JP6760544B2 - アンテナ装置及び通信端末装置 - Google Patents

アンテナ装置及び通信端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6760544B2
JP6760544B2 JP2020516223A JP2020516223A JP6760544B2 JP 6760544 B2 JP6760544 B2 JP 6760544B2 JP 2020516223 A JP2020516223 A JP 2020516223A JP 2020516223 A JP2020516223 A JP 2020516223A JP 6760544 B2 JP6760544 B2 JP 6760544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiating element
antenna
coil
harmonic
resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020516223A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019208253A1 (ja
Inventor
貴文 那須
貴文 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6760544B2 publication Critical patent/JP6760544B2/ja
Publication of JPWO2019208253A1 publication Critical patent/JPWO2019208253A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F19/00Fixed transformers or mutual inductances of the signal type
    • H01F19/04Transformers or mutual inductances suitable for handling frequencies considerably beyond the audio range
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/314Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
    • H01Q5/335Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors at the feed, e.g. for impedance matching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • H01F2027/2809Printed windings on stacked layers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は複数の放射素子と給電回路との間に接続されるアンテナ結合素子を備えたアンテナ装置及び通信端末装置に関するものである。
アンテナ装置の使用可能周波数帯域を広帯域化するため、又は複数の周波数帯域に対応するために、直接的又は間接的に結合する2つの放射素子を備えるアンテナ装置が用いられている。また、2つの放射素子と、この2つの放射素子に対する給電を制御するアンテナ結合素子とを備えたアンテナ装置が特許文献1に示されている。
特許第5505561号公報
例えば携帯電話の通信用アンテナでは、0.6GHz〜2.7GHzのような広帯域をカバーする必要があるものがある。しかも、複数の周波数帯域を同時に使用することで伝送レートを高めるキャリアアグリゲーションに対応するために、広帯域を同時に使用可能なアンテナ装置が求められている。
特許文献1に示されるアンテナ装置は、二つの放射素子(給電放射素子及び無給電放射素子)と給電回路との間に、トランスによるアンテナ結合素子を接続したものである。この構成のアンテナ装置は、広帯域を同時にカバーするうえで非常に有用なものである。
ところが、アンテナ装置を備える通信端末装置の高機能化に伴ってアンテナスペースが限られてくると、給電放射素子と無給電放射素子とが近接して配置せざるを得ないこととなる。これにより、例えば、給電放射素子の一部と無給電放射素子の一部とが近接して並走するなどの配置により、給電放射素子と無給電放射素子との電界結合が強くなる。
このような状況で、アンテナ結合素子によって無給電放射素子に流れる電流と、上記電界結合により無給電放射素子に流れる電流とが弱めあう関係となると十分な放射効率が得られない、という不具合が生じる。
このように、無給電放射素子に流れるべき電流量が低下する状態では、無給電放射素子の放射効率が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、二つの放射素子間の寄生容量による直接的な結合とアンテナ結合素子を介する間接的な結合とが存在する場合でも、一方の放射素子に流れる電流の弱めあいによる放射効率の低下が抑制されたアンテナ装置及び通信端末装置を提供することにある。
本開示の一例としてのアンテナ装置は、
第1放射素子と、第2放射素子と、第1放射素子及び給電回路の少なくとも一方に接続される第1コイルと、第2放射素子に接続され、第1コイルに対して電磁界結合する第2コイルと、インダクタと、を有し、記第1放射素子と第2放射素子とは電界結合し、第1コイル及び第2コイルによりトランスが構成され、第2放射素子とトランスとによる共振回路の基本波の共振周波数において、電磁界結合により第2放射素子に流れる電流と、電界結合により第2放射素子に流れる電流との位相差の絶対値は90度より大きく、インダクタは、共振回路の共振周波数が、nを1以上の整数とする(2n+1)倍波の周波数になるように、第2コイルに直列接続される。
