JP2007061193A - 靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴の履きやすさや脱ぎやすさという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保することができる靴を提供すること。
【解決手段】踵部130には、カウンター部131があり、固定用ベルト部170は、舌状当接部150に対して一体的に形成され、その側縁側から突出するように配置され、係合部173は固定用ベルト部のアッパー本体部120に対する位置を変更可能な構成となり、固定用ベルト部の端部は、踵部に近接して配置され、固定用ベルト部の端部の仮想線Vの延長部分が、踵部に達するように固定用ベルト部が設けられ、使用者の足高点Bが仮想線に対応するように、固定用ベルト部が配置され、固定用ベルト部には、仮想線の配置方向に沿って伸縮するための伸縮部174が配置され、舌状当接部には、伸縮部が仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部175が形成されている靴100。
【選択図】 図2

Description

本発明は、使用者が足を挿入し易く、歩き易い靴に関するものである。
例えば、歩行が未だ不慣れな幼児等の場合、容易に靴の着脱が行えると同時に、靴内で確実に幼児の足をホールドできないと歩行しにくくなる。このため、着脱が容易で靴内で幼児の足を確実にホールドするベルト構造等が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2003−339408号公報(図1等) 特開2000−116409号公報(図1等) 特開2005−118470号公報(図等)
しかしながら、特許文献1等に示すような靴を履いた幼児等は、足首が比較的太く、足にフィットさせることが難しいだけでなく、実際にはベルトを外さないで靴を脱いだり、履いたりすることが多い。この場合、靴のベルトが足を確実にホールドしている状態だと、幼児は靴を履きにくく、かつ脱ぎにくいという問題があった。
一方、幼児が靴を履きやすく、かつ脱ぎやすくするため、ベルトを足に対して緩めて配置すると、ベルトが足を確実にホールドしないため幼児の足が靴内で不必要に動き、歩行しにくいという問題が生じ、歩行に対する適切な構成を発揮できなくなる。
このように、従来の靴では、母親等の介助者が履かせる場合は問題が無いものの、幼児等が自ら脱ぎ履きする場合、靴の履きやすさや脱ぎやすさという要求を満たしつつ、足のホールド性を同時に確保することは困難であるという問題があった。
そこで、靴の履きやすさや脱ぎやすさという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保することができる靴を提供することを目的とする。
前記課題は、請求項1の発明によれば、使用者の足の足裏側を配置するための靴底部と、前記靴底部から立ち上がるように、且つ使用者の足を包むように形成されるアッパー本体部と、使用者の足の踵を配置するための踵部とを、備える靴であって、このアッパー本体部には、使用者の足を挿入するための履き口部と、前記履き口部の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されている足挿入用開口部と、前記足挿入用開口部に対応して配置される舌状当接部と、前記舌状当接部と前記足挿入用開口部に対して配置される固定用ベルト部と、を備え、少なくとも前記踵部には、その剛性を高めるためにカウンター部が設けられ、前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部に対して一体的に形成され、且つその側縁側から外方に突出するように配置され、前記固定用ベルト部と、これらに対応するアッパー本体部には、前記固定用ベルト部を前記アッパー本体部に固定するための係合部が形成され、前記係合部は、前記固定用ベルト部の前記アッパー本体部に対する位置を変更可能な構成となっており、前記固定用ベルト部の端部は、前記カウンター部に近接して配置されると共に、前記固定用ベルト部の端部の幅方向における略中央部を通る仮想線の延長部分が、前記踵部又はその近傍に達するように前記固定用ベルト部は設けられ、使用者の足の甲における足高点が前記仮想線に対応して位置するように、前記固定用ベルト部が配置される構成となっており、前記固定用ベルト部には、少なくとも前記固定用ベルト部が前記仮想線の配置方向に沿って伸縮するための伸縮部が配置されており、前記舌状当接部には、前記伸縮部が前記仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部が形成されていることを特徴とする靴により達成される。
請求項1の構成によれば、固定用ベルト部の端部の幅方向における略中央部を通る仮想線の延長部分が、踵部又はその近傍にし、しかも足高点に配置されるように固定用ベルト部は設けられている。
