JP4951964B2 - アンテナ及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送受信用の複数の周波数を持つ携帯電話機等の無線通信装置に好適なアンテナ構造に関し、複数の周波数に対応するアンテナ及び無線通信装置に関する。
携帯電話機等の無線通信に用いるアンテナでは、複数の周波数を通信帯域とするデュアルバンド、トリプルバンド等、マルチバンド化が進められている。通信装置において、各バンド毎にアンテナを設置することを回避するには、1つのアンテナで複数の周波数に対応させるマルチバンド機能が不可欠であり、アンテナを突出させることは装置のコンパクト化やデザインを損なうことから、アンテナの筐体内への内蔵化が要請される。
マルチバンドアンテナに関し、異なる目的周波数毎にエレメントを備えたデュアルバンド逆Fアンテナ(特許文献1)や、2つの逆Fアンテナを用いてトリプルバンド以上に対応させたアンテナ(特許文献2)がある。特許文献1には、アンテナに広帯域化するための負荷抵抗を挿入することが開示され、また、特許文献2には、切換装置により基板GNDにアンテナをショートさせることが開示されている。
特表2002−520935号公報(段落番号0021、図3、図4等) 特開2003−124730号公報(段落番号0016、図1、図2等)
ところで、携帯電話機に用いられているアンテナ構造に関し、例えば、図1及び図2に示すマルチバンド対応のアンテナ2はモノポール型アンテナであって、目的周波数f1に対応するエレメント4、目的周波数f2(>f1)に対応するエレメント6を備え、携帯電話機8の回路基板10に設置されている。このようなアンテナ2は、図3に示すようなVSWR(Voltage Standing Wave Ratio )特性を持ち、目的周波数f1(例えば、800〔MHz〕帯)、目的周波数f2(例えば、2〔GHz〕帯)において、VSWR=3以下となっている。従って、このアンテナ2ではエレメント4、6をL字型に折り曲げる等により、筐体外にエレメント4、6の一部を露出させた構造(半内蔵化)とマルチバンド化とを実現している。
ところが、このようなモノポール型アンテナで構成されたアンテナ2は、筐体内への全面的な内蔵化をしようとすると、特性劣化を来し、また、目的周波数f2のエレメント6がエレメント4からの干渉を受け、目的周波数f2の広帯域化が妨げられる。そのため、このようなアンテナ2では筐体内に全面的に内蔵化することに不向きであり、目的周波数f2を拡張する用途(例えば、1.7〔GHz〕帯)には適さない。
また、アンテナの搭載機器への内蔵化を目的として、逆Fアンテナ(PIFA:Planar Inverted F Antenna )を用いる場合について、目的周波数f1のエレメントと目的周波数f2のエレメントを持つデュアルバンド逆Fアンテナを構成する場合がある(特許文献1)。一般的に、逆Fアンテナは狭帯域であって、2.4〔GHz〕帯で帯域幅が150〔MHz〕程度であれば、実用的に問題はないが、帯域幅を広くすると、実用性に問題がある。また、広帯域化するために負荷抵抗を挿入すれば、電力が抵抗によって消費され、アンテナの放射効率が低下する。
また、2つの逆Fアンテナを用いてトリプルバンド以上に対応させ、各アンテナを基板GNDとショートさせるための切換装置を備えるものでは(特許文献2)、複数の周波数に対応することができるものの、切換装置を備えるためにコストがかかる。
このような課題について、特許文献1、2ではその示唆や開示はなく、それを解決するための構成や着想もない。
そこで、本発明の目的は、複数の周波数に対応するアンテナに関し、装置内への内蔵化による特性劣化を防止し、実用性を高める。
また、本発明の他の目的は、複数の周波数に対応するアンテナに関し、高次の周波数の広帯域化にある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、複数の周波数に対応するアンテナであって、給電点に接続され、第1の周波数に共振する長さを持つ第1のエレメントと、接地点に接続され、屈曲させた複数のエレメント部から構成されて、前記第1の周波数と異なる第2の周波数に共振する長さを持ち、折返し部を備えて高次共振周波数が前記第1の周波数近傍に設定され、前記折返し部の間隔内に前記第1のエレメントを配置することで前記エレメント部と前記第1のエレメントとの重合部を複数形成し、該重合部での容量結合による前記第1のエレメントと結合給電により動作させる第2のエレメントとを備える構成である。
