JP6751944B2 - 燃料電池単セル - Google Patents
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Description
ここでセパレータを金属薄板で構成した場合、セパレータの一方の面に案内流路としての凹溝をプレス成形すると、その凹凸形状がセパレータの他方の面(裏面)に現れてしまい、セパレータの裏面側における供給側連通孔周りで部分的にシール材との密着が失われ、十分なシール性を確保することができない虞がある。
中央に開口を有する枠状をなし、該開口を取り囲む周縁部を前記膜電極接合体の外周縁部と接合させた樹脂製の枠部材と、
前記膜電極接合体および枠部材の両側に積層された金属薄板からなる一対のセパレータと、を備え、
積層方向に貫通する供給側連通孔および排出側連通孔が、それぞれ発電領域外の位置に形成され、前記供給側連通孔からの反応ガスを、各セパレータに形成されたガス流路を通じて発電領域において電極面に沿って流通させ、前記排出側連通孔へ排出するように構成された燃料電池単セルであって、
前記セパレータの前記供給側連通孔近傍領域には、前記反応ガスを発電領域に案内する供給側案内溝とともに、前記枠部材から離間する方向に膨出し前記供給側連通孔からの反応ガスを内部に貯留する供給側ガス貯留部が、前記供給側連通孔の周囲を囲むように形成されており、
該供給側ガス貯留部の頂部が、シール材当接部もしくはシール材接着部として構成されるとともに、該供給側ガス貯留部を介して前記供給側案内溝が前記供給側連通孔と連通するように構成されていることを特徴とする。
一方、供給側ガス貯留部は供給側連通孔の周囲を囲むように形成されているため、供給側ガス貯留部の頂部をシール材当接部もしくはシール材接着部とすることで供給側連通孔周りのシール性を確保することができる。
このように本発明では、従来のような別体の部材を用いることなく、簡素な構成で、供給側連通孔周りのシール性を確保しつつ反応ガスを発電領域へ案内する流路を形成することができる。
このようにすれば、切欠を介して供給側連通孔と供給側ガス貯留部とを連通させることができる。
図2において、10は燃料電池単セル、12は枠付き膜電極接合体、14,16は枠付き膜電極接合体12の両側にそれぞれ積層された第1セパレータおよび第2セパレータである。燃料電池単セル10は外形が長方形で、本例では燃料電池単セル10を構成する枠付き膜電極接合体12および2つのセパレータ14,16が、同じ外形寸法の長方形とされている。なお、枠付き膜電極接合体12については、後述する機能を満足する範囲であればセパレータ14,16よりも小さい外形寸法で構成することも可能である。
なお、本例における発電領域Eとは、燃料電池単セル10を積層方向に沿って投影して観察したときに2つの電極34,36が重なり合う領域である。
固体高分子電解質膜33は、フッ素系のイオン伝導性を有する高分子膜等で構成されている。一方、電極34,36は、触媒層とガス拡散層を備えている。ガス拡散層はカーボンクロスやカーボンペーパ等のカーボン多孔体で構成され、このガス拡散層の、固体高分子電解質膜33側の表面に、例えば白金のような触媒を担持した触媒担持カーボンを用いた触媒層が形成されている。
また、発電領域外の長手方向の他方の縁部には、貫通口26c、28c、30cが短手方向一列に形成されている。これら貫通口26c、28c、30cは、それぞれ酸化剤ガス排出連通孔26、冷却媒体排出連通孔28、燃料ガス排出連通孔30の一部を構成する。
また、酸化剤ガス排出連通孔26の近傍領域では、発電領域Eの合流部65から複数の排出側案内溝68が延び出しており、排出側案内溝68と貫通口26cとの間には、第2面16b側に向けて、断面コ字状に膨出させた膨出部49が、排出側ガス貯留部58として形成されている。
なお、本例は第2セパレータ16側にシール材71等を接着させた構成であるが、場合によっては、第1セパレータ14側にシール材71等を接着させ、第2セパレータ16側をシール材当接部として構成することも可能である。
まず所定の形状に加工されたセパレータ14,16、枠部材38および膜電極接合体32を準備する。
そして、図6に示すように、第1セパレータ14の第1面14a上に枠部材38を配置する。更に枠部材38の開口39にアノード電極34が図中下向きに嵌りこむように膜電極接合体32を配置する。更にその上に、第2セパレータ16を、その第1面16aをカソード電極36側に向けて配置する。そしてこれら部材を積み重ねた状態で積層方向に加熱加圧する。このとき枠部材38の両面に設けられた接着層41,42が溶融して、枠部材38と膜電極接合体32とが一体に接合され、また枠部材38とセパレータ14,16とが一体に接合される。その後、第2セパレータ16の第2面16b側のシール材接着部にシール材71等を接着し、燃料電池単セル10が作製される。
なお、燃料電池単セル10の製造方法はこれに限定されるものではなく、例えばシール材71等を、事前に第2セパレータ16の第2面16b側にインジェクション成形しておき、その後、上記のように全体を加熱加圧することも可能である。
