JP3746043B2 - ブーツライナー - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブーツライナー、特に、スノーボードブーツのインナーブーツライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
スキーブーツ、スノーボードブーツ等の防寒用フットウェア製品は、一般に、外側に配置されるアウターブーツと、アウターブーツの内側に配置されるブーツライナー(インナーブーツ)とを備えている。ブーツライナーは、多くの場合、履き手の足に対し保温性、衝撃吸収性、履き心地の良さ等を提供するような形状、材質で構成されている。
【0003】
ブーツライナーは、一般に、靴底部分を構成するソール部と、ソール部の上方に延びて履き手の足及び足首を覆うよう形成されたアッパー部とを備えている。アッパー部は、足首の後方部分を支持する後方部と、足首の側方部分を支持し、後方部と一体に形成された1対の側方部とを有している。1対の側方部は、前端部同士が離れて配置されており、足首の前方部分にスロットが形成されている。スロットの下端部には、足首の前方部分を支持するための舌部が上方に延びて取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
従来のこの種のブーツライナーとして、アッパー部の足へのフィット感を高めるための締め付け機構をさらに備えたものがある。締め付け機構は、通常、アッパー部の前端部の近傍に上下方向に間隔をあけて配置された複数対の挿通部を有している。各挿通部は、靴紐等の紐状部材を挿通し得るようループ形状に形成されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
このようなブーツライナーでは、例えば、靴紐の両端部を、同じ上下方向位置にある1対の挿通部にそれぞれ挿通し、前端部同士が接近するよう引っ張りながら交差させ、逆側の前端部の隣接する挿通部に挿通する作業を繰り返した後、結び合わせて互いに固定することにより、アッパー部が履き手の足に密着し、一定のフィット感が得られるようになる。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第5924218号明細書
【0007】
【特許文献2】
米国特許第5937542号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のブーツライナーでは、履き手の足首に締め付けられる際に、アッパー部は、単に前端部同士が互いに接近するよう変形するに過ぎないため、足首に対するフィット感を十分に感じられない場合がある。
本発明の目的は、アッパー部の足首へのフィット感が十分に得られるブーツライナーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1に係るブーツライナーは、ソール部と、アッパー部と、締め付け機構とを備えている。アッパー部は、ソール部の上方に延びて形成され、足首の後方部分を支持する後方部と、後方部と一体に形成され足首の側方部分を支持する1対の側方部とを有する。締め付け機構は、アッパー部に取り付けられ、アッパー部が足首にフィットするようアッパー部を締め付けるための機構である。また、アッパー部の1対の側方部は、足首の前方で互いに対向する前端部をそれぞれ有している。
【0010】
締め付け機構は、主ストラップ部材を含み、この主ストラップ部材は、第1固定部と、1対の可動部と、第2固定部とを有している。第1固定部は、アッパー部の後方部に水平方向に延びて固定される。1対の可動部は、第1固定部の両端部からアッパー部の側面に沿って前方にそれぞれ延び、アッパー部の前端部近傍において紐状部材が挿通可能な挿通部が形成されるよう後方にそれぞれ折り返され、後方部を通ってアッパー部の逆側の側面にそれぞれ先端部が延びるとともにアッパー部に対し相対移動可能である。第2固定部は、可動部の先端部から延びてソール部に固定される。また、1対の可動部は互いに後方部で交差している。
【0011】
なお、本発明において、上、下、前、後、側、横、水平、垂直等の方向を表す文言は、ブーツライナーの履き手が自然な姿勢で立った場合の履き手の体を基準とする方向を指す。
このブーツライナーでは、アッパー部を足首に締め付ける場合は、例えば、靴紐等の紐状部材を、1対の挿通部に挿通して前端部同士が接近するよう引っ張る。すると、可動部の折り返された位置が前方に移動して、挿通部は、締め付け作業を行う前よりも前方に移動する。このとき、可動部の挿通部から後方に延びる部分は、挿通部側に引っ張られ、アッパー部の後方部分を変形させる。
【0012】
アッパー部は、このように変形することにより、履き手の足首に強く押し付けられ、履き手は、単に前端部同士が接近するようアッパー部が変形する場合に比べ、アッパー部の足首へのフィット感をより強く感じることができる。
