JP3156407U - アンテナ及び無線icデバイス - Google Patents

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雅人 野村
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Abstract

【課題】無線ICとのインピーダンス整合をとりやすくして利得の劣化を抑えたアンテナ、及びそれを備えた無線ICデバイスを構成する。【解決手段】アンテナ101は、2つの給電点11,12を有し、ループ状に形成されたループ電極10と、ループ電極10に電気的に接続され、ループ電極10の外周に沿う位置に形成された補助電極20と、を備えている。補助電極20の幅はループ電極10の幅より細い。補助電極20の第1の端部はループ電極10の一方の給電点11付近に電気的に接続されていて、補助電極20の第2の端部は開放されている。補助電極20とループ電極10とによって共振回路が構成され、ループ電極10単体でアンテナを構成した場合に比べて、アンテナのインピーダンスを高めることができ、無線ICとのインピーダンス整合がとり易くなる。【選択図】図1

Description

本考案は、アンテナ及び無線ICデバイスに関するものである。具体的には、ループ形状のアンテナ及びそれを備えた無線ICデバイスに関するものである。
無線タグに備えられているアンテナの構造としてループアンテナがある。一般にループアンテナは、給電点を起点としてループ状に形成された電極(導体)で構成されている。非特許文献1にはループアンテナが開示されている。
社団法人電子通信学会 編著、「アンテナ工学ハンドブック」、株式会社オーム社 出版、平成11年3月5日発行、第20頁から第22頁
しかし、ループアンテナは一般にインピーダンスの実部が小さいので、無線ICとインピーダンス整合がとりにくく、利得が劣化しやすいという問題があった。すなわち、無線ICのインピーダンスの実部が例えば10Ω〜20Ωの範囲内であるのに対し、ループアンテナのインピーダンスの実部は5Ω程度と低い。
上述の問題は、特にUHF帯域において顕著であり、UHF帯を利用する無線タグにおいて問題が大きい。
そこで、この考案の目的は、無線ICとのインピーダンス整合をとりやすくして利得の劣化を抑えたアンテナ、及びそれを備えた無線ICデバイスを提供することにある。
この考案のアンテナは、次のように構成する。
(1)2つの給電点を有し、ループ状に形成されたループ電極と、ループ電極に電気的に接続されていて、ループ電極に沿う位置に形成された補助電極とを備え、補助電極の線幅がループ電極の線幅より細くしたことを特徴とする。
(2)前記補助電極は、例えば前記ループ電極の外周に沿う位置に形成されている。
(3)前記補助電極は、例えば前記給電点からみて、前記給電部から前記ループ電極と同方向に延びている。
(4)前記ループ電極と前記補助電極とによる回路の共振周波数は例えば通信周波数よりずれている。
(5)前記ループ電極と前記補助電極とによる回路の共振周波数はUHF帯の周波数である
(6)前記通信周波数は例えばUHF帯であり、前記ループ電極と前記補助電極とによる回路の共振周波数は、前記通信周波数より例えば30MHz以上低い方にずれている。
(7)前記補助電極は、前記ループ電極の例えば給電点付近で前記ループ電極に電気的に接続されている。
この考案の無線ICデバイスは、次のように構成する。
(8)以上に示した何れかの構成のアンテナを備え、前記アンテナの給電点に給電する無線ICを備える。
(9)前記無線ICは、例えば前記アンテナの給電点に給電する(結合する)給電回路と、前記給電回路を介して前記アンテナの給電点に給電するICチップとで構成されたものであってもよい。
(10)前記給電回路は、例えば共振周波数が、前記通信の周波数に実質的に相当する共振回路を含む。
(11)前記給電回路は、例えば給電回路基板に構成され、前記給電回路基板に前記ICチップが搭載されたものであってもよい。
本考案によれば、ループ電極に電気的に接続されていて、ループ電極に沿う位置に補助電極が形成されているため、ループ電極単体によるループアンテナに比べてインピーダンスの実部が大きくなる。そのため、無線ICとのインピーダンス整合がとり易くなり、アンテナ利得を向上させることができる。しかも補助電極の幅がループ電極の幅より細いので、補助電極を設けたことによるパターン形成に要する面積が殆ど増大することがない。
また、補助電極がループ電極に沿う位置に形成されることにより、アンテナの放射特性に悪影響を与えることが無い。
