JPH11108141A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JPH11108141A
JPH11108141A JP21949498A JP21949498A JPH11108141A JP H11108141 A JPH11108141 A JP H11108141A JP 21949498 A JP21949498 A JP 21949498A JP 21949498 A JP21949498 A JP 21949498A JP H11108141 A JPH11108141 A JP H11108141A
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moving
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茂和 永井
Akio Saito
昭男 斉藤
Toru Sugiyama
亨 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造部材として機能するフレームに対して移動
部材を簡便に組み付けることにある。 【解決手段】凹部が形成されたフレーム部102と、前
記フレーム部102の長手方向に沿って変位自在に設け
られた移動体106と、ボールねじ112を保持するボ
ール保持部110と、前記ボールねじ112の両端部を
支持する係止部104および接続部116とを備え、前
記移動体106の底面部並びに系支部104、接続部1
16には開口部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、流体圧シ
リンダ、リニアモータ、流体圧モータ等を用いて流体エ
ネルギを機械的エネルギに変換するためのアクチュエー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ワークを吸着またはメカ
ニカルハンドやチャックを用いて把持、搬送するための
装置であるアクチュエータにおいては、鋳造押し出し、
引き抜き等により一体成形された本体に、テーブル等の
移動体をガイドを介して取り付け、ボールねじまたはタ
イミングベルト等の駆動機構を介し、サーボモータ、ス
テッピングモータ等の駆動源により前記移動体を移動さ
せている。この移動に伴って、前記移動体に連結された
吸着把持手段も移動し、吸着把持手段に吸着されたワー
クは、このような移動体の移動のもとに所望の位置に搬
送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術では、直接、本体にテーブル等の移動体が取
り付けられてワークが所望の位置に搬送される構成を採
用している。従って、一旦、上記のように、ワークを搬
送するために所望の位置決めをして設定した後に、移動
位置の調整または変更、保守・点検等の作業を行う場
合、前記設定された構成を分解して再構成しなければな
らず、非常に煩雑である。また、本体、移動体、駆動機
構、駆動源等が、アクチュエータとして一体的に形成さ
れているため、設置場所が限定され、現場での作業が行
いにくい等の不都合もある。
【0004】本発明に係るアクチュエータは、開口部を
介して、構造部材として機能するフレーム上に移動部材
を簡便に組み付けることが可能なアクチュエータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動源と、凹部が形成されたフレーム
と、前記フレームの長手方向に沿って変位自在に設けら
れた移動体と、前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達
するボールねじと、前記ボールねじに螺合し、前記移動
体に連結されて該移動体と一体的に変位する軸受ブロッ
クと、前記ボールねじの両端部を支持する一組の支持ブ
ロックと、を備え、前記軸受ブロックは、移動体の長手
方向に沿って形成された断面略U字状の開口部に着脱自
在に連結されることを特徴とする。
【0006】この場合、前記ボールねじは、一組の支持
ブロックにそれぞれ形成された開口部によって着脱自在
に連結されている。
【0007】本発明によれば、移動体の長手方向に沿っ
て形成された断面略U字状の開口部に、軸受ブロックを
介してボールねじが着脱自在に連結される。従って、フ
レームに対して移動体が簡単に組み付けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るアクチュエー
タについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0009】本発明の第1の実施形態に係るアクチュエ
ータ10は、基本的に、図1に示すように、外枠を構成