特に、このブーツライナーでは、1対の可動部がアッパー部の後方で交差していることから、アッパー部の後方部分は、より強く履き手の足首に押し付けられ、これにより、十分なフィット感が得られる。
【0013】
発明2に係るブーツライナーは、発明1のブーツライナーにおいて、1対の可動部は、踵の上方に隣接する足首の後方部分で交差している。
このブーツライナーでは、アッパー部は、締め付けの際に、後方部が履き手の踵のすぐ上方の部分に押し付けられるよう変形するため、履き手の足に効果的にフィットする。
【0014】
発明3に係るブーツライナーは、発明1または2のブーツライナーにおいて、後方支持部をさらに備えている。後方支持部は、拘束部と、解放部とを備えている。拘束部は、アッパー部の後方部に上下方向に延びて設けられ、主ストラップ部材の第1固定部を後方部に対し相対移動不能に拘束する。解放部は、主ストラップ部材の可動部をアッパー部に対し相対移動可能に解放する。
【0015】
このブーツライナーでは、可動部は、後方支持部によって規制されずに自由に動くことができるため、可動部によるアッパー部の締め付け効果が十分に得られる。
発明4に係るブーツライナーは、発明1から3のいずれかのブーツライナーにおいて、主ストラップ部材の第1固定部は、アッパー部の後方部から側方部の水平方向中央部分にかけて固定されている。
【0016】
このブーツライナーでは、可動部は、側方部の中央部分よりも先端側の部分においてのみアッパー部に対し相対移動可能である。このように可動部の可動範囲が限定されることで、アッパー部は後方部分において局所的に変形することが可能となり、足首の後方部分でのフィット感が強調される。
発明5に係るブーツライナーは、発明1から4のいずれかのブーツライナーにおいて、締め付け機構は、2つの補助ストラップ部材をさらに含んでいる。補助ストラップ部材は、アッパー部の前端部近傍において、主ストラップ部材の挿通部が形成される位置より上方及び下方位置に、紐状部材が挿通可能な他の挿通部が形成されるようアッパー部に取り付けられている。
【0017】
このブーツライナーでは、補助ストラップ部の挿通部にも紐状部材を挿通できるため、アッパー部を上下方向に広範囲にわたり締め付けることができ、足首に対するフィット感が増す。
発明6に係るブーツライナーは、発明5のブーツライナーにおいて、主ストラップ部材の可動部は、主ストラップ部材より下方に位置する補助ストラップ部材によりソール部の近傍においてアッパー部に対し相対移動不能に拘束されている。
【0018】
このブーツライナーでは、主ストラップ部材は、補助ストラップ部材によってアッパー部のソール部近傍に拘束されているため、例えば、アウターブーツ内に挿入する際に可動部がよじれたりアウターブーツの内壁によって引っ張られたりする不都合から解放される。
発明7に係るブーツライナーは、発明5または6のブーツライナーにおいて、補助ストラップ部材は、アッパー部の前端部近傍を除いてアッパー部に取り付けられている。
【0019】
このブーツライナーでは、補助ストラップ部材は、主ストラップ部材のような可動部を持たないことから、締め付けの際は、単に前端部同士が接近するようアッパー部を締め付ける。したがって、ここでは、主ストラップ部材による締め付け効果が相対的に強調され、履き手は、足首の付け根部分における締め付け効果を強く感じることができる。
【0020】
発明8に係るブーツライナーは、発明1から7のいずれかのブーツライナーにおいて、挿通部は、前端部より後方に形成される。
このブーツライナーでは、アッパー部は、締め付けられる際に、前端部のすぐ後方部分が引っ張られるため、前端部同士を効率よく接近させることができる。発明9に係るブーツライナーは、発明1から8のいずれかのブーツライナーにおいて、アウターブーツを有するスノーボードブーツのインナーブーツライナーである。
【0021】
このブーツライナーでは、特に、スノーボードブーツのインナーブーツライナーとして用いられる場合において、履き手に十分なフィット感を与えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に、本発明の一実施形態が採用されたブーツライナー1を示す。
このブーツライナー1は、スノーボードブーツ5のアウターブーツ3の内側に配置されるインナーブーツライナーであって、ソール部11と、アッパー部13と、後方支持部15と、締め付け機構19とを備えている。アウターブーツ3は、従来と同様のものである。
【0023】
ソール部11は、ブーツライナー1の底面部分を構成する部分であって、外周部がアッパー部13の下端部に縫い付けられ若しくは接着されている。ソール部11は、所定のクッション性が得られるよう構成されており、好ましくは、アッパー部13に縫い付けられるアウターソールと、アウターソールの上方に重ねて着脱自在に配置されるインナーソール(共に図示せず)とを有するよう構成される。