したがって、舌状当接部は、固定用ベルト部を介して、使用者の足を靴の踵部の方向に向かって正しく保持するように作用する。このため、従来の靴のように使用者の足を靴底方向へのみ固定する場合に比べ格段に足の固定が確実となり、ホールド性が向上する。すなわち、本発明では、踵方向に向かって足を固定できるため、靴の中で、足がずれにくく、歩行しやすい構成となっている。このため、足の運びや足の形への悪影響を未然に防ぐことができる。
また、本請求項によれば、少なくとも前記踵部に、その剛性を高めるために配置されるカウンター部が設けられ、カウンター部近傍で固定用ベルト部が保持される。
したがって、カウンター部が配置されることで、靴の前記踵部の剛性が高められ、靴の前記踵部に使用者の足の踵が正確に固定され、ホールドされ易くなる。
すなわち、舌状当接部と固定用ベルト部が上述のように使用者の足を靴の踵部方向へ固定するように作用すると、この剛性が高められたカウンター部を介して使用者の足の踵が靴の踵部の方向に保持され、しかもカウンター部近傍でベルト部が固定されるため、より適切に足の踵が靴の踵部に向かうよう僅かな遊びを持ちつつ保持されるので、ホールド性が著しく向上することになる。
また、カウンター部の剛性が高いため、靴を装着する際に踵部が変形することを防ぐことができるため、靴の着脱を行いやすい。
また、本請求項の構成では、履き口部の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されている足挿入用開口部と、足挿入用開口部に対応して配置されている舌状当接部とが備えられている。
したがって、この足挿入用開口部を広げ、舌状当接部を開状態にすれば、靴の履き口部が十分に大きく開き、使用者が足を入れ易く、脱ぎ易い靴となる。また、使用者の介助者にとっても履かせ易く、脱がせ易い靴となる。
しかも、舌状当接部の側縁側に突出するように、一体に固定ベルト部が形成され、係合部でアッパー本体部に対する相対的な位置を調整可能とされているため、固定用ベルト部の着脱のみで、舌状当接部とアッパー本体部との相対位置を変更できるので、足挿入用開口部の露出が容易に行えるだけでなく、舌状当接部の足に対する当接強さの調整を容易に行うことができる。
また、本請求項では、固定用ベルト部には、少なくとも固定用ベルト部が仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮部が配置されている。このため、固定用ベルト部が使用者の足を確実にホールドとしている状態であっても、使用者又は使用者の介助者は足や手で舌状当接部を引く方向に伸縮部を伸ばすことで、容易に靴を脱ぎ又は脱がせることができる。
また、逆に、使用者が靴を履く、又は使用者の介護者が靴を履かせる場合でも、固定用ベルト部をアッパー本体部から緩め又は外すことなく、すなわち、固定用ベルトが足を確実に固定し、ホールドした状態のままで、足や手で舌状当接部を上方持ち上げるように伸縮部を伸ばせば、靴を履くことができる。
そして、この伸縮部は仮想線の配置方向、すなわち、踵部方向に伸縮するため、使用状態において固定部用ベルト部は、足を踵部方向へ保持させることができる。
このように、例えば足首が比較的太く靴にフィットし難いような幼児等が固定用ベルト部を外さないで靴を履いたり、脱いだりすることができると共に、このような靴の着脱を行なっても、固定部用ベルト部と舌状当接部は常に足を確実に歩行し易い状態、つまりフィットした状態でホールドするので歩行しやすい靴となる。また、幼児等の保護者等にとっても幼児に靴を履かせやすく、脱がせやすい構成になっている。
また、本請求項では、舌状当接部には、伸縮部が仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部が形成されている。このため、使用者の操作で伸縮部が伸びた際でも、固定用ベルト部が仮想線の方向と異なる方向に伸縮するのを未然に防止することができる。
このため、幼児等が乱暴に靴を脱着した場合でも、固定用ベルト部の係合部を適切な位置に配置しておくことで、常に固定用ベルト部と舌状当接部は足に対して適切にフィットし、ホールドする位置に配置されるので、使用者にとって歩き易い靴となる。
以上のように、本発明では、靴の履き易さや脱ぎ易さという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保する靴を提供することができる。
好ましくは、請求項2の発明によれば、請求項1の構成において、前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の先端領域で前記アッパー本体部に固定されており、前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の両側縁からそれぞれ外方に突出した外足側ベルト部と内足側ベルト部を有し、前記外足側ベルト部と前記内足側ベルト部は、連結部によって連結されており、前記連結部の少なくとも一部が伸縮部となり、前記伸縮部が前記舌状当接部に固定されていることを特徴とする靴である。
前記構成によれば、舌状当接部が足挿入用開口部の先端側で固定され、外方に突出した外足側ベルト部と内足側ベルト部の連結部にある伸縮部が舌状当接部に固定されているので、母親等の介助者が大きく足挿入用開口部を露出させて履かせることができる。
