JP2009194864A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイポール型又はモノポール型の小型アンテナ装置における高域側の動作周波数帯域を広げ、受信の安定性向上を図ること。
【解決手段】ダイポール型の小型チューナブルアンテナ装置において、給電部10を中心に右方向にミアンダライン11aで形成された放射導体を配置し、左方向ミアンダライン11bで形成された放射導体を配置している。ミアンダライン11a、11bの端部間に、導体で形成されたブリッジ13を設け、ブリッジ13の途中には抵抗体14を接続している。オープン状態である放射導体端部(ミアンダライン11a、11bの端部)にブリッジ13を介して負荷(抵抗体14)を装荷することで、放射導体の端部をオープン(インピーダンス無限大)の状態からインピーダンスを下げた状態にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型のアンテナエレメントで地上波デジタル放送のように広帯域の放送信号を受信可能な広帯域のアンテナ特性を有するアンテナ装置に関する。
従来、可変容量ダイオードのバイアス電圧を制御することにより動作周波数を可変させるチューナブルアンテナ装置がある(例えば、特許文献1参照)。図7は特許文献1に開示されたアンテナ装置の回路構成図である。このアンテナ装置1は、図示しない絶縁性樹脂基板上に線状の導体パターンが形成されたローディング素子2と、ローディング素子2の一端とグラウンドとの間に接続されるインダクタ3と、ローディング素子2の一端とインダクタ3との間に接続された周波数調整部4とを備えている。ローディング素子2の一端には、アンテナ装置1の共振周波数を設定するインダクタ5が接続されている。周波数調整部4は、ローディング素子2の一端とインダクタ3との間で互いにカソード側が対向するように接続された可変容量ダイオード6A、6Bと、可変容量ダイオード6A、6Bの接続点P2にバイアス電圧を印加して可変容量ダイオード6A、6Bのキャパシタンスを異なる値に変更する容量可変手段7とを備えている。なお、容量可変手段7は、送信信号と受信信号との信号経路の切り替え制御を行うアンテナスイッチ8と、可変容量ダイオード6A、6Bに印加するバイアス電圧を変更するバイアス電圧変更手段9と、を有している。また、可変容量ダイオード6A、6Bに流れる高周波信号がグラウンドに流れることを防止するブロックインダクタ10、11と、バイアス電圧変更手段9と接続点P2とを接続して可変容量ダイオード6A、6Bに流れる高周波信号がバイアス電圧変更手段9に流れることを防止するブロックインダクタ12と、容量可変ダイオード6Bのアノード側と給電点P1とを接続して受信信号中の直流電流成分を除去するDCブロックコンデンサ13と、を備えている。
以上のように構成されたアンテナ装置1の共振周波数は、アンテナエレメントの電気長によるインダクタンス成分をLとし、容量可変ダイオード6A、6Bによるキャパシタンス成分をCとしたときに、1/(L・C)1/2に比例する。そこで、可変容量ダイオード6A、6Bのキャパシタンスをバイアス電圧変更手段9によって変化させることで、アンテナ装置1の共振周波数を切り替えることができる。
なお、上記特許文献1記載のアンテナ装置1は100〜140MHzという帯域をカバーするものであるが、本発明者等は、テレビジョン放送信号のように広帯域(例えば、UHF帯:470MHz〜770MHz)の信号を受信する小型チューナブルアンテナ装置を開発した。
図8は本発明者等が開発した小型チューナブルアンテナ装置の構成図である。
同図に示すアンテナ装置はダイポール型のチューナブルアンテナ装置である。ダイポールアンテナ中心部に給電部20が設けられ、給電部20を中心として放射導体としてミアンダライン21a、21bが左右に配置されている。給電部20とミアンダライン21a、21bとの間には一対の可変容量ダイオード(22a,23a)、(22b,23b)が接続されると共にパターンインダクタ24a、24bが設けられている。なお、25a,25bは給電用のインダクタである。可変容量ダイオード(22a,23a)、(22b,23b)に対してアンテナ装置1の共振周波数を切り替えるバイアス電圧が印加される。このように、放射導体をミアンダライン21a、21bで形成することで、放射導体の長手方向の寸法を短縮し、かつ可変容量ダイオード(22a,23a)、(22b,23b)にてテレビジョン信号の帯域までカバーできるようにしている。
特開2006−319451号公報
