JP6768361B2 - ポリスチレン系樹脂押出発泡板 - Google Patents
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Description
これに対し、近年、用途によっては、より軽量で、圧縮強度がより高い押出発泡板が要求されるようになってきた。
なお、押出発泡板には、外観が美麗であることも要求され、そのために気泡を微小にする必要があり、コルゲートはより激しくなる傾向がある。
[1]円筒状に押出されたポリスチレン系樹脂発泡体の内面を融着してなる、見掛け密度30〜100kg/m3、厚み2〜15mmのポリスチレン系樹脂押出発泡板において、
該発泡板の押出方向の平均気泡径DMDが50〜600μmであると共に、幅方向の平均気泡径DTDが50〜600μmであり、かつ押出方向の平均気泡径DMDに対する厚み方向の平均気泡径DVDの比(DVD/DMD)が0.6〜1.3であると共に、幅方向の平均気泡径DTDに対する厚み方向の平均気泡径DVDの比(DVD/DTD)が0.6〜1.3であり、
該発泡板の押出方向に直交する垂直断面において、発泡板の幅方向に10mmごとに測定された発泡板表層部(但し、表層部とは、発泡板の表面から厚み方向に0.5mmまでの範囲をいう。)の単位断面積あたりの気泡密度の平均値が20〜200個/mm2であると共に、該気泡密度の最大値が該平均値の1.2倍以下であり、該気泡密度の最小値が該平均値の0.8倍以上であることを特徴とするポリスチレン系樹脂押出発泡板。
[2]前記見掛け密度が30〜75kg/m3であることを特徴とする前記1に記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
[3]前記平均気泡径DMDが100〜500μmであると共に、平均気泡径DTDが100〜500μmであることを特徴とする前記1または2に記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
[4]前記発泡板の表面に存在する、押出方向の気泡径及び幅方向の気泡径のいずれか一方が50μm未満の小気泡の数が300個/mm2以下であることを特徴とする前記3に記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
[5]前記発泡板の130℃における押出方向の加熱寸法変化率に対する幅方向の加熱寸法変化率の比の最大値が1.5〜5.0であることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
本発明のポリスチレン系樹脂押出発泡板は、筒状に押出されたポリスチレン系樹脂発泡体の内面を融着することにより製造されたものであり、押出発泡板の厚みは2〜15mmである。押出発泡板の厚みが薄すぎる場合には、剛性が低下し、ディスプレイ材やサインボード等として使用できなくなるおそれがある。一方、押出発泡板の厚みが厚すぎる場合には、軽量性、取扱い性、生産性が損なわれるおそれがある。かかる観点から、該厚さの下限は2.5mmであることが好ましく、3mmがより好ましい。一方、厚さの上限は、12mmが好ましく、10mmがより好ましい。
一方、見掛け密度が大きすぎる場合には、軽量性を維持することが困難となるおそれがある。この観点から見掛け密度の上限は、好ましくは90kg/m3、より好ましくは80kg/m3、更に好ましくは75kg/m3である。
まず、押出方向(MD)に沿って押出発泡板を切断し、垂直断面写真(押出方向断面写真)を撮影する。次に、押出方向断面写真において、発泡板の一方の表面から他方の表面に向かって垂直線を引く。そして、発泡板の両表面から各々発泡板の全厚みの1/4の位置に垂直線と直交する二本の直線(水平線)を引く。該二本の水平線によって囲まれた領域から、20個以上の気泡を無作為に選択し、投影画像の拡大率を考慮した各気泡の押出方向の水平フェレ径を測定する。次に、測定した各気泡の水平フェレ径の算術平均値を算出し、押出方向の平均気泡径DMDとする。
幅方向の平均気泡径TDについては、幅方向(TD)に沿って発泡体を切断して、垂直断面写真(幅方向断面写真)を撮影すること以外は、押出方向(MD)の場合と同じようにして、各気泡の幅方向の水平フェレ径を測定し、各気泡の水平フェレ径を算術平均値して、幅方向の平均気泡径TDとする。
前記した平均気泡径DMD、及び幅方向の平均気泡径DMDの測定の際、選択した各気泡の垂直フェレ径をそれぞれ測定する。次にこれらの算術平均値を算出し、厚み方向の平均気泡径DVDとし、それぞれ平均気泡径の比(DVD/DMD、及びDVD/DTD)を算出する。
なお、表層部とは、発泡板の表面から厚み方向に0.5mmまでの範囲をいう。
