JP6775399B2 - エンジン用マフラ - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン用マフラに関する。
刈払機などの携帯型作業機に搭載されるエンジン用マフラは、例えば、エンジンの排気ポートに接続されて排ガスが流入する流入口と、流入した排ガスを排出する排出口とを有する箱型のハウジングを備える。このハウジング内は、仕切板によって、前記流入口を含む第1室と前記排出口を含む第2室とに区画される。仕切板は、第1室と第2室とを連通する複数の貫通孔を有する。
このようなエンジン用マフラは特許文献1に開示されている。
特開2014−181580号公報
しかしながら、特許文献1に開示のマフラでは、ハウジングの内面や仕切板に排ガスが衝突すること、及び、仕切板の貫通孔を排ガスが通過することなどにより、ハウジング内に乱流が発生していた。それゆえ、マフラの排出口から排出される排ガスの乱流エネルギーが大きくなっていた。ここで、乱流エネルギーとは、流速の変動成分の大きさに対応するものである。また、乱流エネルギーは、渦の発生のしやすさを表すものである。この渦は、マフラの排出口から排出される排ガスがマフラのハウジングなどと干渉して発生する気流音(騒音)の原因となるものである。ゆえに、マフラの排出口から排出される排ガスの乱流エネルギーを減少させて気流音を低減させることが望まれていた。
本発明は、このような実状に鑑み、マフラから排出される排ガスに起因する騒音の発生を抑制することを目的とする。
そのため本発明に係るエンジン用マフラは、エンジンの排気ポートに接続されて排ガスが流入する流入口と、流入した排ガスを排出する排出口とを有する箱型のハウジングと、ハウジング内を、前記流入口を含む主室と前記排出口を含む容積室とに区画する第1仕切部と、前記排出口を覆うようにハウジングに設けられる網状の整流部材と、を備える。第1仕切部は、主室と容積室とを連通する第1連通部を有する。前記流入口から主室内に流入した排ガスは、第1連通部を経て容積室に流入して前記排出口に至り、整流部材を通過する。本発明に係るエンジン用マフラは、主室内を、前記流入口を含む第1室と容積室に隣り合う第2室とに区画する第2仕切部を更に備える。容積室の容積は、第1室の容積よりも小さく、かつ、第2室の容積よりも小さい。第2仕切部は、第1室と第2室とを連通する第2連通部を有する。本発明に係るエンジン用マフラでは、第1仕切部が第2仕切部と一体的に形成されている。
本発明によれば、ハウジングの流入口から主室内に流入した排ガスは、第1連通部を経て容積室に流入してハウジングの排出口に至り、整流部材を通過する。これにより、排ガスは、主室からハウジングの排出口に至る途中で容積室にて減速され得る。また、容積室にて減速された排ガスは、ハウジングの排出口に至り、整流部材を通過することで流れが整えられ得る。従って、この排ガスの減速と整流とにより、マフラから排出される排ガスの乱流エネルギーを減少することができ、ひいては、当該排ガスの流れに起因する騒音の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態における刈払機の斜視図 前記第1実施形態における刈払機の使用状態の説明図 前記第1実施形態におけるエンジン及びマフラの概略構成を示す断面図 前記第1実施形態におけるマフラの正面図 図4のA−A断面図 図4のB−B断面図 前記第1実施形態におけるマフラの分解斜視図 本発明の第2実施形態におけるマフラの正面図 図8のC−C断面図 図8のD−D断面図 前記第2実施形態におけるマフラの分解斜視図 本発明の第3実施形態におけるマフラの正面図 図12のE−E断面図 図12のF−F断面図 前記第3実施形態における仕切板の正面図 前記第3実施形態におけるマフラの分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における刈払機の斜視図である。図2は刈払機の使用状態の説明図である。尚、本実施形態では、本発明に係るエンジン用マフラが搭載される携帯型作業機の一例として刈払機を挙げて以下説明するが、本発明に係るエンジン用マフラが搭載される携帯型作業機はこれに限らない。
刈払機1は、長尺パイプからなる操作棹2を有する。操作棹2の後端には、動力源としてのエンジンモジュール3が設けられている。操作棹2の先端には、作業部としての工具の装着部4が設けられている。工具の装着部4には、工具が交換可能に取り付けられる。工具の装着部4は、操作棹2に内蔵されたドライブシャフトによりエンジンモジュール3に連結される。工具の装着部4は、エンジンモジュール3(詳しくはエンジン21)により回転駆動される。
