JP4247450B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、例えば、パチンコ機(雀球機、アレンジボール機等も含む)等の弾球遊技機とも呼ばれることもある遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機において、遊技盤の盤面上を流れる球が流入可能な流入口と、その流入口から流入した球を受け、その球を遊技者に対し有利となる領域に流入する確率が高い高確率経路と、確率が低い低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分ける振り分け経路が役物装置(例えば、センタ役物と呼ばれている役物装置)に形成されたものが知られている。
また、この種の役物装置において、球を受けて横方向に移送する螺旋球受溝を外周面に有する球送りスクリューを備え、流入口から流入した球を球送りスクリューの一端部側で受けその球を球送りスクリューの回転動作によって他端側に向けて移送するとともに、球送りスクリューによる球の移送経路上に可動邪魔体が進退可能に配設されたものもが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−17998号公報
ところで、前記したような構造をもつ役物装置においては、流入口から流入し球を球送りスクリューの一端部側で受け、その球を、球送りスクリューの回転動作によって他端側に向けて移送するものである。そして、可動邪魔体によって球を落下させることで、その球をハズレ入賞口に流入させ、可動邪魔体を巧くすり抜けた球を球送りスクリューの他端側近傍まで移送して落下させ当り入賞口に流入させるものであるから、球の動きが単調であった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、第1振分経路と第2振分経路において球を少なくとも2つの経路にそれぞれ振り分けて球の動きを斬新に変化させることができる役物装置を備えた遊技機を提供することにある。
前記目的を達成するために、手段1の発明に係る遊技機は、次の記載のとおりの構成、
「遊技盤の盤面上を流れる球を受け、その球を横方向に変位させながら遊技者に対し有利となる領域に流入する確率が高い高確率経路と、確率が低い低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分ける振分経路を備えた遊技機であって、
前記振分経路は、球を受けその球を横方向に往復転動させて少なくとも2つの経路に振り分けるとともに前方に開放する第1振分経路と、前記第1振分経路の高い部分に設けられた連絡路によって連通されかつ球を所定速度(例えば、一定の速度)で横方向に移送しながら前記高確率経路と前記低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けるとともに前方に開放する第2振分経路とが前後に並んで配置され、
前記第2振分経路には、横軸線回りに回転して球を前記第2振分経路の横軸線方向に移送する螺旋球受溝を外周面に有する回転移送体と、この回転移送体の上の球に接離可能に当たってその球を前記回転移送体から払い落とす邪魔部材とが配設されており、
前方に位置する振分経路から後方に位置する振分経路には、前記連絡路を介して球を流す一方、後方に位置する振分経路から前方に位置する振分経路には、前記連絡路以外の位置で球を落下させて放出することを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
したがって、遊技盤の盤面上を流れる球が第1振分経路に受けられると、その第1振分経路において球が横方向に往復転動して少なくとも2つの経路に振り分けられる。
第1振分経路上を横方向に往復転動する球のうち、一部の球は連絡路を経て第2振分経路に流れる。
第2振分経路に流れた球は、その第2振分経路において所定速度で横方向に移送されながら遊技者に対し有利となる領域(例えば、入賞口)に流入する確率が高い高確率経路と確率が低い低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けられる。
そして、高確率経路に振り分けられた球は、低確率経路に振り分けられた球よりも高い確率で遊技者に対し有利となる領域に流入する。
したがって、第1振分経路において横方向に往復転動する球のうち、一部の球が連絡路に流れる。連絡路に流れた球は、第2振分経路において、球が所定速度で横方向に移送されながら高確率経路と低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けられる。前記したように高確率経路に至るまでの球の動きが多様に変化するため、遊技者を視覚的に楽しませることができる。
また、第1振分経路においては球が横方向に往復転動して少なくとも2つの経路に振り分けられ、第2振分経路においては球が所定速度(例えば、一定の速度)で移送されて高確率経路と低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けられる。このように、第1振分経路における球の横方向の往復転動(揺動)と、第2振分経路における、球の所定速度の横移動によってその球の動き態様が大きく異なるため、遊技者を視覚的に楽しませることができる。
さらに、第1振分経路と隣接する第2振分経路に対し横軸線回りに回転する回転移送体を設置する構造上、前後方向の限られた奥行き寸法内において、第1振分経路と第2振分経路とを前後に隣接させて容易に配置させている。
また、邪魔部材によって第2振分経路の回転移送体の上の球を払い落として振り分けることができ、球の動きがさらに一層斬新となり、遊技者を視覚的に楽しませることができる。
この発明によれば、第1振分経路と第2振分経路のそれぞれにおいて、球を少なくとも2つの経路にそれぞれ振り分けることができるため、球の動きを斬新に変化させて遊技者を視覚的に楽しませることができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1は遊技機としてのパチンコ機の所定位置に配置される遊技盤を前側から視た正面図である。図2は役物装置の下部を拡大して示す正面図である。図3は役物装置の下部を前側から示す斜視図である。図4は第1振分経路の球受棚、第2振分経路の一対の回転移送体及び奥側誘導路を示す平面図である。図5は同役物装置の下部を後側から示す斜視図である。図6は第2振分経路の一対の回転移送体、移送モータ、複数の邪魔部材、カム機構、駆動モータの関係を示す説明図である。なお、説明の便宜上、パチンコ機(遊技機)に対する遊技者側を前、反対側を後という。
図1において、遊技盤10の前面の周縁部には、外レール12と内レール13とを備えた案内レール11が装着されている。案内レール11の内側には、遊技領域15が区画形成されるとともに、外レール12と内レール13との間には、球発射装置(図示しない)によって発射された球(パチンコ球)を遊技領域15の上部に案内する球発射通路14が形成されている。
遊技盤10前面の遊技領域15の略中央部には、役物装置40が装着されるとともに、その役物装置40の略直下に位置しかつ遊技者に対し有利となる領域としての入球口、この実施例1においては可変始動口26を備えた入球装置(入賞装置)25が配設されている。また、可変始動口26には、一対の開閉部材28が開閉可能に設けられ、これら開閉部材28が開いて可変始動口26が拡開されたときには球Bが流入し易く、開閉部材28が閉じて可変始動口26が狭くなったときには球Bが流入し難くなるように構成されている。
また、入球装置25の可変始動口26(入球口)に球Bが流入すると、後述する図柄表示装置45が作動するようになっている。なお、球Bが後述する普通図柄始動用ゲート口20の検出器21を通過することで、後述する普通図柄表示部45が作動して普通図柄の抽選が行われる。そして、普通図柄表示部45の抽選に基づいて、入球装置25の開閉部材28が所定時間(例えば、1秒間)開放し、これによって入球装置25の可変始動口26が拡開してその可変始動口26に球Bが流入し易くなっている。
また、遊技盤10前面の遊技領域15内には、その入球装置25の下方に位置してアタッカ装置30が装着されている。このアタッカ装置30には、その略中央部に開閉扉31によって開閉される大入賞口32が設けられている。
また、遊技盤10前面の遊技領域15内には、その最下端に位置しかつアタッカ装置30の下方においてアウト口33が設けられている。
また、遊技盤10前面の遊技領域15の所定位置には、風車器18や入賞口(図示しない)等が適宜に配設されている。
図1〜図3に示すように、役物装置40は、その主体部をなす役物本体41と図柄表示装置43とを備えている。
役物装置40の本体部をなす役物本体41は、複数又は単数の本体構成部材によって形成され、遊技盤10の略中央部に貫設された役物装着孔の前面開口部の周縁を塞ぐようにして枠状に構成されている。そして、役物本体41はビス等によって遊技盤10の前面(盤面)に取り付けられている。
役物本体41の略中央部には、四角形、円形等の開口窓が形成されている。
役物本体41の開口窓の後側には、図柄表示装置43が装着されている。この図柄表示装置43の表示部44の略全域には、特別図柄が変動表示される特別図柄表示領域が設けられている。また、表示部44の一部には、普通図柄が変動表示される普通図柄表示部45が設けらている。