【0024】
アッパー部13は、ソール部11の上方に延びて履き手の足及び足首を覆うような形状に形成された部分であり、後方部21と、1対の側方部23と、前方部25と、舌部27とを有している。後方部21,側方部23,前方部25及び舌部27はいずれも、十分な保温性、フィット感が得られるような材質、形状で構成されている。
【0025】
後方部21は、アッパー部13の後方部分を構成する部分であり、履き手の足首の後方部分を支持する。
1対の側方部23は、アッパー部13の両側の側方部分を構成する部分であり、後方部21と一体に形成されている。側方部23は、履き手の足首の側方部分を支持する。また、1対の側方部23の各前端部24は、足首の前方で互いに対向して配置されており、前方部25と共にスロット26を形成している。スロット26の下方部分には、舌部27を履き手の足に押さえ付けるためのゴムバンド29が横方向に延びて装着されている。
【0026】
前方部25は、アッパー部13の前方部分を構成する部分であり、側方部23及び後方部23と一体に形成されている。前方部25は、履き手の足先を覆うような形状に形成されている。
舌部27は、他の部分21,23,25とは別体に設けられた部分であり、下端部のみが、スロット26を形成する前方部25の部分に縫い付けられている。舌部27は、履き手の足首の前方部分を支持する。
【0027】
図2に示すように、後方支持部15は、後方部21の表面にソール部11に対し垂直方向に延びて設けられた帯状部材であり、後方部21に縫い付けられた拘束部16,17と、後方部21に縫い付けられていない解放部18とを有している。なお、図1及び図2において、後方支持部15及びストラップ31,37,38(後述)に示した破線は、ミシン目を表す。
【0028】
拘束部16は、後方部21の上下方向中間部から上方部分にかけて縫い付けられた部分であり、拘束部17は、後方部21の下方部分に縫い付けられた部分である。拘束部16は、ここでは、後方部21に縫い付けられたメインストラップ31の第1固定部32(後述)に重ねて縫い付けられており、アッパー部13に対して相対移動不能となるよう第1固定部32を拘束している。
【0029】
解放部18は、履き手の踵の上方に隣接する部分(若しくは踝の後方部分)に対応する位置に形成されている。解放部18は、後方部21との間に、メインストラップ31の1対の可動部33(後述)が互いに交差した状態で配置されており、各可動部33は後方部21に対し相対移動可能である。また、1対の可動部33の交差した部分は、拘束部16,17により上下方向位置への移動が規制されている。
【0030】
締め付け機構19は、アッパー部13が履き手の足首にフィットするようアッパー部13を締め付けるための機構であり、メインストラップ31と、2本のサブストラップ37,38とを含んでいる。
メインストラップ31は、アッパー部13の上下方向中間部分に配置される帯状部材であり、互いに一体に形成された第1固定部32,1対の可動部33及び第2固定部34を有している。
【0031】
第1固定部32は、両側方部23の水平方向中央部の間を後方部21を経由して延びる部分であり、アッパー部13に縫い付けられている。
1対の可動部33は、第1固定部32の両端部から第2固定部34にかけてそれぞれ延びる部分である。より具体的には、可動部33はそれぞれ、第1固定部32の端部から側方部23の表面に沿って前方に延び、前端部24より僅かに後方位置で後方に折り返されて後方に斜め下方に延びるとともに、後方部21の表面に沿って逆側の側方部23の下方部分まで先端部33bが延びて配置されている。可動部33は、前端部24の後方において、靴紐20等の紐状部材が挿通可能な挿通部33aが形成されるよう折り返されている。この可動部33は、アッパー部13には縫い付けられておらず、アッパー部13に対し相対移動可能である。
【0032】
第2固定部34は、可動部33の先端部33bからソール部11にかけて延びる部分であり、その先端部分がソール部11に固定されている。また、第2固定部34は、メインストラップ31の下方に配置されたサブストラップ38により、ソール部11の近傍に重ねて縫い付けられることでアッパー部13に対し相対移動不能に拘束されている。
【0033】
サブストラップ37,38は、メインストラップ31と同様の帯状部材であり、サブストラップ37はメインストラップ31の上方に、サブストラップ38はメインストラップ31の下方にそれぞれ配置されている。
サブストラップ37は、後方部21から両側方部23の表面に沿って前方に延び前端部24から僅かに後方位置で折り返されて後方に斜め下方に後方部21まで延びて配置されている。サブストラップ37の折り返された部分では、靴紐2等が挿通可能な挿通部37aが形成されている。このサブストラップ37は、挿通部37aが形成された部分を除く全ての部分がアッパー部13に縫い付けられている。
