JP6775919B2 - 遊技球振分装置 - Google Patents
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Description
このため、遊技球が分岐ラインを超えて誘導したい方向とは異なる方向に転動しそうであっても、該遊技球に強制押出部が作用することで該遊技球が誘導したい方向に軌道修正され、球詰まりが未然に防止されるとともに、遊技球を迅速かつ正確な所定の振分比率で振り分けることができる。
また、本発明は上記遊技球振分装置において、複数の凹部には前記回転体の左側に傾斜したものと右側に傾斜したものとがあり、前記回転体の左側と右側にそれぞれ流出路が形成され、該凹部に受け入れられた遊技球は該凹部の傾斜に従い誘導されることで予め設定された比率にて左右の流出路に振り分けられるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は上記遊技球振分装置において、前記回転制御手段は、前記回転体の裏側にケース体を設け、該ケース体内に重り球を転動可能に設け、該ケース体の底面を傾斜状に形成することで該重り球の重力が常に前記回転体に掛かるようにし、該重り球が該回転体の裏側に位置する凹部に嵌る際に該回転体に付与される回転力により該回転体を強制的に回転させ、前記凹部に滞留した前記遊技球が前記流出路に強制的に押し出されるようにしたことを特徴とする。
この回転制御手段を設けたことにより、回転体を常に定位置で回転停止させるようになるとともに、回転体を強制的に回転させるので、凹部からの遊技球の押し出し作用が補完され、球詰まりを一層効果的に解消させることができる。
なお、ケース体9を前記回転体支持部材5の裏面に固着したとき、該ケース体9の前面開口の両側縁部53a,53b(図6に示される)が前記軸受溝35,36に合致することで支軸45が該軸受溝35,36中に止着される。
なお、凹部41と凹部42の境の流出路31側縁に凹欠部47が形成され、凹部42と凹部43の境の流出路31側縁には凹欠部48を形成している。
このようにこの実施形態で示した遊技球振分装置では、4個の遊技球のうちの1個だけを他の流出路に正確に振り分けることができる。
そして、この遊技球振分装置では、遊技球Pがたとえ分岐ライン22bを超えて反対側に流動しかけた場合であっても、回転体6が回転することにより該回転体6の凹部の回転方向後側内面に形成された強制押出部44aが該遊技球Pに当接し、該遊技球Pを本来誘導されるべき方向に誘導することから、球詰まりが未然に解消されるとともに、遊技球を所定の振分比率にて迅速に振り分けることができる。
このため、凹部41〜44に嵌った遊技球は該凹部41〜44に滞留することなく迅速・確実に左右に誘導され、間断なく次の遊技球が流入しても互いに緩衝されることなく振り分けられるとともに、球詰まりが防止される。
なお、強制押出部41a〜44aは、前述のように回転方向後側内面であって球誘導方向と反対側部位に形成されているが、前記円弧状隆起縁41b〜44bの回転方向後側部に形成されているとも言える。
また、前記凸部41′〜44′は前記各凹部41〜44の間に形成されたものであるので、該凹部41〜44に受け入れられた遊技球はその上方に位置する凸部41′〜44′と下方に位置する凸部41′〜44′との間に位置することになるが、下方に位置する凸部は、遊技球の重量を受け回転体6を回転させるように作用するとともに、前記凹部の底面の説明と同様に左右に傾斜した形状であると言えるので、該凸部が遊技球を左右いずれかの誘導したい方向に傾斜した形状に形成されていると言うこともできる。このことを言い換えれば、前記強制押出部41a〜44aは、上方に位置する凸部41′〜44′と下方に位置する凸部41′〜44′との間であって、球誘導方向と反対側部位であり、回転方向後側部に形成されていると言える。
また、遊技球の振分先についても、流入した遊技球の流下位置に分岐ラインが存在する遊技球振分装置にあっては、この実施形態に示したような左右に形成した2つの流出路だけでなく、例えば真中に流出させる第3の流出路を形成することにより3方に振り分けることも可能になる。
また、この実施形態では、回転体6の凹部41〜44の内面を砲弾(または釣鐘)の外形を転写したような特異な形状に形成することで、強制押出部41a〜44aが形成されるようにしたが、強制押出部41a〜44aは、各凹部41〜44の回転方向後側内面を局部的に隆起させることにより形成してもよく、回転体6が回転する際、該強制押出部41a〜44aが遊技球に当接することにより、遊技球が該凹部41〜44で滞留することなく迅速に排出されるようになることから、球詰まりを効果的に防止することができる。