図1に示すように、役物本体41の上部左右両側部には球の通過を検出する検出器21を有する普通図柄始動用ゲート口20が設けられている。
また、役物本体41の左右両側部には、遊技盤10の盤面(前面)上を流れる球Bが流入可能な流入口47を有する球通路(ワープ通路と呼ばれることもある)46がそれぞれ設けられている。これら球通路46の流出口48は、役物本体41の下部両側部に臨んで開口している。
図1〜図4に示すように、役物本体41の下部には、左右の両球通路46の流出口48からそれぞれ流出した球Bを受け、これら球Bを横方向に変位させながら可変始動口(遊技者に対し有利となる領域)26に流入する確率が高い高確率経路と、確率が低い低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分ける振分経路49が配設されている。この振分経路49は、第1振分経路50と第2振分経路70とをそれぞれ備えて構成されている。
この実施例において、図3と図4に示すように、左右の両球通路46の流出口48の間に球受棚51が設けられ、その球受棚51の上面を第1振分経路50としている。
すなわち、球受棚51の上面には、球Bが横方向(左右方向)に往復転動可能に中央部と両側部がそれぞれ高く、その中間部が低い凹凸の湾曲路が形成されるとともに、その球受棚51の前縁部には球落下防止用の前突縁が形成されている。そして、その左右中間部の低い部分には球Bを前側に向けて放出する左右の両放出部53がそれぞれ形成されている。さらに、球受棚51の中央部の高い部分には球Bを受け、その球Bを後方の第2振分経路70に向けて転動させる傾斜状の連絡路55が形成されている。
また、この実施例において、図3と図4に示すように、役物本体41の下部には、球受棚51の前側下部に位置して前球受棚57が設けられている。この前球受棚57の上面には、球が横方向(左右方向)に往復転動可能に中央部と両側部がそれぞれ高く、その中間部が低い凹凸の湾曲路が形成され、その中央部寄りの左右部分の低い部分に球Bを前側に向けて放出する放出部58がそれぞれ形成されている。
図3と図4に示すように、役物本体41の下部には、球受棚51の後側上部に位置しかつ連絡路55の球Bを受け、その球Bを所定速度で横方向に移送しながら高確率経路と低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けるて第2振分経路70が形成されている。
この実施例において、第2振分経路70には、その横方向の略中央部において、連絡路55の球Bを第2振分経路70の左右いずれか一方に振り分ける略山形状の振分体71が設けられている。
また、第2振分経路70には、その振分体71の左右両側部において横軸線回りに回転して球Bを同第2振分経路70の左右両端部に向けてそれぞれ個別に移送する螺旋球受溝を外周面に有する一対の回転移送体80がそれぞれ配設されている。
また、この実施例において、一対の回転移送体80は、振分体71側が低く、反対側が高い傾斜状の横軸線回りに回転可能でかつ振分体71側の低い位置から反対側の高い位置に向けて球Bをそれぞれ移送するように構成されている。
また、回転移送体80は、所要とする軸径寸法を有する金属製あるいは合成樹脂製の軸体の外周面に切削加工によって螺旋球受け溝が形成される。
また、図7に示すように、軸体81の外周面にコイルスプリング状の螺旋部材82を嵌挿し、その螺旋部材82の両端末部83を軸体81の両端部に固着することで、螺旋球受け溝を有する回転移送体80を構成することも可能である。この場合には、切削加工に比べて回転移送体80を安価に製作することができる。
また、螺旋球受け溝を有する回転移送体80を合成樹脂の射出成形によって一体成形することも可能である。
図5と図6に示すように、一対の回転移送体80のうち、一方の回転移送体80の軸端部にはカップリング84を介して電動アクチュエータとしての移送モータ86の出力軸に連結されている。
また、一対の回転移送体80の相対する軸部の間にはトルク伝達手段87が配設されている。トルク伝達手段87としては、例えば、一対の回転移送体80の相対する軸部の間に自在継ぎ手(例えば、コイルばね等)を配設して構成することもでき、また、一対の回転移送体80の相対する軸部の間に3つの傘歯車を相互に合わせて構成することも可能である。
図3と図4に示すように、第2振分経路70の後側に配設された通路仕切壁90の後側には、第2振分経路70の一対の回転移送体80の螺旋球受溝に沿って一定の速度で横送りされる球Bに接離可能に当たってその球Bを回転移送体80上から払い落とす複数(図では左右各2つ、合計4つ)の邪魔部材100がそれぞれ垂直方向の支軸101を中心として回転可能に配設されている。
