JP6747084B2 - 導電性パターン基板およびタッチ位置検出機能付き表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性を有するパターンが設けられた導電性パターン基板、およびタッチパネル基板として機能する導電性パターン基板を有するタッチ位置検出機能付き表示装置に関する。
メッシュタイプのタッチパネル基板や、電磁波シールド基板などの分野において、網目状に配置された導線を有する導電性パターン基板が利用されている。通常、網目状に配置された導線には、導線を電気的に分断するための複数の分断部が設けられている。例えばタッチパネル基板においては、外部導体の接触や接近を検出するための複数の電極が設けられており、これら電極がそれぞれ、網目状に配置された導線によって構成されている。また、各電極の間は電気的に絶縁されている。このため、複数の電極が隣接するよう並べられる場合、隣り合う2つの電極の間の領域は、導線が存在しない空白領域となる。隣り合う2つの電極の間の領域においては、電極を構成する導線が分断されている。
上述の空白領域においては、その他の領域に比べて、光の透過率が局所的に高くなる。このため、空白領域が目立ってしまい、この結果、導電性パターン基板の使用者によって電極の輪郭が視認されてしまうことが考えられる。このような課題を解決するため、例えば特許文献1においては、空白領域に接する導線の端部に、他の位置における導線の幅よりも広い幅を有する拡幅部を設けることが提案されている。これによって、空白領域およびその周辺領域における光の透過率の平均値を低下させることができる。
国際公開第2014/104028号パンフレット
上述の特許文献1において提案されている方法によっては、光の透過率の平均値を低下させることはできるが、空白領域を無くすことはできない。このため、使用者によって空白領域が視認されてしまうおそれがある。また通常、空白領域は、電極の配列ピッチと同一のピッチで周期的に並ぶ。このため、空白領域が並ぶ周期と、その他の構成要素の周期との間の干渉に起因して、モアレが視認されてしまうことも考えられる。例えば、タッチパネル基板とカラーフィルタとが組み合わされる場合、空白領域が並ぶ周期と、カラーフィルタの画素の周期との干渉に起因するモアレが生じることが考えられる。特に、ペンなどの細い外部導体を用いた入力に対応したタッチパネル基板の場合、入力の分解能を向上させるため、電極の配列ピッチが従来よりも小さくなっている。このため、カラーフィルタの画素など、極めて小さな周期で並ぶ構成要素との間においても、タッチパネル基板の空白領域に起因するモアレが生じやすくなっている。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、導線の分断部が視認されてしまうことを十分に抑制することができる導電性パターン基板を提供することを目的とする。
第1の本発明は、導電性を有するパターンが設けられた導電性パターン基板であって、導電性パターン基板の一方の側に網目状に配置された複数の第1ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第1導線と、導電性パターン基板の他方の側に網目状に配置された複数の第2ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第2導線と、を備え、前記第2導線には、前記第2ライン部を電気的に分断するための複数の第2分断部が設けられており、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部が、一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部の各々の、少なくとも当該第2分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている、導電性パターン基板である。
第2の本発明は、第1の基材と、前記第1の基材に網目状に配置された複数の第1ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第1導線と、前記第1の基材と向かい合うよう配置された第2の基材と、前記第2の基材に網目状に配置された複数の第2ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第2導線と、を備え、前記第2導線には、前記第2ライン部を電気的に分断するための複数の第2分断部が設けられており、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部が、一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部の各々の、少なくとも当該第2分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている、導電性パターン基板である。
本発明による導電性パターン基板において、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、前記一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部のうちの一側に位置する一側第2ライン部は、その長手方向に沿って他側に延長されると、二つの第2ライン部のうちの他側に位置する他側第2ライン部の一側端を含む部分と、線状に重なってもよい。
本発明による導電性パターン基板において、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、前記少なくとも一つの第1ライン部は、前記一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部のうちの一側に位置する一側第2ライン部と、前記一側第2ライン部の他側端から、当該第1ライン部の一側端または前記一側第2ライン部の一側端までの領域に亘って、線状に重なっていてもよい。
本発明による導電性パターン基板において、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、前記少なくとも一つの第1ライン部は、前記一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部のうちの他側に位置する他側第2ライン部と、前記他側第2ライン部の一側端から、当該第1ライン部の他側端または前記他側第2ライン部の他側端までの領域に亘って、線状に重なっていてもよい。
本発明による導電性パターン基板において、前記第1導線には、前記第2分断部とは異なる位置に、前記第1ライン部を電気的に分断するための複数の第1分断部が設けられており、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第2ライン部が、一つの第1分断部によって分断された二つの第1ライン部の各々の、少なくとも当該第1分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっていてもよい。
本発明による導電性パターン基板において、前記導電性パターン基板は、タッチパネル基板として機能するものであり、前記複数の第1導線によって、第1電極方向に延びる複数の第1電極と、前記第1電極の間に配置された複数の第1ダミー部と、が構成され、前記複数の第2導線によって、前記第1電極方向と交差する第2電極方向に延びる複数の第2電極と、前記第2電極の間に配置された複数の第2ダミー部と、が構成され、前記第2分断部は、前記第2電極を構成する前記第2ライン部と前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部との間、または、前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部同士の間に位置していてもよい。