斯かる構成において、給電側の第1のエレメントは第1の周波数に共振する長さを持ち、接地側の第2のエレメントは屈曲させた複数のエレメント部から構成されて、第1の周波数と異なる第2の周波数に共振する長さを持ち、折返し部を備えて高次共振周波数が第1の周波数近傍に設定され、結合給電によって動作する。第1のエレメントを第1の周波数に共振させ、第2のエレメントを第2の周波数に共振させると、第1のエレメントの高次の共振周波数が第2のエレメントとの結合によって影響を受け、第2の周波数が低下するとともに、第1の周波数の広帯域化が図られる。また、このアンテナでは、第2の周波数で逆Fアンテナとして動作し、第1の周波数でダイポールアンテナと同等の動作が得られる。このため、携帯電話機等の無線通信装置に搭載されても、人体の影響を受けにくい特性が得られる。さらに、第2のエレメントに折返し部を設けたことにより、折返し部の位置によって高次の共振周波数を調整することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の側面は、複数の周波数に対応するアンテナを内蔵する無線通信装置であって、給電点に接続され、第1の周波数に共振する長さを持つ第1のエレメントと、接地点に接続され、屈曲させた複数のエレメント部から構成されて、前記第1の周波数と異なる第2の周波数に共振する長さを持ち、折返し部を備えて高次共振周波数が前記第1の周波数近傍に設定され、前記折返し部の間隔内に前記第1のエレメントを配置することで前記エレメント部と前記第1のエレメントとの重合部を複数形成し、該重合部での容量結合による前記第1のエレメントと結合給電により動作させる第2のエレメントとを備える構成である。既述の通り、斯かる構成のアンテナによれば、第2の周波数で逆Fアンテナとして動作し、第1の周波数でダイポールアンテナと同等の動作が得られる。そして、第2のエレメントに折返し部を設けたことにより、折返し部の位置によって高次の共振周波数を調整することができる。また、斯かるアンテナが搭載された携帯電話機等の無線通信装置では、その筐体内に完全にアンテナが内蔵化され、そのアンテナの放射効率が低下する等の特性劣化もなく、第1の周波数の広帯域化が図られ、人体の影響を受けにくい特性が得られる。従って、筐体内にアンテナを完全に内蔵化し、放射効率のよい無線通信装置が得られる。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 装置内に内蔵させてもアンテナ機能が損なわれることなく、実用的なマルチバンドアンテナが得られる。
(2) 高次の周波数の広帯域化が図られる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、携帯電話機の概要を示す斜視図、図5は、図4に示す携帯電話機の筐体の向きを変えて示した斜視図である。図4及び図5において、共通部分には同一符号を付してある。
無線通信装置の一例として携帯電話機12の筐体14にはアンテナ16とともに回路基板18が内蔵され、その回路基板18にはアンテナ16を接続するための給電部20及び接地部(GND)22が設置されている。アンテナ16は、第1の目的周波数f1(以下単に「周波数f1」という)及び第2の目的周波数f2(以下単に「周波数f2」という)による通信が可能であり、周波数f1では逆Fアンテナとして動作し、周波数2ではダイポールアンテナと同様に動作し、かつ、周波数f2の広帯域化(図14)が図られる。
ダイポールアンテナと同様の動作領域では、アンテナ16側に電流が集中するため、筐体14や回路基板18に流れる電流が減り、携帯電話機12を持つ人体からの影響を受けにくくなる。そして、アンテナ16は、回路基板18の面内に設置されても特性劣化を来すことがなく、また、アンテナ機能が損なわれることがなく、筐体14内への完全内蔵化を図ることができ、筐体14にアンテナ部分で突出部が形成される等の不都合もない。
次に、アンテナ16の構造について、図6、図7、図8及び図9を参照して説明する。図6は、アンテナ16のエレメント構成を示す斜視図であり、図7は、図6に示すアンテナのエレメント構成を異なる角度から示す斜視図、図8は、アンテナ部分を示す平面図、図9は、エレメントの重合エレメント部分を示す図である。図6〜図9において、共通部分又は図4及び図5と同一部分には同一符号を付してある。
アンテナ16には、第1及び第2のエレメント24、26が備えられ、エレメント24は給電部20に接続され、エレメント26は回路基板18のGND22に接続され、両者は互いに接続されておらず、結合給電(間接給電)によって結合されている。