【0034】
サブストラップ38は、ソール部11の後方部分の両側から側方部23の表面に沿って前方に斜め上方に延びて、前端部24から僅かに後方位置で折り返されて下方にソール部11の前後方向中間部分まで延びて配置されている。サブストラップ38の折り返された部分では、靴紐20等が挿通可能な挿通部38aが形成されている。サブストラップ38は、サブストラップ37と同様、挿通部38aが形成された部分を除く全ての部分がアッパー部13に縫い付けられている。
【0035】
このように構成されたブーツライナー1を履き手の足にフィットさせる場合は、予め、図1に示されるように、靴紐20を挿通部38a,37a,33aに順に挿通しておく。そして、この状態で、ブーツライナー1内に足を挿入し、アッパー部13の前端部24同士が接近するよう靴紐20を引っ張る。すると、アッパー部13の上方及び下方部分では、挿通部37a,38aを介してサブストラップ37,38が前方に引っ張られることで、アッパー部13は、対向する前端部24が互いに接近するよう変形し、履き手に対し一定のフィット感を与える。
【0036】
一方、アッパー部13の上下方向中間部分では、メインストラップ31の折り返された位置が前方に移動して、挿通部33aは、締め付け作業を行う前よりも前方に移動する。このとき、可動部33の挿通部33aから後方に延びる部分は、挿通部33a側に引っ張られ、アッパー部13の後方部分を変形させる。
アッパー部13は、このように変形することにより、履き手の足の踝付近に強く押し付けられ、履き手は、アッパー部13の足首へのフィット感をより強く感じることができる。
【0037】
特に、このブーツライナー1では、1対の可動部33がアッパー部13の後方で交差していることから、アッパー部13の後方部分は、より強く履き手の足首に押し付けられ、これにより、十分なフィット感が得られる。
[他の実施形態]
(a)ブーツライナーは、スノーボードのインナーブーツライナーとしてのみでなく、スキーブーツ、ハイキングブーツのようにアウターブーツ(表面部分が硬質材料で構成されたアウターシェルを含む)を有する他のフットウェア製品にも適用可能である。
【0038】
(b)サブストラップの数、配置位置等は、必要に応じて変更可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、アッパー部は、可動部を有する主ストラップ部材により履き手の足首に強く押し付けられるため、履き手は、単に前端部同士が接近するようアッパー部が変形する場合に比べ、アッパー部の足首へのフィット感をより強く感じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたブーツライナーを示す側面図。
【図2】前記ブーツライナーを示す背面図。
【図3】前記ブーツライナーを示す上面図。
【符号の説明】
1 ブーツライナー
3 アウターブーツ
5 スノーボードブーツ
11 ソール部
13 アッパー部
15 後方支持部
16,17 拘束部
18 解放部
19 締め付け機構
20 靴紐
21 後方部
23 側方部
25 前方部
26 スロット
27 舌部
31 メインストラップ
32 第1固定部
33 可動部
33a 挿通部
33b 先端部
34 第2固定部
37,38 サブストラップ
37a,38a 挿通部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブーツライナー、特に、スノーボードブーツのインナーブーツライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
スキーブーツ、スノーボードブーツ等の防寒用フットウェア製品は、一般に、外側に配置されるアウターブーツと、アウターブーツの内側に配置されるブーツライナー(インナーブーツ)とを備えている。ブーツライナーは、多くの場合、履き手の足に対し保温性、衝撃吸収性、履き心地の良さ等を提供するような形状、材質で構成されている。
【0003】
ブーツライナーは、一般に、靴底部分を構成するソール部と、ソール部の上方に延びて履き手の足及び足首を覆うよう形成されたアッパー部とを備えている。アッパー部は、足首の後方部分を支持する後方部と、足首の側方部分を支持し、後方部と一体に形成された1対の側方部とを有している。1対の側方部は、前端部同士が離れて配置されており、足首の前方部分にスロットが形成されている。スロットの下端部には、足首の前方部分を支持するための舌部が上方に延びて取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