上記構成によれば、第2放射素子に、nを1以上の整数とする(2n+1)倍波の電流が分布するので、この高調波の共振が第2放射素子の放射に寄与する。また、第1コイルと第2コイルとの電磁界結合により第2放射素子に流れる、第2放射素子とトランスとによる共振回路の基本波の共振における電流が、第1放射素子と第2放射素子との電界結合により第2放射素子に流れる電流によって弱め合う状況で、第2コイルにインダクタを直列接続することによって、第1コイルと第2コイルとの電磁界結合により第2放射素子に流れる上記高調波の共振における電流が、第1放射素子と第2放射素子との電界結合により第2放射素子に流れる電流によって弱め合わない関係にできるので、上記弱めあいによる第2放射素子の放射効率の低下が抑制される。
そのため、上記構成によれば、通信周波数帯内の周波数帯において放射効率の高いアンテナ装置が構成される。
本発明によれば、二つの放射素子間の寄生容量による直接的な結合とアンテナ結合素子を介する間接的な結合とが存在する場合でも、一方の放射素子に流れる電流の弱めあいによる放射効率の低下が抑制されたアンテナ装置及び通信端末装置が得られる。
図1は、本発明の一実施形態であるアンテナ装置及び通信端末装置に用いられるアンテナ結合素子20の斜視図と、アンテナ結合素子20の一部の分解斜視図である。 図2は、アンテナ装置101と、それを備える通信端末装置111の主要な構成を示す平面図である。 図3はアンテナ結合素子20を含むアンテナ装置101の回路図である。 図4は第2放射素子12上の電流分布の例を示す図である。 図5はアンテナ装置101の放射効率の周波数特性を示す図である。 図6は、図3に示したアンテナ装置101とはインダクタL12の位置が異なるアンテナ装置の回路図である。 図7は本発明の一実施形態のアンテナ装置の構成を示す図である。 図8は、アンテナ装置103と、それを備える通信端末装置112の主要な構成を示す平面図である。 図9はアンテナ装置104の構成を示す図である。 図10はアンテナ装置105の構成を示す図である。 図11はアンテナ装置106の構成を示す図である。 図12はアンテナ結合素子21の回路図である。 図13は、比較例としてのアンテナ装置の回路図である。
図1は本発明の一実施形態であるアンテナ装置及び通信端末装置に用いられるアンテナ結合素子20の斜視図と、アンテナ結合素子20の一部の分解斜視図である。本実施形態のアンテナ結合素子20は、通信端末装置内の回路基板に実装される直方体状のチップ部品である。図1においては、アンテナ結合素子20の外形とその内部の構造とを分離して図示している。アンテナ結合素子20の外面には、第1放射素子接続端子T1、給電回路接続端子T2、グランド接続端子T3、及び第2放射素子接続端子T4が形成されている。また、アンテナ結合素子20は第1面MS1と当該第1面MS1とは反対側の面である第2面MS2とを備える。本実施形態では、第1面MS1又は第2面MS2が実装面である。
アンテナ結合素子20の内部には、導体パターンL1a,L1b,L2a,L2bが形成されている。導体パターンL1aと導体パターンL1bとは層間接続導体V1を介して接続されている。導体パターンL2aと導体パターンL2bとは層間接続導体V2を介して接続されている。この図1においては、各導体パターンが形成された絶縁基材S11,S12,S21,S22を積層方向に分離して表している。
アンテナ結合素子20を樹脂多層基板で構成する場合、上記絶縁基材は例えば液晶ポリマー(LCP)シートであり、導体パターンL1a,L1b,L2a,L2bは例えば銅箔をパターンニングしたものである。また、アンテナ結合素子20をセラミック多層基板で構成する場合、上記絶縁基材は例えば低温同時焼成セラミックス(LTCC[Low Temperature Co-fired Ceramics])であり、導体パターンL1a,L1b,L2a,L2bは例えば銅ペーストを印刷形成したものである。
このように、基材層が非磁性体であることにより(磁性体フェライトではないので)、0.6GHz〜2.7GHzの高周波数帯でも所定インダクタンス、所定結合係数のトランスとして用いることができる。
なお、導体パターンL1a,L1b,L2a,L2bを積層体の中間層に集中させているので、このアンテナ結合素子20を回路基板に実装した状態で、回路基板に存在するグランド導体と第1コイルL1及び第2コイルL2との間隔が確保される。また、アンテナ結合素子20の上部に何らかの金属部材が近接しても、この金属部材と第1コイルL1及び第2コイルL2との間隔が確保される。そのため、後に示す第1コイルL1及び第2コイルL2によって生じる磁界が外部からの影響を受けにくくなり、安定した特性が得られる。
図2は、アンテナ装置101と、それを備える通信端末装置111の主要な構成を示す平面図である。この通信端末装置111は、第1放射素子11、第2放射素子12、回路基板40及び筐体50を備える。
回路基板40には給電回路30が構成されている。また、この回路基板40にアンテナ結合素子20、インダクタL12及びインダクタL11が実装されている。
第1放射素子11は、通信端末装置111の筐体50の主要部から電気的に独立した筐体の一部で構成されている。第2放射素子12は筐体50内の樹脂部分に、LDS(Laser-Direct-Structuring)工法で形成された導体パターンで構成されている。また、これに限らずFPC(Flexible Printed Circuit)にフォトレジスト工法で形成された導体パターンで構成されていてもよい。