操作棹2の長尺方向の中央部にはハンドル5が取り付けられている。ハンドル5とエンジンモジュール3との間には、防振ハウジング6が設けられている。防振ハウジング6の外周には、ハンガ7が取り付けられる。
刈払機1は、作業者Mの肩から吊り具8により吊るして使用される。吊り具8は、ハーネス9及び金具10を有する。作業者Mはハーネス9を上半身に装着する。図2では、金具10が作業者Mの右側に垂れ下がっている。作業者Mは、金具10にハンガ7を取り付けて、この吊下げ状態で刈払機1を使用する。作業者Mは、刈払機1のハンドル5を両手で持ち、刈払機1を動かして、刈払作業をすることができる。
エンジンモジュール3は、その外殻をなすカバー11と、カバー11によって覆われるエンジン21(後述する図3参照)及びマフラ40とを主に含む。ここで、マフラ40が、本発明の「エンジン用マフラ」に対応する。カバー11は例えば樹脂製である。
図3は、エンジン21及びマフラ40の概略構成を示す断面図である。ここで、図3は、ピストン25が上死点付近に位置した状態にあるときのエンジン21を示している。また、本実施形態において、上側とは、エンジン21が最も長く使用される状態(正立状態)における鉛直上側と略一致する。
エンジン21は、OHV(Over Head Valve)形式の4ストロークエンジンであり、空冷式である。エンジン21は、シリンダ部22と、シリンダ部22の下部に取り付けられたクランクケース23と、クランクケース23の下方に設けられたオイルタンク24とを備える。
シリンダ部22は、ピストン25を図3中の上下方向に摺動させるための円柱状の空間を有している。そして、この空間内に、ピストン25が図3中において上下方向に摺動自在に間隙を有して嵌入されている。
シリンダ部22、クランクケース23及びピストン25によってクランク室27が形成されている。つまり、シリンダ部22の側面とピストン25で形成されるクランクケース23側の円柱状空間と、クランクケース23内の空間とによりクランク室27が形成されている。このクランク室27では、ピストン25が摺動するにしたがい、その内部空間の容積が変化する。
シリンダ部22の上壁には、シリンダヘッド28が設けられている。このシリンダヘッド28と、シリンダ部22と、ピストン25とによって燃焼室29が形成されている。
オイルタンク24は、オイルタンクケースによって規定されており、クランクケース23と別個に設けられ、潤滑用のオイルを貯留する。
オイルタンク24とクランクケース23との間には、クランクケース23(クランク室27)からオイルタンク24へのオイルの流れのみを許容する逆止弁30が設けられている。
ここで、ピストン25が下死点から上死点まで移動するにしたがい、クランク室27内の圧力は負圧になる。逆に、ピストン25が上死点から下死点まで移動するにしたがい、クランク室27内の圧力は正圧になる。それゆえ、クランク室27内の圧力が正圧であるときに、逆止弁30が開弁して、クランク室27からオイルタンク24へオイルが流れる。また、クランク室27内の圧力が負圧であるときに、逆止弁30は閉弁している。
クランクケース23内にはクランク33が回転自在に支持されている。クランク33は、回転中心となるクランク軸33a、カウンタウェイト(図示せず)などから構成されている。ピストン25とクランク33とは、コネクティングロッド34によって接続されている。コネクティングロッド34とピストン25とは揺動可能に接続されている。コネクティングロッド34とクランク33とは回転可能に接続されている。このような構成によって、ピストン25は、シリンダ部22内を往復摺動する。
シリンダヘッド28には、吸気ポート35と排気ポート36とが設けられている。
吸気ポート35は、インシュレータ(図示せず)を介してキャブレタ(図示せず)に連通している。このキャブレタの上流側には、エアクリーナ(図示せず)が設けられている。ここで、エンジンモジュール3は、前述のインシュレータ、キャブレタ、エアクリーナ、及び、燃料貯留用のタンク(図示せず)を更に含む。また、前述のインシュレータ、キャブレタ、及びエアクリーナは、カバー11によって覆われている。尚、前述のキャブレタは、前述のエアクリーナを通過した空気に燃料を混合して混合気を生成する装置である。
シリンダヘッド28には、吸気ポート35を開閉する吸気弁37と、排気ポート36を開閉する排気弁38とが設けられている。ここで、吸気弁37及び排気弁38は燃焼室29を開閉する。
マフラ40は、上下に長い縦長の直方体状に形成されている。本実施形態では、マフラ40は、エンジン21の排気ポート36に直結されて、互いに連通している。
次に、マフラ40の詳細について、前述の図3に加えて図4〜図7を用いて説明する。