例えばループ電極の片方の給電点付近からループ状電極に沿うように補助電極が配置されることで、ループ電極と補助電極との間に生じる容量とそれぞれのインダクタンスとにより並列共振が生じ、この並列共振により、共振周波数付近のインピーダンスの実部を大きくすることができる。そのため、無線ICとの整合を合わせて易くなり、アンテナ利得が向上する。
ループ電極と補助電極とによる回路の共振(前記並列共振)の周波数付近では、ループ電極と補助電極とでは、流れる電流の位相が逆になるため、アンテナ利得が劣化する。そのため、前記共振周波数を通信で用いる周波数からずらせることで、前記アンテナ利得劣化の影響を小さくできる。
補助電極がループ電極の外側に沿うように電極を形成することで、電極間の容量を大きくでき、且つループアンテナの指向性への影響を小さくすることができる。
また、特に、補助電極がループ電極の外側に沿うように配置されることにより、補助電極が磁束の通り道を妨げないので、アンテナ利得がより大きくなる。
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ101の平面図、図1(B)はそのアンテナ101を備えた無線ICデバイス201の平面図である。 図2(A)は、図1に示した無線ICデバイス201を構成した基板の平面図、図2(B)は無線タグ301の平面図、図2(C)は無線タグ301の斜視図である。 無線ICデバイス201の等価回路図である。 図4(A)は図1に示したアンテナ101の補助電極20を設けない場合の、所定の周波数範囲におけるインピーダンスをスミスチャート上に表した図である。 図5(A)は、アンテナの実部インピーダンスの周波数特性を示す図である。 第2の実施形態に係る無線IC31の斜視図である。 給電回路基板40の各層の電極パターンを示す図である。 図8(A)、図8(B)は第3の実施形態に係る二種のアンテナ102,103の平面図である。 第4の実施形態に係るアンテナ104の平面図である。 第5の実施形態に係るアンテナ105の平面図である。 第6の実施形態に係るアンテナ106の平面図である。 第7の実施形態に係るアンテナ107の平面図である。
《第1の実施形態》
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ101の平面図、図1(B)はそのアンテナ101を備えた無線ICデバイス201の平面図である。
アンテナ101は、2つの給電点11,12を有し、ループ状に形成されたループ電極10と、ループ電極10に電気的に接続され、ループ電極10の外周に沿う位置に形成された補助電極20と、を備えている。
前記ループ電極10及び補助電極20は、例えば基板にパターン形成された銅箔である。ループ電極10の両端付近を給電点11,12としている。補助電極20の線幅はループ電極10の線幅より細く形成されている。
補助電極20の第1の端部はループ電極10の一方の給電点11付近に電気的に接続されていて、そこから補助電極20はループ電極10に対して同方向に延びている。そして補助電極20の第2の端部は開放されている。
後述するように、補助電極20を設けたことにより、ループ電極10単体でアンテナ(ループアンテナ)を構成した場合に比べて、アンテナのインピーダンス(実部)を高めることができ、無線ICとのインピーダンス整合がとり易くなる。
また、補助電極がループ電極に沿う位置に形成されることにより、アンテナの放射特性に悪影響を与えることが無い。また、補助電極の幅がループ電極の幅より細いので、補助電極を設けたことによるパターン形成に要する面積がほとんど増大することがない。
図1(B)に示すように、ループ電極10の給電点11,12に無線IC30が実装されることによって、無線ICデバイス201が構成される。
無線IC30は、ループ電極10の給電点11,12と導通し、ループ電極10及び補助電極20によるアンテナ101を用いて、無線ICデバイス201を無線タグとして機能させる。
図2(A)は、図1に示した無線ICデバイス201を構成した基板の平面図、図2(B)は無線タグ301の平面図、図2(C)は無線タグ301の斜視図である。
図2(A)に示すように、中央部に孔H1を有する円板状(ドーナツ盤状)の基板50に、図1に示した無線ICデバイス201が構成されている。
図2(B),図2(C)に表れているように、無線タグ301は、図2(A)に示した基板をモールド樹脂60でモールドすることによって構成されている。モールド樹脂60の中央部には孔H2が形成されている。この孔H2は、無線タグで管理する物品に取り付けるために利用できる。