従来のこの種のブーツライナーとして、アッパー部の足へのフィット感を高めるための締め付け機構をさらに備えたものがある。締め付け機構は、通常、アッパー部の前端部の近傍に上下方向に間隔をあけて配置された複数対の挿通部を有している。各挿通部は、靴紐等の紐状部材を挿通し得るようループ形状に形成されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
このようなブーツライナーでは、例えば、靴紐の両端部を、同じ上下方向位置にある1対の挿通部にそれぞれ挿通し、前端部同士が接近するよう引っ張りながら交差させ、逆側の前端部の隣接する挿通部に挿通する作業を繰り返した後、結び合わせて互いに固定することにより、アッパー部が履き手の足に密着し、一定のフィット感が得られるようになる。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第5924218号明細書
【0007】
【特許文献2】
米国特許第5937542号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のブーツライナーでは、履き手の足首に締め付けられる際に、アッパー部は、単に前端部同士が互いに接近するよう変形するに過ぎないため、足首に対するフィット感を十分に感じられない場合がある。
本発明の目的は、アッパー部の足首へのフィット感が十分に得られるブーツライナーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1に係るブーツライナーは、ソール部と、アッパー部と、締め付け機構とを備えている。アッパー部は、ソール部の上方に延びて形成され、足首の後方部分を支持する後方部と、後方部と一体に形成され足首の側方部分を支持する1対の側方部とを有する。締め付け機構は、アッパー部に取り付けられ、アッパー部が足首にフィットするようアッパー部を締め付けるための機構である。また、アッパー部の1対の側方部は、足首の前方で互いに対向する前端部をそれぞれ有している。
【0010】
締め付け機構は、主ストラップ部材を含み、この主ストラップ部材は、第1固定部と、1対の可動部と、第2固定部とを有している。第1固定部は、アッパー部の後方部に水平方向に延びて固定される。1対の可動部は、第1固定部の両端部からアッパー部の側面に沿って前方にそれぞれ延び、アッパー部の前端部近傍において紐状部材が挿通可能な挿通部が形成されるよう後方にそれぞれ折り返され、後方部を通ってアッパー部の逆側の側面にそれぞれ先端部が延びるとともにアッパー部に対し相対移動可能である。第2固定部は、可動部の先端部から延びてソール部に固定される。また、1対の可動部は互いに後方部で交差している。
【0011】
なお、本発明において、上、下、前、後、側、横、水平、垂直等の方向を表す文言は、ブーツライナーの履き手が自然な姿勢で立った場合の履き手の体を基準とする方向を指す。
このブーツライナーでは、アッパー部を足首に締め付ける場合は、例えば、靴紐等の紐状部材を、1対の挿通部に挿通して前端部同士が接近するよう引っ張る。すると、可動部の折り返された位置が前方に移動して、挿通部は、締め付け作業を行う前よりも前方に移動する。このとき、可動部の挿通部から後方に延びる部分は、挿通部側に引っ張られ、アッパー部の後方部分を変形させる。
【0012】
アッパー部は、このように変形することにより、履き手の足首に強く押し付けられ、履き手は、単に前端部同士が接近するようアッパー部が変形する場合に比べ、アッパー部の足首へのフィット感をより強く感じることができる。
特に、このブーツライナーでは、1対の可動部がアッパー部の後方で交差していることから、アッパー部の後方部分は、より強く履き手の足首に押し付けられ、これにより、十分なフィット感が得られる。
【0013】
発明2に係るブーツライナーは、発明1のブーツライナーにおいて、1対の可動部は、踵の上方に隣接する足首の後方部分で交差している。
このブーツライナーでは、アッパー部は、締め付けの際に、後方部が履き手の踵のすぐ上方の部分に押し付けられるよう変形するため、履き手の足に効果的にフィットする。
【0014】
発明3に係るブーツライナーは、発明1または2のブーツライナーにおいて、後方支持部をさらに備えている。後方支持部は、拘束部と、解放部とを備えている。拘束部は、アッパー部の後方部に上下方向に延びて設けられ、主ストラップ部材の第1固定部を後方部に対し相対移動不能に拘束する。解放部は、主ストラップ部材の可動部をアッパー部に対し相対移動可能に解放する。
【0015】
このブーツライナーでは、可動部は、後方支持部によって規制されずに自由に動くことができるため、可動部によるアッパー部の締め付け効果が十分に得られる。
発明4に係るブーツライナーは、発明1から3のいずれかのブーツライナーにおいて、主ストラップ部材の第1固定部は、アッパー部の後方部から側方部の水平方向中央部分にかけて固定されている。
【0016】
