JP6754715B2 - エレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターのカウンターウェイトクリアランス寸法を、電子安全システムを用いて計測する、エレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置に関する。
近年、エレベーターの乗りかごの過度な上昇あるいは下降を制限するリミットスイッチを、従来の機械式スイッチから、電子式のリミットスイッチ位置データに置き換え、ガバナエンコーダのパルスを基に乗りかごの上昇あるいは下降を制限する電子安全システムを適用することで、信頼性および保全性を向上したエレベーターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、エレベーターでは一般的に、主ロープの長さが経時変化等によって伸びると、カウンターウェイト(つり合いおもり)と、ピット内に設置される緩衝器との間のクリアランスが短くなってきてしまう。そして、本クリアランスが異常に短くなって無くなると、カウンターウェイトが緩衝器に衝突して、乗りかごの非常停止や巻上機の空転、着床レベル異常などが発生する恐れがある。このため、クリアランスは的確に管理することが要求される。
クリアランスを計測する際は、1人の専門技術者が乗りかごを最上階まで運転し、もう1人の専門技術者が昇降路のピット内に入って、カウンターウェイトと緩衝器との間のクリアランスを計測する。このように、クリアランスの計測作業は煩雑である。
これに対し、専門技術者がピット内に入ることなく、カウンターウェイトと緩衝器との間のクリアランスを自動的に計測する従来技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
本従来技術においては、ロータリーエンコーダを駆動用電動機の回転軸の軸端に取り付け、電流計が駆動用電動機の電源回路に設けられる。そして、上昇制限用リミットスイッチを切り離して、乗りかごを最上階から上昇させ、電流計からの駆動電流の計測値に基づいて、カウンターウェイトの緩衝器への当接が判断されると、乗りかごを停止する。そして、乗りかごの最上階上昇開始時点から停止時点までの上昇移動距離をロータリーエンコーダの出力から算出してクリアランスが計測される。
国際公開第2011/148411号 特開2007−39240号公報
前述した特許文献2に記載の従来技術においては、クリアランス寸法が大きな場合、ファイナルリミットスイッチが動作してエレベーターの運転機能が停止したり、乗りかごが過剰に上昇して昇降路の天井部と干渉したりして、クリアランスが適正に計測できない恐れがある。
そこで、本発明は、クリアランス寸法が大きくても、カウンターウェイトのクリアランスを適正に計測することができるエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明によるエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置は、乗りかごを診断運転して、緩衝器とカウンターウェイトとの間のクリアランス寸法を計測するものであって、通常運転時において、最上階レベルを越える乗りかごの上昇を制限する上昇制限値として、最上階レベルよりも大きな、第1のリミットスイッチ位置が設定され、乗りかごの位置と第1のリミットスイッチ位置との比較に基づいて、乗りかごの上昇を制限する安全制御装置と、診断運転において、上昇制限値を、第1のリミットスイッチ位置よりも大きな第2のリミットスイッチ位置に変更するリミットスイッチ動作位置切替部と、を備え、診断運転において、乗りかごが第2のリミットスイッチ位置に到達する前に緩衝器とカウンターウェイトが接触する時、および乗りかごが第2のリミットスイッチ位置に到達する時のいずれかにおいて、乗りかごを停止して、最上階レベルからの乗りかごの移動距離に基づいてクリアランス寸法を計測する
また、上記課題を解決するために、本発明によるエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置は、乗りかごを診断運転して、緩衝器とカウンターウェイトとの間のクリアランス寸法を計測するものであって、通常運転時において、最上階レベルを越える乗りかごの上昇を制限する上昇制限値として、最上階レベルよりも大きな、第1のリミットスイッチ位置が設定され、乗りかごの位置と第1のリミットスイッチ位置との比較に基づいて、乗りかごの上昇を制限する安全制御装置と、診断運転において、上昇制限値を、第1のリミットスイッチ位置よりも大きな第2のリミットスイッチ位置に変更するリミットスイッチ動作位置切替部と、を備え、リミットスイッチ動作位置切替部は、乗りかごが無人の時に、上昇制限値を変更する