しかも、前記構成によれば、外足側ベルト部と内足側ベルト部とをバランスを保って伸縮させることができるので、使用者の足を固定用ベルト部及び舌状当接部でバランスを保って固定し、靴にホールドさせることができる。
好ましくは、請求項3の発明によれば、請求項1の構成において、前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の一方の側縁に沿って前記アッパー本体部と一体にされており、前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の他方の側縁から外方に突出した他方のベルト部を有し、前記他方のベルト部の基部側に伸縮部が形成されており、前記伸縮部が前記舌状当接部に固定されている。
前記構成によれば、舌状当接部が足挿入用開口部の一方の側縁に沿って一体に固定され、他方の側縁側から外方に突出した他方のベルト部の基部側に伸縮部が配置されているので、使用者が舌状当接部を、その一方側から他方側に引くことで足を抑えて確実に保持することができる。また、他方のベルト部の固定された側となる基部側に伸縮部があることで、舌状当接部と固定用ベルト部が足にフィットして、足をしっかり保持することができる。
好ましくは、請求項4の発明によれば、請求項3の構成において、前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の外足側に沿って一体とされており、前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の内足側に向かって突出するよう配置されている。
前記構成によれば、舌状当接部が足挿入用開口部の外足側に配置され、内足側に固定用ベルト部が設けられることで、内足側から外足側に向かって舌状当接部が開閉する。このため、操作能力が未熟な幼児等にとっても、開く方向が認知し易く、幼児等が自ら固定用ベルト部の開閉操作をすすんで行うよう促すことができる構成となっている。
好ましくは、請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4の構成において、前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部側に向かって配置された当接層と、外側に向かって配置された保護層と、を有し、前記伸縮部は、前記当接層と前記保護層と一体となるように縫合され、前記伸縮ガイド部は、前記当接層と前記保護層とを縫合することで形成されていることを特徴とする靴である。
前記構成によれば、外部から保護する保護層と、足にフィットする当接層とを設けつつ、伸縮ガイド部や伸縮部を確実かつ容易に構成することができる。
本発明は、靴の履きやすさや脱ぎやすさという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保することができる靴を提供できるという利点がある。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(本発明の実施の形態に係る幼児用靴100の全体構成の概略について。)
図1は、本発明の実施の形態に係る幼児用靴100を示す概略斜視図である。
図1に示すような幼児用靴100は、例えば1才6ヶ月乃至2才6ヶ月程度の幼児のための靴である。この時期になると幼児も歩行が上手になり始め、自分で走ったりするだけに止まらず、自分自身で靴を履きたがる時期となっている。
図1に示すように、幼児用靴100は、使用者である例えば、幼児の足の足裏を配置するための靴底部110を有している。また、幼児用靴100は、靴底部110から立ち上がるように、且つ幼児の足を包むように形成されるアッパー本体部120や、幼児の足の踵を配置するための踵部分130を有している。
また、幼児用靴100のアッパー本体部120には、幼児の足を挿入するための履き口部140と舌状当接部150を有している。舌状当接部150については後述する。
図2は、図1の舌状当接部150を幼児用靴100の爪先側に開いた状態を示す概略平面図である。
図2に示すように、幼児用靴100には、履き口部140の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されている足挿入用開口部160が形成されている。
したがって、図2に示すように、足挿入用開口部160を広げ、舌状当接部150を開状態にすれば、幼児用靴100の履き口部140が十分に大きく開き、幼児が足を入れやすく、且つ脱がせやすい靴となる。また、幼児の介助者である保護者等にとっても幼児に靴を履かせやすく、脱がせやすい靴となる。
舌状当接部150は、図1及び図2に示すように足挿入用開口部160に対応し、足挿入用開口部160を覆うように配置されており、足挿入用開口部160の爪先側でアッパー本体部120に固定されている。
幼児用靴100は、図1及び図2に示すように、舌状当接部150と足挿入用開口部160に対して配置される固定用ベルト部である例えば、ベルト部170を有している。ベルト部170に構成については、後述する。
幼児用靴100には、少なくとも、踵部130には図1に示すように、その剛性を高めるためのカウンター部131が設けられている。