このブーツライナーでは、可動部は、側方部の中央部分よりも先端側の部分においてのみアッパー部に対し相対移動可能である。このように可動部の可動範囲が限定されることで、アッパー部は後方部分において局所的に変形することが可能となり、足首の後方部分でのフィット感が強調される。
発明5に係るブーツライナーは、発明1から4のいずれかのブーツライナーにおいて、締め付け機構は、2つの補助ストラップ部材をさらに含んでいる。補助ストラップ部材は、アッパー部の前端部近傍において、主ストラップ部材の挿通部が形成される位置より上方及び下方位置に、紐状部材が挿通可能な他の挿通部が形成されるようアッパー部に取り付けられている。
【0017】
このブーツライナーでは、補助ストラップ部の挿通部にも紐状部材を挿通できるため、アッパー部を上下方向に広範囲にわたり締め付けることができ、足首に対するフィット感が増す。
発明6に係るブーツライナーは、発明5のブーツライナーにおいて、主ストラップ部材の可動部は、主ストラップ部材より下方に位置する補助ストラップ部材によりソール部の近傍においてアッパー部に対し相対移動不能に拘束されている。
【0018】
このブーツライナーでは、主ストラップ部材は、補助ストラップ部材によってアッパー部のソール部近傍に拘束されているため、例えば、アウターブーツ内に挿入する際に可動部がよじれたりアウターブーツの内壁によって引っ張られたりする不都合から解放される。
発明7に係るブーツライナーは、発明5または6のブーツライナーにおいて、補助ストラップ部材は、アッパー部の前端部近傍を除いてアッパー部に取り付けられている。
【0019】
このブーツライナーでは、補助ストラップ部材は、主ストラップ部材のような可動部を持たないことから、締め付けの際は、単に前端部同士が接近するようアッパー部を締め付ける。したがって、ここでは、主ストラップ部材による締め付け効果が相対的に強調され、履き手は、足首の付け根部分における締め付け効果を強く感じることができる。
【0020】
発明8に係るブーツライナーは、発明1から7のいずれかのブーツライナーにおいて、挿通部は、前端部より後方に形成される。
このブーツライナーでは、アッパー部は、締め付けられる際に、前端部のすぐ後方部分が引っ張られるため、前端部同士を効率よく接近させることができる。発明9に係るブーツライナーは、発明1から8のいずれかのブーツライナーにおいて、アウターブーツを有するスノーボードブーツのインナーブーツライナーである。
【0021】
このブーツライナーでは、特に、スノーボードブーツのインナーブーツライナーとして用いられる場合において、履き手に十分なフィット感を与えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に、本発明の一実施形態が採用されたブーツライナー1を示す。
このブーツライナー1は、スノーボードブーツ5のアウターブーツ3の内側に配置されるインナーブーツライナーであって、ソール部11と、アッパー部13と、後方支持部15と、締め付け機構19とを備えている。アウターブーツ3は、従来と同様のものである。
【0023】
ソール部11は、ブーツライナー1の底面部分を構成する部分であって、外周部がアッパー部13の下端部に縫い付けられ若しくは接着されている。ソール部11は、所定のクッション性が得られるよう構成されており、好ましくは、アッパー部13に縫い付けられるアウターソールと、アウターソールの上方に重ねて着脱自在に配置されるインナーソール(共に図示せず)とを有するよう構成される。
【0024】
アッパー部13は、ソール部11の上方に延びて履き手の足及び足首を覆うような形状に形成された部分であり、後方部21と、1対の側方部23と、前方部25と、舌部27とを有している。後方部21,側方部23,前方部25及び舌部27はいずれも、十分な保温性、フィット感が得られるような材質、形状で構成されている。
【0025】
後方部21は、アッパー部13の後方部分を構成する部分であり、履き手の足首の後方部分を支持する。
1対の側方部23は、アッパー部13の両側の側方部分を構成する部分であり、後方部21と一体に形成されている。側方部23は、履き手の足首の側方部分を支持する。また、1対の側方部23の各前端部24は、足首の前方で互いに対向して配置されており、前方部25と共にスロット26を形成している。スロット26の下方部分には、舌部27を履き手の足に押さえ付けるためのゴムバンド29が横方向に延びて装着されている。
【0026】
前方部25は、アッパー部13の前方部分を構成する部分であり、側方部23及び後方部23と一体に形成されている。前方部25は、履き手の足先を覆うような形状に形成されている。
舌部27は、他の部分21,23,25とは別体に設けられた部分であり、下端部のみが、スロット26を形成する前方部25の部分に縫い付けられている。舌部27は、履き手の足首の前方部分を支持する。