本発明によるタッチ位置検出機能付き表示装置は、上述の導電性パターン基板のパターンが、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、画素部の間にあるように重ねられている。
本発明において、導電性パターン基板の他方の側に位置する第2導線には、第2ライン部を電気的に分断するための複数の第2分断部が設けられている。そして、導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部が、一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部の各々の、少なくとも当該第2分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている。この場合、第2分断部が設けられている領域において、光は、第1ライン部によって遮蔽されることになる。このため、第2分断部を設けることに起因する光の透過率の上昇の程度を小さくすることができる。従って、電極が設けられている領域における光の透過率と、分断部を含む領域における光の透過率との差が大きくなることを抑制することができる。また、第2分断部に起因するモアレが生じてしまうことを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す展開図である。 図2は、図1のタッチ位置検出機能付き表示装置におけるタッチパネル基板を示す平面図である。 図3Aは、第1電極および第1ダミー部を拡大して示す平面図である。 図3Bは、図3Aにおいて符号IIIBが付された二点鎖線で囲まれた部分おける第1電極および第1ダミー部をさらに拡大して示す平面図である。 図4Aは、第2電極および第2ダミー部を拡大して示す平面図である。 図4Bは、図4Aにおいて符号IVBが付された二点鎖線で囲まれた部分における第2電極および第2ダミー部をさらに拡大して示す平面図である。 図5Aは、図3Aに示す第1電極および第1ダミー部並びに図4Aに示す第2電極および第2ダミー部を重ねて示す平面図である。 図5Bは、図5Aにおいて符号VBが付された二点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す平面図である。 図6は、タッチパネル基板を図5BのVI−VI線に沿って切断した場合を示す断面図である。 図7Aは、タッチパネル基板の製造方法を説明するための図である。 図7Bは、タッチパネル基板の製造方法を説明するための図である。 図7Cは、タッチパネル基板の製造方法を説明するための図である。 図7Dは、タッチパネル基板の製造方法を説明するための図である。 図7Eは、タッチパネル基板の製造方法を説明するための図である。 図8は、導線のパターンの一変形例を示す平面図である。 図9Aは、タッチパネル基板の層構成の一変形例を示す断面図である。 図9Bは、図9Aに示すタッチパネル基板の貼り合わせの形態の一変形例を示す断面図である。 図9Cは、図9Aに示すタッチパネル基板の貼り合わせの形態の他の変形例を示す断面図である。 図10は、タッチパネル基板の電極の一変形例を示す平面図である。
以下、図1乃至図7Eを参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また本明細書において、「基板」、「基材」、「シート」や「フィルム」など用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」や「基材」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
本実施の形態においては、導電性を有するパターンが設けられた導電性パターン基板が、外部の導体の接近を検出するタッチパネル基板として機能するものである例について説明する。はじめに、導電性パターン基板によって構成されたタッチパネル基板が組み込まれた表示装置(以下、タッチ位置検出機能付き表示装置とも称する)について説明する。
タッチ位置検出機能付き表示装置
図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置10は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置15と、表示装置15の観察者側に配置されたタッチパネル基板30と、を組み合わせることによって構成されている。表示装置15は、表示面16aを有する表示パネル16と、表示パネル16に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル16は、映像を表示することができる矩形状のアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル16を駆動する。表示パネル16は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面16aに表示する。すなわち、表示装置15は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
タッチパネル基板30は、表示装置15の表示面16aに、例えば接着層(図示せず)を介して接着されている。図1において、タッチパネル基板30のうち観察者側に位置する面(一方の側とも呼称する)に符号30aが付され、表示装置15側に位置する面(他方の側とも呼称する)に符号30bが付されている。なお図示はしないが、タッチパネル基板30の観察者側には、タッチパネル基板30や表示装置15を保護するための保護カバーが設けられていてもよい。
タッチパネル基板
次に図1および図2を参照して、タッチパネル基板30について説明する。図2は、観察者側から見た場合のタッチパネル基板30を示す平面図である。
ここでは、タッチパネル基板30が、投影型の静電容量結合方式のタッチパネル基板として構成される例について説明する。なお、「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。典型的な静電容量結合方式のタッチパネル基板は、透光性を有する導電性のパターンを有しており、外部の導体(典型的には人間の指)がタッチパネル基板に接近することにより、外部の導体とタッチパネル基板の導電性のパターンとの間でコンデンサ(静電容量)が形成される。そして、このコンデンサの形成に伴った電気的な状態の変化に基づき、タッチパネル基板上において外部導体が接近している位置の位置座標が特定される。なお本実施の形態によるタッチパネル基板30において採用されている、後述する技術思想は、自己容量方式または相互容量方式のいずれにも対応可能である。
(第1電極および第2電極)
