JP6765033B1 - 特殊靴 - Google Patents
特殊靴 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6765033B1 JP6765033B1 JP2019178142A JP2019178142A JP6765033B1 JP 6765033 B1 JP6765033 B1 JP 6765033B1 JP 2019178142 A JP2019178142 A JP 2019178142A JP 2019178142 A JP2019178142 A JP 2019178142A JP 6765033 B1 JP6765033 B1 JP 6765033B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper portion
- peripheral upper
- sole body
- shoe
- bridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Abstract
Description
靴の脱ぎ履きを容易とするためには、靴の開口を広く確保することが必要である。そこで、従来技術において、開口を広く確保できるよう工夫した靴が知られている。
この特許文献1の靴によれば、ジッパーを開けてアッパー部を展開状態にすると開口が拡がるので、ジッパーを開けてアッパー部を展開状態にして開口を拡げて利用者の足をソール体の上に載せ、その後ジッパーを閉じてアッパー部の開口を緊締すれば、靴を比較的容易に履くことができるものとなっている。
この特許文献2の靴によれば、ストラップ部を開ければ、靴の開口が拡がるので、ストラップ部を開けて靴開口を展開状態にして利用者の足をソール体の上に載せ、さらにソール体が上下に屈曲できる構造となっているのでソール体を下側に屈曲させればさらにアッパー部の爪先収容部と踵収容部の間の開口を拡げることができる。その後ストラップ部を閉じてアッパー部の開口を緊締すれば、靴を比較的容易に履くことができるものとなっている。
しかし、下肢装具利用者にとっては、上記従来技術の靴では、靴の装着が十分に容易になったものとは言えない問題があった。先天的または後天的な事情により下肢装具を装着したまま生活する利用者である場合、そもそも素足に靴を装着するものではなく、外出する際にも下肢装具を装着したまま靴を履く必要がある。下肢装具は大きさや形状などが多種多様であり、一般的な靴ではそのままでは装着しづらい。
橋梁部の構造は様々なものがあり得る。例えば、橋梁部が後アッパー部から右周辺アッパー部および左周辺アッパー部に向けて単方向へ橋梁する構造がある。また例えば、橋梁部が後アッパー部に締結されており、前方にある右周辺アッパー部および左周辺アッパー部に取り付けられている金属鐶に通し入れて折り戻して再び当該後アッパー部に引き戻す環状構造もあり得る。終端が面ファスナーにより着脱自在とすれば、左周辺アッパー部と後アッパー部の間、および、右周辺アッパー部と後アッパー部の間を橋梁する橋梁部の長さが自在に調整できるものとなる。
図1は、実施例1にかかる特殊靴100の構成例を簡単に示した図である。なお、図1は左足用の特殊靴100の構成例を示しているが、右足用の特殊靴100は左右対称に考えれば良い。もっとも足に障害があり大きく左右差がある場合は大きさなど左右で異なり得る場合があることは言うまでもない。以下、各図においては左足用の特殊靴100を図示する。
図2は、実施例1にかかる特殊靴100の構成例において、右周辺アッパー部120、左周辺アッパー部130、甲アッパー部140をそれぞれ外方に向けて開口を拡径させた様子を簡単に示した図である。
図3は、後アッパー部150の構造が分かりやすいように取り出して描いた図である。
なお、靴の細かい部材などについては、記載を省略している場合がある。
図4は、左右橋梁部161の構成例を分かりやすく示した図である。
左右橋梁部161の構造としては様々なものがあり得る。図4に示す構造は、前後2つの左右橋梁部161が設けられている例であるが、第1列の左右橋梁部161aの構造と第2列の左右橋梁部161bの構造が異なる構造例となっている。
図5は、前後橋梁部162の構成例を分かりやすく示した図である。
前後橋梁部162の構造としては様々なものがあり得る。図5に示す構造は、左右2つの前後橋梁部162が設けられている例であるが、左側の前後橋梁部162aの構造と右側の前後橋梁部162bの構造が同じ構造例となっているが、異なるものであっても良い。図5に示した構造例では、左側の前後橋梁部162aは、始端が後アッパー部150の上面の一部に取り付けられており、左周辺アッパー部130の鐶部材(例えばナス鐶)を経由して再度後アッパー部150側へ折り戻り、終端が後アッパー部150の上面に対して脱着可能な構造となっている。この例では、前後橋梁部162aの終端の裏側に面ファスナーが設けられており、後アッパー部150の上面の一部にも面ファスナーが取り付けられており、この両者の面ファスナー同士が係着することにより脱着可能に取り付けられる。面ファスナーの長さにマージンが十分にあれば、前後橋梁部161aが係着する後アッパー部150と左周辺アッパー部130の間の相対的距離を調整することができる。
左側の前後橋梁部162aと右側の前後橋梁部162bが独立しているので、踵付近の左右の緊締具合も下肢装着具を装着した状態に応じて左右異なるように調整することも可能となる。
まず、下肢装着具の装着状態や特殊靴100に要求する開口の拡径の具合にもよるが、図1の状態から、左右橋梁部161、前後橋梁部162を緩め、右周辺アッパー部120、左周辺アッパー部130、甲アッパー部140を外方へ開き、下肢装着具を装着したままで足を載せ置く。なお、拡径の最大時は、図1の状態から図2の状態となる。
110 靴ソール体
120 右周辺アッパー部
130 左周辺アッパー部
140 甲アッパー部
150 後アッパー部
160 橋梁部
161 左右橋梁部
162 前後橋梁部
Claims (5)
- 下肢装具利用者が装着する特殊靴であって、
靴ソール体の上に設けられたアッパー部が、
右外側を被覆し、前記靴ソール体の右側縁と接続された右周辺アッパー部と、
左外側を被覆し、前記靴ソール体の左側縁と接続された左周辺アッパー部と、
つま先から甲付近を被覆し、前記靴ソール体の先端縁で接続された甲アッパー部と、
踵周囲を被覆し、前記靴ソール体の踵縁で接続された後アッパー部と、
前記右周辺アッパー部、前記左周辺アッパー部、後アッパー部の間を着脱自在に橋梁する橋梁部を備え、
前記右周辺アッパー部、前記左周辺アッパー部、前記甲アッパー部および前記後アッパー部がそれぞれ独立した構造を備え、
前記後アッパー部の前端付近に弾性体のみで伸縮可能に構成された部分を備え、
前記後アッパー部が、前記右周辺アッパー部、前記左周辺アッパー部、前記甲アッパー部に対して独立して後方へ傾倒する運動が可能な構造であることを特徴とする特殊靴。 - 前記後アッパー部が前記靴ソール体から後下方へ傾倒する移動が可能な構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の特殊靴。