する構造体12と、エンコーダを有する、またはハーモ
ニックドライブを用いたモータ14、ボールねじ16お
よび移動体18等からなる移動部材20から構成され
る。図2は、図1の分解斜視図である。
【0010】構造体12は、内側の底部に2本のレール
状の溝部22が画成され、内側の両側面に凹部24およ
び外側側面に凹部26、28が長手方向に形成され、押
し出し、引き抜き、金属射出成形または樹脂鋳造等によ
り一体成形される。
【0011】移動部材20には、駆動源として機能する
円形状のモータ14(例えば、電動モータ)と、前記モ
ータ14による回転駆動力をボールねじ16に伝達する
ケーシング部30と、前記ボールねじ16の回転運動に
より直線方向に移動しナット32が連結された移動体1
8と、板状からなるボールねじ支持部34と、ケーシン
グ部30および移動体18を直線上に位置させるための
ガイド部46およびフレーム部36とが配置されてい
る。また、ボールねじ16をモータ回転軸と同一とし、
回転バランスを取って一体としカップリングを省略して
もよい。なお、ケーシング部30の上面にはメンテナン
ス用窓41が設けられている。前記フレーム部36に
は、ねじ38を介して構造体12に移動部材20を固定
させるためのねじ穴40が、所定間隔離間して設けられ
ている。
【0012】このボールねじ16は、一端側がモータ1
4に連結されるケーシング部30に接続され、他端側が
ボールねじ支持部34の軸受け穴42に挿入されてい
る。ケーシング部30と軸受け穴42の間において、移
動体18に連結されたナット32の孔部(図示せず)に
設けられた雌ねじがボールねじ16の外周に刻設された
雄ねじと螺合する。また、これと同様にボールねじ16
はストリングねじ、台形ねじと置き換えることも可能で
ある。移動体18は、上面の両端側に突部44を呈する
テーブルが設けられている。前記両端側の突部44の略
中央には、位置決め用溝45が設けられている。フレー
ム部36の上面には、移動体18の凹部と該接触し移動
体18を直線的に移動させる案内の働きをするガイド部
46(図2参照)が設けられている。なお、ケーシング
部30およびボールねじ16は、移動体18を直線的に
移動させるための駆動機構として機能する。
【0013】このような構成を採用した第1の実施形態
に係るアクチュエータ10の動作について説明する。
【0014】まず、図2に示すように、フレーム部36
にモータ14、ケーシング部30、ボールねじ16、移
動体18、ボールねじ支持部34等が連設された移動部
材20を構造体12に固定する。その際、フレーム部3
6に設けられたねじ穴40を通して、構造体12の底部
に刻設された2本のレール状の溝部22にTナットまた
はナット32を挿入し、ねじ38により締め付け、移動
部材20を固定する。このようにして構造体12に移動
部材20が固定された後、図示しない電源に接続された
モータ14を駆動させる。ケーシング部30の内部に
は、変速装置(図示せず)が設けられているため、モー
タ14の回転駆動に連動してボールねじ16が回転す
る。前記ボールねじ16の回転運動は、移動体18に連
結されたナット32に伝達され、ボールねじ16の外周
面の雄ねじとナット32の中心に有する穴部(図示せ
ず)の内周面とが嵌合する。ナット32に連結されて一
体化された移動体18は、前記嵌合状態のもとにボール
ねじ16が回転することにより、最大限、ケーシング部
30の端部からボールねじ支持部34の端部まで移動す
ることが可能となる。移動体18の上面に設けられたテ
ーブルの突部44には、本実施形態と同様なアクチュエ
ータ10を搭載して、その底部を突部44に固着しても
よいし、あるいは、吸着用パッド等のワーク吸着把持手
段が連結された他の部材を前記突部44に固着すること
も可能である。
【0015】以上のようにして、ワークを搬送するため
の位置決めをして設定した後、移動位置を再調節または
変更する場合には、構造体12に固定されているフレー
ム部36のねじ38を緩めて、移動部材20を構造体1
2からその長さ方向に変位させることができる。この場
合、構造体12を、例えば、作業盤等に固定した状態で
移動部材20を移動させることができる。また、アクチ
ュエータ10の保守・点検を行う場合には、構造体12
のレール状の溝部22に嵌合させたねじ38を緩めて、
構造体12から移動部材20を取り外して容易に保守・
点検等を行うことができる。
【0016】次に、第2の実施形態に係るアクチュエー
タを図3に示す。
【0017】第2の実施形態に係るアクチュエータ50
が第1の実施形態と異なる点は、外枠を構成する構造体
52の底部に凹部54が設けられて、該凹部54にプレ
ート60が装着される点である。このプレート60は、
ねじ38を介して移動部材20のフレーム部36に固定
され、凹部54に装着されるプレート60を通じて移動