なお、強制押出部41a〜44aの形状については、回転体6が回転するのに伴い該強制押出部41a〜44aが徐々に前記分岐ライン20bに接近するように例えばクサビ状に形成するのがよい。即ち、回転体6の回転に伴って強制押出部41a〜44aは前記分岐ライン20bとの距離が遊技球の半径(5.5mm)以下に徐々に近づくように形成されていることが望ましく、こうした構成とすることによって、該強制押出部41a〜44aは、誘導したい方向と反対方向に転動しそうになった遊技球に対してより確実に当接し該遊技球を軌道修正させ、球詰まりをより確実に防止し得る。
また、本発明の遊技球振分装置では、遊技球の自重により回転体を回転させることから、モータやソレノイド等の電気的駆動源およびその制御手段を設ける必要はないが、電気的駆動源を設けることでさらなる改良をすることも可能である。
2,3 球センサ
4,8 ビス
5 回転体支持部材
6 回転体
7 重り球
9 ケース体
10 透孔
10a 位置決めピン
11 庇部
12 流入口
13 流入路
14 ガイド板
15,16 流出口
17 枠体
18 球受体
20 分岐室
20a 底面
20b 分岐ライン
22 ガイド板
23,24 固設部
25 補強リブ
26 位置決用突起
30 開口
31a,32a ガイド底壁
31b,32b ガイド竪壁
31,32 流出路
35,36 軸受溝
36a 拡径部
37 器壁
38,52 透孔
39 ボス
39a 係合孔
41〜44 凹部
41′〜44′ 凸部
41a〜44a 強制押出部
41b〜44b 円弧状隆起縁
45 支軸
46a,46b 円柱状部
47,48 凹欠部
50 底面
51 爪部
53a,53b 側縁部
P 遊技球
Claims (2)
- 遊技球が流入する流入路の下流に回転体が略水平に軸支され、該回転体の外周に遊技球を1個ずつ受け入れ可能な複数の凹部が形成され、該凹部には該回転体の左側に傾斜したものと右側に傾斜したものとがあり、該回転体の左側と右側にそれぞれ流出路が形成され、該凹部に受け入れられた遊技球は該遊技球の重量により該回転体を回転させるとともに該凹部の傾斜に従い誘導されることで左右の流出路に振り分けられるようにした遊技球振分装置であって、前記各凹部の内面の球誘導方向と反対側部位であり、かつ該回転体の回転方向に対し後側となる部位に、該回転体が回転するとき遊技球に当接し該遊技球を強制的に球誘導方向に押し出し得るように他の凹部内面の全体よりも隆起した強制押出部を形成したことを特徴とした遊技球振分装置。
- 前記回転体に作用し前記凹部が前記流入路と相対する状態で該回転体を停止させる回転制御手段を設け、該回転制御手段は、前記回転体の裏側にケース体を設け、該ケース体内に重り球を転動可能に設け、該ケース体の底面を傾斜状に形成することで該重り球の重力が常に前記回転体に掛かるようにし、該重り球が該回転体の裏側に位置する凹部に嵌る際に該回転体に付与される回転力により該回転体を強制的に回転させ、前記凹部に滞留した前記遊技球が前記流出路に強制的に押し出されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載した遊技球振分装置。
Priority Applications (1)
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JP2015107830A JP6775919B2 (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 遊技球振分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015107830A JP6775919B2 (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 遊技球振分装置 |
Publications (2)
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JP6775919B2 true JP6775919B2 (ja) | 2020-10-28 |
Family
ID=57745323
Family Applications (1)
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JP2015107830A Active JP6775919B2 (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 遊技球振分装置 |
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2015
- 2015-05-27 JP JP2015107830A patent/JP6775919B2/ja active Active
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