【0027】
図2に示すように、後方支持部15は、後方部21の表面にソール部11に対し垂直方向に延びて設けられた帯状部材であり、後方部21に縫い付けられた拘束部16,17と、後方部21に縫い付けられていない解放部18とを有している。なお、図1及び図2において、後方支持部15及びストラップ31,37,38(後述)に示した破線は、ミシン目を表す。
【0028】
拘束部16は、後方部21の上下方向中間部から上方部分にかけて縫い付けられた部分であり、拘束部17は、後方部21の下方部分に縫い付けられた部分である。拘束部16は、ここでは、後方部21に縫い付けられたメインストラップ31の第1固定部32(後述)に重ねて縫い付けられており、アッパー部13に対して相対移動不能となるよう第1固定部32を拘束している。
【0029】
解放部18は、履き手の踵の上方に隣接する部分(若しくは踝の後方部分)に対応する位置に形成されている。解放部18は、後方部21との間に、メインストラップ31の1対の可動部33(後述)が互いに交差した状態で配置されており、各可動部33は後方部21に対し相対移動可能である。また、1対の可動部33の交差した部分は、拘束部16,17により上下方向位置への移動が規制されている。
【0030】
締め付け機構19は、アッパー部13が履き手の足首にフィットするようアッパー部13を締め付けるための機構であり、メインストラップ31と、2本のサブストラップ37,38とを含んでいる。
メインストラップ31は、アッパー部13の上下方向中間部分に配置される帯状部材であり、互いに一体に形成された第1固定部32,1対の可動部33及び第2固定部34を有している。
【0031】
第1固定部32は、両側方部23の水平方向中央部の間を後方部21を経由して延びる部分であり、アッパー部13に縫い付けられている。
1対の可動部33は、第1固定部32の両端部から第2固定部34にかけてそれぞれ延びる部分である。より具体的には、可動部33はそれぞれ、第1固定部32の端部から側方部23の表面に沿って前方に延び、前端部24より僅かに後方位置で後方に折り返されて後方に斜め下方に延びるとともに、後方部21の表面に沿って逆側の側方部23の下方部分まで先端部33bが延びて配置されている。可動部33は、前端部24の後方において、靴紐20等の紐状部材が挿通可能な挿通部33aが形成されるよう折り返されている。この可動部33は、アッパー部13には縫い付けられておらず、アッパー部13に対し相対移動可能である。
【0032】
第2固定部34は、可動部33の先端部33bからソール部11にかけて延びる部分であり、その先端部分がソール部11に固定されている。また、第2固定部34は、メインストラップ31の下方に配置されたサブストラップ38により、ソール部11の近傍に重ねて縫い付けられることでアッパー部13に対し相対移動不能に拘束されている。
【0033】
サブストラップ37,38は、メインストラップ31と同様の帯状部材であり、サブストラップ37はメインストラップ31の上方に、サブストラップ38はメインストラップ31の下方にそれぞれ配置されている。
サブストラップ37は、後方部21から両側方部23の表面に沿って前方に延び前端部24から僅かに後方位置で折り返されて後方に斜め下方に後方部21まで延びて配置されている。サブストラップ37の折り返された部分では、靴紐2等が挿通可能な挿通部37aが形成されている。このサブストラップ37は、挿通部37aが形成された部分を除く全ての部分がアッパー部13に縫い付けられている。
【0034】
サブストラップ38は、ソール部11の後方部分の両側から側方部23の表面に沿って前方に斜め上方に延びて、前端部24から僅かに後方位置で折り返されて下方にソール部11の前後方向中間部分まで延びて配置されている。サブストラップ38の折り返された部分では、靴紐20等が挿通可能な挿通部38aが形成されている。サブストラップ38は、サブストラップ37と同様、挿通部38aが形成された部分を除く全ての部分がアッパー部13に縫い付けられている。
【0035】
このように構成されたブーツライナー1を履き手の足にフィットさせる場合は、予め、図1に示されるように、靴紐20を挿通部38a,37a,33aに順に挿通しておく。そして、この状態で、ブーツライナー1内に足を挿入し、アッパー部13の前端部24同士が接近するよう靴紐20を引っ張る。すると、アッパー部13の上方及び下方部分では、挿通部37a,38aを介してサブストラップ37,38が前方に引っ張られることで、アッパー部13は、対向する前端部24が互いに接近するよう変形し、履き手に対し一定のフィット感を与える。
【0036】
一方、アッパー部13の上下方向中間部分では、メインストラップ31の折り返された位置が前方に移動して、挿通部33aは、締め付け作業を行う前よりも前方に移動する。このとき、可動部33の挿通部33aから後方に延びる部分は、挿通部33a側に引っ張られ、アッパー部13の後方部分を変形させる。