本発明によれば、クリアランス寸法が大きくても、カウンターウェイトのクリアランスを適正に計測することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
一実施形態である、カウンターウェイトクリアランス診断装置の構成図である。 診断運転時における乗りかごの運転パターンを示す。 診断運転時における乗りかごの運転パターンを示す。 診断運転時における乗りかごの運転パターンを示す。 診断運転時における乗りかごの運転パターンを示す。 診断運転時における乗りかごの運転パターンを示す。 診断運転によるクリアランス寸法計測時の処理動作を示すフローチャートである。 診断運転によるクリアランス寸法計測後の処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である、エレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置の構成図である。
図1において、1はエレベーターの乗りかご、2はカウンターウェイト(つり合いおもり)、3は主ロープであり、主ロープ3の両端は乗りかご1とカウンターウェイト2に接続される。また、4は電動巻上機、5は電動巻上機用プーリである。主ロープ3は電動巻上機4のシーブと電動巻上機用プーリ5に巻き掛けられ、これにより乗りかご1およびカウンターウェイト2は昇降路内に吊られる。電動巻上機4のシーブが回転駆動されると、主ロープ3が摩擦駆動され、これにより乗りかご1およびカウンターウェイト2は昇降路内を互いに反対方向に昇降する。
6は乗りかご1の昇降に連動して回転することにより速度異常を検出してエレベーターを停止させるためのガバナ(調速機)、7はガバナ6の回転量に比例してパルスを発生するガバナエンコーダであり、ガバナエンコーダ7により乗りかご1の移動量が計測される。8は無端状のガバナロープ、9は乗りかご1とガバナロープ8との連結器、10はガバナ用プーリである。
11はピット内においてカウンターウェイト2の直下に設置される緩衝器、12はカウンターウェイト2と緩衝器11との接触を検出するセンサーであるカウンターウェイト接触検出器、13は乗りかご1のかご室内の負荷荷重を検出する負荷検出器、14は最上階レベルである。
カウンターウェイト接触検出器12としては、感圧センサーや圧力センサーなどが適用できる。なお、これらセンサーに限らず、電動巻上機4のモータ電流あるいはモータトルクの変化、電動巻上機4を制御するための速度指令と帰還速度との差分、ガバナエンコーダ7による乗りかご1の停止検出などによって、カウンターウェイト2と緩衝器11との接触を検出しても良い。
20は、電子式安全制御システムを構成する安全コントローラCPU(Central Processing Unit)であり、安全コントローラCPU20は、ガバナエンコーダ7からのパルス信号に基づいて乗りかご1の位置や移動量を検出するかご位置検出部21、かご位置検出部21からのかご位置データに基づいて乗りかご1が位置する階床を検出する階床検出部22、かご位置検出部21からのかご位置データに基づいて、リミットスイッチ機能を実行するリミットスイッチ機能実行部23を有する。なお、本実施形態では、安全コントローラCPU20が、所定のプログラムを実行することによって、各部(21,22,23)として機能する。
なお、階床検出部22は、公知の技術を適用して、乗りかご1に搭載される位置検出器が昇降路内に設けられる遮蔽板を検出することにより乗りかご1が位置する階床を検出しても良い。
ここで、リミットスイッチ機能実行部23は、乗りかご1の過剰な上昇を制限するために、かご位置として、通常運転用の第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置(Lu1)、カウンターウェイトクリアランス診断運転用の第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置(Lu2)、全ての運転機能を停止して乗りかごを停止させるファイナルリミットスイッチ機能動作位置(Lf)が検出されたら、各スイッチ機能を実行する。すなわち、リミットスイッチ機能実行部23は、かご位置検出部21によって検出されるかご位置と、Lu1,Lu2,Lufと比較し、比較結果に基づいて各スイッチ機能を実行する。このスイッチ機能は、次のとおりである。
