JP2016200097A - 送風作業機 - Google Patents

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【課題】エンジンの駆動によりボリュート内の遠心ファンを回転させて空気を噴出させる送風作業機において、エンジンカバー内のエンジンを適切に冷却する。【解決手段】背負式エンジンブロワ10では、エンジン30にはエンジンカバー40内でシリンダ32の周囲とマフラ36の周囲とからクランクケース33の周囲を仕切る第1仕切り板41と、マフラ36の周囲からシリンダ32の周囲を仕切る第2仕切り板42とを設け、第2仕切り板42にはエンジンカバー40との間にシリンダ32の周囲とマフラ36の周囲とを連通させる通風路43を形成するようにし、第1送風口21bから送り出された冷却風をシリンダ32の周囲を通し、シリンダ32の周囲を通した冷却風を通風路43を通過させることによりマフラ36の周囲を通すようにするとともに、第2送風口21cから送り出された冷却風をクランクケース33の周囲を通すようにした。【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンの駆動により回転する遠心ファンを回転させて空気を送り出す送風作業機に関する。
特許文献1には送風作業機の一例として背負式ブロワが開示されており、この背負式ブロワは作業者が背負う背負フレームと、背負フレームに搭載したボリュートと、ボリュート内に回転可能に設けた遠心ファンと、遠心ファンを回転駆動させる内燃機関であるエンジンと、エンジンの外側を覆うエンジンカバーとを備えている。
この背負式ブロワのエンジンは周知の4サイクルエンジンであり、上下に摺動自在に支持されたピストンの上側を燃焼室としたシリンダと、シリンダの下部に一体的に設けられて下部に潤滑油を貯えるオイルパンを有したクランクケースとを備えている。クランクケースには遠心ファンを回転させるクランクシャフトが支持されており、クランクシャフトはコネクティングロッドによってピストンに連結されている。シリンダの上部には燃焼室と連通した吸気ポートと排気ポートとが設けられており、吸気ポートにはキャブレターが接続されており、排気ポートにはマフラが接続されている。このエンジンは、吸気、圧縮、燃焼及び排気行程の4行程により、ピストンをシリンダ内で往復動させ、ピストンの往復動によりクランクシャフトを回転させ、クランクシャフトに取り付けた遠心ファンを回転させる。このエンジンで4行程を実行させるときには、キャプレターで霧化させたガソリン等の燃料は吸気ポートを通ってシリンダ内の燃焼室に送られ、送られた燃料は圧縮後に燃焼し、燃焼後の排気ガスは排気ポートを通ってマフラに送られ、マフラから外部に排出される。
背負式ブロワにおいては、ボリュートのエンジン側に送風口が形成されており、ボリュート内に設けた遠心ファンを回転させたときに、送風口からエンジンに冷却風が送られ、エンジンはこの冷却風によって冷却されるようになっている。
特開2007−192178号公報
特許文献1の背負式ブロワにおいては、ボリュートの送風口から送られた冷却風によりエンジンを冷却するようにしているが、エンジンカバー内にて冷却風をエンジンの特に冷却の必要となるシリンダ上部及びクランクケースに導くようにしたものでないため、エンジンのシリンダ上部及びクランクケースが十分に冷却されないことがあった。さらに、このような背負式ブロワでは、エンジンの駆動音及びファン音をできるだけ低減させるために、エンジンの外側を覆うエンジンカバーをできるだけ密閉性を高く覆うのが好ましい。しかし、エンジンカバーによってエンジンをできるだけ密閉性を高く覆うと、エンジンカバー内にエンジンから発生した熱が篭もりやすくなり、さらにエンジンの冷却を困難とする要因となっていた。本発明は、エンジンの駆動によりボリュート内の遠心ファンを回転させて空気を噴出させる送風作業機において、エンジンカバー内のエンジンを適切に冷却することを目的とする。