図3は、前記無線ICデバイス201の等価回路図である。ここでは、ループ電極10を、三つのインダクタL11,L12,L13による集中定数回路で表している。このループ電極に給電回路FCが接続されることになる。補助電極20はインダクタL20で表している。前記インダクタL11はループ電極10と補助電極20との誘導結合によるインダクタでもある。さらに、ループ電極10と補助電極20との間に生じる容量をキャパシタC20で表している。但し、本来分布定数回路であるものを集中定数回路に変換して表しているので、必ずしも正確な等価回路ではなく、イメージ図又は簡易図である。
この等価回路は、並列共振する共振器をループ電極に付加することによってインピーダンス整合させるようにした回路と捉えることができる。前記共振回路の共振周波数ではループ電極10に流れる電流と補助電極20に流れる電流の位相が逆相関係になるのでアンテナ利得が低下する。そのため、共振周波数を無線タグで用いる通信周波数よりも低く設定する。
図4(A)は図1に示したアンテナ101の補助電極20を設けない場合の、所定の周波数範囲におけるインピーダンスをスミスチャート上に表した図である。図4(B)は図1に示したアンテナ101の所定の周波数範囲におけるインピーダンスをスミスチャート上に表した図である。
ここでは、UHF帯に適用した例を示す。
図4(A)、図4(B)において、スミスチャート上の点Fa,Fb,Fcは、周波数860MHz、915MHz、960MHzにそれぞれ対応する周波数でのインピーダンスを指している。
このように、補助電極20を設けることによって、図3に示した並列共振回路PRCが付加されることになり、その共振周波数で、給電点11,12から見たインピーダンスが大きくなる。ここでは、並列共振回路PRCの共振周波数を860MHzに定めている。
補助電極20が存在しない場合、各周波数におけるインピーダンスの実部は次のとおりである。
――――――――――――――――――――――
周波数[MHz] インピーダンス[Ω]
――――――――――――――――――――――
860 2.9
915 5.2
960 5.7
――――――――――――――――――――――
また、補助電極20を備えたアンテナ101の各周波数におけるインピーダンスの実部は次のとおりである。
――――――――――――――――――――――
周波数[MHz] インピーダンス[Ω]
――――――――――――――――――――――
860 100.8
915 16.7
960 10.5
――――――――――――――――――――――
このように、補助電極を設けない場合(ループ電極単体の場合)、アンテナのインピーダンスが数Ω程度と低いが、補助電極20を設けることによって、アンテナのインピーダンスは10数Ω以上となる。そのため、入出力端子から見たインピーダンスが一般に10Ω〜20Ω程度である無線ICとインピーダンス整合をとることができる。
図5(A)は、アンテナの実部インピーダンスの周波数特性を示す図である。図5(B)は、アンテナ利得の周波数特性を示す図である。
上述のとおり、この例では前記並列共振回路の共振周波数を860MHzに設定していので、周波数860MHzでインピーダンスが最大になり、周波数がそれより高くても低くてもインピーダンスは小さくなる。
一方、共振周波数の860MHzでは、図3に示したインダクタL11とL20に流れる電流の位相が逆位相となるので、図5(B)に表れているように、860MHzでアンテナ利得は最低となる。周波数がそれより高くても低くてもアンテナ利得は大きくなる。したがって、前記共振回路の共振周波数を通信周波数よりずらせることにより、通信周波数で所定のアンテナ利得が得られる。この例では、周波数915MHz又は960MHzで利用可能となる。
なお、前記共振回路は、回路のリアクタンスが共振周波数以下では誘導性(インダクタンス)、共振周波数以上では容量性(キャパシタンス)となる。そして、誘導性よりも容量性の方が損失が小さいことから、容量性となる共振周波数以上の周波数で、アンテナ利得が大きくなる。そのため、前記共振回路の共振周波数は通信周波数より高い方ではなく低い方にずれるように定めた方がよい。
特に、UHF帯においては、通信周波数帯より30MHz以上低い方にずれていることが好ましい。この例では、通信周波数帯域が960MHzであり、前記共振回路の共振周波数は、960MHz−30MHz=930MHz以下の周波数に定められている。