図5と図6に示すように、各邪魔部材100は、横長の略四角形状をなして各支軸101の上端部に装着されている。そして、各邪魔部材100は、支軸101と一体状に所定の角度(例えば略45度程度)の範囲で往復回動することで、第2振分経路70の後側において、回転移送体80上の球Bに干渉することなく第2振分経路70と略平行状をなす待機位置と、第2振分経路70に突出して回転移送体80上の球Bを払い落とす払落位置とに変位されるようになっている。
この実施例において、通路仕切壁90の後側には軸受け体によって各支軸101がそれぞれ回転可能に支持されている。そして、各支軸101は、駆動機構としてのカム駆動機構によって、待機位置と払落位置とに往復回動されるとともに、常時、ばね(図示しない)によって待機位置に向けて付勢されるようになっている。
すなわち、図5と図6に示すように、役物本体41の所定位置には、駆動モータ110の出力軸112にカップリング111を介して連結された横方向の駆動軸113が回転可能に支持されている。
図5と図6に示すように、駆動軸113上には、各支軸101の軸上に設けられたカムフォロアとしての作動体102に当接しかつ各支軸101と共に各邪魔部材100を待機位置と払落位置とに往復回動させるカム面を有するカム体114がそのボス部116において止めネジ117によってそれぞれ個別に角度調整可能に装着されている。
前記したように、駆動軸113上に対する各カム体114をそれぞれ個別に角度調整可能に構成することで、各邪魔部材100をそれぞれ同時に待機位置と払落位置とに変位させることが可能になるとともに、所定の邪魔部材100を待機位置、他の邪魔部材100を払落位置に変位させることも可能となる。
また、図3と図4に示すように、第2振分経路70には、一対の回転移送体80によって上傾端まで移送された球をその後側(奥側)に導く経路出口72が形成されている。
また、通路仕切壁90とその後側の後側壁91との間には、第2振分経路70の両端に経路出口72からそれぞれ放出された球Bを所定位置まで導く奥側誘導路95が形成されている。この奥側誘導路95は、両端部が高く中央部が低い傾斜に形成されている。そして、奥側誘導路95の中央部には、当該奥側誘導路95の中央部分に導かれた球を前側に向けて導くトンネル通路状の中央誘導路96が形成されている。この中央誘導路96の放出口は、遊技者に有利となる領域としての可変始動口26の直上において開口している。そして、第2振分経路70の経路出口72から奥側誘導路95を経て中央誘導路96に流れた球Bは、その中央誘導路96の放出口が放出され、可変始動口26に流入する確率が高く設定されている(図1及び図3参照)。
この実施例1に係る遊技機としてのパチンコ機は上述したように構成される。したがって、遊技の際、図示しない球発射装置から球発射通路14に発射された球B(パチンコ球B)は、遊技領域15の上部に打ち出され、多数の釘、風車器18等に案内されながら遊技領域15の下部に向けて流れる。
遊技領域15に打ち出された球Bのうち、一部の球Bは流入口47の検出器を通過したり、あるいは、入球装置25の可変始動口26、一般入賞口(図示しない)等の入球口に流入する。また、これら入球口に流入しなかった多くの球Bは遊技領域15の下部のアウト口33に流入し、機外に排出される。
球Bが普通図柄始動用ゲート口20の検出器21を通過すると、その球Bが検出器21によって検出され、その検出信号が主制御装置(図示しない)に送られる。すると、その信号が図柄表示装置43に伝達され、その表示部44の一部に設けられた普通図柄表示部45の図柄が変動する。そして普通図柄表示部45には、抽選結果に基づく図柄が表示される。
普通図柄表示部45の図柄が当たり図柄となって表示されると、入球装置25の可変始動口26の開閉部材28が所定時間(例えば、1秒間)開放して閉じる。
入球装置25の可変始動口26に球Bが流入すると、その球Bがセンサによって検出され、その検出信号が主制御装置に送られる。すると、その信号が図柄表示装置43に伝達され、これによって表示部44に表示された図柄が変動し、設定時間後停止する。そして、表示部44には抽選結果に基づく図柄が表示される。
表示部44に表示された図柄が「大当たり図柄」、例えば「7・7・7」となって停止した場合、大当たりとなる。すると、アタッカ装置30の開閉扉31によって大入賞口32が開かれる。大入賞口32に球Bが10個流入するか、あるいは、30秒経過すると、開閉扉31によって大入賞口32が閉じられる。
大入賞口32の開放時において、その大入賞口32に設けられた特定領域に球Bが入ると、開閉扉31によって大入賞口32が一旦閉じられた後、再び開かれる。開閉扉31によって大入賞口32が所定回数、例えば、最大16回(すなわち16ラウンド)開閉を繰り返すことで、大当たり遊技が終了する。