しかしながら、上記チューナブルアンテナ装置は、可変容量ダイオードの容量を小さくして共振周波数を高くすることで動作周波数を高帯域へシフトさせるが、可変容量ダイオードの容量が小さくなることによりアンテナの等価的な共振Qが高くなり、帯域幅が狭くなり受信の安定性が悪化するといった問題がある。
また、図8に示すダイポールアンテナのように、放射導体端部がオープン(インピーダンス無限大)となっている場合、給電部側とオープン状態の放射導体端部とでインピーダンス差が極めて大きいためにマッチングが難しく、アンテナの等価的な共振Qが高くなる要因となっている。なお、放射導体端部がオープンになっているモノポールアンテナについても同様の課題が存在する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ダイポール型又はモノポール型の小型アンテナ装置における高域側の動作周波数帯域を広げることができ、受信の安定性向上を図ることのできるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、給電部と、一端が前記給電部に接続され他端が開放された放射導体と、前記放射導体の開放端に接続された抵抗とを備え、前記給電部と前記放射導体と前記抵抗とで当該放射導体のインピーダンスを下げる閉ループを形成したことを特徴とする。
この構成によれば、放射導体の開放端に抵抗を接続して当該放射導体のインピーダンスを下げる閉ループを形成したので、動作周波数帯域が不十分であった高域側において放射導体のインピーダンスを下げてアンテナの共振Qを下げることができ、高域側における動作周波数帯域を広げることができる。
また本発明は、上記アンテナ装置において、前記給電部を挟んで配置した第1及び第2の放射導体で前記放射導体を構成してダイポール型アンテナを形成し、前記第1及び第2の放射導体の開放端間に前記抵抗を接続したことを特徴とする。
この構成により、ダイポール型アンテナにおいて第1及び第2の放射導体の開放端間に抵抗を接続したので、ダイポール型アンテナにおける高域側の動作周波数帯域を広げることができる。
上記アンテナ装置において、前記第1及び第2の放射導体の開放端間を導体からなるブリッジで接続し、当該ブリッジに前記抵抗を設けることができる。これにより、第1及び第2の放射導体の開放端間を、抵抗を介して接続する閉ループを形成できる。
また本発明は、上記アンテナ装置において、前記給電部に前記放射導体の一端を接続してモノポール型アンテナを形成し、前記放射導体の開放端とグランドパターンとの間に前記抵抗を接続し、前記グランドパターンを介して前記給電部と前記抵抗のグランド側端部とを接続したことを特徴とする。
この構成により、モノポール型アンテナにおいて放射導体の開放端とグランドパターンとの間に前記抵抗を接続したので、モノポール型アンテナにおける高域側の動作周波数帯域を広げることができる。
また本発明は、上記アンテナ装置において、前記給電部と前記放射導体との間に可変容量素子を設け、前記可変容量素子にバイアス電圧を印加して希望周波数で同調可能なチューナブルアンテナとなしたことを特徴とする。
この構成により、チューナブルアンテナにおいて、可変容量素子の容量を小さくして高域側を受信する際の動作周波数帯域を広げることができ、受信の安定性を改善することができる。
また本発明は、上記アンテナ装置において、前記抵抗に対して容量を直列に接続したことを特徴とする。
この構成により、放射導体端部に抵抗を装荷する必要のない低域の動作周波数帯域では、容量が高インピーダンスを示して信号を通さないため、放射導体の端部がオープンとなり、利得の損失が抑制される。一方、放射導体端部に抵抗を装荷する必要のある動作周波数以上では、容量が低インピーダンスとなって放射導体端部と給電部との間に抵抗を介した閉ループを形成するので、アンテナの共振Qを下げることができ、高域での動作周波数帯域を広げることができる。
上記アンテナ装置において、前記放射導体をミアンダ形状とすることで小型のアンテナを構成することができる。
本発明によれば、ダイポール型又はモノポール型の小型アンテナ装置における高域側の動作周波数帯域を広げることができ、受信の安定性向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の構成図である。本実施の形態に係るダイポール型のアンテナ装置は、給電部10を中心に一方の側(図1では右方向)に延出したミアンダライン11aで形成された放射導体(第1の放射導体)が配置され、他方の側(図1では左方向)に延出したミアンダライン11bで形成された放射導体(第2の放射導体)が配置されている。給電部10と各ミアンダライン11a、11bとの間には渦巻き状のパターンからなるパターンインダクタ12a,12bがそれぞれ接続されている。