アンテナ結合素子20の第1放射素子接続端子(図1に示したT1)は第1放射素子11に接続され、給電回路接続端子(図1に示したT2)は給電回路30に接続され、グランド接続端子(図1に示したT3)はグランド導体パターンに接続される。インダクタL12は、第2放射素子接続端子(図1に示したT4)と第2放射素子12との間に接続されている。
インダクタL11は第1放射素子11の一方の端部とグランドとの間に接続されている。
第1放射素子11は、インダクタL11及び回路基板に形成されたグランド導体パターンによってループアンテナとして作用する。第2放射素子12はモノポールアンテナとして作用する。
第1放射素子11の一部と第2放射素子12との近接部PPには、放射素子間の寄生容量C12が生じる。第1放射素子11と第2放射素子12とは、この寄生容量C12を介して電界結合する。この寄生容量C12は、互いに並走する第1放射素子11の一部と第2放射素子12の一部との間に主に生じる。
図2に示したように、第1放射素子11を含んでループアンテナを構成すれば、この第1放射素子11のスペースを削減できる。また、ループアンテナ構造であれば、人体の近接による第1放射素子11のアンテナ特性の変動を抑制できる。さらに、このループアンテナの構造上の内側にモノポール構造の第2放射素子12を配置することで、人体の近接による第2放射素子12のアンテナ特性の変動も抑制できる。
図3は上記アンテナ結合素子20を含むアンテナ装置101の回路図である。アンテナ結合素子20は、互いに磁界結合する第1コイルL1及び第2コイルL2を含む。図3中のMは、この磁界結合を表している。
第1放射素子11はローバンド(例えば0.60GHz〜1.71GHz)及びハイバンド(例えば1.71GHz〜2.69GHz)の帯域内で共振する。つまり、第1コイルL1が接続された第1放射素子11は、主に本発明に係る「基本波の共振周波数」を含む周波数帯でローバンドを、「3倍波の共振周波数」と「5倍波の共振周波数」を含む周波数帯でハイバンドをそれぞれ受け持つ。ここで、「第1放射素子の共振」とは、第1放射素子11とアンテナ結合素子20とによる共振を意味する。
なお、本明細書ではm倍波における共振周波数を「m次共振周波数」と定義する。mは1以上の整数である。m=1の場合は基本波における共振周波数を意味する。第2放射素子12は、アンテナ結合素子20及びインダクタL12と共に、その3倍波の共振によってハイバンド(例えば1.71GHz〜2.69GHz)を受け持つ。
ここで、第1放射素子11と第2放射素子12との間の寄生容量による直接的な結合とアンテナ結合素子20を介する間接的な結合とが存在する場合に、第2放射素子12に流れる電流の弱めあいによる、第2放射素子の放射効率の低下について示す。
図13は、比較例としてのアンテナ装置の回路図である。第1放射素子11は、給電回路30から第1コイルL1を介して給電される。第2放射素子12は第2コイルL2から給電(第2コイルL2を流れる電流で給電)される。例えば、第1コイルL1に電流i1が流れるとき、第1コイルL1と第2コイルL2との磁界結合により、第2コイルL2に電流i2が誘導されて、この電流i2によって第2放射素子12が給電(駆動)される。図13中のMは、この磁界結合を表している。さらに、第2放射素子12は、寄生容量C12を介して第1放射素子11と電界結合するので、この電界結合により第2放射素子12に流れる電流i12は第2コイルL2を介して流れる。
図13に示すように、第1コイルL1と第2コイルL2との電磁界結合により第2放射素子12に流れる電流i2と、電界結合により第2放射素子12に流れる電流i12との位相差の絶対値が90度を超えると、上記電流i12と電流i2とが互いに弱めあうように作用する。
上述した電磁界結合により第2放射素子12に誘導される電流i2については、電流プローブなどを用いてアンテナに干渉なく直接測定することは実際には難しい。そこで、例えば、図13に示したアンテナ装置において、第1放射素子11と第2放射素子12とを物理的に十分離間するように配置変更し、所望の周波数で第2放射素子12と第2コイルL2との間に流れる電流をネットワークアナライザ等を用いて測定することで、所望の周波数における電流i2の位相を得る。つまり、上記配置変更した状態で、第1放射素子11の入力端(第1放射素子11の電源側の端)と第2放射素子12の入力端(第2放射素子12のグランド側の端)との2つを入力端とする2×2のSパラメータと、4つの端子T1〜T4を有するアンテナ結合素子20だけの4×4のSパラメータとを測定し、その後、電磁界結合により第2放射素子12に流れる電流i2の位相を上記Sパラメータ用いて、回路シミュレータ上で計算することで得る。
また、電界結合により第2放射素子12に流れる電流i12の位相は、例えば、図13に示したアンテナ装置において、アンテナ結合素子20を取り除くように配置変更し、所望の周波数で、第2放射素子12とグランドとの間に流れる電流の位相をネットワークアナライザ等を用いて測定することによって得られる。しかし、この場合も直接的な測定は難しいので、例えば、第1放射素子11の入力端と第2放射素子12の入力端との2つの入力端を入力とする2×2のSパラメータを測定し、その後、アンテナ結合素子20を取り除くように配置変更した状態での上記2×2のSパラメータを測定し、第2放射素子12に流れる電流i12の位相を、上記Sパラメータを用いて、回路シミュレータ上で計算することで得る。
本実施形態では、第2放射素子12は、アンテナ結合素子20及びインダクタL12と共に、ハイバンド(例えば1.71GHz〜2.69GHz)の帯域内で、3倍波で共振する。換言すれば、インダクタL12によって、ハイバンド帯域内における第2放射素子12とアンテナ結合素子20とによる共振を3倍波の共振にしている。この共振周波数は、例えば2.1GHzである。このことによって、前述した電流i12と電流i2とが互いに弱めあうことを抑制している。このことを、電流分布を用いて以下に詳しく説明する。