かご位置がLu1に達すると、電動巻上機4のブレーキが作動し(電源は非遮断)、乗りかご1を停止させる。このとき、停止後の乗りかご1の運転可能方向にとして下降方向のみが許可されるようにしても良い。かご位置がLfに達すると、電動巻上機4のブレーキが作動するとともに、電動巻上機4への電源供給を遮断し、乗りかご1を非常停止させる。これにより、乗りかご1が過剰に上昇して昇降路天井部に接触することが防止される。なお、診断時においては、後述するように、Lu1がLu2に変更される。
Lu1,Lu2,Lfの値は、リミットスイッチ機能実行部23に予め設定される。本実施形態においては、図示されない半導体メモリーなどの記憶装置に、Lu1,Lu2,Lfの値が記憶される。
このような安全コントローラCPU20の安全制御機能は、機械式リミットスイッチに代わり、リミットスイッチが最上階レベル14を越える乗りかごの上昇を制限する上昇制限値データとして予め安全コントローラCPU20に予め設定される、Lu1,Lu2,Lfによるものであり、いわば電子式の安全制御である。ここで、リミットスイッチ機能動作位置Lu1(変更後はLu2)およびLfは、機械式リミットスイッチのリミットスイッチ位置に対応する。なお、安全コントローラCPU20は、安全制御の信頼性を向上するため、後述する制御装置CPUとは独立している。
30は本実施形態におけるカウンターウェイトクリアランス診断に関わる一連の処理を実行する制御装置CPUである。制御装置CPU30は、次に説明する各部(31〜39)を備える。なお、本実施形態では、制御装置CPUが、所定のプログラムを実行することによって、各部(31〜39)として機能する。
かご内負荷検出部31は、負荷検出器13からの信号に基づいて乗りかご1のかご室内の負荷荷重を検出する。なお、制御装置CPU30は、通常運転時においても、乗りかご1の運転を制御する。
診断運転指令部32は、呼び無し休止時にかご内負荷検出部31によって無荷重すなわちかご室内が無人であることが検出される場合に、カウンターウェイトクリアランス診断を指令する。
リミットスイッチ動作位置切替部33は、診断運転指令部32からの指令によって上昇制限位置を第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1から第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu2に変更する。Lu2の値は、リミットスイッチ動作位置切替部33に予め設定されるが、安全コントローラCPUに予め設定されるデータを用いても良い。
診断速度切替部34は、診断運転指令部32からの指令とリミットスイッチ機能実行部23からのリミットスイッチ動作状態等に応じて乗りかご1の診断運転速度を切り替える。
走行指令部35は、診断速度切替部34からの指令やリミットスイッチ機能実行部23からのリミットスイッチ動作状態に応じて、電動巻上機4に対して走行速度や走行停止を指令する。
カウンタ接触検出部36は、カウンターウェイト接触検出器12からの信号によってカウンターウェイト2と緩衝器11の接触を検出する。
クリアランス寸法計測部37は、カウンタ接触検出部36からの検出データとかご位置検出部21からのかご位置データに基づいて、乗りかご1が最上階レベルから上昇開始して、カウンターウェイト2と緩衝器11とが接触するまでにおける乗りかご1の移動距離をカウンターウェイトクリアランス寸法として計測する。
クリアランス寸法記録部38は、クリアランス寸法計測部37にて計測したカウンターウェイトクリアランスの値を記録保存する。
異常診断部39は、クリアランス寸法記録部38に記録されたカウンターウェイトクリアランス寸法が判定基準値以内かを判定する。
40は通信回線(例えば、電話回線やインターネット)、41はエレベーター設置場所から地理的に離れた場所に位置する監視センターである。異常診断部39は、カウンターウェイトクリアランス寸法が判定基準値外であると判定して異常を検出すると、通信回線40を介して監視センター41に異常発報する。