図4はマフラ40の正面図である。図5は図4のA−A断面図である。図6は図4のB−B断面図である。図7はマフラ40の分解斜視図である。尚、以下では、説明の便宜上、図4〜図6に示すように上下左右を規定する。また、エンジン21に近い側を流入側とし、エンジン21に近い側と反対の側(換言すれば、エンジン21から遠い側)を排出側とする。ここで、図4及び図5における「上側」は、前述したように、エンジン21が最も長く使用される状態(正立状態)における鉛直上側と略一致する。また、以下では、説明の便宜上、マフラ40の各構成要素を図4の上下方向で三分割した場合の各部を、各構成要素の上部、中央部、又は下部と称する。
マフラ40は、ハウジング41と、ガイド部材42と、少なくとも1つ(本実施形態では3つ)の筒状部材43と、網状の整流部材44と、外部ダクト45とを備える。
ハウジング41は略矩形の箱状であり、第1の容器51と第2の容器52とにより構成されている。尚、本実施形態では、第1の容器51及び第2の容器52が金属製であるが、この他、高熱に耐え得るFRP(Fiber Reinforced Plastics)などの樹脂製であってもよい。
第1の容器51は、ハウジング41の流入側を構成する。第1の容器51は、その排出側にて開口する略矩形の箱状である。第1の容器51は、その排出側の周縁部にて外方に張り出す外フランジ部54を有する。
第1の容器51の上部には流入口51aが設けられている。流入口51aは排気ポート36に接続されている。
第1の容器51には、流入口51aから排出側に張り出すようにガイド部材42が取り付けられている。ガイド部材42は金属製又は樹脂製であり、円弧状のガイドプレート61と、ガイドプレート61の左右両側に設けられる左右一対の扇形の側板62と、ガイド部材42を第1の容器51の流入口51aに取り付けるための取り付け部として機能するフランジ部63とを含む。
ガイドプレート61は、第1の容器51の流入口51aから排出側に向かうほど(すなわち流入口51aから離れるほど)下方に向かうように円弧状に湾曲している。この円弧状において、その中心角は略90°である。
側板62は、円弧状に湾曲したガイドプレート61の左右両側の開口を塞ぐものであり、中心角が略90°の扇形をなしている。側板62には、1つ以上の貫通孔を設けてもよい。尚、本実施形態では、ガイド部材42が側板62を備えているが、この他、ガイド部材42は側板62を備えなくてもよい。
第2の容器52は、ハウジング41の排出側を構成する。第2の容器52は、その流入側にて開口する略矩形の箱状である。第2の容器52は、その流入側の周縁部にて外方に張り出す外フランジ部55を有する。
第2の容器52の中央部には排出口52aが形成されている。
第2の容器52には、排出口52aから流入側に張り出すように窪んだ深皿状の凹部56が形成されている。凹部56の下部には開口部56aが形成されている。ここで、排出口52aの開口面積は、開口部56aの開口面積よりも大きい。
第1の容器51と第2の容器52とは、各々の外フランジ部54,55を当接させた状態で互いに固定されている。
第1の容器51には、少なくとも1つ(本実施形態では3つ)のボルト挿入孔58が貫通形成されている。ボルト挿入孔58には、ハウジング41をエンジン21に固定するボルトの雄ねじ部(図示せず)が挿入され得る。
第2の容器52には、少なくとも1つ(本実施形態では3つ)の貫通孔59が貫通形成されている。
筒状部材43はハウジング41内に配置されており、流入側から排出側に向かって延びている。筒状部材43は、その流入側端部の開口部が第1の容器51のボルト挿入孔58に相対するように、第1の容器51に取り付けられる。筒状部材43の排出側端部は、第2の容器52の貫通孔59に連結されている。
第2の容器52の貫通孔59及び筒状部材43には、ハウジング41をエンジン21に固定するボルト(図示せず)が挿入され得る。
整流部材44はシート状の金網であり、通気性を有する。整流部材44は、複数の開口部を有するシート状である。整流部材44は、第2の容器52の排出口52aを覆うように第2の容器52に設けられている。尚、図7において、矩形シート状の整流部材44の一部のみが網状で図示されているが、実際には、矩形シート状の整流部材44の全体が網状となっている。また、後述する第2及び第3実施形態においても同様に、シート状の整流部材44の全体が網状となっている。
第2の容器52の外面には金属製又は樹脂製の外部ダクト45が取り付けられている。外部ダクト45は、左右方向に延びる略筒状に形成されており、その右端が閉塞されて左端が開口している。外部ダクト45は、その流入側の開口が、整流部材44を介して、第2の容器52の排出口52aに連通している。