図4は第2放射素子12上の電流分布の例を示す図である。図4では、第2放射素子12とアンテナ結合素子20による基本波の共振から7倍波の共振までについて、ある時刻における電流分布を示している。
基本波の共振と3倍波の共振とを比較すると、基本波の共振で正の電流が分布する状態で、3倍波では負の電流の分布が支配的となる。つまり基本波の共振と比較して逆符号の電流成分が多くなる。したがって、第1コイルL1と第2コイルL2との電磁界結合により第2放射素子12に流れる基本波の電流が、第1放射素子11と第2放射素子12との電界結合により第2放射素子12に流れる基本波の電流によって弱め合うように作用する状況下では、すなわち、例えば、図13のような構成において、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とが基本波で共振するとき、第1コイルL1と第2コイルL2との電磁界結合により第2放射素子12に流れる電流i2と、電界結合により第2放射素子12に流れる電流i12との位相差の絶対値が90度を超える状況下では、第1コイルL1と第2コイルL2との電磁界結合により第2放射素子12に流れる3倍波の電流と、第1放射素子11と第2放射素子12との電界結合により第2放射素子12に流れる電流との弱めあいが抑制される。
なお、図4では、第2放射素子12の3倍波の共振を利用する例を示したが、基本波の共振で正の電流が分布する状態で、逆符号の負の電流分布を有する5倍波や7倍波でも有効である。ただし、3倍波や7倍波は負の電流の分布が支配的であるので、第1放射素子11と第2放射素子12との電界結合により第2放射素子12に流れる電流が弱めあわないためには、より好ましい。また、3倍波と7倍波とでは、負の電流分布がより大きい3倍波の方がより好ましい。
図5はアンテナ装置101の放射効率の周波数特性を示す図である。図5において、RE1は第2放射素子12単体での放射効率、RE2は、比較例のアンテナ装置の放射効率、RE3は本実施形態のアンテナ装置101の放射効率である。
上記比較例のアンテナ装置は、インダクタL12を設けないアンテナ装置であり、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とインダクタL12とにより構成される共振回路の3倍波の共振周波数が通信周波数帯外にあるアンテナ装置である。つまり、比較例のアンテナ装置では、図13に示した、第1コイルL1と第2コイルL2との電磁界結合により第2放射素子12に流れる電流i12と、電界結合により第2放射素子12に流れる電流i2との位相差の絶対値が90度を超え、電流i12と電流i2とは互いに弱めあうように作用する。なお、第2コイルL2の自己インダクタンス値を大きくすることによって、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とによる共振を変化させることも可能であるが、その場合には、アンテナ結合素子20の自己共振周波数が低下し、この自己共振周波数がアンテナ装置101の通信帯域内に入るため、十分な放射効率が得られない場合がある。
図5において、周波数帯0.6GHz〜1.0GHzは、第1放射素子11とアンテナ結合素子20とによる基本波の共振と、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とインダクタL12とによる3倍波の共振(インダクタL12の無い、第2放射素子12単体の場合は、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とによる基本波の共振)による、放射効率の高い周波数帯である。また、1.7GHz〜1.9GHz帯は、第1放射素子11の3倍波の共振による、放射効率の高い周波数帯である。また、2.4GHz〜2.6GHz帯は、第1放射素子11の5倍波の共振による、放射効率の高い周波数帯である。
図5に表れているように、比較例のアンテナ装置では、周波数帯1.8GHz〜2.5GHzで上記電流の弱めあいに起因する影響が生じて、アンテナ結合素子20による結合の効果が低いため、放射効率が高くない。この周波数帯は、本実施形態のアンテナ装置において、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とインダクタL12とにより構成される共振回路の3倍波の共振周波数であり、本実施形態では、第1放射素子11の3倍波の共振周波数と5倍波の共振周波数との間にある。
図5に表れているように、周波数帯0.6GHz〜1.8GHzでは、本実施形態のアンテナ装置101の放射効率RE3は比較例のアンテナ装置の放射効率RE2と同等であるが、1.8GHz以上では本実施形態のアンテナ装置101の方が放射効率が高い。この周波数帯域において、本実施形態のアンテナ装置101では、電流i12と電流i2とは互いに弱め合う効果が弱まり、むしろ強めあうようになるからである。
図5では、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とインダクタL12とにより構成される共振回路の3倍波の共振周波数が、第1放射素子の3倍波の共振周波数と5倍波の共振周波数との間にある例を示したが、上記共振回路の3倍波の共振周波数が第1放射素子11の基本波の共振周波数と3倍波の共振周波数との間となる関係であってもよい。
なお、図5等に示した例では、アンテナ結合素子20と、インダクタL12と、第2放射素子12と、により構成される共振回路の高調波の共振として3倍波の共振を例に挙げたが7倍波の共振等、nを1以上の整数とする(2n+1)倍波の共振周波数であってもよい。ただし、図4を用いて既に述べたとおり、5倍波に比べて3倍波や7倍波の方が上述の電流の弱めあい効果が低い。つまり、(4n−1)倍波の共振周波数の方が放射素子間の電界結合による電流を弱めあう作用が小さい。