前記共振回路の共振周波数は、補助電極20の形状、寸法、ループ電極10に対する位置関係を定めればよい。例えば補助電極20の長さによってインダクタンスを定め、ループ電極10との間隙、及びループ電極10と対向している部分の長さによってキャパシタンスを定めることができる。
以上に示したように、補助電極20がループ電極10の給電点からみて同方向に延びるように形成することで、前記共振周波数からずれた周波数で、補助電極20に流れる電流が、ループ電極10に流れる電流と同方向に流れる。このことにより、ループ電極10による磁束が補助電極20による磁束で打ち消されることがなく、アンテナ利得を向上させることができる。
また、ループ電極10の給電点付近に補助電極を接続した方が、共振周波数からずれた周波数で、ループ電極10と補助電極20に流れる電流の向きが同方向に揃いやすくなる。そのため、アンテナ利得をより向上させることができる。
《第2の実施形態》
図6は第2の実施形態に係る無線IC31の斜視図である。
図1に示した例では、無線IC30が半導体ICチップ単体であることを想定して図示した。図6の例では、給電回路基板40と無線ICチップ30Tとで無線IC31を構成している。図7は給電回路基板40の各層の電極パターンを示す図である。
給電回路基板40の上面に無線ICチップ30Tが搭載されている。その状態で、給電回路基板40の上面に形成されている端子電極43a,43b,44a,44bに無線ICチップ30Tの端子電極が接続される。
図7において、(A)は最上層、(H)は最下層である。端子電極44aから端子電極44bまでの間に、(A)〜(H)に示す各層の線路電極42a,46a,42b及びビア電極46a−1,45a,47a,46a−2,48aによって第1の(左側の)コイルが構成されている。同様に、端子電極44aから端子電極44bまでの間に、(A)〜(H)に示す各層の線路電極46b及びビア電極46b−1,47b,46b−2,48bによって第2の(右側の)コイルが構成されている。なお、給電回路基板40の各層は、セラミックや液晶ポリマー等から形成される。
図6に示した無線IC31は図1に示したループ電極10の給電点11,12の上部に接着する。このことにより、第1・第2のコイルと給電点11,12とは電磁界結合する。
なお、第1のコイルと第2のコイルは巻回方向が逆であり、第1・第2のコイル(インダクタンス素子)で発生する磁界が相殺され、所望のインダクタンス値を得るための電極長が長くなるので、Q値が低くなる。そのため、給電回路の共振特性の急峻性がなくなるので、共振周波数付近で広帯域化することができる。また、共振周波数が通信周波数に実質的に相当する共振回路を給電回路基板40に備えてもよい。
このように給電回路が共振周波数を有するので、広い帯域で通信することができたり、無線タグを貼り付けようとする対象物による周波数ずれの影響を小さくしたりすることができる。
また、給電回路基板を備えることにより、実装面積が大きくなるので、無線ICの実装が容易になる。また、給電回路が外部応力を吸収するので、無線ICの機械的強度を強くすることができる。
上述の例においては、無線ICを無線ICチップと給電回路基板とによって構成したが、無線ICチップ上に給電回路もパターン形成することによって無線ICを構成してもよい。
《第3の実施形態》
図8(A)、図8(B)は第3の実施形態に係る二種のアンテナ102,103の平面図である。
図8(A)に示すアンテナ102は、2つの給電点11,12を有し、ループ状に形成されたループ電極10と、ループ電極10に電気的に接続されていて、ループ電極10の外周に沿う位置に形成された補助電極20と、を備えている。補助電極20はループ電極10の外周に沿って一周以上に亘って形成されている。
図8(B)に示すアンテナ103は、2つの給電点11,12を有し、ループ状に形成されたループ電極10と、ループ電極10に電気的に接続され、ループ電極10の外周と内周に沿う位置に形成された補助電極20と、を備えている。すなわち、補助電極20の第1の端部はループ電極の一方の給電点11付近に電気的に接続され、ループ電極10の外周に沿って形成され、補助電極20の第2の端部はループ電極10の給電点11,12の間を通って、ループ電極10の内周に沿って形成されている。
このように、補助電極20は一周以上に亘って延びていてもよい。また、一周以上に延びる先端部は補助電極20の外側に延びていてもよいし、ループ電極10の内周に沿って延びていてもよい。
《第4の実施形態》
図9は第4の実施形態に係るアンテナ104の平面図である。第1〜第3の各実施形態では、単一の補助電極20を備えた例を示したが、第4の実施形態では、二つの補助電極を備えている。
