JP6777182B2 - 防食被覆およびその形成方法 - Google Patents
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Description
(1)エポキシ樹脂系塗料で実質的に形成された防食層、
(2)粘着剤または接着剤で実質的に形成された粘接着層、
(3)表面の算術平均粗さが3.9μm以下であるチタンまたはチタン合金で実質的に形成された金属箔、
の順序で、前記防食層、前記粘接着層、および前記金属箔を有していることを特徴とする防食被覆である。
(1)表面の算術平均粗さが3.9μm以下であって、前記表面には厚さが2.1nm以上の酸化皮膜が実質的に形成されているチタンまたはチタン合金で実質的に形成された金属箔、
(2)ゴム系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の粘着剤ならびにエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の接着剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の粘着剤または接着剤で実質的に形成された第2の粘接着層、
(3)ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリイミド、シリコーン樹脂、アクリル樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能樹脂層、もしくはガラス繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、レーヨン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維よりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能不織布、もしくはウレタンフォーム、天然ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ふっ素ゴムよりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能な層、
(4)ゴム系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の粘着剤ならびにエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の接着剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の粘着剤または接着剤で実質的に形成された第1の粘接着層、
の順序で積層されてなる金属箔部材を、前記第1の粘接着層によって、前記防食層形成工程で形成された前記防食層に貼り付けるようにしてもよい。
(1−1)構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る防食被覆10を模式的に示す断面図である。
本第1実施形態に係る防食被覆10においては、最外層に配置する金属箔18は、チタンまたは所定の組成のチタン合金からなり、耐食性に優れる。また、金属箔18の表面の算術平均粗さ(Ra)は3.9μm以下であり、表面に亜鉛粉末が付着しにくい。
本第1実施形態に係る防食被覆10を形成する方法は、具体的には例えば、次のステップS1a〜S1eの手順で形成することができる。
(ステップS1b)清浄化処理を終えた金属基材90の表面に下塗り層12を塗布する。
(ステップS1c)下塗り層12を十分に乾燥させた後、下塗り層12の上に防食層14を設ける。
(ステップS1d)防食層14を十分に乾燥させた後、防食層14の上に粘接着層16(粘着層16Aまたは接着層16B)を設ける。
(ステップS1e)粘接着層16(粘着層16Aまたは接着層16B)に金属箔18を貼り付けて、金属箔18を防食被覆10の最外層に設ける。
(2−1)構成
図2は、本発明の第2実施形態に係る防食被覆20を模式的に示す断面図である。
本第2実施形態に係る防食被覆20においては、最外層に配置する金属箔18は、チタンまたは所定の組成のチタン合金からなり、耐食性に優れる。また、金属箔18の表面の算術平均粗さ(Ra)は3.9μm以下であり、表面に亜鉛粉末が付着しにくい。
本第2実施形態に係る防食被覆20を形成する方法は、具体的には例えば、次のステップS2a〜S2gの手順で形成することができる。
(ステップS2b)清浄化処理を終えた金属基材90の表面に下塗り層12を塗布する。
(ステップS2c)下塗り層12を十分に乾燥させた後、下塗り層12の上に防食層14を設ける。
(ステップS2d)防食層14を十分に乾燥させた後、防食層14の上に第1の粘接着層22(粘着層22Aまたは接着層22B)を設ける。
(ステップS2e)第1の粘接着層22(粘着層22Aまたは接着層22B)に伸長可能層24(伸長可能樹脂層24Aまたは伸長可能不織布24B)を貼り付ける。
(ステップS2f)伸長可能層24(伸長可能樹脂層24Aまたは伸長可能不織布24B)の上に第2の粘接着層26(粘着層26Aまたは接着層26B)を設ける。
(ステップS2g)第2の粘接着層26(粘着層26Aまたは接着層26B)に金属箔18を貼り付けて、金属箔18を防食被覆20の最外層に設ける。
チタン箔の表面の算術平均粗さ(Ra)と、チタン箔の表面における水素化物の形成との関係について評価を行った。
次に、表面の算術平均粗さRaが3.9μm以下のチタン箔について、その厚さとつきまわり性(金属母材のエッジ部におけるチタン箔のつきまわり性)の関係について評価を行った。スチールグリッドを用いてブラスト処理した長さ150mmの等辺山形鋼(90mm×90mm×厚さ6.0mm)の表面に、無機ジンクリッチペイントを75μmの厚さとなるようにスプレー塗装して室温で3日間乾燥させて下塗り層を設けた後、エポキシ樹脂系防食塗料を下塗り層の上にスプレー塗装し、室温で2日間乾燥させて基材表面に膜厚120μmの防食層を形成した(前記等辺山形鋼は、前述した第1および第2実施形態の防食被覆10および20における金属基材90に対応する。)。その後、厚さが10μm(実施例8)、20μm(実施例9)、40μm(実施例10)、60μm(実施例11)、100μm(実施例12)、150μm(実施例13)、180μm(実施例14(参考例1))のチタン箔の片側の面に予めアクリル系両面粘着テープ(株式会社寺岡製作所製、NO.7642)を貼り付けて構成した金属箔部材を、防食層の表面に貼り付けた。用いたアクリル系両面粘着テープの支持体はポリエチレンテレフタレートフィルム(伸長可能樹脂層24Aに対応)であり、その両面にアクリル系粘着剤(粘着層22A、26Aに対応)が設けられている。貼り付けの際には、等辺山形鋼のエッジ部は、手でエッジ部になじむように金属箔部材を折り曲げて貼り付けた。このようにして金属箔部材を貼り付けた後、シリコーンゴム製ローラーにより金属箔部材を等辺山形鋼に圧着させた。圧着させた後、金属箔部材を剥がし、未付着部が無いか確認を行った。