パターンインダクタ12aの給電部側の端部と給電部10との間に可変容量素子であるバラクタダイオード15a,16aが直列接続されている。同様に、パターンインダクタ12bの給電部側の端部と給電部10との間に可変容量素子であるバラクタダイオード15b,16bが直列接続されている。給電部10から左右の放射導体側への給電は給電用インダクタ17a,17bを介して行われる。右方向に延出させたミアンダライン11aの端部(右側放射導体端部)と、左方向に延出させたミアンダライン11bの端部(左側放射導体端部)との間に、導体で形成されたブリッジ13をミアンダライン11a、11bに対して平行に設けている。ブリッジ13の途中には抵抗体14を接続している。
すなわち、オープン状態である放射導体端部(ミアンダライン11a、11bの端部)にブリッジ13を介して負荷(抵抗体14)を装荷することで、放射導体の端部をオープン(インピーダンス無限大)の状態からインピーダンスを下げた状態にしている。なお、ミアンダライン11a、11bとブリッジ13との間隔はアンテナサイズにもよるが本例では0.5mmに設定している。また、本実施の形態では抵抗体14をアンテナ中央となる給電部10近傍に設けているが、抵抗体14はアンテナ中央に限定されない。
図2は本実施の形態に係るアンテナ装置の右半分の等価回路図である。ミアンダライン11aの端部に導体で形成されたブリッジ13の一端が接続されている。同図では、バラクタダイオード15a,16aの容量をCT1、CT2、パターンインダクタ12aのインダクタンス値をLm、ブリッジ13の容量成分をCr、インダクタンス成分をLrとしている。バラクタダイオード15a,16aの各カソードに、不図示のバイアス回路から同調電圧が印加される。アンテナ装置の左半分も右半分と同じ等価回路となる。
以上のように構成されたアンテナ装置の共振周波数について説明する。
アンテナ装置の共振周波数は、バラクタダイオード15a,16bの合成容量Ct(=CT1×CT2/(CT1+CT2))、パターンインダクタ12aのインダクタンス値Lm、ブリッジ13の容量Cr及びインダクタンス値Lrで決まる。
本実施の形態に係るアンテナ装置は、バラクタダイオード15a,16bに印加する同調電圧(バイアス電圧)が低い領域では、バラクタダイオード15a,16bの合成容量Ct(=CT1×CT2/(CT1+CT2))が大きいため、当該合成容量Ctとパターンインダクタ12aのインダクタンス値Lm、ブリッジ13の容量Cr及びインダクタンス値Lrとで低い周波数で共振する。一方、バラクタダイオード15a,16bに印加するバイアス電圧が高い領域では、バラクタダイオード15a,16bの合成容量Ct(=CT1×CT2/(CT1+CT2))が小さいため、当該合成容量Ctとパターンインダクタ12aのインダクタンス値Lm、ブリッジ13の容量Cr及びインダクタンス値Lrとで高い周波数で共振する。
ここで、放射導体端部に負荷抵抗(ブリッジ13及び抵抗体14)を装荷しない場合、アンテナ装置は直列共振モードで動作するので、インダクタンス値が固定で、合成容量Ctを小さくすると、アンテナの共振Qが高くなり、当該共振周波数を中心とした周波数特性の帯域幅が狭くなる。
本実施の形態では、ミアンダライン11a、11bの両端部にブリッジ13及び抵抗体14を設けたので、ミアンダライン11a、11bで形成される放射導体のインピーダンスが下がり、放射導体端部がオープンの状態に比べて共振Qが低下する。これにより、各動作周波数での帯域幅(共振周波数の中心位置からの周波数特性の広がり)が広くなり、特に合成容量Ctを小さくした際のアンテナの共振Qが下がり、高域での動作周波数帯域の帯域幅を広くすることができる。
図3は本実施の形態のダイポール型アンテナ装置及び図8に示すアンテナ装置の特性比較を示す図である。高域受信用の同調電圧VtをVt=3V(バラクタダイオードの印加電圧)、アンテナ装置の共振周波数を770MHzとなるようにパラメータ設定し、放射導体端部に装荷する負荷抵抗RをR=Open、R=20kΩ、R=10kΩとしてシミュレーションした結果、特性W1、W2、W3となった。
放射導体端部に装荷する抵抗負荷R=Openとした場合(抵抗負荷を装荷しない場合)、すなわち図8に示すアンテナ装置でシミュレーションした結果、P1をピークとする特性W1となった。特性W1はアンテナとしての動作周波数の帯域幅が狭く、受信の安定性が悪いことが判る。
抵抗負荷R=20kΩを装荷した場合、P2をピークとする特性W2となった。特性W2は放射導体端部に抵抗を装荷していない特性W1に比べて帯域幅が広く、安定した受信動作が可能であることが判る。また、抵抗負荷R=10kΩを装荷した場合、P3をピークとする特性W3となった。特性W3は放射導体端部に抵抗を装荷していない特性W1及び抵抗負荷R=20kΩを装荷した場合に比べて帯域幅が広く、さらに安定した受信動作が可能であることが判る。
