JP2015151992A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナに導入された空気の通気抵抗および圧力損失を低減させることができるとともに、ブローバイガスから分離されたオイルがエアアウトレット部に導入されることを防止することができるエアクリーナを提供すること。
【解決手段】エアクリーナ12は、エアインレット部20の上方から水平方向にオフセットした位置において上側ケース16の側壁16aに設けられるエアアウトレット部21を有するとともに、エアインレット部20の上方で、かつ、エアアウトレット部21の半径方向においてエアアウトレット部21の側方に配置された気液分離室24を有し、気液分離室24の底壁26が、エアアウトレット部21の上流端からブローバイガス導入部22に向かうに従って鉛直方向の高さが低くなるように傾斜する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エアクリーナに関し、特に、ブローバイガスからオイルが分離される気液分離室を有するエアクリーナに関する。
自動車等に搭載された内燃機関においては、内燃機関の運転に伴いピストンと気筒内壁との間から混合気および燃焼ガスがクランクケース内のクランク室に漏出し、所謂、ブローバイガスが発生する。このため、ブローバイガスをエアクリーナに設けられた気液分離室で分離した後に、再度燃焼室に送り込み、再度燃焼させることにより、ブローバイガスによりオイルが劣化することを防止している。
従来の気液分離室を有するエアクリーナとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたものは、フィルタエレメントを挟んで下方に空気入口を有するダスト室が配置されているとともに、上方に空気出口を有するクリーン室が配設されており、クリーン室の上面にブローバイガス・新気通路の一端が開口されたエアクリーナを備えている。
このエアクリーナは、上方の空気出口寄りの空間に、ブローバイガス室が形成されており、気液分離室としてのブローバイガス室は、空気出口の上方でクリーン室の上面に一体に突設され、一端を空気出口に向けて延びる一対のリブと、これら一対のリブの各他端間を連結する底壁を構成するリブとにより囲まれている。
ブローバイガス室は、空気出口の軸線上に位置するようにしてその下方がクリーン室内に開口しており、ブローバイガス・新気通路の一端が、一対のリブのうちの一方のリブの側面に、他方のリブの側面に対向するようにして開口されている。
また、底壁を構成するリブが、空気出口に向かって傾斜しており、ブローバイガス室で分離されたオイルは、底壁を構成するリブにより空気出口に案内される。
特開平11−294271号公報
しかしながら、このような従来のエアクリーナにあっては、気液分離室が空気出口の軸線上に位置してブローバイガス・新気通路の一端が空気出口に近接して設けられているとともに、底壁を構成するリブが空気入口に対して半径方向外方に設けられているため、底壁を構成するリブによって空気入口からエアクリーナ内に導入された空気の流れを作り出すことができず、エアクリーナの通気抵抗を効果的に低減することができない。
また、底壁を構成するリブが、空気出口に向かって傾斜しているため、ブローバイガス室で分離されたオイルが底壁を構成するリブにより空気出口に案内されてしまい、オイルが燃焼していない休止気筒群を通過して、未燃焼のまま大気に放出されるおそれがあった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、エアクリーナに導入された空気の通気抵抗および圧力損失を低減させることができるとともに、ブローバイガスから分離されたオイルがエアアウトレット部に導入されることを防止することができるエアクリーナを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、上側ケースと、上側ケースに取付けられ、上側ケースとの間に空間を有する下側ケースと、上側ケースおよび下側ケースの間に設けられ、吸入された空気を浄化するフィルタエレメントと、下側ケースの底壁に設けられ、空間に空気を導入するエアインレット部と、エアインレット部の上方から水平方向にオフセットした位置において上側ケースの側壁に設けられ、空間から空気を排出するエアアウトレット部と、上側ケースの天井壁、天井壁から下方に延在する側壁および側壁の延在方向下端に連結される底壁を有し、エアインレット部の上方で、かつ、エアアウトレット部の半径方向においてエアアウトレット部の側方に配置された気液分離室と、気液分離室を上方から目視した場合に、エアアウトレット部から離隔した位置で気液分離室の入口部に連通するように上側ケースに設けられるブローバイガス導入部とを備え、気液分離室の出口部が、ブローバイガス導入部よりもエアアウトレット部の上流端に近接する位置に設けられるエアクリーナであって、気液分離室の底壁は、エアアウトレット部の上流端からブローバイガス導入部に向かうに従って鉛直方向の高さ低くなるように傾斜するものから構成されている。
