守・点検を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ
の分解斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るアクチュエータ
の分解斜視図である。
【符号の説明】
100、140…アクチュエータ 102、142…フレーム部 106…移動体 108…ガイド部 112…ボールねじ 114…電動モータ 116、148…接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 亨 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社 筑波技術セン ター内 (56)参考文献 実開 平1−67281(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 25/20 - 25/24 F15B 15/00 - 15/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源と、 凹部が形成されたフレームと、 前記フレームの長手方向に沿って変位自在に設けられた
    移動体と、 前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達するボールねじ
    と、 前記ボールねじに螺合し、前記移動体に連結されて該移
    動体と一体的に変位する軸受ブロックと、 前記ボールねじの両端部を支持する一組の支持ブロック
    と、 を備え、 前記軸受ブロックは、移動体の長手方向に沿って形成さ
    れた断面略U字状の開口部に着脱自在に連結され、 前記ボールねじは、一組の支持ブロックにそれぞれ形成
    された断面略U字状の開口部によって着脱自在に連結さ
    れることを特徴とするアクチュエータ。
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