図2に示すように、タッチパネル基板30は、タッチパネル基板30の一方の側(観察者側30a)に設けられ、第1電極方向D1に延びる複数の第1電極41と、タッチパネル基板30の他方の側(表示装置15側である30b)に設けられ、第1電極方向D1と交差する第2電極方向D2に沿って延びる複数の第2電極46と、を備えている。なお図2においては図示を省略しているが、タッチパネル基板30は、タッチパネル基板30の一方の側30aにおいて第1電極41の間に設けられた複数の第1ダミー部42と、タッチパネル基板30の他方の側30bにおいて第2電極46の間に設けられた複数の第2ダミー部47と、をさらに備えている。本実施の形態において、第1電極41および第1ダミー部42は、基材32の第1面(観察者側の面)32a上に設けられている。また第2電極46および第2ダミー部47は、基材32の第2面(表示装置15側の面)32b上に設けられている。なお図2においては、基材32の第1面32a側に設けられている構成要素が実線で表され、基材32の第2面32b側に設けられている構成要素が点線で表されている。後述するように、第1電極41、第1ダミー部42、第2電極46および第2ダミー部47はいずれも、金属材料を含む導線によって構成されている。
相互容量方式が採用される場合、第1電極41および第2電極46の一方が駆動電極になり、他方が、駆動電極からの信号電圧が印加される検出電極となる。例えば、タッチパネル基板30の観察者側に設けられた第1電極41が検出電極になり、タッチパネル基板30の表示装置15側に設けられた第2電極46が駆動電極になる。
第1電極41は、第1電極方向D1に沿って並べられた複数の第1膨出部41aと、隣接する2つの第1膨出部41aを接続するよう第1電極方向D1に延びる第1線状部41bと、を含んでいる。第1膨出部41aとは、第1電極方向D1と交差する第2電極方向D2における寸法が、第2電極方向D2における第1線状部41bの寸法よりも大きくなっている部分のことである。また第2電極46は、第2電極方向D2に沿って並べられた複数の第2膨出部46aと、隣接する2つの第2膨出部46aを接続するよう第2電極方向D2に延びる第2線状部46bと、を含んでいる。第2膨出部46aとは、第2電極方向D2と交差する第1電極方向D1における寸法が、第1電極方向D1における第2線状部46bの寸法よりも大きくなっている部分のことである。
図1および図2に示すように、タッチパネル基板30は、タッチ位置を検出され得る領域に対応する矩形状のアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1の周辺に位置する矩形枠状の非アクティブエリアAa2と、を含んでいる。アクティブエリアAa1および非アクティブエリアAa2はそれぞれ、表示パネル16のアクティブエリアA1および非アクティブエリアA2に対応して区画されたものである。矩形状のアクティブエリアAa1の輪郭は、第1電極方向D1に延びる長辺31aと、第2電極方向D2に延びる短辺31bと、を含んでいる(図1参照)。第1電極方向D1および第2電極方向D2は、アクティブエリアAa1の輪郭を構成する長辺31aおよび短辺31bによって画定される。アクティブエリアAa1の輪郭が、表示装置15において一般に採用される矩形状である場合、長辺31aによって画定される第1電極方向D1と、短辺31bによって画定される第2電極方向D2とが直交することになる。
上述の第1電極41、第1ダミー部42、第2電極46および第2ダミー部47は、アクティブエリアAa1内に配置されている。また非アクティブエリアAa2のうち基材32の第1面32a上には、各第1電極41に電気的に接続された複数の第1額縁配線43と、基材32の外縁近傍に配置され、各第1額縁配線43に電気的に接続された複数の第1端子部44と、が設けられている。さらに、非アクティブエリアAa2のうち基材32の第2面32b上には、各第2電極46に電気的に接続された複数の第2額縁配線48と、基材32の外縁近傍に配置され、各第2額縁配線48に電気的に接続された複数の第2端子部49と、が設けられている。
信号を適切に伝達することができる限りにおいて、第1額縁配線43および第1端子部44並びに第2額縁配線48および第2端子部49の具体的な構成が特に限られることはない。例えば第1額縁配線43および第1端子部44は、第1電極41や第1ダミー部42を構成する後述する第1導線50と同一の層構成で第1導線50と同時に形成されるものであってもよい。同様に、第2額縁配線48および第2端子部49は、第2電極46や第2ダミー部47を構成する後述する第2導線55と同一の層構成で第2導線55と同時に形成されるものであってもよい。
(基材)
基材32を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)やガラスなど、十分な透光性を有する材料が用いられる。基材32が例えばPETを含む場合、PETの厚みは例えば100〜200μmの範囲内になっている。なお電極41,46やダミー部42,47を適切に保持することができる限りにおいて、基材32の具体的な構成が特に限られることはない。例えば、PET層などの表面に設けられたハードコート層がさらに基材32に含まれていてもよい。すなわち本実施の形態において、基材32とは、何らかの具体的な構造や材料を意味するものではなく、タッチパネル基板30を構成する第1電極41や第2電極46などのパターンの下地となるものを意味するに過ぎない。
(第1電極および第1ダミー部の詳細について)
次に図3Aおよび図3Bを参照して、第1電極41および第1ダミー部42について説明する。図3Aは、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合の第1電極41および第1ダミー部42を拡大して示す平面図であり、図3Bは、図3Aにおいて符号IIIBが付された二点鎖線で囲まれた部分における第1電極41および第1ダミー部42をさらに拡大して示す平面図である。
図3Aおよび図3Bに示すように、タッチパネル基板30の一方の側には、複数の第1ライン部51を含み、遮光性および導電性を有する第1導線50が設けられている。複数の第1ライン部51は、第1ライン部51の間に第1開口部52が形成されるよう網目状に配置されている。ここでは、第1ライン部51が、第1方向M1に延び、第1方向M1に交差するM2方向において等間隔で規則的並べられた導線と、第1電極方向D1に交差する第2方向M2に延び、第2方向M2に交差するM1方向において等間隔で規則的並べられた導線と、からなる例について説明する。このような複数の第1ライン部51を含む第1導線50によって、第1電極41および第1ダミー部42が構成されている。
図3Aおよび図3Bに示す例において、複数の第1ライン部51は、第1開口部52の形状が菱形の形状になるように配置されている。すなわち、第1方向M1と第2方向M2とは互いに直交しないように設定されている。また、菱形の内角のうち鋭角になる内角が第1電極方向D1に沿って並び、菱形の内角のうち鈍角になる内角が第2電極方向D2に沿って並ぶよう、第1ライン部51が構成されている。しかしながら、第1開口部52によって占められる面積の比率(以下、開口率とも称する)が十分に高くなり、これによって、表示装置15からの映像光が適切な透過率でタッチパネル基板30のアクティブエリアAa1を透過することができる限りにおいて、第1開口部52の形状や寸法が特に限られることはない。例えば、図示はしないが、第1方向M1と第2方向M2とが互いに直交するように設定されていてもよい。
好ましくは、第1導線50の第1ライン部51が延びる第1方向M1および該第1ライン部が並ぶ(配列する)第2方向M2は、第1電極方向D1および第2電極方向D2に平行または直交しないよう設定される。通常、第1電極方向D1および第2電極方向D2は、タッチパネル基板30と組み合される表示装置15やカラーフィルタの画素の配列方向に平行または直交している。従って、第1方向M1および第2方向M2を、第1電極方向D1および第2電極方向D2に対して傾斜させることにより、第1ライン部51の周期と画素の周期との干渉に起因してモアレが生じてしまうことを抑制することができる。
しかしながら、第1導線50の第1ライン部51が延びる第1方向M1および該第1ライン部が並ぶ第2方向M2が、タッチパネル基板30と組み合される表示装置15やカラーフィルタの画素の配列方向に平行または直交してもよい。この場合において、好ましくは、第1ライン部51は、画素部の配列の間と一致するよう重ねられる。すなわち、タッチパネル基板30に形成された第1ライン部51のパターンが、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合に、画素部の間にあるように重ねられる。このような態様であれば、第1ライン部51が画素部の間にあることで第1ライン部51の周期と画素の周期との干渉が抑制されるので、モアレが生じてしまうことを抑制することができる。
第1ライン部51の線幅は、求められる開口率などに応じて設定されるが、例えば第1ライン部51の幅は1〜10μmの範囲内、より好ましくは2〜7μmの範囲内に設定されている。これによって、観察者が視認する映像に対して第1ライン部51が及ぼす影響を、無視可能な程度まで低くすることができる。
第1ライン部51を含む第1導線50は、後述するように、金属材料からなる第1金属層61を含んでいる。第1導線50に含まれる金属材料としては、例えば、銀、銅、アルミニウムまたはこれらの金属を1種以上含む合金等を挙げることができる。第1ライン部51を含む第1導線50の厚みは、第1電極41に対して求められる電気抵抗値などに応じて適宜設定されるが、例えば0.1〜10.0μmの範囲内となっている。
図3Aおよび図3Bに示すように、第1電極41を構成する第1ライン部51と第1ダミー部42を構成する第1ライン部51との間には、複数の第1分断部53が設けられている。このような第1分断部53を設けることにより、第1電極41と第1ダミー部42との間を電気的に分断して絶縁することができる。通常は、1つの第1分断部53を挟んで隣接する2つの第1ライン部51の一方を延長すると他方の第1ライン部51に重なるよう、とりわけ線状に重なるよう、第1分断部53および第1ライン部51が構成されている。第1ライン部51が延びる方向における第1分断部53の寸法は、例えば1〜500μmの範囲内に設定される。なお、本明細書で用いる「線状に重なる」とは、2本のライン部が、それらの長手方向に沿った一定の区間に亘って、重なっていることを意味する。
第1電極41と第1ダミー部42との間の境界部の形状、すなわち第1電極41の輪郭は、第1電極41と第1ダミー部42との間の第1分断部53の配置によって画定される。図3Aおよび図3Bにおいて、タッチパネル基板30の一方の側からタッチパネル基板30を見た場合における、すなわち平面視における第1電極41の輪郭が、符号B1が付された一点鎖線によって示されている。斯かる輪郭線が図2に於ける第1電極41の輪郭と一致する。
また図3Bに示すように、第1ダミー部42を構成する第1ライン部51同士の間にも、複数の第1分断部53が設けられていてもよい。なお図3Aにおいては、第1ダミー部42内の第1分断部53が便宜上省略されている。
(第2電極および第2ダミー部の詳細について)
次に図4Aおよび図4Bを参照して、第2電極46および第2ダミー部47について説明する。図4Aは、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合の第2電極46および第2ダミー部47を拡大して示す平面図であり、図4Bは、図4Aにおいて符号IVBが付された二点鎖線で囲まれた部分における第2電極46および第2ダミー部47をさらに拡大して示す平面図である。
第1導線50の場合と同様に、タッチパネル基板30の他方の側には、複数の第2ライン部56を含み、遮光性および導電性を有する第2導線55が設けられている。複数の第2ライン部56は、第2ライン部56の間に第2開口部57が形成されるよう網目状に配置されている。第1導線50の第1ライン部51と同様に、第2導線55の第2ライン部56は、第1方向M1に延び、第1方向M1に交差するM2方向において等間隔で規則的並べられた導線と、第1電極方向D1に交差する第2方向M2に延び、第2方向M2に交差するM1方向において等間隔で規則的並べられた導線と、からなっている。このような複数の第2ライン部56を含む第2導線55によって、第2電極46および第2ダミー部47が構成されている。
第2ライン部56を含む第2導線55は、後述するように、金属材料からなる第2金属層66を含んでいる。第2導線55に含まれる金属材料としては、第1導線50の場合と同様に、例えば、銀、銅、アルミニウムまたはこれらの金属を1種以上含む合金等を挙げることができる。第2ライン部56を含む第2導線55の厚みは、第2電極46に対して求められる電気抵抗値などに応じて適宜設定されるが、例えば0.1〜2.0μmの範囲内となっている。
第1ライン部51の場合と同様に、第2ライン部56の寸法や形状が特に限られることはない。ここでは、第1ライン部51の場合と同様に、第2電極46および第2ダミー部47が、第2開口部57の形状が菱形の形状になるように複数の第2ライン部56を配置することによって構成される例が示されている。
第2ライン部56の線幅は、第1ライン部51と同等に設定されてもよく、若しくは、第1ライン部51とは異なるように設定されてもよい。本実施の形態においては、第1ライン部51の線幅と第2ライン部56の線幅とが同一である例について説明する。
図4Aおよび図4Bに示すように、第2電極46を構成する第2ライン部56と第2ダミー部47を構成する第2ライン部56との間には、複数の第2分断部58が設けられている。このような第2分断部58を設けることにより、第2電極46と第2ダミー部47との間を電気的に分断して絶縁することができる。通常は、1つの第2分断部58を挟んで隣接する2つの第2ライン部56の一方を延長すると他方の第2ライン部56に重なるよう、とりわけ線状に重なるよう、第2分断部58および第2ライン部56が構成されている。第2ライン部56が延びる方向における第2分断部58の寸法は、例えば1〜500μmの範囲内に設定される。
第2電極46と第2ダミー部47との間の境界部の形状、すなわち第2電極46の輪郭は、第2電極46と第2ダミー部47との間の第2分断部58の配置によって画定される。図4Aおよび図4Bにおいて、平面視における第2電極46の輪郭が、符号B2が付された一点鎖線によって示されている。斯かる輪郭線が図2に於ける第2電極46の輪郭と一致する。
また図4Bに示すように、第2ダミー部47を構成する第2ライン部56同士の間にも、複数の第2分断部58が設けられていてもよい。なお図4Aにおいては、第2ダミー部47内の第2分断部58が便宜上省略されている。
図5Aは、図3Aに示す第1電極41および第1ダミー部42並びに図4Aに示す第2電極46および第2ダミー部47を重ねて示す平面図である。また図5Bは、図5Aにおいて符号VBが付された二点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す平面図である。なお図5Bにおいては、便宜上、タッチパネル基板30の一方の側に設けられている、第1電極41や第1ダミー部42などの構成要素が、タッチパネル基板30の他方の側に設けられている、第2電極46や第2ダミー部47などの構成要素よりも太い線で表されている。ここで、図5Aおよび図5Bに示すように、第1ライン部51同士の交点51aと第2ライン部56同士の交点56aとが互いに重なるように第1ライン部51および第2ライン部56は配置されている。さらに図示された例において、各第1ライン部51は、第2ライン部56と線状に重なるようにして当該第2ライン部上に位置し、或いは、第2分断部58上に位置し、且つ、各第2ライン部56は、第1ライン部51と線状に重なるようにして当該第1ライン部51上に位置し、或いは、第1分断部53上に位置している。
(分断部が存在することによる課題)
以下、第1分断部53および第2分断部58が存在する場合の課題について説明する。第1分断部53が形成された位置では、光は、第1ライン部51によって遮蔽されることなくタッチパネル基板30の一方の側(第1面30a側)の領域を通過する。同様に、第2分断部58が形成された位置では、光は、第2ライン部56によって遮蔽されることなくタッチパネル基板30の他方の側(第2面30b側)の領域を通過する。従って、第1分断部53や第2分断部58が無秩序に配置される場合、第1分断部53や第2分断部58によって占められる領域の面積の分だけ、分断部53,58を含まない、電極41,46が設けられている領域における光の透過率と、分断部53,58を含む、ダミー部42,47が設けられている領域における光の透過率との差が大きくなってしまう。
例えば、タッチパネル基板30のアクティブエリアAa1を、平面視において第1電極41と第2電極46とが重なる領域(以下、第1領域とも称する)、平面視において第1電極41と第2ダミー部47とが重なる領域または第2電極46と第1ダミー部42とが重なる領域(以下、第2領域とも称する)、および、平面視において第1ダミー部42と第2ダミー部47とが重なる領域(以下、第3領域とも称する)に分類して考える。この場合、第1領域においては、タッチパネル基板30の一方の側および他方の側のいずれにも分断部53,58が存在しない。一方、第2領域においては、タッチパネル基板30の一方の側および他方の側のいずれか一方に分断部53,58が存在する。また第3領域においては、タッチパネル基板30の一方の側および他方の側の両方に分断部53,58が存在する。従って、第1分断部53や第2分断部58の位置が無秩序に設定される場合、第1領域における光の透過率T1、第2領域における光の透過率T2および第3領域における光の透過率T3は、T1<T2<T3という関係を示すようになる。例えば、第1ライン部51および第2ライン部56の開口率が95%であり、基材32における光の透過率が100%であると仮定する場合、T1=95%、T2=96%、T3=97%というような透過率の分布になり得る。この場合、第1領域、第2領域および第3領域は、観察者によって比較的に容易に識別され得る。
また、合成樹脂を含む保護カバーがタッチパネル基板30の観察者側に配置される場合、合成樹脂の比誘電率がガラスに比べて低いため、その分だけタッチパネルの検出感度が低下してしまう。このような問題を解決する方法の1つとして、平面視における第1電極41と第2電極46との間の間隔d(図2参照)を大きくすることが考えられる。なぜなら、間隔dを大きくすることにより、第1電極41から第2電極46に至る電気力線の経路がより観察者側にまで広がるようにすることができ、これによって、外部導体の接近や接触をより精度良く検出できるようになるからである。間隔dは、保護カバーを構成する材料の比誘電率や保護カバーの厚みに応じて適宜設定されるが、例えば0.1〜1mmの範囲内に設定される。一方、平面視において第1電極41と第2電極46との間に位置することになる領域は、第1ダミー部42と第2ダミー部47とが重なる上述の第3領域である。従って、間隔dが大きくなることは、アクティブエリアAa1における上述の第3領域の面積の比率がより大きくなることを意味している。このことは、第1領域、すなわち電極41,46が観察者により視認され易くなってしまうことを導く可能性がある。
また、分断部53,58がライン部51,56の配列ピッチや電極41,46の配列ピッチに応じて規則的に並ぶ場合、分断部53,58に起因するモアレが生じてしまうことも考えられる。
(第1ライン部と第2ライン部との関係)
このような課題を考慮し、本件発明者は、タッチパネル基板30の一方の側30aから見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部51が、一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっていることを提案する。図6は、図5BのVI−VI線に沿った断面図、すなわち第1ライン部51および第2ライン部56の延びる方向に沿った断面図である。図6からも理解されるように、タッチパネル基板30の一方の側30a(図6に於ける基材32の第1面32a側でもある)から見た場合、第2分断部58には、第1ライン部51が重ねられている。これによって、第2分断部58の位置において光がタッチパネル基板30を透過してしまうことを抑制することができる。このような構成によれば、上述した第1領域、第2領域および第3領域間の光の透過率の差を減らすことができ、特定の領域部分が視認されやすくなることを抑制することができる。
同様に、タッチパネル基板30の一方の側30aから見た場合に、少なくとも一つの第2ライン部56が、一つの第1分断部53によって分断された二つの第1ライン部51の各々の、少なくとも当該第1分断部53に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっていてもよい。図6からも理解されるように、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合、第1分断部53には、第2ライン部56が重ねられている。これによって、第1分断部53の位置において光がタッチパネル基板30を透過してしまうことを抑制することができる。これにより、上述した第1領域、第2領域および第3領域間の光の透過率の差をさらに減らすことができ、特定の領域部分が視認されやすくなることを抑制することができる。
また、好ましくは、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合に、一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56のうちの一側に位置する一側第2ライン部56は、その長手方向に沿って他側に延長されると、二つの第2ライン部56のうちの他側に位置する他側第2ライン部56の一側端を含む部分と、線状に重なる。すなわち、図5Bや図6に示すように、線状の第2ライン部56が、第2分断部58によって二つの第2ライン部56に分断されている。このような構成によれば、第2分断部58上に位置する第1ライン部51が、視認されにくいパターンとなる。
さらに、好ましくは、タッチパネル基板30の一方の側30aから見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部51は、一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56のうちの一側に位置する一側第2ライン部56と、一側第2ライン部56の他側端から、当該第1ライン部51の一側端または一側第2ライン部56の一側端までの領域に亘って、線状に重なっている。図6に示す例からは、第1ライン部51が、第2ライン部56の他側端から、第1ライン部51の一側端までの領域に亘って、線状に重なっていることが理解される。このような構成によれば、第2分断部58上に位置する第1ライン部51によって、第2分断部58を極めて効果的に不可視化することができる。
同様に、タッチパネル基板30の一方の側30aから見た場合に、少なくとも一つの第2ライン部56は、一つの第1分断部53によって分断された二つの第1ライン部51のうちの一側に位置する一側第1ライン部51と、一側第1ライン部51の他側端から、当該第2ライン部56の一側端または一側第1ライン部51の一側端までの領域に亘って、線状に重なっていてもよい。図6に示す例からは、第2ライン部56が、第1ライン部51の他側端から、第2ライン部56の一側端までの領域に亘って、線状に重なっていることが理解される。このような構成によれば、第1分断部53上に位置する第2ライン部56によって、第1分断部53を極めて効果的に不可視化することができる。
より好ましくは、図5A及び図5Bに示すように、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合に、第1導線50と第2導線55のパターンが同一であり、かつ第1導線50の第1ライン部51同士の交点51aと、第2導線55の第2ライン部56同士の交点56aとが、その全域において一致するように配置されている。すなわち、第1導線50と第2導線55は、その全域において一致している。さらに言い換えると、各第1ライン部51は、第2ライン部56と線状に重なるようにして当該第2ライン部上に位置し、或いは、第2分断部58上に位置している。各第2ライン部56は、第1ライン部51と線状に重なるようにして当該第1ライン部51上に位置し、或いは、第1分断部53上に位置している。したがって、第1導線50および第2導線55の全域において、上述した分断部53,58の位置において光がタッチパネル基板30を透過してしまうことを抑制することができる。このような構成によれば、上述した第1領域、第2領域および第3領域間の光の透過率の差をより効果的に減らすことができ、特定の領域部分が視認されやすくなることをより効果的に抑制することができる。
なお、ここでいう「線状」とは、単なる直線状のみを意味するものではない。例えば、第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56が正弦函数曲線、楕円函数曲線等の曲線である場合、当該第2ライン部56の長手方向に沿った延長は、当該曲線に沿った延長となる。つまり、一側に位置する一側第2ライン部56が、その長手方向に沿って曲線状に他側に延長されると、二つの第2ライン部56のうちの他側に位置する他側第2ライン部56の一側端を含む部分と、曲線状に重なる。また、第2ライン部56が曲線である場合、第1ライン部51は、第2ライン部56の他側端から、第1ライン部51の一側端までの領域に亘って、第2ライン部56と同一の曲線に沿って延びて重なっている。
タッチパネル基板の製造方法
次に、以上のような構成からなるタッチパネル基板30を製造する方法について、図7A〜図7Eを参照して説明する。
はじめに図7Aに示すように、タッチパネル基板30を作製するための元材としての積層体60(ブランクとも呼ばれる)を準備する。積層体60は、基材32と、基材32の第1面32a上に設けられ、遮光性および導電性を有する第1金属層61と、基材32の第2面32b上に設けられ、遮光性および導電性を有する第2金属層66と、を備えている。基材32の各面32a,32b上に金属層61,66を設ける方法が特に限られることはなく、蒸着法やスパッタリング法などの公知の方法が適宜用いられ得る。
次に図7Bに示すように、第1金属層61上に第1感光層71を設け、かつ、第2金属層66上に第2感光層76を設ける。第1感光層71および第2感光層76は、特定波長域の光、例えば紫外線に対する感光性を有している。感光層71,76のタイプが特に限られることはない。例えば光硬化型の感光層が用いられてもよく、若しくは光溶解型の感光層が用いられてもよい。ここでは、光溶解型の感光層が用いられる例について説明する。第1金属層61上および第2金属層66上に第1感光層71および第2感光層76を設ける方法としては、例えば、ドライフィルムレジストを第1金属層61上および第2金属層66上にそれぞれ貼付するという方法や、感光材を第1金属層61上および第2金属層66上にそれぞれ塗布するという方法を採用することができる。
(露光工程)
その後、図7Bに示すように、所定のパターンで遮光部72aおよび開口部72bが形成された第1露光マスク72を第1感光層71の近傍に設置し、かつ、所定のパターンで遮光部77aおよび開口部77bが形成された第2露光マスク77を第2感光層76の近傍に設置する。第1露光マスク72の遮光部72aのパターンは、第1ライン部51のパターンに対応しており、第1露光マスク72の開口部72bのパターンは、第1開口部52および第1分断部53のパターンに対応している。また第2露光マスク77の遮光部77aのパターンは、第2ライン部56のパターンに対応しており、第2露光マスク77の開口部77bのパターンは、第2開口部57および第2分断部58のパターンに対応している。次に、第1露光マスク72に対する第2露光マスク77の相対位置を調整する。例えば、第1露光マスク72または第2露光マスク77のいずれか一方の露光マスクに形成されているアライメントマークを基準として、他方の露光マスクの位置を調整する。若しくは、基材32などに設けられている同一のアライメントマークを共通に用いて、第1露光マスク72および第2露光マスク77の位置を調整する。これによって、第1露光マスク72に対して高い位置精度で第2露光マスク77を配置することができる。その後、第1露光マスク72を介して第1感光層71に所定のパターンで露光光を照射し、かつ、第2露光マスク77を介して第2感光層76に所定のパターンで露光光を照射する露光工程を実施する。なお、第1感光層71に対する露光光の照射と、第2感光層76に対する露光光の照射は、同時に実施されてもよく、異なるタイミングで実施されてもよい。
(現像工程)
次に、第1感光層71および第2感光層76を現像する。これによって、図7Cに示すように、パターニングされた第1感光層71および第2感光層76を得ることができる。
(エッチング工程)
その後、図7Dに示すように、第1感光層71をレジストとして第1金属層61をウェットエッチングする。これによって、第1電極41および第1ダミー部42の第1導線50に対応するパターンで第1金属層61をパターニングすることができる。また、第2感光層76をレジストとして第2金属層66をウェットエッチングする。これによって、第2電極46および第2ダミー部47の第2導線55に対応するパターンで第2金属層66をパターニングすることができる。次に、図7Eに示すように、感光層71,76を除去する。このようにして、上述のタッチパネル基板30を得ることができる。
なお図示はしないが、第1導線50および第2導線55には、第1導線50および第2導線55による光の反射を抑制するための低反射処理が施されていてもよい。例えば第1導線50の表面には、黒化処理が施されていてもよい。また、第2導線55は、金属材料からなる層に加えて、金属材料からなる層と基材32の第2面32bとの間に設けられた低反射層をさらに含んでいてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、導電性を有するパターンが設けられた導電性パターン基板は、導電性パターン基板の一方の側に網目状に配置された複数の第1ライン部51を含み、遮光性および導電性を有する第1導線50と、導電性パターン基板の他方の側に網目状に配置された複数の第2ライン部56を含み、遮光性および導電性を有する第2導線55と、を備え、第2導線55には、第2ライン部56を電気的に分断するための複数の第2分断部58が設けられており、導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部51が、一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている。このような導電性パターン基板によれば、第2分断部58の位置において光がタッチパネル基板30を透過してしまうことを抑制することができる。すなわち、第2分断部58が存在することで生じ得る、分断部を含む領域の光の透過率と分断部を含まない領域の光の透過率との差を減らすことができる。したがって、光の透過率の差から、分断部を含む領域と分断部を含まない領域との視認性の差を減らすことができる。つまり、分断部が視認されることを抑制することができる。また、分断部53,58が視認されることによって生じ得るモアレの発生を、抑制することもできる。
また、本実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置10おいて、導電性パターン基板のパターンが、導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、画素部の間にあるように重ねられている。このようなタッチ位置検出機能付き表示装置10によれば、導電性パターン基板のパターンを画成するライン部51,56が画素部の間にあることで、ライン部51,56の周期と画素の周期との干渉が抑制される。したがって、導電性パターン基板のパターンと画素部とによって、モアレが生じてしまうことを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1ライン部および第2ライン部の配列の変形例)
上述の実施の形態の形態においては、第1ライン部51および第2ライン部56がそれぞれ規則的に配置される例を示した。具体的には、第1ライン部51の複数の交点51aおよび第2ライン部56の複数の交点56aがそれぞれ所定の方向に沿って周期的に並ぶよう、第1ライン部51および第2ライン部56が配置される例を示した。しかしながら、図8に示すように、第1ライン部51は、複数の交点51aが不規則に並ぶように配置されていてもよい。図8に示すような第1ライン部51のパターンは、例えば、はじめに、複数の交点51aがそれぞれ所定の方向に沿って周期的に並ぶように第1ライン部51を配置し、次に、隣接する交点51a間の距離よりも小さい距離だけ様々な方向で各交点51aをランダムに変位させることにより、作製され得る。複数の交点51aが不規則に並ぶように第1ライン部51を配置することにより、例えば、モアレを低減するという効果が期待される。なお図示はしないが、第2ライン部56は、第1ライン部51と同様の位置に、複数の交点56aが並ぶように配置されている。
図8に示す本変形例においても、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部51が、少なくとも一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている。このため、第2分断部58が観察者に視認されてしまうことを抑制することができる。
(層構成の変形例)
また上述の実施の形態の形態においては、第1電極41および第1ダミー部42を構成する第1導線50が、基材32の第1面32a上に設けられ、第2電極46および第2ダミー部47を構成する第2導線55が、基材32の第2面32b上に設けられる例を示した。しかしながら、タッチパネル基板30の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部51が、少なくとも一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている限りにおいて、タッチパネル基板30の層構成が特に限られることはない。例えば図9Aに示すように、互いに対向する2つの基材32A,32Bの対向面の一方(第1の基材32A)に第1導線50を設け、他方(第2の基材32B)に第2導線55を設け、そして2つの基材32を接着層34によって貼り合わせてもよい。このように2つの基材32A,32Bを貼り合わせる場合であっても、第1導線50によって、タッチパネル基板30の一方の側に設けられる第1電極41および第1ダミー部42を構成することができ、また第2導線55によって、タッチパネル基板30の他方の側に設けられる第2電極46および第2ダミー部47を構成することができる。また、少なくとも一つの第1ライン部51が、少なくとも一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっているよう、第1導線50および第2導線55を配置することにより、分断部53,58が観察者に視認されてしまうことを抑制することができる。
なお図9Aにおいては、第1の基材32Aのうち第1導線50が設けられている面と、第2の基材32Bのうち第2導線55が設けられている面とが向かい合うように2つの基材32A,32Bを貼りあわせ、これによって、少なくとも一つの第1ライン部51が、少なくとも一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9Bに示すように、第1の基材32Aのうち第1導線50が設けられている面とは反対側の面と、第2の基材32Bのうち第2導線55が設けられている面とは反対側の面とが向かい合うように、2つの基材32A,32Bを貼りあわせてもよい。その他にも、図9Cに示すように、第1の基材32Aのうち第1導線50が設けられている面とは反対側の面と、第2の基材32Bのうち第2導線55が設けられている面とが向かい合うように、2つの基材32A,32Bを貼りあわせてもよい。これらの場合であっても、少なくとも一つの第1ライン部51が、少なくとも一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっているよう、第1導線50および第2導線55を配置することにより、分断部53,58が観察者に視認されてしまうことを抑制することができる。
(電極のパターンの変形例)
また上述の実施の形態の形態においては、電極41,46が膨出部41a,46aおよび線状部41b,46bを含む例を示した。すなわち、電極41,46のパターンがいわゆるダイヤモンドパターンである例を示した。しかしながら、電極41,46のパターンが特に限られることはない。例えば図10に示すように、電極41,46のパターンとして、いわゆるストライプパターンが採用されてもよい。
また上述の実施の形態の形態においては、少なくとも一つの第1ライン部51が、少なくとも一つの第2分断部58によって分断された二つの第2ライン部56の各々の、少なくとも当該第2分断部58に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっており、少なくとも一つの第2ライン部56が、少なくとも一つの第1分断部53によって分断された二つの第1ライン部51の各々の、少なくとも当該第1分断部53に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっているよう配置された第1導線50および第2導線55を用いて、タッチパネル基板30を構成する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、タッチパネル基板30以外にも、上述の第1導線50および第2導線55を用いて、導電性を有するパターンを備えた様々な導電性パターン基板を構成することができる。例えば、移動体用メッシュアンテナや電磁波シールド等として使用される導電性パターン基板を構成することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 タッチ位置検出機能付き表示装置
15 表示装置
30 タッチパネル基板
32 基材
34 接着層
41 第1電極
41a 第1膨出部
41b 第1線状部
42 第1ダミー部
46 第2電極
46a 第2膨出部
46b 第2線状部
47 第2ダミー部
50 第1導線
51 第1ライン部
51a 交点
52 第1開口部
53 第1分断部
55 第2導線
56 第2ライン部
56a 交点
57 第2開口部
58 第2分断部
60 積層体
61 第1金属層
66 第2金属層
71 第1感光層
72 第1露光マスク
76 第2感光層
77 第2露光マスク
D1 第1電極方向
D2 第2電極方向
M1 第1方向
M2 第2方向

Claims (8)

  1. 導電性を有するパターンが設けられた導電性パターン基板であって、
    導電性パターン基板の一方の側に網目状に配置された複数の第1ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第1導線と、
    導電性パターン基板の他方の側に網目状に配置された複数の第2ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第2導線と、を備え、
    前記第2導線には、前記第2ライン部を電気的に分断するための複数の第2分断部が設けられており、
    前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部が、一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部の各々の、少なくとも当該第2分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっており、
    前記複数の第2導線によって、第2電極方向に延びる複数の第2電極と、前記第2電極の間に配置された複数の第2ダミー部と、が構成され、
    前記第2分断部は、前記第2電極を構成する前記第2ライン部と前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部との間、及び、前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部同士の間に位置しており、
    前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部同士の間に位置している前記第2分断部の少なくとも一部は、前記第2電極の輪郭から前記第2ライン部の配列の間隔より大きく離間している、導電性パターン基板。
  2. 第1の基材と、
    前記第1の基材に網目状に配置された複数の第1ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第1導線と、
    前記第1の基材と向かい合うよう配置された第2の基材と、
    前記第2の基材に網目状に配置された複数の第2ライン部を含み、遮光性および導電性を有する第2導線と、を備える導電性パターン基板であって
    前記第2導線には、前記第2ライン部を電気的に分断するための複数の第2分断部が設けられており、
    前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第1ライン部が、一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部の各々の、少なくとも当該第2分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっており、
    前記複数の第2導線によって、第2電極方向に延びる複数の第2電極と、前記第2電極の間に配置された複数の第2ダミー部と、が構成され、
    前記第2分断部は、前記第2電極を構成する前記第2ライン部と前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部との間、及び、前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部同士の間に位置しており、
    前記第2ダミー部を構成する前記第2ライン部同士の間に位置している前記第2分断部の少なくとも一部は、前記第2電極の輪郭から前記第2ライン部の配列の間隔より大きく離間している、導電性パターン基板。
  3. 前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、前記一つの第2分断部によって分断された二つの第2ライン部のうちの一側に位置する一側第2ライン部は、その長手方向に沿って他側に延長されると、二つの第2ライン部のうちの他側に位置する他側第2ライン部の一側端を含む部分と、線状に重なる、請求項1または2に記載の導電性パターン基板。
  4. 一つの前記第2分断部によって分断された二つの第2ライン部は、一側に位置する一側第2ライン部と、他側に位置する他側第2ライン部と、であり、
    前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、前記少なくとも一つの第1ライン部は前記一側第2ライン部の他側端から当該第1ライン部の一側端または前記一側第2ライン部の一側端まで、前記一側第2ライン部に線状に重なっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の導電性パターン基板。
  5. 一つの前記第2分断部によって分断された二つの第2ライン部は、一側に位置する一側第2ライン部と、他側に位置する他側第2ライン部と、であり、
    前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、前記少なくとも一つの第1ライン部は前記他側第2ライン部の一側端から当該第1ライン部の他側端または前記他側第2ライン部の他側端まで、前記他側第2ライン部に線状に重なっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の導電性パターン基板。
  6. 前記第1導線には、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に前記第2分断部と重ならない位置に、前記第1ライン部を電気的に分断するための複数の第1分断部が設けられており、
    前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、少なくとも一つの第2ライン部が、一つの第1分断部によって分断された二つの第1ライン部の各々の、少なくとも当該第1分断部に隣接する側の端を含む一部分と、線状に重なっている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の導電性パターン基板。
  7. 前記導電性パターン基板は、タッチパネル基板として機能するものであり、
    前記複数の第1導線によって、前記第2電極方向と交差する第1電極方向に延びる複数の第1電極と、前記第1電極の間に配置された複数の第1ダミー部と、が構成される、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の導電性パターン基板。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の導電性パターン基板のパターンが、前記導電性パターン基板の一方の側から見た場合に、画素部の間にあるように重ねられている、タッチ位置検出機能付き表示装置。
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