また、上述のLu1,Lu2およびLfは、それぞれ、最上階レベル14から第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置(通常時)までの距離寸法、最上階レベル14から第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置(診断運転時)までの距離寸法、および最上階レベル14からファイナルリミットスイッチ機能動作位置までの距離寸法を示す。本実施形態では、Lu2をLu1以上かつLf未満(Lu1≦Lu2<Lf)とすることで、診断運転時に、乗りかご1を、Lu1を超えて上昇運転させることが可能になると共に、乗りかご1の過剰な上昇が防止される。
また、図1中におけるLcはカウンターウェイトクリアランス寸法を示す。Lcは、乗りかご1が最上階レベル14に停止した際のかご位置を基準に、低速度での上昇運転を行ってカウンターウェイト接触検出器12がカウンターウェイト2と緩衝器11との接触を検出するまでの乗りかご1の移動距離によって計測される。
次に、カウンターウェイトクリアランス診断運転時における乗りかご1の運転パターンについて、図2〜6を用いて説明する。図2〜6は、運転パターンは異なるものの、いずれも、診断運転時の乗りかご1の移動距離と移動速度の関係を示す。なお、以下において、「低速度」とは、サービス運転時における定格速度よりも低い、診断運転時の乗りかご1の運転速度を表す。また、図中のV1およびV2の大きさは各図において同様である。
まず、図2〜5は、いずれも診断運運転時において、乗りかご1が最上階レベルからの上昇運転される場合である。
図2の場合、乗りかご1は、最上階レベル14から上昇運転を行う際の定常走行速度(最高速度)を、第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1(通常時)までは第1の低速度V1(例えば5m/min)として走行する。さらに、乗りかご1は、Lu1から第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu2(診断運転時)までにおいて定常走行速度を第1の低速度V1よりも低い第2の低速度V2(例えば2m/min)として走行する。
図2に示すように、Lu2よりも手前で、カウンターウェイト接触検出器12によってカウンターウェイト2と緩衝器11との接触が検出され、その時点で診断装置の動作は停止処理に移行し、カウンターウェイトクリアランス寸法Lcが算出される。このように、速度を第1の低速度V1よりも低い第2の低速度V2に切り替えることで、カウンターウェイト2と緩衝器11との接触時における衝撃が緩和されるとともに、診断時間が短縮できる。
図3は、カウンターウェイト2と緩衝器11とが接触することなく、乗りかご1がLu2まで上昇する場合、すなわち上昇制限リミットスイッチ機能動作時の場合である。従って、乗りかご1がLu2まで上昇した時点で、診断装置の動作は停止処理に移行する。この場合、LcはLu2以上であると判定される。
図4は、Lu1よりも手前でカウンターウェイト2と緩衝器11が接触する場合である。この場合、Lu1より手前であっても、カウンターウェイト2と緩衝器11との接触が検出された時点で診断装置の動作は停止処理に移行し、カウンターウェイトクリアランス寸法Lcが算出される。
図5は、前回診断時にLu1よりも手前でカウンターウェイト2と緩衝器11が接触した場合である。すなわち、前回、計測されたLcがLu1よりも小さく、例えば、図4のような診断運転パターンとなった場合である。図5においては、最上階レベルからLu1までにおける定常速度が低速度V1から低速度V2(<V1)に変更される。これにより、前回Lu1よりも手前でカウンターウェイト2と緩衝器11が接触したという実績を踏まえて、今回の診断運転におけるカウンターウェイト2と緩衝器11との接触時における衝撃が緩和される。
図6は、診断運転復帰時において、乗りかご1を停止位置(LcまたはLu2)から最上階レベルまで下降運転させる場合である。図6に示すように、乗りかご1は、停止位置からLu1までは定常速度を第2の低速度V2として走行し、その後、最上階レベル14に達するまでは定常速度を第1の低速度V1(>V2)で走行する。これにより、乗りかご1は、第2の低速度V2で緩やかに下降し出した後、V1に速度を上げて最上階へ復帰するので、安全性が向上すると共に診断時間が短縮できる。
次に、図7および図8を用いて、本実施形態のカウンターウェイトクリアランス診断装置の診断処理動作について説明する。
図7は、本実施形態における、診断運転によるカウンターウェイトクリアランス寸法Lc計測時の処理動作を示すフローチャートである。