燃料ガス排出連通孔30は、枠部材38および各セパレータ14,16のそれぞれに形成された貫通口30a,30b,30cの重ね合わせにより形成され、燃料ガス排出連通孔30の一部を構成する枠部材38の貫通口30aには、燃料ガス排出連通孔30と排出側ガス貯留部58とを連通する切欠43が形成されている。このため排出側案内溝56を介して一旦ガス貯留部58内に送られた燃料ガスは、切欠43を介して燃料ガス排出連通孔30に排出される。
また、燃料ガス供給連通孔20の周囲を囲むように形成されている供給側ガス貯留部50の頂部49aをシール材当接部とすることで、燃料ガス供給連通孔20周りのシール性を確保することができる。
このように本実施形態では、従来のような別体の部材を用いることなく、簡素な構成で、燃料ガス供給連通孔20周りのシール性を確保しつつ燃料ガスを発電領域Eへ案内する流路を形成することができる。
また本実施形態では、供給側ガス貯留部50における膨出部49の長さ寸法L2を隣接する燃料ガス供給連通孔20の開口寸法L1より大となしているため、燃料ガス供給連通孔20に直接、供給側案内溝54を接続する場合に比べ、供給側案内溝54の流路面積を大きくすることができ、ガス流通時の流路抵抗を抑えて発電領域Eに対し安定的に燃料ガスの供給を行うことができる。
以上、燃料ガス供給連通孔20周りの構成を例に本実施形態の作用効果を述べたが、他の連通孔24,26,30についても同様である。
以下に他の形態例について述べる。
ただし、本例の場合、アノード電極34の側端面34aからのガスの漏れ出しが懸念されるため、アノード電極34の側端面34aにシール材88を設ける必要がある。シール材88としては、例えば熱硬化型のオレフィン系シール材等を適宜用いることが可能である。
14 第1セパレータ
16 第2セパレータ
20 燃料ガス供給連通孔(供給側連通孔)
24 酸化剤ガス供給連通孔(供給側連通孔)
26 酸化剤ガス排出連通孔(排出側連通孔)
30 燃料ガス排出連通孔(排出側連通孔)
32 膜電極接合体
32a 外周縁部
34 アノード電極
36 カソード電極
38 枠部材
39 開口
39a 周縁部
43 切欠
48 燃料ガス流路(ガス流路)
49 膨出部
49a 頂部
50 供給側ガス貯留部
54,66 供給側案内溝
56,68 排出側案内溝
58 排出側ガス貯留部
62 酸化剤ガス流路(ガス流路)
E 発電領域
Claims (4)
- 固体高分子電解質膜の両側に電極が配設された膜電極接合体と、
中央に開口を有する枠状をなし、該開口を取り囲む周縁部を前記膜電極接合体の外周縁部と接合させた樹脂製の枠部材と、
前記膜電極接合体および枠部材の両側に積層された金属薄板からなる一対のセパレータと、を備え、
積層方向に貫通する供給側連通孔および排出側連通孔が、それぞれ発電領域外の位置に形成され、前記供給側連通孔からの反応ガスを、各セパレータに形成されたガス流路を通じて発電領域において電極面に沿って流通させ、前記排出側連通孔へ排出するように構成された燃料電池単セルであって、
前記セパレータの前記供給側連通孔近傍領域には、前記反応ガスを発電領域に案内する供給側案内溝とともに、前記枠部材から離間する方向に膨出し前記供給側連通孔からの反応ガスを内部に貯留する供給側ガス貯留部が、前記供給側連通孔の周囲を囲むように形成され、
前記供給側連通孔は、前記枠部材および各セパレータのそれぞれに形成された貫通口の重ね合わせにより形成され、前記枠部材に形成された貫通口には、前記供給側ガス貯留部の内部にまで延びる切欠が形成されており、
前記供給側ガス貯留部の頂部が、シール材当接部もしくはシール材接着部として構成されるとともに、該供給側ガス貯留部を介して前記供給側案内溝が前記供給側連通孔と連通するように構成されていることを特徴とする燃料電池単セル。 - 前記供給側ガス貯留部は、断面視において頂部が平坦に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池単セル。
- 前記切欠が周方向異なる位置に複数形成されていることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の燃料電池単セル。
- 前記セパレータの前記排出側連通孔近傍領域には、前記反応ガスを前記排出側連通孔に向けて案内する排出側案内溝とともに、前記枠部材から離間する方向に膨出し前記反応ガスを内部に貯留する排出側ガス貯留部が、前記排出側連通孔の周囲を囲むように形成され、
前記排出側連通孔は、前記枠部材および各セパレータのそれぞれに形成された貫通口の重ね合わせにより形成され、前記枠部材に形成された貫通口には、前記排出側ガス貯留部の内部にまで延びる切欠が形成されており、
前記排出側ガス貯留部の頂部が、シール材当接部もしくはシール材接着部として構成されるとともに、該排出側ガス貯留部を介して前記排出側案内溝が前記排出側連通孔と連通するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の燃料電池単セル。
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