本実施形態では、ハウジング41内が、第2の容器52の凹部56によって、主室65と容積室66とに区画されている。主室65は、第1の容器51の流入口51aを含んでいる。容積室66は、第2の容器52の排出口52aを含んでいる。ここで、第2の容器52の凹部56が本発明の「第1仕切部」に対応している。凹部56は、ハウジング41(第2の容器52)と一体的に形成されている。
容積室66は、凹部56と整流部材44とによって囲まれる内部空間を有する。容積室66の容積は、主室65の容積よりも小さい。
第2の容器52の凹部56の開口部56aは、主室65と容積室66とを連通する。ここで、第2の容器52の凹部56の開口部56aが本発明の「第1連通部」に対応する。
次に、排気ポート36からマフラ40を経て外部に排出される排ガスの流れについて説明する。
排気ポート36からマフラ40の流入口51aを経て主室65に流入する排ガスは、その流れの向きが、主室65内のガイド部材42(特にガイドプレート61)によって、下向きに変えられる。ここで、ガイド部材42(特にガイドプレート61)は、排気ポート36から主室65に流入する排ガスの流れを下向きに案内する機能を実現する。
ガイド部材42を通った排ガスは、主室65内にて拡散されて冷却された後、凹部56の開口部56aを通って、容積室66に上向きに流入する。
開口部56aから上向きに容積室66に流入した排ガスは、容積室66にて、排出側に向かうように、約90°程度、流れ方向が変更される。ここで、凹部56によって本発明の「流れ方向変更部」の機能が実現される。
尚、本実施形態では、凹部56の下部に開口部56aが形成されているが、この他、凹部56の上部に開口部56aが形成されてもよい。凹部56の上部に開口部56aが形成されている場合には、主室65内にて拡散されて冷却された排ガスは、凹部56の開口部56aを通って、容積室66に下向きに流入する。また、開口部56aから下向きに容積室66に流入した排ガスは、容積室66にて、排出側に向かうように、約90°程度、流れ方向が変更される。
更に、容積室66については、凹部56と整流部材44とによって囲まれる内部空間を有し、また、排出口52aの開口面積が開口部56aの開口面積よりも大きい。ゆえに、開口部56aから容積室66に流入した排ガスは、容積室66にて拡散して減速されて排出口52aに至る。そして、排ガスは整流部材44を均一に通過することで流れが整えられた後に、外部ダクト45から外部へ排出される。ここにおいて、図5及び図6に示すように、排出口52aにおける排ガスの流れ方向Gと、整流部材44のシート面Pとが交差している。特に本実施形態では、排出口52aにおける排ガスの流れ方向Gと、整流部材44のシート面Pとが略直交している。
マフラ40の排出口52aから排出される排ガスに起因した騒音の発生を抑制するためには、排出口52aにおける排ガスの平均流速uは、0m/secを超え、かつ、10m/sec以下であることが好ましく、1m/sec以上、かつ、10m/sec以下の範囲内であることが更に好ましい。尚、平均流速uの下限値は、エンジン21のアイドリング回転数に基づいて設定され得る。また、平均流速uの上限値は、整流部材44による整流機能が十分に得られるように設定され得る。
ここで、
Q:排出口52aにおける排ガスの流量[m/sec]
:エンジン21の排気量[cc]
n:エンジン21の回転速度[rpm]
m:エンジンタイプ
(m=1は2ストロークエンジンであり、m=2は4ストロークエンジンである)
とすると、前記流量Qは以下の式(1)で表される。
また、
S:整流部材44の有効開口面積(排ガスが通過する部分の面積)[m
とすると、前記平均流速uは、前記式(1)を用いて以下の式(2)で表される。
ゆえに、前記平均流速uが、好ましくは0m/secを超え、かつ、10m/sec以下となるように、更に好ましくは1m/sec以上かつ10m/sec以下の範囲内となるように、前記式(2)を用いて、マフラ40の設計が行われ得る。
また、本実施形態では、マフラ40の排出口52aから排出される排ガスに起因した騒音の発生を抑制するために、容積室66の容積を1×10mm以上としている。
本発明者は、特許文献1に開示のようなマフラの内部を流れる排ガスの流速とその流れに起因した音(騒音)の周波数とに基づいて、当該マフラ内で発生する渦の大きさを推定したところ、当該マフラ内で発生する渦の大きさが0.1〜1mm程度であることを見出した。ゆえに、マフラ40の排出口52aから排出される排ガスに起因した騒音の発生を抑制すべく、整流部材44による整流機能を十分に得るためには、整流部材44が当該渦の大きさ以下の細かさを有することが好ましい。以上に基づいて、本実施形態では、整流部材44(金網)を構成する線材の線径を0.05mm以上かつ0.50mm以下の範囲内とし、また、整流部材44(金網)のメッシュ数を20メッシュ以上かつ200メッシュ以下の範囲内とした。ここで、メッシュ数とは、25.4mm(1インチ)間にある網目の数(目数)である。