まず、押出発泡板の幅方向に亘って一方の端部から他方の端部に至るまでに10mm間隔の複数箇所の各々について、押出方向に直交する垂直断面の写真を撮影する。次に、各断面写真において、一方の表面から他方の表面に向かって垂直線を引く。そして、垂直線を中心として2mm間隔の2本の平行線を引き、各表面から0.5mmの位置に垂直線と直交する水平線を引き、この0.5mm×4mmの範囲に存在する気泡の数を計測する。このとき、上記平行線又は水平線と交わる気泡も計測する。計測した気泡の数を2mm2(0.5×4mm)で割算して各断面における表層部の気泡密度を求め、各断面における表層部の気泡密度を算術平均することにより、表層部の気泡密度の平均値を求める。
本発明の押出発泡板は筒状に押出された発泡体を押出直後に外部ガイダーに押し当てながら拡幅することにより製造することができる。ブローアップ比を大きく設定しすぎると、筒状発泡体が拡幅時に外部ガイダーに過度に強く押し当てられるようになる。その結果、筒状発泡体の表面の小気泡の数は増大する。小気泡の数が多くなりすぎると、気泡形状が扁平になり、得られた押出発泡板の圧縮強度が低下する。
これに対し、ブローアップ比を適度に設定して外部ガイダーに筒状発泡体を適度に押し当てると、小気泡の数は増大することがなく、気泡形状が球形に近づく傾向が強くなり、得られた押出発泡板の圧縮強度が向上する。外部ガイダーを用いて製造する際に、ブローアップ比が適性に選択されているか否かの境界を小気泡の数で表すことができる。適正範囲の小気泡の数の上限は300個/mm2であり、好ましくは250個/mm2であり、より好ましくは200個/mm2である。小気泡は発生しないことが好ましいが、通常は少なくとも5個/mm2程度の小気泡が発生する傾向にある。
押出発泡板の幅方向において、一方の端部から他方の端部に至るまでに5箇所以上の複数箇所を測定点とする。各測定点にて発泡板表面の拡大写真を撮影し、押出方向1mm、幅方向1mmの範囲内の小気泡の数を計測する。得られた計測値の算術平均値を小気泡の数とする。
すなわち、本発明の押出発泡板は、押出された筒状発泡体を押出直後から押出方向に引き取りながら製造されるため、得られた押出発泡板を加熱すると押出方向に収縮し、幅方向には伸びる特性を有する。押出発泡板が押出方向に延伸されていることにより、長手方向への曲げ強度が高まる。したがって、該比は2.0以上がより好ましく、2.5以上がさらに好ましい。一方、あまりにも押出方向への延伸が強すぎると、幅方向の曲げ強度とのバランスが悪くなるので、該比は、4.5以下がより好ましく、4.3以下がさらに好ましく、4.0以下が特に好ましい。
なお、加熱寸法変化率の測定には空気循環式オーブン、例えばタバイエスペック株式会社製の「PERFECT OVEN PH−200」(商品名)を使用することができる。
本発明において、押出発泡板を構成するポリスチレン系樹脂は、スチレンを主体とする重合体であり、スチレン単独重合体のみならず、スチレンと他のビニル系単量体との共重合体を用いることができる。具体的には、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリスチレン−ポリフェニレンエーテル共重合体、ポリスチレンとポリフェニレンエーテルとの混合物等が挙げられる。また、これらのポリスチレン系樹脂は2種以上を混合して用いてもよい。
なお、本発明におけるポリスチレン系樹脂は、スチレンに由来する成分が50モル%以上のものであり、好ましくは60モル%以上、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上である。また、ポリスチレン系樹脂は、多官能性単量体に由来する構造成分や多官能性マクロモノマーに由来する構造成分を含んでいてもよい。
次に、この製造方法について、図1を用いて説明する。
まず、押出発泡板1の原料となるポリスチレン系樹脂2、その他必要に応じて添加される気泡調整剤等の添加剤3を押出機4に供給して加熱混練し、発泡剤5を圧入して更に混練し、発泡適正温度に調整し、発泡性溶融樹脂6とする。
発泡性溶融樹脂6の吐出量を制御して環状ダイ7に導入する。その後、発泡性溶融樹脂6を環状ダイ7のダイリップを通して筒状に押出して発泡させる。この筒状に押出された発泡体11の中空部に圧縮気体を導入することにより該発泡体をバルーン状に膨らませる際に、環状ダイ7の直後に設けられた外部ガイダー8の内面に発泡体11の表面を押し当てながら、発泡体を拡幅(ブローアップ)する。そして、この拡幅された筒状発泡体を引き取りながらピンチロール9の間を通過させて挟圧し、筒状発泡体の内面同士を融着させて貼り合せることにより、本発明のポリスチレン系樹脂押出発泡板を得ることができる。