エレメント24は例えば、単一の導体からなる屈曲体であって、給電点240、エレメント部241、242、243を以て構成されている。エレメント24の形状、各給電点240、エレメント部241、242、243の位置関係を明確にするため、回路基板18を基準として、その長さ方向をX軸、その幅方向をY軸、その厚さ方向(貫通方向)をZ軸に取ると、エレメント部241は、回路基板18からZ軸方向に立ち上がらせた水平部分であり、エレメント部242はエレメント部241から屈曲させてX軸方向に回路基板18に平行にその端部側に向かう水平部分であり、また、エレメント部243はエレメント部242から屈曲してY軸方向に回路基板18に平行してその端部側に向かう垂直部分である。
また、エレメント26は、エレメント24と同様に複数のエレメント部の屈曲体であって、そのエレメント部として接地部260、エレメント部261、262、263、264、265、266、267を以て構成されている。接地部260は回路基板18のGND22に接続され、エレメント部261は回路基板18から僅かに離間してX軸方向に向かう水平部分であり、エレメント部262はエレメント部261からY軸方向に屈曲させた垂直部分である。また、エレメント部263は、エレメント部262からZ軸方向に屈曲させて配設した水平部分であり、エレメント部264はエレメント部263から屈曲させてY軸方向に立ち上がらせた垂直部分であって、エレメント部265はエレメント部264からX軸方向に向かう水平部分であり、エレメント部266はエレメント部265からY軸方向に屈曲させた垂直部分であって、エレメント部267はエレメント部266からX軸方向に屈曲させた水平部分である。このエレメント26には、エレメント部264、265、266からなる折返し部30が形成され、この折返し部30の間隔内にはエレメント24のエレメント部243が配置されている。
このようなエレメント24、26において、エレメント部241とエレメント部263は平行に配設され、エレメント部242とエレメント部267は絶縁間隔28を設けて平行に配設され、エレメント部243とエレメント部264及びエレメント部266も絶縁間隔28を設けて平行に配設されている。この場合、エレメント部264とエレメント部266とに跨がって設置されているエレメント部265は、エレメント部242、267と平行である。
エレメント24、26を対比すると、図9に示すように、エレメント部243とエレメント部264には重合部D1、エレメント部242、243とエレメント部266、267には重合部D2が存在しており、これらの重合部D1、D2で容量結合が得られ、エレメント24、26間の結合給電が実現される。
ここで、図10に示すように、エレメント24でアンテナとし、その長さL1を目的周波数である周波数f2で共振する長さに調整すれば、斯かるエレメント24では、図11に示すVSWR特性が得られる。この場合、エレメント24の共振周波数frは、目的周波数である周波数f2を例えば、2〔GHz〕であるとすると、この周波数f2より僅かに高く設定する(fr>f2)。このように、共振周波数frを周波数f2より高く設定するのは、エレメント26との近接により、この共振周波数frが低下するので、その低下分を考慮に入れて高く設定したことによる。
また、図12に示すように、エレメント26でアンテナとし、既述の接地部260を給電点に設定し、これを給電部20に接続する。また、エレメント26の長さL2は、周波数f1で共振する長さに調整すれば、斯かるエレメント26では、図13に示すVSWR特性が得られる。図13に示すように、エレメント26の一次共振周波数fr1は周波数f1より高く設定する。即ち、この共振周波数fr1はエレメント24の近接により低下するので、その低下分を考慮に入れて高く設定する。また、高次共振周波数fr2も周波数f2より高く設定する。この場合も同様に、共振周波数fr2は、エレメント24の近接により低下するので、その低下分を考慮に入れて高く設定する。
また、エレメント26には平面上に折返し部30が形成されており、この折返し部30の位置によって高次モード共振周波数を調整する。この調整方法については後述の通りである。
このようなエレメント24、26の組み合わせにより、アンテナ16が構成されているから、周波数f1ではエレメント26が主な放射素子となる逆Fアンテナとして動作し、周波数f2ではエレメント24、26の双方が放射素子となる擬似ダイポールアンテナ、即ち、ダイポールアンテナと同等の動作が得られる。そして、周波数f2では、逆Fアンテナの高次モード共振が合成されるので、周波数f2が広帯域化することとなる。