また、遊技の際、遊技領域15を流れる球のうち、一部の球Bは役物本体41の左右両流入口47から球通路46に流入した後、流出口48を経て第1振分経路50の中間球受棚51上に受けられる。そして、球Bは球受棚51上の凹湾曲路に沿って横方向に往復転動(左右方向へ揺動)して少なくとも2つの経路に振り分けられる。
すなわち、球受棚51上を転動する球Bのうち、一部又は半数以上の球Bは左右の放出部53から放出され、その前側の前球受棚57に受けられた後、前球受棚57上を転動して放出部58から放出される。
そして、前球受棚57の放出部58から放出された球Bのうち、一部の球Bは、低い確率で可変始動口26に流入し、他の多くの球Bは遊技領域15を流下してアウト口33を経て機外に排出される。
また、球受棚51上を転動する球Bのうち、一部の球Bは、球受棚51の略中央部の連絡路55を経て第2振分経路70に流れる。
第2振分経路70に流れた球Bは、その第2振分経路70において所定速度(例えば、一定速度)で横方向に移送されながら遊技者に対し有利となる領域としての可変始動口26に流入する確率が高い高確率経路と確率が低い低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けられる。
そして、高確率経路に振り分けられた球Bは、低確率経路に振り分けられた球Bよりも高い確率で遊技者に対し有利となる領域に流入する。
この実施例1において、連絡路55に流れた球Bは第2振分経路70の横方向の略中央部に設けられた振分体71によって左右いずれか一方に振り分けられる。
そして、振分体71の左右両側部に配設された一対の回転移送体80のうち、いずれか一方の回転移送体80の螺旋球受溝によって受けられて振分体71側の低い位置から反対側の高い位置に向けて所定速度(例えば、一定速度)で移送される。
第2振分経路70には、一対の回転移送体80の上の球Bに接離可能に当たってその球Bを回転移送体80上から払い落とす複数の邪魔部材100が待機位置と払落位置とに変位可能に配設されている。これら複数の邪魔部材100は、駆動モータ110を駆動源とし、カム機構によって待機位置と払落位置とに変位される。
このため、回転移送体80の螺旋球受溝によって受けられて移送された球Bのうち、一部の球Bは、払落位置とに変位された邪魔部材100によって回転移送体80上から払い落とされて第1振分経路50の球受棚51上に戻される。
また、邪魔部材100に払い落とされることなく通過した球Bは、回転移送体80上の他端まで移送されて経路出口72を通して奥側誘導路95に沿って誘導案内される。
そして、球Bは、奥側誘導路95の中央部のトンネル通路状の中央誘導路96を通してその前端開口部の放出口から放出される。
中央誘導路96の放出口は、遊技者に有利となる領域としての可変始動口26の直上において開口している。このため、第2振分経路70の経路出口72から奥側誘導路95及び中央誘導路96に流れてその放出口が放出される球Bは、高い確率で可変始動口26に流入する。
言い換えると、第2振分経路70の経路出口72から奥側誘導路95及び中央誘導路96が可変始動口26に流入する確率が高い高確率経路となっており、第1振分経路50の球受棚51上に戻される経路が可変始動口26に流入する確率が低い低確率経路となっている。
なお、一対の回転移送体80を駆動するための移送モータ86及び邪魔部材100を駆動する駆動モータ110はパチンコ機の電源スイッチがONされると同時に作動されるように設定される。
前記したように、この実施例1においては、第1振分経路50において横方向に往復転動する球Bのうち、一部の球Bがその略中央部の連絡路55に流れる。
連絡路55に流れた球Bは、第2振分経路70の略中央部の振分体71において左右いずれか一方に振り分ける。そして、第2振分経路70の振分体71を境とする左右部分において、球Bが所定速度で横方向に移送されながら高確率経路と低確率経路との2つの経路に振り分けられる。これによって、高確率経路に至るまでの球Bの動きが多様に変化するため、遊技者を視覚的に楽しませることができる。
また、第2振分経路70には、その振分体71の左右両側部において横軸線回りに回転して球Bを同第2振分経路70の両端部に向けて移送する螺旋球受溝を外周面に有する一対の回転移送体80がそれぞれ配設されている。
このため、第1振分経路50においては球Bが横方向に往復転動して、放出部53と連絡路55とに振り分けられる。
そして、連絡路55から第2振分経路70に流れた球Bは、振分体71において左右に振り分けられ、一対の回転移送体80の螺旋球受溝によって所定速度(例えば、一定の速度)で移送される。