平均気泡径が小さくなるように発泡体の気泡の数を多くすると、発泡速度が速くなり、筒状に押出された発泡体にコルゲートが発生しやすくなる。通常は、筒状に押出された発泡体の中空部に圧縮気体を導入することにより、該発泡体をバルーン状に膨らませてコルゲートがなくなるまで拡幅する。そのため気泡は扁平になる。ここで、気泡の数が多い状態で、気泡変形率を1に近づけるようにブローアップ比を小さくすると、筒状発泡体に大きなコルゲートが発生してしまう。それに対して、筒状発泡体をバルーン状に膨らませる際に、押出直後から円筒状発泡体の表面を外部ガイダーの内面に押し当てる。これにより円周方向への気泡の成長による筒状発泡体の周長の増加を抑制しつつ、厚み方向にも気泡を成長させることが可能となり、ブローアップ比を小さくしても、コルゲートの発生を抑制することができる。その後、従来と同様にして筒状発泡体の内面を融着させて貼り合わせることにより、本発明のポリスチレン系樹脂押出発泡板を得ることができる。
気泡調整剤の添加量は、押出発泡板の所望の気泡径に応じて適宜調整することができるが、押出発泡板を形成するための樹脂100質量部に対して、概ね0.05〜10質量部であり、好ましくは0.05〜5質量部である。
ポリスチレン樹脂(PSジャパン社製ポリスチレン(GPPS)「HH102」、メルトフローレイト(2.6g/10分(測定温度200℃、荷重5kg))に、気泡調整剤としてタルクマスターバッチ(タルク濃度35重量%)をポリスチレン系樹脂100重量部に対して表1に示す量(0.8重量部)添加してタンデム型押出機の第一押出機に供給した。
実施例2は、実施例1に対し平均気泡径を小さくした例である。
実施例3は、実施例1に対し押出発泡板の見掛け密度を更に小さくした例である。実施例4は、実施例3に対し押出発泡板の平均気泡径、平均気泡径比を小さくした例である。
図4に、実施例4で得られた押出発泡板の押出方向断面の拡大写真(30倍)を、図5に幅方向断面の拡大写真(30倍)を示す。
実施例5は、実施例1に対し押出発泡板の見掛け密度を更に小さくした例である。
実施例6は、実施例1に対し押出発泡板の見掛け密度を大きくした例である。実施例7は、実施例6に対し平均気泡径、平均気泡径比を小さくした例である。
比較例1は、実施例1に対し、外部ガイダーを使用せずに、ブローアップ比を大きくした例である。比較例2は、さらに、押出発泡板の見掛け密度を小さくし、平均気泡径を大きくした例である。
図6に、比較例2で得られた押出発泡板の押出方向断面の拡大写真(30倍)を、図7に幅方向断面の拡大写真(30倍)を示す。
比較例3、4、5は、実施例1に対しブローアップ比を大きくして幅470mmの押出発泡板を得た例である。比較例3は、押出発泡板の見掛け密度を実施例1と同程度とした例であり、比較例4は、比較例3よりも押出発泡板の見掛け密度を小さくした例、比較例5は、比較例4よりも押出発泡板の見掛け密度を小さくした例である。
比較例5では外部ガイダーを用いたが、筒状発泡体のコルゲートを抑えきれず、得られた押出発泡板はその表面にコルゲートに由来する模様を有するものであった。
比較例6は、外部ガイダーを使用せずに、ブローアップ比を実施例1と同じにした例である。比較例6では、筒状発泡体のコルゲートを抑えきれず、得られた押出発泡板はその表面にコルゲートに由来する模様を有するものであった。
(厚み)
押出発泡板の全幅に亘って、10mmごとにその厚みを測定し、その算術平均値を押出発泡板の厚み[mm]とした。
押出発泡板の全幅に亘って幅250mmの試験片を切り出し、該試験片の重量(g)を該試験片の面積(板幅(mm)×250mm)で割り算し、1m2当たりの積層発泡板の重量(g)に換算し、これを押出発泡板の坪量とした。
前記方法により押出発泡板の坪量を厚みで割算し、単位をkg/m3に換算することにより、押出発泡板の見掛け密度を求めた。
押出発泡板を幅方向に4等分する位置でそれぞれ押出方向に沿って切断して、3箇所の押出方向垂直断面の拡大写真を撮影した。それぞれの押出方向垂直断面において(n=3)、前記方法により押出方向の平均気泡径及び厚み方向の平均気泡径を求めた。これらの値をそれぞれ算術平均し、押出発泡板の押出方向の平均気泡径DMD及び平均気泡径比(DVD/DMD)を求めた。さらに、4等分された押出発泡板を押出方向に2等分する位置でそれぞれ幅方向に沿って切断して、4箇所の幅方向垂直断面の拡大写真を撮影した。それぞれの幅方向垂直断面において(n=4)、前記方法により幅方向の平均気泡径及び厚み方向の平均気泡径を求めた。これらの値をそれぞれ算術平均し、押出発泡板の幅方向の平均気泡径DTD及び平均気泡径比(DVD/DTD)を求めた。
押出発泡板の表層部の気泡密度(表中「表層気泡密度」)を前記方法により測定した。