そして、アンテナ16では、エレメント24、26の各VSWR特性(図11、図13)が重ね合わされた合成特性となり、図14に示すようなVSWR特性が得られる。このVSWR特性によれば、周波数f1では、逆Fアンテナ動作であるため、狭帯域であるが、周波数f2では、帯域幅600〔MHz〕以上に広帯域化されている。また、この特性から明らかなように、共振周波数fr1より低い周波数である周波数f1が得られるとともに、共振周波数fr2より低く、且つ、広帯域化された周波数f2が得られている。
次に、アンテナ16の動作モードについて、図15〜図20を参照して説明する。図15は、周波数f1における電流分布を示す図、図16〜図19は、周波数f2における電流分布を示す図、図20は、周波数f2の帯域外の電流分布を示す図である。
周波数f1では、図15(f1=860〔MHz〕)に示すように、エレメント24側に流れる電流I24とエレメント26側に流れる電流I26の向きが逆になっている。斯かる場合には、アンテナ16はエレメント26を主な放射素子とする逆Fアンテナとして動作していることが判る。即ち、周波数f1では、アンテナ16が逆Fアンテナを構成していることになる。
また、周波数f2では、図16(f2=1800〔MHz〕)、図17(f2=1900〔MHz〕)、図18(f2=2000〔MHz〕)、図19(f2=2100〔MHz〕)に示すように、エレメント24側に流れる電流I24とエレメント26側に流れる電流I26の向きが同一である。斯かる場合には、アンテナ16はエレメント24とエレメント26の双方が放射素子となる擬似ダイポールアンテナとして動作していることが判る。ここで、純粋なダイポールアンテナは各エレメント長がλ/4であり、このアンテナ16では、長さが異なるエレメント24、26であることから、擬似ダイポールアンテナと称したが、ダイポールアンテナとしての動作と異なることはない。即ち、周波数f2では、アンテナ16がダイポールアンテナを構成していることになる。
このような動作形態から明らかなように、アンテナ16がダイポールアンテナモードになると、エレメント24、26に電流が集中するため、回路基板18や筐体14に流れる電流が減少し、隣接する人体からの影響を受けにくくなる。従って、本実施の形態のアンテナ16は、周波数f2での広帯域化が図られているだけでなく、人体影響の少ないアンテナを構成している。
また、周波数f2の帯域外のf3=2300〔MHz〕では、図20に示すように、エレメント24に流れる電流I24とエレメント26に流れる電流I26の向きが逆になっている。この動作モードは逆Fアンテナの動作と同一であり、即ち、周波数f1における共振の高次モード共振である。斯かる高次モード共振が既述のダイポールアンテナモード共振に加わって共振合成が生じるため、周波数f2の広帯域化が図られる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明のアンテナの共振周波数の調整方法について、図21、図22及び図23を参照して説明する。図21及び図22は、高次モード共振周波数の調整方法として、エレメント形状の調整を示す図、図23は、そのエレメント形状に対応するVSWR特性を示す図である。図21〜図23において、図5、図7及び図12と同一部分には同一符号を付してある。
アンテナ16のエレメント26に関し、エレメント26の長さL2を既述の通り、周波数f1より高い共振周波数fr1が得られるように調整する。
そして、図21の(A)及び図22の(A)に示すように、直線状のエレメント26Aとし、接地部260を給電部20に接続してアンテナとして構成する。即ち、エレメント26Aは折返し部30がない構成であり、長さL3は、エレメント部264、265、266、267を直線状とした場合の長さである。
また、図21の(B)及び図22の(B)に示すように、折返し部30Bが形成されたエレメント26Bとし、接地部260を給電部20に接続してアンテナとして構成する。即ち、エレメント26Bは折返し部30Bを備えるが、エレメント部266が短く、エレメント部267がない構成である。エレメント26Bにおいて、長さL4、L5、L6の加算長(L4+L5+L6)がL3に等しい。この場合、エレメント部264が長く取られ、エレメント部266が短く、エレメント部267がないため、エレメント26(図12)より、折返し部30Bは高い位置に設定されている。
また、図21の(C)及び図22の(C)に示すように、折返し部30Cが形成されるとともに、エレメント部267が形成されたたエレメント26Cとし、接地部260を給電部20に接続してアンテナとして構成する。この場合、エレメント26Cは折返し部30C、エレメント部267が形成されている。エレメント26Cにおいて、長さL7、L5、L8の加算長(L7+L5+L8)がL3に等しい。このエレメント26Cは、既述のアンテナ16のエレメント26と同様の形態である。