部材20を移動させることができる。
【0018】なお、第2の実施形態以降において、前記
第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0019】第2の実施形態の動作については、まず、
モータ14、移動体18等が連設された移動部材20の
フレーム部36を、ねじ38を介してプレート60に固
定する。そこで、構造体52の底部に設けられた凹部5
4に、移動部材20のフレーム部36に連結されたプレ
ート60を、構造体52の端部側から長さ方向にスライ
ドさせて、凹部54に装着する。また、上面から任意の
位置に取り付けることもできる。このようにして、構造
体52に移動部材20を接続し、ワークの搬送位置を設
定後、再調節または位置変更を行う場合には、ねじ38
を緩めて、凹部54に装着されたプレート60を摺動さ
せて容易に移動させることができる。
【0020】次に、このようなアクチュエータの移動部
材を複数個用いて使用する第3の実施形態について説明
する。
【0021】図4に示すように、本実施形態に係るアク
チュエータ62には、外枠を構成する長尺の構造体64
に、移動部材A66と、移動部材B68が近接して直列
に配置され、2個所に移動体18が設けられている。構
造体64の一端側には、係止部材70が取り付けられて
いる。移動部材A66には、前述したようなアクチュエ
ータ10の構成の他に、モータ14およびケーシング部
30を収容するとともに、複数のスリット72が刻設さ
れたカバー部材74が取り付けられている。また、移動
体18のテーブル上には、板状のカバー部材76が設け
られ、テーブルの両端側の突部44が突出するように形
成されている。アクチュエータ62の移動部材A66、
移動部材B68の動作については、前記実施形態と同様
であるので、その詳細な説明を省略する。
【0022】次に、本発明の第3の実施形態に係るアク
チュエータについて説明する。
【0023】図5に示すアクチュエータの特徴は、駆動
機構としてタイミングベルトを用いて移動体を移動させ
る点にある(図6参照)。
【0024】第3の実施形態に係るアクチュエータ78
は、基本的に、外枠を構成する構造体12と、モータ1
4、タイミングベルト80および移動体82等からなる
移動部材84から構成される。
【0025】構造体12は、内側の底部中央にレール状
の溝部が画成され、内側の両側面に凹部24が長手方向
に形成され、鋳造等により一体成形される。なお、構造
体の端部には、係止部材70が取り付けられている。
【0026】移動部材84には、複数のスリット85が
刻設された箱状のカバー部材86に収容され駆動部とし
て機能する円筒状のモータ14と、前記モータ14の回
転運動を媒介し円盤状の回転体88を有し、テンション
調節機構を設けたモータプーリユニット90と、駆動機
構として機能するタイミングベルト80と、前記タイミ
ングベルト80が回転することにより左右の直線方向に
移動する移動体82と、タイミングベルト80の一端側
に位置し円盤状の回転体89を有するアイドルプーリユ
ニット92と、一端側にはモータプーリユニット90
が、また、他端側にはアイドルプーリユニット92が連
設され、その中間を移動体82が直線的に移動可能なガ
イド部46とが配置されている。前記ガイド部46に
は、ねじを介してフレーム部36に接続するためのねじ
穴94が、所定間隔離間して設けられている。
【0027】このタイミングベルト80は、所定間隔毎
に突部96が形成され、この突部96がモータプーリユ
ニット90およびアイドルプーリユニット92の回転体
88、89の環状体96の凹部(図示せず)に噛み合う
ことにより、タイミングベルト80が周回する。また、
移動体82の底部には、凹部98が画成され、ガイド部
46の上面と係合することにより、移動体82はガイド
部46上を摺動することができる。さらに、移動体82
の上面には、略長方形状で板状のカバー部材76が設け
られ、テーブルの両端側の突部44が突出するように形
成されている。
【0028】このような構成のもとにおいて、第3の実
施形態に係るアクチュエータの動作について説明する。
【0029】まず、図6に示すように、ガイド部46の
一端側にモータプーリユニット90、他端側にアイドル
プーリユニット92等が連設された移動部材84を、構
造体12に固定する。その際、ガイド部46に設けられ
たねじ穴94を通して、フレーム部36に連結し、構造
体12の底部に刻設されたレール状の溝部54にプレー
トを挿入後、ねじ38により締め付け、移動部材84を
固定する。このようにして構造体12に移動部材84が
固定された後、図示しないCIMコントローラ、シーケ
ンサを介しての電源に接続されたモータ14を駆動さ
せ、前記モータ14の回転運動に連動してモータプーリ
ユニット90に配置された回転体88が回転する。回転