押出発泡板を幅方向に6等分する位置において、前記方法により押出発泡板の表面における小気泡の数を測定し、押出発泡板の表面における小気泡の数を求めた(片面あたり5箇所、両面で計10箇所の算術平均値)。
空気比較式比重計(930型、東芝・ベックマン(株)製)を使用し、ASTM D2856−70(1976再認定)の手順Cに基づき、押出発泡板中の連続気泡を除く部分の容積(気泡膜の容積と独立気泡の容積との合計)を求め、押出発泡板中の気泡の全容積(独立気泡の容積と連続気泡の容積との合計)に対する独立気泡の容積として独立気泡率[%]を計算により求めた。測定試料として、押出発泡板から25mm×25mm×押出発泡板厚みのサイズに切断された試験片を重ねて20mm程度の厚さにしたものを用いた(n=5)。
10%圧縮強度の測定は、JIS K7181(1994)に準拠して、次の方法により行なった。
押出発泡板から、縦5cm×横5cm×押出発泡板厚みの試験片を切り出し、該試験片を厚み方向に速度10mm/minで15%圧縮し、応力−歪曲線を得た。得られた応力−歪曲線より10%圧縮時の応力を読み取り、試験片の圧縮面積(25cm2)で割ることにより押出発泡板の10%圧縮強度を求めた(n=5)。
曲げ弾性率の測定は、JIS K7203(1982年)に記載の測定法に準拠して行なった。押出発泡板から、押出発泡板厚み×幅25mm×長さ100mmの試験片を切り出し、該試験片を用いて、支点間距離50mm、圧子の半径R15.0mm、支持台の半径R25.0mm、試験速度10mm/min、室温23℃、湿度50%の条件で、オートグラフAGS−10kNG(島津製作所製)試験機により曲げ試験を行い、曲げ弾性率を求めた(n=5)。
表面硬度の測定はJIS K6301(1975)の「5.硬さ試験」に準拠し、C形スプリング式硬さ試験機を用いて測定した(n=5)。具体的には、荷重4500gをかけた時の目盛が100となるようなばね圧力に調整されたC型スプリング式硬さ試験機を使用して、加圧面と試験片表面を接触させて直ちに目盛を読むものとする。尚、目盛及び押針の動きとばねの力との関係を表す基準線はJIS K6301(1975)の「5.硬さ試験」における図5C型の通りとした。
前記した方法で、押出方向の加熱寸法変化率に対する幅方向の加熱寸法変化率の比の最大値(表中、最大加熱寸法変形比)を求めた(n=3)。
2 ポリスチレン系樹脂
3 気泡調整剤等
4 押出機
5 発泡剤注入口
6 発泡性溶融樹脂
7 環状ダイ
8 外部ガイダー
9 ピンチロール
11 筒状発泡体
Claims (5)
- 筒状に押出されたポリスチレン系樹脂発泡体の内面を融着してなる、見掛け密度30〜100kg/m3、厚み2〜15mmのポリスチレン系樹脂押出発泡板において、
該発泡板の押出方向の平均気泡径DMDが50〜600μmであると共に、幅方向の平均気泡径DTDが50〜600μmであり、かつ押出方向の平均気泡径DMDに対する厚み方向の平均気泡径DVDの比(DVD/DMD)が0.6〜1.3であると共に、幅方向の平均気泡径DTDに対する厚み方向の平均気泡径DVDの比(DVD/DTD)が0.6〜1.3であり、
該発泡板の押出方向に直交する垂直断面において、発泡板の幅方向に10mmごとに測定された発泡板表層部(但し、表層部とは、発泡板の表面から厚み方向に0.5mmまでの範囲をいう。)の単位断面積当たりの気泡の数である気泡密度の平均値が20〜200個/mm2であると共に、該気泡密度の最大値が該平均値の1.2倍以下であり、該気泡密度の最小値が該平均値の0.8倍以上であることを特徴とするポリスチレン系樹脂押出発泡板。
- 前記見掛け密度が30〜75kg/m3であることを特徴とする請求項1に記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
- 前記平均気泡径DMDが100〜500μmであると共に、平均気泡径DTDが100〜500μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
- 前記発泡板の表面に存在する、押出方向の気泡径及び幅方向の気泡径のいずれか一方が50μm未満の小気泡の数が300個/mm2以下であることを特徴とする請求項3に記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
- 前記発泡板の130℃における押出方向の加熱寸法変化率に対する幅方向の加熱寸法変化率の比の最大値が1.5〜5.0であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂押出発泡板。
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