尚、本実施形態では、整流部材44は、排ガス中の火の粉飛散防止用のスパークアレスタとして機能し得る。
本実施形態によれば、マフラ40は、エンジン21の排気ポート36に接続されて排ガスが流入する流入口51aと、流入した排ガスを排出する排出口52aとを有する箱型のハウジング41と、ハウジング41内を、流入口51aを含む主室65と排出口52aを含む容積室66とに区画する第1仕切部(凹部56)と、排出口52aを覆うようにハウジング41に設けられる網状の整流部材44と、を備える。容積室66の容積は主室65の容積よりも小さい。第1仕切部(凹部56)は、主室65と容積室66とを連通する第1連通部(開口部56a)を有する。流入口51aから主室65内に流入した排ガスは、第1連通部(開口部56a)を経て容積室66に流入して排出口52aに至り、整流部材44を通過する。ゆえに、排ガスは、主室65からハウジング41の排出口52aに至る途中で容積室66にて減速され得る。また、容積室66にて減速された排ガスは、ハウジング41の排出口52aに至り、整流部材44を通過することで流れが整えられ得る。従って、この排ガスの減速と整流とにより、マフラ40から排出される排ガスの乱流エネルギーを減少することができ、ひいては、当該排ガスの流れに起因する騒音の発生を抑制することができる。
また本実施形態によれば、排出口52aにおける排ガスの流れ方向Gと、整流部材44のシート面Pとが交差している。これにより、排ガスが整流部材44を通過するときに整流部材44によって確実に整流される。
また本実施形態によれば、容積室66は、第1連通部(開口部56a)から内部に流入した排ガスの流れ方向を変更する流れ方向変更部(凹部56)を備える。これにより、容積室66での排ガスの流れ方向の変更時に排ガスの勢いを低下させることができる。
また本実施形態によれば、第1仕切部(凹部56)がハウジング41(第2の容器52)と一体的に形成されている。これにより、第2の容器52の形成時に排出口52a及び凹部56を略同時に形成することができる。ゆえに、マフラ40を効率良く製造することができる。
また本実施形態によれば、整流部材44は金網である。ゆえに、入手しやすい汎用品を用いて、排出口52aにおける排ガスの整流を行うことができる。
また本実施形態によれば、整流部材44(金網)を構成する線材の線径が0.05mm以上かつ0.50mm以下の範囲内である。また、整流部材44(金網)のメッシュ数が20メッシュ以上かつ200メッシュ以下の範囲内である。これにより、騒音の原因となりかねない排ガス流中の渦を整流部材44(金網)で減少させることができる。
また本実施形態によれば、排出口52aにおける排ガスの平均流速uが10m/sec以下である。これにより、整流部材44(金網)は排ガスを良好に整流することができる。
また本実施形態では、整流部材44は、排ガス中の火の粉飛散防止用のスパークアレスタとして機能可能である。ゆえに、整流部材44が排ガスの整流機能と火の粉飛散防止機能との双方を有することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図8〜図11を用いて説明する。
図8は、本実施形態におけるマフラ40’の正面図である。図9は図8のC−C断面図である。図10は図8のD−D断面図である。図11はマフラ40’の分解斜視図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、マフラ40’は、前述のマフラ40において、金属製又は樹脂製の仕切板70を更に備える。
仕切板70は略矩形の板状であり、その周縁部が、第1の容器51の外フランジ部54と第2の容器52の外フランジ部55とによって挟持された状態で第1の容器51及び第2の容器52に固定されている。従って、前述の主室65内が、仕切板70によって、第1室68と第2室69とに区画されている。第1室68は、第1の容器51の流入口51aを含んでいる。第2室69は、容積室66に隣り合う。
本実施形態において、マフラ40’内では、流入側から排出側に向かって第1室68,第2室69,容積室66という順番で並んでいる。ここで、仕切板70が本発明の「第2仕切部」に対応している。
容積室66の容積は、第1室68の容積よりも小さく、かつ、第2室69の容積よりも小さい。
第1の容器51の流入口51aは、ガイド部材42を間にして、仕切板70の上部に相対している。換言すれば、第1の容器51の流入口51aと仕切板70の上部との間にガイド部材42が位置した状態で、第1の容器51の流入口51aと仕切板70の上部とが互いに対向している。