また、低域受信用の同調電圧VtをVt=0V(バラクタダイオードの印加電圧)、アンテナ装置の共振周波数を470MHzとなるようにパラメータ設定し、放射導体端部に装荷する負荷抵抗RをR=Open、R=20kΩ、R=10kΩとしてシミュレーションした結果、特性W4、W5、W6となった。
470MHzに同調する場合、放射導体端部に装荷する抵抗負荷R=Openでは、P4をピークとする特性W4となった。抵抗負荷R=20kΩでは、P5をピークとする特性W5となった。また、抵抗負荷R=10kΩでは、P6をピークとする特性W6となった。特性W6は放射導体端部に抵抗を装荷していない又は抵抗負荷R=20kΩを装荷した場合に比べて帯域幅が広く、さらに安定した受信動作が可能であることが判る。
このように本実施の形態によれば、ミアンダライン11a、11bの両端部に負荷抵抗(ブリッジ13の抵抗成分および抵抗体14)を装荷したので、放射導体端部のインピーダンスを下げてアンテナの共振Qを低下させることができ、特に高域受信用の同調電圧Vtをバラクタダイオード15,16に印加した際のアンテナの共振Qを下げることができ、動作周波数帯域を広げて安定した受信動作が可能になる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置について説明する。
図4は第2の実施の形態に係るアンテナ装置の構成図であり、図5は第2の実施の形態に係るアンテナ装置の片側部分の等価回路図である。なお、図1に示す第1の実施の形態のアンテナ装置と同一部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。
本実施の形態に係るアンテナ装置は、放射導体端部に装荷する負荷抵抗を、抵抗体14によるRだけではなく、(R+C)の構成とすることで、同調帯域の低域利得低下を抑制するようにしたものである。すなわち、ミアンダライン11a、11bの両端部をブリッジ13で連結し、ブリッジ13の途中に抵抗体14及びコンデンサ18を直列に接続している。コンデンサ18は、第1の帯域より低い周波数では高インピーダンスとなって信号を通さないように作用する結合コンデンサとして機能させる。コンデンサ18には、アンテナの共振Qを下げるために放射導体端部に抵抗を装荷する必要が生じる第1の帯域の周波数以下に対して高インピーダンスを示す容量値を選択する。
以上のように構成されたアンテナ装置では、放射導体端部に抵抗を装荷する必要のない低域の動作周波数帯域では、コンデンサ18が高インピーダンスを示して信号を通さないため、ミアンダライン11a、11bの両端部がオープン又はそれに近似した状態となり、利得の損失が抑制される。図3の特性W4に示すように、低域の動作周波数帯域では放射導体端部に抵抗が装荷されていなくても、安定した受信動作を確保できる動作周波数帯域幅を実現できる。
一方、放射導体端部に抵抗を装荷する必要のある動作周波数以上では、コンデンサ18が低インピーダンスとなってミアンダライン11a、11bの両端部を連結する。その結果、ミアンダライン11a、11bの両端部である放射導体端部には抵抗体14が装荷された状態となり、アンテナの共振Qを下げることができ、高域での動作周波数帯域を広げることができる。
このように本実施の形態によれば、ミアンダライン11a、11bの両端部をブリッジ13で連結し、ブリッジ13の途中に抵抗体14及びコンデンサ18を直列に接続したので、高域での動作周波数帯域を広げることができると共に、低域での利得低下を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
以上の説明ではダイポール型のアンテナ装置を例にしたが、モノポール型のアンテナ装置についての適用可能である。
図6は本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置の構成図である。なお、図1、図2に示す第1の実施の形態のアンテナ装置と同一部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。