体88に有する凹部にタイミングベルト80の凸部が噛
み合うことにより、タイミングベルト80が周回する。
前記タイミングベルト80の周回運動は移動体82の図
示しない内部に伝達され、移動体82は、タイミングベ
ルト80の周回運動方向に移動する。移動体82は、最
大限、モータプーリユニット90の端部からアイドルプ
ーリユニット92の端部まで移動することが可能とな
る。移動体82の上面両端側に設けられた突部44に
は、本実施形態と同様なアクチュエータ78を搭載した
り、あるいは、ワーク吸着把持手段が連結された他の部
材を接続することも可能である。
【0030】以上のようにして、ワークを搬送するため
の位置決めをした後、移動位置を再調節する場合には、
まず、カバー部材76、86を外し、構造体12に移動
部材84のフレーム部102を固定しているねじ38を
緩め、移動部材84自体をスライドさせた後、再びねじ
38により構造体12に固定させる。
【0031】次に、移動部材の各構成部品の組立、分解
が容易なモジュールタイプのアクチュエータに係る実施
形態を図7乃至図11に示す。なお、図7乃至図9にお
ける各実施形態は、駆動源に電動モータを使用し、図1
0および図11は、駆動源に圧縮空気、または真空圧力
等の流体圧力を用いている点で異なる。
【0032】図7は、本発明に係るアクチュエータの第
4の実施形態を示し、アクチュエータを構成する移動部
材の分解斜視図である。
【0033】移動部材100は、構造部材として機能す
るフレーム部(フレーム)102と、前記フレーム部1
02の一端側に設けられる係止部(支持ブロック)10
4と、移動体106と、ガイド部108と、駆動機構で
あるボール保持部(軸受ブロック)110が連結された
ボールねじ112と、駆動源である電動モータ114
と、電動モータ114とボールねじ112の回転運動を
媒介し伝達する接続部(軸受ブロック)116、環状体
118、保持金具120から構成されている。
【0034】本実施形態の組立方法を説明すると、ま
ず、長さ方向に数本の直線状の溝部122を有するフレ
ーム部102の一端側から、係止部104の突部124
を前記溝部122に沿って横軸方向にスライドさせる。
次に、同様にフレーム部102の他端側から前記溝部1
22に沿って、接続部116の突部126を横軸方向か
らスライドさせて固定する。続いて、ガイド部108を
前記フレーム部102の凹部128に嵌め込み、次い
で、ボールねじ112および電動モータ114を環状体
118および保持金具120を介して、夫々係止部10
4の穴部(開口部)130、接続部116の穴部132
に嵌挿する。前記取り付けが終了した後、ボールねじ1
12に連結されたボール保持部110の円筒部134に
移動体106の底面部に形成された開口部を横軸方向か
らスライドさせて挿入する。そして、移動体106の下
面に設けられた凹部136にガイド部108に連設され
たブロック138が嵌挿されるように移動体106を取
り付ける。
【0035】以上のようにして、開口部を介して、フレ
ーム部102に対し移動部材100を現場において簡便
に組み立てることができるとともに、同様にして分解し
て保守・点検を容易に行うことができる。また、前記保
守・点検後、部品交換が必要な場合にも、簡単に交換す
ることができる。さらに、フレーム部102は任意の長
さに切断することで長さの調節をすることができる。
【0036】図8は、アクチュエータの第5の実施形態
を示す。
【0037】図8に示す第5の実施形態が図7に示す第
4の実施形態と異なる点は、フレーム部142側面の溝
部144が鋭角に形成されていることである。従って、
係止部146および接続部148の取り付けに際して
は、フレーム部142の端部から横軸方向にスライドさ
せて固定させる必要がなく、所望の任意の位置から縦軸
方向に、フレーム部142の溝部144に係止部146
および接続部148の爪部150を挿入して側面から挟
むようにして固定させることができる。その他の構成お
よび動作は、前記第3の実施形態と同一であるので、そ
の詳細な説明を省略する。
【0038】図9は、アクチュエータの移動部材を構成
する第6の実施形態を示し、第4および第5の実施形態
と異なり駆動源としてタイミングベルト154が用いら
れている。
【0039】第5の実施形態に示す移動部材152は、
フレーム部156、ガイド部158、テーブルトップ1
60およびスライドテーブル162からなる移動体16
4、モータプーリユニット166、アイドルプーリユニ
ット168、タイミングベルト154、モータ170か
ら構成される。
【0040】移動部材152の組み立て方法は、フレー
ム部156およびスライドテーブル162の突起部17
2を、夫々、モータプーリユニット166、アイドルプ
ーリユニット168およびテーブルトップ160の孔部