具体的には、図1の斜線部分がカウンター部131であり、踵部130の内部に形成されている。カウンター部131は、例えば、厚さ1.2mm程度のゴムや不織布等から構成されている。
(ベルト部170等について)
図1及び図2に示すように、ベルト部170は舌状当接部150に対して一体的に形成されている。また、ベルト部170は舌状当接部150の両側からそれぞれ突出するように配置されている。
具体的には、幼児用靴100の内足側である内足側ベルト部171と、外足側である外足側ベルト部172が配置されている。
図2に示すように、内足側ベルト部171と外足側ベルト部172の内面側(アッパー本体部120に当接する側)には、係合部である例えば、雌側面ファスナー173、173がそれぞれ形成されており(図2の斜線で示す部分)、足挿入用開口部160が大きく露出可能とされている。
また、これら内足側ベルト部171と外足側ベルト部172の対応するアッパー本体部120には、アッパー本体部側の係合部である例えば、雄側面ファスナー121が例えば、2カ所配置されている(図2の斜線で示す部分)。
そして、ベルト部170側に雌側面ファスナー173とアッパー本体部分120側の雄側面ファスナー121が相互に係合することで、ベルト部170をアッパー本体部120に固定する構成となっている。
ベルト部170側の雌側面ファスナー173は、図2の斜線部分で示すように、ベルト部170の延びる方向に広範囲に配置されているため、足に合わせてアッパー本体部120の雄側面ファスナー121との係合位置を調整することで、アッパー本体部130に対するベルト部170の位置を変更可能な構成となっている。
具体的には、内足側ベルト部171の雌側面ファスナー173とアッパー本体部120の雄側面ファスナー121との係合位置を深くしたり、浅くしたりすることで、内足側ベルト部171とアッパー本体部120との相対位置が変更されることになる。
また、外足側ベルト部172も同様にアッパー本体部120と雄側面ファスナー121との係合位置を深くしたり、浅くしたりすることができ、これら内足側ベルト部171と外足側ベルト部172は、足の形状の違いに応じてそれぞれ独立して別個にアッパー本体部120との位置を変更できる構成となっている。
このように、ベルト部170の着脱のみで舌状当接部150とアッパー本体部120との相対位置を調整することができるので、舌状当接部150の幼児の足に対する当接の強さの調整を容易にすることができる。
また、幼児用靴100の内足側ベルト部171と外足側ベルト部172とを別個に独立して調整することで、幼児の足の形状や足のサイズの大小にかかわらず、常に足に対し適切な位置に、内足側ベルト部171等を配置し、舌状当接部150で保持することが可能となる。
このように、本実施の形態では、ベルト部170とアッパー本体部120とは面ファスナー173、121で係合され、ベルト部170のアッパー本体部120に対する位置が変更可能な構成となっている。
したがって、足の固定及び開放は、面ファスナー173、121の着脱だけで可能なため、紐等によって固定する場合に比べ、極めて容易に操作することができる。
なお、係合部としては面ファスナーだけでなく、ホック等の他の係合手段を採用してもよい。
このように、容易にベルト部170のアッパー本体部120に対する位置を調整できるため、幼児の足のサイズや形状の違いに対応して、幼児用靴100を歪めることなく、容易に幼児の足を幼児用靴100に固定することができる。
ところで、図1に示すように、外足側ベルト部172の端部は、踵部130に近接して配置されている。すなわち、この踵部130内のカウンター部131に近接して配置されている。また、内足側ベルト部171も同様である。
つまり、アッパー本体部側の係合部121がカウンター部131に近接した位置に配置されている。
したがって、外足側ベルト部172と内足側ベルト部171が踵部130のカウンター部131の近くに配置された状態で舌状当接部150を保持するので、ベルト部170とアッパー部120で幼児の足を確実に固定し、ホールドすることができる。
一方、踵部130とベルト部170との間は、図1に示すように、直接固定されていないので、これらの間の剛性は、カウンター部131より低くなっている。
このように構成されることで、踵部130とベルト部170との間が幼児の歩行時の足の変形に応じて僅かに変形可能となり、幼児の歩行に際し、足が変形し易く、歩き易い幼児用靴100となっている。
また、ベルト部170の幅方向における略中央部を通る仮想線Vの延長部分が、踵部130又はその近傍に達するようにベルト部170は配置されている。
具体的には、図1に示すように、外足側ベルト部172の端部における仮想線Vの延長部分が踵部130に達しており、本実施の形態では靴底部110との境界近傍に位置している。
このように構成することで、舌状当接部150は、ベルト部170を介して、幼児の足を踵部130の方向に向かって固定するように作用する。このため、従来の幼児用靴のように幼児の足を靴底方向へのみ固定する場合に比べ、格段に足の固定が確実となり、ホールド性が向上する。