そして、各エレメント26A、26B、26Cでは、図23に示すVSWR特性が得られる。図23において、A1はエレメント26Aの一次共振周波数、B1はエレメント26Bの一次共振周波数、C1はエレメント26Cの一次共振周波数、A2はエレメント26Aの高次モード共振周波数、B2はエレメント26Bの高次モード共振周波数、C2はエレメント26Cの高次モード共振周波数である。
各エレメント26A、26B、26Cのように、エレメント形状を変化させると、一次共振周波数の変化は小さいのに対し、高次モード共振周波数では、その値が大きく変化し、帯域幅にも変化が現れている。しかも、高次モード共振周波数は、折返し部30B、30Cの位置によって大きく変化していることが判る。
このように、エレメント26は、折返し部30B、30Cの形成により、高次モード共振周波数が変化し、その位置を適切に調整すれば、所望の高次モード共振周波数が得られる。そこで、エレメント26を備えたアンテナ16では、エレメント24の特性とエレメント26の特性が合成されるので、エレメント26の折返し部30の位置調整により、アンテナ16の周波数f2を所望の共振周波数に調整することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について、図24及び図25を参照して説明する。図24は、携帯電話機の概要を示す斜視図、図25は、図24に示す携帯電話機の筐体の向きを変えて示した斜視図である。図24及び図25において、図4及び図5と共通部分には同一符号を付してある。
この実施の形態においても、無線通信装置の一例である携帯電話機12の筐体14にはアンテナ16とともに回路基板18が内蔵され、その回路基板18にはアンテナ16を接続するための給電部20及びGND22が設置されている。アンテナ16は、周波数f1及び周波数f2による通信が可能であり、周波数f1では逆Fアンテナとして動作し、周波数2ではダイポールアンテナと同様に動作し、かつ、周波数f2の広帯域化(図30)が図られている。
この実施の形態においても、ダイポールアンテナと同様の動作領域では、アンテナ16側に電流が集中し、筐体14や回路基板18に流れる電流が減るので、携帯電話機12を持つ人体からの影響を受けにくい。そして、アンテナ16は、回路基板18の面内に設置されても特性劣化を来すことがなく、また、アンテナ機能が損なわれることがなく、筐体14内への完全内蔵化を図ることができる。
次に、アンテナ16の構成について、図26、図27、図28及び図29を参照して説明する。図26は、アンテナ16のエレメント構成を示す斜視図であり、図27は、図26に示すアンテナのエレメント構成を異なる角度から示す斜視図、図28は、アンテナ部分を示す平面図、図29は、エレメントの重合エレメント部分を示す図である。図26〜図29において、共通部分又は図4及び図5と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態のアンテナ16においても、第1の実施の形態と同様に、第1及び第2のエレメント34、36が備えられ、エレメント34は給電部20に接続され、エレメント36は回路基板18のGND22に接続され、両者は互いに接続されておらず、結合給電(間接給電)によって結合されている。
エレメント34は例えば、単一の導体からなる屈曲体であって、給電点340、エレメント部341、342、343を以て構成されている。エレメント34の形状、各給電点340、エレメント部341、342、343の位置関係を明確にするため、回路基板18を基準として、その長さ方向をX軸、その幅方向をY軸、その厚さ方向(貫通方向)をZ軸に取ると、エレメント部341は、回路基板18からZ軸方向に立ち上がらせた水平部分であり、エレメント部342はエレメント部341から傾斜部344を以て屈曲させてX軸方向に回路基板18に平行にその端部側に向かう水平部分であり、また、エレメント部243はエレメント部242から屈曲してY軸方向に回路基板18に平行してその端部側に向かう垂直部分である。