すなわち、アンテナ104は、2つの給電点11,12を有し、ループ状に形成されたループ電極10と、ループ電極10の給電点11,12付近に電気的に接続され、ループ電極10の外周に沿う位置に形成された補助電極21,22と、を備えている。
補助電極21,22はループ電極10に対して平衡して配置されている。このような線対称の形状であっても、アンテナ104は図3に示した等価回路で表すことができ、共振回路の付加による効果を得ることができる。
《第5の実施形態》
図10は第5の実施形態に係るアンテナ105の平面図である。第1〜第4の各実施形態では、補助電極20の第1の端部をループ電極10の外側に電気的に接続されるようにした。第5の実施形態では、ループ電極10の一方の給電点11付近でループ電極10の内側に補助電極20の第1の端部が電気的に接続されるように形成している。
このように補助電極20はループ電極10の内側にあってもよい。
《第6の実施形態》
図11は第6の実施形態に係るアンテナ106の平面図である。第1〜第5の各実施形態では、補助電極をループ電極の給電点付近に電気的に接続されるように形成した。また、補助電極の第1の端部がループ電極に電気的に接続され、第2の端部が開放されていた。第6の実施形態では、補助電極21,22がループ電極10の中央付近に電気的に接続されるように形成している。また、二つの補助電極21,22をループ電極10の略同じ位置に電気的に接続されるように形成している。この形状は、一つの補助電極の中央(端部以外の位置)をループ電極10に電気的に接続された形状と見なすこともできる。
《第7の実施形態》
図12は第7の実施形態に係るアンテナ107の平面図である。第1〜第6の各実施形態では、ループ電極10及び補助電極が円形又は円弧状であった。第7の実施形態では、ループ電極10及び補助電極20が矩形状である。
ループ電極及び補助電極は曲線状でなくてもよく、多角形状であってもよい。
FC…給電回路
H1,H2…孔
30,31…無線IC
L11,L12,L13,L20…インダクタ
PRC…並列共振回路
10…ループ電極
11,12…給電点
20,21,22…補助電極
30T…無線ICチップ
40…給電回路基板
50…基板
60…モールド樹脂
101〜107…アンテナ
201…無線ICデバイス
301…無線タグ

Claims (11)

  1. 2つの給電点を有し、ループ状に形成されたループ電極と、
    前記ループ電極に電気的に接続され、前記ループ電極に沿う位置に形成された補助電極と、を備え、
    前記補助電極の線幅は前記ループ電極の線幅より細いアンテナ。
  2. 前記補助電極は、前記ループ電極の外周に沿う位置に形成された、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記補助電極は、前記給電点からみて、前記ループ電極と同方向に延びている、請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. 前記ループ電極と前記補助電極とによる回路の共振周波数は通信周波数よりずれている、請求項1乃至3の何れかに記載のアンテナ。
  5. 前記ループ電極と前記補助電極とによる回路の共振周波数はUHF帯の周波数である、請求項1乃至4の何れかに記載のアンテナ。
  6. 前記通信周波数はUHF帯であり、
    前記ループ電極と前記補助電極とによる回路の共振周波数は、前記通信周波数より30MHz以上低い方にずれている、請求項5に記載のアンテナ。
  7. 前記補助電極は、前記ループ電極の給電点付近で前記ループ電極に電気的に接続されている、請求項1乃至6の何れかに記載のアンテナ。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載のアンテナを備えた無線ICデバイスであって、
    前記アンテナの給電点に給電する無線ICを備えた無線ICデバイス。
  9. 前記無線ICは、前記アンテナの給電点に給電する給電回路と、前記給電回路を介して前記アンテナの給電点に給電するICチップとで構成された、請求項8に記載の無線ICデバイス。
  10. 前記給電回路は、共振周波数が、前記通信周波数に実質的に相当する共振回路を含む、請求項9に記載の無線ICデバイス。
  11. 前記給電回路は、給電回路基板に構成され、前記給電回路基板に前記ICチップが搭載された、請求項9又は10に記載の無線ICデバイス。
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