すなわち、本実施の形態では、踵部130方向に向かって幼児の足を固定できるため、幼児用靴100の中で、足が動きにくく、歩行し易い構成となり、幼児の足の運びや足の形への悪影響を未然に防ぐことができる幼児用靴100となる。
また、上述のように、踵部130には、その剛性を高めるためにカウンター部131が設けられている(図1参照)。したがって、カウンター部131が配置されることで、幼児用靴100の踵部130の剛性が高められ、踵部130に幼児の足の踵が正確に固定され、ホールドされ易くなる。
すなわち、舌状当接部160とベルト部170が幼児の足を幼児用靴100の踵部130方向へ固定するように作用すると、この剛性が高められたカウンター部131を介して幼児の足の踵が幼児用靴100の踵部130に向かって保持され、より確実に足の踵が幼児用靴100の踵部130に固定されるので、ホールド性が著しく向上する。
また、カウンター部131の剛性が高いため、幼児用靴100を装着する際に、踵部130が変形することが未然に防止されるので、幼児にとって靴の脱着が行いやすい構成となっている。
以上から、本実施の形態の幼児用靴100は、幼児の足が幼児用靴100の中でしっかり固定されると共に、必要に応じて屈曲も行い易いので、歩きやすい靴となる。
図3は、人における足の骨格等を側面から見た概略説明図である。図3に示すように、人の足には矢印Bで示す部分に足高点Bと称される部分がある。
そして、本実施の形態の幼児用靴100では、幼児の足の甲の足高点Bが、図1の仮想線Vに対応して位置するように、ベルト部170が配置される構成となっている。
したがって、ベルト部170が、幼児の足の甲を靴底部110方向に押し付けてしまい、幼児の踵が固定されずに、幼児用靴100の中の足が固定されず、ホールド性が低下するのを効果的に防ぐことができる。
すなわち、幼児の足の甲の足高点Bより爪先側の足の甲にベルト部170の仮想線Vが配置されると、このベルト部170の押し付け力は、足の甲側から足の裏側に向けられ、足を靴底側のみに押し付け、足を固定しようとする。
これでは、足の甲の部分を押し付けるだけで、幼児用靴100の中において足の踵が動き、歩き難くなってしまう。
逆に、足高点Bより幼児の足首側の方へ上述の仮想線Vが配置されると、今度は幼児の足首を曲げる動きを妨げてしまう。
この点、本実施の形態では、幼児の足の甲における足高点Bが仮想線Vに対応して位置するように、ベルト部170が配置される。このため、ベルト部170が不必要に足の甲を足裏側に押さえつけることがなく、足首の動きを妨げることがない。また、幼児用靴100の踵部130方向に向かって、足の踵を固定することとなるので、幼児用靴100の中で足が動いてしまうことを防ぐこともできる。
ところで、図2に示すようにベルト部170には、内足側ベルト部171と外足側ベルト部172が、図1の仮想線Vの配置方向に沿って伸縮するための伸縮部174が配置されている。この伸縮部174は、例えばゴム等から成っている。
具体的には、図2に示すように、本実施の形態では、伸縮部174は、内足側ベルト部171と外足側ベルト部172を連結する連結部ともなっている。
しかし、このように連結部のすべてが伸縮部174である必要はなく、連結部の一部が伸縮部となっていてもよい。
本実施の形態では、伸縮部174が配置されているので、ベルト部170が、幼児の足を確実にホールドしている状態(例えば、図1の状態)であっても、幼児が自ら脱ぐ場合、足を履口部140から引き抜くよう力をかけることで伸縮部174が僅かに伸びて舌状当接部150が斜め上方側に移動して僅かに履口部140が拡がり、容易に幼児用靴100を脱ぐことができる。
また、逆に、幼児が自ら幼児用靴100を履く場合でも、ベルト部170をアッパー本体部120に対し緩め又は外さなくても、足を履口部140に挿入するよう力をかけることで伸縮部174が僅かに伸びて舌状当接部150が斜め上方側に移動して僅かに履口部140が拡がり、容易に幼児用靴100を履くことができる。
また、後述する伸縮ガイド部154によって、伸縮部174は仮想線Vの配置方向、すなわち、図1に示すように、踵部130方向に伸縮するため、ベルト部170は、幼児の足を踵部130方向へ固定させることができる。
このように、幼児がベルト部170を外さないで幼児用靴100を履いたり、脱いだりすることができると共に、このような幼児用靴100の着脱を行なっても、ベルト部170と舌状当接部150は常に幼児の足を確実に歩行し易い状態で固定し、ホールドするので歩行しやすい靴となる。また、ベルト部170を操作して脱ぎ履きさせる幼児等の保護者等にとっても幼児に靴を履かせやすく、脱がせやすい構成となっている。
また、本実施の形態では、伸縮部174は、舌状当接部150に固定されている。具体的には、図2に示すように、伸縮部174の中心が図において伸縮部174の幅方向を横切るよう縫合され、伸縮部縫合部174が形成されている。
このように、伸縮部174の中心で縫合することで、幼児等は外足側ベルト部172と内足側ベルト部171をバランスを保って伸縮等させることができる。このため、靴の中の足もベルト部170及び舌状当接部150でバランスを保って固定し、ホールドさせることができる。
図4は、図2のA−A’線概略断面図である。すなわち、舌状当接部150とベルト部170との縫合状態を示す概略図である。