仕切板70の下部には、少なくとも1つ(図11では6つ)の貫通孔71が形成されている。第1室68と第2室69とは貫通孔71を介して互いに連通している。ここで、貫通孔71は、本発明の「第2連通部」に対応して、第1室68と第2室69とを連通する。貫通孔71は第1の容器51の流入口51aよりも下位に位置している。貫通孔71は第2の容器52の排出口52aよりも下位に位置している。
仕切板70には、筒状部材43が挿入されるための少なくとも1つ(図11では3つ)の貫通孔72が貫通形成されている。
次に、排気ポート36からマフラ40’を経て外部に排出される排ガスの流れについて説明する。
排気ポート36からマフラ40’の流入口51aを経て第1室68に流入する排ガスは、その流れの向きが、第1室68内のガイド部材42(特にガイドプレート61)によって、下向きに変えられる。
ガイド部材42を通った排ガスは、第1室68内にて拡散されて冷却された後、仕切板70の貫通孔71を通って、第2室69に流入する。
第2室69に流入した排ガスは、第2室69内にて更に拡散されて冷却された後、凹部56の開口部56aを通って、容積室66に上向きに流入する。ここで、凹部56の開口部56aは、第2室69と容積室66とを連通している。
開口部56aから上向きに容積室66に流入した排ガスは、容積室66にて、排出側に向かうように、約90°程度、流れ方向が変更される。また、容積室66内にて排ガスは拡散して減速されて排出口52aに至る。そして、排ガスは整流部材44を均一に通過することで流れが整えられた後に、外部ダクト45から外部へ排出される。
尚、本実施形態では、凹部56の下部に開口部56aが形成されているが、この他、凹部56の上部に開口部56aが形成されてもよい。凹部56の上部に開口部56aが形成されている場合には、第2室69内にて拡散されて冷却された排ガスは、凹部56の開口部56aを通って、容積室66に下向きに流入する。また、開口部56aから下向きに容積室66に流入した排ガスは、容積室66にて、排出側に向かうように、約90°程度、流れ方向が変更される。
特に本実施形態によれば、マフラ40’は、主室65内を、流入口51aを含む第1室68と容積室66に隣り合う第2室69とに区画する第2仕切部(仕切板70)を備える。容積室66の容積は、第1室68の容積よりも小さく、かつ、第2室69の容積よりも小さい。第2仕切部(仕切板70)は、第1室68と第2室69とを連通する第2連通部(貫通孔71)を有する。これにより、前述の第1実施形態におけるマフラ40に比べて、ハウジング41の流入口51aから排出口52aまでの排ガスの実質的な流動距離(移動距離)を比較的長くすることができるので、マフラ40’内にて排ガスの圧力を効率良く低下させることができる。また、第2連通部(貫通孔71)において、排ガスが流れる経路の断面積が急激に変化するので、マフラ自体の騒音低減機能を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図12〜図16を用いて説明する。
図12は、本実施形態におけるマフラ40”の正面図である。図13は図12のE−E断面図である。図14は図12のF−F断面図である。図15は仕切板80の正面図である。図16はマフラ40”の分解斜視図である。
前述の第2実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、第2の容器50は前述の凹部56を有していない。
本実施形態では、マフラ40”は、前述の仕切板70の代わりとして、金属製又は樹脂製の仕切板80を備えている。
仕切板80は、略矩形の平板状である本体部81と、その横方向(左右方向)中央部に形成された凹状部82と、により構成されている。
仕切板80の本体部81は、その周縁部が、第1の容器51の外フランジ部54と第2の容器52の外フランジ部55とによって挟持された状態で第1の容器51及び第2の容器52に固定されている。従って、前述の主室65内が、仕切板80によって、第1室68と第2室69とに区画されている。ここで、仕切板80が本発明の「第2仕切部」に対応している。
仕切板80の凹状部82は、その上部を構成する第1の凹状部分83と、上下方向中央部及び下部を構成する第2の凹状部分84とにより構成されている。
第1の凹状部分83は、ガイド部材42’を間にして、第1の容器51の流入口51aに相対している。換言すれば、第1の凹状部分83と第1の容器51の流入口51aとの間にガイド部材42’が位置した状態で、第1の凹状部分83と第1の容器51の流入口51aとが互いに対向している。