また、エレメント36は、エレメント34と同様に複数のエレメント部の屈曲体であって、そのエレメント部として接地部360、エレメント部361、362、363、364、365、366、367、368、369、370を以て構成されている。接地部360は回路基板18のGND22に接続され、エレメント部361は回路基板18から僅かに屈曲させ、回路基板18より離間してX軸方向に向かう水平部分であり、エレメント部362はエレメント部361の先端下部からZ軸方向に屈曲させた水平部分である。また、エレメント部363は、エレメント部362からY軸方向に屈曲させて配設した垂直部分であり、エレメント部364はエレメント部363からX軸方向に屈曲させた水平部分であり、エレメント部365はエレメント部364からY軸方向に屈曲させた垂直部分であり、エレメント部366はエレメント部365からX軸方向に屈曲させた水平部分である。また、エレメント部367はエレメント部366の先端側上辺部からZ軸方向に屈曲させた水平部分であり、エレメント部368はエレメント部367の先端側下辺部からX軸方向に屈曲させた水平部分であり、エレメント部369はエレメント部368からY軸方向に屈曲させた垂直部分であり、エレメント部370はエレメント部369からX軸方向に屈曲させた水平部分である。
このようなエレメント34、36において、エレメント部341とエレメント部362は平行に配設され、エレメント部342とエレメント部370は絶縁間隔38(図29)を設けて平行に配設され、エレメント部343とエレメント部363、エレメント部365又はエレメント部369とも絶縁間隔38(図29)を設けて平行に配設されている。この場合、エレメント部367はエレメント部366、368を橋絡し、エレメント部343に跨がって設置されている。即ち、このエレメント36には、エレメント部366、367、368により、Z軸方向に折返し部40が形成されており、この折返し部40の間隔内にはエレメント34のエレメント部343が配置されている。即ち、第1の実施の形態では、折返し部30がXY軸平面上の平面配置であったのに対し、この実施の形態では、Z軸方向に張り出した立体配置となっている。
そこで、エレメント34、36を対比すると、図28及び図29に示すように、エレメント部343、369、365、363には重合部D3が存在しており、この重合部D3で容量結合が得られ、エレメント34、36間の結合給電が実現される。
このようにエレメント34、36は、各エレメント部341〜343、361〜370を自由にレイアウトして構成することができ、このようなエレメント34、36からなるアンテナ16では、図30に示すVSWR特性が得られる。このVSWR特性において、周波数f1は逆Fアンテナ動作によって得られ、狭帯域であるのに対し、周波数f2ではダイポールアンテナと同等の動作が得られ、非常に広帯域となっていることが判るであろう。ダイポールアンテナ動作では、電流がアンテナ16に集中し、筐体14や回路基板18の電流が減少し、人体からの影響を受けにくくなっている。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について、図31を参照して説明する。図31は、携帯電話機のアンテナの接続回路を示す図である。図31において、図4、図5、図24、図25と同一部分には同一符号を付してある。
無線通信装置の一例である携帯電話機12には、既述の通り、アンテナ16が搭載されており、エレメント24(34)には給電部20を通じて無線部42が接続され、エレメント26(36)にはGND22を通じて接地されている。無線部42は、アンテナ16を通じて周波数f1、f2により通信を行う。
斯かる構成によれば、既述の通り、エレメント24、26は結合給電されており、周波数f1で逆Fアンテナとして動作し、周波数f2でダイポールアンテナと同等の動作が得られ、通信が行われる。
〔その他の実施の形態〕
次に、本発明のアンテナを搭載した無線通信装置の一例として、例えば、図32に示すように、携帯電話機12を構成することができる。
この携帯電話機12では、筐体部14、15を備え、これら筐体部14、15をヒンジ部44によって結合し、折畳み可能に構成したものである。筐体部14には、テンキーやカーソルキー等を含む操作部46が配置されるとともに、その内部に回路基板18が搭載され、既述のアンテナ16が内蔵されている。筐体部15には、LCD(Liquid Crystal Display)48等が搭載されている。
このように、筐体部14の内部にアンテナ16を完全に内蔵化することができ、シンプルな筐体構造を実現することができる。
次に、本発明のアンテナを搭載した他の無線通信装置の一例として、例えば、図33に示すように、携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)50を構成することができる。このPDA50の筐体部52には、操作部54やLCD56等が搭載されており、その内部には、回路基板18及びアンテナ16が内蔵されている。
このように、PDA50においても、その筐体部52の内部にアンテナ16を完全に内蔵化することができ、シンプルな筐体構造を実現することができる。