図4に示すように、舌状当接部150は、図2の足挿入用開口部160側に向かって配置された当接層である例えば、比較的柔軟な材料からなる裏地151を有している。
また、図4に示すように、この裏地151とベルト部170の伸縮部174の間にはクッション152が配置されている。
このため、伸縮部174によって靴内の足が押し付けられても、足の甲にフィットして、足に違和感を与えずに当接する構成となっている。
また、舌状当接部150は、その表側、すなわち、外側に向かって配置される外部からの保護層である例えば、比較的剛性を有する材料からなる表地153を有している。
そして、図4に示すように、伸縮部174は、表地153、裏地151及びクッション177と一体となるように縫合されており、舌状当接部150において、足を保護しつつ、足にフィットするよう構成されている。
また、舌状当接部150には、伸縮部174が図1の仮想線Vの配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部154が図2や図4に示すように、形成されている。
すなわち、舌状当接部150には、ベルト部170が移動する方向や領域を規制するように上と下の2箇所に伸縮ガイド部154が縫合されて形成されている。
具体的には、図4の表地153と裏地151を袋状に縫合することで形成されている。
つまり、伸縮ガイド部154に対応した舌状当接部150のベルト部配置領域を、表地153と裏地151との間が中空になるよう袋状に縫合することで伸縮ガイド部154が形成されている。また、伸縮部174が中間に配置されたベルト部170を、伸縮ガイド部154内に挿通して、伸縮部縫合部175で一体に縫合することで、ベルト部170と舌状当接部150が一体とされている。
図2に示すように、伸縮ガイド部154、154を形成することで、幼児の操作で伸縮部174が伸びた際でも、ベルト部170が仮想線Vの方向と異なる方向に伸縮するのを未然に防止することができる。
このため、幼児等が乱暴に幼児用靴100を脱着した場合でも常にベルト部170及び舌状当接部150は足を確実に固定し、ホールドする位置に配置されるので、幼児にとって歩き易い幼児用靴100となる。
以上のように、本実施の形態では、幼児用靴100の履き易さや脱ぎ易さという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保する靴を提供することができる。
図5は図1の靴底部110の踵部130の領域における概略断面図である。図5に示すように、靴底部110は、シート状のゴム材料やEVA等からなる靴底層110aを有し、この靴底層110aの上には外側クッション部110bと内側クッション部110cが形成されている。
内側クッション部110cは、幼児用靴100の内足側に相当し、EVA、エチレン酢酸ビニル共重合体等を使用し、ショアA硬度が45度以上70度未満の範囲とされた比較的硬い材質からなっている。
一方、外側クッション部110bは、幼児用靴100の外足側に相当し、内側クッション部110cと同様にEVA、エチレン酢酸ビニル共重合体等を使用するが、ショアA硬度が30度以上60度未満の範囲とされた比較的軟らかい材質からなっている。
この時、外側クッション部110bよりも内側クッション部110cが硬くなるよう構成されている。
ところで、幼児の月齢が22ヶ月程度から34ヶ月程度になると、幼児は走りや早歩きができるようになり、ジャンプ、回転、大股歩きなどで移動可能となる。しかし、足裏のローリングは見られ始めるものの、例えば踵の接地時における圧力が大きく、親指の離間時の圧力が小さい等、未だ足裏ローリングによる歩行は完成していない状態である。
したがって、この段階の幼児は、歩行に際し、上手にローリング運動をすることができず、足が内側に倒れる内倒傾向が見られる。
この点、本実施の形態の幼児用靴100では、踵部130において内側クッション部110cが硬く、外側クッション部110bが軟らかく形成されているので、幼児の足の内倒を誘発せず、踵が接地した時点で足の外足側に足圧が移動するよう促す構成となっている。また、踵部130から足のアーチ部に向かって各クッション部110が順次薄くなるよう構成され、爪先部では靴底層110aのみとなるよう構成されている。したがって、幼児用靴100は、幼児に適当なローリング動作を促す靴となっている。
また、図1に示すように、ベルト部170の外足側ベルト部172の先端側には外足側ベルト部172から突出するように配置されるベルト保持部176が形成されている。
このため、幼児や幼児の保護者が外足側ベルト部172を操作する際に、ベルト保持部176を保持することで操作し易い構成となっている。
なお、ベルト保持部176は内足ベルト部171側と両方に設けてもよく、内足ベルト部171だけに設けてもよい。
また、図1に示すように、幼児用靴100の履口部140における踵部130の上部には、履き口部140から突出するように延伸されると共に、折り返して仮固定可能な踵側突片132が形成されている。
つまり、踵側突片132とアッパー本体120における踵側外面にはそれぞれ図示しない面ファスナ等の係合手段が形成されている。