アッパー部13は、このように変形することにより、履き手の足の踝付近に強く押し付けられ、履き手は、アッパー部13の足首へのフィット感をより強く感じることができる。
【0037】
特に、このブーツライナー1では、1対の可動部33がアッパー部13の後方で交差していることから、アッパー部13の後方部分は、より強く履き手の足首に押し付けられ、これにより、十分なフィット感が得られる。
[他の実施形態]
(a)ブーツライナーは、スノーボードのインナーブーツライナーとしてのみでなく、スキーブーツ、ハイキングブーツのようにアウターブーツ(表面部分が硬質材料で構成されたアウターシェルを含む)を有する他のフットウェア製品にも適用可能である。
【0038】
(b)サブストラップの数、配置位置等は、必要に応じて変更可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、アッパー部は、可動部を有する主ストラップ部材により履き手の足首に強く押し付けられるため、履き手は、単に前端部同士が接近するようアッパー部が変形する場合に比べ、アッパー部の足首へのフィット感をより強く感じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたブーツライナーを示す側面図。
【図2】前記ブーツライナーを示す背面図。
【図3】前記ブーツライナーを示す上面図。
【符号の説明】
1 ブーツライナー
3 アウターブーツ
5 スノーボードブーツ
11 ソール部
13 アッパー部
15 後方支持部
16,17 拘束部
18 解放部
19 締め付け機構
20 靴紐
21 後方部
23 側方部
25 前方部
26 スロット
27 舌部
31 メインストラップ
32 第1固定部
33 可動部
33a 挿通部
33b 先端部
34 第2固定部
37,38 サブストラップ
37a,38a 挿通部
Claims (9)
- ソール部と、
前記ソール部の上方に延びて形成され、足首の後方部分を支持する後方部と、前記後方部と一体に形成され足首の側方部分を支持する1対の側方部とを有するアッパー部と、
前記アッパー部に取り付けられ、前記アッパー部が足首にフィットするよう前記アッパー部を締め付けるための締め付け機構とを備え、
前記アッパー部の1対の側方部は、足首の前方で互いに対向する前端部をそれぞれ有し、
前記締め付け機構は、前記アッパー部の後方部に水平方向に延びて固定される第1固定部と、前記第1固定部の両端部から前記アッパー部の側面に沿って前方にそれぞれ延び、前記アッパー部の前端部近傍において紐状部材が挿通可能な挿通部が形成されるよう後方にそれぞれ折り返され、前記後方部を通って前記アッパー部の逆側の側面にそれぞれ先端部が延びるとともに前記アッパー部に対し相対移動可能な1対の可動部と、前記可動部の先端部から延びて前記ソール部に固定される第2固定部とを有する主ストラップ部材を含み、前記1対の可動部は互いに前記後方部で交差している、
ブーツライナー。 - 前記1対の可動部は、踵の上方に隣接する足首の後方部分で交差している、請求項1に記載のブーツライナー。
- 前記アッパー部の後方部に上下方向に延びて設けられ、前記主ストラップ部材の第1固定部を前記後方部に対し相対移動不能に拘束する拘束部と、前記主ストラップ部材の可動部を前記アッパー部に対し相対移動可能に解放する解放部とを有する後方支持部をさらに備えた、請求項1または2に記載のブーツライナー。
- 前記主ストラップ部材の第1固定部は、前記アッパー部の後方部から前記側方部の水平方向中央部分にかけて固定されている、請求項1から3のいずれかに記載のブーツライナー。
- 前記締め付け機構は、前記アッパー部の前端部近傍において、前記主ストラップ部材の挿通部が形成される位置より上方及び下方位置に、前記紐状部材が挿通可能な他の挿通部が形成されるよう前記アッパー部に取り付けられた2つの補助ストラップ部材をさらに含む、請求項1から4のいずれかに記載のブーツライナー。
- 前記主ストラップ部材の可動部は、前記主ストラップ部材より下方に位置する前記補助ストラップ部材により前記ソール部の近傍において前記アッパー部に対し相対移動不能に拘束されている、請求項5に記載のブーツライナー。
- 前記補助ストラップ部材は、前記アッパー部の前端部近傍を除いて前記アッパー部に取り付けられている、請求項5または6に記載のブーツライナー。
- 前記挿通部は、前記前端部より後方に形成される、請求項1から7のいずれかに記載のブーツライナー。
- アウターブーツを有するスノーボードブーツのインナーブーツライナーである、請求項1から8のいずれかに記載のブーツライナー。
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