図5を用いて述べたとおり、図2、図3に示した給電回路30は、第2放射素子12の共振周波数、上記高調波の共振周波数、第1放射素子11の3倍波の共振周波数及び5倍波の共振周波数を含む通信信号を入出力する。これにより、広帯域の通信信号を扱う通信端末装置が得られる。
図6は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の回路図である。このアンテナ装置と、図3に示したアンテナ装置とはインダクタL12の位置が異なる。図6に示す例では、アンテナ結合素子20のグランド接続端子T3とグランドとの間にインダクタL12を接続している。その他の構成は図3に示したアンテナ装置と同じである。
第2放射素子12を含む回路部分の共振周波数は、第2放射素子12の開放端からグランドまでの回路構成で定まるので、図6に示したように、アンテナ結合素子20のグランド接続端子T3とグランドとの間にインダクタL12を接続しても、このインダクタL12のインダクタンスによって第2放射素子12の共振周波数を定めることができる。
但し、アンテナ結合素子20の第1コイルL1と第2コイルL2との間の寄生容量と、第1コイルL1と、第2コイルL2と、インダクタL12とによって自己共振回路RCが構成される。この自己共振回路RCはインダクタL12を含むため、その共振周波数は、図3に示した構成の自己共振回路の共振周波数に比べて低い。そのため、広帯域に対応するアンテナ装置を構成する点では、図3に示した位置にインダクタL12を設ける方が好ましい。
次に、これまでに示したアンテナ装置とは各部の構成が異なるアンテナ装置について幾つかの例を示す。
図7は本発明の一実施形態のアンテナ装置の構成を示す図である。このアンテナ装置102は、第1放射素子11と第2放射素子12とアンテナ結合素子20とインダクタL12とを備える。第1放射素子11及び第2放射素子12はいずれもモノポール型の放射素子である。
このように第1放射素子11もモノポール型アンテナであるアンテナ装置にも同様に適用できる。
図8は、アンテナ装置103と、それを備える通信端末装置112の主要な構成を示す平面図である。この通信端末装置112は、第1放射素子11、第2放射素子12、第3放射素子13、回路基板40及び筐体50を備える。
回路基板40には給電回路30が構成されている。また、この回路基板40にアンテナ結合素子20及びインダクタL12,L11が実装されている。
第1放射素子11、第2放射素子12及び第3放射素子13は、筐体50内の樹脂部分に、LDS(Laser-Direct-Structuring)工法で形成された導体パターンで構成されている。また、これに限らずFPC(Flexible Printed Circuit)に対して、フォトレジスト工法で形成された導体パターンで構成されていてもよい。
インダクタL11は第1放射素子11の一方の端部とグランドとの間に接続されている。
第1放射素子11は、インダクタL11及び回路基板に形成されたグランド導体パターンによってループアンテナとして作用する。第2放射素子12はモノポールアンテナとして作用する。第3放射素子13は例えばGPS用アンテナであり、給電回路30とは別の給電回路に接続される。
その他の構成は、図2等に示したアンテナ装置と同様である。このように、第1放射素子11は導体パターンで構成してもよい。
図9はアンテナ装置104の構成を示す図である。このアンテナ装置104は、第1放射素子11、第2放射素子12、アンテナ結合素子20、インダクタL11a,L11b、キャパシタC11a,C11b及びスイッチ4を備える。スイッチ4は、アンテナ装置外部から与えられる制御信号に応じて、インダクタL11a,L11b、キャパシタC11a,C11bのうち一つを選択的に第1放射素子11の先端に接続する。したがって、スイッチ4によりアンテナの実効長が変更可能となる。
インダクタL11aとインダクタL11bとではインダクタンスが異なり、キャパシタC11aとキャパシタC11bとではキャパシタンスが異なる。これらリアクタンス素子L11a,L11b,C11a,C11bのうちどの素子を選択するかによって、第1放射素子11の共振周波数が切り替えられる。その他の構成は図2に示したとおりである。
図10はアンテナ装置105の構成を示す図である。このアンテナ装置105は、第1放射素子11、第2放射素子12、及びアンテナ結合素子20を備える。第1放射素子11の給電点PFにアンテナ結合素子20の第1コイルL1を介して給電回路30が接続されている。そして、第1放射素子11の先端は開放されていて、途中の所定の接地点PSがグランドに接地されている。この構成により、第1放射素子11は逆Fアンテナとして作用する。また、第1放射素子11が面状に拡がりのある導体であれば、PIFA(planar inverted-F antenna)として作用する。このように、第1放射素子11を逆F型アンテナやPIFAとすることによって、第1放射素子11のインピーダンスを給電回路とのインピーダンスと同程度にでき、インピーダンス整合が容易となる。
本発明はこのように第1放射素子11が逆FアンテナやPIFAであるアンテナ装置にも適用できる。
図11はアンテナ装置106の構成を示す図である。このアンテナ装置106は、第1放射素子11、第2放射素子12、及びアンテナ結合素子20を備える。第1放射素子11の給電点PFには給電回路30が接続されている。第1放射素子11の所定の接地点PSとグランドとの間には、アンテナ結合素子20の第1コイルL1が接続されている。そして、アンテナ結合素子20の第2コイルL2に第2放射素子12が接続されている。この構成により、第1放射素子11は逆Fアンテナとして作用する。また、第1放射素子11が面状に拡がりのある導体であれば、PIFA(planar inverted-F antenna)として作用する。