この踵側突片132は、図1に示すように、折り返されてアッパー本体部120外面に位置を変えて(調整)して固定可能とされており、その先端をアッパー本体部120の外側における履口部140から離間した位置(踵部側)に深く仮固定されると、履き口部140の開口は外側に向かって変形するよう広がった状態となる。
このため、幼児が自ら幼児用靴100を履いたり脱いだりする際に、履き易く、脱ぎ易い構成となっている。
また、この踵側突片132の先端を履口部140を変形させない位置で仮固定し、アッパー本体部120が立ち上がった状態とすると、足の踵の上方の高い位置まで履口部140の踵側が当接し、より高いホールド性を発揮できる。また、幼児の保護者が、踵側突片132の仮固定を解除し、先端を持つことで、幼児に靴を履かせたり脱がせたりし易くなるように構成されている。
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる幼児用靴200における、舌状当接部250を開いた状態の概略斜視図である。
本実施の形態にかかる幼児用靴の多くの構成は、第1の実施の形態と同様であるため、同一部分は同一符号等として、その説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
幼児用靴200は、履口部260から連接して延びる足挿入用開口部260の外足側に沿って、舌状当接部250がアッパー本体部220と一体に形成されており、自由端とされた内足側に向かって、舌状当接部250の側縁から一本のベルト部270が突出するよう延伸する構成とされている。
つまり、舌状当接部250が内足側から外足側に向かって開くよう構成されている。
また、点線で示すように、舌状当接部250内でベルト部270の基部側に伸縮部274が形成されており、伸縮部縫合部275によって舌状当接部250に固定されている。
そして、内足側の雌側面ファスナー273がベルト部270の内面に設けられ、アッパー本体部220の外面に設けられた雄側面ファスナー221と位置を調整しながら係合させられるよう構成されている。
幼児が自らベルト部270を操作する際、内足側と外足側の各ベルト部170を操作し、調整することが難しいため、第1の実施の形態においては、母親等の介助者が脱ぎ履きをさせる際に各ベルト部170を操作する構成とされていたが、本実施の形態においては、ベルト部270が1箇所に形成されているだけであり、しかも、内足側のみに形成されている。
ところで、発明者が複数の幼児を対象に、両側にベルトが配置された幼児用靴を履く際にベルト部を操作する状態を観察したところ、内側のベルト部だけを操作する幼児が数多く見られた。これは、幼児はベルト部を操作する場合、座った状態で操作を行うことが多く、自然と股関節が開いた状態になるため、内足側のベルト部を認知し易く、また、膝の内側から手を伸ばす場合、膝の外側と比較して距離が近く、視認しながら操作を行うことができるからである。
そのため、本実施の形態では、内足側だけにベルト部270を配置し、外足側は調整できない片開き構造とすることで、外足側における係合位置がずれてしまうことがなく、且つ幼児が自ら操作し易い幼児用靴200としている。
しかも、ベルト部270の下側には、ベルト保持部276が突出するよう形成されているため、指先ではなく手掌全体で操作することが可能であり、幼児にとって外し易い構成となっている。
また、本実施の形態においては、踵側突片232は形成されているものの、仮固定ではなく、履口部240の踵側を外方に沿った位置に拡がるよう固定した状態で、アッパー本体部220の踵側外面に固定しており、幼児が脱ぎ履きし易い構成だけとしている。
その他の本実施の形態の幼児用靴200の多くは、第1の実施の形態と同様の構成とされているため、脱ぎ履きのし易さや、ホールド性は、第1の実施の形態と略同等とされている。
なお、舌状当接部270とアッパー本体部220を足挿入用開口部160の外足側に沿って一体に形成するのではなく、第1の実施の形態と同様に舌状当接部270を形成して、舌状当接部270等を足挿入用開口部160の外足側に縫合して形成してもよい。
また、図6に示すように、靴底の靴底層210aが幼児用靴200の爪先のトウスプリングの親指側に立ち上がるように形成されている。
このため、幼児の歩行に際し、地面等に当接し易い部分である爪先(トウスプリング)の親指側を特に保護することが可能となっている。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。例えば、履口部170だけでなく舌状当接部150の履口部側にもクッション部を設け、足首をクッション部で囲繞するよう構成してもよい。また、ベルト部170側の面ファスナー173よりもアッパー本体部120側面ファスナー121を大きく形成して調整可能としてもよい。なお、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る幼児用靴を示す概略斜視図である。 図1の舌状当接部を幼児用靴の爪先側に開いた状態を示す概略平面図である。 人における足の骨格等を側面から見た概略説明図である。 図2のA−A’線概略断面図である。 図1の靴底部の概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる幼児用靴を示す概略斜視図である。