まず、図7のステップS1において、診断運転指令部32によって呼び無し休止中(例えば、かご呼び無しで3分経過)であるかが判定される。呼び無し休止中の場合(ステップS1のY)、ステップS2に進み、呼び無し休止中でなければ(ステップS1のN)、ステップS1が繰り返し実行される。
ステップS2では、かご内負荷検出部31によって、かご室内が無荷重(負荷0%)すなわち無人であるかが判定される。無人である場合(ステップS2のY)、ステップS3に進み、無人ではない場合(ステップS2のN)、ステップS1に戻る。なお、かご室内が無人状態で診断運転を行うことにより、クリアランス計測時における安全性が向上する。
ステップS3では、走行指令部35によって乗りかご1を最上階レベル14に向けて走行させる。ステップS3の次に、ステップS4が実行される。
ステップS4では、階床検出部22によって乗りかご1が最上階レベル14に到着したかが判定される。到着している場合(ステップS4のY)、ステップS5に進み、到着していない場合(ステップS4のN)、ステップS3に戻る。
ステップS5では、リミットスイッチ動作位置切替部33によって、電子安全システムにおける上昇制限リミットスイッチ機能の動作位置が切り替えられる。すなわち、リミットスイッチ動作位置切替部33は、上昇制限リミットスイッチ機能の動作位置を、通常時における、第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1から、診断運転時における第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu2に切り替える。これにより、乗りかご1は、通常時におけるLu1を超えてLu2まで上昇運転が可能となる。ステップS5の次に、ステップS6が実行される。
ステップS6では、診断速度切替部34によって、クリアランス寸法記録部38に記録された前回診断時のカウンターウェイトクリアランス寸法Lcが第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1よりも手前だったか(記憶されている前回のLc<Lu1)が判定される。手前ではない場合(ステップS6のN)、ステップS7に進み、手前である場合(ステップS6のY)、ステップS7〜S9はスキップされ、ステップS10に進む。
ステップS7では、診断速度切替部34によって診断運転速度が第1の低速度V1(例えば5m/min)に設定され、走行指令部35の指令によって、乗りかご1が第1の低速度V1にて上昇運転される。ステップS7の次に、ステップS8が実行される。
ステップS8では、カウンタ接触検出部36によって、カウンターウェイト接触検出器12が動作したか、すなわちカウンターウェイト2が緩衝器11に接触したかが判定される。接触していない場合(ステップS8のN)、乗りかご1の上昇運転が継続され、ステップS9に進み、接触している場合(ステップS8のY)、ステップS9〜S12はスキップされ、ステップS13に進む。
ステップS9では、診断速度切替部34によって、リミットスイッチ機能実行部23からの信号に基づいて、乗りかご1が第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1に到達したかが判定される。到達している場合(ステップS9のY)、ステップS10に進み、到達していない場合(ステップS9のN)、ステップS7に戻って、第1の低速度V1での乗りかご1の上昇運転が継続される。
ステップS10では、診断速度切替部34によって、診断運転速度が、第1の低速度V1よりも低い第2の低速度V2(例えば2m/min)に設定され、走行指令部35の指令によって、乗りかご1が第2の低速度V2(<V1)にて上昇運転される。ステップS10の次に、ステップS11が実行される。
ステップS11では、ステップS8と同様に、カウンターウェイト2が緩衝器11に接触したかが判定される。接触していない場合(ステップS11のN)、ステップS12に進み、接触している場合(ステップS11のY)、ステップS12はスキップされ、ステップS13に進む。
ステップS12では、診断速度切替部34によって、リミットスイッチ機能実行部23からの信号に基づいて、乗りかご1が第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu2に到達したかが判定される。到達している場合(ステップS12のY)、ステップS13に進み、到達していない場合(ステップS12のN)、ステップS10に戻って、第2の低速度V2での乗りかご1の上昇運転が継続される。