目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エンジンと、エンジンにより回転する遠心ファンと、遠心ファンを回転可能に収容して空気を噴出させるボリュートと、エンジンの少なくともボリュート側と反対側を覆うエンジンカバーとを備え、エンジンは、上下に摺動自在に支持されたピストンの上側を燃焼室としたシリンダと、シリンダの下部に一体的に設けられて下部に潤滑油を貯えるオイルパンを有したクランクケースと、クランクケースに回転可能に支持されて遠心ファンを回転させるクランクシャフトと、ピストンとクランクシャフトを連結するコネクティングロッドと、シリンダの上部に設けられて燃焼室と連通した吸気ポートと排気ポートと、排気ポートに接続されて燃焼室からの燃焼排気を大気に放出させるマフラとを有し、ボリュートのエンジン側にはシリンダと対向する位置とクランクケースに対向する位置とに冷却風を送る第1及び第2送風口を形成して、ボリュートの第1及び第2送風口から送り出される冷却風によりシリンダとクランクケースとを冷却するようにした送風作業機であって、エンジンにはエンジンカバー内でシリンダの周囲とマフラの周囲とからクランクケースの周囲を仕切る第1仕切り板と、マフラの周囲からシリンダの周囲を仕切る第2仕切り板とを設け、第2仕切り板にはエンジンカバーとの間にシリンダの周囲とマフラの周囲とを連通させる通風路を形成するようにし、第1送風口から送り出された冷却風をシリンダの周囲を通し、シリンダの周囲を通した冷却風を通風路を通過させることによりマフラの周囲に送り出すようにするとともに、第2送風口から送り出された冷却風をクランクケースの周囲を通すようにしたことを特徴とする送風作業機を提供するものである。
上記のように構成した送風作業機においては、エンジンのクランクケースは第1仕切り板によりシリンダの周囲とマフラの周囲とから仕切られた状態でボリュートの第2送風口から送り出される冷却風により冷却され、エンジンのシリンダは第1及び2仕切り板によりクランクケースの周囲及びマフラの周囲から仕切られた状態でボリュートの第1送風口から送り出される冷却風により冷却される。このように、送風作業機では、エンジンの特に冷却の必要なシリンダとクランクケースとを第1及び第2仕切り板により他の部分から仕切られた状態にして、ボリュートからの冷却風をシリンダとクランクケースとを別々に通過させるようにしたため、特に冷却の必要なシリンダとクランクケースとを他の部分の熱の影響を受けることなく確実に冷却させることができるようになった。また、第2仕切り板にはエンジンカバーとの間にシリンダの周囲とマフラの周囲とを連通させる通風路を形成したので、第1送風口から送り出された冷却風は、シリンダを冷却させてから通風路を通過してマフラも冷却させることができる。このとき、冷却風はシリンダ側から通風路を通ってマフラ側に導かれる流れによって、マフラの熱がシリンダ側に導かれるのを防ぐことができ、シリンダがマフラの熱の影響をさらに受けにくくすることができた。さらに、エンジンカバーには第1及び第2仕切り板により冷却用の外気の取り込み用の開口を設ける必要がなくなったので、エンジンから発生する騒音がエンジンカバーの外側に漏れるのを抑制することができた。
上記のように構成した送風作業機においては、ボリュートの空気の通路と対向する位置にマフラを配置し、ボリュートにはマフラ側の空気を負圧吸引するための吸気口を形成するのが好ましく、このようにしたときには、ボリュートの第1送風口から送られた冷却風がシリンダ側から通風路を通ってマフラ側に送られ、マフラを冷却した冷却風は吸気口を通ってボリュート内に吸引されるようになり、エンジンカバーには第1及び第2仕切り板によりマフラを仕切った部分で冷却用の開口を設ける必要がなく、マフラから発生する騒音がエンジンカバーの外側に漏れるのを抑制することができた。
上記のように構成した送風作業機においては、第1及び第2仕切り板に断熱機能を持たせるのが好ましく、このようにしたときには、マフラとシリンダの熱がクランクケースに伝わりにくくなるとともに、マフラの熱がシリンダに伝わりにくくなった。
本発明の背負式ブロワの斜め後方から見た斜視図である。 図1の左右方向の中央部の縦方向断面図である。 遠心ファンを一部破断した正面図である。 エンジンカバーを2点鎖線で示すことで内部のエンジンが現れるようにした背面図である。 エンジンカバーを2点鎖線で示すことで内部のエンジンが現れるようにした平面図である。
以下、本発明の送風作業機の一実施形態として背負式エンジンブロワの実施形態を添付図面を参照して説明する。図1に示したように、背負式エンジンブロワ10は、作業者が背負う背負フレーム11と、背負フレーム11に搭載したボリュート20と、ボリュート20内に回転可能に設けた遠心ファン24と、遠心ファン24を回転させるエンジン30と、エンジン30を覆うエンジンカバー40とを備えている。
背負フレーム11は作業者がボリュート20とエンジン30とを背負って運ぶためのものである。背負フレーム11は、作業者の背中に沿って配置される背板部12と、背板部12の下端から後方に延びる台座部13とからなり、側面から見た形状がL字形をしている。背負フレーム11の台座部13には前側にボリュート20が搭載され、後側にエンジン30が搭載されている。台座部13に搭載されたエンジン30はボリュート20の後側に一体的に組み付けられている。