チタン箔の表面に亜鉛粉末が付着した場合に、チタン箔の表面の酸化皮膜の厚さがチタン箔の表面における水素化物の形成にどう関係しているかを確認するための評価を行った。
以上述べてきた実施例1〜18及び比較例1〜3の結果から、チタン箔の表面に水素化物が形成されにくく、かつ、金属基材のエッジ周囲においてもつきまわり性が良好なチタン箔の条件として、具体的には例えば、厚さ20μm以上80μm以下、表面の算術平均粗さ(Ra)1.8μm以下、表面の酸化皮膜の厚さ2.1nm以上を挙げることができる。
スチールグリッドを用いてブラスト処理した150mm×70mm×厚さ0.1mmの鋼板の表面に、無機ジンクリッチペイントを75μmの厚さとなるようにスプレー塗装して室温で3日間乾燥させて下塗り層を設けた後、エポキシ樹脂系防食塗料を下塗り層の上にスプレー塗装し、室温で2日間乾燥させて基材表面に膜厚120μmの防食層を形成した。
チタン箔を貼り付ける粘接着剤を、ウレタン樹脂系接着剤(実施例20)、シリコーン樹脂系接着剤(実施例21)、アクリル樹脂系接着剤(実施例22)に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例20〜22の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例20は7.8mm、実施例21は7.7mm、実施例22は7.1mmであり、いずれも合格であった。
チタン箔を貼り付ける粘接着剤を、アクリル樹脂系粘着剤シート(実施例23)、ウレタン樹脂系粘着剤シート(実施例24)、シリコーン樹脂系粘着剤シート(実施例25)、ゴム系粘着剤シート(実施例26)に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例23〜26の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例23は6.5mm、実施例24は6.7mm、実施例25は7.0mm、実施例26は6.3mmであり、いずれも合格であった。
下塗り層を、有機ジンクリッチペイント75μm(実施例27)、エポキシ樹脂系塗料50μm(実施例28)、変性エポキシ樹脂系塗料50μm(実施例29)、エッチングプライマー15μm(実施例30)、下塗り層無し(実施例31)に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例27〜31の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例27は5.1mm、実施例28は4.8mm、実施例29は7.0mm、実施例30は9.5mm、実施例31は9.2mmであり、いずれも合格であった。
防食層を、グラスファイバー(GF)入りエポキシ樹脂塗料800μm(実施例32)、変性エポキシ樹脂塗料120μm(実施例33)、超厚膜形エポキシ樹脂塗料2000μm(実施例34)に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例32〜34の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例32は6.6mm、実施例33は6.0mm、実施例34は3.2mmであり、いずれも合格であった。
チタン箔を貼り付ける粘接着剤を、ポリエチレンフィルムの両面にアクリル樹脂系粘着剤を貼った両面テープ(アクリル樹脂系粘着剤両面テープ1)(実施例35)、ポリエステル繊維製不織布にアクリル樹脂系粘着剤を貼った両面テープ(アクリル樹脂系粘着剤両面テープ2)(実施例36)に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例35、36の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例35は5.1mm、実施例36は5.0mmであり、いずれも合格であった。
チタン箔を貼り付ける粘接着剤を、酢酸ビニル系接着剤(実施例37(参考例3))、ニトリルゴム系接着剤(実施例38(参考例4))に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例37、38(参考例3、4)の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例37(参考例3)は15.2mm、実施例38(参考例4)は20.5mmであり、いずれも、切り込み(人工傷)がある場合には、剥離の進展しにくさについては良好な結果が得られなかった。
下塗り層を、油性さび止めペイント35μmに変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例39(参考例5)の防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、23.0mmであり、切り込み(人工傷)がある場合には、剥離の進展しにくさについては良好な結果が得られなかった。
防食層を、塩化ゴム樹脂塗料35μm(実施例40(参考例6))、アクリルシリコーン樹脂塗料50μm(実施例41(参考例7))、ふっ素樹脂系塗料35μm(実施例42(参考例8))に変更した以外は、実施例19と同様にして、実施例40〜42(参考例6〜8)の各防食被覆サンプルを作製して浸漬試験を行い、切り込み(人工傷)52を中心とする左右の剥離長さ56(図3参照)の最大値を測定したところ、実施例40(参考例6)は18.8mm、実施例41(参考例7)は20.6mmであり、実施例42(参考例8)は22.3mmであり、いずれも、切り込み(人工傷)がある場合には、剥離の進展しにくさについては良好な結果が得られなかった。