本発明は、このような構造の逆FアンテナやPIFAであるアンテナ装置にも適用できる。
以上に示した幾つかの例では、第1コイルL1と第2コイルL2とで一つの部品としてのアンテナ結合素子を構成する例を示したが、インダクタL12をアンテナ結合素子20に内蔵させて、それらを単一の部品として構成してもよい。図12はそのアンテナ結合素子21の回路図である。このアンテナ結合素子21は、互いに電磁界結合する第1コイルL1及び第2コイルL2だけでなく、インダクタL12を内蔵している。このインダクタL12は第2コイルL2と第2放射素子接続端子T4との間に設けられている。このインダクタL12は第1コイルL1及び第2コイルL2とは結合しないように配置されたコイル導体パターンで構成される。又は、導体パターンの配線部がインダクタL12として設けられていてもよい。このように、インダクタL12は電磁界結合への寄与を抑制した配置とすることが好ましい。これによって、アンテナ結合素子20の自己共振周波数の低下を抑制できる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形及び変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
例えば、各回路図上では、インダクタL12を回路素子として示したが、チップインダクタ等の部品を実装すること以外に、導体パターンでインダクタL12を形成してもよい。また、第2放射素子12とアンテナ結合素子20とで構成される回路の共振周波数が所定周波数帯で3倍波で共振すればよい。そのため、例えば、第2放射素子12の線幅を細くする等によって、第2放射素子12の実効長を長くしてもよい。
C11a,C11b…キャパシタ
C12…放射素子間寄生容量
L1…第1コイル
L11,L11a,L11b…インダクタ
L12…インダクタ
L1a,L1b,L2a,L2b…導体パターン
L2…第2コイル
MS1…第1面
MS2…第2面
PF…給電点
PP…近接部
PS…接地点
RC…自己共振回路
S11,S12,S21,S22…絶縁基材
T1…第1放射素子接続端子
T2…給電回路接続端子
T3…グランド接続端子
T4…第2放射素子接続端子
V1,V2…層間接続導体
4…スイッチ
11…第1放射素子
12…第2放射素子
13…第3放射素子
20,21…アンテナ結合素子
30…給電回路
40…回路基板
50…筐体
101〜106…アンテナ装置
111,112…通信端末装置

Claims (6)

  1. 第1放射素子と、第2放射素子と、前記第1放射素子及び給電回路の少なくとも一方に接続される第1コイルと、前記第2放射素子に接続され、前記第1コイルに対して電磁界結合する第2コイルと、インダクタと、を有し、
    前記第1放射素子と前記第2放射素子とは電界結合し、
    前記第1コイル及び前記第2コイルによりトランスが構成され、
    前記第2放射素子と前記トランスとによる共振回路の基本波の共振周波数において、前記電磁界結合により前記第2放射素子に流れる電流と、前記電界結合により前記第2放射素子に流れる電流との位相差の絶対値は90度より大きく、
    前記インダクタは、前記共振回路が、nを1以上の整数とする(2n+1)倍波で高調波共振するように、前記第2コイルに直列接続された、
    アンテナ装置。
  2. 前記高調波共振は、nを1以上の整数とする(4n−1)倍波の共振である、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記高調波共振の周波数は、前記第1放射素子の基本波の共振周波数と3倍波の共振周波数との間、又は前記第1放射素子の3倍波の共振周波数と5倍波の共振周波数との間である、
    請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記高調波共振は、3倍波の共振である、請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記インダクタ、前記第1コイル及び前記第2コイルは単一の部品として構成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記給電回路とを備え、
    前記給電回路は、前記第2放射素子の基本波の共振周波数、前記高調波の共振周波数、前記第1放射素子の3倍波の共振周波数、及び前記第1放射素子の5倍波の共振周波数、を含む通信信号を入出力する、
    通信端末装置。
JP2020516223A 2018-04-25 2019-04-12 アンテナ装置及び通信端末装置 Active JP6760544B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018084212 2018-04-25
JP2018084212 2018-04-25
PCT/JP2019/015892 WO2019208253A1 (ja) 2018-04-25 2019-04-12 アンテナ装置及び通信端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6760544B2 true JP6760544B2 (ja) 2020-09-23
JPWO2019208253A1 JPWO2019208253A1 (ja) 2020-10-01

Family

ID=68295358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020516223A Active JP6760544B2 (ja) 2018-04-25 2019-04-12 アンテナ装置及び通信端末装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US11862867B2 (ja)