- 前記後アッパー部の後端が前記靴ソール体の後端よりも後ろ側に位置しており、前記後アッパー部の後端付近が下方に不動固定には支持されておらず、前記後アッパー部と前記靴ソール体との接続部分の部材には芯材がなく可撓性または屈曲性ある皮片で構成された構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の特殊靴。
- 前記橋梁部が、前記右周辺アッパー部と前記左周辺アッパー部の両者間を橋梁し、かつその橋梁する長さが調整可能となっている左右橋梁部を備え、前記右周辺アッパー部と前記左周辺アッパー部同士の相対的距離が調整可能となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の特殊靴。
- 前記橋梁部が、前記右周辺アッパー部と前記後アッパー部の間、および、前記左周辺アッパー部と前記後アッパー部の間をそれぞれ橋梁し、かつその橋梁する長さが調整可能となっている前後橋梁部を備え、前記後アッパー部の、前記右周辺アッパー部および前記左周辺アッパー部に対する相対的距離が調整可能になっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の特殊靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178142A JP6765033B1 (ja) | 2019-09-28 | 2019-09-28 | 特殊靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178142A JP6765033B1 (ja) | 2019-09-28 | 2019-09-28 | 特殊靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6765033B1 true JP6765033B1 (ja) | 2020-10-07 |
JP2021053001A JP2021053001A (ja) | 2021-04-08 |
Family
ID=72706658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019178142A Active JP6765033B1 (ja) | 2019-09-28 | 2019-09-28 | 特殊靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6765033B1 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2444822A (en) * | 1946-05-02 | 1948-07-06 | Emma E Griffin | Bootee |
JPS57184604U (ja) * | 1981-05-20 | 1982-11-24 | ||
FR2536963B1 (fr) * | 1982-12-06 | 1985-10-04 | Boussac Saint Freres Bsf | Chaussure enveloppante a chaussage aise, adaptable a la conformation du pied |
JPH0434906U (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-24 | ||
GB0711361D0 (en) * | 2007-06-13 | 2007-07-25 | Clark C & J Int Ltd | An article of footwear |
JP3191012U (ja) * | 2014-03-24 | 2014-06-05 | 株式会社 マリアンヌ製靴 | 靴 |
CN108024590A (zh) * | 2015-07-27 | 2018-05-11 | 克里斯·林德铭 | 可调整长度的鞋子 |
-
2019
- 2019-09-28 JP JP2019178142A patent/JP6765033B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021053001A (ja) | 2021-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3746043B2 (ja) | ブーツライナー | |
US8114042B2 (en) | Orthotic lift apparatus | |
US20050115111A1 (en) | Shoe that fits to a foot with belts | |
JP2000125908A (ja) | 踵部の固定を伴う紐締め式内靴 | |
WO2004107896A1 (ja) | 履物 | |
US20200229531A1 (en) | Shoe with improved strap assembly | |
KR20090085242A (ko) | 보행보조신발 | |
JP6765033B1 (ja) | 特殊靴 | |
JP4047871B2 (ja) | 甲留めベルトで係合する靴 | |
JP2006314656A (ja) | 履物 | |
US20230263270A1 (en) | Adaptive footwear | |
JP5449043B2 (ja) | スポーツ用サポーター | |
JP2019042394A (ja) | シューズ | |
EP1454545A1 (en) | Baby shoe | |
JP6227342B2 (ja) | 脱ぎ履きし易いリハビリ靴 | |
JP3801560B2 (ja) | 靴 | |
JP3939643B2 (ja) | 靴 | |
JP2006198018A (ja) | 履物 | |
JP2007061193A (ja) | 靴 | |
JP2004201933A (ja) | 外反拇指予防及び矯正用草履 | |
JP3215008U (ja) | 履物 | |
JP4060878B2 (ja) | 靴 | |
JP2005325480A (ja) | ウェーダー | |
JPH08154701A (ja) | 伸縮自在靴 | |
JP2007117726A (ja) | 靴用中敷 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191007 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20191205 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200331 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200728 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6765033 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |