JP6123730B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
膜電極接合体をフレームで保持したMEAモジュールと、MEAモジュールの裏表両面に重なって、裏表両側から押圧されてフレームに接着される一対のセパレーターと、を備える燃料電池が知られている(特許文献1)。この燃料電池では、第1セパレータプレートの凸状突起が第2セパレータプレートに押圧されることでシール構造を形成する。
特開2010−272474号公報
上記技術では、セパレータプレートのガス供給排出用の開口部付近では、ガス供給用の溝以外のシール構造(リブ部)においても、フレームとセパレータプレートとの間に空隙を有するため、溝に供給されたガスが、リブ部を通って流出し、膜電極接合体に供給され難くなり、発電効率が低下するという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一実施形態によれば、燃料電池が提供される。この燃料電池は、膜電極接合体と、前記膜電極接合体を支持するフレームと、前記膜電極接合体と前記フレームとを挟持する第1のセパレータプレート及び第2のセパレータプレートと、を備え、前記第1のセパレータプレートは、ガスの供給マニホールドを形成する第1の給気開口部と、前記フレームに相当する領域において隣接する燃料電池側に突出し弾性変形する凸状突起部と、を有し、前記第2のセパレータプレートは、前記ガスの供給マニホールドを形成する第2の給気開口部と、前記膜電極接合体に前記ガスを供給する流路を形成する流路形成部と、前記フレームに相当する領域において前記凸状突起部が接触する、当接部と、を有し、前記凸状突起部が前記当接部に押圧されることでシール部が形成され、前記フレームは、前記ガスの供給マニホールドを形成する第3の給気開口部を有しており、前記第2のセパレータプレートの前記当接部と前記フレームとの間において、前記ガスの供給マニホールドと前記膜電極接合体との間を連通する第1のガス連通部と、前記ガスの供給マニホールドと前記膜電極接合体との間において前記フレームと前記第2のセパレータプレートとの間が閉塞されている第1のガス非連通部と、が設けられている。この形態によれば、供給されたガスは、第1のガス連通部から漏れることがなく、発電効率の低下を抑制できる。
(2)上記形態の燃料電池において、前記第1のガス非連通部は、前記フレームと前記第2のセパレータプレートが接することで形成され、前記第1のガス連通部は、前記フレームに溝を形成することにより形成されていてもよい。この形態によれば、フレームに溝を形成することにより、容易にガス連通部を形成できる。
(3)上記形態の燃料電池において、前記第1のガス連通部と前記第1のガス非連通部は、前記第2のセパレータプレートに、前記フレームと接しない凸部と、前記フレームと接する凹部とを形成することで形成されていてもよい。この形態によれば、第2のセパレータプレートに凹凸を形成することにより、容易にガス連通部とガス非連通路とを形成できる。
(4)上記形態の燃料電池において、さらに、前記第1のセパレータプレートはガスの排出マニホールドを形成する第1の排気開口部を備え、前記第2のセパレータプレートは前記ガスの排出マニホールドを形成する第2の排気開口部を備え、前記フレームは、前記ガスの排出マニホールドを形成する第3の排気開口部を備え、前記第2のセパレータプレートの前記当接部と前記フレームとの間において、前記ガスの排出マニホールドと前記膜電極接合体との間を連通する第2のガス連通部と、前記ガスの排出マニホールドと前記膜電極接合体との間において前記フレームと前記第2のセパレータプレートとの間が閉塞されている第2のガス非連通部と、が設けられていてもよい。この形態によれば、給気側だけで無く、排気側も同様の構成を採用することにより、排ガスが第2のガス連通部から漏れることがないようにできる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、燃料電池の他、燃料電池のシール構造、等の形態で実現することができる。
燃料電池スタックの外観を模式的に示す説明図である。 第1のセパレータプレートを示す説明図である。 フレームと膜電極接合体とを示す説明図である。 ガス連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。 ガス非連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。 図4、図5の6A−6B切断線で切ったときの断面を示す説明図である。 図4、図5の7A−7B切断線で切ったときの断面を示す説明図である。 第2の実施形態におけるフレームを示す説明図である。 第2の実施形態における第2のセパレータプレートを示す説明図である。 ガス非連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。 図10の11A−11B切断線で切ったときの断面を示す説明図である。 第3の実施形態におけるガス連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。 第3の実施形態におけるガス非連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。
第1の実施形態:
図1は、燃料電池スタック10の外観を模式的に示す説明図である。燃料電池スタック10は、燃料電池100(「単セル」とも呼ぶ)と、ターミナルプレート200、210と、絶縁プレート220と、締結プレート230、240と、を備える。燃料電池100は、フレーム140と、一対のセパレータプレート(第1のセパレータプレート150と、第2のセパレータプレート160)と、を備える。フレーム140は、樹脂で形成された額縁状の部材であり、内側に膜電極接合体(MEA)を有している。第1のセパレータプレート150と、第2のセパレータプレート160とは、フレーム140を挟持している。燃料電池100は、複数有り、積層されている。ターミナルプレート200、210は、積層された燃料電池100の両側にそれぞれ配置されており、燃料電池100からの電圧、電流を取り出すために用いられる。絶縁プレート220は、ターミナルプレート200の外側に配置されている。なお、燃料電池スタック10と燃料電池スタック10が搭載される車両のボディとの固定場所によっては、ターミナルプレート210の外側に絶縁プレートを配置する構成であってもよい。締結プレート230、240は、燃料電池100と、ターミナルプレート200、210と、絶縁プレート220と、を締結するために燃料電池スタック10の両側に配置される。
燃料電池100と、ターミナルプレート200と、絶縁プレート220と、締結プレート230とは、それぞれ複数の開口部を有しており、これらの開口部が連通してマニホールド310、315、320、325、330、335が形成されている。マニホールド310は、燃料電池100に酸化剤ガスを供給するために用いられるので、「酸化剤ガス供給マニホールド310」とも呼ぶ。以下、マニホールド315、320、325、330、335は、それぞれの役割から、「酸化剤ガス排出マニホールド315」、「燃料ガス供給マニホールド320」、「燃料ガス排出マニホールド325」、「冷媒供給マニホールド330」、「冷媒排出マニホールド335」とも呼ぶ。
図2は、第1のセパレータプレート150を示す説明図である。第1のセパレータプレート150は、金属で形成された略長方形の板状部材である。第1のセパレータプレート150の対向する辺には、開口部1501、1502、1503、1504、1505、1506が開けられており、これらの開口部1501、1502、1503、1504、1505、1506は、それぞれマニホールド310、315、320、325、330、335(図1)を形成するために用いられる。なお、開口部1503が、請求項における第1の給気開口部に対応し、開口部1504が、請求項における第1の排気開口部に対応している。第1のセパレータプレート150は、中央部に、凹凸のある形状を有し、ガスや冷媒の流路を形成する流路形成部156を備える。流路形成部156のフレーム140(図1)側は、反応ガスが流れる領域であり、流路形成部156のフレーム140と反対側は、冷媒が流れる領域である。第1のセパレータプレート150は、隣接する燃料電池100側に突き出る凸状突起部152を備える。凸状突起部152は、開口部1501、1502、1503、1504をそれぞれ囲うものと、開口部1505と1506と流路形成部156の3つを囲うものとを含む。凸状突起部152は、隣接する燃料電池100の第2のセパレータプレート160に押圧されてシール部を形成する。なお、凸状突起部152は、図2に示すように、線状に形成されるため、シール部も線状に形成される。よって、シール部を「シールライン」とも呼ぶ。
図3は、フレーム140と膜電極接合体110とを示す説明図である。フレーム140は、フェノール樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂等により形成された略長方形の額縁形状を有している。樹脂として、フェノール樹脂やエポキシ樹脂の代わりにメラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂等を用いても良い。フレーム140は、膜電極接合体110を外縁から支持している。膜電極接合体110は、プロトン伝導性を有する電解質膜と、該電解質膜の両面に形成された触媒層を備える。なお、膜電極接合体110は、触媒層の上にさらにガス拡散層を有する膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)であってもよい。フレーム140の対向する辺には、開口部1401、1402、1403、1404、1405、1406が開けられており、これらの開口部1401、1402、1403、1404、1405、1406は、それぞれマニホールド310、315、320、325、330、335(図1)を形成するために用いられる。なお、開口部1403が、請求項における第3の給気開口部に対応し、開口部1404が、請求項における第3の排気開口部に対応している。
フレーム140は、開口部1403(燃料ガス供給マニホールド320の一部)と膜電極接合体110との間に、第1のガス連通部144(以下、単に「ガス連通部144」と呼ぶ)と、第1のガス非連通部145(以下、単に「ガス非連通部145」と呼ぶ)と、を備える。ガス連通部144は、開口部1403と膜電極接合体110の一方の面とを結んで燃料ガスを流通させる。ガス非連通部145は、開口部1403と膜電極接合体110の一方の面との間を閉塞し、燃料ガスを流通させない。ガス連通部144と、ガス非連通部145については、後述する。なお、開口部1404側についても、同様の形状の第2のガス連通部146と第2のガス非連通部147が設けられている(以後単に「ガス連通部146」、「ガス非連通部147」と呼ぶ)。図3では、図示の都合上、ガス連通部144、146の数をそれぞれ3つにしているが、ガス連通部144、146の数は、他の数であってもよい。燃料ガスは、開口部1403(燃料ガス供給マニホールド320)からガス連通部144を通って膜電極接合体110の一方の面に供給される。燃料排ガスは、膜電極接合体110の一方の面からガス連通部146を通って開口部1404(燃料排ガス排出マニホールド325)に排出される。
図4は、ガス連通部を通る切断線(図3の4A−4B)で切ったときの断面の一部を示す説明図である。本説明では、燃料ガスの供給部を例にとり説明するが、燃料ガスの排出部においても、同様の構成を採用できる。第1のセパレータプレート150と、第2のセパレータプレート160は、フレーム140を挟持している。第1のセパレータプレート150は、凸状突起部152と、リブ部153と、接触部154とを備える。接触部154は、フレーム140と接しており、凸状突起部152が弾性変形するときのバネ支点として機能する。従って、接触部154は、「バネ支点部154」とも呼ぶ。リブ部153は、凸状突起部152に相当する位置においてフレーム140と反対側に突出しており、凸状突起部152が弾性変形するときの変形空間155を形成している。凸状突起部152は、リブ部153からさらにフレーム140と反対側に突出している。燃料電池100が積層されて、積層方向に押圧されると、凸状突起部152は、隣接する燃料電池100の第2のセパレータプレート160と接し、積層方向の押圧力を受ける。凸状突起部152は、この押圧力により接触部154をバネ支点として弾性変形し、変形空間155に曲がる。
第2のセパレータプレート160は、フレーム140と反対側(隣接する燃料電池100側)に突出するリブ部163と、接触部164とを備える。なお、図4では、接触部164は、フレーム140と接触しているようには見えないが、後述するように、ガス非連通部145における断面では接触部164はフレーム140と接触するため、接触部164と呼ぶ。リブ部163の頂部には、ゴム製のシール層170が配置されている。シール層170を挟んで、凸状突起部152がリブ部163に押圧されることでシールが実現される。シール層170は、ゴム以外の材料、例えば樹脂で形成されていてもよい。
上述したように、ガス連通部144は、フレーム140と、第2のセパレータプレート160との間において、燃料ガス供給マニホールド320と、膜電極接合体110の一方の面とを結ぶように形成されている。燃料ガスは、燃料ガス供給マニホールド320から供給され、ガス連通部144を通って、膜電極接合体110の一方の面に供給される。
図5は、ガス非連通部を通る切断線(図3の5A−5B)で切ったときの断面の一部を示す説明図である。図4と比較すると、フレーム140の形状が異なっている。第2のセパレータプレートの接触部164は、フレーム140と接触して、閉塞構造を形成し、ガス非連通部145を形成している。さらに、リブ部163においても、リブ部163のフレーム140側がフレーム140により閉塞されている。リブ部163は、凸状突起部152が接触するため、図2の凸状突起部152に沿った位置に設けられている。もし、リブ部163のフレーム140側がフレーム140により閉塞されていないとすると、燃料ガス供給マニホールド320(開口部−>ガス連通部144−>リブ部163−>ガス連通部146−>燃料排ガス排出マニホールド325という燃料ガスの流れが出来てしまう。このガスの流れを抑制するために、リブ部163のフレーム140側がフレーム140により閉塞されている。
図6は、図4、図5の6A−6B切断線で切ったときの断面を示す説明図である。ガス連通部144は、フレーム140に形成された溝として形成されている。ガス連通部144の周りは、フレーム140及び第2のセパレータプレート160により囲われている。その結果、燃料ガスは、ガス連通部144から膜電極接合体110以外には流出せずに、膜電極接合体110に供給される。図6に示す断面では、フレーム140と、凸状突起部152との間に変形空間155が形成されている。
図7は、図4、図5の7A−7B切断線で切ったときの断面を示す説明図である。ガス連通部144は、フレーム140に形成された溝として形成されている。ガス連通部144の周りは、フレーム140及び第2のセパレータプレート160により囲われている。なお、図6に示す断面では、フレーム140と、第1のセパレータプレート150とが接触しており、変形空間155に相当するものは形成されていない。また。7A−7B切断線は、リブ部163を通らないためるため、図7に示すガス連通部144の高さは、図6に示すガス連通部144よりも低くなっている。