図1及び図2に示したように、ボリュート20は内部に渦形室を有した本体部21を備えており、本体部21の前面側には吸気開口21aが形成されている。本体部21の渦形室は前後方向を軸線方向とする中心軸として渦形に形成され、本体部21には上部から側方に延びる噴出筒部22が一体的に形成されている。本体部21のエンジン30側となる後面には第1及び第2送風口21b,21cが形成されており、第1送風口21bはエンジン30のシリンダ32と対向する位置に形成されており、第2送風口21cはエンジン30のクランクケース33と対向する位置に形成されている。噴出筒部22には送風管23が連通接続されており、噴出筒部22から噴き出される空気は送風管23によって地面等の所望の場所に導かれるようになっている。
図2に示したように、ボリュート20の本体部21内には遠心ファン24が前後方向を軸線回りとして回転可能に支持されており、遠心ファン24には上述したボリュート20の後側に一体的に組み付けたエンジン30のクランクシャフト37が固定されている。遠心ファン24をエンジン30の駆動によって回転させると、本体部21の前面側の吸気開口21aから空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気は主として噴出筒部22から噴出され、併せて、第1及び第2送風口21b,21cからエンジン30側に冷却のための冷却風として送り出される。
図2及び図3に示したように、遠心ファン24は円板形の主板25と、主板25の前側で離間した位置に同心的に配置されて、中央部に開口部26aを有した円環形の側板26と、主板25と側板26との間にて周方向に配置された複数の羽根27とを有したクローズ型の遠心ファンである。遠心ファン24は金型を用いて樹脂材を一体成形したものである。この遠心ファン24はNZ音と呼ばれる不快音の発生を防ぐために複数の羽根27を不等間隔で周方向に配置している。また、羽根27は緩やかなカーブを描くS字形をしており、羽根27の傾き角度と形状を下記に示す2つの条件式を満たすように設定することで、金型を放射状にスライドさせることができるようにしている。
θ=θ1−θ2+θp+θR
θ>0
図2及び図4に示したように、エンジン30は、周知の4サイクルエンジンであり、上部にシリンダ32と下部にクランクケース33とを一体的に設けたシリンダブロック31を備えている。シリンダ32にはピストン34が上下に摺動自在に支持されており、シリンダ32の上部を構成するシリンダヘッド32aとピストン34の上面との間は燃焼室35となっている。シリンダヘッド32aには気化器で生成した混合気を燃焼室35に導く吸気ポートと、燃焼室35で発生した燃焼排気を排出する排気ポートとが設けられている。排気ポートには燃焼室35からの燃焼排気を大気に放出させるマフラ36が接続されている。
クランクケース33にはクランクシャフト37が回転可能に支持されており、クランクシャフト37はシリンダ32内のピストン34にコネクティングロッド38による連結されている。クランクシャフト37にはコネクティングロッド38の反対側にバランスウェイト37aが設けられており、クランクシャフト37の回転の際に生じる振動がバランスウェイト37aにより抑制されている。また、クランクケース33の下部は潤滑油を貯えるオイルパン33aとなっている。オイルパン33aの潤滑油はクランクシャフト37が回転する際にバランスウェイト37aによってシリンダ32とクランクケース33内で跳ね上げられ、跳ね上げられた潤滑油は主としてシリンダ32とピストン34との間の潤滑に供される。
エンジン30の後側にはエンジンカバー40が設けられており、エンジンカバー40はエンジン30の上面及び側面を含めてボリュート20の反対側を覆っている。エンジンカバー40はエンジン30の駆動時に発生する騒音を外側に漏出するのを抑制するものである。エンジン30にはエンジンカバー40内でシリンダ32とマフラ36とからクランクケース33を仕切る第1仕切り板41が設けられており、エンジンカバー40内でマフラ36からシリンダ32を仕切る第2仕切り板42が設けられている。第1及び第2仕切り板41,42には発泡材等の断熱材が貼着されている。シリンダ32とマフラ36の周囲の熱は第1仕切り板41によってクランクケース33の周囲に伝わりにくくなっており、マフラ36の周囲の熱は第2仕切り板42によってシリンダ32に伝わりにくくなっている。エンジンカバー40の内周面には第1及び第2仕切り板41,42と対向する位置に内側に突き出るリブ(図示省略)が形成されている。また、エンジンカバー40の内周面には第2仕切り板42と対向する位置にリブの一部を欠落させることで通風路43を形成している。