ステップS13では、診断運転指令部32によって走行指令部35に走行停止が指令され、乗りかご1の走行が停止される。ステップS13の次に、ステップS14が実行される。
ステップS14では、クリアランス寸法計測部37によって、かご位置検出部21からのかご位置データに基づいて、ステップS4における最上階レベル14から、ステップS11においてカウンタ接触検出部36がカウンターウェイト接触検出器12の動作を検出するまでにおける乗りかご1の移動距離を、カウンターウェイトクリアランス寸法Lcとして算出する。ステップS14の次に、ステップS15が実行される。
ステップS15では、ステップS14において算出されたカウンターウェイトクリアランス寸法Lcがクリアランス寸法記録部38に記録される。ステップS15の次に、ステップS16が実行される。
ステップS16では、異常診断部39によってカウンターウェイトクリアランス寸法Lcが所定の判定基準値以内かが判定される。判定基準値以内である場合(ステップS16のY)、一連の処理が終了する。また、判定基準値外である場合(ステップS16のN)、すなわちLcが異常である場合、ステップS17に進む。
ステップS17では、異常診断部39から監視センターへ異常発報が送出される。ステップS17の次に、ステップS18が実行される。
ステップS18では、カウンターウェイトクリアランス寸法を適正値にするために、専門技術者により、ロープの切り詰め作業等の対策が実施される。ステップS18が実行されると、一連の処理が終了する。
ここで、前述の図2〜5の運転パターンと、図7における処理動作との対応について説明する。
図7の処理において、V1が設定され(ステップS7)、乗りかご1がLu1に到達し(ステップS9のY)、V2が設定され(ステップS10)、乗りかご1がLu2に到達しないまま(ステップS12のN)、カウンターウェイト2が緩衝器11に接触して(ステップS11のY)、乗りかごが停止すると(ステップS13)、図2の運転パターンとなる。この場合、計測されるLcは、Lu1とLu2の間の値となる。
図7の処理において、V1が設定され(ステップS7)、乗りかご1がLu1に到達し(ステップS9のY)、V2が設定され(ステップS10)、カウンターウェイト2が緩衝器11に接触しないまま(ステップS11のN)、乗りかご1がLu2に到達して(ステップS12のY)、乗りかごが停止すると(ステップS13)、図3の運転パターンとなる。この場合、ステップS14にて算出されるカウンターウェイトクリアランス寸法Lcは、最上階レベル14から第2の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu2までの寸法以上であると、クリアランス寸法記録部38に記録される。
図7の処理において、V1が設定され(ステップS7)、乗りかご1がLu1に到達しないまま(ステップS9のN)、カウンターウェイト2が緩衝器11に接触して(ステップS8のY)、乗りかごが停止すると(ステップS13)、図4の運転パターンとなる。この場合、計測されるLcは、Lu1よりも小さな値となる。
図7の処理において、前回診断時のLcがLu1より手前でありV1は設定されず(ステップS6のY)、V2が設定され(ステップS10)、Lu1の手前でカウンターウェイト2が緩衝器11に接触して(ステップS11のY)、乗りかごが停止すると(ステップS13)、図5の運転パターンとなる。この場合、計測されるLcは、Lu1よりも小さな値となる。
図8は、本実施形態における、診断運転によるカウンターウェイトクリアランス寸法Lc計測後の処理動作を示すフローチャートである。本処理動作により、乗りかご1は、下降運転され、最上階レベル14まで復帰する。
まず、図8のステップS1において、診断速度切替部34によって、リミットスイッチ機能実行部23からの信号に基づいて、乗りかご1の停止位置が第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1以上であるかが判定される。Lu1以上である場合(ステップS1のY)、ステップS2に進み、Lu1よりも小である場合(ステップS1のN)、ステップS2およびS3はスキップされ、ステップ4が実行される。
ステップS2では、診断速度切替部34によって診断運転速度が第2の低速度V2(例えば2m/min)に設定され、走行指令部35の指令によって、乗りかご1が第2の低速度V2にて下降運転される。ステップS2の次に、ステップS3が実行される。