以上、第1の実施形態によれば、シール部において、ガス連通部144とガス非連通部145とを備え、ガス非連通部145は、フレーム140と第2のセパレータプレート160のリブ部163との間が閉塞されているので、燃料ガスがリブ部163を通って流出することがなく、発電効率の低下、燃費の低下を抑制できる。なお、燃料ガスの排出部においても同様の構成を採用することで燃料排ガスの流出を抑制できる。
第2の実施形態:
図8は、第2の実施形態におけるフレーム140を示す説明図である。第1の実施形態では、ガス連通部144をフレーム140に形成された溝で構成しているが、第2の実施形態では、第2のセパレータプレート160に凹凸を設けることでガス連通部144、146とガス非連通部145、147を形成している。図8に示す第2の実施形態のフレーム140には、図3で説明したガス連通部144、146及ぶガス非連通部145、147が設けられていない。
図9は、第2の実施形態における第2のセパレータプレート160を示す説明図である。第2のセパレータプレート160は、対向する辺に、マニホールド310、315、320、325、330、335(図1)を形成するための開口部1601、1602、1603、1604、1605、1606が形成されている。なお、開口部1603が請求項の第2の給気開口部に対応し、開口部1604が請求項の第2の排気開口部に対応している。また、第2のセパレータプレート160は、中央部に、凹凸のある形状を有する流路形成部166を備える。流路形成部166のフレーム140(図1)側は、反応ガスが流れる領域であり、流路形成部166のフレーム140と反対側は、冷媒が流れる領域である。開口部1603と流路形成部166との間には、ガス連通部144と、ガス非連通部145とが設けられている。
図10は、ガス非連通部145を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。図5における断面とほぼ同型状であるが、第1のセパレータプレート150のバネ支点部154と、第2のセパレータプレート160の接触部164との間の間隔が、図5における第1のセパレータプレート150のバネ支点部154と、第2のセパレータプレート160の接触部164との間の間隔よりも狭くなっている点が異なる。なお、ガス連通部144を通る切断線で切ったときの断面の形状は、図4に示す形状と同じである。したがって、第2の実施形態は、接触部154と接触部164との間隔が、ガス連通部144とガス非連通部145で異なっている。すなわち、第2のセパレータプレート160の凹凸により、ガス連通部144とガス非連通部145が形成されている。
図11は、図10の11A−11B切断線で切ったときの断面を示す説明図である。ガス連通部144では、第2のセパレータプレート160がフレーム140と接しない凸部を形成し、第2のセパレータプレート160とフレーム140との間にガス連通部144が形成されている。ガス非連通部145では、第2のセパレータプレート160とフレーム140とが接触する凹部が形成され、閉塞している。なお、第2の実施形態を図10の6A−6B切断線で切った時の断面は、第1の実施形態の図6に示す断面図と同様の断面図である。
以上、第2の実施形態によれば、シール部においてガス連通部144とガス非連通部145とを備え、ガス非連通部145は、フレーム140と第2のセパレータプレート160のリブ部163との間が閉塞されているので、燃料ガスがリブ部163を通って流出することがなく、発電効率の低下を抑制できる。なお、燃料ガスの排出部においても同様にガスの流出を抑制できる。また、酸化剤ガスの供給部、排出部においても同様の構成を採用しても良い。
第3の実施形態:
図12は、第3の実施形態におけるガス連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。なお、図12では、燃料ガス供給マニホールド320と、膜電極接合体110の図示を省略している。第3の実施形態の第1のセパレータプレート150のシール部では、リブ部(153)が形成されておらず、代わりに、フレーム140に、凸状突起部152側が凹んでいる凹部141が形成されている。凹部141は、空隙部142を形成している。第2のセパレータプレート160は、平面構造であり、リブ部(163)は形成されていない。なお、第2のセパレータプレートのうち、第1のセパレータプレートの凸状突起部152が接触するところを「当接部165」とも呼ぶ。なお、凸状突起部152が接触するという意味で、第1、第2の実施形態のリブ部163は、当接部である。燃料電池100の積層時に積層方向の押圧を受けると、凸状突起部152は、当接部に当たり、空隙部142に曲がるように弾性変形する。ガス連通部を通る切断線で切ったときの断面では、第2のセパレータプレート160はフレーム140から離間し、第2のセパレータプレート160とフレーム140との間に、ガス連通部144を形成している。