174に挿入する等して組み立てることができる。
【0041】図10および図11は、夫々第7の実施形
態、第8の実施形態を示し、駆動源として圧縮空気また
は真空圧力等の流体圧力を用い、駆動機構としてロッド
レスシリンダやバンドタイプのシールスリットを用いた
シリンダを用いている点に特徴があるアクチュエータの
移動部材の分解斜視図を示す。
【0042】図10において、ロッドレスシリンダ18
2は、直方体状のハウジング184と、円筒状のチュー
ブ186と、図示しない内部のピストン等から構成され
ている。フレーム部142の溝部144に爪部150を
挟み込んで取り付ける接続部188には、前記ロッドレ
スシリンダ182への圧縮空気の供給を切り換えるため
の電磁弁190が備えられている。このロッドレスシン
リダ182は、チューブ186の両端側の図示しないポ
ートから圧縮空気を導入し、この圧縮空気を前記電磁弁
190で切り換えることによりチューブ186の管内の
ピストン(図示せず)を左右の端部方向に移動させて往
復直線運動を継続することができる。前記ピストンに
は、図示しないリング状の磁石が連結され、一方、ハウ
ジング184内にも図示しない磁石が内蔵されて、前記
ピストンの移動に伴って、磁石保持力の作用によりハウ
ジング184も移動する。このように移動するハウジン
グ184の上面にテーブルトップ192を連結して用い
ることができる。また、このロッドレスシリンダ182
を同様に、ピストンの受圧面積を変えず高さ方向を低く
するための矩形状若しくは楕円状のピストンを用いたロ
ッドレスシリンダと置き換えることもできる。
【0043】図11は、前記と同様にロッドレスシリン
ダ196を用いている点は、共通しているが、ハウジン
グ198の回転防止のためにピストロッド200を2本
設けている点で異なる。参照符号202は接続部を示
し、参照符号204は電磁弁を示し、参照符号206は
係止部材を示し、参照符号208は夫々圧縮空気の導
入、導出ポートであるショックアブソーバを示してい
る。その他ピストンに連結された磁石の保持力により、
ハウジング198を移動させる動作等については、前記
と同様であるのでその詳細な説明を省略する。
【0044】次に、本発明に係るアクチュエータを複数
個用いて組み立てて使用する場合について説明する。
【0045】図12に示すように、第6の実施形態に係
るアクチュエータ210は、骨組を形成する複数の柱状
部材212と、第1乃至第3アクチュエータ214、2
16、218と、作業テーブル220と、ワーク222
と、ワーク収納プレート224と、ワーク保持プレート
226と、ワーク把持手段としての吸着用パッド228
が連結されたシンリダ230と、シリンダロッド232
が突出した状態のシリンダ234とから構成される。
【0046】第1アクチュエータ214は、その移動体
236の上面に取り付けられた第2アクチュエータ21
6を直線方向に移動するためのものであり、前記第1ア
クチュエータ214に直交して接続される第2アクチュ
エータ216の移動体238には、吸着用パッド228
が連結されたシリンダ230が連設されている。また、
第3アクチュエータ218の移動体240には、シリン
ダ234が連結され、ワーク222の位置決めをするた
めに用いられる。
【0047】動作については、まず、第2アクチュエー
タ216に連結されたシリンダ230に接続された図示
しないチューブを介して圧縮空気を供給する。前記圧縮
空気の供給により、シリンダ230のシリンダロッド2
32が下方に変位してワーク収納プレート224に配置
されたワーク222が吸着用パッド228により吸着さ
れる。再び、圧縮空気の供給によりシリンダロッド23
2を上方に変位させ、その状態を保持しながら第1アク
チュエータ214の移動体236を縦軸方向に移動さ
せ、前記第1アクチュエータ214の移動体236に連
結された第2アクチュエータ216を移動させる。前記
第2アクチュエータ216は、吸着用パッド228に吸
着されたワーク222が所望の位置の上方に近接した時
に移動を休止し、第2アクチュエータ216の移動体2
38を横軸方向に移動させてワーク222をワーク保持
プレート226の所望の穴部242に挿入する。このと
き、確実にワーク222がワーク保持プレート226の
穴部242に挿入されるように、第3アクチュエータ2
18のシリンダロッド232を変位させて位置決めをす
ることができる。
【0048】本実施形態においては、椅子状にアクチュ
エータ210を組み立てて、3個のアクチュエータ21
4、216、218を配置してワーク222を搬送する
場合について説明したが、複数の柱状部材212および
アクチュエータ210等を使用して様々な組み合わせに
より、上下四方自在にワークを搬送することが可能とな
る。