さらに、回転移送体80の上の球Bが待機位置と払落位置とに変位される邪魔部材100によって払い落とされたり、あるいは払い落とされることなく通過することで、高確率経路と低確率経路との2つの経路に振り分けられる。
このようにして第1振分経路50と第2振分経路70において、球Bの動き態様が大きく異なるため、遊技者を視覚的に楽しませることができる。
しかも、邪魔部材100によって第2振分経路70の回転移送体80の上の球Bを払い落として振り分けることができ、球Bの動きがさらに一層斬新となり、遊技者を視覚的に楽しませることができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではない。
例えば、前記実施例1においては、第2振分経路70の一対の回転移送体80を駆動するための移送モータ86及び邪魔部材100を駆動する駆動モータ110はパチンコ機の電源スイッチがONされると同時に作動されるように設定する場合を例示したが、これに限定されない。
例えば、移送モータ86や駆動モータ110を遊技状況に応じて適宜に作動されるように制御装置によって作動制御することも可能である。
例えば、大当たり遊技の後、再び大当たりなる確率が高く設定される、いわゆる確率変動の遊技時等において、複数の邪魔部材100が全て待機位置に配置されるように、駆動モータ110を作動制御(停止)することも可能である。
この場合には、第1振分経路50の連絡路55を通して第2振分経路70に流れた球Bの全てが第2振分経路70の経路出口72を通過して、可変始動口26に流入する確率が高い高確率経路としての奥側誘導路95及び中央誘導路96に流れる。
また、第1振分経路50、すなわち、球受棚51上の球経路の左右方向の略中央部に連絡路55を形成し、第2振分経路70の略中央部に連絡路55から流入した球Bを左右に振り分ける振分体71を設けたが、第1振分経路50の一側に連絡路を設け、第2振分経路70には、連絡路から流入した球を受けて所定速度で他側に向けて横送りする螺旋球受溝を有する回転移送体を配設してもこの発明を実施可能である。
また、第2振分経路70に対し、球Bを保持して横送りする無端状の移送ベルトを配設してもこの発明を実施することができる。また、球Bを保持して横送りする無端状の移動ベルト上に磁力によって球を保持する磁石を配設してもよい。
この発明の実施例1に係る遊技機の遊技盤全体を示す正面図である。 同じく役物装置を下部を拡大して示す正面図である。 同じく役物装置を下部を拡大して正面から示す斜視図である。 同じく第1振分経路の球受棚、第2振分経路の一対の回転移送体及び奥側誘導路を示す平面図である。 同じく役物装置を下部を拡大して背面から示す斜視図である。 同じく一対の回転移送体、移送モータ、複数の邪魔部材、カム機構、駆動モータの関係を示す説明図である。 同じく回転移送体の実施態様を示す説明図である。
符号の説明
10 遊技盤
40 役物装置
41 役物本体
46 球通路
50 第1振分経路
51 球受棚
53 放出部
55 連絡路
70 第2振分経路
71 振分体
72 経路出口
80 回転移送体
86 移送モータ
95 奥側誘導路
96 中央誘導路
100 邪魔部材
110 駆動モータ

Claims (1)

  1. 遊技盤の盤面上を流れる球を受け、その球を横方向に変位させながら遊技者に対し有利となる領域に流入する確率が高い高確率経路と、確率が低い低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分ける振分経路が設けられた役物装置を備えた遊技機であって、
    前記振分経路は、球を受けその球を横方向に往復転動させて少なくとも2つの経路に振り分けるとともに前方に開放する第1振分経路と、前記第1振分経路の高い部分に設けられた連絡路によって連通されかつ球を所定速度で横方向に移送しながら前記高確率経路と前記低確率経路との少なくとも2つの経路に振り分けるとともに前方に開放する第2振分経路とが前後に並んで配置され、
    前記第2振分経路には、横軸線回りに回転して球を前記第2振分経路の横軸線方向に移送する螺旋球受溝を外周面に有する回転移送体と、この回転移送体の上の球に接離可能に当たってその球を前記回転移送体から払い落とす邪魔部材とが配設されており、
    前方に位置する振分経路から後方に位置する振分経路には、前記連絡路を介して球を流す一方、後方に位置する振分経路から前方に位置する振分経路には、前記連絡路以外の位置で球を落下させて放出することを特徴とする遊技機。
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