本発明の第2の態様としては、エアクリーナを上方から見た場合に、エアアウトレット部およびブローバイガス導入部が、上側ケースの天井壁の外周端部から下方に突出する複数の側壁のうち、一方の側壁の端部と一方の側壁に対向する他方の側壁の端部とを連結する同一の側壁に設けられてもよい。
このように上記の第1の態様によれば、エアクリーナが、エアインレット部の上方から水平方向にオフセットした位置において上側ケースの側壁に設けられるエアアウトレット部を有するとともに、エアインレット部の上方で、かつ、エアアウトレット部の半径方向においてエアアウトレット部の側方に配置された気液分離室を有し、気液分離室の底壁が、エアアウトレット部の上流端からブローバイガス導入部に向かうに従って鉛直方向の高さ低くなるように傾斜する。
このため、エアインレット部からエアクリーナの空間に導入された空気を底壁に沿ってエアアウトレット部に円滑に案内することができ、エアクリーナに導入される空気の通気抵抗および圧力損失を低減することができる。
また、エアインレット部からエアクリーナの空間に導入された空気を底壁に沿ってエアアウトレット部に案内することができるので、底壁に沿って流れる空気によって気液分離室内にブローバイガスを冷却することができ、ブローバイガスからオイルを分離する気液分離性能を向上させることができる。
また、気液分離室の底壁が、エアアウトレット部の上流端からブローバイガス導入部に向かうに従って鉛直方向の高さ低くなるように傾斜するので、気液分離室でブローバイガスから分離されたオイルを自重によってブローバイガス導入部に導くことができる。このため、ブローバイガスから分離されたオイルがエアアウトレット部に導入されることを防止でき、オイルが燃焼していない休止気筒群を通過して、未燃焼のまま大気に放出されることを防止することができる。
上記の第2の態様によれば、エアクリーナを上方から見た場合に、エアアウトレット部およびブローバイガス導入部が、上側ケースの天井壁の外周端部から下方に突出する複数の側壁のうち、一方の側壁の端部と一方の側壁に対向する他方の側壁の端部とを連結する同一の側壁に設けられるので、エアインレット部からエアクリーナの空間に導入された空気を気液分離室の底壁に沿ってエアアウトレット部により効果的に案内することができ、エアクリーナに導入される空気の通気抵抗および圧力損失をより効果的に低減することができる。
また、ブローバイガス導入部から空間に導入されたブローバイガスがエアアウトレット部に排出されるまでの距離を長くすることができる。このため、ブローバイガス導入部から導入されたブローバイガスがエアアウトレット部に排出されるまでの間に、底壁に沿って流れる空気によって気液分離室内のブローバイガスを十分に冷却することができ、ブローバイガスからオイルを分離する気液分離性能をより効果的に向上させることができる。
図1は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、エンジンおよびエアクリーナの後面図である。 図2は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、エアクリーナの左側面図である。 図3は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、図1のV1−V1方向矢視断面図である。 図4は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、図2のV2−V2方向矢視断面図である。 図5は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、エアクリーナの上面図である。 図6は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、エアクリーナの上側ケースを下方から見た図である。 図7は、本発明のエアクリーナの一実施形態を示す図であり、図5のV3−V3方向矢視断面図である。
以下、本発明に係るエアクリーナの実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図7は、本発明に係る一実施形態のエアクリーナを示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1の車体2の前部にはエンジンルーム3が設けられており、このエンジンルーム3は、図示しないダッシュパネルによって車両1の後方の図示しない車室と仕切られている。