次に、本発明のアンテナを搭載した他の無線通信装置の一例として、例えば、図34に示すように、通信機能を備えたパーソナルコンピュータ(PC)58を構成することができる。
このPC58では、筐体部60、62を備え、これら筐体部60、62をヒンジ部64によって結合し、折畳み可能に構成したものである。筐体部60には、テンキーやカーソルキー等を含む操作部66が配置されるとともに、その内部に回路基板18が搭載され、既述のアンテナ16が内蔵されている。筐体部62には、LCD68等が搭載されている。
このように、PC58においても、その筐体部60の内部にアンテナ16を完全に内蔵化することができ、シンプルな筐体構造を実現することができる。アンテナ16は、筐体部62側に内蔵させてもよい。
次に、以上述べた本発明の各実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 複数の周波数に対応するアンテナであって、
給電点に接続されて動作する第1のエレメントと、
接地点に接続し、前記第1のエレメントと近接させ、前記第1のエレメントと結合給電により動作させる第2のエレメントと、
を備え、第1の周波数又は該第1の周波数より高い第2の周波数の何れか一方又は双方で動作させることを特徴とするアンテナ。
(付記2) 付記1記載のアンテナにおいて、
前記第1のエレメントは前記第2の周波数に共振する長さに設定され、
前記第2のエレメントは、前記第1の周波数に共振する長さを持ち、かつ高次共振周波数を前記第2の周波数の近傍に設定されてなることを特徴とするアンテナ。
斯かる構成とすれば、第1及び第2のエレメントの近接による結合給電により、第1のエレメントの共振周波数は低下し、且つ、第2のエレメントの一次共振周波数も低下し、第1の周波数に設定され、また、第2のエレメントの高次の共振周波数が第2の周波数に調整される。
(付記3) 付記1記載のアンテナにおいて、
前記第2の周波数で、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントとを以てダイポールアンテナ動作としたことを特徴とするアンテナ。
(付記4) 付記1記載のアンテナにおいて、
前記第1のエレメント及び前記第2のエレメントを立体配置としたことを特徴とするアンテナ。
(付記5) 付記2記載のアンテナにおいて、
前記第2のエレメントは折返し部を備え、この折返し部により高次共振周波数を調整したことを特徴とするアンテナ。
(付記6) 付記1記載のアンテナにおいて、
前記第1のエレメント及び前記第2のエレメントが無線通信装置の筐体内に設置されたことを特徴とするアンテナ。
(付記7) 複数の周波数に対応するアンテナの共振周波数の調整方法であって、
給電点に接続される第1のエレメントと結合給電させる第2のエレメントに折返し部を形成し、この折返し部によって高次共振周波数を調整することを特徴とする、アンテナの共振周波数の調整方法。
斯かる構成によれば、第2のエレメントに折返し部を設けたことにより、折返し部の位置によって高次の共振周波数を調整することができる。
(付記8) 付記7記載のアンテナの共振周波数の調整方法であって、
前記第2のエレメントは、第1の周波数に共振する長さを持ち、かつ高次共振周波数を前記第1の周波数より高い第2の周波数又はその近傍に調整し、前記第1のエレメントは前記第2の周波数に共振する長さに調整することを特徴とする、アンテナの共振周波数の調整方法。
斯かる構成によれば、第2の周波数を所望の周波数に調整することができる。
(付記9) 複数の周波数に対応するアンテナを内蔵する無線通信装置であって、
給電点に接続されて動作する第1のエレメントと、
接地点に接続し、前記第1のエレメントと近接させ、前記第1のエレメントと結合給電により動作させる第2のエレメントと、
を備え、第1の周波数又は該第1の周波数より高い第2の周波数の何れか一方又は双方で動作させることを特徴とする無線通信装置。
(付記10) 付記9記載の無線通信装置において、
前記第1のエレメントは前記第2の周波数に共振する長さに設定され、
前記第2のエレメントは、前記第1の周波数に共振する長さを持ち、かつ高次共振周波数を前記第2の周波数の近傍に設定されてなることを特徴とする無線通信装置。
(付記11) 付記9記載の無線通信装置において、
前記第2の周波数で、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントとを以てダイポールアンテナ動作としたことを特徴とする無線通信装置。
(付記12) 付記9記載の無線通信装置において、
前記第1のエレメント及び前記第2のエレメントを立体配置としたことを特徴とする無線通信装置。