符号の説明
100・・・幼児用靴、110・・・靴底部、110a・・・靴底層、110b・・・外側クッション部、110c・・・内側クッション部、120・・・アッパー本体部、121・・・雄側面ファスナー、130・・・踵部、131・・・カウンター部、132・・・踵側突片、140・・・履き口部、151・・・裏地、152・・・クッション、153・・・表地、154・・・伸縮ガイド部、160・・・足挿入用開口部、170・・・ベルト部、171・・・内足側ベルト部、172・・・外足側ベルト部、173・・・雌側面ファスナー、174・・・伸縮部、175・・・伸縮部縫合部、176・・・ベルト保持部、V・・・仮想線

Claims (5)

  1. 使用者の足の足裏側を配置するための靴底部と、
    前記靴底部から立ち上がるように、且つ使用者の足を包むように形成されるアッパー本体部と、
    使用者の足の踵を配置するための踵部とを、備える靴であって、
    このアッパー本体部には、使用者の足を挿入するための履き口部と、
    前記履き口部の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されている足挿入用開口部と、
    前記足挿入用開口部に対応して配置される舌状当接部と、
    前記舌状当接部と前記足挿入用開口部に対して配置される固定用ベルト部と、を備え、
    少なくとも前記踵部には、その剛性を高めるためにカウンター部が設けられ、
    前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部に対して一体的に形成され、且つその側縁側から外方に突出するように配置され、
    前記固定用ベルト部と、これらに対応するアッパー本体部には、前記固定用ベルト部を前記アッパー本体部に固定するための係合部が形成され、
    前記係合部は、前記固定用ベルト部の前記アッパー本体部に対する位置を変更可能な構成となっており、
    前記固定用ベルト部の端部は、前記カウンター部に近接して配置されると共に、
    前記固定用ベルト部の端部の幅方向における略中央部を通る仮想線の延長部分が、前記踵部又はその近傍に達するように前記固定用ベルト部は設けられ、
    使用者の足の甲における足高点が前記仮想線に対応して位置するように、前記固定用ベルト部が配置される構成となっており、
    前記固定用ベルト部には、少なくとも前記固定用ベルト部が前記仮想線の配置方向に沿って伸縮するための伸縮部が配置されており、
    前記舌状当接部には、前記伸縮部が前記仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部が形成されていることを特徴とする靴。
  2. 前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の先端領域で前記アッパー本体部に固定されており、
    前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の両側縁からそれぞれ外方に突出した外足側ベルト部と内足側ベルト部を有し、
    前記外足側ベルト部と前記内足側ベルト部は、連結部によって連結されており、
    前記連結部の少なくとも一部が伸縮部となり、
    前記伸縮部が前記舌状当接部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の靴。
  3. 前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の一方の側縁に沿って前記アッパー本体部と一体にされており、
    前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の他方の側縁から外方に突出した他方のベルト部を有し、
    前記他方のベルト部の基部側に伸縮部が形成されており、前記伸縮部が前記舌状当接部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の靴。
  4. 前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の外足側に沿って一体とされており、
    前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の内足側に向かって突出するよう配置されていることを特徴とする請求項3に記載の靴。
  5. 前記舌状当接部は、
    前記足挿入用開口部側に向かって配置された当接層と、
    外側に向かって配置された保護層と、を有し、
    前記伸縮部は、前記当接層と前記保護層と一体となるように縫合され、
    前記伸縮ガイド部は、前記当接層と前記保護層とを縫合することで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の靴。
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