エンジンルーム3には内燃機関としてのエンジン6が収容されており、エンジン6は、下部にクランクケース7Aが一体的に取付けられたシリンダブロック7と、シリンダブロック7の上部に設けられたシリンダヘッド8と、シリンダヘッド8の上部に設けられたシリンダヘッドカバー9と、クランクケース7Aの下部に設けられ、オイルが貯留されるオイルパン10とを含んで構成される。
シリンダブロック7には図示しない複数の気筒が形成されており、気筒内には図示しないピストンが往復動自在に設けられている。シリンダブロック7のクランクケース7Aには図示しないクランクシャフトが回転自在に設けられており、ピストンの往復運動は、クランクシャフトの回転運動に変換される。
シリンダヘッド8には図示しない吸排気カムが取付けられた図示しない吸排気カムシャフトが回転自在に設けられており、吸排気カムの回転により図示しない吸排気バルブが昇降することにより、シリンダヘッド8に形成された図示しない吸排気ポートが開閉される。
シリンダヘッド8には下流側の吸気管11を介してエアクリーナ12が接続されており、エアクリーナ12には上流側の吸気管13が接続され、エアクリーナ12には吸気管13から取り込まれた空気(外気)が導入される。ここで、下流、上流とは、空気の流れる方向に対して下流、上流のことを意味する。
また、エアクリーナ12には分岐吸気管14を通してレゾネータ15が接続されており、吸気管13に吸入された空気は、分岐吸気管14を通してレゾネータ15に導入され、レゾネータ15によって消音される。
図2〜図4において、エアクリーナ12は、上側ケース16と、上側ケース16に取付けられ、上側ケース16との間に空間17を有する下側ケース18とを備えている。上側ケース16および下側ケース18との間にはフィルタエレメント19が設けられており、このフィルタエレメント19は、エアクリーナ12の空間17に導入された空気を浄化する。
下側ケース18の底壁に18aにはエアインレット部20が設けられており、エアインレット部20には吸気管13が連結され、エアクリーナ12の空間17には吸気管13からエアインレット部20を通して空気が導入される。
上側ケース16の側壁16aには空間17から空気を排出するエアアウトレット部21が設けられており、このエアアウトレット部21は、エアインレット部20の上方から車両1の前後方向前方の水平方向にオフセットして位置している。
すなわち、本実施形態のエアクリーナ12は、エアインレット部20から空間17に導入された空気をフィルタエレメント19によって浄化した後に、エアアウトレット部21を通して排出する。このため、空間17は、フィルタエレメント19に対して空気の流れ方向上流側の位置し、塵等を含んだ空気が導入されるダーティ室19aと、空気の流れ方向下流側に位置し、フィルタエレメント19によって浄化した空気が導入されるクリーン室19bとに区画される。
図2〜図6において、上側ケース16の側壁16aにはブローバイガス導入部22が設けられており、このブローバイガス導入部22は、ブローバイガス導入管23(図1参照)を介してシリンダヘッドカバー9に接続されている。
すなわち、図5に示すように、エアクリーナ12を上方から見た場合に(図6は、エアクリーナ12を下方から見た場合)エアアウトレット部21およびブローバイガス導入部22が、上側ケース16の天井壁16Aの外周面から下方に突出する複数の側壁16a〜16dのうち、一方の側壁16bの端部S1と一方の側壁16bに対向する他方の側壁16dの端部S2とを連結する同一の側壁16aに連結される。
ここで、ブローバイガスは、エンジン6の運転中に、ピストンと気筒との間の隙間を通じてクランクケース7Aの内部に形成される図示しないクランク室に漏出する未燃焼の混合気や燃焼ガスである。
このブローバイガスは、クランク室からシリンダヘッド8とシリンダヘッドカバー9との間に形成された図示しない動弁室を介してブローバイガス導入管23に導入され、ブローバイガス導入管23からブローバイガス導入部22に導入される。ここで、ブローバイガス導入管23は、シリンダヘッドカバー9からエアクリーナ12に向かって鉛直方向の高さが高くなるように配置されている。
図3〜図6において、エアクリーナ12には気液分離室24が設けられており、この気液分離室24は、上側ケース16の天井壁16Aと、天井壁16Aから下方に延在する矩形状の周壁25および周壁25の延在方向下端に連結される底壁26を有し、底壁26は、エアインレット部20の上方に位置し、かつ、エアアウトレット部21の半径方向においてエアアウトレット部21の側方に配置されている。
また、図5において、気液分離室24を上方から目視した場合に、気液分離室24は、エアインレット部20に連通するブローバイガスの入口部24aと、エアアウトレット部21から離隔した位置に設けられ、エアアウトレット部21の上流端21aに連通するブローバイガスの出口部24bとを備えている。