ステップS3では、診断速度切替部34によって、リミットスイッチ機能実行部23からの信号に基づいて、乗りかご1が第1の上昇制限リミットスイッチ機能動作位置Lu1未満であるかが判定される。Lu1未満である場合(ステップS3のY)、ステップS4に進み、Lu1未満ではない(Lu1以上である)場合(ステップS3のN)、ステップS2に戻って、第2の低速度V2での乗りかご1の下降運転が継続される。
ステップS4では、診断速度切替部34によって診断運転速度が第2の低速度よりも大きな第1の低速度V1(例えば5m/min)に設定され、走行指令部35の指令によって、乗りかご1が第1の低速度V1にて下降運転される。ステップS4の次に、ステップS5が実行される。
ステップS5では、階床検出部22によって乗りかご1が最上階レベル14に到着(復帰)したかが判定される。到着している場合(ステップS5のY)、ステップS6に進み、到着していない場合(ステップS5のN)、ステップS4に戻り、第1の低速度V1での乗りかご1の下降運転が継続される。
ステップS6では、診断運転指令部32によって走行指令部35に走行停止が指令され、乗りかご1の走行が停止される。乗りかご1が走行を停止すると、一連の処理が終了する。
図8の処理動作において、ステップS1にてかご位置がLu1以上であると判定される場合(ステップS1のY)におけるステップS2〜S6の処理が、図6の運転パターンに対応する。従って、ステップS2〜S6の処理によれば、乗りかご1は、第2の低速度V2で緩やかに下降し出した後、V1に速度を上げて最上階レベルへ復帰するので、安全性が向上すると共に診断時間が短縮できる。
なお、図8の処理動作において、ステップS1にてかご位置がLu1未満と判定される場合(ステップS1のN)、診断速度は、第2の低速度V2には設定されず、下降開始時から第2の低速度よりも大きな第1の低速度V1に設定される。この場合、乗りかご1の下降距離が短く安全上のリスクは少なく、診断速度を第1の低速度V1に設定することにより、診断時間が短縮できる。
上述のように、本実施形態によれば、診断運転の場合に、電子安全システムにおける上昇制限リミットスイッチ機能の動作位置を、通常の動作位置よりも大きな動作位置に変更することにより、診断運転時に、通常運転時よりも高い位置まで上昇運転させることが可能になる。これにより、クリアランス寸法が大きくても、カウンターウェイトのクリアランスを適正に計測することができる。なお、本実施形態では、上昇制限リミットスイッチ機能の動作位置が乗りかごが無人の時に診断時用の動作位置に変更されるので、クリアランス計測時における安全性が向上する。
また、本実施形態においては、診断運転速度を通常時よりも低速度にすることで、計測時の安全性が向上する。さらに、上昇運転時に、第1の低速度V1から第2の低速度V2(<V1)に切り替えることにより、カウンターウェイトと緩衝器との接触時における衝撃が緩和されるとともに、診断時間が低減される。また、下降運転時に第1の低速度V2から第1の低速度V1(>V2)に切り替えることにより、安全性が向上すると共に診断時間が短縮できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、診断運転時は、上記の実施形態のように、かご室内が無人であることが好適であるが、一般の乗客がいない状態の乗りかごに保守作業を行う専門技術者が乗っていても良い。
また、乗りかごの位置は、ガバナエンコーダに限らず、巻上機を駆動する電動機に接続されるロータリーエンコーダや、乗りかごに設けられるガイドローラに接続されるエンコーダを用いて検出しても良い。
また、乗りかごの無人状態を、かご室内に設けられるカメラによって取得されるかご室内の画像に基づいて判定しても良い。
また、エレベーターは、巻上機や制御装置が設置される機械室を有しても良いし、巻上機や制御装置が昇降路内に設置される、いわゆる機械室レスエレベーターでも良い。
1…乗りかご
2…カウンターウェイト
3…主ロープ
4…電動巻上機
5…電動巻上機用プーリ
6…ガバナ
7…ガバナエンコーダ
8…ガバナロープ
9…連結器
10…ガバナ用プーリ
11…緩衝器
12…カウンターウェイト接触検出器
13…負荷検出器
14…最上階レベル
20…安全コントローラCPU
30…制御装置CPU
40…通信回線
41…監視センター

Claims (6)