第1の凹状部分83は、流入口51a側から排出側に向かうほど(すなわち流入側から排出側に向かうほど)下方に向かうように弧状に湾曲している。ここで、第1の凹状部分83は、流入口51aから第1室68内に流入した排ガスを受け入れて、下方に(例えば、第2の凹状部分84に)導く機能を有する。
第1の凹状部分83の下端部は、第2の凹状部分84の上端部に連続している。第2の凹状部分84は、第1の凹状部分83よりも排出側に突出している。
第2の凹状部分84は、図15に示すように、正面から見て略C字状であり、その略C字状の底部85にて、第2の容器52の内面に当接している。
ここで、第2の凹状部分84は、本発明の「第1仕切部」に対応して、ハウジング41内を、流入口51aを含む主室65(第1室68及び第2室69)と排出口52aを含む容積室66とに区画する。この容積室66は、図13〜図16に示すように、第2の凹状部分84によって周囲が囲まれることで形成される。容積室66の容積は、第1室68の容積よりも小さく、かつ、第2室69の容積よりも小さい。
本実施形態では、略C字状の第2の凹状部分84の右側端部(開放端部)と第2の容器52の内面とによって、連通部66aが形成される。この連通部66aは、本発明の「第1連通部」に対応するものであり、主室65を構成する第2室69と容積室66とを連通するものである。ここで、排出口52aの開口面積は、連通部66aの開口面積よりも大きい。
仕切板80の本体部81の左側部分には複数(図15では7個)の貫通孔86が形成されている。ここで、貫通孔86は第1の容器51の流入口51aよりも下位に位置している。尚、本実施形態では、横方向(左右方向)において、排出口52aと複数の貫通孔86との間に、凹状部82(特に、第2の凹状部分84)が位置している。
仕切板80には、筒状部材43が挿入されるための少なくとも1つ(図15では2つ)の貫通孔87が貫通形成されている。
ガイド部材42’は金属製又は樹脂製であり、第1の容器51の流入口51aに取り付けられている。ガイド部材42’は、下面開放のU字状の断面形状を有して、第1の容器51の流入口51aから排出側に向かって延びている。ガイド部材42’は、排気ポート36から流入口51aを介して第1室68内に流入してきた排ガスを、仕切板80の凹状部82にスムーズに案内する機能を有する。
本実施形態では、仕切板80の凹状部82(特に、第2の凹状部分84)が、第2室69内での排ガスの流れを部分的に規制可能である。
次に、排気ポート36からマフラ40”を経て外部に排出される排ガスの流れについて説明する。
排気ポート36からマフラ40”の流入口51aを経て第1室68内に流入する排ガスは、その流れの向きが、仕切板80の凹状部82(特に、第1の凹状部分83)によって、下向きに変えられる。排ガスは、第1室68内にて拡散されて冷却された後、仕切板80の貫通孔86を通って、第2室69内の左側部分に流入する。
第2室69内の左側部分に流入した排ガスは、第2室69内にて、仕切板80の凹状部82(特に、第2の凹状部分84)の上方及び下方を回り込むように流れて第2室69内の右側部分に至る。尚、排ガスは、第2室69内においても拡散されて冷却され得る。
この後、排ガスは、連通部66aを通って、容積室66に左向きに流入する。ここで、連通部66aは、第2室69と容積室66とを連通している。
連通部66aから左向きに容積室66に流入した排ガスは、容積室66にて、排出側に向かうように、約90°程度、流れ方向が変更される。ここで、仕切板80の凹状部82(特に、第2の凹状部分84)によって本発明の「流れ方向変更部」の機能が実現される。また、容積室66内にて排ガスは拡散して減速されて排出口52aに至る。そして、排ガスは整流部材44を均一に通過することで流れが整えられた後に、外部ダクト45から外部へ排出される。
特に本実施形態によれば、第1仕切部(第2の凹状部分84)が第2仕切部(仕切板80)と一体的に形成されている。第1仕切部(第2の凹状部分84)は、ハウジング41内を、流入口51aを含む主室65と排出口52aを含む容積室66とに区画する。第2仕切部(仕切板80)は、主室65内を、流入口51aを含む第1室68と容積室66に隣り合う第2室69とに区画する。これにより、仕切板80の形成時に、容積室66を規定する第2の凹状部分84を略同時に形成することができる。ゆえに、マフラ40”を効率良く製造することができる。
尚、本実施形態では、第2室69内において、その左側部分から右側部分に流れる排ガスが、その途中で、仕切板80の凹状部82(特に、第2の凹状部分84)の上方及び下方を回り込むように流れる例を示したが、排ガスが回り込む経路については、仕切板80の凹状部82(特に、第2の凹状部分84)の上方及び下方の少なくとも一方であればよい。すなわち、第2室69内において、その左側部分から右側部分に流れる排ガスが、その途中で、仕切板80の凹状部82(特に、第2の凹状部分84)の上方又は下方を回り込むように流れてもよい。