JP (1) JP6760544B2 (ja)
CN (1) CN212676477U (ja)
WO (1) WO2019208253A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN212676478U (zh) * 2018-04-25 2021-03-09 株式会社村田制作所 天线装置以及通信终端装置
WO2021153215A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05 株式会社村田製作所 アンテナ装置及び電子機器
JP7448002B2 (ja) 2020-05-29 2024-03-12 株式会社村田製作所 インピーダンス整合素子及び通信端末装置
CN115081047B (zh) * 2022-08-19 2023-05-23 深圳市锦鸿无线科技有限公司 无线设备的制造方法、装置、设备及介质

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4260994A (en) * 1978-11-09 1981-04-07 International Telephone And Telegraph Corporation Antenna pattern synthesis and shaping
US6166694A (en) * 1998-07-09 2000-12-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Printed twin spiral dual band antenna
JP2002109875A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Nec Corp 強誘電体容量を用いたシャドーramセル及び不揮発性メモリ装置並びにその制御方法
WO2002078124A1 (en) * 2001-03-22 2002-10-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Mobile communication device
JP4044302B2 (ja) * 2001-06-20 2008-02-06 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびそれを用いた無線機
BR0214200A (pt) * 2001-11-09 2004-12-21 Ipr Licensing Inc Antena direcional e seu uso
US6888511B2 (en) * 2002-09-09 2005-05-03 Brian Victor Cake Physically small antenna elements and antennas based thereon
JP4301034B2 (ja) * 2004-02-26 2009-07-22 パナソニック株式会社 アンテナが搭載された無線装置
JP4951964B2 (ja) * 2005-12-28 2012-06-13 富士通株式会社 アンテナ及び無線通信装置
US7535431B2 (en) * 2006-09-28 2009-05-19 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co., Ltd. Antenna systems with ground plane extensions and method for use thereof
US8369796B2 (en) * 2006-12-22 2013-02-05 Intel Corporation Multi-band tunable frequency reconfigurable antennas using higher order resonances
WO2008120502A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. アンテナおよび無線通信機
US7688273B2 (en) * 2007-04-20 2010-03-30 Skycross, Inc. Multimode antenna structure
WO2010087043A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 株式会社村田製作所 チップアンテナ及びアンテナ装置
JP5319702B2 (ja) * 2009-07-27 2013-10-16 シャープ株式会社 アンテナ装置、無線通信端末
JP5413103B2 (ja) * 2009-09-30 2014-02-12 ミツミ電機株式会社 アンテナ装置
JP5505242B2 (ja) * 2010-10-07 2014-05-28 富士通株式会社 通信装置および制御方法
JP5234084B2 (ja) * 2010-11-05 2013-07-10 株式会社村田製作所 アンテナ装置および通信端末装置
JP2012109875A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Fujitsu Ltd アンテナ装置及び無線通信装置
JP5269927B2 (ja) * 2011-02-08 2013-08-21 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド デュアル・バンド・アンテナ
WO2012153690A1 (ja) * 2011-05-09 2012-11-15 株式会社村田製作所 結合度調整回路、アンテナ装置および通信端末装置