すなわち、本実施形態のエアクリーナ12は、気液分離室24を上方から目視した場合に、エアアウトレット部21から離隔した位置で気液分離室24の入口部24aに連通するように上側ケース16に設けられたブローバイガス導入部22を備えており、気液分離室24の出口部24bが、入口部24aよりもエアアウトレット部21の上流端21aに近接する位置に設けられている。
図5、図6において、天井壁16Aおよび底壁26のいずれか一方には一対のガイドプレート27a、27bが設けられており、このガイドプレート27a、27bは、天井壁16Aから下方あるいは、底壁26から上方に突出している。
ガイドプレート27a、27bは、気液分離室24の入口部24aから出口部24bに向かって湾曲しており、ブローバイガス導入部22から入口部24aに導入されたブローバイガスを出口部24bに指向させる。
図5〜図7において、天井壁16Aには一対のリブ28a、28bが設けられており、このリブ28a、28bは、天井壁16Aから底壁26に向かって突出している。底壁26には一対のリブ29a、29bが設けられており、このリブ29a、29bは、リブ28a、28bの間に交互に位置し、底壁26から天井壁16Aに向かって突出している。
このように構成された気液分離室24にあっては、エンジン6の吸入負圧によって入口部24aから気液分離室24の内部に導入されたブローバイガスが、ガイドプレート27a、27bによって出口部24bに指向され、リブ28a、28b、29a、29bに衝突しながら、互いに対向するリブ28a、28b、29a、29bの間を通り抜けながら移動することにより、ブローバイガスからオイルが分離される。
オイルが分離されたブローバイガスは、出口部24bからエアアウトレット部21を通して吸気管13に導入される。
図3において、気液分離室24の底壁26は、エアアウトレット部21の上流端21aからブローバイガス導入部22に向かうに従って鉛直方向の高さが低くなるように傾斜している。換言すれば、底壁26は、ブローバイガス導入部22からエアアウトレット部21の上流端21aに向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように傾斜している。
次に、作用を説明する。
図3において、吸気管13からエアインレット部20を介してエアクリーナ12の空間17に導入された空気Aは、フィルタエレメント19で浄化された後、気液分離室24の底壁26に沿ってエアアウトレット部21に案内され、エアアウトレット部21から吸気管13を介してエンジン6に導入される。
一方、エンジン6の吸入負圧によって動弁室からブローバイガスがブローバイガス導入管23からブローバイガス導入部22から入口部24aを介して気液分離室24に導入される。図7において、気液分離室24に導入されたブローバイガスGは、ガイドプレート27a、27bによって出口部24bに指向され、リブ29a、28a、29b、28bの順に衝突することにより、ブローバイガスからオイルが分離される。
本実施形態の底壁26は、エアアウトレット部21の上流端21aからブローバイガス導入部22に向かうに従って鉛直方向の高さが低くなるように傾斜しているので、ブローバイガスから分離されたオイルは、底壁26に沿ってブローバイガス導入部22に移動する。
本実施形態のブローバイガス導入管23は、シリンダヘッドカバー9からエアクリーナ12に向かって鉛直方向の高さが高くなるように配置されているので、ブローバイガス導入部22に移動したオイルは、ブローバイガス導入管23を介して動弁室に戻される。
一方、リブ28a、28b、29a、29bに衝突することでオイルが分離されたブローバイガスは、出口部24bからエアアウトレット部21を介して吸気管13に導入され、吸入負圧によって吸気管13を通してエンジン6の燃焼室に導入されて燃焼室で燃焼される。
本実施形態のエアクリーナ12によれば、エアインレット部20の上方から水平方向にオフセットした位置において上側ケース16の側壁16aに設けられるエアアウトレット部21を有するとともに、エアインレット部20の上方で、かつ、エアアウトレット部21の半径方向においてエアアウトレット部21の側方に配置された気液分離室24を有し、気液分離室24の底壁26が、エアアウトレット部21の上流端21aからブローバイガス導入部22に向かうに従って鉛直方向の高さが低くなるように傾斜する。
ここで、天井壁16Aとは、気液分離室24を構成する上側(天井側)の壁を意味し、周壁25とは、気液分離室24の水平方向を取り囲む壁を意味し、底壁26とは、気液分離室24を底の壁を意味する。