本実施の形態に係るアンテナ装置は、モノポール型の小型チューナブルアンテナ装置であり、放射導体端部とグランドパターンGNDとの間に抵抗体及びコンデンサを直列に接続している。すなわち、ミアンダライン11の端部にコンデンサ18の一端を接続し、当該コンデンサ18の他端に抵抗体14を介してグランドパターンGNDを接続している。可変容量素子としてのバラクタダイオード15,16は互いのカソードを接続し、当該両カソードに同調電圧Vtを、インダクタ19aを介して印加するように構成されている。グランドパターンGNDを介して給電部10と抵抗体14のグランド側端部とが接続されている。これにより、ミアンダライン11の端部と給電部10との間に、グランドパターンGND、抵抗体14、コンデンサ18で閉ループが形成される。なお、バラクタダイオード15,16のカソードはインダクタ19bを介してグランドパターンGNDに接続されている。
以上のように構成されたアンテナ装置では、放射導体端部に抵抗を装荷する必要のない低域の動作周波数帯域では、コンデンサ18が高インピーダンスを示して信号を通さないため、ミアンダライン11の端部がオープンとなり、利得の損失が抑制される。
一方、放射導体端部に抵抗を装荷する必要のある動作周波数以上では、コンデンサ18が低インピーダンスとなってミアンダライン11の端部とグランドパターンGNDとを結合し、ミアンダライン11端部である放射導体端部には抵抗体14が装荷された状態となり、アンテナの共振Qを下げることができ、高域での動作周波数帯域を広げることができる。
なお、第3の実施の形態に係るアンテナ装置ではコンデンサ18を備え周波数特性を持たせているが、低域での利得損失が許される場合等には、コンデンサ18を除去した構成としても良い。
また、以上の説明は、給電部と放射導体との間に可変容量素子を備えたチューナブルアンテナに関するものであるが、本発明はチューナブルアンテナに限定されるものではない。例えば、放射導体の一端が開放するダイポール型又はモノポール型のアンテナ装置であればチューナブルでなくても同様に適用可能である。
本発明は、ダイポール型又はモノポール型のアンテナ装置に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の構成図 第1の実施の形態に係るアンテナ装置の右半分の等価回路図 第1の実施の形態と図8のアンテナ装置の特性比較を示す図 第2の実施の形態に係るアンテナ装置の構成図 第2の実施の形態に係るアンテナ装置の右半分の等価回路図 本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置の構成図 特許文献1に開示されたアンテナ装置の回路構成図 小型チューナブルアンテナ装置の構成図
符号の説明
10…給電部
11a,11b…ミアンダライン
12a,12b…パターンインダクタ
13…ブリッジ
14…抵抗体
15a,15b,16a,16b…バラクタダイオード
17a,17b…給電用インダクタ
18…コンデンサ
19a,19b…インダクタ

Claims (7)

  1. 給電部と、一端が前記給電部に接続され他端が開放された放射導体と、前記放射導体の開放端に接続された抵抗とを備え、前記給電部と前記放射導体と前記抵抗とで当該放射導体のインピーダンスを下げる閉ループを形成したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記給電部を挟んで配置した第1及び第2の放射導体で前記放射導体を構成してダイポール型アンテナを形成し、前記第1及び第2の放射導体の開放端間に前記抵抗を接続したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1及び第2の放射導体の開放端間を導体からなるブリッジで接続し、当該ブリッジに前記抵抗を設けたことを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電部に前記放射導体の一端を接続してモノポール型アンテナを構成し、前記放射導体の開放端とグランドパターンとの間に前記抵抗を接続し、前記グランドパターンを介して前記給電部と前記抵抗のグランド側端部とを接続したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  5. 前記給電部と前記放射導体との間に可変容量素子を設け、前記可変容量素子にバイアス電圧を印加して希望周波数で同調可能なチューナブルアンテナとなしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記抵抗に対して容量を直列に接続したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記放射導体は、ミアンダ形状をなすことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のアンテナ装置。




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