JP5505581B1 (ja) * 2012-08-28 2014-05-28 株式会社村田製作所 アンテナ装置および通信端末装置
JP5505582B1 (ja) * 2012-09-28 2014-05-28 株式会社村田製作所 インピーダンス変換回路および無線通信装置
KR102278860B1 (ko) * 2012-12-12 2021-07-21 폴테 코포레이션 감소된 감쇠 rf 기술을 사용하여 오브젝트들을 거리 측정하며 추적할 때의 다중―경로 완화
WO2014155873A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社村田製作所 積層型コイル部品および整合回路
JP6075510B2 (ja) * 2014-05-19 2017-02-08 株式会社村田製作所 アンテナ整合回路、アンテナ整合モジュール、アンテナ装置および無線通信装置
CN206506500U (zh) * 2015-01-15 2017-09-19 株式会社村田制作所 变压器型移相器、移相电路以及通信终端装置
CN207075005U (zh) * 2015-01-16 2018-03-06 株式会社村田制作所 天线匹配电路、天线装置以及通信终端装置
JP6168243B2 (ja) * 2015-03-25 2017-07-26 株式会社村田製作所 移相器、インピーダンス整合回路、合分波器および通信端末装置
US10312582B2 (en) * 2016-05-27 2019-06-04 Futurewei Technologies, Inc. Closed loop aperture tunable antenna
US10998622B2 (en) * 2016-07-21 2021-05-04 Samsung Electronics Co., Ltd Antenna for wireless communication and electronic device including the same
KR102578502B1 (ko) * 2016-08-01 2023-09-15 삼성전자주식회사 안테나를 포함하는 전자 장치
US10148200B2 (en) * 2016-08-06 2018-12-04 Shawn David Coleman, JR. Device and method for electrical energy synthesis
WO2018101284A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 株式会社村田製作所 アンテナ装置および電子機器
CN109643837B (zh) * 2016-11-29 2021-09-10 株式会社村田制作所 磁场耦合元件、天线装置以及电子设备
JP6787492B2 (ja) * 2017-07-21 2020-11-18 株式会社村田製作所 アンテナ結合素子、アンテナ装置および電子機器
CN109088152B (zh) * 2018-08-03 2020-11-20 瑞声科技(南京)有限公司 天线系统及移动终端
WO2021153215A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05 株式会社村田製作所 アンテナ装置及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US11862867B2 (en) 2024-01-02
WO2019208253A1 (ja) 2019-10-31
JPWO2019208253A1 (ja) 2020-10-01
US20240088563A1 (en) 2024-03-14
US20200373670A1 (en) 2020-11-26
CN212676477U (zh) 2021-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6760544B2 (ja) アンテナ装置及び通信端末装置
JP6753554B2 (ja) アンテナ装置及び通信端末装置
US10205232B2 (en) Multi-antenna and radio apparatus including thereof
JP6614363B2 (ja) アンテナ装置および電子機器
US8610312B2 (en) Induced power transmission circuit
JP6311833B2 (ja) アンテナ装置
JP5522177B2 (ja) アンテナ及び無線icデバイス
JP6314980B2 (ja) アンテナ、アンテナ装置及び無線装置
US8770489B2 (en) Radio communication device
US10511350B2 (en) Antenna device and electronic device
JP6760545B2 (ja) アンテナ結合素子、アンテナ装置及び通信端末装置
JP6825750B2 (ja) アンテナ装置及び電子機器
WO2021039332A1 (ja) アンテナ装置及び電子機器
JP2010136114A (ja) 無線通信装置
JP3156407U (ja) アンテナ及び無線icデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200625

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200625

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6760544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150