(付記13) 付記10記載の無線通信装置において、
前記第2のエレメントは折返し部を備え、この折返し部により高次共振周波数を調整したことを特徴とする無線通信装置。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、第1及び第2のエレメントを備え、第1の周波数で逆Fアンテナ、第2の周波数でダイポールアンテナ動作を実現しており、第2の周波数の広帯域化とともに筐体内への内蔵化、人体の影響の軽減を図ることができ、携帯電話機等の無線通信装置に用いてその筐体構造のシンプル化等を図ることができる。
携帯電話機のアンテナ構造を示す図である。 携帯電話機のアンテナ構造を示す図である。 アンテナのVSWR特性を示す図である。 第1の実施の形態に係るアンテナ及び携帯電話機を示す図である。 第1の実施の形態に係るアンテナ及び携帯電話機を示す図である。 アンテナ構造を示す図である。 アンテナ構造を示す図である。 アンテナ部分を示す平面図である。 アンテナのエレメントの折返し部及び重合部分を示す図である。 第1のエレメントのみのアンテナを示す図である。 第1のエレメントのVSWR特性を示す図である。 第2のエレメントのみのアンテナを示す図である。 第2のエレメントのVSWR特性を示す図である。 第1の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。 アンテナの電流分布(860〔MHz〕)を示す図である。 アンテナの電流分布(1800〔MHz〕)を示す図である。 アンテナの電流分布(1900〔MHz〕)を示す図である。 アンテナの電流分布(2000〔MHz〕)を示す図である。 アンテナの電流分布(2100〔MHz〕)を示す図である。 アンテナの電流分布(2300〔MHz〕)を示す図である。 第2の実施の形態に係るアンテナの周波数調整方法を示す図である。 第2の実施の形態に係るアンテナの周波数調整方法を示す図である。 折返し部の有無及びその位置を変化させた場合のVSWR特性を示す図である。 第3の実施の形態に係るアンテナ及び携帯電話機を示す図である。 第3の実施の形態に係るアンテナ及び携帯電話機を示す図である。 アンテナ構造を示す図である。 アンテナ構造を示す図である。 アンテナのエレメントの折返し部及び重合部分を示す図である。 アンテナのエレメントの折返し部及び重合部分を示す図である。 第3の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。 第4の実施の形態に係る携帯電話機のアンテナの接続回路を示す図である。 アンテナが搭載された携帯電話機を示す図である。 アンテナが搭載されたPDAを示す図である。 アンテナが搭載されたパーソナルコンピュータを示す図である。
符号の説明
16 アンテナ
18 回路基板
20 給電部
22 接地部
24、34 第1のエレメント
26、36 第2のエレメント
30、40 折返し部
f1 第1の目的周波数(第1の周波数)
f2 第2の目的周波数(第2の周波数)

Claims (2)

  1. 複数の周波数に対応するアンテナであって、
    給電点に接続され、第1の周波数に共振する長さを持つ第1のエレメントと、
    接地点に接続され、屈曲させた複数のエレメント部から構成されて、前記第1の周波数と異なる第2の周波数に共振する長さを持ち、折返し部を備えて高次共振周波数が前記第1の周波数近傍に設定され、前記折返し部の間隔内に前記第1のエレメントを配置することで前記エレメント部と前記第1のエレメントとの重合部を複数形成し、該重合部での容量結合による前記第1のエレメントと結合給電により動作させる第2のエレメントと、
    を備えることを特徴とするアンテナ。
  2. 複数の周波数に対応するアンテナを内蔵する無線通信装置であって、
    給電点に接続され、第1の周波数に共振する長さを持つ第1のエレメントと、
    接地点に接続され、屈曲させた複数のエレメント部から構成されて、前記第1の周波数と異なる第2の周波数に共振する長さを持ち、折返し部を備えて高次共振周波数が前記第1の周波数近傍に設定され、前記折返し部の間隔内に前記第1のエレメントを配置することで前記エレメント部と前記第1のエレメントとの重合部を複数形成し、該重合部での容量結合による前記第1のエレメントと結合給電により動作させる第2のエレメントと、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
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