図13は、第3の実施形態におけるガス非連通部を通る切断線で切ったときの断面の一部を示す説明図である。図12と比較すると、フレーム140の厚さが厚くなり、フレーム140と第2のセパレータプレート160とが接着して閉塞され、ガス非連通部145になっている以外同じである。第3の実施形態では、ガス連通部144とガス非連通部145で第2のセパレータプレート160の形状が変わらず、フレーム140の厚さが異なるだけなので、第1の実施形態と同様に、フレーム140の第2のセパレータプレート160側に溝を形成することで、ガス連通部144が形成される。第3の実施形態の構造であっても、第1、第2の実施形態と同様に、シール部においてガス連通部144とガス非連通部145とを備え、ガス非連通部145は、フレーム140と第2のセパレータプレート160の間が閉塞されているので、燃料ガスが流出することがなく、発電効率の低下を抑制できる。
上記実施形態では、酸化ガスの流れる向きと燃料ガスが流れる向きが同方向である順向流の場合を例にとって説明したが、酸化ガスの流れる向きと燃料ガスが流れる向きが逆方向となる対向流、酸化ガスの流れる向きと燃料ガスが流れる向きが直交する直交流であってもよい。
上記形態では、シール層170を用いてシール部を形成しているが、シール層は無くても良い。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池スタック
100…燃料電池
110…膜電極接合体
140…フレーム
141…凹部
142…空隙部
144、146…ガス連通部
145、147…ガス非連通部
150…第1のセパレータプレート
152…凸状突起部
153…リブ部
154…バネ支点部(接触部)
155…変形空間
156…流路形成部
160…第2のセパレータプレート
163…リブ部
164…接触部
166…流路形成部
170…シール層
200、210…ターミナルプレート
220…絶縁プレート
230…締結プレート
310…酸化剤ガス供給マニホールド
315…酸化剤ガス排出マニホールド
320…燃料ガス供給マニホールド
325…燃料ガス排出マニホールド
330…冷媒供給マニホールド
335…冷媒排出マニホールド
1401〜1406、1501〜1506、1601〜1606…開口部

Claims (4)

  1. 燃料電池であって、
    膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体を支持するフレームと、
    前記膜電極接合体と前記フレームとを挟持する第1のセパレータプレート及び第2のセパレータプレートと、
    を備え、
    前記第1のセパレータプレートは、ガスの供給マニホールドを形成する第1の給気開口部と、前記フレームに相当する領域において隣接する燃料電池側に突出し弾性変形する凸状突起部と、を有し、
    前記第2のセパレータプレートは、前記ガスの供給マニホールドを形成する第2の給気開口部と、前記膜電極接合体に前記ガスを供給する流路を形成する流路形成部と、前記フレームに相当する領域において前記凸状突起部が接触する、当接部と、を有し、
    前記凸状突起部が前記当接部に押圧されることでシール部が形成され、
    前記フレームは、前記ガスの供給マニホールドを形成する第3の給気開口部を有しており、
    前記第2のセパレータプレートの前記当接部と前記フレームとの間において、
    前記ガスの供給マニホールドと前記膜電極接合体との間を連通する第1のガス連通部と、
    前記ガスの供給マニホールドと前記膜電極接合体との間において前記フレームと前記第2のセパレータプレートとの間が閉塞されている第1のガス非連通部と、
    が設けられている、
    燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記第1のガス非連通部は、前記フレームと前記第2のセパレータプレートが接することで形成され、
    前記第1のガス連通部は、前記フレームに溝を形成することにより形成されている、燃料電池。
  3. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記第1のガス連通部と前記第1のガス非連通部は、前記第2のセパレータプレートに、前記フレームと接しない凸部と、前記フレームと接する凹部とを形成することで形成されている、燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料電池において、さらに、
    前記第1のセパレータプレートはガスの排出マニホールドを形成する第1の排気開口部を備え、
    前記第2のセパレータプレートは前記ガスの排出マニホールドを形成する第2の排気開口部を備え、
    前記フレームは、前記ガスの排出マニホールドを形成する第3の排気開口部を備え、
    前記第2のセパレータプレートの前記当接部と前記フレームとの間において、
    前記ガスの排出マニホールドと前記膜電極接合体との間を連通する第2のガス連通部と、
    前記ガスの排出マニホールドと前記膜電極接合体との間において前記フレームと前記第2のセパレータプレートとの間が閉塞されている第2のガス非連通部と、
    が設けられている、
    、燃料電池。
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