このため、エアインレット部20からエアクリーナ12の空間17に導入された空気を底壁26に沿ってエアアウトレット部21に円滑に案内することができ、エアクリーナ12に導入される空気の通気抵抗および圧力損失を低減することができる。
また、エアインレット部20からエアクリーナ12の空間17に導入された空気を底壁26に沿ってエアアウトレット部21に案内することができるので、底壁26に沿って流れる空気によって気液分離室24内にブローバイガスを冷却することができ、ブローバイガスからオイルを分離する気液分離性能を向上させることができる。
また、気液分離室24の底壁26が、エアアウトレット部21の上流端21aからブローバイガス導入部22に向かうに従って鉛直方向の高さが低くなるように傾斜するので、気液分離室24でブローバイガスから分離されたオイルを自重によってブローバイガス導入部22に導くことができる。このため、ブローバイガスから分離されたオイルがクリーン室19bを通してエアアウトレット部21に導入されることを防止でき、オイルが燃焼していない休止気筒群を通過して、未燃焼のまま大気に放出されることを防止することができる。
また、本実施形態のエアクリーナ12によれば、エアクリーナ12を上方から見た場合に、エアアウトレット部21およびブローバイガス導入部22が、上側ケース16の天井壁16Aの外周端部から下方に突出する複数の側壁16a〜16dのうち、一方の側壁16bの端部S1と一方の側壁16bに対向する他方の側壁16dの端部S2とを連結する同一の側壁16aに設けられる。
このため、エアインレット部20からエアクリーナ12の空間17に導入された空気を気液分離室24の底壁26に沿ってエアアウトレット部21により効果的に案内することができ、エアクリーナ12に導入される空気の通気抵抗および圧力損失をより効果的に低減することができる。
また、ブローバイガス導入部22から導入されたブローバイガスがエアアウトレット部21に排出されるまでの距離を長くすることができるので、ブローバイガス導入部22から空間17に導入されたブローバイガスがエアアウトレット部21に排出されるまでの間に、底壁26に沿って流れる空気によって気液分離室24内のブローバイガスを十分に冷却することができ、ブローバイガスからオイルを分離する気液分離性能をより効果的に向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
12…エアクリーナ、16…上側ケース、16A…天井壁、16a…側壁、16b…側壁(一方の側壁)、16d…側壁(他方の側壁)、17…空間、18…下側ケース、19…フィルタエレメント、20…エアインレット部、21…エアアウトレット部、21a…上流端(エアアウトレット部の上流端)、22…ブローバイガス導入部、24…気液分離室、24a…入口部、24b…出口部、25…周壁、26…底壁、S1…一方の側壁の端部、S2…他方の側壁の端部

Claims (2)

  1. 上側ケースと、
    前記上側ケースに取付けられ、前記上側ケースとの間に空間を有する下側ケースと、
    前記上側ケースおよび前記下側ケースの間に設けられ、吸入された空気を浄化するフィルタエレメントと、
    前記下側ケースの底壁に設けられ、前記空間に空気を導入するエアインレット部と、
    前記エアインレット部の上方から水平方向にオフセットした位置において前記上側ケースの側壁に設けられ、前記空間から空気を排出するエアアウトレット部と、
    前記上側ケースの天井壁、前記天井壁から下方に延在する周壁および前記周壁の延在方向下端に連結される底壁を有し、前記エアインレット部の上方で、かつ、前記エアアウトレット部の半径方向において前記エアアウトレット部の側方に配置された気液分離室と、
    前記気液分離室を上方から目視した場合に、前記エアアウトレット部から離隔した位置で前記気液分離室の入口部に連通するように前記上側ケースに設けられたブローバイガス導入部とを備え、
    前記気液分離室の出口部が、前記入口部よりも前記エアアウトレット部の上流端に近接する位置に設けられるエアクリーナであって、
    前記気液分離室の底壁は、前記エアアウトレット部の上流端から前記ブローバイガス導入部に向かうに従って鉛直方向の高さが低くなるように傾斜することを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記エアクリーナを上方から見た場合に、前記エアアウトレット部および前記ブローバイガス導入部が、前記上側ケースの天井壁の外周端部から下方に突出する複数の側壁のうち、一方の側壁の端部と前記一方の側壁に対向する他方の側壁の端部とを連結する同一の側壁に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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