上記のように構成した背負式エンジンブロワ10の作動について説明する。エンジン30を駆動させたときには、周知の吸入、圧縮、燃焼及び排気行程よりなる4行程を1サイクルとしてピストン34をシリンダ32内で上下に2回往復動させる。具体的には、吸気ポートから燃焼室35に吸引した混合気を圧縮後に燃焼させ、燃焼させた燃焼排気を排気ポートから排出させる。この4行程よりなる1サイクルを実行させたときに、ピストン34が上下に2往復し、ピストン34にコネクティングロッド38により連結されているクランクシャフト37が2回転する。ボリュート20内の遠心ファン24はクランクシャフト37の回転によって回転してボリュート20の前面側の吸気開口21aから空気を吸い込む。ボリュート20内に吸い込まれた空気は噴出筒部22から噴き出し、噴出筒部22から噴き出した空気は送風管23を通って地面に噴き出される。作業者が送風管23の先端開口を作業者の前側で左右方向に回動させることで、作業者の前側の地面に広範囲に散る落葉等を吹き集めることができる。
エンジン30を駆動させたときには、シリンダ32は混合気が燃焼室35で燃焼するために高温となっている。また、クランクケース33はシリンダ32とピストン34との間を潤滑する潤滑油を貯えるオイルパン33aが下部に設けられていること、シリンダ32からの伝熱、ピストン34が上下に往復動した摩擦によって温度が高くなっている。さらに、マフラ36は燃焼室35で燃焼させた燃焼排気が通過するために特に高温となっている。この背負式エンジンブロワ10では、エンジン30の各部の冷却のために、ボリュート20の本体部21の第1及び第2送風口21b,21cから遠心ファン24の回転によってエンジン30に冷却風を送り出し、エンジン30の各部を第1及び第2送風口21b,21cから送り出された冷却風によって冷却している。
具体的には、エンジン30はエンジンカバー40内にてクランクケース33の周囲を第1仕切り板41によってシリンダ32及びマフラ36の周囲とから仕切るようにしており、クランクケース33を第1仕切り板41により高温のシリンダ32及びマフラ36の熱の影響を受けにくくしている。また、エンジン30はエンジンカバー40内にてシリンダ32の周囲を第2仕切り板42によってマフラ36の周囲から仕切るようにしており、シリンダ32を第2仕切り板42により特に高温のマフラ36の熱の影響を受けにくくしている。
このように、エンジンカバー40内ではシリンダ32、クランクケース33及びマフラ36は第1及び第2仕切り板41,42にて各々を仕切られた状態となっている。この状態で、ボリュート20の第1送風口21bから送り出された冷却風はシリンダ32の周囲を通過してシリンダ32を冷却し、冷却風は第2仕切り板42とエンジンカバー40の内周面との間の通風路43を通過してマフラ36の周囲に送りだされてマフラ36を冷却して外側に排出される。また、ボリュート20の第2送風口21cから送り出された冷却風はクランクケース33の周囲を通過してクランクケース33を冷却し、冷却風はエンジンカバー40の下部から外側に排出される。
上記のように構成した背負式エンジンブロワ10では、エンジン30の特に冷却の必要なシリンダ32とクランクケース33とを第1及び第2仕切り板41,42により他の部分から仕切られた状態にして、ボリュート20からの冷却風をシリンダ32とクランクケース33とを別々に通過させるようにしたため、特に冷却の必要なシリンダ32とクランクケース33とを他の部分の熱の影響を受けることなく確実に冷却させることができるようになった。また、第2仕切り板42にはエンジンカバー40との間にシリンダ32の周囲とマフラ36の周囲とを連通させる通風路43を形成したので、第1送風口21bから送り出された冷却風は、シリンダ32を冷却させてから通風路43を通過してマフラ36も冷却させることができる。このとき、冷却風はシリンダ32側から通風路43を通ってマフラ36側に導かれる流れによって、マフラ36の周囲の熱がシリンダ32側に導かれるのを防ぐことができ、シリンダ32がマフラ36の周囲の熱の影響をさらに受けにくくすることができた。さらに、エンジンカバー40には第1及び第2仕切り板41,42により冷却用の外気の取り込み用の開口を設ける必要がなくなったので、エンジン30から発生する騒音がエンジンカバー40の外側に漏れるのを抑制することができた。