【0049】次に、図12と同様に、アクチュエータ2
10を複数個用いて組み立てて使用する場合を図13乃
至図15に示す。図13は、エアシリンダ250と電動
アクチュエータ252を構造体12内に取り付け、夫々
のコントロールボックス254、256を柱状部材25
8に取り付けた状態を示している。ここで、参照符号2
60はモータボックス、参照符号262はバルブユニッ
トを示している。なお、図示しないコンプレッサ、除湿
器、アフタークーラー等を一体化して各アクチュエータ
ブロックに挿入することも可能である。この場合、コン
プレッサ等は、柱状部材258内に一体化若しくは接続
して配線される。また、周知のコンプレッサ、スクロー
ルコンプレッサ等の吸器を用いて真空圧力を循環伝送し
て利用することも可能である。
【0050】図14はフレーム部36にアクチュエータ
用コントローラ264、265を夫々取り付け、それを
構造体12に収めた例である。なお、図14において、
アクチュエータ用コントローラ264、265に入力さ
れる種々の信号、例えば、電気信号、流体圧信号、電力
信号等の伝達は、夫々構造体12および柱状部材258
の内部を介して行われる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るアクチュエータによれば、
以下の効果が得られる。
【0052】すなわち、開口部を介して構造部材として
機能するフレームに対し、移動部材を簡便に組み付ける
ことができる。従って、作業者は現場においてアクチュ
エータを簡単に組み立てることができる。また、同様に
分解して保守・点検を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクチュエータに係る第1の実施形態
の斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本発明のアクチュエータに係る第2の実施形態
の分解斜視図である。
【図4】本発明のアクチュエータに係る第3の実施形態
の斜視図である。
【図5】本発明のアクチュエータに係る第4の実施形態
の斜視図である。
【図6】図5に示すアクチュエータの移動部材の斜視図
である。
【図7】本発明のアクチュエータに係る第5の実施形態
の移動部材を示す斜視図である。
【図8】本発明のアクチュエータに係る第6の実施形態
の移動部材を示す斜視図である。
【図9】本発明のアクチュエータに係る第7の実施形態
の移動部材を示す斜視図である。
【図10】本発明のアクチュエータに係る第8の実施形
態の移動部材を示す斜視図である。
【図11】本発明のアクチュエータに係る第9の実施形
態の移動部材を示す斜視図である。
【図12】本発明に係るアクチュエータを複数個使用し
てワークの搬送を行う場合の説明図である。
【図13】本発明に係るアクチュエータを複数個使用し
てワークの搬送を行う場合の説明図である。
【図14】本発明に係るアクチュエータを複数個使用し
てワークの搬送を行う場合の説明図である。
【図15】本発明に係るアクチュエータを複数個使用し
てワークの搬送を行う場合の説明図である。
【符号の説明】
10、50、62、78、210、214、216、2
18…アクチュエータ 12、52、64…構造体 14、170…モータ 16、112…ボールねじ 18、82、106…移動体 20、66、68、84、140、152…移動部材 36、142、156…フレーム部 46、108、158…ガイド部 80、154…タイミングベルト 90、166…モータプーリユニット 92、168…アイドルプーリユニット 116、148、188、202…接続部 160…テーブルトップ 162…スライドテーブル 182、196…ロッドレスシリンダ 212、258…柱状部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源と、 凹部が形成されたフレームと、 前記フレームの長手方向に沿って変位自在に設けられた
    移動体と、 前記駆動源の駆動力を前記移動体に伝達するボールねじ
    と、 前記ボールねじに螺合し、前記移動体に連結されて該移
    動体と一体的に変位する軸受ブロックと、 前記ボールねじの両端部を支持する一組の支持ブロック
    と、 を備え、 前記軸受ブロックは、移動体の長手方向に沿って形成さ
    れた断面略U字状の開口部に着脱自在に連結されること
    を特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアクチュエータにおいて、 前記ボールねじは、一組の支持ブロックにそれぞれ形成
    された開口部によって着脱自在に連結されることを特徴
    とするアクチュエータ。
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