また、前述の第1〜第3実施形態では、マフラ40,40’,40”が搭載される携帯型作業機の一例として刈払機を挙げて説明したが、マフラ40,40’,40”が搭載される携帯型作業機はこれに限らない。例えば、マフラ40,40’,40”は、穴掘機、コンクリートカッターなどの携帯型作業機に搭載可能である。また、マフラ40,40’,40”は、バックパックブロワ、スプレイヤ(噴霧機)、散粉機、背負い型刈払機などの背負い型作業機に搭載可能である。
また、前述の第1〜第3実施形態では、エンジン21が4ストロークエンジンである例を示したが、この他、エンジン21が2ストロークエンジンであってもよい。
また、前述の第1〜第3実施形態では、エンジン21がOHV形式のエンジンである例を示したが、この他、エンジン21がOHC形式のエンジンであってもよい。
また、前述の第1〜第3実施形態では、エンジン21において、シリンダヘッド28とシリンダ部22とが別体である例を示したが、これに代えて、シリンダヘッドとシリンダ部とが一体であってもよい。
以上からわかるように、前述の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 刈払機
3 エンジンモジュール
21 エンジン
36 排気ポート
40,40’,40” マフラ
41 ハウジング
42,42’ ガイド部材
43 筒状部材
44 整流部材
45 外部ダクト
51 第1の容器
51a 流入口
52 第2の容器
52a 排出口
54,55 外フランジ部
56 凹部
56a 開口部
58 ボルト挿入孔
59 貫通孔
61 ガイドプレート
62 側板
63 フランジ部
65 主室
66 容積室
66a 連通部
68 第1室
69 第2室
70 仕切板
71,72 貫通孔
80 仕切板
81 本体部
82 凹状部
83 第1の凹状部分
84 第2の凹状部分
85 底部
86,87 貫通孔
G 排ガスの流れ方向
P シート面

Claims (8)

  1. エンジンの排気ポートに接続されて排ガスが流入する流入口と、流入した排ガスを排出する排出口とを有する箱型のハウジングと、
    前記ハウジング内を、前記流入口を含む主室と前記排出口を含む容積室とに区画する第1仕切部と、
    前記排出口を覆うように前記ハウジングに設けられる網状の整流部材と、
    を備え
    記第1仕切部は、前記主室と前記容積室とを連通する第1連通部を有し、
    前記流入口から前記主室内に流入した排ガスは、前記第1連通部を経て前記容積室に流入して前記排出口に至り、前記整流部材を通過する、
    エンジン用マフラであって、
    前記主室内を、前記流入口を含む第1室と前記容積室に隣り合う第2室とに区画する第2仕切部を更に備え、
    前記容積室の容積は、前記第1室の容積よりも小さく、かつ、前記第2室の容積よりも小さく、
    前記第2仕切部は、前記第1室と前記第2室とを連通する第2連通部を有し、
    前記第1仕切部が前記第2仕切部と一体的に形成されている、
    エンジン用マフラ
  2. 前記排出口における排ガスの流れ方向と、前記整流部材のシート面とが交差している、請求項1に記載のエンジン用マフラ。
  3. 前記容積室は、前記第1連通部から内部に流入した排ガスの流れ方向を変更する流れ方向変更部を備える、請求項1又は請求項2に記載のエンジン用マフラ。
  4. 前記整流部材は金網である、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエンジン用マフラ。
  5. 前記金網を構成する線材の線径が0.05mm以上かつ0.50mm以下の範囲内であり、
    前記金網のメッシュ数が20メッシュ以上かつ200メッシュ以下の範囲内である、請求項4に記載のエンジン用マフラ。
  6. 前記排出口における排ガスの平均流速が10m/sec以下である、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のエンジン用マフラ。
  7. 前記整流部材は、排ガス中の火の粉飛散防止用のスパークアレスタとして機能可能である、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のエンジン用マフラ。
  8. 前記エンジンは4ストロークエンジンである、請求項1〜請求項7に記載のエンジン用マフラ。
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