  1. 乗りかごを診断運転して、緩衝器とカウンターウェイトとの間のクリアランス寸法を計測するエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置であって、
    通常運転時において、最上階レベルを越える前記乗りかごの上昇を制限する上昇制限値として、前記最上階レベルよりも大きな、第1のリミットスイッチ位置が設定され、前記乗りかごの位置と前記第1のリミットスイッチ位置との比較に基づいて、前記乗りかごの上昇を制限する安全制御装置と、
    前記診断運転において、前記上昇制限値を、前記第1のリミットスイッチ位置よりも大きな第2のリミットスイッチ位置に変更するリミットスイッチ動作位置切替部と、
    を備え
    前記診断運転において、前記乗りかごが前記第2のリミットスイッチ位置に到達する前に前記緩衝器と前記カウンターウェイトが接触する時、および前記乗りかごが前記第2のリミットスイッチ位置に到達する時のいずれかにおいて、前記乗りかごを停止して、前記最上階レベルからの前記乗りかごの移動距離に基づいて前記クリアランス寸法を計測することを特徴とするエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置であって、
    前記安全制御装置には、前記第1のリミットスイッチ位置よりも大きなファイナルリミットスイッチ位置が設定され、
    前記第2のリミットスイッチ位置は、前記ファイナルリミットスイッチ位置未満であることを特徴とするエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置。
  3. 乗りかごを診断運転して、緩衝器とカウンターウェイトとの間のクリアランス寸法を計測するエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置であって、
    通常運転時において、最上階レベルを越える前記乗りかごの上昇を制限する上昇制限値として、前記最上階レベルよりも大きな、第1のリミットスイッチ位置が設定され、前記乗りかごの位置と前記第1のリミットスイッチ位置との比較に基づいて、前記乗りかごの上昇を制限する安全制御装置と、
    前記診断運転において、前記上昇制限値を、前記第1のリミットスイッチ位置よりも大きな第2のリミットスイッチ位置に変更するリミットスイッチ動作位置切替部と、
    を備え、
    前記リミットスイッチ動作位置切替部は、前記乗りかごが無人の時に、前記上昇制限値を変更することを特徴とするエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置。
  4. 請求項1に記載のエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置であって、
    前記診断運転において、前記乗りかごは、前記最上階レベルから前記第1のリミットスイッチ位置までは、第1の低速度を定常速度にして上昇運転され、前記第1のリミットスイッチ位置から前記第2のリミットスイッチ位置までは、前記第1の低速度よりも低い第2の低速度を前記定常速度にして上昇運転されることを特徴とするエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置。
  5. 請求項に記載のエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置であって、
    前回の診断時において計測された前記クリアランス寸法が、前記最上階レベルから前記第1のリミットスイッチ位置までの寸法よりも小さい場合、前記診断運転において、前記乗りかごは、前記第2の低速度を前記定常速度にして上昇運転されることを特徴とするエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置であって、
    前記診断運転において、前記乗りかごが前記最上階レベルまで下降運転される時、前記第1のリミットスイッチ位置までは前記第2の低速度を前記定常速度にして下降運転され、前記第1のリミットスイッチ位置から前記最上階レベルまでは前記第1の低速度を前記定常速度にして下降運転されることを特徴とするエレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置。
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