次の表4に、実施例19〜36および実施例37〜42(参考例3〜8)の防食被覆サンプルの構成および実験結果をまとめて示す。剥離長さが合格(剥離長さが10mm以下)の場合を○、不合格(剥離長さが10mm超)の場合を×で記載している。
12…下塗り層
14…防食層
16…粘接着層
16A、22A、26A…粘着層
16B、22B、26B…接着層
18…金属箔
22…第1の粘接着層
24…伸長可能層
24A…伸長可能樹脂層
24B…伸長可能不織布
26…第2の粘接着層
52…切り込み(人工傷)
54…剥離領域
56…剥離長さ
90…金属基材
Claims (7)
- 金属基材の表面に、該表面に近い方から、
(1)エポキシ樹脂系塗料で実質的に形成された防食層、
(2)粘着剤または接着剤で実質的に形成された粘接着層、
(3)表面の算術平均粗さが3.9μm以下であるチタンまたはチタン合金で実質的に形成された金属箔、
の順序で、前記防食層、前記粘接着層、および前記金属箔を有し、
前記粘接着層は、前記金属基材の表面に近い方から順に第1の粘接着層と第2の粘接着層を含み、前記第1の粘接着層と前記第2の粘接着層との間に、伸長可能な伸長可能層を有し、
前記伸長可能層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリイミド、シリコーン樹脂、アクリル樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能樹脂層、もしくはガラス繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、レーヨン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維よりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能不織布であるか、もしくはウレタンフォーム、天然ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ふっ素ゴムよりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成されていることを特徴とする防食被覆。 - 前記金属箔の表面には、厚さが2.1nm以上の酸化皮膜が実質的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防食被覆。
- 前記第1の粘接着層および前記第2の粘接着層は、ゴム系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の粘着剤ならびにエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の接着剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の粘着剤または接着剤で実質的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防食被覆。
- 前記金属箔の厚さが10μm以上150μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防食被覆。
- 前記金属基材の表面と前記防食層との間に、無機ジンクリッチペイント、有機ジンクリッチペイント、エポキシ樹脂系塗料、変性エポキシ樹脂系塗料のうち少なくとも1つを用いて実質的に形成された下塗り層を設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防食被覆。
- 金属基材の表面に防食層を形成する防食層形成工程と、
次の(1)〜(4)の順序、即ち、
(1)表面の算術平均粗さが3.9μm以下であって、前記表面には酸化皮膜が形成されているチタンまたはチタン合金で実質的に形成された金属箔、
(2)ゴム系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の粘着剤ならびにエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の接着剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の粘着剤または接着剤で実質的に形成された第2の粘接着層、
(3)ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリイミド、シリコーン樹脂、アクリル樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能樹脂層、もしくはガラス繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、レーヨン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維よりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能不織布、もしくはウレタンフォーム、天然ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ふっ素ゴムよりなる群から選ばれた少なくとも1種で実質的に形成された伸長可能層、
(4)ゴム系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の粘着剤ならびにエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系およびシリコーン樹脂系の接着剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の粘着剤または接着剤で実質的に形成された第1の粘接着層、
の順序で積層されてなる金属箔部材を、前記第1の粘接着層によって、前記防食層形成工程で形成された前記防食層に貼り付ける金属箔貼り付け工程と、
を有することを特徴とする防食被覆の形成方法。 - 前記金属箔部材の前記第1の粘接着層には、予め離型紙が貼り付けられており、前記金属箔貼り付け工程においては、前記離型紙を剥がして前記防食層の上に、前記金属箔部材の前記第1の粘接着層を貼り付けることを特徴とする請求項6に記載の防食被覆の形成方法。
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