上記のように構成した背負式エンジンブロワ10においては、ボリュート20の空気の通路として噴出筒部22と対向する位置にマフラ36が配置されている。ボリュート20の噴出筒部22にはマフラ36の周囲の空気を負圧吸引するための吸気口22a(図4に示した)を形成したときには、ボリュート20の第1送風口21bから送られた冷却風がシリンダ32側から通風路43を通ってマフラ36側に送られ、マフラ36を冷却した冷却風は吸気口22aを通ってボリュート20内に吸引されるようになる。このようにしたときには、エンジンカバー40には第1及び第2仕切り板41,42によりマフラ36を仕切った部分で冷却用の開口を設ける必要がなく、マフラ36から発生する騒音がエンジンカバー40の外側に漏れるのを抑制することができた。
上記の実施形態では、送風作業機の一実施形態として背負式エンジンブロワ10を用いて説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、作業者が把持して使用する手持ち式エンジンブロワ、または、背負式または手持ち式の集塵機においても適用できるものであり、これらの手持ち式エンジンブロワまたは集塵機であっても同様の作用効果を得ることができる。
10…送風作業機(背負式エンジンブロワ)、11…背負フレーム、20…ボリュート、21b…第1送風口、21c…第2送風口、22…噴出筒部、24…遠心ファン、30…エンジン、32…シリンダ、33…クランクケース、34…ピストン、35…燃焼室、36…マフラ、37…クランクシャフト、38…コネクティングロッド、40…エンジンカバー、41…第1仕切り板、42…第2仕切り板、43…通風路。

Claims (3)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの駆動により回転する遠心ファンと、
    前記遠心ファンを回転可能に収容して空気を噴出させるボリュートと、
    前記エンジンの少なくとも前記ボリュート側と反対側を覆うエンジンカバーとを備え、
    前記エンジンは、上下に摺動自在に支持されたピストンの上側を燃焼室としたシリンダと、前記シリンダの下部に一体的に設けられて下部に潤滑油を貯えるオイルパンを有したクランクケースと、前記クランクケースに回転可能に支持されて前記遠心ファンを回転させるクランクシャフトと、前記ピストンと前記クランクシャフトを連結するコネクティングロッドと、前記シリンダの上部に設けられて前記燃焼室と連通した吸気ポートと排気ポートと、前記排気ポートに接続されて前記燃焼室からの燃焼排気を大気に放出させるマフラとを有し、
    前記ボリュートの前記エンジン側には前記シリンダと対向する位置と前記クランクケースに対向する位置とに冷却風を送る第1及び第2送風口を形成して、前記ボリュートの第1及び第2送風口から送り出される冷却風により前記シリンダと前記クランクケースとを冷却するようにした送風作業機であって、
    前記エンジンには前記エンジンカバー内で前記シリンダの周囲と前記マフラの周囲とから前記クランクケースの周囲を仕切る第1仕切り板と、前記マフラの周囲から前記シリンダの周囲を仕切る第2仕切り板とを設け、前記第2仕切り板には前記エンジンカバーとの間に前記シリンダの周囲と前記マフラの周囲とを連通させる通風路を形成するようにし、
    前記第1送風口から送り出された冷却風を前記シリンダの周囲を通し、前記シリンダの周囲を通した冷却風を前記通風路を通過させることにより前記マフラの周囲に送り出すようにするとともに、前記第2送風口から送り出された冷却風を前記クランクケースの周囲を通すようにしたことを特徴とする送風作業機。
  2. 請求項1に記載の送風作業機において、
    前記ボリュートの空気の通路と対向する位置に前記マフラを配置し、
    前記ボリュートには前記マフラ側の空気を負圧吸引するための吸気口を形成したことを特徴とする送風作業機。
  3. 請求項1または2に記載の送風作業機において、
    前記第1及び第2仕切り板に断熱機能を持たせたことを特徴とする送風作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108332289A (zh) * 2018-01-29 2018-07-27 青岛海尔空调器有限总公司 立式空调室内机

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